JPH05320B2 - - Google Patents

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JPH05320B2
JPH05320B2 JP29820287A JP29820287A JPH05320B2 JP H05320 B2 JPH05320 B2 JP H05320B2 JP 29820287 A JP29820287 A JP 29820287A JP 29820287 A JP29820287 A JP 29820287A JP H05320 B2 JPH05320 B2 JP H05320B2
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JP
Japan
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spreader frame
container
valve
cylinders
sides
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JP29820287A
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English (en)
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JPH01139500A (ja
Inventor
Yasuji Okada
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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Priority to JP29820287A priority Critical patent/JPH01139500A/ja
Publication of JPH01139500A publication Critical patent/JPH01139500A/ja
Publication of JPH05320B2 publication Critical patent/JPH05320B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、特に、コンテナを運搬するスプレ
ツダを備えたフオークリフトにおいて、コンテナ
を吊り上げたり降ろしたりするとき、コンテナや
載置面の傾きに合わせてスプレツダフレームの傾
斜を調節することができる装置に関するものであ
る。
(従来の技術) スプレツダフレームの傾斜調節はコンテナの吊
り上げや吊り降ろしを円滑に行うとともに、スプ
レツダフレームにかかる力を均等にしてその破損
を防ぐために重要である。
従来、この種の装置においては、第9図に示す
ように、リフトブラケツト1の両側に一対の油圧
シリンダ2,3が取付けられ、それらのピストン
ロツド2a,3a上にスプレツダフレーム4が回
動可能に支持され、このスプレツダフレーム4の
両側にはコンテナ6の両側の連結ポケツト7に対
し係脱可能なツイストロツクピン5が設けられて
いる。この両油圧シリンダ2,3はは第11図に
示す油圧回路により制御されるようになつてい
る。
以下、載置面P上に斜めに置かれたコンテナ6
を吊り上げる場合並びに斜めの載置面P上にコン
テナ6を置く場合について述べる。
第9図に示すようにスプレツダフレーム4にコ
ンテナ6を保持していない状態でフオークリフト
を移動させる場合には、第11図に示すようにコ
ントロールバルブ14は中立位置Aに切換えられ
ている。又、手動スイツチ20はOFFになつて
いるため、ソレノイドバルブ10はA位置に切換
えられている。コントロールバルブ14が中立位
置Aにあると、両油圧シリンダ2,3には油圧ポ
ンプ16からの圧油が流入しない。ソレノイドバ
ルブ10がA位置にあると、両油圧シリンダ2,
3のシリンダヘツド室8内の圧油が両パイロツト
チエツクバルブ13により遮断されるとともに、
両油圧シリンダ2,3のピストンロツド室9内の
圧油がソレノイドバルブ10を介して互いに連通
した状態でコントロールバルブ14により遮断さ
れる。従つて、両ピストンロツド2a,3aがロ
ツクされ、スプレツダフレーム4は揺動すること
なく一定位置に固定保持される。
まず、第10図イに示すようにスプレツダフレ
ーム4をリフトブラケツト1とともに下降させて
コンテナ6に近付け、スプレツダフレーム4の下
降を一旦停止させる。
この停止状態で、第12図に示すように手動ス
イツチ20を押してONにするとともに、コント
ロールバルブ14をC位置に切換えると、ソレノ
イドバルブ10がB位置に切換わり、油圧ポンプ
16からの圧油は一方のパイロツトチエツクバル
ブ13を通つて一方の油圧シリンダ2のシリンダ
ヘツド室8に流入するとともに、他方の油圧シリ
ンダ3のピストンロツド室9に流入し、又この圧
油により他方のパイロツトチエツクバルブ13が
開く。そして、一方のピストンロツド2aが上昇
するとともに、他方のピストンロツド3aが下降
し、第10図ロに示すようにスプレツダフレーム
4が傾斜してコンテナ6に対し平行になる。平行
になつたところで、手動スイツチ20をOFFに
するとともに、コントロールバルブ14を中立位
置Aに切換える。
そして、ツイストロツクピン5を係脱可能位置
にした状態で、スプレツダフレーム4をさらに下
降させると、第10図ハに示すようにスプレツダ
フレーム4の両側のツイストロツクピン5がコン
テナ6の両側の連結ポケツト7に嵌合される。
その後、ツイストロツクピン5を係止位置にし
た状態で、第13図に示すように手動スイツチ2
0を押してONにするとともに、コントロールバ
ルブ14をB位置に切換えると、ソレノイドバル
ブ10がB位置に切換わり、油圧ポンプ16から
の圧油は一方のパイロツトチエツクバルブ13を
介して一方の油圧シリンダ3のシリンダヘツド室
8に流入するとともに、他方の油圧シリンダ2の
ピストンロツド室9に流入し、又この圧油により
他方のパイロツトチエツクバルブ13が開く。そ
して、一方のピストンロツド3aが上昇するとと
もに、他方のピストンロツド2aが下降し、第1
0図ニに示すようにスプレツダフレーム4がコン
テナ6とともに水平状態になる。水平状態になつ
たところで、手動スイツチ20をOFFにすると
ともに、コントロールバルブ14を中立位置Aに
切換える。
そして、スプレツダフレーム4をリフトブラケ
ツト1とともに上昇させると、第10図ホに示す
ようにコンテナ6が吊り上げられる。その後はフ
オークリフトを移動させてコンテナ6を載置場所
に近付ける。
その後、第12図に示すように手動スイツチ2
0を押してONにするとともに、コントロールバ
ルブ14をC位置に切換えると、第10図ヘに示
すようにスプレツダフレーム4がコンテナ6とと
もに傾斜状態になる。傾斜状態になつたところ
で、手動スイツチ20をOFFにするとともに、
コントロールバルブ14を中立位置Aに切換え
る。そして、スプレツダフレーム4を下降させる
と、第10図トに示すようにコンテナ6が載置面
Pに沿つて置かれる。
その後、ツイストロツクピン5を係脱可能位置
にした状態で、スプレツダフレーム4を上昇させ
ると、第10図チに示すようにスプレツダフレー
ム4は載置面P上に置かれたコンテナ6の連結ポ
ケツト7から離脱する。
この状態で、第13図に示すように手動スイツ
チ20を押してONにするとともに、コントロー
ルバルブ14をB位置に切換えると、第10図リ
に示すようにスプレツダフレーム4が水平状態に
なる。水平状態になつたところで、手動スイツチ
20をOFFにするとともに、コントロールバル
ブ14を中立位置Aに切換える。
その後は次のコンテナ6を同様にして運搬す
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前述したように、コンテナ6の吊り
上げや吊り降ろしごとに、手動スイツチ20及び
コントロールバルブ14を何回を操作してスプレ
ツダフレーム4をコンテナ6や載置場所の傾きに
合わせる作業が必要であるため、その作業が大変
面倒である。
本発明の目的はスプレツダフレームの傾きの調
節を可能な限り自動的に行えるようにして、前述
した問題を解決することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明はリフトブラケツトの両側に
一対のシリンダを取付け、それらのピストンロツ
ド上にスプレツダフレームを回動可能に支持して
両ピストンロツドの突出ストロークの変化により
スプレツダフレームの傾斜を調節可能にし、この
スプレツダフレームの両側には運搬物の両側の連
結部に対し係脱可能な連結部を設けたフオークリ
フトにおいて、前記スプレツダフレームの両側の
連結部のうち少なくとも一側の連結部が運搬物の
一側の連結部に対し嵌合されたことを検知するセ
ンサを設け、スプレツダフレームを固定保持する
ように流体が供給される前記両シリンダの室を連
通する連通路にはこの両シリンダの室を遮断する
バルブを設け、前記センサの検知信号により前記
両シリンダの室を連通するように前記バルブを開
く制御手段を設けたものである。
(作用) さて、載置面上に斜めに置かれた運搬物を吊り
上げる場合に、スプレツダフレームを下降させる
と、その一側の連結部が運搬物の一側の連結部に
対し嵌合されてセンサがそれを検知し、その検知
信号によりバルブが開いて両シリンダの室が連通
する。従つて、スプレツダフレームの両側にかか
る負荷バランスに応じて、両ピストンロツドの動
きが自由になつてその突出ストロークが変わり、
スプレツダフレームが載置面上の運搬物の傾きに
合わせて傾斜する。
又、斜めの載置面上に運搬物を置く場合に、ス
プレツダフレームを下降させると、同じく、セン
サの検知信号によりバルブが開いて両シリンダの
室が連通し、スプレツダフレームの両側にかかる
負荷バランスに応じて、両ピストンロツドの動き
が自由になつてその突出ストロークが変わり、ス
プレツダフレームは載置面上に置かれる運搬物の
傾きに合わせて傾斜する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1〜8図に従つて
説明する。
第1図に示すフオークリフトの前部には第2図
に概略的に示すリフトブラケツト1が昇降可能に
支持され、その左右両側に油圧シリンダ2,3が
取付けられている。両油圧シリンダ2,3のピス
トンロツド2a,3aは上方へ突設し、この両ピ
ストンロツド2a,3a上にはスプレツダフレー
ム4が回動可能に支持されている。このスプレツ
ダフレーム4の下面両側には連結部としてのツイ
ストロツクピン5が設けられている。各ツイスト
ロツクピン5は図示しない駆動機構により第3図
ロ,ハに示す係脱可能位置と第3図ニ,ホに示す
係止位置とに90度往復回動可能になつている。一
方、コンテナ5の上面両側には連結部としての連
結ポケツト7が設けられ、第3図イに示すように
各連結ポケツト7上には係止孔7aが形成されて
いる。スプレツダフレーム4の各ツイストロツク
ピン5はコンテナ6の各連結ポケツト7の係止孔
7aに対し第3図イ〜ホに示すように90度往復回
動することにより係脱し得るようになつている。
なお、スプレツダフレーム4はコンテナ6の長さ
に応じて左右方向へ伸縮可能になつている。
次に、第5図に示す前記両油圧シリンダ2,3
の制御回路を詳述する。両油圧シリンダ2,3の
シリンダヘツド室8はソレノイドバルブ10(4
ポート2位置ソレノイド操作方向切換弁)に対し
連通路としての主管路11a,11bにより接続
されているとともに、両油圧シリンダ2,3のピ
ストンロツド室9は同ソレノイドバルブ10に対
し主管路12a,12bにより接続されている。
前記両主管路11a,11bには両油圧シリンダ
2,3とソレノイドバルブ10との間においてパ
イロツトチエツクバルブ13が接続され、ソレノ
イドバルブ10側からシリンダヘツド室8側への
流れを許容しているとともに、両油圧シリンダ
2,3のピストンロツド室9とソレノイドバルブ
10間の前記主管路12a,12bに接続された
パイロツト管路13aからの圧油により開いてシ
リンダヘツド室8側からソレノイドバルブ10側
への流れも許容するようになつている。コントロ
ールバルブ14(6ポジシヨン3位置手動操作方
向切換弁)は油タンク15に対し油圧ポンプ16
又は両ドレン管路17a,17bを介して接続さ
れている。又、このコントロールバルブ14は前
記ソレノイドバルブ10と一方のパイロツトチエ
ツクバルブ13との間の主管路11aに対し主管
路18により接続されているとともに、ソレノイ
ドバルブ10と一方の油圧シリンダ2のピストン
ロツド室9との間の主管路12aに対し主管路1
9により接続されている。前記ソレノイドバルブ
10は手動スイツチ20によりON・OFFされる
ようになつている。
以上は従来技術の油圧制御回路と同様である
が、本実施例においては以下の回路要素を追加し
ている。
コントロールバルブ14と一方のパイロツトチ
エツクバルブ13及びソレノイドバルブ10との
間の前記主管路18にはパイロツトチエツクバル
ブ21が接続され、コントロールバルブ14側か
らパイロツトチエツクバルブ13側への流れを許
容しているとともに、ソレノイドバルブ10と一
方の油圧シリンダ2のピストンロツド室9との間
の前記主管路12aに接続されたパイロツト管路
21aからの圧油により開いてパイロツトチエツ
クバルブ13側からコントロールバルブ14側へ
の流れも許容するようになつている。
特に、ソレノイドバルブ22(4ポート2位置
ソレノイド操作方向切換弁)が追加され、このソ
レノイドバルブ22は前記両パイロツトチエツク
バルブ13に対しパイロツト管路23により接続
されている。又、このソレノイドバルブ22は油
タンク15に対し油圧ポンプ16及びドレン管路
25を介して接続され、さらにこのソレノイドバ
ルブ22と油圧ポンプ16との間にはリリーフバ
ルブ26が接続されている。このソレノイドバル
ブ22は並列接続されたセンサとしての一対のリ
ミツトスイツチ27,28のうち少なくともいず
れか一方によりON・OFFされるようになつてい
る。
第2図に示すようにこの両リミツトスイツチ2
7,28は前記コンテナ6の左右一対の連結ポケ
ツト7に対応してスプレツダフレーム4の下面両
側に取着されている。そして、第3図ハ,ニに示
すようにスプレツダフレーム4のツイストロツク
ピン5がコンテナ6の連結ポケツト7の係止孔7
aに挿入されてそれらが嵌合されたとき、リミツ
トスイツチ27,28は連結ポケツト7により押
されてONになり、そのON状態はツイストロツ
クピン5が一定範囲挿入されている間維持される
ようになつているが、第3図ホに示すようにツイ
ストロツクピン5が連結ポケツト7を吊り上げて
いる状態ではリミツトスイツチ27,28が
OFFになるようになつている。
なお、前記ソレノイドバルブ22、パイロツト
管路23及び油圧ポンプ16等により、前記両パ
イロツトチエツクバルブ13を開く制御手段が構
成されている。
以下、載置面P上に斜めに置かれたコンテナ6
を吊り上げる場合並びに斜めの載置面P上にコン
テナ6を置く場合について述べる。
第2図に示すようにスプレツダフレーム4にコ
ンテナ6を保持してない状態でフオークリフトを
移動させる場合には、第5図に示すようにコント
ロールバルブ14は中立位置Aに切換えられてい
る。又、手動スイツチ20及び両リミツトスイツ
チ27,28はOFFになつているため、両ソレ
ノイドバルブ10,22はA位置に切換えられて
いる。ソレノイドバルブ22がA位置にあると、
パイロツト管路23には油圧ポンプ16からの圧
油が流入しないので、両パイロツトチエツクバル
ブ13は閉状態を保持している。コントロールバ
ルブ14が中立位置Aにあると、両主管路18,
19は油圧ポンプ16及びドレン管路17aに対
し遮断され、両油圧シリンダ2,3には油圧ポン
プ16からの圧油が流入しない。ソレノイドバル
ブ10がA位置にあると、両油圧シリンダ2,3
のシリンダヘツド室8内の圧油が両パイロツトチ
エツクバルブ13により遮断されるとともに、両
油圧シリンダ2,3のピストンロツド室9内の圧
油がソレノイドバルブ10を介して互いに連通し
た状態でコントロールバルブ14により遮断され
る。従つて、両ピストンロツド2a,3aがロツ
クされ、スプレツダフレーム4は揺動することな
く水平状態で一定位置に固定保持される。
まず、フオークリフトをコンテナ6付近まで移
動させてスプレツダフレーム4をコンテナ6の上
方に位置させ、その後リフトブラケツト1を下降
させてスプレツダフレーム4を第4図イに示すよ
うにコンテナ6上に近付け、その下降を一旦停止
させる。
この停止状態で、ツイストロツクピン5を係脱
可能に位置した後、スプレツダフレーム4をリフ
トブラケツト1とともに下降させると、第4図ロ
に示すようにその一側のツイストロツクピン5が
コンテナ6の一側の連結ポケツト7の係止孔7a
に挿入されてそれらが嵌合される。この嵌合時、
第3図ハに示すようにスプレツダフレーム4の一
側のリミツトスイツチ27は一側の連結ポケツト
7により押されてONになり、第6図に示すよう
にソレノイドバルブ22がB位置に切換わる。ソ
レノイドバルブ22がB位置になると、油圧ポン
プ16からの圧油はパイロツト管路23に流入
し、両パイロツトチエツクバルブ13が常時開か
れて両油圧シリンダ2,3のシリンダヘツド室8
が主管路11a,11bを通じて連通状態にな
る。両シリンダヘツド室8内の油の圧力はもう一
方のパイロツトチエツクバルブ21のみにより遮
断される。従つて、スプレツダフレーム4の左右
両側にかかる負荷バランスに応じて、両ピストン
ロツド2a,3aの動きが自由になつてその突出
ストロークが変わる。すなわち、スプレツダフレ
ーム4の一側のツイストロツクピン5がコンテナ
6の一側の連結ポケツト7に嵌合されているた
め、一方の油圧シリンダ2のピストンロツド2a
にかかる負荷が大きくなつてもう一方の油圧シリ
ンダ3のピストンロツド3aのみが下降する。こ
の下降により、スプレツダフレーム4の他側が下
降して水平状態から傾斜し、第4図ハに示すよう
にスプレツダフレーム4の他側のツイストロツク
ピン5もコンテナ6の他側の連結ポケツト7の係
止孔7aに挿入されてそれらが嵌合され、スプレ
ツダフレーム4がコンテナ6に対し平行になる。
この嵌合時、スプレツダフレーム4の他側のリミ
ツトスイツチ28も他側の連結ポケツト7により
押されてONになる。
そしてツイストロツクピン5を係止位置にして
連結した後、第4図ニに示すようにスプレツダフ
レーム4を傾斜させたままリフトブラケツト1と
ともに上昇させると、第3図ホに示すようにその
両リミツトスイツチ27,28は載置面P上に置
かれたコンテナ6の両連結ポケツト7から離れて
OFFになり、第5図に示すようにソレノイドバ
ルブ22がA位置に切換わる。ソレノイドバルブ
22がA位置になると、パイロツト管路23への
圧油の流入は停止し、両パイロツトチエツクバル
ブ13は閉じられる。従つて、両シリンダヘツド
室8内の圧油は両パイロツトチエツクバルブ13
により遮断され、第4図ホに示すようにスプレツ
ダフレーム4が傾斜したまま保持された状態で上
昇してコンテナ6が吊り上げられる。
なお、第4図ニにおいて、コテンナ6の傾きが
大き過ぎる場合は、第7図ロに示すように手動ス
イツチ20を押してONにするとともに、コント
ロールバルブ14をB位置に切換えると、従来技
術で説明した場合と同様に、コンテナ6を水平に
修正して吊り上げることができる。又、第7図イ
に示すように手動スイツチ20を押してONにす
るとともに、コントロールバルブ14をC位置に
切換えると、第4図ニとは逆向きに傾斜するコン
テナ6を水平に修正することができる。
一方、第4図ヘに示すように水平したコンテナ
6をフオークリフトを移動させて載置場所の上方
に位置させ、その後リフトブラケツト1を下降さ
せてコンテナ6を載置場所に近付ける。そして、
スプレツダフレーム4をリフトブラケツト1とと
もに下降させると、第4図トに示すようにコンテ
ナ6の下面一側が載置面Pに当たる。スプレツダ
フレーム4が下降するに伴い、載置面Pに当接し
ているコンテナ6の一側においてその連結ポケツ
ト7によりスプレツダフレーム4の一側のリミツ
トスイツチ27が押されてONになり、前述した
ようにスプレツダフレーム4の揺動が自由にな
る。
スプレツダフレーム4がさらに下降すると、コ
ンテナ6の下面一側が載置面Pに当接したままコ
ンテナ6の下面他側が下降し、コンテナ6が傾斜
した状態で載置面P上に置かれる。このとき、ス
プレツダフレーム4の一側において油圧シリンダ
2のピストンロツド2aにかかる負荷が大きくな
つてスプレツダフレーム4の他側における油圧シ
リンダ3のピストンロツド3aのみが下降するた
め、スプレツダフレーム4がコンテナ6の傾斜に
追従して傾斜し、第4図チに示すようにコンテナ
6に対し平行になる。
その後、スプレツダフレーム4のツイストロツ
クピン5を係脱可能位置にした状態で、スプレツ
ダフレーム4をリフトブラケツト1とともに上昇
させると、両リミツトスイツチ27,28がコン
テナ6の両連結ポケツト7から離れてOFFにな
り、ソレノイドバルブ22がA位置に切換わり、
第4図リに示すようにスプレツダフレーム4が傾
斜状態で上昇する。
その後は次のコンテナ6を同様にして運搬す
る。
一方、載置面P上に水平に置かれたコンテナ6
を吊り上げる場合並びに水平な載置面Pにコンテ
ナ6を置く場合については、第8図イ〜ホに示す
ようにスプレツダフレーム4が常に水平な状態で
昇降するため、スプレツダフレーム4のツイスト
ロツクピン5がコンテナ6の連結ポケツト7の係
止孔7aに脱係されるとき、両リミツトスイツチ
27,28が同時にON又はOFFになるが、スプ
レツダフレーム4の左右両側にかかる負荷バラン
スが常に釣り合つているため、スプレツダフレー
ム4は水平状態のままコンテナ6を吊り上げたり
降ろしたりすることができる。
特に、本実施例においては、載置面P上に斜め
に置かれたコンテナ6を吊り下げる場合に、スプ
レツダフレーム4を下降させると、その一側のツ
イストロツクピン5がコンテナ6の一側の連結ポ
ケツト7に対し嵌合されてリミツトスイツチ2
7,28がそれを検知し、その検知信号によりパ
イロツトチエツクバルブ13が開いて両シリンダ
ヘツド室8が通過する。従つて、スプレツダフレ
ーム4の両側にかかる負荷バランスに応じて、両
ピストンロツド2a,3aの動きが自由になつて
その突出ストロークが変わり、スプレツダフレー
ム4が載置面P上のコンテナ6の傾きに合わせて
傾斜する。又、斜めの載置面P上にコンテナ6を
置く場合に、スプレツダフレーム4を下降させる
と、同じく、リミツトスイツチ27,28の検知
信号によりパイロツトチエツクバルブ13が開い
て両シリンダヘツド室8が連通し、スプレツダフ
レーム4の両側にかかる負荷バランスに応じて、
両ピストンロツド2a,3aの動きが自由になつ
てその突出ストロークが変わり、スプレツダフレ
ーム4は載置面P上に置かれるコンテナ6の傾き
に合わせて傾斜する。すなわち、コンテナ6の吊
り上げや吊り降ろし時、コンテナ6や載置場所の
傾きに合わせてスプレツダフレーム4の傾きの調
節を自動的に行えるので、その調節作業が大変容
易になる。
発明の効果 本発明によれば、コンテナの吊り上げや吊り降
ろし時、コンテナや載置場所の傾きに合わせてス
プレツダフレームの傾きの調節を自動的に行える
ので、スプレツダフレームに無理な力がかからず
耐久性が向上するばかりではなく、従来技術のも
のと比較してその調節作業が大変容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例を示し、第
1図はコンテナを吊り上げたフオークリフトを示
す斜視図、第2図はそのリフトブラケツト及びス
プレツダフレーム並びに載置面上のコンテナを示
す概略正面図、第3図イ,ロ,ハ,ニ,ホはコン
テナの連結ポケツトに対しスプレツダフレームの
ツイストロツクピンを係脱及び係止するときの作
用説明図、第4図イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ,ト,
チ,リは載置面上に斜めに置かれたコンテナを吊
り上げる場合並びに斜めの載置面上にコンテナを
置く場合の作用説明図、第5図、第6図及び第7
図イ,ロは各種状態の油圧回路図、第8図イ,
ロ,ハ,ニ,ホは水平な載置場面上に置かれたコ
ンテナを吊り上げる場合並びに水平な載置面にコ
ンテナを置く場合の作用説明図、第9図〜第13
図は従来技術を示し、第9図は第2図相当図、第
10図イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ,ト,チ,リは第
4図相当図、第11図、第12図及び第13図は
各種状態の油圧回路図である。 1はリフトブラケツト、2,3は油圧シリン
ダ、2a,3aはピストンロツド、4はスプレツ
ダフレーム、5はツイストロツクピン(連結部)、
6はコンテナ(運搬物)、7は連結ポケツト(連
結部)、8はシリンダヘツド室、9はピストンロ
ツド室、10はソレノイドバルブ、11a,11
bは主管路(連通路)、13はパイロツトチエツ
クバルブ、14はコントロールバルブ、20は手
動スイツチ、21はパイロツトチエツクバルブ、
22はソレノイドバルブ(制御手段)、23はパ
イロツト管路(制御手段)、27,28はリミツ
トスイツチ(センサ)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リフトブラケツトの両側に一対のシリンダを
    取付け、それらのピストンロツド上にスプレツダ
    フレームを回動可能に支持して両ピストンロツド
    の突出ストロークの変化によりスプレツダフレー
    ムの傾斜を調節可能にし、このスプレツダフレー
    ムの両側には運搬物の両側の連結部に対し係脱可
    能な連結部を設けたフオークリフトにおいて、前
    記スプレツダフレームの両側の連結部のうち少な
    くとも一側の連結部が運搬物の一側の連結部に対
    し嵌合されたことを検知するセンサを設け、 スプレツダフレームを固定保持するように流体
    が供給される前記両シリンダの室を連通する連通
    路にはこの両シリンダの室を遮断するバルブを設
    け、 前記センサの検知信号により前記両シリンダの
    室を連通するように前記バルブを開く制御手段を
    設けたフオークリフトにおけるスプレツダフレー
    ムの自動傾斜装置。
JP29820287A 1987-11-26 1987-11-26 フォークリフトにおけるスプレッダフレームの自動傾斜装置 Granted JPH01139500A (ja)

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