JPH05320960A - 埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法 - Google Patents
埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法Info
- Publication number
- JPH05320960A JPH05320960A JP4124830A JP12483092A JPH05320960A JP H05320960 A JPH05320960 A JP H05320960A JP 4124830 A JP4124830 A JP 4124830A JP 12483092 A JP12483092 A JP 12483092A JP H05320960 A JPH05320960 A JP H05320960A
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- pit
- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 埋設配管に設置してある陽極の補修又は追加
工事に関し、施工費用、敷地、及び期間等を大巾に縮小
する工法を提供すること。 【構成】 先端をノズル状にした配管1を用いて当該先
端より水を噴出させ、この噴出水の力で地中に穴5を形
成し、当該穴5に電気防食用の陽極12を立て込むこと
を特徴とする。
工事に関し、施工費用、敷地、及び期間等を大巾に縮小
する工法を提供すること。 【構成】 先端をノズル状にした配管1を用いて当該先
端より水を噴出させ、この噴出水の力で地中に穴5を形
成し、当該穴5に電気防食用の陽極12を立て込むこと
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、埋設配管の電気防食
用の陽極を地中に縦型設置する工法に関するものであ
る。
用の陽極を地中に縦型設置する工法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガス、石油、上水、工業用水、海水等の
輸送手段には、強度、靭性、加工性、経済性等の理由に
より、従来から鋼管が主として使用されている。これら
の鋼管は地中埋設パイプラインとして溶接接合され使用
されているが、口径や圧力の増大に伴い、安全性の確保
が一層重要になってきている。この安全性確保の一つに
腐食対策がある。パイプラインの腐食による事故は単な
る経済的損失にとどまらず、重大な社会問題を起す可能
性があるため、その腐食防止には慎重な配慮、対策が要
求される。特にわが国においては、都会地や臨海工業地
帯への埋設等、土壌の腐食性、環境の複雑化、迷走電流
の増大により、埋設環境は悪化しており、十分な防食設
計を行なう必要がある。
輸送手段には、強度、靭性、加工性、経済性等の理由に
より、従来から鋼管が主として使用されている。これら
の鋼管は地中埋設パイプラインとして溶接接合され使用
されているが、口径や圧力の増大に伴い、安全性の確保
が一層重要になってきている。この安全性確保の一つに
腐食対策がある。パイプラインの腐食による事故は単な
る経済的損失にとどまらず、重大な社会問題を起す可能
性があるため、その腐食防止には慎重な配慮、対策が要
求される。特にわが国においては、都会地や臨海工業地
帯への埋設等、土壌の腐食性、環境の複雑化、迷走電流
の増大により、埋設環境は悪化しており、十分な防食設
計を行なう必要がある。
【0003】このうち流電陽極法は、地中埋設配管の防
食対策として採られている方法の一つである。これは、
自然電位列におる電位が被防食体の電位よりも卑な金属
を、被防食体と絶縁電線によって接続し、その組合せに
よって形成される電池作用により被防食体を保護するも
のであり、陽極としてマグネシウム・亜鉛・アルミニウ
ムの三種類が用いられる。この陽極が環境の変化により
当初設定した管理値を越えて減少したり、他工事の影響
でリード線が切断されたり、陽極が損傷した場合には、
直ちに補修(メンテ)する必要がある。この場合に採ら
れる工法としては、横型設置法と縦型設置法がある。横
型設置法は新設管路の場合と同様な状態を作り出して陽
極を横型に設置するする工法であり、縦型設置法は建柱
機やボーリング機械を用いベンナイトを使用して陽極を
縦型に設置する工法である。
食対策として採られている方法の一つである。これは、
自然電位列におる電位が被防食体の電位よりも卑な金属
を、被防食体と絶縁電線によって接続し、その組合せに
よって形成される電池作用により被防食体を保護するも
のであり、陽極としてマグネシウム・亜鉛・アルミニウ
ムの三種類が用いられる。この陽極が環境の変化により
当初設定した管理値を越えて減少したり、他工事の影響
でリード線が切断されたり、陽極が損傷した場合には、
直ちに補修(メンテ)する必要がある。この場合に採ら
れる工法としては、横型設置法と縦型設置法がある。横
型設置法は新設管路の場合と同様な状態を作り出して陽
極を横型に設置するする工法であり、縦型設置法は建柱
機やボーリング機械を用いベンナイトを使用して陽極を
縦型に設置する工法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
横型設置法や縦型設置法による陽極の補修には、以下の
ような問題点があった。 (1)横型設置法の問題点 大規模な工事となり、近傍への影響(近傍埋設配管
に対する掘削による影響、地上設置物の移設復旧)が多
く、また工事許可(例えば官庁、近隣企業に対する許
可)を得るのが困難である。 大規模なオープン掘削となるため広い敷地が必要と
なる。 地下水位が高い場所ではウェルポイント等の水替え
を採用する必要がある。 掘削時、掘削機やシャベルなどで埋設物を傷付ける
恐れがある。 ウェルポイントのポンプ等の搬入やダンプの出入り
のため敷鉄板(地下埋設管の養生のためにするも)を設
ける必要がある。 土木工事費の割合が多く、施工費が高くなる。 工期が長い。
横型設置法や縦型設置法による陽極の補修には、以下の
ような問題点があった。 (1)横型設置法の問題点 大規模な工事となり、近傍への影響(近傍埋設配管
に対する掘削による影響、地上設置物の移設復旧)が多
く、また工事許可(例えば官庁、近隣企業に対する許
可)を得るのが困難である。 大規模なオープン掘削となるため広い敷地が必要と
なる。 地下水位が高い場所ではウェルポイント等の水替え
を採用する必要がある。 掘削時、掘削機やシャベルなどで埋設物を傷付ける
恐れがある。 ウェルポイントのポンプ等の搬入やダンプの出入り
のため敷鉄板(地下埋設管の養生のためにするも)を設
ける必要がある。 土木工事費の割合が多く、施工費が高くなる。 工期が長い。
【0005】(2)縦型設置法の問題点 建柱機やボーリング機械を使用するので、車両によ
る運搬の必要があり、進入路を確保する必要がある。 ベントナイト泥水を使用するので産業廃棄物処理が
必要である。 低い位置にラックがあるその真下では施工が不可能
である。 建柱機のオーガー先端や羽およびボーリングのビッ
トで埋設物を傷付ける恐れがある。 重機搬入のため敷鉄板(地下埋設管の養生のために
するも)を設ける必要がある。 障害物の近傍では施工不能である。
る運搬の必要があり、進入路を確保する必要がある。 ベントナイト泥水を使用するので産業廃棄物処理が
必要である。 低い位置にラックがあるその真下では施工が不可能
である。 建柱機のオーガー先端や羽およびボーリングのビッ
トで埋設物を傷付ける恐れがある。 重機搬入のため敷鉄板(地下埋設管の養生のために
するも)を設ける必要がある。 障害物の近傍では施工不能である。
【0006】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、埋設配管に設置してある陽極の補修又は
追加工事に関し、施工費用、敷地、及び期間等を大巾に
縮小する、埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法を提
供することを目的とする。
されたもので、埋設配管に設置してある陽極の補修又は
追加工事に関し、施工費用、敷地、及び期間等を大巾に
縮小する、埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は次のような工
法を採ることにより解決される。すなわち、先端をノズ
ル状にした小径の配管(以下、ライザー管という)を用
い、ライザー管の後端部にはホース、ポンプの順で繋
ぎ、このライザー管を作業員が垂直に持って先端部より
水を噴出させる。この噴出水の力を利用して土砂を掘削
し、地中に穴を形成しながらライザー管を下方へ下ろし
て行き、所定の深さまで掘削した後、ライザー管の上下
動きを調整しながら穴の径を広げ所定の径(挿入する陽
極の径+α)になるようにする。このようにして形成し
た穴の中に、電気防食用の陽極を挿入する。その後、水
をかいあげ、陽極のリード線の結線を行い、埋め戻しを
して工事を完了する。
法を採ることにより解決される。すなわち、先端をノズ
ル状にした小径の配管(以下、ライザー管という)を用
い、ライザー管の後端部にはホース、ポンプの順で繋
ぎ、このライザー管を作業員が垂直に持って先端部より
水を噴出させる。この噴出水の力を利用して土砂を掘削
し、地中に穴を形成しながらライザー管を下方へ下ろし
て行き、所定の深さまで掘削した後、ライザー管の上下
動きを調整しながら穴の径を広げ所定の径(挿入する陽
極の径+α)になるようにする。このようにして形成し
た穴の中に、電気防食用の陽極を挿入する。その後、水
をかいあげ、陽極のリード線の結線を行い、埋め戻しを
して工事を完了する。
【0008】
【作用】ノズル状の配管先端からの噴出水の力を利用し
て、土砂を掘削しながら地中に所定の深さ及び径の穴を
形成し、この穴に電気防食用の陽極を立て込む。この場
合、掘削土砂は水によって地表に運ばれ、また地中に形
成された穴の壁は、穴の中に溜った水により押えられ短
時間であれば崩れることはない。
て、土砂を掘削しながら地中に所定の深さ及び径の穴を
形成し、この穴に電気防食用の陽極を立て込む。この場
合、掘削土砂は水によって地表に運ばれ、また地中に形
成された穴の壁は、穴の中に溜った水により押えられ短
時間であれば崩れることはない。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。この発
明の工法を実施するために、必要な機材及び作業員はお
およそ次の通りである。 a.散水車(水は1本の穴を深さ約3mとして1.3t
程度を使用する) b.後端がホースにより散水車と繋がれ、先端がノズル
状に加工された内径2インチ程度のライザー管(水は散
水車に備え付けのポンプにより圧送するものとし、その
圧力は10kg/cm2以下で充分である) c.電気防食用のマグネシウム陽極(50S) d.ライザー管の操作作業員が1人 e.足場作り、マグネシウム陽極の運搬及び地中の穴へ
の挿入等の作業員が3人 f.散水車の運転手が1人
明の工法を実施するために、必要な機材及び作業員はお
およそ次の通りである。 a.散水車(水は1本の穴を深さ約3mとして1.3t
程度を使用する) b.後端がホースにより散水車と繋がれ、先端がノズル
状に加工された内径2インチ程度のライザー管(水は散
水車に備え付けのポンプにより圧送するものとし、その
圧力は10kg/cm2以下で充分である) c.電気防食用のマグネシウム陽極(50S) d.ライザー管の操作作業員が1人 e.足場作り、マグネシウム陽極の運搬及び地中の穴へ
の挿入等の作業員が3人 f.散水車の運転手が1人
【0010】この発明の工法を実施するための準備とし
ては、次のような作業がある。まず、作業場所に単管を
組んで仮囲いする。次に、ライザー管の立て込みの際に
既設の埋設配管に当たらないよう、前もって試掘を行い
埋設配管の位置出しを行う。次に、埋設管に沿って幅、
深さとも0.6m程度の溝を掘る。この溝は掘削に用い
た水の排水貯蔵場所として、また陽極のリード線の埋設
場所として利用するものである。次に、ライザー管及び
陽極挿入治具の操作を容易にするため溝に足場を渡す。
ては、次のような作業がある。まず、作業場所に単管を
組んで仮囲いする。次に、ライザー管の立て込みの際に
既設の埋設配管に当たらないよう、前もって試掘を行い
埋設配管の位置出しを行う。次に、埋設管に沿って幅、
深さとも0.6m程度の溝を掘る。この溝は掘削に用い
た水の排水貯蔵場所として、また陽極のリード線の埋設
場所として利用するものである。次に、ライザー管及び
陽極挿入治具の操作を容易にするため溝に足場を渡す。
【0011】以上の準備作業が済んだ後、この発明の工
法を実施する。図1はこの発明の実施例を示す縦穴堀り
作業の説明図、図2はこの発明の実施例を示すマグネシ
ウム陽極挿入作業の説明図、図3は工事が完了した状態
の説明図である。図において、1はライザー管、2はホ
ース、3は散水車、4は準備作業で掘った溝、5はライ
ザー管1を使って掘削した穴、6はライザー管1からの
水と掘削した土が混ざった水、7は作業員、8は既設の
埋設配管、9は地表、10は溝5間に渡した作業用の足
場、11は陽極挿入治具、12は設置しようとするマグ
ネシウム陽極、13はマグネシウム陽極12のリード線
である。
法を実施する。図1はこの発明の実施例を示す縦穴堀り
作業の説明図、図2はこの発明の実施例を示すマグネシ
ウム陽極挿入作業の説明図、図3は工事が完了した状態
の説明図である。図において、1はライザー管、2はホ
ース、3は散水車、4は準備作業で掘った溝、5はライ
ザー管1を使って掘削した穴、6はライザー管1からの
水と掘削した土が混ざった水、7は作業員、8は既設の
埋設配管、9は地表、10は溝5間に渡した作業用の足
場、11は陽極挿入治具、12は設置しようとするマグ
ネシウム陽極、13はマグネシウム陽極12のリード線
である。
【0012】まず、図1のように作業者7がライザー管
1を垂直に持ち、穴5を掘りながらライザー管1を落と
していく。ライザー管1の立て込み方は、地下水位低下
に用いられるウェルポイントのライザー管の設置要領と
同じである。このとき、ライザー管1の先端からの流速
は5m/秒程度とし、埋設物に注意しながら真っすぐラ
イザー管1を落としていく。もし障害物にぶつかれば水
の圧力でライザー管1が持ち上がる。ライザー管1は必
要掘削深さの3m+αまで掘削した後一度引き上げる。
αはライザー管1を引き抜いた時に、穴5が少し埋まる
ので余掘りしたものである。その後、ライザー管1をこ
ねるようにして穴5を広げる。陽極12の直径は0.2
mなので穴5の直径は0.4m程度でよい。所定の大き
さに穴5が形成できたら、ライザー管1を引き抜き、図
2のように、陽極挿入治具11を用いてマグネシウム陽
極12を穴5に挿入する。後は、水6をかい上げ、マグ
ネシウム陽極12のリード線13の結線を行う。最後
に、穴5及び溝4を埋戻して仮囲いを外せば、図3のよ
うな状態となって工事は完了する。
1を垂直に持ち、穴5を掘りながらライザー管1を落と
していく。ライザー管1の立て込み方は、地下水位低下
に用いられるウェルポイントのライザー管の設置要領と
同じである。このとき、ライザー管1の先端からの流速
は5m/秒程度とし、埋設物に注意しながら真っすぐラ
イザー管1を落としていく。もし障害物にぶつかれば水
の圧力でライザー管1が持ち上がる。ライザー管1は必
要掘削深さの3m+αまで掘削した後一度引き上げる。
αはライザー管1を引き抜いた時に、穴5が少し埋まる
ので余掘りしたものである。その後、ライザー管1をこ
ねるようにして穴5を広げる。陽極12の直径は0.2
mなので穴5の直径は0.4m程度でよい。所定の大き
さに穴5が形成できたら、ライザー管1を引き抜き、図
2のように、陽極挿入治具11を用いてマグネシウム陽
極12を穴5に挿入する。後は、水6をかい上げ、マグ
ネシウム陽極12のリード線13の結線を行う。最後
に、穴5及び溝4を埋戻して仮囲いを外せば、図3のよ
うな状態となって工事は完了する。
【0013】上記実施例において、ライザー管1の先端
は管を潰してノズル状態にしたものでもよい。先端をノ
ズル状態にするのは流速を速くするためである。また、
散水車3の代わりに、ライザー管1の先端からの噴出水
が充分掘削に役立つ圧力と流速を保つことが可能な、例
えばジェットポンプや消火栓等を利用してもよい。
は管を潰してノズル状態にしたものでもよい。先端をノ
ズル状態にするのは流速を速くするためである。また、
散水車3の代わりに、ライザー管1の先端からの噴出水
が充分掘削に役立つ圧力と流速を保つことが可能な、例
えばジェットポンプや消火栓等を利用してもよい。
【0014】なお、上記実施例のようにして、陽極接地
抵抗を管理値以下にするために行った実際の工事によれ
ば、工事後の陽極接地抵抗値は管理値を大幅に下回っ
て、満足できるものであった。また、その工事におい
て、途中で散水車(4t)の水がなくなったため、溝に
溜った水をジェットポンプで汲み上げて使用したが、本
発明の実施に特に支障はなかった。なお、深さ3mの位
置にをマグネシウム陽極を1本設置するのに3〜10分
程度かかった。
抵抗を管理値以下にするために行った実際の工事によれ
ば、工事後の陽極接地抵抗値は管理値を大幅に下回っ
て、満足できるものであった。また、その工事におい
て、途中で散水車(4t)の水がなくなったため、溝に
溜った水をジェットポンプで汲み上げて使用したが、本
発明の実施に特に支障はなかった。なお、深さ3mの位
置にをマグネシウム陽極を1本設置するのに3〜10分
程度かかった。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
工法によれば、従来の工法に比較して次のような効果が
得られる。 (1)簡単な工事となり近傍への影響が少ないので、官
庁、近隣企業等に対する工事許可を得られ易い。 (2)大規模なオープン掘削の必要ないため敷地が狭く
とも工事が可能である。 (3)地下水位が高い場所でもウェルポンイト等、水替
えをする必要がない。 (4)水で掘削するので埋設物を傷付けることがない。 (5)重機搬入の必要がないため敷鉄板の必要がない。 (6)敷地が狭くてすむので地上障害物の移設復旧の必
要が少なくなる。 (7)工期を大きく短縮でき、場合によっては即日復旧
も可能となる。 (8)施工費が安い。 (9)建柱機やボーリング機械を使用しないので、車両
による機械運搬の進入路を確保できない場所でも施工可
能である。 (10)ベントナイト泥水を使用しないので産業廃棄物
処理の必要がない。 (11)低い位置にラックがあるその真下でも施工が可
能である。 (12)障害物の近傍で施工可能である。 (13)数m間隔で大量に陽極を敷設しようとする場合
に適している。
工法によれば、従来の工法に比較して次のような効果が
得られる。 (1)簡単な工事となり近傍への影響が少ないので、官
庁、近隣企業等に対する工事許可を得られ易い。 (2)大規模なオープン掘削の必要ないため敷地が狭く
とも工事が可能である。 (3)地下水位が高い場所でもウェルポンイト等、水替
えをする必要がない。 (4)水で掘削するので埋設物を傷付けることがない。 (5)重機搬入の必要がないため敷鉄板の必要がない。 (6)敷地が狭くてすむので地上障害物の移設復旧の必
要が少なくなる。 (7)工期を大きく短縮でき、場合によっては即日復旧
も可能となる。 (8)施工費が安い。 (9)建柱機やボーリング機械を使用しないので、車両
による機械運搬の進入路を確保できない場所でも施工可
能である。 (10)ベントナイト泥水を使用しないので産業廃棄物
処理の必要がない。 (11)低い位置にラックがあるその真下でも施工が可
能である。 (12)障害物の近傍で施工可能である。 (13)数m間隔で大量に陽極を敷設しようとする場合
に適している。
【図1】この発明の実施例を示す縦穴堀り作業の説明図
である。
である。
【図2】この発明の実施例を示すマグネシウム陽極挿入
作業の説明図である。
作業の説明図である。
【図3】この発明の工法により工事が完了した状態の説
明図である。
明図である。
1 ライザー管 2 ホース 3 散水車 4 溝 5 穴 9 地表 10 足場 11 陽極挿入治具 12 マグネシウム陽極 13 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 隆 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 (72)発明者 稲田 学 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 (72)発明者 仲沢 義男 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 (72)発明者 福里 亨 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 (72)発明者 舘 正 千葉県市原市五井8887
Claims (1)
- 【請求項1】 先端をノズル状にした配管を用いて当該
先端より水を噴出させ、この噴出水の力で地中に穴を形
成し、当該穴に電気防食用の陽極を立て込むことを特徴
とする埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124830A JPH05320960A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124830A JPH05320960A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05320960A true JPH05320960A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14895156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4124830A Pending JPH05320960A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 埋設配管電気防食用陽極の縦型設置工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05320960A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109372438A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-22 | 中国电建市政建设集团有限公司 | 无损伤高压水物探系统及物探方法 |
JP6984057B1 (ja) * | 2021-04-05 | 2021-12-17 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 犠牲陽極埋設方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS604275A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-10 | Toshiba Corp | 半導体発光素子 |
JPH01163389A (ja) * | 1987-02-27 | 1989-06-27 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 地中穿孔装置 |
JPH0285497A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-26 | Osaka Gas Co Ltd | 管埋設部の地中掘削工法 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4124830A patent/JPH05320960A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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