JPH0532095A - プロツタ - Google Patents

プロツタ

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JPH0532095A
JPH0532095A JP19192291A JP19192291A JPH0532095A JP H0532095 A JPH0532095 A JP H0532095A JP 19192291 A JP19192291 A JP 19192291A JP 19192291 A JP19192291 A JP 19192291A JP H0532095 A JPH0532095 A JP H0532095A
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JP
Japan
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rail
frame
movable frame
plotter
pen
Prior art date
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Application number
JP19192291A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Iwakawa
敦広 岩川
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Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
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Publication date
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Priority to US07/907,521 priority patent/US5291659A/en
Publication of JPH0532095A publication Critical patent/JPH0532095A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペンキャリッジを備えたYレールとその駆動
機構を備える可動フレームが作図面から引き離されるこ
とで、作図面が開放される開閉構造のプロッタである。 【構成】 作図面を備える固定フレーム(作図ボード1
0)に対して、ペンキャリッジ26を備えるYレール25
と、このYレール20の駆動機構及び作図操作の制御機構
等とが組み込まれている可動フレーム20が、一側縁でヒ
ンジ15にて連結され、作図用紙の交換に際して、可動フ
レーム20をヒンジ15を基準にして回動させると作図面が
開放されて作図用紙の交換が容易なように形成されてい
る。 【効果】 作図用紙を交換させる際に、作図面上がすべ
て開放されるので、作業性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作図用紙を作図面に対し
て着脱させる際に、作図面を開閉できる構成のプロッタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットベッド式のXYプロッタ
では、周知のように作図ボードの上面に作図用紙を貼付
して、その上側を作図ボードの側縁に沿設されているガ
イドレールに沿って横移動させるYレールにペンキャリ
ッジを備え、このYレールの移動とペンキャリッジのY
レール上での移動とで、XY両方向にペンキャリッジを
移動させて、このペンキャリッジに保持されたペンによ
り作図させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラットベッド
式のXYプロッタでは、作図ボード上にペンキャリッジ
を備えるYレールが常に位置しており、そのため作図用
紙を作図ボード面上に貼付させる際に、Yレールを作図
ボードの端部に片寄せるようにしても、作図用紙の寸法
が大きくなると貼付時に邪魔になる。
【0004】また、従来のXYプロッタでは、作図ボー
ドの上側はすべて開放された状態であり、そのために、
作図の際ペンがダウンされるときの作図用紙に対するペ
ンの接触で発生する音が響いて騒音源となる。
【0005】本発明にては、このような問題点を解決し
て、作図面に対する作図用紙の着脱の際には、ペンキャ
リッジを備えるYレールとその移動保持のためのフレー
ムとを作図面側から退避できるように構成されるプロッ
タの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、一側部で枢着される固定フレームと可
動フレームとを有して、その一方のフレームは作図用紙
が保持できて作図面を備え、他方のフレームにはペンキ
ャリッジを備えるYレールがXレールに沿い移動自在に
支持され、この両フレームが閉じ合わされると作図可能
な状態に保持される構成であることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】このような構成の本発明にては、作図面を備え
るフレーム上に所要寸法の作図用紙を貼付するに際して
は、可動フレームを固定フレームから退避させ、開放状
態になった作図面に作図用紙を貼付させる。その後に、
可動フレームを移動させて両フレームを閉じ合せ、Yレ
ール及びペンキャリッジを作動させて作図を行うことが
できる。
【0008】本発明における作図面としては、作図ボー
ドを用いるほかに、Yレールと共にX方向に移動可能な
細幅の作図面を形成される作図バーを組み込むことが好
ましい。また、作図面とこれに対向するペンキャリッジ
を備えるYレールとが、作図時に、垂直よりも適宜角度
で傾斜して配される縦置き形に形成させることが設置ス
ペースを少なくできる点で好ましい。
【0009】この明細書において、Yレールとはペンキ
ャリッジを支持して移動させるためのレールを言い、プ
ロッタの向きが変わってX方向に配置されている場合の
ものも含まれる。したがって、Xレールはプロッタの向
きが変わってY方向に配される場合のものも含まれる。
【0010】
【実施例】以下本発明プロッタの一実施例について、図
面を参照しつつ説明する。図1に示されるのは本発明プ
ロッタの作図面が開いた状態での第1実施例の全体斜視
図である。図2は作図面が閉じた状態の中央縦断面図で
ある。図3は一部を切り欠いて示す平面図である。これ
らの図面で示されるプロッタ1Aは、作図ボード10と、そ
の一方の長辺側でヒンジ15にて連結される可動フレーム
20とを備えて構成されている。
【0011】前記作図ボード10は、その表層部に例えば
公知の静電吸着板11が組み込まれたもので、必要に応じ
て底面に複数箇所で脚片12が付設されている。
【0012】可動フレーム20は、Yレール25、このYレ
ール25をX方向に移動させる一対のXレール22、Yレー
ル25に備えられるペンキャリッジ26及びYレール25の移
動のための駆動部30、ペンストック35、及びこれらの駆
動制御部(図示省略)がすべて収容保持される下面開放
箱形に構成されている。
【0013】Yレール25は図2で示されるように両端部
に設けられた各支持片25a,25a を介して可動フレーム20
内に設けられている両Xレール22,22'間に架設されてい
る。その各支持片25a,25aの外側面には、それぞれ上下
各一対のガイドローラ29が付設されており、この上下の
ガイドローラ29でXレール22,22'をそれぞれ挟持させる
ことにより、Yレール25がXレール22,22'に沿って移動
できるようにされている。
【0014】また、一方の支持片25a の下部から外側に
延びる突片の下面には2個のガイドローラ29a が付設さ
れており、この2個のガイドローラ29a に対応して作図
ボード10のヒンジ15側にガイドローラ22a がXレール22
に対して90°向きを変えて並設されている。この2個
のガイドローラ29a は、ガイド22a を挟んで配され、ガ
イドローラ29a によるガイド22a の挟持とガイドローラ
29a によるXレール22,22'の挟持とでYレール25の走行
位置が決まるように関係付けられている。そして、この
Yレール25は両支持片25a の突片先端部に、Xレール22
の一端部に配されるラインシャフト23a の両端部に取り
付くプーリ23b とXレール22の他端部に設けられている
各プーリ23c とに巻掛けられた駆動ベルト23d をそれぞ
れ連結させて、ラインシャフト23a に連結された駆動機
23(第3図参照)によってX方向に駆動される。
【0015】このYレール25にはペンキャリッジ26がY
方向に往復移動自在なように備えられ、ペン27が電磁プ
ランジャ26a によって上下動操作されるブラケットを介
してペンホルダ27a に着脱可能に保持されている。この
ペンキャリッジ26は、Yレール25の一端部と他端部とに
配設されるプーリ28a,28a に巻掛けられた駆動ベルト28
に連結されて、Yレール25の一端部に付設されている駆
動モータ28b にて所要速度で走行されるようになってい
る。なお、前記のYレール25横行用(X方向移動)の駆
動機23、Yレール25搭載の駆動モータ28b は、いずれも
可動フレーム20のヒンジ15による作図ボード10との連結
側に設けられ、可動フレーム20のヒンジ15を基準とした
開閉が容易なようにされている。
【0016】ペンストック35は図1で示されるように可
動フレーム20の短辺側一内側部に設けられ、Yレール25
上のペンキャリッジ26が移動してペン交換が容易な位置
に配されている。このペンストック35に対するペン27の
人手による挿入については、必要に応じて可動フレーム
20の外側から行えるようにすることができる。
【0017】前記可動フレーム20は、作図のために作図
ボード10上に降ろされて作図面を全体に覆うように、上
面に透明カバー36が取り付けられている。そしてこの可
動フレーム20が作図ボード10上に降ろされた状態で作図
ボード10上面と、Yレール25とが平行状態に保たれるよ
うに可動フレーム20の周縁部端面24が形成され、かつこ
の可動フレーム20が作図ボード10に対して一時的に固定
保持される、例えば係脱可能なロック機構を備えてい
る。また、作図操作のためのコントロールパネルなどは
可動フレーム20の上面適所に設けられ、ヒンジ15側の側
部にコンピュータとの接続端子などが設けられる(ただ
しこれに限定されない)。
【0018】このように構成されたプロッタ1Aは、図1
によって示されるように、可動フレーム20を作図ボード
10から持ち上げられた状態にして、作図ボード10上面が
開放された後に、通電状態にされている静電吸着板11上
に作図用紙1 を置くことによって、この作図用紙1 が作
図ボード10上に貼付される。そこで、可動フレーム20を
作図ボード10上に降ろして、固定させた後、コントロー
ルパネルにてコンピュータからの出力信号を駆動部に受
け入れるようにすれば、Yレール25とYレール25上での
ペンキャリッジ26との移動及びペンのアップダウン操作
によって作図されることになる。
【0019】作図時には、Yレール25が作図ボード10に
対して平行に保たれるので、従来のプロッタと同様にし
て作図用紙1 上に目的の図が描かれる。また、この際作
図面は可動フレーム20によって全体が覆われているの
で、ペン27のアップダウンが激しくとも、騒音が大きく
外部に漏れることはなく、さらにものがYレール等に接
触して作図に支障を来すことはない。そして、作図状況
は透明カバー36を通じて外部から視認できるので、作図
作業を損なうこともない。
【0020】作図が終わって新たな作図用紙1 との交換
時には、可動フレーム20を引き上げることにより、ヒン
ジ15を基準にして作図ボード10上面を開くことができ
て、作図用紙1 上側が開放されているので、簡単に作図
用紙1 の脱着交換ができる。なお、作図中は可動フレー
ム20が作図ボード10に対して電気的にもロックされて、
作図中で不用意に可動フレーム20が持ち上げられないよ
うにしておくことが望ましい。
【0021】図4に示されるのは、本発明プロッタの第
2実施例の全体斜視図である。この実施例のものは、縦
置き形のプロッタ1Bであり、作図ボード10A が一体に支
持される固定フレーム13と、Yレール25A 及び駆動部等
が組み込まれる可動フレーム20A とが、ベースフレーム
40上に、固定フレーム13を垂直面より適宜角度(例えば
平面から約70°)傾斜させた状態に起立され、可動フ
レーム20A は基(下)端部をベースフレーム40に対して
枢着されて、作図用紙の着脱が容易に行い得る範囲で前
記固定フレーム13側から回動退避できるように構成され
ている。
【0022】前記固定フレーム13は、表面に公知の靜電
吸着板11A が組み込まれた作図ボード10A を主体とし
て、基端部がベースフレーム40に固着されて前記のよう
に、靜電吸着板11A 面を上にして傾斜立設されている。
【0023】可動フレーム20A は、第1実施例のものと
同様に固定フレーム対向面を前面開放された箱形にし
て、ベースフレーム40に基端部を枢着されて所要回転角
回動可能に取り付けられ、前記固定フレーム13に対向す
る面側にYレール25A が、上端部と下端部とでその可動
フレーム20A 内側に配設されるXレール22A,22A に、そ
れぞれ第1実施例と同様の構成からなる支持片等に付設
のガイドローラを係合させて架設され、X方向に移動自
在にされている。
【0024】このYレール25A は可動フレーム20A が固
定フレーム13側に閉じ合わされた際、前記作図ボード10
A の表面と所要の間隔を保って平行状態となるように関
係付けられている。
【0025】Yレール25A をX方向に駆動させる駆動機
構は、可動フレーム20A の内側に配設されている図示さ
れない駆動モータから各Xレール22A,22A の一端部にラ
インシャフトを介して動力を分岐伝達できるようにさ
れ、各Xレール22A,22A の両端部に配されるプーリ間に
巻掛けられる駆動ベルトをYレール走行支持体に連結し
て、Yレール25A が移動できるようにされている。
【0026】このYレール25A に架装されるペンキャリ
ッジ26A は、Yレール25A の基端部に付設されている駆
動モータによって移動されるように、公知の手段でYレ
ール25A に沿設の駆動ベルト28に繋がれている。なお、
前記Yレール25A のX方向駆動モータ及びペンキャリッ
ジ26A の駆動モータは、いずれも可動フレーム20A 基端
部側に設けられ、安定性が得られるようにされている。
【0027】また、可動フレーム20A と固定フレーム13
との関係は、固定フレーム13側に可動フレーム20A が接
して閉じ合わされた際、第1実施例と同様に固定フレー
ム13の作図ボード10A 面全体を覆うように可動フレーム
20A の上面に透明カバー36Aが取り付けられている。そ
して、可動フレーム20A は、作図ボード10A 面に接した
状態でこの作図ボード10A とYレール25A とが平行状態
に保たれるように周縁部端面24A が形成されている。な
お、ペンストック35A は可動フレーム20A の上頂面に設
けられ、コントロールパネルは例えばベースフレーム40
の適所に配され、作図制御機構はベースフレーム40内に
収容される。もちろん、コンピュータとの接続端子など
もベースフレーム40に設けて、操作に便利なように構成
される。
【0028】このように構成されたプロッタ1Bは、図4
で示されるように可動フレーム20Aを固定フレーム13か
ら引き離した状態で静電吸着板11A が通電状態にされて
いると、作図ボード10A 面は開放されているので、所要
の作図用紙をこの作図ボード10A 面に当てがうことによ
って、貼付できる。次いで可動フレーム20A を固定フレ
ーム13に向けて移動させることにより、この可動フレー
ム20A に組み込まれているYレール25A 及びペンキャリ
ッジ26A が作図面と平行状態になる。そこで、コントロ
ールパネルにてコンピュータからの出力信号を駆動部に
受け入れるようにすれば、Yレール25A とYレール25A
上でのペンキャリッジ26A との移動及びペン27の作動と
で作図される。
【0029】このような縦置き形に構成されたプロッタ
1Bでは、ベースフレーム40側に駆動機などの自重量の大
きい機器が配されて、安定性が保たれるようになってお
り、縦置き形にされることで設置スペースが少なくてす
む。また、可動フレーム20Aを作図面から退避させると
作図用紙1 が作図ボード10A 面から着脱容易になるの
で、取扱も便利になる。
【0030】図5に示されるのは、第3の実施例の全体
斜視図である。この図面に示されるプロッタ1Cは、前述
の第1実施例における作図ボードに代えて細幅の作図バ
ー16(プラテン17)がYレール25B と共にX方向に移動
自在な構成のものである。したがつて、一側部でヒンジ
15にて上下に開閉可能に連結される可動フレーム20B
と、その内部に組み込まれるYレール25B 、ペンキャリ
ッジ26B 、Yレール25BのX方向の支持・駆動機構、及
びペンキャリッジ26B の駆動機構、作図制御機構などに
ついては、第1実施例の場合と同じ構成になっている。
【0031】作図ボードに代わる作図バー16が配されて
いる固定フレーム13B は、安定性を保持できる寸法で可
動フレーム20B とのヒンジ15連結側辺に対向する側の内
側に副Xレール18が設けられ、この副Xレール18とYレ
ール25B の基端部との間に作図バー16が架設されて枠体
内に収まるように構成されている。
【0032】作図バー16は、図6で示されるように、作
図時Yレール25B に架装されているペンキャリッジ26B
保有のペン27と常時対向する位置で保たれるようにYレ
ール25B の基端部で一端を連結され、他端を副Xレール
18にガイドローラを介して移動自在に支持されている。
そしてこの作図バー16は上面がプラテン17となるように
平坦で表面が滑らかな層に形成されている。
【0033】この作図バー16のYレール25B との連結側
は、可動フレーム20B が開閉操作される際、支障を来さ
ないように、例えば直結される場合、図7で示されるよ
うに、作図バー16の基端部上側には開閉操作方向に円弧
状長孔16" を設けられた連結突片16' が突設され、Yレ
ール25B の基部と前記連結突片16' とを連結ピン19によ
って連結される。あるいは作図バー16の連結側端を固定
フレーム13B にX方向の案内レールを設けるようにし
て、この案内レールに端部を保持させると共に、二つ折
可能なリンクを介してYレール25B と連結されるように
しておくことができる。もちろん、これらに限定される
ものではない。
【0034】また、固定フレーム13B の上面X方向一端
部に作図用紙1 の固定保持手段37、例えば偏平なクラン
プが配設されている。この固定保持手段37と反対の側に
は、例えば副Xレール18を利用してX方向に移動可能
で、所望位置にて仮固定できる細幅の作図用紙保持バー
38が配される。この作図用紙保持バー38の固定手段とし
ては、摩擦力を利用して一時的にロックできるような係
止機構の採用が好ましい。そしてこの作図用紙保持バー
38に対して作図用紙端部を固定させるには、マグネチッ
クプレートを用いるほか、偏平なクランプによって固定
させるようになっていてもよい。
【0035】このような形式のプロッタ1Cでは、作図用
紙1 は、可動フレーム20B を図示のように開いて固定フ
レーム13B の上面が開放されている状態で、用紙の寸法
に応じて作図用紙保持バー38の位置を移動させて所要位
置に仮固定させ、その後作図用紙1 の一端は固定保持手
段37に固定し、他端を作図用紙保持バー38上に適宜手段
で固定させて貼付状態にさせる。この状態で作図用紙1
は、その裏面に接する作図バー16のプラテン17部分によ
って中間部が受支されている。
【0036】可動フレーム20B を固定フレーム13B 上面
に閉じ合わせれば、Yレール25B と作図バー16(プラテ
ン17)とが平行状態に保たれる。そこでコンピュータか
らの作図データが入力できる状態にすれば、Yレール25
B のX方向の移動とYレール25B 上でのペンキャリッジ
26B の移動、及びペン27のアップダウン操作によって、
作図が行われる。この作図時、前述のようにペン27の対
向位置には常時プラテン17が位置しているから、作図ボ
ードを有していなくとも正しく作図される。また、可動
フレーム20B によって作図面が覆われるのと、作図ボー
ドに代わる細幅のプラテン17上での作図になるので、ペ
ンダウンに際して生じる接触音が騒音源となることもな
い。
【0037】前述のように、作図用紙1 の下面に接して
X方向に移動される作図バー16上のプラテン17は、その
表面と作図用紙1 との接触抵抗が極めて少ないので、作
図用紙1 に対するX方向の引張り作用も僅少で、作図用
紙1 は両端部で固定されているだけであるにもかかわら
ず安定状態に保たれて、作図される。したがつて、プラ
テン17の表面は、平滑で硬度の高い材質の材料が採用さ
れる。また、表面は作図用紙1 との摩擦抵抗が少なくな
る処理を施して、静電気の発生を抑えるようにしておく
ことが望ましい。
【0038】次に図8に示されるのは本発明プロッタの
第4実施例であって、使用時作図面が垂直面から適宜角
度傾斜させた状態に保たれる縦置き形構造にされた形式
で、Yレールが保持される可動フレームを作図位置から
退避させた状態での全体斜視図である。この図面に示さ
れるプロッタ1Dは、前述の第2実施例におけるプロッタ
での作図ボードに代えて細幅の作図バー16C を固定フレ
ーム13C に配設され、この固定フレーム13C と、基端部
を枢支されて所定の回転角で回動可能な可動フレーム20
C とは、ベースフレーム40C に支持されて構成されてい
る。
【0039】したがって、可動フレーム20C と、この可
動フレーム20C 内部に組み込まれるYレール25C 、ペン
キャリッジ26C 、Yレール25C のX方向の支持・駆動機
構、及びペンキャリッジ26C の駆動機構、作図制御機構
などについては第2実施例の場合と同じ構成になってい
る。もちろん、可動フレーム20C がベースフレーム40C
に対して基端部で枢支されていることも同様である。
【0040】固定フレーム13C は、基端部でベースフレ
ーム40C に所要の角度で傾斜起立状態に固着されてい
る。この固定フレーム13C には、基端側と上部側とに副
Xレール18C が平行に設けられ、背面部はカバーによっ
て囲われている。前記副Xレール18C,18C 間に作図バー
16C が架設されて枠内に収まるように構成されている。
【0041】作図バー16C は、前述の第3実施例と同様
に、作図時Yレール25C に架装されているペンキャリッ
ジ26C 保有のペン27と常時対向する位置で保たれるよう
に、Yレール25C の基端部に一端を連結されている。こ
の作図バー16C の上面はプラテン17C となるように平滑
で硬度の高い材質の材料を用いて形成され、また望まし
くは摩擦抵抗が少なくなる処理を施して静電気の発生が
抑えられるようにされている。さらに、Yレール25C と
共に移動自在で、かつ作図用紙1 の貼付交換に際して、
可動フレーム20C を作図面から退避させるとき、Yレー
ル25C と作図バー16C との連結に支障を来さないよう
に、連結基部で円弧長孔を通じて両者の基端部同士がピ
ン連結されるようにするか、あるいは二つ折可能なリン
クを介してYレール25C と作図バーとが連結されてい
る。もちろん、目的を達成させ得る機構であれば、これ
に限定されない。
【0042】作図用紙1 の固定保持手段37C は、図7で
示されるように、固定フレーム13Cの両縦部材もしくは
それに沿設される受け片に対して、偏平なクランプなど
が配される。なお、必要に応じて一方の受け片はX方向
に例えば副Xレール18C を利用して任意位置で係脱可能
に係止できる係止機構を備えた保持バー38C を配し、こ
れに偏平なクランプを付属させるような構造とすること
ができる。
【0043】このような構成のプロッタ1Dにおいては、
作図用紙1 をセットするのに図7で示されるように可動
フレーム20C を固定フレーム13C から引き離すように回
動させると、作図用紙1 の取り付け面が開放されるの
で、固定フレーム13C に設けられている両側の用紙の固
定保持手段37C と係止機構を備える保持バー38C によっ
て端部を固定して貼付させることができる。次いで可動
フレーム20C を固定フレーム13C 側に回動させて両者を
閉じ合わせることにより、この可動フレーム20Cに組み
込まれているYレール25C 及びペンキャリッジ26C が作
図面と平行状態になる。そこで、コントロールパネルに
てコンピュータからの出力信号を駆動部に受け入れるよ
うに操作すれば、Yレール25C とYレール25C 上でのペ
ンキャリッジ26C との作動によって作図されることにな
る。
【0044】なお、作図中は可動フレーム20C の外殻と
固定フレーム13C の外殻とによって囲われた空間部内で
ペンキャリッジ26C が自在に移動されることによって作
図でき、作図用紙1 が左右両端辺を固定されているだけ
であるが、外部からの風などの影響を受けずにプラテン
17Cの上面によって作図位置を常に保持されつつ作図で
きることになる。また、固定フレーム13C に対して可動
フレーム20C が閉じ合う構成にされることで、作図中は
密閉構造になって遮音効果を呈する。
【0045】また、このような縦置き形に構成されたプ
ロッタ1Dによれば、駆動モータや制御機器等嵩張るも
の、重いものなどをベースフレーム40C側に配されて、
全体の安定を図ると共にその他の部分を軽量にして、可
動部が小動力で作動できるようになり、縦形に構成でき
ることから設置スペースが少なくても合理的に作図でき
る装置を得ることが可能になる。
【0046】本発明における固定フレームと可動フレー
ムとの関係については、上記実施例に限定されるもので
なく、Yレールを備える側を固定フレームとし、作図面
側を可動フレームとすることもできる。
【0047】
【発明の効果】前述のように、本発明のプロッタによれ
ば、Yレール及びそれに支持されるペンキャリッジ部分
が、可動フレームと共に回動させることで作図面から退
避させて、作図用紙の貼付面を開放させることができる
ので、用紙の交換貼付操作が容易になる。
【0048】また、可動フレームを箱形にしたことによ
って作図面を覆う状態になるので、作図時のペンダウン
に際して発する音が外部に漏れるのを防ぎ、騒音源とな
るのを防止できる。さらに、外部から物がYレール等に
接触して作図に支障を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プロッタの作図面が開いた状態での第1
実施例全体斜視図である。
【図2】作図面が閉じた状態の中央縦断面図である。
【図3】一部を切り欠いて示す平面図である。
【図4】本発明プロッタの第2実施例全体斜視図であ
る。
【図5】本発明プロッタの第3実施例全体斜視図であ
る。
【図6】第3実施例のプロッタにおける作図状態での要
部拡大断面図である。
【図7】作図バーとYレールとの連結部の一例を示す要
部斜視図である。
【図8】本発明プロッタの第4実施例全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 作図用紙 10,10A 作図ボード 11,11A 靜電吸着板 13,13B,13C 固定フレーム 15 ヒンジ 16,16C 作図バー 16’ 連結突片 16” 円弧状長孔 17,17C プラテン 18,18C 副Xレール 19 連結ピン 20,20A,20B,20C 可動フレーム 22,22’,22A,22C Xレール 23 Yレール走行用の駆動機 23a ラインシャフト 23b,23c プーリ 23d 駆動ベルト 25,25A,25B,25C Yレール 26,26A,26B,26C ペンキャリッジ 27 ペン 27a ペンホルダ 28 ペンキャリッジの駆動ベルト 29,29a ガイドローラ 30 駆動部 35,35A,35C ペンストック 36,36A,透明カバー板 37,37C 作図用紙の固定保持手段 38,38C 作図用紙保持バー 40,40C ベースフレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側部で枢着される固定フレームと可動
    フレームを有して、その一方のフレームは作図用紙が保
    持できて作図面を備え、他方のフレームにはペンキャリ
    ッジを備えるYレールがXレールに沿い移動自在に支持
    され、この両フレームが閉じ合わされると作図可能な状
    態に保持される構成であることを特徴とするプロッタ。
  2. 【請求項2】 固定フレームと可動フレームとを、枢着
    部を下側にした状態で所要角度でベースフレーム上に起
    立させて、可動フレームが固定フレーム側に回動されて
    組み合わされることにより、作図面に対してペンが作図
    可能な姿勢となるようにされている構成である請求項1
    に記載のプロッタ。
  3. 【請求項3】 表面にプラテンを備える細幅の作図バー
    がYレールと共に移動自在なように固定フレームの内側
    に組み込まれ、この作図バーのプラテンで作図面が構成
    されている請求項1または2に記載のプロッタ。
  4. 【請求項4】 前記作図バーとYレールとは、Yレール
    に架装されるペンキャリッジ保有のペンと作図バー表面
    のプラテンとが作図時平行な状態で対向するように、作
    図バーの基端部とYレールの基部とで回動自在に連結さ
    れている請求項3に記載のプロッタ。
  5. 【請求項5】 Yレールを備えたフレームは、透明のカ
    バーを備える作図面側開放の箱形に形成されている請求
    項1乃至4のいずれかに記載のプロッタ。
JP19192291A 1991-07-03 1991-07-31 プロツタ Pending JPH0532095A (ja)

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JP19192291A JPH0532095A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 プロツタ
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8047824B2 (en) * 2006-03-06 2011-11-01 Nebojsa Boskovic Vane machine with stationary and rotating cylinder parts
US8136750B2 (en) 2005-10-13 2012-03-20 Earthtechnica Co., Ltd. Powder processing apparatus and powder processing system

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