JPH058590A - プロツタ - Google Patents

プロツタ

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JPH058590A
JPH058590A JP19068791A JP19068791A JPH058590A JP H058590 A JPH058590 A JP H058590A JP 19068791 A JP19068791 A JP 19068791A JP 19068791 A JP19068791 A JP 19068791A JP H058590 A JPH058590 A JP H058590A
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JP
Japan
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rail
pen
platen
frame
plotter
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Application number
JP19068791A
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English (en)
Inventor
Atsuhiro Iwakawa
敦広 岩川
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Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
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Publication date
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Priority to US07/907,521 priority patent/US5291659A/en
Publication of JPH058590A publication Critical patent/JPH058590A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペンに対向させて作図用紙の下敷となる部材
が、ペンキャリッジを備えたYレールとともに移動され
るように構成された作図ボードを有しないプロッタであ
る。 【構成】 平行に配されるXレール14,14'間に横移動自
在に架設されるプラテン10支持バー11と、ペンキャリッ
ジ21を備えるYレール20とが、Yレール20に架装される
ペンキャリッジ21のペンホルダにて保持されたペン24
を、常時プラテン10に対向させて移動自在で作図できる
ように構成され、プラテン10支持バー11側かYレール20
側のいずれかを退避させることにより、作図用紙1 がそ
の取り付け面に対して着脱できるようにされている。 【効果】 作図に必要な最小限の作図用紙受け面をペン
キャリッジに備えられたペンに常時対向させて作図でき
るようになっているので、構造が簡素化されて、作図精
度が高められ、しかも安価に提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作図ボードを備えること
なく作図できる構成のプロッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、XYプロッタ、特にフラットベッ
ド式のXYプロッタにては、周知のように作図ボードの
上面に作図用紙を貼付して、その上側をガイドレールに
沿って横移動させるYレールにペンキャリッジを備え、
このYレールの移動とペンキャリッジのYレール上での
移動とで、XY両方向にペンキャリッジを移動させ、こ
のペンキャリッジに保持されたペンを作動させて作図用
紙に描画される形式である。そのために、取り扱い得る
最大寸法の用紙に応じて数種の大きさのものが製作され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラットベッド
式のXYプロッタでは、下記のような問題点がある。 (1) YレールあるいはXレールが動く下側に固定された
作図ボードは、その寸法が大きくなるほど平面度を出す
ことが難しい。 (2) 作図ボードの平面度を高めようとすると当然価格が
高くなる。 (3) 作図ボードは平面精度を高めて保持させようとする
ため頑丈なものが要求され、重くなる。 (4) 作図の際ペンがダウンされる際の作図用紙に対する
ペンの接触時、発生する音が響いて騒音を発生する。
【0004】そこで、本発明にては、このような問題点
を解決して、作図ボードを備えることなく、この作図ボ
ードに代わり棒状の作図面がペンとともに移動されるよ
うにして、作図が合理的に行えるように構成されたプロ
ッタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、ペンキャリッジを備えるYレールとそ
のペンキャリッジに保持されるペンに対向して配される
プラテンとが、それぞれフレームに支持されて、そのフ
レーム付設のXレールに沿い作図用紙を挟んで共に移動
される構成としたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このような構成の本発明にては、ペンキャリッ
ジを備えるYレールとプラテンとが、フレームに支持さ
れてこのフレームに付設のXレールに沿い走行される際
には、Yレールとプラテンとが平行に保持される構成と
なり、プラテンとペンキャリッジにて支持されるペンと
の間に配される作図用紙に対して、ペンは常に対向する
位置にあるプラテンと共に移動されて作図されることに
なる。
【0007】この明細書において、Yレールとはペンキ
ャリッジを支持して移動させるためのレールを言い、プ
ロッタの向きが変わってX方向に配置されている場合の
ものも含まれるものとする。したがって、Xレールはプ
ロッタの向きが変わってY方向に配される場合のものも
含まれる。
【0008】
【実施例】以下本発明プロッタを一実施例について、図
面に基づき説明する。図1に示されるのは本発明プロッ
タの原理的な概要図である。図2は図1におけるYレー
ルとプラテンとの支持関係の一例を示す概要図である。
これらの図面で示されるように、受け側となるプラテン
10が付属する支持フレームには、所定の間隔で平行する
一対のXレール14,14'が配され、この両Xレール14,14'
間に適宜幅のバー11が、その両端にそれぞれ配されるガ
イドローラ12を前記各Xレール14,14'に転動自在な状態
で係合させて架設されている。このバー11は上面が平坦
な比較的細幅の硬質表面に形成されたプラテン10を、ほ
ぼ全長にわたって備えている。
【0009】このプラテン10に対して上側には、プラテ
ン10の表面と平行状態でYレール20が配されている。こ
のYレール20は、その一端を前記プラテン10の取り付く
バー11の一端部にヒンジ13によって連結され、他端は前
記Xレール14と平行して上側に配される副Xレール28に
より案内されるガイドローラ29を備えている。
【0010】このYレール20にはペンキャリッジ21がY
方向に往復移動自在なように付設され、電磁プランジャ
22により上下動操作されるブラケット23を介してペンホ
ルダにペン24が着脱可能に保持されている。なお、この
ペン24のY方向移動位置の直下に、前記細幅のプラテン
10が位置するようになっている。言い換えれば、プラテ
ン10上をペン24が平行にY方向に往復移動自在なように
Yレール20と、それに沿って移動されるペンキャリッジ
21が設けられている。このYレール20の先端部側と基端
部側とに各々配設されるプーリ25,25'にて巻回された駆
動ベルト26はペンキャリッジ21の適所と結合され、Yレ
ール20の基端部に付設されている駆動モータ27にて所要
速度で走行されるようになっている。
【0011】前述のプラテン10を備えるバー11とペンキ
ャリッジ21を備えるYレール20とは、基端でヒンジ13連
結されているので、同時にXレール14,14'及び副Xレー
ル28に沿ってX方向に往復動できる。このX方向の走行
は各Xレール14,14'に沿って配された駆動ベルトをプラ
テン10を備えるバー11の両端部にそれぞれ接続して、1
個所に配されるX方向の駆動モータ(図示省略)によっ
て駆動されるようになっている。
【0012】作図用紙1 は、例えばプラテン10を備える
バー11が走行案内されるXレール14,14'を組み込まれた
支持フレーム15に取り付けられている支持部材16,16
と、一方(図上上側)のXレール14に沿って設けられた
受支部片17と、この受支部片17に対して所要の間隔で配
される受け部片18との上面に、例えば周知のマグネチッ
クプレート(図示せず)で固定させる。あるいは各部材
16及び各部片17,18 に沿ってクランプ(図示せず)を配
して作図用紙1 の周縁部を挟持させて定置されるように
することが好ましい。
【0013】なお、作図用紙1 を所定位置に貼付する際
には、ペンキャリッジ21を備えるYレール20と、その横
行用の副Xレール28が設けられている支持フレーム(図
示省略)をヒンジ13を支点として退避方向に回動させた
後に行う。
【0014】このように構成された本発明のプロッタに
あっては、作図用紙1を所定の位置に貼付した後、Yレ
ール20とその支持フレームとを作図用紙1 貼付側に重ね
るようにして準備を整える。作図に際しては、従来のプ
ロッタと同様にコンピュータから出力されるデータによ
って各モータ等の駆動操作部が順次作動されて、Yレー
ル20のX方向の移動とYレール20上でのペンキャリッジ
21のY方向の移動と、ペンキャリッジ21でのペン24の上
下動との操作によって作図用紙1 上にペンプロットさ
れ、作図が行われる。
【0015】この作図操作時、Yレール20に支持されて
Y方向に移動されるペンキャリッジ21上のペンホルダに
保持されるペン24は、Yレール20とプラテン10を備える
バー11とが作図用紙1 を挟んでX方向に一体的に移動さ
れ、Y方向の作図時は、プラテン10に対向するペン24が
そのまま移動することになるので、作図用紙1 に対して
プラテン10は細幅であっても何等支障なく、図3で示さ
れるように常に作図中のペン24の下側にはプラテン10が
位置して、円滑に作図される。
【0016】したがつて、プラテン10のX方向の移動範
囲と、ペンキャリッジ21のY方向の移動範囲とが定めら
れれば、その全範囲内において、何等問題なく作図でき
る。
【0017】このような作動構成になっているので、作
図用紙1 の下面に接してX方向に往復動されるプラテン
10は、その表面と作図用紙1 との接触抵抗が極力少ない
ものであることが好ましい。したがつて、プラテン10の
表面は、平滑で硬度の高い材質の材料が採用される。あ
るいはロールを用いるようにしてもよい。さらに、この
プラテン10の表面は作図用紙1との摩擦抵抗が少なくな
る処理を施して、静電気の発生を抑えるようにしておく
ことが望ましい。
【0018】また、プラテン10に対してYレール20は、
前述のように片側で枢着されてペンが退避され、その後
に作図用紙の付け外しを行う形式のほかに、両端部でリ
ンク機構によってプラテン10の支持バー11とYレール20
とを連結するような方式も採用できる。さらに、プラテ
ン10の支持バー11およびYレール20は1個のフレームに
組み込んで構成することも可能である。
【0019】次に、本発明のプロッタを平面的に設置し
て用いられるようにされた1具体例について、図4乃至
図6で示されるもので、その構成を説明する。図4に示
されるのは平面図であり、図5に示されるのは図4のV
−V視断面図であり、図6はペンキャリッジを備えるY
レール側がプラテン10側から退避させた状態を表す断面
図である。
【0020】この形式のプロッタは、従来のフラットベ
ッド型のものにおける作図ボードを取り除いた態様のも
のである。図4において、下部フレーム30はXレール31
配設側と、図示されない制御装置などが収容されるスペ
ースとが組み込まれている。
【0021】この下部フレーム30と、その上側に重ね合
わされる上部フレーム35とは、図4及び図5で示される
ように、一方の長辺側でヒンジ32により上部フレーム35
が上下に開閉可能に連結されている。また、下部フレー
ム30に組み込まれているXレール31,31 間には、両端部
をその両Xレール31,31 に案内されるガイドローラ12a,
12a を備えたプラテン支持バー11A が架設されている。
なお、この具体例ではコ字形にされたXレール31上下内
面に複数のガイドローラ12a がそれぞれ接して案内さ
れ、かつ一方の前記Xレール31に対して90°向きを変
えて併設されるガイド31' を挟む別途ガイドローラ12a'
によって支持バー11A の走行位置が決まるようにされて
いる。
【0022】上部フレーム35は前記下部フレーム30と同
様に形成されて、この上部フレーム35組み込みの副Xレ
ール36,36 間に両端部に設けられたガイドローラ29a,29
a が前記各副Xレール36をそれぞれ挟持して案内される
Yレール20A が架設されている。このYレール20A に
は、ペンキャリッジ21A が図示省略されている周知の案
内手段によってY方向に走行自在なように架装されてい
る。このようなYレール20A は、その両端部で、図4に
て示されるように、副Xレール36の一端部に配された駆
動機37からラインシャフト37a の両端部に取り付くプー
リ37b とXレール36,36 の他端部に設けられている各プ
ーリ37c とに巻掛けられた駆動ベルト38を連結して、駆
動機37によってX方向に駆動される。また、Yレール20
A は上部フレーム付設のガイド36' を挟持して走行位置
ずれを起こさないようにされたガイドローラ29a',29a'
を備えている。なお、図上左側の適所にペンストック
(図示省略)が配置されている。
【0023】プラテン10A は前記の支持バー11A 上に設
けられ、このプラテン10A の上側に前記Yレール20A に
架装されているペンキャリッジ21A 付設のペン24が位置
するようにされる。もちろん、Yレール20A とプラテン
10A とは使用状態で所要の間隔をおいて平行に位置する
ように配される。また、プラテン10A は前述のように表
面平滑で所要硬度を有し、作図用紙1 との摩擦抵抗が少
ない条件に形成されている。
【0024】前記のプラテン10A 支持バー11A とペンキ
ャリッジ21A を備えるYレール20Aとは、上部フレーム3
5と下部フレーム30とのヒンジ32による連結側で、中間
部で二つ折れできるリンク39によって連結され、前記駆
動機37によるYレール20Aの移動とともに走行される。
してがつて、プラテン10A に対してペン24は常に同一条
件で作図位置を保たれるようになされている。
【0025】作図用紙1 の取り付けは、下部フレーム30
に設けられているXレール31,31 の構成部材33,33'間に
一端側で固定架設の固定受け部材33a と、その反対側で
X方向へ移動可能に架設される可動受け部片33b とにク
ランプもしくは公知のマグネチックプレートによって周
端部を固定されるようになっている。可動受け部片33b
は、Xレール31,31 構成部材に、図示されないガイドに
より案内されて任意の位置で固定・固定解除できるよう
にされている。
【0026】また、上部フレーム35の上面には、透明カ
バー板35A が取り付けられてあり、作図中は覆われるよ
うにされている。このようにしてあることで、周端部と
プラテン10A による保持部以外で支持されていない作図
用紙1 が、外部からの風による影響を受けないようにさ
れている。
【0027】作図操作については、前述のものと同様に
コンピュータから出力されるデータにより、各駆動部が
順次駆動操作され、ペンキャリッジ21A がYレール20A
上でY方向に、そしてYレール20A 及びプラテン10A が
Xレール31,副Xレール36に沿ってX方向に、それそれ
移動されることにより、ペン24に与えられる作図指示信
号で、ペン24は常にプラテン10A 上で作図用紙1 に対し
て作図できる。
【0028】作図用紙1 の装着及び取り外しに際して
は、上部フレーム35を持ち上げることにより、ヒンジ32
を基点にして開くことがてきるので、簡単に作図用紙1
を取り替えることができる。
【0029】次に図7に示すのは本発明プロッタの他の
一具体例であって、使用時作図面が垂直面から適宜角度
傾斜させた状態に保たれる縦型構造にされた形式で、Y
レールが保持される可動フレームを作図位置から退避さ
せた状態での全体斜視図である。図8はこのプロッタの
左側面図、図9は正面図、図10は背面図であり、図1
1は使用状態での左側面図である。これらの図面に示さ
れるプロッタは、プラテン10B の支持バー11B がX方向
に案内支持される固定フレーム40と、基端部を枢支され
て所定の回転角で回動可能なYレール20B を支持する可
動フレーム45と、これら固定フレーム40と可動フレーム
45とを支持して定着できるようにされたベースフレーム
50とで外殻が構成されている。
【0030】まず、固定フレーム40は、その基端をベー
スフレーム50に所要の角度(例えば平面から約70°)
で作業時の後方へ傾斜させて立設されている。この固定
フレーム40には、表面側にて上部とベースフレーム50側
とにXレール41,41 が平行して設けられ、この両Xレー
ル41,41 に両端部を案内されてプラテン10B の支持バー
11B が配設されている。また、頂部に作図操作等のコン
トロールパネル42が設けられている。
【0031】可動フレーム45は、ベースフレーム50に基
端部をヒンジにて所要回転角度回動可能に取り付けら
れ、前記固定フレーム40に対向する面側にYレール20B
が上端部を上側内部に配設の副Xレール44に案内され、
下端部は固定フレーム40側に配設される支持バー11Bの
基部に枢着されてX方向に移動自在に設けられている。
このYレール20B は可動フレーム45が固定フレーム40側
に閉じ合わされた際、前記固定フレーム40側のプラテン
10B と所要の間隔で平行状態となり、かつYレール20B
に架装されているペンキャリッジ21B に設けられたブラ
ケット23B のペンホルダによって保持されるペン24が前
記プラテン10B 上に位置するように配設されている。
【0032】Yレール20B に架装されたペンキャリッジ
21B は、Yレール20B の基端部に付設されている駆動モ
ータ27B によって移動されるように公知の手段でYレー
ル20B に沿設の駆動ベルト26B に繋がれている。
【0033】さらにこの可動フレーム45の固定フレーム
40に対向する面を形成している上縁部45a に、作図用紙
1 の一辺を挟んで固定される嵩低いペーパーホルダー48
が付設され、フレーム両側に沿って任意位置で停止でき
る適宜幅の用紙保持手段49が下半部に備えられている。
この用紙保持手段49としては、例えば磁石板による用紙
押えを備える細幅の保持板とマグネチックプレートとの
組合せ、あるいは保持板に嵩低いクリップ状の挟持片を
備えたものなどが採用できる。そして、保持板は可動フ
レーム45の両側部に設けられるガイドに沿って所要位置
で係止できるようにされるのが好ましい。ただし、これ
らに限定されるものではない。
【0034】また、可動フレーム45と固定フレーム40と
の関係は、両者が閉じ合わされたとき、固定フレーム40
の内側に可動フレーム45が受け入れられて受支されるよ
うに構成されている。このような関係で固定フレーム40
の上頂部に切欠れた凹部43に、可動フレーム45の上頂面
に設けられたペンストック46部分が受け入れられるよう
にされている。可動フレーム45の上頂面に設けられたコ
ントロールパネル42は、ベースフレーム50内に配設され
る制御機器と繋がれている。なお、可動フレーム45の前
面上部には起倒用の操作部47が凹設(これに限定され
ず、必要に応じて把手などを設けることができる)され
ている。また、使用状態での可動フレーム45の表面とな
る部分には透明のカバー板55が付されている。
【0035】ベースフレーム50は前記固定フレーム40及
び可動フレーム45と、これらによって保持されるプラテ
ン10B 、及びペンキャリッジ21B を備えたYレール20B
などを安定状態に維持できる大きさに形成され、固定フ
レーム40の基部背後に開閉蓋51が付され、内部空間に各
種制御機器が配設内蔵されている。またベースフレーム
50の前半内部は、前記プラテン10B 支持バー11B 及びY
レール20B のX方向駆動機53やYレール20B に架装のペ
ンキャリッジ21B 走行用駆動機27B が収まるようにされ
ている。
【0036】このように構成されたプロッタにおいて
は、作図用紙1 をセットするのに図7で示されるように
可動フレーム45を固定フレーム40から引き離すように回
動させる。このように可動フレーム45が固定フレーム40
から引き離されることで、作図用紙1 の取り付け面が開
放されるので、可動フレーム45側に設けられている上縁
部45a に、作図用紙1 の一辺を当てがってペーパーホル
ダ48によって、まず固定し、作図用紙1 の他辺(実質的
に下辺)を、可動フレーム45の両側部に沿わせて移動停
止された用紙保持手段49により挟持させて、作図用紙1
を緊張状態で固定させる。
【0037】作図用紙1 の取り付け操作が終わったなら
ば、可動フレーム45を固定フレーム40側に回動させて、
この固定フレーム40の表面空間に受け入れられる(図1
1参照)。この状態では固定フレーム40側に配されるプ
ラテン10B に対してペンキャリッジ21B を備えるYレー
ル20B が平行状態になる。また、この状態ではペンキャ
リッジ21B のブラケット23Bに保持されているペン24
は、作図用紙1 に対してペンダウン容易な姿勢に保たれ
る。ペン24のX方向への移動は、ベースフレーム50部分
に内蔵された状態のX方向駆動モータ53によって往復移
動させられる。ペン24のY方向の移動は、Yレール20B
の基端部に付設されている駆動モータ27Bによってペン
キャリッジ21B が駆動操作されて往復移動させられる。
【0038】したがつて、制御機器に接続されるコンピ
ュータから出力されるデータによって各駆動部が順次作
動操作されると、ペン24に与えられる作図指示信号でペ
ン24が対向するプラテン10B 上で作図用紙1 に対して作
図できる。なお、作図その他の指示は、固定フレーム40
の頂部に設けられたコントロールパネル42部分で入力で
きる。また、ペン24の交換については、可動フレーム45
頂部に設けられているペンストック46位置にペンキャリ
ッジ21B を移動させて交換するようにされている。
【0039】作図中は固定フレーム40の外殻と可動フレ
ーム45の外殻とによって囲われた空間部内でペンキャリ
ッジ21B が自在に移動させることによって作図でき、作
図用紙1 が上下両端辺を固定されているだけであるが、
外部からの風などの影響を受けずにプラテン10B の上面
によって作図位置を常に保持されつつ作図できることに
なる。
【0040】また、この具体例のように構成されたプロ
ッタによれば、駆動モータや制御機器等嵩張るもの、重
いものなどをベースフレームの部分に配置して、全体の
安定を図ると共にその他の部分を軽量にして、可動部が
小動力で作動できるようになり、縦型に構成できること
から設置スペースが少なくても合理的に作図できる装置
を得ることが可能になる。しかも、固定フレーム40に対
して可動フレーム45が嵌め合わされて密閉構造になるか
ら、作図時に発生する例えばペン24ダウンに際しての衝
撃音など騒音を遮蔽できる効果がある。
【0041】以上に説明したように、本発明プロッタで
はペンとその下側で作図用紙の下敷となるプラテンと
が、如何なる位置でも相対して移動されるようになって
いるので、そのプラテンについては前述の細幅の平坦な
ものに代えて回転できるローラを用いるようにすること
もでき、ローラにてなるプラテンであればその移動に際
して回転させることにより、作図用紙との摩擦抵抗を減
じることになって効果的である。
【0042】
【発明の効果】前述のように、本発明のプロッタによれ
ば、作図面となる部分を細幅のプラテンによってXY両
方向への作図描線も自在に行えるので、従来のような作
図ボードを省略できることになり、全体構造が簡素化さ
れ、XY両レールとその保持部の精度を高めれば作図精
度を高めることができで、従来にない簡単な構造のプロ
ッタを経済的に提供できるようになる。また、広い作図
ボードを要しないから作図時のペンのダウンに際して音
を発しても響くことなく、騒音源となることもない。
【0043】さらに、本発明によれば、そのXレールと
Yレールとの支持構造を選択することによって、軽量で
嵩の低い構成のプロッタが得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プロッタの原理的な概要図である。
【図2】図1におけるYレールとプラテンとの支持関係
の一例を示す概要図である。
【図3】プラテンとペンとの関係を表す模式図である。
【図4】本発明に基づく一具体例の一部透視平面図であ
る。
【図5】図4におけるV−V線に沿って視た断面図であ
る。
【図6】ペンキャリッジを備えるYレール側がプラテン
側から退避された状態を表す断面図である。
【図7】本発明プロッタの縦型構造にされた一具体例で
あって、Yレールを保持する可動フレームが作図位置か
ら退避させた状態での全体斜視図である。
【図8】図7の正投影左側面図である。
【図9】図7で示されるプロッタの正面図である。
【図10】図7で示されるプロッタの背面図である。
【図11】使用状態での側面図である。
【符号の説明】
1 作図用紙 10,10A,10B プラテン 11,11A,11B プラテンの支持バー 12,12a,12a’,29,29a,29a’ガイ
ドローラ 13,32 ヒンジ 14,14’,31,41 Xレール 15 支持フレーム 16 作図用紙の支持部材 17 作図用紙の受支部片 18 作図用紙の受け部片 20,20A,20B Yレール 21,21A,21B ペンキャリッジ 23,23B ブラケット 24 ペン 26,26B ペンキャリッジの駆動ベルト 27,27B 駆動モータ 28,36,46 副Xレール 30 下部フレーム 31’ ガイド 33a 固定受け部材 33b 可動受け部片 35 上部フレーム 35A,55 透明カバー板 37 Yレール走行用の駆動機 37a ラインシャフト 37b,37c プーリ 38 駆動ベルト 40 固定フレーム 42 コントロールパネル 45 可動フレーム 46 ペンストック 48 ペーパーホルダー 49 用紙保持手段 50 ベースフレーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンキャリッジを備えるYレールとその
    ペンキャリッジに保持されるペンに対向して配されるプ
    ラテンとが、それぞれフレームに支持されて、そのフレ
    ーム付設のXレールに沿い作図用紙を挟んで共に移動さ
    れる構成であることを特徴とするプロッタ。
  2. 【請求項2】 ペンキャリッジを備えるYレールとプラ
    テンの支持体とは、少なくとも一端部で連結されて互い
    に離間可能で、作図時前記Yレールとプラテンとが平行
    に保持される構成である請求項1に記載のプロッタ。
  3. 【請求項3】 フレームが2個組み合わされており、そ
    の1個に前記Yレールが他の1個にプラテンが各々支持
    されて、一方のフレームの一端に他方のフレーム端が回
    動可能に連結されている請求項1または2に記載のプロ
    ッタ。
  4. 【請求項4】 用紙固定手段が、ペンキャリッジを備え
    るYレールの支持されるフレームまたはプラテンの支持
    されるフレームに設けられている請求項1乃至3のいず
    れかに記載のプロッタ。
  5. 【請求項5】 プラテンが支持されているフレームと、
    これに対向されてペンキャリッジを備えるYレールが支
    持されているフレームとを、所要の角度でベースフレー
    ム上に起立させて、いずれか一方のフレームが他方のフ
    レームに回動させて組み合わせることで、プラテンに対
    してペンが作図可能な姿勢となるように、基端部で枢着
    されている請求項1乃至4のいずれか記載のプロッタ。
  6. 【請求項6】 前記ペンキャリッジの駆動機と、Yレー
    ルをX方向に駆動させる駆動機とが、ベースフレーム側
    に配設されている請求項7に記載のプロッタ。
JP19068791A 1991-07-03 1991-07-03 プロツタ Pending JPH058590A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014188786A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Seiko Epson Corp 記録装置
CN112895773A (zh) * 2021-02-05 2021-06-04 湖北理工学院 一种用于环境设计的便携绘图装置

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