JPH0532066Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0532066Y2 JPH0532066Y2 JP2556788U JP2556788U JPH0532066Y2 JP H0532066 Y2 JPH0532066 Y2 JP H0532066Y2 JP 2556788 U JP2556788 U JP 2556788U JP 2556788 U JP2556788 U JP 2556788U JP H0532066 Y2 JPH0532066 Y2 JP H0532066Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- presser foot
- thread guide
- needle
- thread
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 13
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000004826 seaming Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は偏平縫いミシンの押え金に関する。
従来技術
偏平縫いミシンには一般に、主軸に連動して針
棒の回りを揺動し、並列する複数の針の手前を往
復動するスプレツダーが設けられている。このス
プレツダーは、第７図に示すように針棒１に設
け、針棒１とゝもに上下動する移動糸案内２及び
その下方の固定糸案内３を経て押え金４の針孔５
に通される飾り糸Ｔを固定糸案内３と押え金の針
孔５との間で捕捉して針N1，N2，N3の手前を左
方に牽引し、左死点より復動する際に解放する作
用を行うようになつており、スプレツダー６が飾
り糸Ｔを捕捉するときには、捕捉が確実に行える
ように下降した移動糸案内２で飾り糸Ｔが固定糸
案内３の長孔７内の手前側に位置し、スプレツダ
ー６が飾り糸Ｔを捕捉して牽引するときには、飾
り糸は移動糸案内２の上昇に伴い長孔７内を後方
に向つて移動し、右針N3がその飾り糸の手前側
に降下するようになつている。
棒の回りを揺動し、並列する複数の針の手前を往
復動するスプレツダーが設けられている。このス
プレツダーは、第７図に示すように針棒１に設
け、針棒１とゝもに上下動する移動糸案内２及び
その下方の固定糸案内３を経て押え金４の針孔５
に通される飾り糸Ｔを固定糸案内３と押え金の針
孔５との間で捕捉して針N1，N2，N3の手前を左
方に牽引し、左死点より復動する際に解放する作
用を行うようになつており、スプレツダー６が飾
り糸Ｔを捕捉するときには、捕捉が確実に行える
ように下降した移動糸案内２で飾り糸Ｔが固定糸
案内３の長孔７内の手前側に位置し、スプレツダ
ー６が飾り糸Ｔを捕捉して牽引するときには、飾
り糸は移動糸案内２の上昇に伴い長孔７内を後方
に向つて移動し、右針N3がその飾り糸の手前側
に降下するようになつている。
考案が解決しようとする問題点
スプレツダー６が飾り糸Ｔを捕捉する第８図の
状態にあるとき、例えばテープを挿入したり、縫
い継ぎ用の生地を挿入するため押え金４を持上げ
ると、第９図に示すように右斜め手前に張出す飾
り糸Ｔが押え金４の針孔５の右側端面で扱かれな
がら持上げられ、そのため糸が針側に引き寄せら
れるとともに移動糸案内２と生地Ｗに縫込まれた
箇所までの糸経路が長くなり、張力が増す。する
と飾り糸Ｔは糸経路が短くなり、張力が緩和され
る方向、すなわち長孔内を点線位置より実線位置
に針に向かつて移動する。その結果、飾り糸Ｔは
スプレツダー６の通路或いはスプレツダーの係合
部９から外されてしまい（第７図参照）、その後
押え金４を下ろしたときもその位置にとゞまり、
何らかの方法で長孔手前に戻さないと、掬い損な
いを生じるようになる。
状態にあるとき、例えばテープを挿入したり、縫
い継ぎ用の生地を挿入するため押え金４を持上げ
ると、第９図に示すように右斜め手前に張出す飾
り糸Ｔが押え金４の針孔５の右側端面で扱かれな
がら持上げられ、そのため糸が針側に引き寄せら
れるとともに移動糸案内２と生地Ｗに縫込まれた
箇所までの糸経路が長くなり、張力が増す。する
と飾り糸Ｔは糸経路が短くなり、張力が緩和され
る方向、すなわち長孔内を点線位置より実線位置
に針に向かつて移動する。その結果、飾り糸Ｔは
スプレツダー６の通路或いはスプレツダーの係合
部９から外されてしまい（第７図参照）、その後
押え金４を下ろしたときもその位置にとゞまり、
何らかの方法で長孔手前に戻さないと、掬い損な
いを生じるようになる。
こうした問題は、縫製中、生地に縫い継ぎ部分
や縫い重ね部分などにより厚みが急激に変化しれ
いる段部があつて押え金がこれを乗り越えるよう
なときにおいても同様に生ずる。
や縫い重ね部分などにより厚みが急激に変化しれ
いる段部があつて押え金がこれを乗り越えるよう
なときにおいても同様に生ずる。
本考案は、偏平縫いミシンにおいて、縫製中に
おける押え金の上昇や縫いを中断して押え金を一
旦持上げたのち縫いの再開時において生ずる飾り
糸Ｔの掬い損ないによる目飛びを防止することが
できる押え金を提供することを目的とする。
おける押え金の上昇や縫いを中断して押え金を一
旦持上げたのち縫いの再開時において生ずる飾り
糸Ｔの掬い損ないによる目飛びを防止することが
できる押え金を提供することを目的とする。
問題点の解決手段
本考案はそのため針棒に担持される複数本の針
と、針棒に支持され針棒とともに上下動する移動
糸案内と、移動糸案内の下方に配置され、針に向
かつて斜めに延びる長孔を備えた固定糸案内と、
針孔を備えた押え金と、主軸に連動して針の手前
を往復動し、往動時に移動糸案内及び固定糸案内
を経て押え金の針孔に通される飾り糸を固定糸案
内と押え金との間で捕捉牽引し、復動時に解放す
るスプレツダーとを備えた偏平縫いミシンにおい
て、針孔の固定糸案内側で、かつ手前側縁部に凹
部を形成した押え金を提供しようとするものであ
る。
と、針棒に支持され針棒とともに上下動する移動
糸案内と、移動糸案内の下方に配置され、針に向
かつて斜めに延びる長孔を備えた固定糸案内と、
針孔を備えた押え金と、主軸に連動して針の手前
を往復動し、往動時に移動糸案内及び固定糸案内
を経て押え金の針孔に通される飾り糸を固定糸案
内と押え金との間で捕捉牽引し、復動時に解放す
るスプレツダーとを備えた偏平縫いミシンにおい
て、針孔の固定糸案内側で、かつ手前側縁部に凹
部を形成した押え金を提供しようとするものであ
る。
ここで凹部とは、押え金上面に形成される溝状
のもの、好ましくは溝底がテーパ状をなすもの、
押え金上面より下面に達するものなどである。
のもの、好ましくは溝底がテーパ状をなすもの、
押え金上面より下面に達するものなどである。
作 用
第２図は押え金上面より下面に達し、溝底がテ
ーパ状をなす凹部１１を針孔縁部に設けた例を示
すもので、押え金４を持上げると、飾り糸Ｔは傾
斜状態を変えることなく凹部１１内に自然に入り
込み、縫い目より移動糸案内２に達する糸経路の
長さが長くなるのを緩和乃至防ぐ。このため飾り
糸Ｔが固定糸案内３の長孔７手前にとゞまつて長
孔内を針に向かつて移動するのが防がれる。また
凹部内に入り込むと、針孔後方へ移動するのが防
がれるため押え金が段部を乗り越えて前下がりに
傾斜するようなときにも凹部内にとゞまつて後方
にずれるようなことがなくスプレツダー６の係合
部９の通路より外れることがない。
ーパ状をなす凹部１１を針孔縁部に設けた例を示
すもので、押え金４を持上げると、飾り糸Ｔは傾
斜状態を変えることなく凹部１１内に自然に入り
込み、縫い目より移動糸案内２に達する糸経路の
長さが長くなるのを緩和乃至防ぐ。このため飾り
糸Ｔが固定糸案内３の長孔７手前にとゞまつて長
孔内を針に向かつて移動するのが防がれる。また
凹部内に入り込むと、針孔後方へ移動するのが防
がれるため押え金が段部を乗り越えて前下がりに
傾斜するようなときにも凹部内にとゞまつて後方
にずれるようなことがなくスプレツダー６の係合
部９の通路より外れることがない。
実施例
第１図に示す押え金４には、針孔５は第３図に
示すようにＥ形状に形成され、固定糸案内３側の
針孔縁部には第４図に示す形状の凹溝１３が手前
側に形成されている。
示すようにＥ形状に形成され、固定糸案内３側の
針孔縁部には第４図に示す形状の凹溝１３が手前
側に形成されている。
第５，６図に示す押え金１５は、二本針用の押
え金を示すもので、針孔１６がＵ形状に形成さ
れ、固定糸案内側の針孔縁部には上面より下面に
達する凹所１７が手前側に形成されている。
え金を示すもので、針孔１６がＵ形状に形成さ
れ、固定糸案内側の針孔縁部には上面より下面に
達する凹所１７が手前側に形成されている。
考案の効果
本考案の押え金は以上のように、固定糸案内側
の針孔縁部手前側に凹部を形成したことにより縫
製中の段部による押え金の上昇や縫いを中断して
押え金を一旦持上げたときにも飾り糸が固定糸案
内の長孔内を針に向かつてずれるのを防ぐことが
でき、その後のスプレツダーの掬い損ないによる
目飛びを解消することができる。
の針孔縁部手前側に凹部を形成したことにより縫
製中の段部による押え金の上昇や縫いを中断して
押え金を一旦持上げたときにも飾り糸が固定糸案
内の長孔内を針に向かつてずれるのを防ぐことが
でき、その後のスプレツダーの掬い損ないによる
目飛びを解消することができる。
第１図は本考案に係る押え金を使用した偏平縫
いミシンの要部斜視図、第２図は第１図の部分断
面正面図、第３図は第１図に示す押え金の要部平
面図、第４図は第３図の矢視を断面で表した側面
図、第５図は別の押え金の要部平面図、第６図は
第５図の矢視を断面で表した側面図、第７図は従
来の押え金を使用した偏平縫いミシンの要部斜視
図、第８及び９図は第７図の部分断面正面図で、
第８図は押え金を下ろしたとき、第９図は持上げ
ときの状態を示す。 ２……移動糸案内、３……固定糸案内、４，１
５……押え金、５，１６……針孔、６……スプレ
ツダー、７……長孔、９……係合部、１１……凹
部、１３……凹溝、１７……凹所、Ｔ……飾り
糸。
いミシンの要部斜視図、第２図は第１図の部分断
面正面図、第３図は第１図に示す押え金の要部平
面図、第４図は第３図の矢視を断面で表した側面
図、第５図は別の押え金の要部平面図、第６図は
第５図の矢視を断面で表した側面図、第７図は従
来の押え金を使用した偏平縫いミシンの要部斜視
図、第８及び９図は第７図の部分断面正面図で、
第８図は押え金を下ろしたとき、第９図は持上げ
ときの状態を示す。 ２……移動糸案内、３……固定糸案内、４，１
５……押え金、５，１６……針孔、６……スプレ
ツダー、７……長孔、９……係合部、１１……凹
部、１３……凹溝、１７……凹所、Ｔ……飾り
糸。
Claims (1)
- 針棒に担持される複数本の針と、針棒に支持さ
れ、針棒とともに上下動する移動糸案内と、移動
糸案内の下方に配置され、針に向かつて斜めに延
びる長孔を備えた固定糸案内と、針孔を備えた押
え金と、主軸に連動して針の手前を往復動し、往
動時に移動糸案内及び固定糸案内を経て押え金の
針孔に通される飾り糸を固定糸案内と押え金との
間で捕捉牽引し、復動時に解放するスプレツダー
とを備えた偏平縫いミシンにおいて、針孔の固定
糸案内側で、かつ手前側縁部に凹部を形成した押
え金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2556788U JPH0532066Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2556788U JPH0532066Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01128770U JPH01128770U (ja) | 1989-09-01 |
| JPH0532066Y2 true JPH0532066Y2 (ja) | 1993-08-17 |
Family
ID=31246416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2556788U Expired - Lifetime JPH0532066Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0532066Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5547930B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-07-16 | ペガサスミシン製造株式会社 | 複数針偏平縫いミシンおよび飾り縫目 |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP2556788U patent/JPH0532066Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01128770U (ja) | 1989-09-01 |
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