JPH05318402A - 卓上丸鋸機 - Google Patents

卓上丸鋸機

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JPH05318402A
JPH05318402A JP15601092A JP15601092A JPH05318402A JP H05318402 A JPH05318402 A JP H05318402A JP 15601092 A JP15601092 A JP 15601092A JP 15601092 A JP15601092 A JP 15601092A JP H05318402 A JPH05318402 A JP H05318402A
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克彦 佐々木
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Yoshinori Shibata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸鋸の左右方向の傾動、垂直の位置決め設定
を正確簡単になし得る。 【構成】 駆動モータにより回転駆動される丸鋸を備え
た丸鋸盤本体をベースに対して丸鋸の左右方向の傾動可
能に装設した卓上丸鋸機において、ベースに対する丸鋸
盤本体の傾動支承部位にあってベース側には丸鋸の垂直
状態を設定する左右の第1のストッパ部材と丸鋸の傾動
状態を設定する左右の第2のストッパ部材とを上下に対
向して調節可能に設け、丸鋸盤本体側には左右の第1の
ストッパ部材に対して選択的傾動されて当接可能な切換
えストップレバと左右の第2のストッパ部材にそれぞれ
当接可能なストッパ片とを設けて、ベースに対する丸鋸
の垂直状態では切換えストップレバが左右の第1のスト
ッパ部材のいずれかに当接され、丸鋸の傾動状態ではス
トッパ片が左右の第2のストッパ部材のいずれかに当接
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は卓上丸鋸機、とくに、駆
動モータにより回転される丸鋸を備えた主体部を、被加
工材を載置するベースに対して該丸鋸を中心として左右
方向に傾動可能に装設した卓上丸鋸機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の卓上丸鋸機にあって
は、駆動モータ及び丸鋸等を備えた丸鋸盤本体を、該丸
鋸を中心として左右方向に傾動して該丸鋸を傾斜させた
状態でベース上の被加工材に対する角度切断作業をする
ために、前記丸鋸盤本体を支承するヒンジ側に円弧状の
長孔を形成し、この長孔に嵌入されるネジの締付けによ
りベースに対して丸鋸盤本体がヒンジとともに左右方向
へ傾動するように構成したものが案出されていた。(実
開昭63−49901号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のものにあっては、単に、定位置に螺入されたネ
ジにより長孔を介して丸鋸の左及び右方向における傾動
位置さらに垂直状の位置を設定するものであるから、と
くに、丸鋸を左及び右方向における傾動させた状態から
垂直状に位置決めする場合、その位置決め設定の作業に
非常な手間を要し、煩わしい動作となっていた。そこ
で、本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、丸鋸の左
及び右方向における傾動位置さらに垂直状の位置決め設
定を正確にかつ簡単になし得る卓上丸鋸機を提供するこ
とを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明にあっては、被加工材を載置するベース
と、駆動モータにより回転駆動される丸鋸を備えた丸鋸
盤本体と、該丸鋸盤本体を前記ベースに対して丸鋸の左
右方向の傾動可能に装設した卓上丸鋸機において、前記
ベースに対する丸鋸盤本体の傾動支承部位にあって該ベ
ース側には前記丸鋸の垂直状態を設定する左右の第1の
ストッパ部材と該丸鋸の傾動状態を設定する左右の第2
のストッパ部材とを上下に対向して調節可能に設け、前
記丸鋸盤本体側には前記左右の第1のストッパ部材に対
して選択的傾動されて当接可能な切換えストップレバと
前記左右の第2のストッパ部材にそれぞれ当接可能なス
トッパ片とを設け、前記ベースに対する丸鋸の垂直状態
では切換えストップレバが左右の第1のストッパ部材の
いずれかに当接され、丸鋸の傾動状態ではストッパ片が
左右の第2のストッパ部材のいずれかに当接されるよう
に構成されていることを要旨とするものである。
【0005】
【作用】上記のように構成された本発明にあっては、ベ
ースに対して丸鋸を垂直状態に設定する場合は、切換え
ストップレバを左右の第1のストッパ部材のいずれかに
当接させることにより、右傾動状態或いは左傾動状態か
らの垂直状の位置決め設定を行うものであり、また、丸
鋸の傾動状態ではストッパ片を左右の第2のストッパ部
材のいずれかに当接することにより、右傾動状態或いは
左傾動状態に丸鋸の位置決め設定を行うものである。そ
して、それぞれのストッパ部材は調整可能であるので、
その位置決め設定の修正(調整)が可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって詳
述する。図において、1はスライド式卓上丸鋸機の全体
を示し、大別すると、被加工材を載置固止するためのベ
ース2と、該ベース2に対して装設されかつ丸鋸及び駆
動モータ等を備えた主体部とから構成されている。この
ベース2はほぼ偏平状に形成されていて、その中央部に
はほぼ円盤状のターンテーブル3が支軸4により所定の
範囲の水平回動可能に支承され、該ターンテーブル3の
両側部には同ターンテーブル3の上面とほぼ同一の面上
となした被加工材の載置台部5が一体状に膨出形成さ
れ、この両載置台部5上面の後方側(図1において左方
側)にはベース2上の被加工材の側面に当接可能なフェ
ンス6が前記ターンテーブル3を跨いで装設されてい
る。そして、ターンテーブル3の中心直径方向には後述
する丸鋸が下動位置される刃口7を有する刃口板8が該
ターンテーブル3の外周から突出してビス等により取付
けられ、ターンテーブル3の外周から突出された刃口板
8の下部には該ターンテーブル3の外周から前方に突設
された支持アーム9が取付けられている。この支持アー
ム9の下面には支持杆10が回動可能に支持されてい
て、支持杆10はその先端の突出端部にグリップ11が
取付けられ、ほぼ後端部に刻設された螺条部10aがタ
ーンテーブル3の下部の膨出部3aのねじ孔に螺合され
るとともに、その軸端がほぼU状の板ばね12を介在し
てベース2にターンテーブル3の回動軌跡と合致する円
弧状に膨出された壁片13に圧接可能に対向されるよう
に構成されている。
【0007】前記ターンテーブル3の外周の前記刃口板
8の後側部には取付ブラケット14が上方に向かって一
体状に突設されており、この取付ブラケット14には後
述する主体部を支持する支持アーム15が該ターンテー
ブル3の水平上面に対して鉛直状態から左右方向への傾
動可能に装設されている。すなわち、取付ブラケット1
4の端面部には環状の支持軸部16が形成されており、
そして、支持アーム15はそのボス部15aが該支持軸
部16に対し傾動可能に外嵌されるとともに、中央部に
その後面から前記取付ブラケット15の前面にかけて挿
通された撮みを有した支持ボルト17及びナット部材1
7aにより固止状態及びその弛緩状態が可能となるよう
に構成されている。なお、ナット部材17aはターンテ
ーブル3に対して該ナット部材17aの半分の形状に合
致する形状に形成された係合溝17bに係合されて回止
めされるものである。この支持アーム15の上部にはス
ライドバー18が水平方向のスライド可能に嵌挿され、
該支持アーム15とスライドバー18との嵌挿部位は、
アンギュラ形ボールスプラインを構成する軸受筒体19
aが支持アーム15側に嵌合固定され、この時受筒体1
9aの内周面軸方向の相対向する2個所に形成された横
溝内に他数個の軸受ボール19bが充填され、そしてス
ライドバー18の外周軸方向に相対向する2個所にガイ
ド溝19cが形成されている。しかして、スライドバー
18は軸受筒体19aに対してその軸受ボール19bを
ガイド溝19cに転動自在に位置させて回転不能にかつ
水平方向のスライド可能に支承されている。なお、支持
アーム15の後端には前記軸受筒体19aの後部を覆う
キャップ状のカバー部材20が装設されている。
【0008】前記スライドバー18の支持アーム15か
ら延出された前端部には後述する丸鋸、駆動装置等を備
えた主体部を構成する丸鋸盤本体21を上下方向の傾動
可能に支承する二又ブラケット状のヒンジ部材22が固
着されており、このヒンジ部材22の後端には前記支持
アーム15の前端に当接可能な緩衝リング23が設けら
れ、またヒンジ部材22と支持アーム15との間には前
記スライドバー18の外周を保護するための第1の蛇腹
部材24が取付リング25a,25bを介してそれぞれ
挟着状に設けられ、さらに、スライドバー18の後端に
は該スライドバー18の前進時の範囲を規制するための
ほぼL字状のストッパ部材26が前記カバー部材20の
端面に当接可能に対向して締着され、そして、スライド
バー18の後端と前記カバー部材20との間には該スラ
イドバー18の外周を保護するための第2の蛇腹部材2
7が取付部材28a,28bを介してそれぞれ挟着状に
設けられている。なお、前記支持アーム15の外周の一
部には固止ボルト29が螺入され、その下端はスライド
バー18の外周に圧着可能に対向されて該スライドバー
18を支持アーム15に固止するように構成されてい
る。
【0009】前記丸鋸盤本体21はその基端のボス部2
1aが前記二又ブラケット状のヒンジ部材22に対し支
軸30を介して上下方向の傾動可能に支承されており、
全体として後述する丸鋸のほぼ上半分を覆うブレードケ
ース31が形成され、このブレードケース31の一方側
面部には45度の上傾状態にギャケース32が一体に形
成され、該ギャケース32内のほぼ下部には前記ターン
テーブル3の水平上面と平行に回転主軸33が軸受34
a及び該ギャケース32に取付けられたリテーナ35に
支持された軸受34bにより回転可能に支承されてい
る。この回転主軸33の一端部は前記ブレードケース3
1内に臨み丸鋸36が一対の取付けフランジ37a,3
7bにより締着ボルト38を介して交換可能に挾持さ
れ、またギャケース32内に位置された回転主軸33に
は軸角45度の減速用のベベルギャ39が固着されてい
る。前記ギャケース32の開放上端には同ギャケース3
2と同方向にモータハウジング40が締着され、該モー
タハウジング40に内蔵された駆動モータ41のモータ
軸42の先端部は軸受43により回転可能に支承されて
ギャケース32内に臨み、外周に刻設したギャ部42a
を前記回転主軸33の減速用のベベルギャ39の上部側
に噛合されている。しかして、駆動モータ41は丸鋸3
6を備えた回転主軸33の上方にあって該回転主軸33
に対して45度の上向き傾斜角度で位置されるものであ
り、モータ軸42はそのギャ部42aが減速用のベベル
ギャ39に対して45度の上向き傾斜角度で噛合されて
いる。なお、減速用のベベルギャ39の端面には係合用
の小孔39aが複数個形成され、これに対向されたギャ
ケース32にはロックピン39bが装設されていて、丸
鋸36の交換時に、該ロックピン39bを減速用のベベ
ルギャ39の小孔39aに係入して回転主軸33の回転
を積極的に阻止するように構成されている。
【0010】前記丸鋸盤本体21の基部側と前記ヒンジ
部材22から一体状に突設されたブラケット44との間
には該丸鋸盤本体21を常には上方に傾動(復帰傾動)
するように圧縮バネ45が弾装され、また、基部の一部
にはストッパ用ボルトねじ46が上下方向の長さ調整可
能に設けられ、該ストッパ用ボルトねじ46は前記ヒン
ジ部材22から一体状に突設されたストッパ片47に当
接可能に対向されて丸鋸盤本体21の下方への傾動範囲
(下限状態)を規制するように構成されている。前記ブ
レードケース31には該ブレードケース31から露出す
る前記丸鋸36のほぼ下半分を覆うための安全カバー4
8が該丸鋸36と同一の軸中心で回動するように装設さ
れ、該安全カバー48は前記ブラケツト31に傾動可能
に装設された作動リンク49により前記丸鋸盤本体21
の下方への傾動に伴って丸鋸36に対する覆い状態を開
放するように回動されるものである。
【0011】前記取付けブラケット14の前側上半部に
は上方及び両側部を開放した円弧状の凹所50が形成さ
れ、この凹所の円弧状の下面50aの両側には前記支持
ボルト17の中心からそれぞれ左右に45度の角度を隔
てて第1の左及び右ストップボルト51a,51bが上
向きの斜状に微調整可能に螺入されている。また、該取
付けブラケット14の内の下半部には該支持ボルト17
の中心からそれぞれ左右に45度の角度を隔てて第2の
左及び右ストップボルト52a,52bが下向きの斜状
に微調整可能に螺入されている。そして、前記支持アー
ム15の前側ほぼ中央部には縦断面ほぼ鉤形の切換えス
トップレバ53がその上部のボス部53aを支ピン54
を介して傾動可能に支承され、そのストッパ部53bは
前記凹所50内に位置されるとともにその下端面が前記
第1の左及び右ストップボルト51a,51bの上端部
に切換え当接可能に対向され、該ストッパ部53bの前
方には操作用膨部53cが一体状に形成されている。こ
の切換えストップレバ53を支承する支ピン54の軸中
心と前記支持ボルト17の軸中心とは鉛直軸線上に整合
されており、また、切換えストップレバ53のボス部5
3a端面は支持アーム15の端面と摺接されていて、そ
の一部に穿設した保持孔55には係止ボール56がバネ
57を介して弾装され、この係止ボール56は前記支持
アーム15の端面に前記第1の左及び右ストップボルト
51a,51bの軸中心線と整合された位置、すなわち
支ピン54の中心からそれぞれ左右に45度の角度を隔
てて形成された位置決め用の左及び右の係合凹部58
a,58bに切換え可能に係入されるように構成されて
いる。さらに、前記支持アーム15内の下方には水平状
に一体的に突出されていて、その先端部はストッパ片5
9となして断面ほぼ矩形に形成されるとともに前記取付
けブラケット14内に臨み、前記第2の左及び右ストッ
プボルト52a,52bがその両側面に当接可能に対向
されている。なお、このストッパ片59は前記支持ボル
ト17の軸中心と前記支ピン54の軸中心とを結ぶ鉛直
軸線上に整合位置されている。
【0012】続いて、上述のように構成された本実施例
の作用について説明する。さて、丸鋸36をベース2に
対して左或いは右方向への傾動状態に位置させるととも
に、スライド式丸鋸機1の機能の一つとしての押切り動
作による角度切り作業について説明すると、今、支持ボ
ルト17を若干弛緩して取付ブラケット14に対する支
持アーム15の固止状態を解除し、該支持アーム15を
取付ブラケット14を支点として図2の右方向に傾動す
ると、同支持アーム15とともに丸鋸盤本体21を全体
は同方向に傾動されて同図の実線状態から右方向の仮想
線に示す状態に位置され、丸鋸36が斜め45度の角度
に位置決めされる。この状態にあっては、図7に示すよ
うに切換えストップレバ53のストッパ部53bが左の
第1のストップボルト51aから離れてほぼ水平状に位
置されるとともに、支持アーム15のストッパ片59の
左側面が左の第2のストップボルト52aに当接される
ものである。一方、駆動モータ41を収容したモータハ
ウジング40は、丸鋸36に対して45度の上向き傾斜
状に装設されているので、ターンテーブル3及びフェン
ス6の上方において水平状に位置されるものである。上
記状態において、支持ボルト17を締付け動作して支持
アーム15を取付ブラケット14に固止状態とする。
【0013】そこで、駆動モータ41を駆動してモータ
軸42を回転すると、該モータ軸42のギャ部42aに
噛合された減速用のベベルギャ39が回転され、回転主
軸38とともに丸鋸36が回転される。そして、押切り
動作に対応すべく、丸鋸盤本体21全体をヒンジ部材2
2とともに作業者側に引出すと、これと一体にスライド
バー18が支持アーム15に対してアンギュラ形ボール
スプラインの軸受構成を案内として図1の右方、すなわ
ちターンテーブル3の前部における作業者側に引出され
る。ついで、丸鋸盤本体21をヒンジ部材22の支軸3
0を支点として圧縮バネ45の弾力に抗して下方へその
下限位置まで傾動すると、その傾動状態に応じて安全カ
バー48が作動リンク49により回動されて丸鋸36の
下方を順次開放され、この丸鋸盤本体21の下方への傾
動動作時に回転中の丸鋸36によってターンテーブル3
上に載置固止された被加工材に対して切断の加工が開始
される。この場合、支持アーム15に対するスライドバ
ー18の引出端はストッパ部材26がカバー部材20に
当接することによって規制され、丸鋸盤本体21全体の
下方への傾動下限位置はストッパ用ボルトねじ46がス
トッパ片47に当接することによって規制されるもので
ある。また、丸鋸盤本体21全体の下方への傾動下限位
置において、丸鋸36はその下部が刃口板8の刃口7か
ら下方に突出されるものであり、 駆動モータ41を収
容したモータハウジング40は丸鋸36に対して45度
の上向き傾斜状に装設されているので、図2の仮想線で
示すようにターンテーブル3及びフェンス6の上方にお
いて水平状に位置されて前記被加工材の上面等に当接さ
れることがない。
【0014】そして、上記した状態のまま、前述とは逆
に丸鋸盤本体21全体をヒンジ部材22とともに作業者
側から押し動作すると、これと一体にスライドバー18
が支持アーム15に対してアンギュラ形ボールスプライ
ンの軸受構成を案内として図1の左方、すなわちターン
テーブル3の後部に移動される。これによって、回転中
の丸鋸36により押切りによる角度切り作業が行われる
ものである。そして、上述の押切り作業を終了して、丸
鋸盤本体21の下方への傾動状態を解除すると、該丸鋸
盤本体21は圧縮バネ45の復帰弾力により上方(元の
位置)へ復帰回動され、これに伴って安全カバー48も
自動的に復帰回動されて丸鋸36のほぼ下半分を覆うも
のである。
【0015】次に、丸鋸36を前述の状態から垂直状に
位置する場合には、丸鋸盤本体21を前述とは逆方向に
傾動して切換えストップレバ53のストッパ部53bを
左の第1のストップボルト51aに当接する。この状態
において、丸鋸盤本体21、すなわち、丸鋸36はター
ンテーブル3に対して垂直状態となり、被加工材に対す
る直角切断に対応するものである。この場合、支持アー
ム15のストッパ片59はその左側面が左の第2のスト
ップボルト52aから離れて該左の第2のストップボル
ト52aと右の第2のストップボルト52bの中間に位
置されるものである。(図6参照)
【0016】次いで、丸鋸36をベース2に対して左方
向に傾動する場合は、まず、切換えストップレバ53を
図6の仮想線に示す状態、すなわち図8の状態に切換え
回動して切換えストップレバ53のストッパ部53bが
右の第1のストップボルト51bに当接させた状態とす
る。そして、前述のように支持ボルト17を若干弛緩し
て取付ブラケット14に対する支持アーム15の固止状
態を解除し、該支持アーム15を取付ブラケット14を
支点として図2の左方向に傾動すると、同支持アーム1
5とともに丸鋸盤本体21を全体は同方向に傾動されて
同図の実線状態から左方向の仮想線に示す状態に位置さ
れ、丸鋸36が前述とは逆方向の斜め45度の角度に位
置決めされる。この状態にあっては、図9に示すように
切換えストップレバ53のストッパ部53bが右の第1
のストップボルト51bから離れてほぼ水平状に位置さ
れるとともに、該支持アーム15のストッパ片59の右
側面が右の第2のストップボルト52bに当接される
(図9参照)。一方、駆動モータ41を収容したモータ
ハウジング40は、丸鋸36に対して45度の上向き傾
斜状に装設されているので、ターンテーブル3及びフェ
ンス6の上方において垂直状に位置されるものである。
上記状態において、支持ボルト17を締付け動作して支
持アーム15を取付ブラケット14に固止状態として、
前述とは逆方向の角度切りに対応するものである。この
場合は、被加工材に施したすみ線の視認が容易となると
ともに、丸鋸機の使い勝手が良好である。そして、丸鋸
36を前述の状態から垂直状に位置する場合には、丸鋸
盤本体21を前述とは逆方向に傾動して切換えストップ
レバ53のストッパ部53bを右の第1のストップボル
ト51bに当接する。この状態において、丸鋸盤本体2
1、すなわち、丸鋸36はターンテーブル3に対して垂
直状態となり、被加工材に対する直角切断に対応するも
のである。この場合、支持アーム15のストッパ片59
はその右端面が右の第2のストップボルト52bから離
れて該右の第2のストップボルト52bと左の第2のス
トップボルト52aの中間に位置されるものである。
(図8参照)なお、切換えストップレバ53の切換え状
態にあって、同切換えストップレバ53と支持アーム1
5との端面間に設けた係合ボール56が左或いは右の係
合凹部58a、58bに係入されてその状態がそれぞれ
保持されるものである。
【0017】本実施例のスライド式の卓上丸鋸機1にあ
っては、丸鋸盤本体21をターンテーブル3に対する垂
直状態から左右方向に傾動して被加工材に対する角度切
りに対応することができるため、被加工材が異形の場
合、また長尺の場合等にあって、それぞれ異なる方向の
角度切りが容易に行うことができる。
【0018】上述した実施例において、丸鋸36による
押切りの場合について説明したが、丸鋸盤本体21を単
に下方に傾動する通常の切断作業にも対応することがで
き、また、第1の左及び右ストップボルト51a,51
bが上向きの斜状に微調整可能であり、さらに第2の左
及び右ストップボルト52a,52bが下向きの斜状に
微調整可能であるため、丸鋸盤本体21、すなわち、タ
ーンテーブル3に対する丸鋸36の左右方向の傾動角度
及び垂直状態を容易に調整、設定することができる。ま
た、本実施例にあっては、支持アーム15の回動中心部
位において、その回動の固定、すなわち支持ボルト17
とナット部材17aにて固定及びその解除を行うもので
あるから、構造簡単にしてその回動部位のガタ付きを無
くして精度の向上を図ることができる。そして、支持ア
ーム15の前記した回動部位には切粉、塵、埃等が入り
にくくなり、さらには支持アーム15のストッパ片59
及びこれに当接する左右の第2のストップボルト52
a,52bを取付ブラケット14の支持軸部16内に収
納しているので、切粉、塵、埃等が該ストッパ片59及
びこれに当接する左右の第2のストップボルト52a,
52bに付着することを可及的に防止してその角度設定
の精度の向上を一層助長することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明は、被加工材を載
置するベースと、駆動モータにより回転駆動される丸鋸
を備えた丸鋸盤本体と、該丸鋸盤本体を前記ベースに対
して丸鋸の左右方向の傾動可能に装設した卓上丸鋸機に
おいて、前記ベースに対する丸鋸盤本体の傾動支承部位
にあって該ベース側には前記丸鋸の垂直状態を設定する
左右の第1のストッパ部材と該丸鋸の傾動状態を設定す
る左右の第2のストッパ部材とを上下に対向して調節可
能に設け、前記丸鋸盤本体側には前記左右の第1のスト
ッパ部材に対して選択的傾動されて当接可能な切換えス
トップレバと前記左右の第2のストッパ部材にそれぞれ
当接可能なストッパ片とを設け、前記ベースに対する丸
鋸の垂直状態では切換えストップレバが左右の第1のス
トッパ部材のいずれかに当接され、丸鋸の傾動状態では
ストッパ片が左右の第2のストッパ部材のいずれかに当
接されるように構成したものであるから、ベースに対し
て丸鋸を垂直状態に設定する場合は、切換えストップレ
バを左右の第1のストッパ部材のいずれかに当接させる
ことにより、右傾動状態或いは左傾動状態からの垂直状
の位置決め設定を行うことができ、さらに丸鋸の傾動状
態ではストッパ片を左右の第2のストッパ部材のいずれ
かに当接することにより、右傾動状態或いは左傾動状態
に丸鋸の位置決め設定を行うことができる。このこと
は、丸鋸の左及び右方向における傾動位置さらに垂直状
の位置決め設定を正確にかつ簡単になし得る利点があ
る。そして、本発明にあっては、上記それぞれのストッ
パ部材が調整可能であるので、丸鋸の左及び右方向にお
ける傾動位置さらに垂直状の位置決め設定の修正(調
整)がきわめて容易になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す卓上丸鋸機の一部破断
を含む側面図である。
【図2】同じく、卓上丸鋸機の一部破断を含む正面図で
ある。
【図3】同じく、駆動モータと丸鋸との駆動構成を示す
拡大断面図である。
【図4】同じく、支持アーム回りの拡大側断面図であ
る。
【図5】同じく、一部破断を含む第1のP矢視図であ
る。
【図6】同じく、切換えストップレバと左右の第1のス
トップボルト及び左右の第2ストップボルトとの関係を
示す拡大正断面図である。
【図7】同じく、作動状態を示す拡大正断面図である。
【図8】同じく、切換えストップレバと左右の第1のス
トップボルト及び左右の第2ストップボルトとの関係を
示す拡大正断面図である。
【図9】同じく、作動状態を示す拡大正断面図である。
【符号の説明】
1 卓上丸鋸機 2 ベース 3 ターンテーブル 14 取付ブラケット 15 支持アーム 17 支持ボルト 21 丸鋸盤本体 51a 左の第1のストップボルト 51b 右の第1のストップボルト 52a 左の第2のストップボルト 52b 右の第2のストップボルト 53 切換えストップレバ 59 ストッパ片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を載置するベースと、駆動モー
    タにより回転駆動される丸鋸を備えた丸鋸盤本体と、該
    丸鋸盤本体を前記ベースに対して丸鋸の左右方向の傾動
    可能に装設した卓上丸鋸機において、前記ベースに対す
    る丸鋸盤本体の傾動支承部位にあって該ベース側には前
    記丸鋸の垂直状態を設定する左右の第1のストッパ部材
    と該丸鋸の傾動状態を設定する左右の第2のストッパ部
    材とを上下に対向して調節可能に設け、前記丸鋸盤本体
    側には前記左右の第1のストッパ部材に対して選択的傾
    動されて当接可能な切換えストップレバと前記左右の第
    2のストッパ部材にそれぞれ当接可能なストッパ片とを
    設け、前記ベースに対する丸鋸の垂直状態では切換えス
    トップレバが左右の第1のストッパ部材のいずれかに当
    接され、丸鋸の傾動状態ではストッパ片が左右の第2の
    ストッパ部材のいずれかに当接されるように構成されて
    いることを特徴とする卓上丸鋸機。
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CN108177202A (zh) * 2016-11-11 2018-06-19 株式会社牧田 台式切割机

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