JPH05318214A - 振動ドリル - Google Patents

振動ドリル

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Publication number
JPH05318214A
JPH05318214A JP12487092A JP12487092A JPH05318214A JP H05318214 A JPH05318214 A JP H05318214A JP 12487092 A JP12487092 A JP 12487092A JP 12487092 A JP12487092 A JP 12487092A JP H05318214 A JPH05318214 A JP H05318214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
spindle
thrust plate
knob
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP12487092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Hanazawa
孝夫 花澤
Seiya Sakurai
靖也 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
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  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 スピンドル15と一体に構成されるラチェッ
トギヤーを押して離脱することができるように前記スピ
ンドル15の前記電動機12側端部にボール16を備
え、このボール16を軸方向に受架あるいは受架を解除
できるスラスト板17を備え、このスラスト板17にお
ける受架の解除を前記ボール16が嵌合する穴22で構
成し、このスラスト板17の一端を本体の上部へ延出さ
せると共にピン18を介して揺動可能にし、このスラス
ト板17の揺動によって、前記ボール16の受架および
解除を行い振動の発生と停止を切り換えることを特徴と
する振動ドリル。 【効果】 本体の上部に延出するツマミ19は、作業中
にもよく目で確認することができ、右手でハンドルを握
った状態で左手で簡単にツマミ19が操作できること
は、頻繁に切り換えを行う振動ドリルにおいて著しい効
果が得られるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動の発生と停止との
切り換えが容易にできる振動ドリルの構成に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】振動ドリ
ルは、使用の便利を考えて振動の発生と停止とを切り換
えて使用するように構成されている。そして、使用中
は、比較的頻繁に振動の発生と停止とが切り換えられる
ものである。
【0003】このような振動の発生と停止との切り換え
は、一般に振動ドリルは、チャックに取り付けられたビ
ットを穿孔したい部材に押し付けた時に振動を発生する
ように構成されているため、使用するまで切り換えられ
ている状態がわからないことがある。
【0004】例えば、従来のこの種の振動ドリルは、図
6の軸直角の断面、図7の軸方向の縦断面および図8の
軸方向の横断面にそれぞれ示されるように、電動機軸1
に噛合するギヤー2がスピンドル3を回転させるように
構成されており、スピンドル3には、図示されないビッ
トが取り付けられるように構成されており、このギヤー
2と本体4との間に固定ギヤー5が備えられており、こ
の固定ギヤー5との間で軸方向に形成される凹凸が噛合
するラチェットギヤー6が構成されている。
【0005】そして、このラチェットギヤー6によって
ギヤー2が軸方向に振動することになり、振動の停止
は、スピンドル3の軸端に備えられるボール7をスラス
ト方向に受架する板8でビット側へ押すことによって固
定ギヤー5とギヤー2との噛合が解除されて停止するよ
うに構成されている。
【0006】さらに、振動の発生は、板8に穴9が形成
されており、この穴9とボール7とが一致するとスピン
ドル3が軸方向に移動することができるため、ラチェッ
トギヤー6が噛合するように構成されている。
【0007】このような構成の振動ドリルでは、板8を
本体4の外部から移動させれば簡単にスピンドル3のボ
ール7を受架したり、あるいはボール7を穴9に嵌合さ
せて受架を解除したりすることができる。
【0008】したがって、構造が簡単で製作が容易なば
かりか丈夫であり、この種の電動工具として好ましいも
のであった。しかしながら、このような構成でも問題点
があり、板8を操作するツマミ10が本体4の左右に突
出することになり、普通ハンドルを右手で握る振動ドリ
ルとしては、左手で左右に突出するツマミ10を操作し
なければならなかった。
【0009】しかし、その様な操作は、ツマミ10を押
すだけの簡単な操作ではあるが、操作の度に右もしくは
左と操作する部分を見てから変えることになり、しか
も、本体の右側に突出しているツマミ10を押す場合、
左手が反対側にあって勝手が悪く、決して容易に行える
ものではない。
【0010】このような切り換えをビットが穿孔された
穴に嵌合された状態で行われると本体の姿勢が変化して
ビットを折るなどの障害を発生した。
【0011】また、ツマミ10の突出量を大きくすると
作業中にツマミ10が壁などの他の物体に接触した時か
ってに動作して振動の切り換えが起こることがあった。
【0012】そこで、このようなツマミ10を本体の上
下に突出させるように構成することが考えられるが、そ
の場合、一般的な構造上本体の4の下部には、電動機軸
1が延出されるため、電動機軸1を回避するようにして
板8を貫通させるには、複雑な構造になり不利であっ
た。
【0013】また、このような問題を解消する方法とし
て、ボール7を受ける軸をDカットして回転させるもの
が一般的であり、操作が1つのツマミであり、シンプル
で操作が容易となる。しかし、この場合でも実使用にお
いては軸を回転させるため軸に取り付けられたツマミを
回転させて切り換えることになり、ツマミを操作する左
手でツマミを握らなければならなかった。また、手袋な
ど着用している手でツマミを回転させるには、滑らない
ようにツマミを相当大きくしておかなければならなかっ
た。したがって、この方法によっても決して操作が容易
であるとはいえず、右手でハンドルを握った状態で容易
に操作できる振動の切り換えが切望されるところであっ
た。
【0014】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、左手で容易に振動の切り換えが操作でき
る振動ドリルを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機でスピ
ンドルに取り付けられたギヤーを減速回転させ、このス
ピンドルを軸方向に移動可能にすると共に先端にチャッ
クを備え、このギヤーの前記電動機側で本体との間に形
成されるラチェットギヤーを備え、このラチェットギヤ
ーを押して離脱することができるように前記スピンドル
の前記電動機側端部にボールを備え、このボールを軸方
向に受架あるいは受架を解除できるスラスト板を備え、
このスラスト板における受架の解除を前記ボールが嵌合
する穴で構成し、このスラスト板の一端を本体の上部へ
延出させると共にピンを介して揺動可能にし、このスラ
スト板の揺動によって、前記ボールの受架および解除を
行い振動の発生と停止を切り換えることによって問題点
を解決している。
【0016】
【作用】ツマミを移動させるとスラスト板が揺動するこ
とになり、スラスト板に形成された穴がボールのある位
置で移動することになり、この移動に伴いボールが穴に
嵌合したり、あるいは嵌合から離脱することになる。
【0017】このため、ボールが穴から離脱しスラスト
板に受架されている場合、ボールを介しスピンドルがビ
ット側へ押されて振動を停止することができ、また、穴
にボルが嵌合されることによってスピンドルがスラスト
板側へ移動できるため、ラチェットギヤーが噛合してス
ピンドルに振動を発生することができる。
【0018】そして、このスラスト板の揺動は、本体の
上部へ延出している部分にツマミを備えて左右いずれの
手でも簡単に操作することができる。
【0019】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例による振動ドリ
ルの要部を軸方向に縦断面して示した縦断面図であり、
図2は、図1に示される振動ドリルを軸直角に縦断面し
た要部の縦断面図であり、図3は、構造を分かり易くす
るために図1に示される振動ドリルを軸方向に横断面し
た要部の横断面図であり、図4は、ツマミの要部を示す
斜視図であり、図5は、スラスト板の斜視図である。
【0020】図1において、振動ドリルは、樹脂などの
フレームで本体11が形成されており、内部に電動機1
2が備えられており、電動機12の軸13によってギヤ
ー14が減速されて回転されるように構成されている。
そして、ギヤー14は、スピンドル15に取り付けられ
ており、このスピンドル15は、軸方向に移動可能に構
成されており、外側の一端に図示されないチャックが取
り付けられこれも図示されないビットが着脱自在に取り
付けられるように構成されている。そして、スピンドル
15の電動機12側の他端側にボール16が備えられて
おり、このボール16を軸方向に受架するようにスラス
ト板17が備えられている。
【0021】さらに、スラスト板17は、ピン18に軸
着されており端部が本体11の上部に延出されておりツ
マミ19が取り付けられている。また、スラスト板17
は、ボール16を軸方向へ押すように構成されており、
ボール16がスラスト板17に衝合している間、スピン
ドル15がビット側に位置し、ギヤー14と本体11側
に固定された固定ギヤー20との間に形成されるラチェ
ットギヤー21との噛合が解除されるように構成されて
いる。
【0022】図2において、スラスト板17は、ピン1
8に軸着されており、本体上部に備えられたツマミ19
を操作して揺動できるように構成されており、この揺動
によってスラスト板17の下部に形成された穴22の位
置が移動するように構成されている。そして、ツマミ1
9は、本体11に形成された凹部23に嵌合されるよう
に備えられている。
【0023】図3において、ツマミ19は、本体11の
上部に形成される凹部23に嵌合されるように備えられ
ており、本体11の軸線に対して左右に移動できるよう
に構成されている。
【0024】図4において、ツマミ19は、本体11の
上部に少し突出するように備えられており、下部が本体
11の凹部23に嵌合するように備えられている。
【0025】図5において、スラスト板17は、カギ状
に形成されており、下部の一方に穴22が形成されてお
り、軸着するためにピン22が備えられている。
【0026】このような構成において、振動ドリルは、
電動機12を回転させるとギヤー14が減速回転され、
図示されないチャックを介してビットを回転させること
ができる。そして、ツマミ19を移動させてスラスト板
17の穴22がスピンドル15の後端に備えられたボー
ル16と一致するようにすると、ボール16がスラスト
板17の穴22に嵌合し、スピンドル15は、電動機1
2側へ移動することができる。このため、ビットによっ
てスピンド15が押されるとギヤー14と固定ギヤー2
0との間に形成されているラチェットギヤー21が噛合
してスピンドル15に軸方向の振動を発生することがで
きる。さらに、この振動は、ビットを押すことによって
強い打撃が得られるようになっている。
【0027】このようなビットの震動の停止は、ツマミ
19を移動させてスラスト板17を揺動させることによ
り、ボール16と穴22とが一致している位置から離脱
し、スラスト板17の穴22からボール16が離脱する
ことによりボール16がスラスト板17に軸方向へ押さ
れるように作用する。このため、スピンドル15は、ビ
ット側へ移動し、固定ギヤー20とギヤー14との間隔
が大きくなり、ラチェットギヤー21が作用しなくな
る。
【0028】したがって、振動の停止が行え、ギヤー1
4を介してスピンドル15は、単に回転するのみにな
り、ビットを回転させる電気ドリルと同じ動作をするよ
うになる。
【0029】このような振動の発生と停止とは、ツマミ
19を移動させることによって行えるため、そして、こ
のツマミ19は、本体11の上部に備えられており、本
体11の上部で左右に移動することで容易に行え、操作
が極めて容易である。
【0030】すなわち、ツマミ19は、本体11の上部
に備えられており、ハンドルを右手で握り、左手でツマ
ミ19を操作する場合でも、極めて簡単に切り換えを行
うことができるものであり、また、本体11の上部に備
えられるツマミ19は、作業中によく見えるため、振動
発生と停止との状態が常時確認できる。
【0031】このようなスラスト板17は、カギ状に曲
げられことにより、本体11の任意の位置に延出させる
ことができるが、本実施例の如く曲げられることなくと
も構造上許されるなら任意の形状にすることができる。
そして、スラスト板17は、板をプレスで成型したもの
で十分であり、また、ピン18の位置とツマミ19およ
び穴22の位置関係を任意に設定することにより、ツマ
ミ19の操作性を軽くしたり重くしたり任意に調整する
ことができ、操作性を向上するのに都合がよい
【0032】。
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、極めて簡単
に操作できる振動ドリルを得ることができ、本体の上部
に延出するツマミは、作業中にもよく目で確認すること
ができ、右手でハンドルを握った状態で左手で簡単にツ
マミが操作できることは、頻繁に切り換えを行う振動ド
リルにおいて著しい効果が得られるものであり、その効
果は産業上極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による振動ドリルの要部を軸
方向に縦断面した縦断面図である。
【図2】図1に示される振動ドリルを軸直角に縦断面し
た要部の縦断面図である。
【図3】構造を分かり易くするために図1に示される振
動ドリルを軸方向に横断面した要部の横断面図である。
【図4】ツマミの要部を示す斜視図である。
【図5】図5は、スラスト板の斜視図である。
【図6】従来の振動ドリルを示す要部の縦断面図であ
る。
【図7】従来の振動ドリルを示す要部の縦断面図であ
る。
【図8】従来の振動ドリルを示す要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11……本体 13……電動機軸 14……ギヤー 15……スピンドル 17……ボール 18……ピン 19……ツマミ 20……固定ギヤー 21……ラチェットギヤー 22……穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機でスピンドルに取り付けられたギヤ
    ーを減速回転させ、 このスピンドルを軸方向に移動可能にすると共に先端に
    チャックを備え、 このギヤーの前記電動機側で本体との間に形成されるラ
    チェットギヤーを備え、 このラチェットギヤーを押し
    て離脱することができるように前記スピンドルの前記電
    動機側端部にボールを備え、 このボールを軸方向に受架あるいは受架を解除できるス
    ラスト板を備え、 このスラスト板における受架の解除を前記ボールが嵌合
    する穴で構成し、 このスラスト板の一端を本体の上部へ延出させると共に
    ピンを介して揺動可能にし、 このスラスト板の揺動によって、前記ボールの受架およ
    び解除を行い振動の発生と停止を切り換えることを特徴
    とする振動ドリル。
JP12487092A 1992-05-18 1992-05-18 振動ドリル Pending JPH05318214A (ja)

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JP12487092A JPH05318214A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 振動ドリル

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JP12487092A JPH05318214A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 振動ドリル

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Publication Number Publication Date
JPH05318214A true JPH05318214A (ja) 1993-12-03

Family

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JP12487092A Pending JPH05318214A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 振動ドリル

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JP (1) JPH05318214A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2149432A2 (en) 2008-07-30 2010-02-03 Hitachi Koki CO., LTD. Power tool

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2149432A2 (en) 2008-07-30 2010-02-03 Hitachi Koki CO., LTD. Power tool
US8381835B2 (en) 2008-07-30 2013-02-26 Hitachi Koki Co., Ltd. Power tool

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