JPH0531806A - 微粒子の偏平成形方法および装置 - Google Patents

微粒子の偏平成形方法および装置

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Publication number
JPH0531806A
JPH0531806A JP23577191A JP23577191A JPH0531806A JP H0531806 A JPH0531806 A JP H0531806A JP 23577191 A JP23577191 A JP 23577191A JP 23577191 A JP23577191 A JP 23577191A JP H0531806 A JPH0531806 A JP H0531806A
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JP
Japan
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roll
fine particles
beads
micro
rotating roll
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23577191A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Iifushi
順一 飯伏
Tateo Tanimoto
楯夫 谷本
Eihiko Tsukamoto
頴彦 塚本
Akira Kawamura
陽 河村
Shunichi Hayashi
林  俊一
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0531806A publication Critical patent/JPH0531806A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状記憶ポリマーの微粒子を偏平加工する方
法と装置に関するもので、球状で粒径10μm程度の超
微粒子を2〜3μm厚みに1粒子毎に偏平化することを
目的としている。 【構成】 原料タンク50に保管された粒径10μm程
度の形状記憶ポリマーのマイクロビーズ1を細径管55
内に供給される原料供給用熱風によりエジェクター51
から流速v0 で噴出する。保温炉内の広口スカート60
は細径管55と連結しており熱風の温度(30〜70
℃)で保温されこの広口スカート60内をマイクロビー
ズ1は加熱されながら霧状に舞っており、供給熱風が排
出されるに従い自重により自然落下して行き、回転ロー
ル20上に均一に散布される。散布されたマイクロビー
ズ1は回転ロール20により回転移送され、同ロールと
これに相対して設置した圧延ロール30との間で1粒毎
に偏平に圧延され偏平ビーズ10となる。その後偏平ビ
ーズ10は冷却されながら両ロール20,30に周接し
たワイパー40,41でロール表面からはぎ取られて落
下し回収タンク45に回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は形状記憶ポリマーの微粒
子を偏平加工する方法、装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来形状記憶ポリマーで球状の10μm
程度の超微粒子を偏平化させる方法は存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、形状記憶ポ
リマー等の球状の超微粒子マイクロビーズを適温状態下
(30〜70℃)で、厚さ2〜3μm程度に偏平化する
方法及び装置に関するもので、形状記憶ポリマーは30
〜70℃の温度で偏平化させた後急冷し、その後30〜
70℃の加工温度を付加すると、形状記憶性のため再び
球状に形状復帰する性能を有するものである。
【0004】このような特性を有する球状の形状記憶ポ
リマー微粒子を確実に1粒子毎に偏平化することを本発
明の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の微粒子の偏平成形方法においては、微粒子を
熱風で保温炉中に搬送し、保温炉中で一定温度に加熱し
ながら自然落下させた回転ロール表面上に散布し、これ
を回転ロールと、同回転ロールに相対して設置されてい
る圧延用ロール又は超音波振動体との間で偏平に成形す
ることを特徴とするものである。
【0006】またこの微粒子の偏平成形方法を実施する
ための装置としては、原料タンクと、同タンク内の微粒
子を熱風発生手段からの熱風で適量ずつ搬送する細径管
と、同細径管に接続され、搬送された微粒子を一定温度
に加熱しながら自然落下させる大径の保温炉と、同保温
炉の下部に設置され、落下されてくる微粒子をその表面
で受ける回転ロールと、同回転ロールに相対して設置さ
れ、同回転ロールとの間で微粒子を偏平に成形する圧延
ロール又は超音波振動体と、成形された微粒子を回収す
る回収タンクとを具備したものが好ましい。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明においては、粒
径10μm程度の球状の超微粒子(マイクロビーズ)を
加熱しながら均一に回転ロール上に散布したのち、圧延
もしくは超音波振動加圧により偏平に加工する。加工後
は成形ロールもしくは振動体の熱吸収により冷却されて
製品となる。
【0008】マイクロビーズを均一に散布する方法とし
て、通常のふるいにかける方法があるが、この方法では
対象となるマイクロビーズの粒径が10μmと超微粒子
のため乾式でふるうことができず(現状の乾式ふるい方
式では粒径30〜40μmが最小である)、そのため、
この方式で散布すると、マイクロビーズは多層状に不均
一に散布され、この状態で偏平加工すると、マイクロビ
ーズどうしがゆ着したものとなり、目的とする1粒子毎
の偏平化が行えない。
【0009】このため本発明においては図3に示す自然
落下散布方式を考えた。図3によりこれを説明すると、
散布する回転ロール20の表面上に、マイクロビーズ1
の散布用広口スカート60を設ける。この広口スカート
60を、細径管55と結び、原料タンク50からエジェ
クター51を介して細径管55に、マイクロビーズ1を
適量ずつ供給する。細径管55には図示しないブロアー
等で風速v0 で熱風が供給される。この熱風にてマイク
ロビーズ1を広口スカート60内に搬送する。広口スカ
ートは熱風の温度(30〜70℃)を保つため保温され
ている。
【0010】この熱風保温された広口スカート60内
を、マイクロビーズ1は加熱されながら、霧状に舞って
いるが自重により自然落下してゆく。また熱風はフィル
ター65を介して外部へ排出される。
【0011】ここで各部の熱風の流速を試算すると、原
料供給部は細径管55で求まり、管径の面積A0 、流速
0 とする。広口スカート部は面積A1 、流速v1
し、マイクロビーズ1が、ごく自然に回転ロール20上
に落下するにはこの流速v1 が遅い程よい。
【0012】熱風がフィルター65を介して排出される
部分は面積A2 、流速v2 とし、広口スカート60と回
転ロール20とのすきまの面積をA3 、流速をv3 とす
る。
【0013】ここでv1 ,v3 が0.01m/s以下の
流速となる様にする。Q=A・vよりA0 ・v0 =A3
・v3 +A2 ・v2 ,A1 ・v1 =A3 ・v3 となる。
ここでv2 =v3 とすると、A0 ・v0 =(A3
2 )・v3 となり(A0 ・v0 )/(A2 +A3 )≦
0.01m/s,(A3 ・v3 )/A1 0.01m/
sの条件を満足するブロアー容量、各部の面積を決定す
ればよい。
【0014】この様に回転ロール20上に自然散布され
たマイクロビーズ1を回転ロールに相対して設けられた
圧延用ロールで圧延する。マイクロビーズ1は30〜7
0℃に熱風にて加熱されているが、この温度での変形強
度は0.01〜0.1kg/mm2 である。これに対
し、圧延ロールや回転ロール20の変形強度は100k
g/mm2 以上であり、この様な硬度差のため、圧延に
よりロールが変形することはなく、容易にマイクロビー
ズ1は偏平化される。
【0015】上記圧延ロールのかわりに、超音波振動体
を用いてもよい。これは回転ロール20上のマイクロビ
ーズ1を図2に示すような超音波振動加圧体35で圧縮
偏平させるものである。
【0016】なお形状記憶ポリマーの場合、偏平加工さ
れた製品に再び30〜70℃の熱を付加すると、その形
状記憶性により元の球状に復元するマイクロビーズとな
る。
【0017】
【実施例】以下図面により本発明の1実施例について説
明すると、図1は本発明の第1の実施例に係る装置の構
成図、図2は第2の実施例装置の構成図、図3は本発明
におけるマイクロビーズの散布方法の説明図、図4は微
粒子の状態図で(a)は球状微粒子を示し(b)は偏平
化した状態を示す。
【0018】図1は圧延による偏平加工法及びその装置
を示し、図において、原料タンク50に保管されている
マイクロビーズ1は、図示していない熱風送風ブロアー
よりの原料供給用熱風が細径管55を通じて供給される
ため、エジェクター51から流速v0 にて噴出する。
【0019】保温炉内の広口スカート60は細径喜田5
5と連結されており、該広口スカート60は熱風の温度
(30〜70℃)を保つため保温炉内で保温されてい
る。この熱風保温された広口スカート60内をマイクロ
ビーズ1は加熱されながら霧状に舞っており、供給熱風
が図3に示すようなフィルター65や広口スカート60
とその下方に配設した回転ロール20との隙間から排出
されるに従い自重により自然落下して行き、回転ロール
20上に均一に散布される。
【0020】散布されたマイクロビーズ1は回転ロール
20により回転移送され、同回転ロール20に相対して
設置された圧延ロール30との間で1粒毎に偏平に圧延
され偏平ビーズ10となる。
【0021】その後偏平ビーズ10は冷却されながら両
ロール20,30に周接して配設したワイパー40,4
1により各ロール20,30の表面からはぎ取られて落
下する。落下した偏平のマイクロビーズ10は回収タン
ク45に回収される。
【0022】次ぎに本発明の第2の実施例を示す図2に
ついて説明すると、本実施例の場合も図1に示す第1の
実施例の場合と同一の方式で回転ロール20上に散布し
たマイクロビーズを圧延ロール30の代りに超音波振動
する加圧体35を用いて回転ロール20とで偏平圧縮す
るものであり、偏平ビーズ10の回収方法は第1の実施
例の場合と同様である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、超微
粒径10μm程度の球状のマイクロビーズを2〜3μm
厚みに1粒子毎に偏平化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る微粒子の偏平成形
装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る微粒子の偏平成形
装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明における微粒子の散布方法を示す説明図
である。
【図4】微粒子の状態図で(a)は球状微粒子、(b)
は偏平化した微粒子を示す。
【符号の説明】
1 マイクロビーズ 10 偏平ビーズ 20 回転ロール 30 圧延ロール 35 加圧体 40,41 ワイパー 45 回収タンク 50 原料タンク 51 エジェクター 55 細径管 60 広口スカート 65 フィルター A0 細径管径の面積 A1 広口スカート部面積 A2 フィルター部面積 v0 細径管部流速 v1 広口スカート部流速 v2 フィルター部流速 v3 広口スカートと回転ロールとの隙間部流速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 陽 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 林 俊一 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒子を熱風で保温炉中に搬送し、保温
    炉中で一定温度に加熱しながら自然落下させて回転ロー
    ル表面上に散布し、これを回転ロールと、同回転ロール
    に相対して設置されている圧延用ロール又は超音波振動
    体との間で偏平に成形することを特徴とする微粒子の偏
    平成形方法。
  2. 【請求項2】 原料タンクと、同タンク内の微粒子を熱
    風発生手段からの熱風で適量ずつ搬送する細径管と、同
    細径管に接続され、搬送された微粒子を一定温度に加熱
    しながら自然落下させる大径の保温炉と、同保温炉の下
    部に設置され、落下されてくる微粒子をその表面で受け
    る回転ロールと、同回転ロールに相対して設置され、同
    回転ロールとの間で微粒子を偏平に成形する圧延ロール
    又は超音波振動体と、成形された微粒子を回収する回収
    タンクとを備えてなる微粒子の偏平成形装置。
JP23577191A 1991-07-31 1991-07-31 微粒子の偏平成形方法および装置 Withdrawn JPH0531806A (ja)

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JP23577191A JPH0531806A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 微粒子の偏平成形方法および装置

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JPH0531806A true JPH0531806A (ja) 1993-02-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009027151A1 (de) * 2009-06-24 2010-12-30 Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh Partikel mit induzierbarer Formänderung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009027151A1 (de) * 2009-06-24 2010-12-30 Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh Partikel mit induzierbarer Formänderung

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008