JPH05317848A - 有機リン化合物、特にスルホン化されたアリールホスフインを含有する廃水を後処理する方法 - Google Patents

有機リン化合物、特にスルホン化されたアリールホスフインを含有する廃水を後処理する方法

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JPH05317848A
JPH05317848A JP4332012A JP33201292A JPH05317848A JP H05317848 A JPH05317848 A JP H05317848A JP 4332012 A JP4332012 A JP 4332012A JP 33201292 A JP33201292 A JP 33201292A JP H05317848 A JPH05317848 A JP H05317848A
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water
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ゲルハルト・デイークハウス
Harald Kappesser
ハラルト・カッペセル
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機リン化合物、特にスルホン化されたアリ
ールホスフインを含有する廃水を後処理する方法 【構成】 水溶性無機塩と共に水溶性有機リン化合物、
特にスルホン化アリールホスフイン及び場合により他の
有機不純物を溶解含有する廃水を後処理するために無機
酸を加え、その後水に不溶性アミンで抽出し、特別な実
施形態に従って無機酸を抽出剤として使用されるアミン
の塩の形で使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性有機リン化合
物、特にスルホン化アリールホスフィン及び場合により
他の有機不純物及びそれと共に水溶性スルフアートを含
有する廃水の後処理に関する。新規方法の目的は、通常
の精製装置中に導入するか又は処理水として化学的反応
に再び供給することができる程度に廃水から所望されな
い不純物を除くことである。
【0002】
【従来の技術】アリール残基がスルホン化されたトリア
リールホスフインは、特にロジウム化合物と一緒に水中
に溶解された時、化学工業で触媒として広く採用されて
いる。特にこれをオレフインのヒドロホルミル化で使用
し(ドイツ特許公告第2627354号公報)し、その
存在下で環状アミンを共役ジエンに付加し(ヨーロッパ
特許公開第0176398号公報参照)又はこれを有機
化合物の水素化に対する触媒として使用する。
【0003】スルホン化されたトリアリールホスフイン
の製造のために、ドイツ特許公開第3235030号公
報の記載に従ってトリアリールホスフインから出発し、
これを0〜40℃で発煙硫酸と反応させる。スルホン化
混合物を加水分解し、水不溶性有機溶剤中に溶解された
水不溶性アミンで抽出する。有機相から、スルホン化さ
れたトリアリールホスフインを、塩基性試剤の水性溶液
で処理して得る。アリールホスフインスルホン酸を水相
に、及び同時に最終精製物として所望された塩に移行さ
せるための塩基として、アルカリ- 及びアルカリ土類金
属の水酸化物、特に水酸化アルカリ、アンモニア、それ
と共にまた炭酸アルカリが適する。しかしまた水溶性ア
ミン、たとえばメチルアミン、エチルアミン、プロピル
アミン、ブチルアミン又はエタノールアミンを使用する
ことができる。可能な限り単一化合物、すなわち同一の
スルホン化度合の化合物を得るために、塩基との反応を
種々のpH- 値に従って実施するのが好ましい。有用な
生成物が、約pH4.5〜pH7の範囲で得られる。p
H4.5以下及びpH7〜pH12以上で、有機相から
主にスルホン化の副生成物及び第二生成物を抽出する。
このpH- 範囲で生じる水性溶液が廃水である。
【0004】使用される水溶性塩基性抽出剤に応じて、
廃水はアルカリ金属- 、アルカリ土類金属- 、アンモニ
ウム- 又はアルキルアンモニウム- 塩1〜8重量%を含
有する。これは水溶性リン化合物、特にスルホン化アリ
ールホスフイン及び他の有機物質──これはCSB- 値
(約5〜25g/l)を左右する──によって汚染され
る。
【0005】CSB- 値──略号CSBは化学酸素要求
量を示す──廃水の汚染度合のパラメーターである。こ
れは酸素当量として表わされるカリウムジクロマートの
量であり、この量は水11の酸化可能な内容物によって
消費される。CSB- 値の測定は、通常の操作法に従っ
て行われる。これはたとえばウルマンズ エンサイクロ
ペディア デア テクニッシエンヘミー(Ullmanns Ency
clopadie derTechnischen Chemie) 、第4版(198
1)、第6巻、第376頁以下参照に記載されている。
水溶性有機リン化合物は、スルホン化されたトリアリー
ルホスフイン及びその二次生成物及び分解生成物を意味
する。スルホン化されたトリアリールホスフインが、た
とえばトリフエニルホスフインのスルホン化生成物であ
る場合、廃酸は特に(以下に使用される化合物の略号を
カッコ内に示す)ホスフイン、 トリ(m- スルホフエニル)ホスフイン (TPPTS) ジ(m- スルホフエニル)フエニルホスフイン (TPPDS) ジ(フエニル)(m- スルホフエニル)ホスフイン (TPPMS) 及びまた酸化によって形成されるホスフインオキシド トリ(m- スルホフエニル)ホスフインオキシド (TPPOTS) ジ(m- スルホフエニル)フエニルホスフインオキシド (TPPODS) 及び換言反応によって形成される、少量のホスフインス
ルフイド、 トリ(m- スルホフエニル)ホスフインスルフイド (TPPSTS) ジ(m- スルホフエニル)フエニルホスフインスルフイド(TPPSDS) を含有する。
【0006】ヨーロッパ特許公開第41134号公報か
ら、芳香族スルホン酸の水溶性塩をスルホン化混合物か
ら水不溶性アミンを用いて分離することができることは
公知である。この目的のために、スルホン化混合物を水
で希釈し、次いでスルホン酸と当量の溶剤不含アミンと
混合する。スルホン酸は、親油性アンモニウム塩を形成
し、これは自発的に水性相から分離する。この調製方法
で、スルホン化混合物は大体に於て非スルホン化された
出発材料及び他の中性物質不含であることを前提とす
る。この様な要求は、化学処理の廃棄物を一般に満足さ
せない。というのはほんの少量にもかかわらず不純物と
して副- 及び二次- 反応による中性物質の形成を決して
除くことができないからである。更に精製操作は調製方
法に基づかない、そしてむしろ分析法として記載され、
その方法で痕跡程度しか存在しない物質でさえも検出さ
れかつ分離されねばならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって水溶性有機
リン化合物及び他の不純物を廃水から安全に除去できる
処理法を提供するのが課題である。この処理法は、何ら
の制限を受けずかつ経済的でなければならない。通常の
精製装置に又は下水溝中に導入する又は廃水を全部又は
部分的になくすために化学反応に戻すことができる程の
純度の水を生じなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は水溶性無機塩と共に水溶性有機リン化合物、特にス
ルホン化アリールホスフイン及び場合により他の有機不
純物を溶解含有する廃水を後処理する方法によって解決
される。それによれば廃水に無機酸を、溶液中に存在す
るスルホナート残基(-SO3-) モルあたり、水素イオン
少なくとも1.1モルが存在する量で加え、その後溶解
されたスルホナート基モルあたり水に難- 又は不溶性ア
ミン少なくとも1モルで抽出し、有機相及び水相を相互
に分離し、有機相を更に処理することを特徴とする。
【0009】本発明による方法は、廃水中に溶解された
有機リン化合物、特にスルホン化されたアリールホスフ
イン及び他の有機不純物──これを全体でCSB- 値と
して測定する──を主に除去することを保証する。精製
された廃水は環境を汚染せず、化学反応に対する処理水
として使用することができる。
【0010】本発明による方法は、スルホン化されたア
リールホスフインの製造に生じる廃水から出発する。ど
の特別な処理変法が個々の場合に適用されるかは、その
際重要でない。従来技術の説明の範囲で記載した方法
は、単に例として挙げたにすぎず、他の製造方法も可能
である。本発明により使用される廃水の重要な特徴は、
その環境への影響のために、これに溶解されたリン化合
物の濃度である。これは通常の廃水中で400〜150
0重量ppm、特に600〜1200重量ppmであ
り、たとえばTPPTS,TPPDS,TPPOTS,
TPPODS,TPPSTS及びTPPSDSの含有量
からTPPTS- 合成で生じる。このリン化合物を含め
て、廃水は全体で1〜30g/l、特に5−25g/l
化合物──これはCSB- 値として測定される──を含
有する。
【0011】新規方法によって後処理すべき廃水を、先
ず酸性化する。この目的のために、これに本発明によれ
ば溶液中に存在するスルホナート基モルあたり、水素イ
オン少なくとも1.1モル、特に1.5〜3.0モルが
存在する程の量で無機酸を加える。より大過剰の酸は、
無害であるが、たとえば経済的理由から、特に廃水の不
必要な汚染を避けるためにも必要がない。廃水中にスル
ホナートの他に更に遊離塩基が存在するので、その中和
に必要な量の水素イオンを、本発明により使用される量
の水素イオンに加えねばならない。
【0012】水素イオンを、廃水に強無機酸、たとえば
塩酸、硫酸、硝酸及びリン酸の形で供給する。硫酸及び
リン酸が特に適する。多塩基性酸、たとえば硫酸又はリ
ン酸を使用する場合、廃水中に生じる水素イオンの量は
個々の解離段階の酸定数に依存する。酸定数約0.7・
10-2まで水素イオンの完全な解離が行われ、したがっ
て酸1モルは水素イオン1モルを生じることから出発す
る。したがって硫酸1モルは、第二解離段階で酸定数
1.2・10-2を有する二塩基性酸として水素イオン2
モルを生じ、一方第一解離段階で酸定数0.75・10
-2に相当する三塩基性リン酸は、水素イオン1モルしか
生じない。
【0013】酸性後、第二処理工程で廃水中に含有され
る不純物をアミンを用いて抽出し、このアミンは水に難
- 又は不溶性である。同様に必要なアミン量は廃水中に
含有されるスルホナート基の量に依存する。溶液中に存
在するスルホナート基モルあたりアミン少なくとも1モ
ル、好ましくは1〜4モルを廃水に加える。
【0014】廃水に先ず酸を加え、その後不純物をアミ
ンで抽出する代わりに、本発明による方法の特別な実施
形態に従って、必要な酸- 及びアミン- 量をアミン塩の
形で添加することができる。当然のことながら、この場
合使用される酸及びアミンのモル量は同一である。酸は
常に溶解されたスルホナートに対して過剰に使用される
ので、その時絶えずアミンは過剰に存在する。
【0015】抽出に使用されるアミンは、抽出条件下で
液状であるのが好ましい。その作用は、特に廃水の酸性
成分と塩の形成下に反応するという事実のためである。
アミン塩は同様に水に難溶性であるが、これに対して有
機溶剤中で易溶性でなければならない。アミンの他の作
用は、廃水中に含有される不純物の純粋な物理的溶液に
基づく。
【0016】酸と水に難溶性、しかし親油性塩を形成す
るアミンとして非環式又は環状脂肪族、芳香族、芳香脂
肪族又はヘテロ環状第一、第二又は第三、好ましくは第
二又は第三アミンが挙げられる。全体で10〜60、特
に13〜36個の炭素原子を有する非環式、分枝状又は
非分枝状脂肪族アミンが好ましい。この様な化合物の例
は、トリ -n- ヘキシルアミ、トリ -n- オクチルアミ
ン、トリ- イソオクチルアミン、ジ -2- エチルヘキシ
ルアミン、トリ- イソノニルアミン(異性体混合物の形
で)、イソトリデシルアミン(異性体混合物の形で)、
ジ- イソノニル-2- フエニルプロピルアミン、イソノ
ニル -ジ -2- フエニルプロピルアミン、トリ- イソト
リデシルアミン(異性体混合物の形で)、N,N- ジメ
チル- ヘキサデシルアミン、N,N- ジメチル- オクタ
デシルアミンである。抽出剤として、特にイソトリデシ
ルアミン、トリ -n- オクチルアミン及びトリ- イソオ
クチルアミンが挙げられる。
【0017】原則的にアミンを抽出に希釈して使用する
ことができる。これを溶液として水と混和しない又は僅
かにしか混和し得ない有機溶剤中で使用するのが遊離で
ある。溶液中のアミンの濃度は、広い範囲に及ぶことが
できる。これを実質上溶剤中のアミン塩の溶解度によっ
て及び生じる塩溶液の粘度によって限定する。したがっ
て溶液は、溶液に対して常法で10〜50、好ましくは
15〜35重量%アミンを含有する。溶剤の選択によっ
て、主にその物理的性質が決まる。僅かな水溶性、僅か
な蒸発及びエマルジョン形成の低い傾向又はその傾向の
ないことが望まれる。更に溶剤は不活性で、非毒性でか
つ価格上好都合でなければならず、良好な流体力学性質
を有し、廃水中に溶解された他の不純物に対して良好な
抽出能力も有する。適する溶剤は灯油様留分、すなわち
沸点温度175〜325℃を有する炭化水素、芳香族留
分、C4-C20- アルコール及びC8-C20- エーテルであ
る。灯油様留分及びトルオールが好ましい。アミン塩を
常に溶液の形で使用する。この際同一溶剤アミンに対す
るものとして使用する。同様に溶液中の塩の濃度は、通
常10〜50、好ましくは15〜35重量%である。
【0018】抽出は、一般に常温及び常圧で行われる
が、これから変化した条件、たとえば高められた圧力は
除外しない。不純物を濃縮された水性溶液に移行させる
ために及びアミンを再生するために第二処理工程で有機
相の更なる処理を、種々の方法で行うことができる。ア
ミン相を無機塩基の水性溶液で再抽出するのが有利であ
る。適する化合物は、アルカリ- 及びアルカリ土類金属
の水酸化物、特に水酸化ナトリウム、それと共にまた炭
酸アルカリである。塩基を、5〜30重量%溶液として
使用し、アミンに対して、好ましくは化学量論量で、場
合により20%までの過剰で使用する。より大過剰の塩
基は、不純物を濃縮された形で含有する水性溶液に他の
所望されない溶剤成分を加え、したがってこれは避けな
ければならない。アミン相の後処理に必要な他の使用さ
れる処理は、これを蒸気で処理することである。この目
的に、少なくとも1.8MPaの蒸気をアミン溶液中に
導入する。その際不純物を水相に移行させ、たとえばア
ミン相から傾斜によって分離する。
【0019】塩基又は蒸気じ処理後再び得られたアミン
を、場合により使用された溶剤と一緒に新たに廃水の抽
出処理に、本発明による方法に従って使用することがで
きる。その時から溶剤を、たとえば蒸留によって精製す
ることもできる。
【0020】本発明による方法を、非連続的に及び好ま
しくは連続的に実施し、この際抽出物質分離に通常の装
置、たとえば抽出カラム及びミキサー/セトラーを使用
する、一及び数段階処理を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下の例によって本発明を説明するが、本発
明はこれによって限定されない。 〔例1〜7〕次の例中、そのリン含有量及びCSB- 値
が下記表中に記載されている廃水を使用する。
【0022】廃水、硫酸(水性溶液に対して29.9重
量%)及び抽出剤とし、トルオール中にトリ- イソオク
チルアミンを含有する溶液(溶液に対して約20重量
%)を、順次に撹拌反応器中に加える。30分室温で撹
拌し、その後水相、すなわち廃水をアミン相から分離す
る。アミン相を30分の撹拌によって、水性NaOH-
溶液で再抽出する。相分離後に生じる水相は、濃縮され
た形で廃水のほぼ全部の不純物を含有する。一方アミン
相を新たに抽出剤として使用することができる。反応条
件及び廃水後処理の結果を、同様に表中にまとめて示
す。
【0023】例1〜4は新規方法を示し、例5〜7は本
発明の条件に相当しない条件下で操作されたものであ
る。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の方法によれば、水溶性有機リン
化合物及び他の不純物を廃水から安全に除去することが
できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は水溶性無機塩と共に水溶性有機リン化合物、特にス
ルホン化アリールホスフイン及び場合により他の有機不
純物を溶解含有する廃水を後処理する方法によって解決
される。それによれば廃水に無機酸を、溶液中に存在す
るスルホナート残基(−SO )モルあたり、水素イ
オン少なくとも1.1モルが存在する量で加え、その後
溶解されたスルホナート基モルあたり水に難−又は不溶
性アミン少なくとも1モルで抽出し、有機相及び水相を
相互に分離し、有機相を更に処理することを特徴とす
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性無機塩と共に水溶性有機リン化合
    物、特にスルホン化アリールホスフイン及び場合により
    他の有機不純物を溶解含有する廃水を後処理するにあた
    り、廃水に無機酸を、溶液中に存在するスルホナート残
    基(-SO3-)モルあたり、水素イオン少なくとも1.1
    モルが存在する量で加え、その後溶解されたスルホナー
    ト基モルあたり水に難- 又は不溶性アミン少なくとも1
    モルで抽出し、有機相及び水相を相互に分離し、有機相
    を更に処理することを特徴とする上記廃水の後処理方
    法。
  2. 【請求項2】 廃水中に溶解されたスルホナート残基及
    び(又は)カルボキシラート残基モルあたり水素イオン
    1.5〜3.0モルが存在する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 無機酸として硫酸又はリン酸を使用す
    る、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 アミン1〜4モルで抽出する請求項1な
    いし3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 全体でC- 原子数10〜60、特に13
    〜36のアシル化された分枝状又は非分枝状、第二又は
    第三脂肪族アミンで抽出する、請求項1ないし4のいず
    れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 アミンとしてトリ- イソオクチルアミン
    を使用する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 廃水に無機酸及びアミンをアミン塩の形
    で添加する、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 アミン又はアミン塩を有機溶剤中に溶解
    する、請求項1,4ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 アミン又はアミン塩を灯油様留分又はト
    ルオール中で溶解する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶剤中のアミン又はアミン塩の濃度
    は、溶液に対して10〜50、特に15〜35重量%で
    ある請求項1,4ないし9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 有機相をアルカリ- 又はアルカリ土類
    金属の水酸化物又は炭酸アルカリで処理して又は少なく
    とも1.8MPaの蒸気で処理して更に処理する、請求
    項1記載の方法。
JP4332012A 1991-12-18 1992-12-11 有機リン化合物、特にスルホン化されたアリールホスフインを含有する廃水を後処理する方法 Pending JPH05317848A (ja)

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DE4141772A DE4141772A1 (de) 1991-12-18 1991-12-18 Verfahren zur aufarbeitung organischer phosphorverbindungen, insbesondere sulfonierte arylphosphine enthaltender abwaesser
DE4141772:0 1991-12-18

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