JPH05317224A - 電気掃除機の制御手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】電気掃除機本体１とホース４とが確実に結合さ
れていることを確認するための制御手段を設けた。 【効果】本発明によれば、手元操作部８と本体制御装置
７との情報の交換が無線により行われるような電気掃除
機において、電気掃除機本体１とホース４が正常に結合
されていないときに手元操作部８から運転指令が与えら
れて運転を開始することを防止し、誤動作の無い安全性
の高い電気掃除機の制御が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は無線により電気掃除機に
制御情報を伝える電気掃除機の制御装置に係り、掃除機
本体とホースとが接続されていないことを判別し、ホー
スが接続されていないときには電気掃除機への運転情報
の伝達を遮断し掃除機の運転を停止するような制御装置
を備えた電気掃除機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電気掃除機においては、特開平3
−57720号公報の如くホース手元部に可変抵抗を設ける
等して電気掃除機本体内の制御装置に情報を与え電動送
風機を制御することが知られているが、運転情報の伝達
を無線で行うようにすると電気掃除機本体はホースが接
続されていなくても外部のリモートコントロール装置か
らの信号を受付け、運転を行ってしまうような制御手段
となっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、運
転情報の伝達を無線で行うことにすると電気掃除機本体
にホースが接続されていなくても電気掃除機本体は外部
のリモートコントロール装置からの信号を受付けて運転
を行ってしまうような制御手段となっていた。

【０００４】本発明は、電気掃除機本体とホースとの結
合が確実になされているか判別するための手段を設け、
掃除機本体とホースとが結合されていないという情報が
制御装置に送られてきたときは制御装置は電動送風機を
停止し、電気掃除機本体外部のリモートコントロール装
置から制御装置へ電動送風機の制御方法を無線で伝達す
る手段を停止させるか、あるいは伝達された情報を読み
込まないようにするような制御を行うこととし、ホース
が電気掃除機本体に接続されていないときは、電気掃除
機本体外部のリモートコントロール装置を操作しても電
気掃除機本体の制御状態を停止の状態から変更できない
ような制御装置とし誤動作をなくし安全性を高めること
を目的とする。

【０００５】また、電気掃除機本体とホースとの結合が
確実になされているか判別するための手段を電気掃除機
の機種（例えば、電動送風機の吸込み性能あるいは電気
掃除機が付属品として持つ吸い口の種類等）ごとに違え
ることにより別ピースを設けることなく機種切り替えの
判別手段とすることができる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、電気掃除機本体とホースとの結合が確実になされて
いるか判別するための手段を設け、掃除機本体とホース
とが結合されていないという情報が制御装置に送られて
きたときは制御装置は電動送風機を停止し、電気掃除機
本体外部のリモートコントロール装置から制御装置へ電
動送風機の制御方法を無線で伝達するための手段を停止
させるか、あるいは伝達された情報を読み込まないよう
にするような制御を行なうものである。電気掃除機本体
とホースとの結合が確実になされているか判別するため
の手段は電気掃除機本体側に設置されていても、ホース
側に設置されていても同等の効果が得られる。

【０００７】

【作用】電気掃除機本体とホースとの結合が確実になさ
れているか判別するための手段により電気掃除機本体と
ホースとの結合状態を判断し、電気掃除機本体とホース
との結合を判別するための手段から電動送風機を制御す
るための制御装置へ結合状態の情報を送るための伝達手
段により送られる情報が、掃除機本体とホースとが結合
されていないという情報であるときは前記制御装置は、
電動送風機を停止し、電気掃除機本体外部のリモートコ
ントロール装置から本体の制御装置へ電動送風機の制御
方法を無線で伝達する手段を停止させるか、あるいは伝
達された情報を読み込まないようにするような制御を行
うことにより目的を達成させる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。

【０００９】図１は、本実施例の電気掃除機１の全体構
成を示す図で２は電動送風機、３は集じんケース、４は
ホース、５は延長管、６は吸口を示す。電気掃除機本体
１とホース４の結合部には電気掃除機本体１とホース４
の結合状態を検出するための結合検出手段９が設置され
ている。７は電気掃除機本体内に配置された制御装置で
あり、図２で示すように電動送風機２の運転を制御する
機能とホース４に設けられた手元操作部８（リモートコ
ントロール部）からの無線の信号を受信する機能と手元
操作部８からの信号の受信が完了したことを手元操作部
８へ送信するための機能と前記結合検出手段９からホー
ス４が電気掃除機本体１に結合されていないという情報
が伝えられたときには、手元操作部８と本体制御装置７
の送受信を遮断し、電動送風機を停止させる機能と電気
掃除機本体１とホース４の結合がなされていないことを
外部に伝える表示装置１０に指令を送る機能とを持つ。
本体制御装置７内には上記５つの機能に統括して命令を
与える中央命令装置が搭載されている。

【００１０】本発明によれば、電気掃除機本体１とホー
ス４が結合されていないときは結合検出手段９から電気
掃除機本体１とホース４との結合がされていないとの情
報が本体制御装置７に送られ本体制御装置７内のホース
の結合を判定する機能によりホース４が接続されていな
いと判断し、手元操作部８と本体制御装置７の送受信の
遮断を行う送受信遮断手段１１に命令を与え送受信を遮
断すると共に本体制御装置７の電動送風機制御部から電
動送風機２へ制御命令を送るのを停止させ、電動送風機
を停止させる電動送風機強制停止手段１２に命令を与え
電動送風機２を停止させる。また、本体制御装置７の表
示指令部にもホース４の接続がなされていないとの情報
を与え表示装置１０により外部に表示する。このことに
より、手元操作部８と本体制御装置７との情報の交換が
無線により行われるような電気掃除機において、電気掃
除機本体１とホース４が正常に結合されていないときに
手元操作部８から運転指令が与えられたときに運転する
ことを防止し、誤動作の無い安全性の高い電気掃除機の
制御手段となる。

【００１１】図２で示したブロック図では本体制御装置
７と手元操作部８の送受信を遮断するための手段１１と
本体制御装置７の電動送風機制御部から電動送風機２へ
制御命令を送るのを停止させ電動送風機を停止させる電
動送風機強制停止手段１２を外部装置としているが中央
命令装置内部に図３でフローチャートを示すようなソフ
トを組むことにより内部に取り込むことが可能となり部
品点数を減らすことができる。処理の内容は、ホースが
正常に結合されているときは本体制御装置７と手元操作
部８の送受信処理を行いその情報に応じて電動送風機に
運転指令を与えるような処理とし、もし、ホース４が正
常に接続されていないときには本体制御装置７と手元操
作部８の送受信処理を行わないこととし強制的に電動送
風機２を停止させ異常表示処理によりホース４が電気掃
除機本体１に正常に結合されていないことを知らせる処
理を設けるものである。

【００１２】図４は電気掃除機本体１とホース４の結合
が正常かどうかを検出するための手段の一実施例を示し
たものである。ホース４を電気掃除機本体１の差込み口
に挿入すると電気掃除機本体１とホース４の結合が正常
かどうかを検出するための手段である感圧スイッチ９ａ
を押すような構造となっている。感圧スイッチ９ａには
あらかじめ所定の電圧がかかっており、ホース４が電気
掃除機本体１に接続されていないときには本体制御装置
７へHighの信号が与えられる構造となっている。ホース
が差込まれたときには感圧スイッチが切断され本体制御
装置７へLow の信号が与えられることとなる。従って、
本体制御装置７は電気掃除機本体１とホース４の結合が
正常かどうかを検出するための手段である感圧スイッチ
９ａからの信号がHighであるときホース４が電気掃除機
本体１に接続されていないと判断することとなる。

【００１３】また、電動送風機の吸込み性能の違いや電
気掃除機の付属部品である吸口の違い等により機種の違
いを本体制御装置７に知らせる必要の有るものについ
て、本体制御装置７にそれを知らせるための手段とし
て、感圧スイッチ９ａと本体制御装置７との間に負荷の
抵抗を付けその定数の値を機種によって変え、本体制御
装置７側でそのアナログ値により機種の判断を行うこと
とすれば別部品を付けること無く機種の判定を行うこと
ができる。

【００１４】

【発明の効果】本発明によれば、手元操作部と本体制御
装置との情報の交換が無線により行われるような電気掃
除機において、掃除機本体とホースとが結合されている
ことを確認するための手段を設け、掃除機本体とホース
とが結合されていないという情報が制御装置に送られて
きたときは制御装置は、電動送風機を停止し、電気掃除
機本体外部のリモートコントロール装置から前記制御装
置へ電動送風機の制御方法を無線で伝達する手段を停止
させるか、あるいは伝達された情報を読み込まないよう
にするような制御を行うことにより、電気掃除機本体と
ホースが正常に結合されていないときに手元操作部から
運転指令が与えられても運転することが無く、誤動作の
無い安全性の高い電気掃除機の制御手段を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電気掃除機の全体構成図である。

【図２】本発明の一実施例である制御手段のブロック図
である。

【図３】本発明の一実施例である中央命令装置内部のソ
フトのフローチャートである。

【図４】電気掃除機本体とホースの結合状態を検出する
ための手段の一実施例を示した図である。

【符号の説明】

１…電気掃除機本体、２…電動送風機、３…集じんケー
ス、４…ホース、５…延長管、６…吸口、７…本体制御
装置、８…手元操作部、９…電気掃除機本体とホースの
結合状態を検出するための手段、１０…表示装置、１１
…送受信遮断手段、１２…電動送風機強制停止手段。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電気掃除機の本体内部に、前記電気掃除機
   に吸引力を与える電動送風機と、前記電動送風機を制御
   するマイクロコンピュータからなる制御装置とを備え、
   前記電気掃除機本体と吸口とを接続するためのホースと
   延長管とを具備し、前記電動送風機の制御方法を電気掃
   除機本体外部のリモートコントロール装置から前記制御
   装置へ無線で伝達する手段を持つ電気掃除機において、
   前記掃除機本体とホースとが確実に結合されていること
   を確認するための制御手段を設けたことを特徴とする電
   気掃除機の制御手段。
2. 【請求項２】請求項１において、前記掃除機本体とホー
   スとが結合されていることを確認するための手段から、
   前記制御装置へ結合状態の情報を送るための伝達手段を
   設け前記伝達手段から掃除機本体とホースとが結合され
   ていないという情報が前記制御装置に送られてきたとき
   は前記制御装置は、前記電動送風機を停止し、前記電気
   掃除機本体外部のリモートコントロール装置から前記制
   御装置へ無線で伝達するための送受信手段を停止させる
   か、あるいは伝達された情報を読み込まないようにする
   ような制御を行うことを特徴とした電気掃除機の制御手
   段。
3. 【請求項３】請求項２において、前記掃除機本体とホー
   スとが確実に結合されていることを確認するための手段
   を前記電気掃除機の本体側に設置したことを特徴とする
   電気掃除機の制御手段。
4. 【請求項４】請求項２において、前記掃除機本体とホー
   スとが確実に結合されていることを確認するための手段
   をホース側に設置したことを特徴とする電気掃除機の制
   御手段。
5. 【請求項５】請求項１において、前記掃除機本体とホー
   スとが確実に結合されていることを確認するための手段
   に機種ごとに違いを設けることにより電気掃除機の機種
   判別につかえるようにしたことを特徴とする電気掃除機
   の制御手段。