JPH0531655A - リードフレームの順送り装置 - Google Patents

リードフレームの順送り装置

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JPH0531655A
JPH0531655A JP21001291A JP21001291A JPH0531655A JP H0531655 A JPH0531655 A JP H0531655A JP 21001291 A JP21001291 A JP 21001291A JP 21001291 A JP21001291 A JP 21001291A JP H0531655 A JPH0531655 A JP H0531655A
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真 安藤
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Yamada Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々タイプのリードフレームを容易にセッテ
ィングでき、加工ステージ毎に個別の所定ピッチで定寸
送りさせることによって所要の加工を行わせることので
きるリードフレームの順送り装置を提供しようとするも
のである。 【構成】 リードフレーム26を加工すために並設した
加工ステージ14a、14bに、所定ピッチでリードフ
レーム26を定寸送りするリードフレームの順送り装置
において、リードフレーム26を定寸送り可能な搬送機
構10と、リードフレーム26を加工する処理機構12
とを一体化して成る加工ステージ14a、14bと、加
工ステージ14a、14b間に架設され、リードフレー
ム26を送り方向に案内して支持する支持機構16と、
搬送機構10と嵌合可能な連結部44が摺動可能に弾装
された連結棒40を駆動する送り駆動部46を有し、加
工ステージ14a、14bの加工動作に合わせて搬送機
構10を往復動させる駆動機構18とを具備することを
特徴とするリードフレームの順送り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームの順送り
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリードフレームの順送り装置で
は、リードフレームを保持し、該リードフレームを移動
させる搬送機構が、リードフレームをその送り方向へ駆
動する駆動機構と一体に形成されており、加工ステージ
はリードフレームを打ち抜き加工する処理機構のみで構
成されている。従って、リードフレームの順送り装置が
複数の加工ステージから成る場合には、リードフレーム
を駆動する駆動機構が共通のため、各加工ステージ内の
リードフレームは必ず同じ送りピッチで移動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リードフレ
ームには多種タイプのものがありそれぞれのリードフレ
ームごとガイド穴の位置やガイド穴のサイズが異なるか
ら、異種のリードフレームを加工機にかける場合には送
りピンの位置などを個々のリードフレームに合わせて設
定しなければならない。このように、従来の加工機に異
種のリードフレームをかける場合は金型が含まれる処理
機構の交換は勿論のこと、そのつど搬送機構までも交換
又は調整したりしなければならず、非常に作業が煩雑に
なるという問題点があった。最近はきわめて多品種のリ
ードフレームが提供されており、少量多品種の生産傾向
がつよまっているため、容易に加工ラインの変更が可能
な加工機が要望されている。
【0004】また一般にリードフレームの加工は複数の
加工ステージの組み合わせで構成されている。加工され
るリードフレームは同じ品種であり、各加工ステージ内
でのリードフレームの送りピッチは概ね同一で良いので
あるが、リードフレームへ樹脂封止を行った後、リード
フレームの金属部分と樹脂部分の膨張係数の違いによっ
てリードフレームの金属部分に残留応力が生じており、
リードフレームを加工した時点で、この残留応力が開放
されるため、微小ではあるがリードフレームの長さが長
くなる。リードフレームの加工には高精度が要求される
ため、このリードフレームの長さの変動に応じて各加工
ステージ毎に個別の送りピッチを設定しなければならな
いが、駆動装置が共通のため個別に送りピッチを変える
ことができず、例えば各加工ステージで必要とされる送
りピッチの中間値をもって駆動装置の移動距離とする等
の方法を採用している。しかしこれでは複数の加工ステ
ージの全てに対して正確な位置決めができず、バーリン
グや製品の不良が発生するという問題点があった。この
問題を解消するには各加工ステージ毎に、個別の駆動装
置を配置することも考えられるが機構が複雑になった
り、またコストもかかってしまう。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、種々タイプのリード
フレームを容易にセッティングでき、加工ステージ毎に
個別の所定ピッチで定寸送りさせることによって所要の
加工を行わせることのできるリードフレームの順送り装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、リードフレーム
に加工を施すために並設された加工ステージに所定ピッ
チで定寸送りするリードフレームの順送り装置におい
て、リードフレームを保持し、該リードフレームを加工
するため定寸送り可能な搬送機構と、金型を有し、リー
ドフレームを打ち抜き加工する処理機構とから成る加工
ステージと、前記加工ステージ間に架設され、リードフ
レームをスライド可能に支持するため、リードフレーム
の幅サイズに合わせてレールを平行に向かい合う様に設
けられた支持機構と、前記加工ステージ内の搬送機構と
嵌合可能な連結部を有し、加工ステージの加工動作に合
わせて、搬送機構をリードフレームの送り方向へ駆動す
る駆動機構とを具備し、各加工ステージ毎のリードフレ
ームの加工精度が上げられ、さらに異種のリードフレー
ムを容易にセッティングできることを特徴とする。
【0007】
【作用】支持機構と処理機構とを一体化して成る加工ス
テージを複数個並設し、その複数の加工ステージ間に支
持機構を架設する。その支持機構により支持されるリー
ドフレームを、各加工ステージ内で処理機構により所定
の加工を施す為に、各加工ステージ毎にストッパを設け
ることで個別に送りピッチの設定が可能な搬送機構によ
りリードフレームを保持し、搬送機構の側方位置に配置
され、各搬送機構と連結された駆動機構にて搬送機構を
駆動することで、複数の加工ステージに有る各搬送機構
が個別の送りピッチにて移動できる。したがって、その
搬送機構により保持されるリードフレームも各加工ステ
ージで必要とされる送りピッチにて順送りされる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るリードフレ
ームの順送り装置の全体構成を示す上面視図である。ま
ず、図1を用いて構成を説明する。リードフレームの順
送り装置は大きく分けて、リードフレーム26を定寸送
りする搬送機構10と定寸送りされたリードフレーム2
6に加工を行う処理機構12とから構成された加工ステ
ージ14a,14bと、リードフレームを定寸送りする
際にリードフレーム26を案内支持する支持機構16
と、加工ステージ14a,14b内の各搬送機構10を
駆動する駆動機構18とで構成されている。
【0009】詳細には搬送機構10は、上面にリードフ
レームの送り方向と平行に、長尺なベースレール20が
敷かれた送りベース22と、送りベース22にスライド
自在に支持された送りアーム23とを有する。送りアー
ム23は、送りベース22上に載せた際にはベースレー
ル20上を左右方向に滑動可能であって、その外側面に
は突出部30が突設されたアーム支持台24と、板状に
形成され、一端はアーム支持台24の上面に、長手方向
に対して直角であって、突出部30と反対方向に突出す
るように固着されると共に、他端下面にはリードフレー
ム26のガイド穴と位置が同一となるように針状のフィ
ードピン32が垂設されたフィードアーム34とから構
成されている。ベースレール20の両端には、アーム支
持台24の左右方向の移動距離をリードフレーム26の
送りピッチに一致させるためのストッパ28固着されて
いる。
【0010】処理機構12は、リードフレーム26に対
して加工を施す為の金型35と金型35を上下方向に接
離動させるための金型駆動装置36とから構成されてい
る。搬送機構10は、処理機構12の側面に固着され、
処理機構12と共に加工ステージ14a,14bを構成
し、処理機構12にてリードフレーム26の正確な加工
がきるような位置に、リードフレーム26を定寸送りさ
せるものである。支持機構16は、向かい合う2本の平
行なレール38と、レール38を上方に付勢支持するレ
ール支持部(図示しない)と、2本の平行なレール38
の間隔をリードフレーム26の幅サイズに可変する補正
部(図示しない)とから構成されている。各レール38
の向かい合う側面には凹状の溝が設けられており、その
溝にてリードフレーム26を金型35の加工面と平行な
平面上にてスライド可能に支持することができる。また
直線的に並設された複数の加工ステージ14a,14b
間に架設されることで、各加工ステージ14a,14b
で加工されたリードフレーム14a,14bを次の加工
ステージ14a,14bへ搬送機構10にて搬送可能と
なっている。
【0011】駆動機構18は、搬送機構10の側方位置
に配置されるもので、加工ステージ間を一体に連絡する
一つの長尺な板状に形成され、その長手方向の一側面に
凹部が、加工ステージ14a,14bと同数設けられた
連結棒40と、連結棒40の凹部の内壁面間に設けられ
た軸にてリードフレームの搬送方向と平行に摺動可能に
挿着されると共に、同じく同一軸にて軸通された2つの
スプリング42にて両側から挟持されることで弾装され
た連結部44と、連結棒40の長手方向の一端面に固着
され、連結棒40をその長手方向に往復駆動可能な送り
駆動部46とから構成されている。また連結部44は、
平面形状がコ字状に形成されており、その一端は上記の
様に連結棒40の凹部に装着され、凹状の溝を有する他
端は、搬送機構10の突出部30と嵌合している。駆動
機構18は並設された複数の加工ステージ14a,14
bに付設され、連結部44は対応する加工ステージ14
a,14b内にある搬送機構10の突出部30と嵌合し
ており、駆動機構18の送り駆動部46が往復動した際
には搬送機構10も連動して往復動する。通常、駆動機
構18の往復動ピッチは複数の加工ステージ14a,1
4b内にある搬送機構10の送りピッチより大きく設定
されているが、個々の加工ステージ14a,14b内に
ある搬送機構10は個々のストッパ28により、送りピ
ッチが決まっているため、所定のピッチの往復動を繰り
返す。駆動機構18の連結部44を挟持するスプリング
42は上記動作の際の各加工ステージ14a,14b間
の送りピッチ誤差を吸収し、またリードフレーム26が
支持機構16内にて詰まった場合にはリードフレーム2
6の保護を行う。
【0012】次に、動作について説明する。まず、支持
機構16の補正部にてリードフレーム26の幅にレール
38の間隔を調整する。リードフレーム26をレール3
8に載せる。レール38上で支持されたリードフレーム
26は、処理機構12内の金型駆動装置36が動作する
前は、レール支持部によりレール38が上位置に付勢支
持されているため、リードフレーム26のガイド穴に送
りアーム23のフィードピン32が貫通する。この時駆
動機構18の送り駆動部46が連結棒40を左方向に移
動させ、それに伴い搬送機構10内の送りアーム23も
ベースレール20上を左方向に移動し、ストッパ28に
当接することで、決められた所定の送りピッチだけ左方
向に移動し、停止する。これによりリードフレーム26
は次処理のための加工位置に配置される。ここで処理機
構12内の金型駆動装置36が動作し、リードフレーム
26の上に配置された金型35が下方に移動し、リード
フレーム26に対して所定の加工を施す。この時レール
38は、その上方に配置された金型12が下方に駆動さ
れる際に押動されて伴に下がり、送りアーム23のフィ
ードピン32はリードフレーム26のガイド穴から抜脱
する。送り駆動部46は次の搬送動作のため、連結棒4
0を右方向に移動させる。それに伴い搬送機構10もま
た、金型35が咬合している間に右方向に移動する。搬
送機構10が右方向に移動完了した時点で、金型35が
上昇して再び元の位置に戻るが、金型35の上昇と共に
レール38が上昇してリードフレーム26を持ち上げ、
それにより送りアーム23のフィードピン32がリード
フレーム26のガイド穴を再度貫通し、次の搬送動作準
備が完了する。
【0013】前記の一連の動作を繰り返し、連続してリ
ードフレームを搬送すると伴に加工していく。上記のリ
ードフレームの順送り装置では、各加工ステージ内の送
りアームを左右方向に駆動する駆動機構の連結部がスプ
リングにて挟持されているため、各加工ステージ個々に
設定されたリードフレームの送りピッチに対しての移動
誤差が吸収できる。これにより駆動機構の送り駆動部
は、連結板を加工ステージの送りピッチの最大値より若
干大きめのストロークで往復動させておけば、各加工ス
テージ内の送りアームは、個々に設定されたリードフレ
ームの送りピッチにて駆動されることになる。また、こ
の様に駆動機構側の連結部がスプリングにて挟持されて
設けられており、位置誤差を吸収できるため、処理機構
の交換の際の処理機構と駆動機構の据え付け精度が製品
の品質に影響を及ぼすことはない。以上、リードフレー
ムの順送り装置として好適な実施例を上げて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るリードフレームの順送り装
置によれば、上述したようにガイド穴の位置やガイド穴
のサイズが異なるリードフレームを加工する場合には、
金型が含まれる処理機構と搬送機構が一体化された加工
ステージの交換と、支持機構の間隔を調整をするだけで
良く、個別に金型の位置調整、フィードピン、ストッパ
の位置変更やフィードアームの交換などを行う必要がな
く、非常に切替え作業が容易になる。また従来と同様に
駆動装置が1つでも加工ステージ毎に、リードフレーム
の送りピッチを個別に設定できるため、加工途中で生じ
るリードフレームの長さの変化にも対応でき、複数の加
工ステージの全てに対して正確な位置決めができるの
で、バーリングや製品の不良の発生を防止できる等の著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレームの順送り装置の上面視図であ
る。
【図2】リードフレームの順送り装置の側面図である。
【符号の説明】
10 搬送機構 12 処理機構 14a,14b 加工ステージ 16 支持機構 18 駆動機構 26 リードフレーム 28 ストッパ 35 金型 38 レール 40 連結棒 44 連結部 46 送り駆動部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リードフレームに加工を施すために並設
    した複数の加工ステージに、所定ピッチでリードフレー
    ムを定寸送りするリードフレームの順送り装置におい
    て、 リードフレームを保持し、ストッパを設けることで該リ
    ードフレームを固有のピッチにて定寸送り可能な搬送機
    構と、リードフレームを加工する処理機構とを一体化し
    て成る加工ステージと、 前記加工ステージ間に架設され、リードフレームを送り
    方向に案内して支持する支持機構と、 前記加工ステージ内の搬送機構と嵌合可能な連結部と、
    該連結部が摺動可能に弾装された連結棒と、該連結棒を
    駆動する送り駆動部とから成り、加工ステージの加工動
    作に合わせてリードフレームの送り方向へ搬送機構を往
    復動させる駆動機構とを具備することを特徴とするリー
    ドフレームの順送り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100810378B1 (ko) * 2006-07-26 2008-03-04 이유경 트윈 포밍 머신

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100810378B1 (ko) * 2006-07-26 2008-03-04 이유경 트윈 포밍 머신

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