JPH0531625A - 放電加工装置の電源 - Google Patents

放電加工装置の電源

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JPH0531625A
JPH0531625A JP3187500A JP18750091A JPH0531625A JP H0531625 A JPH0531625 A JP H0531625A JP 3187500 A JP3187500 A JP 3187500A JP 18750091 A JP18750091 A JP 18750091A JP H0531625 A JPH0531625 A JP H0531625A
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electric discharge
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    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/02Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges
    • B23H1/022Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges for shaping the discharge pulse train
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極間インピーダンスの検出精度、確実性を向
上させることにより、アーク状態の確実な回避と、容易
に最大加工速度が得られる放電加工装置の電源を実現す
ることを目的とする。 【構成】 極間状態検出用直流電源7を有するととも
に、その電源インピーダンスを各加工条件に応じて変更
することにより、検出レベルを任意に設定可能として、
加工状態を変化させることなく、極間のスラッジ状態を
正確、確実に検出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】導電性の金属等の材料を、電気放
電時に発生する高温エネルギーを利用して溶融加工をお
こなう放電加工装置は周知のものであり、この放電加工
装置においては、通常、加工のエネルギーを規定する加
工条件が、加工内容に応じて設定される。この加工条件
は加工前にあらかじめ設定されるものであるが、このう
ちの一部は加工中の状態に応じて、自動的に変更、制御
されるものである。本発明は、この加工条件の自動制御
に必要な、加工状態が検出出来る放電加工装置の電源を
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】放電加工装置においては通常、油等の絶
縁物質で構成される加工液の中に、導電性の物質で構成
された電極と被加工物とからなる加工間隙(以下、極間
と記述する)が存在し、この極間に放電を発生させるた
めの電源が接続されている。この放電加工装置の電源
は、一般に直流電源が用いられることが多く、電源と加
工間隙との間には、加工に寄与させるパルス状の電圧お
よび電流を供給するために、充放電を繰り返すコンデン
サやスイッチング素子などが挿入されている。
【0003】図7は放電加工装置の従来の電源回路の一
例で、図8は上記電源回路の動作により極間に供給され
る電圧波形と電流波形とを示している。これらの図にお
いて、加工形状を規定する電極1と被加工物2により構
成される極間には、加工用直流電源3から加工用の電気
エネルギーが供給される。この電気エネルギーは要求さ
れる加工速度や仕上げ状態に応じて、加工電流制御用抵
抗5により、電流ピーク値(以下、Ipと記述する)2
5が制御される。加工電流は通常、パルスとして与えら
れるが、このパルスの時間的制御を行なうのがスイッチ
ング素子4であり、この加工電流制御用抵抗5およびス
イッチング素子4は、放電パルスの継続時間(以下、T
onと記述する)23と休止時間(以下、Toffと記述す
る)24を設定することで、その設定に基づき制御信号
を出力する制御装置13により制御される。
【0004】また、一般的には図中に示されていない電
極送り装置が設けられており、被加工物2の加工進行に
ともない、電極1を送ることにより極間距離を一定に保
持し、放電を持続させている。さらにこの電極送り装置
は、加工中に加工屑(以下スラッジと記述)等により極
間が短絡し、放電の発生が妨げられた場合に間隙長を広
げ、絶縁を回復させる動作も行なう。
【0005】放電加工では一般に、上記のような電気回
路が構成され、加工内容に応じて、上記Ip25、Ton
23、Toff24等各パラメータが加工条件としてあら
かじめ設定される。しかし、放電加工状態は、加工形
状、加工深さなどの影響を受けることにより、加工条件
が一定であっても、必ずしも同一状態であるとは限らな
い。例えば加工面積が小さい加工の場合は、上記Ip2
5、Ton23、Toff24などが同一であると、単位加
工面積に投入される放電エネルギーが大きくなり、極間
に存在するスラッジが多くなるため、加工状態が異なっ
てくる。また、加工深さが深くなると、スラッジの極間
からの排出量が少なくなるために、存在するスラッジは
やはり多くなり、加工状態が異なってくる。
【0006】さらに悪いことには、放電加工の場合、極
間に存在するスラッジの量が、一定量を越えると、正常
放電を維持することができなくなり、電極1や被加工物
2を損傷させる集中放電(以下アークと記述する)状態
に至ってしまう。このため、放電加工においては、あら
かじめ設定される加工条件に対して、時々刻々と変化す
る加工状態を検出して、加工条件を変更、制御すること
が行なわれる。特にIp25やToff24は、極間状態を
制御することのできる重要なパラメータであり、自動設
定、制御されることが多い。
【0007】この自動制御を可能にするには、極間の状
態を正確に検出、把握する必要がある。極間状態の検出
方法の一つに、極間の絶縁低下度の計測、すなわち、極
間の抵抗値、インピーダンスの計測がある。
【0008】図9は極間の電圧波形を用いて、極間イン
ピーンダンスの低下を検出するもので、従来行なわれて
いた方法の一つである。極間に電圧が印加されてから放
電を開始するまでのいわゆる無負荷時間は、加工用直流
電源3の出力電圧が極間に出力される。これが、加工が
進行して、極間に導電性であるスラッジが多量に介在す
るようになると、無負荷であるはずの放電開始前の極間
電圧が低下してくることがわかっている。この無負荷電
圧が、あらかじめ設定されている検出レベル39を下回
った場合に、極間状態が異常であると判断し、Toff2
4等の加工条件を変更させる。
【0009】しかしながら、この方法は、放電開始前の
電圧低下か、あるいは放電開始による電圧低下かを区別
するのに困難なことが多い。というのも、極間が異常状
態になる前の放電では、放電開始による無負荷電圧から
放電電圧48への移行は、必ずしも急峻でないためであ
る。つまり、放電開始による電圧の低下が、極間異常状
態と判定されてしまうことがある。この誤動作を防止す
るには、加工用直流電源3の出力電圧を高くして、極間
印加電圧38を極めて高くすることで、判別を容易にす
ることができるが、印加電圧は加工条件そのものの一つ
であり、変更することで加工状態が変化してしまうため
に、一方的に変更することはできない。
【0010】図10は極間インピーンダンスを検出する
別の方法である。放電電圧が印加されていないToff2
4中に、放電を起こさないように放電電圧48以下の電
圧41を印加して、この電圧が一定検出レベル42を下
回った場合43に異常と判定する方法である。
【0011】この方法は、放電に無関係な時間に検出を
おこなっているために、誤検出は少なく、精度の高い検
出が可能である。しかしながら、仕上げ加工条件のよう
に、休止時間が数マイクロ秒の極めて短い時間になって
くると、回路の反射波形が相対的に大きく現われて、定
常状態になることなく次の電圧印加が開始されるため、
休止時間中の電圧の検出が非常に困難となる。図11の
例は、休止時間中の電圧が異常状態検出レベル46を上
下するように変化していることを示しており、この様な
場合は、異常状態を誤検出してしまう。
【0012】さらに休止時間中の電圧印加は、極間の消
イオン効果を低下させて、絶縁低下を招き、結果として
加工速度が上がらなくなるという欠点もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように放電加工装
置の電源にはアークもしくはその前駆状態を検出して、
IpやToffなどの加工条件を変更する制御がおこなわれ
ているが、その元となる極間インピーダンスの検出性能
は、精度と確実性の点で、これまで必ずしも満足のでき
るものではなかった。そのためアーク状態の回避が確実
にできないばかりでなく、最大加工速度が容易に得られ
ないなどの問題点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放電加工装
置の電源は、加工用のエネルギーを供給する第1の電源
と、上記第1の電源の出力電圧より高い出力電圧を有す
ると共に、上記第1の電源の出力インピーダンスより高
い出力インピーダンスを有する第2の電源と、上記第2
の電源の出力インピーダンスを加工条件に応じて変更す
る変更手段とを備えたものである。
【0015】また、第2の電源を加工間隙に印加するこ
とにより発生する加工間隙電圧を、加工条件に応じて設
定された設定値と比較し、その大小を検出する検出手段
を備えたものである。
【0016】また、第2の電源を加工間隙に印加するこ
とにより発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電
圧以下になった場合に、上記第2の電源の出力インピー
ダンスを下げる制御を行う制御手段を備えたものであ
る。
【0017】また、第2の電源を加工間隙に印加するこ
とにより発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電
圧以上になった場合に、上記第2の電源の出力インピー
ダンスを上げる制御を行う制御手段を備えたものであ
る。
【0018】更にまた、本発明に係る放電加工装置の電
源は、加工用のエネルギーを供給する第1の電源と、上
記第1の電源の出力電圧より高い出力電圧を有すると共
に、上記第1の電源の出力インピーダンスより高い出力
インピーダンスを有する第2の電源と、上記第2の電源
の出力電圧を加工条件に応じて変更する変更手段とを備
えたものである。
【0019】また、第2の電源を加工間隙に印加するこ
とにより発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電
圧以下になった場合に、上記第2の電源の出力電圧を上
げる制御を行なう制御手段を備えたものである。
【0020】また、第2の電源を加工間隙に印加するこ
とにより発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電
圧以上になった場合に、上記第2の電源の出力電圧を下
げる制御を行なう制御手段を備えたものである。
【0021】
【作用】本発明は、加工の異常状態を正確、確実に検出
でき、その検出結果に基づいて、電流ピーク値Ip、休
止時間Toffなどの加工条件を変更、制御し、どのよう
な加工条件においても、加工間隙のアーク状態を回避す
る。
【0022】更に、アークの発生を回避しながら、最適
な極間状態を維持し、常に最大加工速度を維持する。
【0023】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例装置の回路図を示
し、図2はその実施例装置の動作を示す図である。図1
に示す実施例装置では、加工用のエネルギーを供給する
加工電源回路、即ち電極1、被加工物2、加工用直流電
源3、スイッチング素子4、加工電流制御用抵抗5から
構成される第1の電源の他に、極間状態検出用直流電源
7、スイッチング素子11とそれらを各加工条件と極間
状態の検出結果に対して設定制御する制御回路17から
構成される第2の電源を備えている。また、上記のよう
に2対の電源で構成されたことから、各電源が互いに干
渉しないように、整流器6と整流器12が挿入されてい
る。8は極間状態検出用直流電源7の出力電圧、9は極
間状態検出用直流電源7の出力インピーダンス、13は
加工条件に応じてスイッチング素子4の開閉制御や加工
電流制御用抵抗5の値を制御する制御回路を示してい
る。
【0024】次に、図2を用いて本発明の一実施例装置
の動作を説明する。図中31は極間状態検出用直流電源
7を導通させるスイッチング素子18の動作タイミング
を、32は加工用直流電源3を導通させるスイッチング
素子4の動作タイミングを示している。極間状態検出用
直流電源7の出力インピーダンス9を、加工用直流電源
3の加工電流制御用抵抗5の値より、高い値に設定する
と共に、極間状態検出用直流電源7の電源電圧8も、加
工用直流電源3の電源電圧より高く設定しておく。通常
20V以上高く設定しておくとよい。
【0025】極間に電圧を印加するときは、2対の電源
から印加する。今、極間にスラッジが少なく、アーク状
態からほど遠い状態にあるとすると、極間の絶縁状態が
高く、インピーダンスは非常に高いので、出力インピー
ダンスの高い極間状態検出用直流電源7から供給される
電流により、極間電圧は加工用直流電源3による出力電
圧28よりも高く、極間状態検出用直流電源7の出力電
圧8に近い電圧27で検出される。
【0026】これが、加工の進行とともに、極間に導電
性のスラッジが介在し、インピーダンスが下がって来る
と、出力インピーダンスを高く設定してあった極間状態
検出用直流電源7からは充分な電流が供給できなくなる
ため、極間の電圧が低下する。それがあらかじめ設定さ
れた検出レベル30を符号29で示すように下回った場
合に、極間が異常状態になったと判定されて、検出信号
34が出力される。Toffなどの加工条件はこれに基づ
いて変更すれば、アーク状態を回避することができる。
【0027】従来例において、無負荷時間26中に印加
する電圧を変更すると、加工条件が変わることを説明し
たが、本発明の実施例では、無負荷時間中に印加する電
圧は加工電圧よりも高いが、出力インピーダンスが相対
的に充分高く設定してあるために、極間に与えるエネル
ギーは小さい。このため加工状態はほとんど変わらず
に、電圧を印加することが可能となる。検出レベルは各
加工条件によって異なるが、極間状態検出用直流電源7
の出力インピーダンスによっても変わってくる。このた
め、荒加工条件から仕上げ加工条件までの広い範囲の加
工条件に対して、それぞれ適切な出力インピーダンスを
設定、変更してやれば、同一検出レベル30で検出でき
るということである。このため、どのような加工条件に
対しても、加工状態に余分な変化を与えずに、なおかつ
検出精度を維持できる検出レベルを設定することができ
る。従来例の様に無理に休止時間中に電圧を印加して検
出する必要もなくなるのである。
【0028】図3は種々の加工条件に対して、極間状態
検出用直流電源7の出力インピーダンスを49〜53等
に変更設定した場合に、常に同一の検出レベル54によ
って、同程度の極間異常状態55が検出できることを示
す実施例である。 実施例2.
【0029】極間の異常状態は、言い替えると極間イン
ピーダンスが一定値より低下した状態である。符号54
の様に、異常状態になった時点で、そのタイミングを検
出するだけでなく、加工中の極間インピーダンスを時々
刻々と検出できれば、より木目の細かい制御が可能とな
る。
【0030】図4はその一例を示したものである。一定
の検出レベル37に対して、極間インピーダンスが高い
場合は極間状態検出用直流電源7のインピーダンスを上
げ、極間インピーダンスが低い場合は極間状態検出用直
流電源7のインピーダンスを下げる制御をおこなうと、
加工が正常な状態では極間状態検出用直流電源7のイン
ピーダンスは一定の範囲内57〜58に収束する。加工
の進行に伴って極間インピーダンスが低下してくると、
極間状態検出用直流電源7のインピーダンスも収束値か
らはずれて下がり始め、ついには異常と判定されるレベ
ル60を下回る。これは図3の符号55と同一タイミン
グである。これをもとにアーク回避制御を行うことがで
きる。
【0031】しかし、異常状態の検出により、いわば試
行錯誤的に回避動作を行っていた従来の制御に対して、
図4の例は、異常状態の変化が連続値として把握されて
いるために、連続系の制御法を取り込むことができ、高
速度、高精度な制御が可能となる。すなわち、より高効
率な、高精度な加工が可能となる。
【0032】実施例3.これまで説明してきた実施例
は、極間状態検出用直流電源7のインピーダンスを変化
させることで、極間のインピーダンスを検出するもので
あるが、極間状態検出用直流電源7のインピーダンスを
直接変化させなくても、極間状態検出用直流電源7の出
力電圧を変化させることでも同様の効果が得られる。
【0033】図5、図6は極間状態検出用直流電源7の
出力電圧を変化させた場合の一実施例を示す図である。
図5において、極間状態検出用直流電源7の出力電圧を
加工条件に応じた設定値68に選択する。極間状態検出
用直流電源7の出力電圧を変更することで、極間に供給
される電流を変更することができるために、出力インピ
ーダンスを変更するのと同様に、検出レベルを変更する
ことが可能である。
【0034】図6は同一加工条件において、一定の敷居
値に対して極間状態検出用直流電源7の出力電圧を変更
する場合の実施例を示している。敷居値81に対して極
間状態検出用直流電源7の出力電圧21が高い場合は出
力電圧を下げ、逆に低い場合は出力電圧を上げることに
よって、極間状態検出用直流電源7の出力電圧を常に敷
居値81付近に維持することができる。このため、極間
状態検出用直流電源7の出力電圧を印加することによ
り、加工状態を変化させることなく、極間状態の検出を
行なうことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば極
間状態の正確な検出が可能となり、加工間隙における集
中放電を確実に回避する放電加工装置の電源が得られ
る。
【0036】また、加工間隙状態が異常になった時点
で、そのタイミングを検出するだけでなく、加工中の加
工間隙インピーダンスを刻々と検出するので、より木目
の細かい制御の可能な放電加工装置の電源が得られる。
【0037】更にまた、初期の加工条件に加工速度が左
右されないために、初期の加工条件の選択が非常に容易
となる。即ち、熟練した作業者でなくとも適切な加工が
行える放電加工装置の電源が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の一実施例による放電加工装置の電源の
動作タイミング図である。
【図3】ある加工条件に対して、加工間隙状態検出用直
流電源の出力インピーダンスを一定の値に設定した場合
の加工間隙インピーダンスの検出動作を示すタイミング
図である。
【図4】一定の敷居値に対して、加工間隙状態検出用直
流電源の出力インピーダンスを変更制御した場合の、加
工間隙インピーダンスの検出動作を示すタイミング図で
ある。
【図5】ある加工条件に対して、加工間隙状態検出用直
流電源の出力電圧を一定の値に設定した場合の加工間隙
電圧の検出動作を示すタイミング図である。
【図6】一定の敷居値に対して、加工間隙状態検出用直
流電源の出力電圧を変更制御した場合の、加工間隙電圧
の検出動作を示すタイミング図である。
【図7】従来装置を示す回路図である。
【図8】従来装置による加工中の加工間隙の電圧波形と
電流波形を示す図である。
【図9】従来装置により無負荷電圧波形からの加工間隙
インピーダンス低下の検出例を示す加工間隙電圧波形を
示す図である。
【図10】従来装置により休止時間中の電圧印加による
加工間隙インピーダンスの検出例を示す加工間隙電圧波
形を示す図である。
【図11】従来装置により休止時間が小さい加工条件に
おける休止時間中の加工間隙電圧波形を示す図である。
【符号の説明】
1 電極 2 被加工物 3 加工用電源 4 加工用電源スイッチング素子 5 加工電流制御用抵抗 6 整流器 7 加工間隙状態検出用直流電源 11 スイッチング素子 12 整流器 13 制御回路 17 制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電加工装置の電源において、加工用の
    エネルギーを供給する第1の電源と、上記第1の電源の
    出力電圧より高い出力電圧を有すると共に、上記第1の
    電源の出力インピーダンスより高い出力インピーダンス
    を有する第2の電源と、上記第2の電源の出力インピー
    ダンスを加工条件に応じて変更する変更手段とを備えた
    ことを特徴とする放電加工装置の電源。
  2. 【請求項2】 第2の電源を加工間隙に印加することに
    より発生する加工間隙電圧を、加工条件に応じて設定さ
    れた設定値と比較し、その大小を検出する検出手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の放電加工装置の電
    源。
  3. 【請求項3】 第2の電源を加工間隙に印加することに
    より発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電圧以
    下になった場合に、上記第2の電源の出力インピーダン
    スを下げる制御を行う制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の放電加工装置の電源。
  4. 【請求項4】 第2の電源を加工間隙に印加することに
    より発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電圧以
    上になった場合に、上記第2の電源の出力インピーダン
    スを上げる制御を行う制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の放電加工装置の電
    源。
  5. 【請求項5】 放電加工装置の電源において、加工用の
    エネルギーを供給する第1の電源と、上記第1の電源の
    出力電圧より高い出力電圧を有すると共に、上記第1の
    電源の出力インピーダンスより高い出力インピーダンス
    を有する第2の電源と、上記第2の電源の出力電圧を加
    工条件に応じて変更する変更手段とを備えたことを特徴
    とする放電加工装置の電源。
  6. 【請求項6】 第2の電源を加工間隙に印加することに
    より発生する加工間隙電圧を、加工条件に応じて設定さ
    れた設定値と比較し、その大小を検出する検出手段を備
    えたことを特徴とする請求項5記載の放電加工装置の電
    源。
  7. 【請求項7】 第2の電源を加工間隙に印加することに
    より発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電圧以
    下になった場合に、上記第2の電源の出力電圧を上げる
    制御を行なう制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    5または6記載の放電加工装置の電源。
  8. 【請求項8】 第2の電源を加工間隙に印加することに
    より発生する加工間隙電圧を検出し、これが一定電圧以
    上になった場合に、上記第2の電源の出力電圧を下げる
    制御を行なう制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    5から7のいずれかに記載の放電加工装置の電源。
JP3187500A 1991-07-26 1991-07-26 放電加工装置の電源 Expired - Lifetime JP2682276B2 (ja)

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DE69211783T DE69211783T2 (de) 1991-07-26 1992-07-24 Stromversorgung für elektrische Entladungsmachine
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