JPH0531616U - 雨傘の外装袋体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポンサーをつけることにより、あらゆる箇
所に設置が可能となる雨傘の外装袋体を提供しようとす
るものである。 【構成】 雨傘を収納しうる大きさであり且つ一方を開
放した偏平筒状の袋体表面に、広告用の文字又は絵柄が
現れるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、濡れた雨傘を収容して、該雨傘に付着した水滴を衣服等に濡らさな いための雨傘の外装袋体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の雨傘の外装袋体としては、一方を開放した偏平状であり且つ透明又は半 透明の長尺袋体が用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この雨傘の外装袋体は、濡れた雨傘を収容して、該雨傘に付着した水滴を衣服 等に濡らさないように運搬することができる大変に便利なものである。百貨店や スーパー等の店内を汚さないためにも、通常、その店がお金を投資して設置して いる。従って、雨の日に、駅のホーム等の人の集まる場所に、雨傘の外装袋体を 設置するのが、好ましいのであるが、費用の関係上、設置場所は限定されてしま うという問題点がある。

【０００４】 そこで、本考案は、スポンサーをつけることにより、あらゆる箇所に設置が可 能となる雨傘の外装袋体を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、雨傘を収納しうる大きさであり且つ一方を開放し た偏平筒状の袋体表面に、広告用の文字又は絵柄が現れるようにしたものである 。

【０００６】

【作用】

以上の如く本考案の雨傘の外装袋体によれば、雨傘の外装袋体の開口部に、濡 れた雨傘を先端より挿入して雨傘に付着した水滴により衣類等を濡らさないよう に持ち運びをすることができ、しかも雨傘の外装袋体表面の広告用の文字又は絵 柄が周りの人の目にふれて大変な宣伝効果があるのである。

【０００７】

【実施例】

本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。 図１に示したものは、第１実施例における雨傘の外装袋体の使用前の状態を示 す斜視図である。雨傘の外装袋体Ａは、雨傘を収納しうる大きさであり且つ一方 を開放した偏平筒状の合成樹脂製の袋体１表面に、広告用の文字２又は絵柄が現 れるようにしたものであり、特に図１の雨傘の外装袋体Ａは、透明又は半透明又 は着色した袋体１の表面に「お土産のことなら！（有）大一創芸」なる広告用の 文字２を印刷したものである。尚、袋体１の表面には、広告用の絵柄や、文字や 絵柄を交えて表示することができる。また、袋体１の形状は、偏平筒状のものに 限定されず、長尺の三角形等の形状とすることもできる。

【０００８】 図２に示したものは、第２実施例における雨傘の外装袋体の分解斜視図である 。雨傘の外装袋体Ａは、図１に示した雨傘の外装袋体Ａと同じものを用い、袋体 １の表面の広告用の文字２がはっきりと見えるように、袋体１内に例えばショッ キングピンク等の鮮やかな色を着色したシート状の芯材３を、雨傘４を挿入した 後又は雨傘４を挿入する前に、袋体１の開口部５より内装したものである。尚、 特に図示しないが、透明又は半透明の袋体１を用い、表面に広告用の文字２を印 刷したシート状の芯材３を挿入することにより、表面に広告用の文字２又は絵柄 が現れるようにした雨傘の外装袋体Ａを採用することも可能である。

【０００９】 次に、雨傘の外装袋体Ａを個々に取り外す前の状態について説明すると、図３ に示すように、合成樹脂製で偏平筒状の長尺袋基材６であり、該袋基材６の長さ 方向へ雨傘を収納しうる間隔毎に、該袋基材６の巾方向に溶着部７を形成すると ともに、該溶着部７に近接し、巾方向に破断しうるミシン目８を前記溶着部７の 同一側に並設して複数の雨傘の外装袋体Ａを連続形成している。そして、図４の 如く前記長尺袋基材６の一側を基端側とすると、該長尺袋基材６の基端を軸９に 固着し、この軸９に長尺袋基材６を巻回して巻回体10を形成するのである。また 、特に図示しないが巻回体10を形成しなくとも、単に雨傘の外装袋体Ａを多数束 ねて係止具に吊したものであってもよく、使用する時に１つの雨傘の外装袋体Ａ を引きちぎるようにしたものであっても良い。

【００１０】 そして、このようにして形成した巻回体10を雨傘の外装袋体Ａ毎に切断しなが ら取り出すことが可能な外装袋体の引き出し装置Ｂについて説明する。即ち、図 ３以下に示す如く、装置Ｂの側壁11に巻回体10の軸９を枢着することにより回転 可能として箱体12内に収納している。更に、箱体12の前壁13の下部に袋基材６が 挿入しうる大きさの開口部14を開設する等して、雨傘の外装袋体Ａの先端が常に 前方側に規制されるような引出し案内部15を設け、しかも該引出し案内部15の前 方に長尺袋基材６のミシン目８を破断しうる突起16を有する切断具18を配設し、 箱体12の前壁11の適所に、箱体12内の巻回体10が箱体12外から見えるような窓部 19を設ければ、巻回体10の残量が外部から確認することができるのである。これ らを、下部箱体20の天板21上に載置固定し、該下部箱体20前壁を開閉自在の扉22 にして、この扉22の上方に投入口23を穿設することで、この下部箱体20を使用済 みの雨傘の外装袋体Ａを収納するくず入れとして使用するとともに、下部箱体20 の底面にキャスター24を取りつけることにより、装置Ｂ全体が移動可能な構造と している。即ち、図３の如く長尺袋基材６下面が引出し案内部15前方の突起16に 当接状態のまま引っ張ると、やがて該突起16が長尺袋基材６のミシン目８に当接 して該ミシン目８を略破断した後、更に手前に引っ張れば、該ミシン目８に沿っ て雨傘の外装袋体Ａが巾方向に破断されるのである。

【００１１】 而して、第１実施例における雨傘の外装袋体Ａによれば、雨傘の外装袋体Ａの 開口部５に、濡れた雨傘４を先端より挿入して雨傘４に付着した水滴により衣類 等を濡らさないように持ち運びすることができ、しかも雨傘の外装袋体Ａ表面の 広告用の文字２が周りの人の目にふれて大変な宣伝効果があるのである。特に次 ぎ次ぎに新しい製品が発売されるビール等の広告に最適である。従って、従来は 、百貨店やスーパー等の店内を汚さないためにも、通常、その店がお金を投資し て雨傘の外装袋体Ａ等を設置していたのが、雨傘の外装袋体Ａ表面の広告用の文 字２や図柄を印刷する企業をスポンサーに付けることにより、駅のホーム等の人 の集まるあらゆる場所に、雨傘の外装袋体Ａ等を設置するのが、可能となるので ある。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 請求項１の雨傘の外装袋体によれば、雨傘の外装袋体の開口部に、濡れた雨傘 を先端より挿入して雨傘に付着した水滴により衣類等を濡らさないように持ち運 びすることができ、しかも雨傘の外装袋体表面の広告用の文字又は絵柄が周りの 人の目にふれて大変な宣伝効果があるのである。特に次ぎ次ぎに新しい製品が発 売されるビール等の広告に最適である。従って、従来は、百貨店やスーパー等の 店内を汚さないためにも、通常、その店がお金を投資して雨傘の外装袋体等を設 置していたのが、雨傘の外装袋体表面の広告用の文字や図柄を印刷する企業をス ポンサーに付けることにより、駅のホーム等の人の集まるあらゆる場所に、雨傘 の外装袋体等を設置するのが可能となるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例における雨傘の外装袋体の使用前の
状態を示す斜視図

【図２】第２実施例における雨傘の外装袋体の分解斜視
図

【図３】外装袋体の引出し装置の斜視図

【図４】外装袋体の引出し装置の縦断側面図

【符号の説明】

Ａ 雨傘の外装袋体 Ｂ 外装袋体の引出し装置 １ 袋体 ２ 広告用の文字 ３ 芯材 ４ 雨傘 ５ 開口部 ６ 長尺袋基材 ７ 溶着部 ８ ミシン目 ９ 軸 10 巻回体 11 側壁 12 箱体 13 前壁 14 開口部 15 引出し案内部 16 突起 18 切断具 19 窓部 20 下部箱体 21 天板 22 扉 23 投入口 24 キャスター

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 雨傘を収納しうる大きさであり且つ一方
   を開放した偏平筒状の袋体表面に、広告用の文字又は絵
   柄が現れるようにした雨傘の外装袋体。