JPH05315949A - Pll制御方式 - Google Patents

Pll制御方式

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JPH05315949A
JPH05315949A JP4121593A JP12159392A JPH05315949A JP H05315949 A JPH05315949 A JP H05315949A JP 4121593 A JP4121593 A JP 4121593A JP 12159392 A JP12159392 A JP 12159392A JP H05315949 A JPH05315949 A JP H05315949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vco
phase
pll
signal
frequency
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4121593A
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English (en)
Inventor
Junichi Hayashi
純一 林
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】位相同期ループ(PLL)の制御を行う方式に
関し、逆位相変調方式によってPLLのロック時間を短
縮することができる、PLL制御方式を提供することを
目的とする。 【構成】電圧制御発振器(VCO)1の出力と基準信号
とを位相比較手段2に加えて得られた制御信号に応じて
VCO1の発振周波数を制御することによって、VCO
1の出力周波数を基準信号に追従させる位相同期ループ
(PLL)において、位相反転手段3を設けて、VCO
1の出力信号を位相反転し、この位相反転した信号をV
CO1に変調入力として加えることによって、PLLの
位相同期過程におけるVCO1の発振周波数の振動を抑
圧することで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期ループ(PL
L)の制御を行う方式に関し、特に逆位相変調方式によ
ってPLLのロック時間を短縮するようにした、PLL
制御方式に関するものである。
【0002】近年において、ディジタル通信の発展に伴
って、同一ゾーン内で、より多くの人が電波を使用でき
るようにするために、多チャネル化が進められている。
【0003】ゾーンの利用効率を向上させるためには、
一つの方法として、基地局間の距離を狭めて、一つの基
地局のゾーンをできるだけ小さくして、同じ周波数を重
複して使用できるようにすることによって実現できる
が、またもう一つの方法として、同じ基地局内で使用で
きるチャネル数をできるだけ多くすることによっても実
現できる。
【0004】しかしながら周波数の有効利用の見地から
は、後者の方法が有利である。また、電波障害の対策と
して、使用不能になったチャネルを、使用可のチャネル
に切り換えるという操作を行う場合があり、この点から
も、やはりチャネル数を増加できることが望ましいが、
反面、チャネル数を増加することによって、送受信の周
波数を設定するPLLが、時間的なずれがなく切り換え
られる周波数範囲を広くすることが必要となる。
【0005】そこで、PLLのロック時間を短縮し、よ
り高速にチャネル切り換えを行うことができるようにし
て、チャネル数の増加に対応できるようにする、PLL
制御方式が要望される。
【0006】
【従来の技術】従来のPLLにおいては、ロック時に、
指定した周波数に安定するまでに長時間を必要とした。
その原因の一つに、キャリアの周波数が位相同期状態に
入るまでの捕獲過程動作時において、内部の電圧制御発
振器(VCO)の発振周波数が、上下に振動する現象を
生じることが挙げられる。この現象は、PLLの早期安
定化の妨げともなっているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解決しようとするものであって、P
LLにおけるVCOの発振周波数の振動を軽減すること
によって、PLLのロック時間の短縮と、指定周波数へ
の早期安定化とを可能にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 図1は、本発明の原
理的構成を示したものである。本発明は、電圧制御発振
器(VCO)1の出力と基準信号とを位相比較手段2に
加えて得られた制御信号に応じて、VCO1の発振周波
数を制御することによって、VCO1の出力周波数を基
準信号に追従させる位相同期ループ(PLL)におい
て、位相反転手段3を設けて、VCO1の出力信号を位
相反転し、この位相反転した信号をVCO1に変調入力
として加えることによって、PLLの位相同期過程にお
けるVCO1の発振周波数の振動を抑圧するようにした
ものである。
【0009】(2) また本発明は(1) の場合に、位相反転
手段3の出力とVCO1の変調端子との間にスイッチ部
4を設けて、位相比較手段2におけるPLLのロックを
検出した信号に応じて、PLLの同期過程においてスイ
ッチ部4をオンにするとともに、PLLがロックしたと
きは、スイッチ部4をオフにするように制御するもので
ある。
【0010】
【作用】図2は、本発明の作用を説明するための図であ
る。図中、11は位相比較器であって、基準周波数fR
の信号と、分周器12からのVCOの分周信号fV とを
比較して、位相差に応じて大きさが変化する出力信号を
発生する。13はループフィルタを構成するローパスフ
ィルタ(LPF)であって、位相比較器11の位相差に
応じた出力信号によって、直流電圧からなるVCOの周
波数制御電圧を発生する。
【0011】14は電圧制御発振器(VCO)であっ
て、制御端子Cに与えられる周波数制御電圧に応じて変
化する周波数の信号を発振して、出力端子Oに出力す
る。15はプリスケーラであって、チャネル切り換え
時、外部入力に応じて、分周器12における分周比を制
御することによって、分周信号fV の周波数を位相比較
器11において比較可能にする。位相比較器11,分周
器12,プリスケーラ15は、IC化されていて、PL
LIC10を構成する。
【0012】16は位相反転回路であって、VCO出力
を位相反転して出力する。17は変調入力スイッチ(S
W)であって、位相反転回路16の位相反転出力をVC
O14の変調端子Mに対して入力するか否かの切り換え
を行う。
【0013】図3は、VCOを示したものであって、I
Cからなり、電源を印加する電源端子VCCと、前述の制
御端子C,変調端子M,出力端子Oとを有することが示
されている。
【0014】図2の回路においては、VCO14の出力
を位相反転回路16を経て位相反転して、VCO14の
変調端子に入力することによって、VCO14に逆位相
の変調をかけることができる。
【0015】VCO14は、チャネル切り換え時、過渡
現象によってその発振周波数が目的周波数の上下に何回
か振動的に変化してから、目的周波数に落ちつく。そこ
で本発明においては、VCO出力を位相反転回路を経て
位相反転して、位相反転した信号をVCOの変調端子に
入力することによって、VCOの発振周波数の不安定な
振動を抑圧するようにする。
【0016】位相反転回路16の出力は、PLLの位相
同期が定常状態になった時点で、SW17をオフにする
ことによって遮断され、定常状態では、VCO14に不
要な操作が行われないようにしている。
【0017】図4は、変調入力スイッチの動作を説明す
るための図であって、図2におけると同じものを同じ番
号で示している。また、図5はPLLの動作フローチャ
ートを示したものである。
【0018】PLLIC10は、その内部に図示されな
いロック・デテクタを有し、位相同期過程ではローレベ
ルとなり、PLLがロックしたときハイレベルとなる同
期指示信号を発生する。変調入力スイッチ17は、同期
指示信号がローレベルのときオンとなって、位相反転回
路16の位相反転出力をVCO14の変調端子Mに入力
し、同期指示信号がハイレベルのときはオフとなって、
位相反転回路16の位相反転出力をVCO14の変調端
子Mに入力しないようにする。
【0019】このように、本発明のPLL制御方式にお
いては、PLLのロック・デテクタの同期指示信号の状
態を監視して、位相同期過程においては、変調入力スイ
ッチをオンにして、VCOの出力信号を位相反転回路を
経て位相反転した出力を、VCOの変調端子に帰還する
ことによって、VCOの発振出力の周波数変動を抑圧
し、発振周波数の振動をより早く安定化させるようにす
る。
【0020】一方、PLLがロックしたときは、変調入
力スイッチをオフにして、VCOの変調端子が制御され
ないようにして、PLLに必要以上の操作を加えないよ
うにしている。
【0021】このように本発明によれば、PLLの位相
同期過程におけるVCOの発振周波数の振動が軽減され
るので、PLLのロック時間を短縮することができるよ
うになる。
【0022】
【実施例】図6は、本発明の一実施例を示したものであ
って、コードレス電話機の送受信部を例示している。図
中、21は送信系のPLL,22は受信系のPLLであ
って、図2におけると同じものを同じ番号で示してい
る。23は基準発振器(TCXO)、24はTDMA
部、25は変調部、26はアンテナ、27は1stミキ
サ、28は2ndミキサ、29は復調部(DEM)であ
る。
【0023】図6において、両PLL21,22は同一
の基準発振器23からの基準周波数の信号を基準信号f
V として使用し、TDMA部24からの制御信号に応じ
て、使用チャネルにおける送信周波数の信号と、受信第
1局発周波数の信号とを発生する。
【0024】送信時には、PLL21はTDMA部24
からの制御信号に応じて、基準発振器23の基準信号を
使用して、送信周波数の信号を発生する。変調部25で
は、この信号を送信音声で変調することによって送信信
号を発生し、送信信号はアンテナ26を経て送出され
る。
【0025】受信時には、PLL21はTDMA部24
からの制御信号に応じて、基準発振器23の基準信号を
使用して、第1局発周波数の信号を発生する。1stミ
キサ17は、アンテナ26からの受信信号を、受信第1
局発信号によって周波数変換して、第1中間周波数の信
号を発生する。2ndミキサ28は、第1中間周波数の
信号を周波数変換して、第2中間周波数の信号を発生す
る。復調部29は第2中間周波数の信号を復調して、受
信音声を出力する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィジタル通信等に使用するPLLにおいて、VCOの出
力信号を位相反転した信号をVCOの変調端子に入力す
ることによって、PLLの位相同期過程におけるVCO
の発振周波数の振動を防止することができるので、PL
Lのロック時間を短縮することができるようになる。
【0027】本発明によれば、PLLのチャネル切り換
えをより一層高速化することができるので、同一基地局
内において使用可能なチャネル数を増加することがで
き、従って同一ゾーン内においてより多くの人が通信を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の作用を説明するための図である。
【図3】VCOを示す図である。
【図4】変調入力スイッチの動作を説明するための図で
ある。
【図5】PLLの動作フローチャートを示す図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】 1 電圧制御発振器(VCO) 2 位相比較手段 3 位相反転手段 4 スイッチ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器(以下VCOと略す)
    (1)の出力と基準信号とを位相比較手段(2)に加え
    て得られた制御信号に応じて該VCO(1)の発振周波
    数を制御することによって該VCO(1)の出力周波数
    を前記基準信号に追従させる位相同期ループ(以下PL
    Lと略す)において、 該VCO(1)の出力信号を位相反転する位相反転手段
    (3)を設け、 該位相反転した信号を該VCO(1)に変調入力として
    加えることによって、該PLLの位相同期過程における
    VCO(1)の発振周波数の振動を抑圧することを特徴
    とするPLL制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のPLL制御方式におい
    て、 前記位相反転手段(3)の出力とVCO(1)の変調端
    子との間にスイッチ部(4)を設け、 前記位相比較手段(2)におけるPLLのロックを検出
    した信号に応じて、PLLの同期過程において該スイッ
    チ部(4)をオンにするとともに、PLLがロックした
    ときは、該スイッチ部(4)をオフにするように制御す
    ることを特徴とするPLL制御方式。
JP4121593A 1992-05-14 1992-05-14 Pll制御方式 Withdrawn JPH05315949A (ja)

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JP4121593A JPH05315949A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 Pll制御方式

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JP4121593A JPH05315949A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 Pll制御方式

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JP4121593A Withdrawn JPH05315949A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 Pll制御方式

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Effective date: 19990803