JPH0531506U - トラクタの油圧ポンプサクシヨン回路 - Google Patents

トラクタの油圧ポンプサクシヨン回路

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JPH0531506U
JPH0531506U JP8058291U JP8058291U JPH0531506U JP H0531506 U JPH0531506 U JP H0531506U JP 8058291 U JP8058291 U JP 8058291U JP 8058291 U JP8058291 U JP 8058291U JP H0531506 U JPH0531506 U JP H0531506U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンジン2の側部に油圧ポンプ3を取り付
け、この油圧ポンプ3の下方に軸心を横向きにした油圧
フイルタ4を配置し、油圧ポンプ3と油圧フイルタ4の
吐出口5とを第1サクションパイプ6で接続し、油圧フ
イルタ4の吸入口7とそれより下方の油タンク内とを第
2サクションパイプ9で接続する。第2サクションパイ
プ9の吸入口7接続側を略逆U字形状に折り曲げて、油
圧フイルタ4より高い高位置部10を形成する。 【効果】 油圧ポンプ3を長期間停止しておいても、高
位置部10から油圧フイルタ4側の油は、高位置部10
から油タンクまでの第2サクションパイプ9内の油重力
の影響を受けることがなく、油圧フイルタ4及び第1サ
クションパイプ6内の油は確実に貯溜され、油圧ポンプ
3を再駆動するとその貯溜油が吸引され、正常な圧油供
給を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧装置等へ圧油を供給するトラクタの油圧ポンプサクション回路 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタの油圧装置等へ圧油を供給する油圧ポンプ回路のサクション回路は、 図4に示すように、エンジン2の側部に油圧ポンプ3を取り付け、この油圧ポン プ3の下方に油圧フイルタ4を配置し、油圧ポンプ3と油圧フイルタ4の吐出口 5とを第1サクションパイプ6で接続し、油圧フイルタ4の吸入口7とそれより 下方のミッションケースで形成された油タンク内とを第2サクションパイプ9で 接続して構成されている。
【0003】 前記油圧フイルタ4は通常は軸心を縦向きにして配置されるが、エンジン2の 側下方に車両補機があって縦向きに配置できないことがある。そのような場合、 油圧フイルタ4は油圧ポンプ3の下方で軸心を横向きにして配置され、吸入口7 を下向きに、吐出口5を上向きに配置するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、油圧フイルタ4が横向きで、吸入口7が下側に位置すると、油圧 ポンプ3から油タンク(ミッションケース)まで連続した下向き管路が形成され 、エンジン2を長期間停止しておくと、管路内の油は重力によって下流側に移動 し、油圧フイルタ4の下方まで油面が下がって空気が入ってくることがあり、ま た、その他の原因によっても油圧フイルタ4内に空気が入ることがあり、そのよ うに油圧フイルタ4内に空気が入ると、次に油圧ポンプ3を駆動しても油を吸引 できないことがある。
【0005】 本考案は、油圧フイルタの吸入口に接続された第2サクションパイプのその接 続側を逆U字形状に折り曲げて、油圧フイルタより高い高位置部を形成すること により、前記従来技術の問題点を総て解決できるようにしたトラクタの油圧ポン プサクション回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案における課題解決のための具体的手段は、エンジン2の側部に油圧ポン プ3を取り付け、この油圧ポンプ3の下方に軸心を横向きにした油圧フイルタ4 を配置し、油圧ポンプ3と油圧フイルタ4の吐出口5とを第1サクションパイプ 6で接続し、油圧フイルタ4の吸入口7とそれより下方の油タンク8内とを第2 サクションパイプ9で接続したトラクタの油圧ポンプサクション回路において、 前記第2サクションパイプ9の吸入口7接続側を略逆U字形状に折り曲げて、油 圧フイルタ4より高い高位置部10を形成していることである。
【0007】
【作用】
エンジン2で油圧ポンプ3を駆動すると、油タンク8内から油を吸い上げ、第 2サクションパイプ9を通って吸入口7から油圧フイルタ4に入り、吐出口5か ら出て第1サクションパイプ6を通って油圧ポンプ3に吸引される。
【0008】 油圧ポンプ3を長期間停止しておくと、第2サクションパイプ9内の油は重力 で下がろうとするが、その吸入口7接続側には逆U字形状の高位置部10があり 、その手前の油は下がっても、それより先の油圧フイルタ4及び第1サクション パイプ6には、高位置部10までの第2サクションパイプ9内の油重力は影響し なく、油圧フイルタ4及び第1サクションパイプ6内の油は貯溜されたまま残り 、油圧ポンプ3を再駆動するとその貯溜油が吸引され、正常な圧油供給が行われ る。
【0009】 また、その他の原因によって油圧ポンプ3と油圧フイルタ4との間に多少の空 気が入ってきても、吸入口7と高位置部10とにある油が補充され、油圧フイル タ4を満たす。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1、2において、1はトラクタの油圧ポンプサクション回路を示しており、 トラクタ車体を構成するエンジン2の側部に油圧ポンプ3が取り付けられ、この 油圧ポンプ3の下方に軸心を横向きにした油圧フイルタ4が配置され、油圧フイ ルタ4はブラケット12を介してエンジン2に取り付けられている。
【0011】 油圧ポンプ3は例えば作業機昇降用油圧装置及びローダ作動用アクチュエータ 等へ圧油を供給する2連式を示しており、伝動ケース13に取り付けられていて 、カムシャフトから動力が伝達可能になっている。
【0012】 油圧フイルタ4はフイルタブラケット14にケース15を取り付け、このケー ス15内にエレメント16とマグネットフィルタ17とを配置している。前記フ イルタブラケット14には吐出口5と吸入口7とが形成されており、吐出口5は 下側に、吸入口7は上側にくるように、上下位置が設定されている。
【0013】 油圧フイルタ4の吐出口5には略U字形状の第1サクションパイプ6の一端が 下方から挿入して接続され、この第1サクションパイプ6の他端は油圧ポンプ3 の吸入口に接続された分岐管18にゴムパイプ19を介して連結されている。2 0は止め輪を示している。
【0014】 8はエンジン2の後部に連結されてトラクタ車体を構成しているミッションケ ースであり、その内部にはミッションオイルが貯溜されており、油圧ポンプ3が 吸引する油の油タンクを構成している。この油タンク8の側下部に第2サクショ ンパイプ9の一端が接続されている。この接続個所は油圧フイルタ4より充分低 い位置である。
【0015】 前記第2サクションパイプ9の他端は油圧フイルタ4の吸入口7に接続されて いる。この吸入口7接続側は略逆U字形状に折り曲げて高位置部10を形成して おり、この高位置部10は油圧フイルタ4よりも高く、分岐管18と同一か又は より高い位置に配置されている。
【0016】 高位置部10は第2サクションパイプ9のその他の部分と別個のU字パイプで 形成され、一端が吸入口7に挿入連結され、他端が前記その他の部分とゴムパイ プ22及び止め輪20を介して連結されている。
【0017】 前記高位置部10内では、油は高位置部10の頂点を境にして、吸入口7側が 下降流となり、油タンク8側では上昇流となる。そして、油圧ポンプ3を停止す ると、高位置部10から油タンク8までの管路内の油は、管路が下向き傾斜して 長いので、重力の影響を大きく受けて油タンク8に戻ることがある。
【0018】 これに対し、高位置部10から油圧フイルタ4までの管路内の油は、管路が短 く且つ油タンク8側の影響を受けないので、油圧フイルタ4を満たしたままとな る。また、高位置部10の頂点から吸入口7までの油は、油圧フイルタ4内の油 が洩れたときの補充に使用できる。
【0019】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々変形することができ る。例えば、油圧フイルタ4を従来技術と同様に吐出口5を上側に、吸入口7を 下側に夫々配置し、第2サクションパイプ9を下側の吸入口7から油圧ポンプ3 の高さまで長い逆U字状に折曲して構成しても良く、第2サクションパイプ9は 全長を1本のパイプで形成したり、高位置部10から油タンク8までを複数本の パイプを接続して形成したりしても良い。
【0020】 (比較例) 図3は本考案の比較例を示しており、油圧フイルタ4の配置は従来技術と同様 であり、第2サクションパイプ9の吸入口7接続側に逆止弁23を設けている。 この逆止弁23は弁体24内にボール25を配置し、ピン26を弁体24に貫通 してボール25の抜け止めをさせている。
【0021】 この比較例でも、油圧ポンプ3の長時間停止による第2サクションパイプ9内 の油下がりは減少できるが、油圧フイルタ4内の油面低下を補う油がないため、 油圧ポンプ3の長期間の停止では効果が低く、部品も多くなる。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、第2サクションパイプ9の吸入口7接続側を略 逆U字形状に折り曲げて、油圧フイルタ4より高い高位置部10を形成している ので、油圧ポンプ3を長期間停止しておいても、高位置部10から油圧フイルタ 4側の油は、高位置部10から油タンク8までの第2サクションパイプ9内の油 重力の影響を受けることがなく、油圧フイルタ4及び第1サクションパイプ6内 の油は確実に貯溜され、油圧ポンプ3を再駆動するとその貯溜油が吸引され、正 常な圧油供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】同分解正面図である。
【図3】比較例を示す一部断面正面図である。
【図4】従来技術を示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 3 油圧ポンプ 4 油圧フイルタ 5 吐出口 6 第1サクションパイプ 7 吸入口 8 油タンク 9 第2サクションパイプ 10 高位置部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2)の側部に油圧ポンプ
    (3)を取り付け、この油圧ポンプ(3)の下方に軸心
    を横向きにした油圧フイルタ(4)を配置し、油圧ポン
    プ(3)と油圧フイルタ(4)の吐出口(5)とを第1
    サクションパイプ(6)で接続し、油圧フイルタ(4)
    の吸入口(7)とそれより下方の油タンク(8)内とを
    第2サクションパイプ(9)で接続したトラクタの油圧
    ポンプサクション回路において、 前記第2サクションパイプ(9)の吸入口(7)接続側
    を略逆U字形状に折り曲げて、油圧フイルタ(4)より
    高い高位置部(10)を形成していることを特徴とする
    トラクタの油圧ポンプサクション回路。
JP8058291U 1991-10-03 1991-10-03 トラクタの油圧ポンプサクション回路 Expired - Fee Related JP2535211Y2 (ja)

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