JPH053141Y2 - - Google Patents

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JPH053141Y2
JPH053141Y2 JP1987012706U JP1270687U JPH053141Y2 JP H053141 Y2 JPH053141 Y2 JP H053141Y2 JP 1987012706 U JP1987012706 U JP 1987012706U JP 1270687 U JP1270687 U JP 1270687U JP H053141 Y2 JPH053141 Y2 JP H053141Y2
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JP
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lid
saucer
tapered
swinging
opened
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JP1987012706U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンパクトの開蓋構造に関する。
〔従来の技術〕
従来より、コンパクトの開蓋構造としては種々
のものが提案されており、例えば第3図に示す実
開昭57−202803号公報、第4図に示す実開昭60−
67719号公報、さらに第5図及び第6図に示す実
開昭58−190912号公報に記載されているものがあ
る。
まず第3図に示すものは、皿体20の表裏に上
蓋21と下蓋22を夫々開閉自在に蝶着したもの
であり、前記上蓋21の前縁には下方から引き上
げることによつて開蓋する係止部23が設けられ
ている。また、前記下蓋22の前縁には前縁から
押圧することによつて開蓋する係合部24が設け
られている。
一方、第4図に示すものは、第3図に示すもの
と同様に皿体20の表裏に上蓋21と下蓋22を
夫々開閉自在に蝶着したものであり、皿体20の
前縁に設けた押しボタン25を押すことによつて
上蓋21と下蓋22とが同時に皿体20から解除
され開蓋するようになつている。
また、第5図及び第6図に示すものは皿体20
の表裏に上蓋21と下蓋22を夫々開閉自在に蝶
着し、皿体20の前縁に、水平軸26により揺動
するよう設けた押しボタン25の押圧位置に応じ
て上蓋21と下蓋22とを個別に開蓋できるよう
にしたものである。
即ち、押しボタン25において水平軸26より
上部を押圧すると上蓋21が開き、一方、水平軸
26より下部を押圧すると下蓋22が開くように
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記した従来のものにおいては個々の
方式特有の問題がある。
即ち、第3図に示すものにおいては、上蓋21
を開蓋する場合と下蓋22を開蓋する場合とで操
作部分が別個であり、また、下蓋22に形成され
た係合部24が奥に位置するものであるためコン
パクトの保持状態によつては開蓋操作がし難くな
るという問題がある。
一方、第4図に示すものにおいては、上蓋21
と下蓋22とが同時に開くこととなるため、いず
れかの蓋体を閉じておく必要がある場合にはこの
蓋体を押さえていなければならないという欠点が
ある。
また、第5図及び第6図に示すものは押しボタ
ン25の押圧位置に応じて上蓋21と下蓋22と
を個別に開蓋できるが、押しボタン25が水平軸
26により支持されているため、押しボタン25
の動作ストロークは水平軸26から押しボタン両
端までの距離によつて決まる。
このため、コンパクトのような厚さの薄い容器
に実施した場合、押しボタン25の上下方向の寸
法に制限を受け、ストロークが充分にとれず動作
に円滑を欠くという問題がある。
本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、上
蓋と下蓋の夫々の開蓋操作を容易かつ確実に選択
することができるとともに、円滑に開蓋できるよ
うにした開蓋構造とすることを技術的課題とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記技術的課題を解決するために、以
下のような構成とした。
即ち、受皿1の上面に第1蓋体2を開閉自在に
蝶着するとともに、この受皿1の下面に収容部を
有する第2蓋体3を開閉自在に蝶着する。
前記受皿1の前縁に凹所4を形成するととも
に、この凹所4に揺動体5を縦軸により揺動自在
に支持せしめる。
さらに、この揺動体5における一方の揺動端6
の上面に、前進方向に向かつて下方に傾斜する第
1テーパー部7を形成し、一方、この揺動体5に
おける他方の揺動端8の下面に、前進方向に向か
つて上方に傾斜する第2テーパー部9を形成す
る。
前記第1蓋体2の内側中央方向に受皿1と係合
する係合腕2aを形成するとともにその外側に、
前記揺動体5における第1テーパー部7が当接す
る当接部10を形成し、一方、前記第2蓋体3の
内側中央方向に受皿1と係合する係合腕3aを形
成するとともにその外側に、前記第2テーパー部
9に当接する当接部11を形成してコンパクトの
開蓋構造とした。
〔作用〕
縦軸により揺動自在に支持された揺動体5の一
方の揺動端6を押すと、前進方向に向かつて下方
に傾斜している第1テーパー部7が当接部10に
当接してこの当接部10を押し上げ、第1蓋体2
が開蓋する。
一方、この揺動体5における他方の揺動端8を
押すと、前進方向に向かつて上方に傾斜する第2
テーパー部9が当接部11を押し下げ第2蓋体3
を開蓋させる。
ここで、各テーパー部は揺動軸にたいして各係
合腕よりも外側に設けられているため、開蓋に際
して十分なストロークを実現することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
受皿1の上面には第1蓋体2が開閉自在に蝶着
されており、一方、この受皿1の下面には収容部
3aを有する第2蓋体3が開閉自在に蝶着されて
いる。
前記受皿1の前縁1aには凹所4が形成されて
おり、この凹所4の上面及び下面の中央部には支
持孔4a,4bが形成されており、これら支持孔
4a,4bは導入溝4c,4dを介して受皿1の
前縁1a側に開口している。
また、前記凹所4の上面右方には貫通孔4eが
形成されており、この貫通孔4eの縁部の中央寄
りには係合突起4fが形成されている。一方、凹
所4の下面左方には貫通孔4gが形成されてお
り、この貫通孔4gの縁部の中央寄りには係合突
起4hが形成されている。
前記凹所4には揺動体5が揺動自在に支持せし
めてある。
この揺動体5は、揺動体5における一方の揺動
端6の上面に、前進方向に向かつて下方に傾斜す
る第1テーパー部7が形成されている。
一方、この揺動体5における他方の揺動端8の
下面に、前進方向に向かつて上方に向かつて傾斜
する第2テーパー部9が形成されている。
また、この揺動体5の上面及び下面の中央には
前記支持孔4a,4bに回動自在に係合する軸突
起5a,5bが形成されており、この軸突起5
a,5bに結ぶ線が縦軸となつている。
前記第1蓋体2には前記揺動体5における第1
テーパー部7が当接する当接部10が形成されて
おり、この当接部10は前記第1テーパー部7の
テーパーに対応するテーパー部10aが形成され
ている。さらに、この第1蓋体2の前記当接部1
0よりも中央側には前記係合突起4fに係脱自在
に係合する係合腕2aが垂設されている。
一方、前記第2蓋体3には前記第2テーパー部
9に当接する当接部11が形成されており、この
当接部11には前記第2テーパー部9のテーパー
に対応するテーパー部11aが形成されている。
さらに、この第2蓋体3の前記当接部11よりも
中央側には前記係合突起4hに係脱自在に係合す
る係合腕3aが垂設されている。
以下、動作例を説明する。
前記第1蓋体2及び第2蓋体3の閉時には、前
記前記係合突起4f及び係合突起4hは前記貫通
孔4e,4gを夫々貫通して係合腕2a及び係合
腕3aに夫々対応的に係合している。
ここで、揺動体5の一方の揺動端6(矢示A方
向)を押すと、揺動体5は前記軸突起5a,5b
による縦軸を中心に回動し、その前進方向に向か
つて下方に傾斜している第1テーパー部7が当接
部10に当接してこの当接部10を押し上げ、係
合腕2aと係合突起4fとの係合が解除されて、
第1蓋体2が開蓋する。
一方、この揺動体5における他方の揺動端8
(矢示A方向)を押すと、前進方向に向かつて上
方に傾斜する第2テーパー部9が当接部11を押
し下げ、係合腕3aと係合突起4hの係合が解除
されて、第2蓋体3が開蓋する。
このように、揺動体5の揺動方向によつて、上
蓋と下蓋の開蓋操作を選択することができる。
また、揺動体はその縦軸により支持されている
ため揺動体5はコンパクトの水平方向に充分延長
することができる。
このため、揺動体5を水平軸で支持した従来の
もののように、コンパクトの厚さによつて揺動体
5の寸法に制限を受けることはなく、動作ストロ
ークを充分とることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、凹所に縦軸により揺動自在に
支持せしめられた揺動体をその縦軸を中心として
いずれかの方向に押し込むだけで、上蓋と下蓋の
開蓋操作を容易かつ確実に選択することができ
る。
また、揺動体はその縦軸により支持されている
ため揺動体はコンパクトの水平方向に充分延長す
ることができる。しかも、係合腕よりも外側にテ
ーパー部を設けている。このため動作ストローク
を充分とることができて操作感が良好となりスム
ーズに開蓋させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は要部の分解斜視図、第2図は全体の斜視
図、第3図ないし第6図は従来のコンパクトの開
蓋構造を示す断面図である。 1……受皿、2……第1蓋体、3……第2蓋
体、4……凹所、5……揺動体、6……一方の揺
動端、7……第1テーパー部、8……他方の揺動
端、9……第2テーパー部、10,11……当接
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受皿1の上面に第1蓋体2を開閉自在に蝶着す
    るとともに、この受皿1の下面に収容部を有する
    第2蓋体3を開閉自在に蝶着し、前記受皿1の前
    縁に凹所4を形成するとともに、この凹所4に揺
    動体4を縦軸により揺動自在に支持せしめ、この
    揺動体5における一方の揺動端6の上面に前進方
    向に向かつて下方に傾斜する第1テーパー部7を
    形成し、一方、この揺動体5における他方の揺動
    端8の下面に、前進方向に向かつて上方に傾斜す
    る第2テーパー部9を形成し、前記第1蓋体2の
    内側中央方向に受皿1と係合する係合腕2aを形
    成するとともに、その外方に前記揺動体5におけ
    る第1テーパー部7が当接する当接部10を形成
    し、一方、前記第2蓋体の内側中央方向に受皿1
    と係合する係合腕3aを形成するとともに、その
    外方に前記第2テーパー部9に当接する当接部1
    1を形成したことを特徴とするコンパクトの開蓋
    構造。
JP1987012706U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH053141Y2 (ja)

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JP1987012706U JPH053141Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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Publication Number Publication Date
JPS63121005U JPS63121005U (ja) 1988-08-05
JPH053141Y2 true JPH053141Y2 (ja) 1993-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2577099Y2 (ja) * 1992-01-23 1998-07-23 釜屋化学工業株式会社 化粧用コンパクト容器
KR20180001157U (ko) * 2016-10-18 2018-04-26 전경국 교체용 에어쿠션 유닛이 결합된 화장품 용기의 본체 케이스 구조

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836332U (ja) * 1981-09-04 1983-03-09 クラリオン株式会社 温度差検査装置

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JPS63121005U (ja) 1988-08-05

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