JPH0531361A - 炭素分子篩吸着剤の製法と、その製法による炭素分子 篩およびそれを使用する選択吸着による気体分離法 - Google Patents

炭素分子篩吸着剤の製法と、その製法による炭素分子 篩およびそれを使用する選択吸着による気体分離法

Info

Publication number
JPH0531361A
JPH0531361A JP3261020A JP26102091A JPH0531361A JP H0531361 A JPH0531361 A JP H0531361A JP 3261020 A JP3261020 A JP 3261020A JP 26102091 A JP26102091 A JP 26102091A JP H0531361 A JPH0531361 A JP H0531361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
molecular sieve
carbon molecular
micropores
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3261020A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0763621B2 (ja
Inventor
John Nelson Armor
ジヨン.ネルソン.アーマー
Alejandro Leopoldo Cabrera
アレハンドロ.レオポルド.キヤブレラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Products and Chemicals Inc
Original Assignee
Air Products and Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Products and Chemicals Inc filed Critical Air Products and Chemicals Inc
Publication of JPH0531361A publication Critical patent/JPH0531361A/ja
Publication of JPH0763621B2 publication Critical patent/JPH0763621B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/02Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material
    • B01J20/20Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising free carbon; comprising carbon obtained by carbonising processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B21/00Nitrogen; Compounds thereof
    • C01B21/04Purification or separation of nitrogen
    • C01B21/0405Purification or separation processes
    • C01B21/0433Physical processing only
    • C01B21/045Physical processing only by adsorption in solids
    • C01B21/0455Physical processing only by adsorption in solids characterised by the adsorbent
    • C01B21/0461Carbon based materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S95/00Gas separation: processes
    • Y10S95/90Solid sorbent
    • Y10S95/902Molecular sieve
    • Y10S95/903Carbon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる吸着速度を有する気体を改質炭素分子
篩上で分離するに適した篩の製法の提供。 【構成】 本方法は、大部分の有効気孔寸法が、約4.
5乃至20オングストロームのミクロ細孔が備わる出発
篩支持体を、前記篩を2種類の異なる濃度の炭化水素と
接触させる2工程法を用いて改質する。第1工程で使用
される炭素含有化合物の濃度を第2工程で使用される化
合物の濃度より高くして、前記支持体のミクロ細孔の気
孔開口部を2つの異なる工程で、前記ミクロ細孔それ自
体を充満させることなく連続的に狭めることができる。
本発明はさらに改質炭素分子篩と、窒素から酸素のよう
な気体の分離を、この改質吸着剤を用いて行うことを開
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素分子篩吸着剤を改
質して、前記吸着剤上に炭素を付着させ、そのミクロ細
孔開口部の有効直径を変えて気体分離のその有用性を増
大させる方法に関する。別の態様においては、この方法
により生産される改質炭素分子篩吸着剤に関する。本発
明のさらに別の態様では、これらの改質炭素分子篩吸着
剤を用いる気体の分離に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の材料の分離に、炭素分子篩吸着剤
を使用することはここ数十年周知のことであった。19
66年1月刊「ミネラル.インダストリーズ」の「モレ
キュラー.シーヴズ」においてウオーカー(Walker)は、
塩化ポリビニリデンと塩化ビニル・塩化ビニリデン共重
合体を炭化させる炭素分子篩の達成を開示する。これら
の炭には大型のミクロ細孔が備わっていて炭化水素の分
離に有用であると言われている。篩は、炭と熱硬化性フ
ラン樹脂もしくはリグナイトピッチと結合、生成物を炭
化させて改質できる。
【0003】米国特許第3,801,513号は、炭素
分子篩(CMS) が酸素と窒素の分離には適当であるかどう
かは未知であったと述べている。この引例では、最高5
%の揮発性成分を含むコークスを、600°C乃至90
0°Cの温度で炭素を分解する炭素質物質で処理し、そ
れによって前記コークス中に存在する気孔を狭めて、酸
素分離CMS の達成を開示している。前記吸着剤の平均気
孔寸法が3オングストローム以下で窒素からの酸素分離
を実施する必要があると述べている。やし殻コークスは
材料の炭化には特に適している。優先粒度は0.1乃至
20mmの範囲内と述べられ且つ処理に用い得る適当な
炭素質物質には、ベンゼン、エチレン、エタン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、メタノールその他同種のものが含
まれる。ピッチ、ビチウム、タールまたはタール油でコ
ークス化を行う場合、気体コークス化材料が熱処理で形
成されるが、この雰囲気は調整して所望の効果を発揮で
きる。この方法で、炭素質物質の少くとも1部の導入が
妨たげられるが、炭素質物質の付加でコークスを改質し
て、その分離能力を増大できる。
【0004】特開昭49−37036号公報(1974
年)は、フェノール樹脂またはフラン樹脂を縮合もしく
は重合して、前記樹脂を炭素吸着剤上に吸着させその
後、加熱によって生成物を炭化させて炭素分子篩を作る
ことを記述している。前記樹脂の混合物も使用できる。
樹脂形成材料を水、メタノール、ベンゼンもしくはクレ
オソート油に溶解し、その溶液を用いて炭素吸着剤を含
浸する。炭化は400乃至1,000°Cの温度で不活
性ガス中で実行できる。この作業で、炭素吸着剤の気孔
直径を狭めると言われている。
【0005】1987年Hirneji における、第20回春
季化学工業会議で提出された、ナカノ(Nakano)ほかによ
る「コントロール.オブ.マイクロポアーズ.オブ.モ
レキュラーシーヴィング.カーボン.バイ.インプレグ
ネーション.オブ.バイドロカーボン.アンド.ヒー
ト.トリートメント(Control of Micropores of Molecu
lar Sieving Carbon by Impregnation of Hydrocarbons
and Heat Treatment)」は、直径が5オングストローム
以下のミクロ細孔の備わる分子篩炭素を炭化水素混合物
で含浸し、その後、ミクロ細孔の直径を2.8乃至4オ
ングストロームに制御して、前記CMS を酸素と窒素の分
離に適するようにするため改質することを記述してい
る。粒状炭素をコールタールもしくはコールタールピッ
チとやし殻炭から形成した。炭素の含浸に用いられる液
体炭化水素は、ナフタレンの、コールタール、ジフェニ
ルもしくはフルオレンとの重量比で5乃至50%の濃度
の混合物であった。フルオレンは、酸素と窒素吸着速度
に最大の影響を及ぼすことがわかった。
【0006】1983年刊チララ(Chihara) ほかによ
る、「第3回太平洋化学工業会議議事録」第1巻で、小
球化粒状活性炭素のCMS が、CMS の流動層でベンゼンを
熱分解して炭素をその上に付着させて処理し、それによ
って前記CMS 中の酸素と窒素の全物質移転係数を調整で
きることを開示している。純度99.5%の窒素生成物
ガスは圧力変動吸着により達成された。定吸着能力は、
炭素付着の存在をミクロ細孔の入口に示すものと解釈さ
れた。
【0007】米国特許第4,458,022号は、活性
炭素のミクロ細孔を前記ミクロ細孔にすすを沈澱させて
狭める多数の先行技術を引用して、窒素を空気から分離
する改良された選択度を付与すると言われる方法を記述
している。前記方法は、やし殻炭とコールタール結合剤
の使用、酸洗浄、低温タールの添加、および950°C
乃至1,000°Cの温度に約10乃至60分間加熱す
る必要がある。前記コールタールは活性炭素の表面に浸
透、分解して、ミクロ細孔の内面に炭素微結晶を生長さ
せると言われている。窒素と酸素のPSA 分離の酸素吸着
能力が1g当り5ml以上、選択度が22乃至23以上
にする必要がある。
【0008】特開昭62−176908号公報(198
7年)は、酸素と窒素の分離に適する炭素分子篩の製法
を開示するが、それにはやし殻からの炭素とコールター
ルもしくは低温タールピッチ結合剤を使用して微粒を形
成させ、それを600°C乃至900°Cの温度で乾留
し、鉱酸と水で洗浄して乾燥その後、クレオソート、
2.3ージメチルナフタレン、2.4−キセノールもし
くはキノリンで含浸、10乃至60分間、不活性ガス中
で600°C乃至900°Cの温度で熱処理する必要が
ある。酸素吸着速度と選択性が改良されると言われ、手
順は、ベンゼンのような、気相で無力にして生成された
炭素が炭素質表面に付着するようにした炭化水素の使用
に優ると言われている。
【0009】1988年刊スリノヴァ(Surinova)著「Kh
im.Teord.Top.Moscow 」第5巻、第86乃至90頁は、
ベンゼン蒸気と不活性ガスを使用して、石炭を炭化する
ことで空気から窒素を濃縮する炭素分子篩の達成を記述
している。処理はミクロ細孔にはなんらの影響を及ぼさ
なかったが、ベンゼンの分解で形成されたピロ炭素はミ
クロ細孔の入口を閉塞すると言われている。この引用に
は、炭化水素の大きさと炭素の気孔大きさの間の関係の
若干の認識が含まれているが、酸化処理により能力を増
大させてあった石炭の試料で実施するという概念の無意
味なことを示すには、この仕事は明らかに不成功に終っ
た。
【0010】1988年刊「カーボン」第26巻、第4
号485乃至499頁のホッフマン(Hoffman) ほかの
「パイローリシス.オブ.プロピレン.オーバー.カー
ボン.アクティブ、サイツII.パイアローリシス.プ
ロダクツ(Pyrolysis of Propylene Over Carbon Activ
e Sites II.Pyrolysis Products) 」は、プロピレン
が炭素部位のいくつかから締め出されていることを認識
したうえで、炭素を黒鉛化カーボンブラックの上にプロ
ピレンの熱分解により付着させることを記述している。
酸化および不酸化炭素の双方が研究された。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例のどれも
が、ざっと4.5乃至8オングストロームとは言え、気
体たとえば酸素と窒素の有効な分離には、なお大き過ぎ
る相対的に小形のミクロ細孔の大集団の備わる炭素分子
篩の改質に適する手順を記述していない。圧力変動吸着
(PSA) による空気分離に有効であるためには、吸着剤が
前記’022号米国特許が提案する十分な選択性を示す
ばかりか、高吸着力を有し、かつ高速度の気体処理量を
可能にする必要がある。ざっと4オングストローム等値
のミクロ細孔が備わるCMS が、この目的に好結果をもた
らすように使用できることは周知のことであるが、これ
らの吸着剤は極めて高価であって、比較的費用のかから
ないCMS たとえば約5オングストロームの独特の大きさ
の気孔を有するものを単純直接手順により改質する方法
を見出すことが強く望まれている。
【0012】空気分離は炭素分子篩吸着剤(CMSの)全面
で遂行できるが、これらの吸着剤は少々大形の窒素分子
に対し比較的小さい酸素分子を急速に吸着する動力学的
ベースで空気から酸素を分離する。分離を遂行するに
は、吸着剤の気孔の大きさが、混合物中の比較的大形の
気体(空気中の窒素)の分子の直径に近いものであるこ
とが必要である。これは、前記小形成分の急速吸着と、
大形成分の緩拡散を可能にして、その結果、高動選択性
となる。CMS 上の気孔の大きさを、空気分離の場合、厳
しい規格、オングストロームの10分の1に制御する能
力は、CMS 吸着剤調製にとって最大の挑戦である。空気
を圧力変動(PSA)装置で分離して費用の低減を計るため
には、改質CMS吸着剤が必要で、それは吸着剤が全加工
装置の性能の基本部分であるからである。
【0013】動力学的酸素選択吸着剤が、種々の多孔質
炭素から、炭素支持体上に特別の方法で炭素質表層を形
成させて調製できることがわかった。炭素支持体のミク
ロ細孔に浸透するには大き過ぎる分子の選択的熱分解
は、気孔入口開口部における炭素質残留物の付着のた
め、窒素に対する酸素の高動選択性が備わる炭素のミク
ロ細孔ドメインをつくる揮発性炭素含有有機化合物、好
ましくは炭化水素の熱分解を経て表面障壁を促進させる
2工程法が確認された。第1に、不活性ガス中で容量比
で約15乃至75%、好ましくは約20乃至50%の濃
度の炭素含有有機化合物を炭素支持体の気孔の内部で分
解することから起こる炭素付着により小さくなる。この
分解は前記ミクロ細孔の全部ではないが、大部分が約
4.0オングストロームに狭められるまで遂行される。
その後、低濃度(すなわち、不活性ガスの約1乃至10
%)の有機化合物をミクロ細孔の入口における中間生成
物の上で分解する。これは、中間生成物(これは初期処
理だけを受けていた)の作業選択性を約2の係数だけ有
効に増加させるが、Oの吸着速度の損失はずっと少
い。対照的に、単一濃縮の有機化合物での長期コークス
化は、吸着速度を選択性の増大よりも急速に低下させ
る。
【0014】本発明の手順は、現存する技術では効率よ
く改質するには大き過ぎる気孔が備わる炭素に、O
選択性を付与することがわかった。
【0015】本発明の目的は、吸着速度をもたらす種々
異なる分子寸法をもつ気体の分離に適する改質炭素分子
篩吸着剤の製法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この改質は、出発炭素分
子篩支持体を処理することで行われ、そのミクロ細孔の
大部分が約4.5乃至20オングストロームの範囲の呼
称寸法を有していることが特徴と言える。改質には下記
の手順が必要である。(a) 出発炭素分子篩支持体を、熱
分解条件下で、揮発性炭素含有有機化合物と不活性ガス
中で約15乃至75%の濃度で、平均気孔直径が気孔の
内部で起こる炭化水素の分解による炭素付着により小さ
くなるだけの十分な時間接触させ、それによって、狭め
られた気孔が備わる中間炭素分子篩を形成させること
と、その後、(b) この中間炭素分子篩を熱分解の条件下
で、同一炭素含有化合物と、ただし不活性ガス中の濃度
を1乃至10%にして接触させ、気孔の入口で炭素付着
を起こさせることとである。炭素含有化合物の分子寸法
は、未処理支持体中の大部分の気孔開口部よりも小さい
(しかし、典型的例として5オングストロームより大)
が、前記中間炭素分子篩に残存するミクロ細孔の大部分
の浸透を妨げる十分な大きさでなければならない。
【0017】本発明はまた、ミクロ細孔の大きさが2種
類の濃度の炭素含有化合物を必要とする2つの異なる工
程での炭素の付着により狭められ、また前記化合物が分
解して炭素を付着させることを特徴とする新しい改質炭
素分子篩を提供する。
【0018】本発明はまた、本発明の改質炭素分子篩を
用いる選択吸着による気体の分離が含まれる。
【0019】
【作用】動選択性は、炭素質残留物を炭素支持体上に残
す試薬の熱分解により微孔質炭素に付与できる。精選石
炭試料上の炭素質物質の熱分解は動酸性選択性(米国特
許第4,458,022号)を付与することが周知であ
る。動酸素選択性付与の他の方法には、やし殻炭誘導微
孔質炭素をコールタールピッチ(米国特許第4,45
8,022号)、クレオソート、2.3−ジメチルナフ
タレン、2.4−キシレノール、もしくはキノリン(特
開昭62−176908号)で処理することと、フラン
もしくはフェノールから誘導された炭素をフェノール、
アルデヒド、もしくはフルフリルアルコール(特開昭4
9−37036号)で処理することが含まれる。これら
の事例のおのおのでは、炭素支持体の気孔特性が、酸素
選択性を製品に付与する処理の成否にかかわる重要性を
有する。これらの先行技術処理法にかかる炭素源が約4
オングストロームの気孔からなり、窒素を上回る急速な
動酸素選択を付与する必要のあることがわかった。その
うえ、粒状もしくは小球状材料には、十分な数の輸送気
孔(0.1乃至1.0μm等値)が含まれ、Oおよび
を寸法選択ミクロ細孔への急速輸送を確実にする必
要がある。
【0020】全分子寸法は、一般的に説明されているも
のを最小ファンデルワールス直径と呼んでいる。ここで
は、Oの幅は2.8オングストロームであるのに対し
は3.0オングストロームである。これはOの幅
が3.46オングストローム、またNが3.64オン
グストローム(参考:ニューヨーク州、ニューヨークの
ワイリー.インターサイエンス社(WileyInterscienc
e))刊、D.W.ブレック(Breck) 著「ゼオライト.モーリ
キュラー.シーヴス(Zeolite Molecular Sieves)の第6
36頁)であるレナード.ジョーンズ(Leonard Jones)
α価とよい対照をなす。しかし、原則として、気孔は付
加エネルギー障壁(たとえば、π電子密度などのスリッ
ト型気孔の壁との相互作用:参考文献は、1985年刊
M.B.ラオ(Rao) ほかによる「ラングミュア(Langmuir)」
第1巻第137頁)による拡散分子の最小臨界寸法より
もいくぶん大きいことが必要である。このようにしてO
がNと区別される気孔が、3.8以上4.3オング
ストローム以下の必要があると認められる。
【0021】前記2工程熱分解処理は、4.5乃至2
0、好ましくは4.5乃至6オングストロームの範囲の
有効寸法を有する気孔入口開口部を約4.0オングスト
ロームの均一寸法に狭めることを可能にする。この処理
は、どの単一工程処理にも優るものである。それは、気
孔開口部が非常に高い割合で狭められ、それによって窒
素に対し酸素吸着の選択性が動力学的になるが、それが
非常に狭くなって吸着が緩慢になるか、もしくは気孔の
閉塞を来たすようなことがないからである。
【0022】理論に縛られることはないが、この2工程
法は、大きい炭化水素を炭素の気孔内で分解する時、ミ
クロ細孔がOとNを寸法で識別すると言ってもよい
程度に狭められるので有効と考えられる。高い濃度の炭
化水素での連続コークス化は全気孔を狭め、その結果前
記比較的大きい気孔が3.8乃至4.0オンスグストロ
ームに狭められるに至るまでに若干の気孔(3.8オン
グストローム以下)の閉鎖を来たす。別個の第2工程に
おける低濃度の炭化水素と低熱分解温度を用いると、炭
素が気孔入口に付着するようになる。これは、比較的低
い濃度の炭化水素の4.0乃至4.3オングストローム
に浸透して、気孔入口で分解する能力と4.0オングス
トローム以下の気孔の浸透に無力であることによる。
【0023】様々な濃度の大小両炭化水素の同時分解
は、非効率的で、その結果、低吸着速度をもった低能力
吸着剤となる。急速動力学と酸素選択性を5乃至6オン
グストロームの開口部をもつ気孔に付与するには、炭化
水素での2工程処理を、濃度と温度の減少順に用いるこ
とが不可欠である。
【0024】出発炭素分子篩支持体は、一般に20オン
グストローム以下の寸法のミクロ細孔が備わると考えら
れ、また前記ミクロ細孔の大多数が3.4オングストロ
ーム以上の寸法をもつものであれば、どのようなCMS で
あっても差支えない。本発明の利点を引き出すには、前
記ミクロ細孔の寸法が少くとも4.5オングストローム
の必要がある。それはミクロ細孔の寸法がこの数字以下
である場合、酸素・窒素選択性改質の修正が単一工程炭
素付着法で達成でき、また出発CMS 支持体が、4.5乃
至20オングストローム範囲の独特の気孔寸法のCMS 支
持体に比べずっと高価につき、従って改質に利点が少い
からである。やし殻炭素は、本発明で有利に利用できる
支持体に適する1つの供給源である。
【0025】支持体の気孔直径を狭める炭素を供給する
処理化合物は、炭化水素と、ヘテロ原子たとえば酸素、
窒素、硫黄、シリコンその同種のものとの化合物を、前
記化合物が気孔填塞物質の形成なしに、きれいに分解で
きることを条件にして含む揮発性炭素含有有機分子であ
ればどのようなものであっても差支えない。しかし、使
用の炭素含有化合物にとって、未処理炭素支持体中の大
多数の気孔開口部よりも小さく、前記第1工程の後、ミ
クロ細孔の大部分の浸透を妨げるだけの大きさが備わる
ことが重要である。この寸法は分子が吸着物質のミクロ
細孔に浸透する能力を制御する他の抑制作用のため、化
合物の分子模型からは測定できないが、プラグゲージ法
により測定される既知気孔寸法のCMS での較正により実
験的に測定できる。この処理法で有用な化合物は、イソ
ブチレンと、同様最小分子寸法(MED) が備わる他の化合
物、好ましくは炭化水素である。
【0026】熱分解の条件は、一般に第1工程を700
°C以上、典型的例として700°C乃至900°C範
囲内の温度で実施するが、第2工程を700°C以下、
好ましくは700°C乃至550°Cの温度で実施する
点で相違している。両工程が遂行される圧力は、その圧
力下で処理炭素含有化合物が気体であって、好ましくは
合計圧力が1気圧で約0.05乃至0.2atm である、
処理材料の流量と同様温度も、所望の作用を改質するた
めに、処理工程の時間と共に調整できる。一般に、低流
量は、長時間と高温度がそうであるように、さらに酷し
い条件を招来する。これらの因子は相互依存性があり、
互いに対して均合できるが、炭素含有化合物の量、反応
器の大きさ、その配置予熱および有機化合物の揮発性に
も影響される。有機化合物が標準的に液体である場合、
不活性キャリヤーガス中で容易に気化でき、また気体処
理化合物も不活性ガスを用いて稀釈できる。
【0027】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するため、下記の
実施例を示すが、それらは本発明をはなはだしく制限す
るものと解釈すべきではない。
【0028】異なる炭素材料の次に掲げる実施例に係わ
る吸着測定を室温でカーン(Cahn)の微量てんびんにかけ
て行った。炭素試料の重量捕捉曲線を改質の前後でとっ
た。約150mgのペレット試料を石英バスケットを用い
て前記微量てんびんから懸垂させた。その後、試料を1
00ml/分のHe流れに暴露し、安定した底線が得られ
た後、前記気体をOまたはNに転換した。気体吸着
のため前記重量捕捉曲線を、それ以上の重量増加が観測
されなくなるまで記録した。粘度と浮力の変化による底
線修正も、空の石英バスケットを用いて記録した。
【0029】前記OとNの吸着曲線は下記数式1の
指数型曲線と一致した。すなわち:
【0030】
【数1】 W(t)=Wα(1−exp(−K(O)t)) [式中、Wαは完全充填時の飽和値、そしてK(O
はOの有効物質移転係数である]。
【0031】前記有効物質移転係数は、拡散係数に比例
する。従って、OとNのこの係数の比率は材料の選
択性をもたらすOとNの拡散係数の比率に等しい。
前記2工程熱分解処理も同一の微量てんびんで実施す
る。炭素支持体の改質は付着炭素量を重量捕捉としてmg
で測定して監視された。実施例1−5 平均ミクロ細孔直径が0.45nmで、またO吸着に非
選択的(すなわち、N吸着がO吸着と同じ速さで起
こる)であるタケダ(タケダCSM-5A) 製ペレットを種々
の条件下、本発明によるイソブチレンを用いて処理し
た。処理ペレットに対する酸素と窒素の吸着測定を上記
の通り実施した。比較のため、1工程処理CSM-5A吸着剤
にかかる酸素と窒素の測定も実施した(実施例2)。こ
れらの実験のすべてに対する処理条件と同様に結果を下
記表1および表2に詳説する:
【0032】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 第1工程20%イソブチレン ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例 温 度 炭素付着(b) K(O2)(C) 選択性(d) 能力(e) T(°C)(a) 重 量(mg) 1/分 CC/g ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 700 5.8 1.57 10 7.6 11分 2 − − − − 3 700 3.0 − 1 3分 4 700 3.0 − 1 3分 5 700 2.0 − 1 1.5分 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0033】
【表2】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 第2工程5%イソブチレン ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例 温 度 炭素付着(b) K(O2)(C) 選択性(d) 能力(e) T(°C)(a) 重 量(mg) 1/分 CC/g ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 650 0.2 0.64 21 8.3 1.0時間 2 650 4.8 1.31 10 7.8 2.2時間 3 650 2.9 0.95 16 8.1 1.9時間 4 650 2.1 2.47 6 − 1.0時間 5 650 3.2 1.23 11 8.4 1.9時間 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 注:非選択性炭素ホストの初期能力は8.8cc/gである。
【0034】a)処理温度 b)処理中の炭素付着による重力捕捉。この重量増加を1
50mgの炭素ホストに対し測定した。分表示の付着時間
はおのおのの試料の重量捕捉記載数字の下に示される。
【0035】C)曲線からのOの物質移転係数はO
着の W(t)=Wα(1−exp(K(O)・t)に当て
嵌まる。
【0036】d)Nに優るOの選択性は、物質移転係
数比率(K(O)/K(N))から導かれた。
【0037】e)処理後の炭素吸着剤の気体能力(Wα)
は1atm の圧力と約25°Cの温度でのO吸着の平衡
値から得られた。
【0038】上記表1および表2に報告の結果から、本
発明の2工程炭素付着法で、高選択性と高能力の双方が
備わった吸着剤のできることがわかる。1工程処理、た
とえば実施例2における方法を用いることで、選択性は
炭素付着が2時間の処理後、非常に緩慢に、すなわち6
50°Cの温度で約4.8mgの量で発生するので10以
上には増加できなかった。実施例6 本発明の2工程炭素付着法は、サットクリフ.スピーク
マン(Sutcliffe Speakman)社製203Cやし殻からの市
販活性炭素を用いて実施された。この吸着剤の平均気孔
直径が0.7nmで酸素と窒素には非選択性である。それ
の全気孔容量は0.56cc/gで、それには0.35cc/g
のHg気孔容量、0.2cc/gのミクロ細孔容量、7.4cc
/gのO能力、0.92g/ccの4gペレット密度と6.
8cc/ccの体積容量が備わる。プラグゲージ研究では、
実質的微孔質が6乃至40オングストロームの範囲に存
在することを示している。前記やし殻炭素203Cは、
窒素中700°Cの温度で20%イソブチレンを用い、
3mgの炭素が付着するまで処理された。第2の炭素付着
工程は、窒素中650°Cの温度で5%イソブチレンを
用いて処理し、さらに3mgの炭素を付着させた。O
の重量吸着試験を、上記に詳説の手順により行っ
た。試験の結果は、6のO選択性が炭素に付与された
が、K(O)はそれでも無理のない速さ(1,140
l/分)で、容量は7.6から6.0cc/gに減少した。
【0039】図1および2のグラフは、未処理203C
と、上述の通り処理した203CそれぞれのOとN
の吸着曲線を示す。グラフは処理吸着剤のO・N
択性の有意の増加(すなわち、OとN吸着量の差
異)を明らかに示す。
【0040】そのうえ、1工程炭素付着処理による前記
203C吸着剤の選択性が有意の度合に増加しないこと
がわかった。
【0041】この様な緻密な気孔寸法制御を用いて、こ
の2工程手順により生産されたこれらの材料はさらに、
他の気体混合物たとえばO・アルゴンの分離に適切で
ある(それは、アルゴンがNよりやや大きいので、同
一材料がO・アルゴンと同様O・Nの分離に有用
なものとなる)。2工程付着手順を変えて、やや異なる
が、正確に制御された気孔寸法と気孔分布をつくること
で、他の混合物たとえば、CO・N、H・CH
またはN・Hの分離を、わずかに異なる大きさの寸
法をとった気孔を用いて行えるはずである。
【0042】
【発明の効果】炭化水素の適切な選択により、高濃度の
化合物の後、低濃度の同一化合物を採用する2工程法を
用いる揮発性炭素含有有機化合物を分解すると、費用の
かからない非選択性炭素を高い価値の備わる酸素選択性
吸着剤に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】やし殻からの未処理活性炭素の酸素と窒素の吸
着を示すグラフである。
【図2】本発明の2工程処理を受けた同一種類の炭素の
酸素と窒素の吸着を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン.ネルソン.アーマー アメリカ合衆国.18069.ペンシルバニア 州.オレフイールド.アツパー.マツキユ ンギー.タウンシツプ.バークウツド.ド ライブ.1608 (72)発明者 アレハンドロ.レオポルド.キヤブレラ アメリカ合衆国.18051.ペンシルバニア 州.フオーゲルスヴイレ.クリツクルウツ ド.コウブ.62

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子寸法の異なる気体で、前記寸法が前
    記気体の吸着速度に影響を及ぼす気体の分離に適した改
    質炭素分子篩の吸着剤を、出発炭素分子篩支持体を処理
    して生産する方法において、そのミクロ細孔の大多数が
    約4.5乃至20オングストロームの範囲の呼称寸法を
    有し、 (a) 前記出発支持体を、700°C以上の温度を含む熱
    条件下で、約4.5乃至20オングストロームの前記ミ
    クロ細孔の浸透を可能にする分子寸法が備わる揮発性炭
    素含有有機化合物と、容量比で約15乃至75%の濃度
    で不活性ガス中で接触させ、それによって、狭められた
    気孔の備わる中間炭素分子篩を形成させる工程と、 (b) その後、前記中間炭素分子篩を、700°C以下の
    温度を含む熱分解条件下、前記揮発性炭素含有有機化合
    物と、容量比で約1乃至10%の濃度で不活性ガス中で
    接触させる工程と、からなる改質炭素分子篩吸着剤の製
    法。
  2. 【請求項2】 前記改質炭素分子篩は、酸素と窒素の分
    離に適することを特徴とする請求項1の製法。
  3. 【請求項3】 前記熱分解条件には、前記炭素含有化合
    物が気体となっている圧力が含まれることを特徴とする
    請求項1の製法。
  4. 【請求項4】 前記揮発性炭素含有化合物は炭化水素で
    あることを特徴とする請求項3の製法。
  5. 【請求項5】 前記炭化水素はイソブチレンであること
    を特徴とする請求項4の製法。
  6. 【請求項6】 前記請求項1の製法により生産された改
    質炭素分子篩。
  7. 【請求項7】 前記分子篩のミクロ細孔開口部のほとん
    どすべてが、気孔開口部で測定して約3.8乃至4.3
    オングストロームの範囲であることを特徴とする請求項
    6の分子篩。
  8. 【請求項8】 前記請求項6の改質炭素分子篩を吸着物
    質として使用することからなる選択吸着による気体分離
    法。
  9. 【請求項9】 前記選択吸着により酸素を窒素から分離
    することを特徴とする請求項8の分離法。
  10. 【請求項10】 前記選択吸着により酸素をアルゴンか
    ら分離することを特徴とする請求項8の分離法。
  11. 【請求項11】 前記工程(a) における熱分解条件に
    は、700°C乃至900°Cの温度範囲が含まれるこ
    とを特徴とする請求項1の製法。
  12. 【請求項12】 前記工程(b) における熱分解条件には
    550°C乃至700°Cの温度範囲が含まれることを
    特徴とする請求項1の製法。
JP3261020A 1990-09-14 1991-09-12 炭素分子篩吸着剤の製法と、その製法による炭素分子篩およびそれを使用する選択吸着による気体分離法 Expired - Lifetime JPH0763621B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/583,067 US5071450A (en) 1990-09-14 1990-09-14 Modified carbon molecular sieve adsorbents
US07/583067 1990-09-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0531361A true JPH0531361A (ja) 1993-02-09
JPH0763621B2 JPH0763621B2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=24331560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3261020A Expired - Lifetime JPH0763621B2 (ja) 1990-09-14 1991-09-12 炭素分子篩吸着剤の製法と、その製法による炭素分子篩およびそれを使用する選択吸着による気体分離法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5071450A (ja)
EP (1) EP0481218B1 (ja)
JP (1) JPH0763621B2 (ja)
BR (1) BR9103942A (ja)
CA (1) CA2050701C (ja)
DE (1) DE69101156T2 (ja)
MX (1) MX174552B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5972834A (en) * 1995-04-27 1999-10-26 Nippon Sanso Corporation Carbon adsorbent, manufacturing method therefor, gas separation method and device therefor
JP2995495B2 (ja) * 1995-04-27 1999-12-27 日本酸素株式会社 炭素吸着剤およびその製造方法とガス分離法およびその装置
US8063696B2 (en) 2008-10-08 2011-11-22 Panasonic Corporation Receiving circuit and receiving system
RU2467793C2 (ru) * 2011-02-03 2012-11-27 Открытое акционерное общество "Научно-исследовательский институт конструкционных материалов на основе графита "НИИграфит" Углеродное молекулярное сито

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU612777B2 (en) * 1988-01-07 1991-07-18 Hjl Projects & Developments Ltd Molecular sieve arrangement
JP2894822B2 (ja) * 1990-10-30 1999-05-24 日本カーボン株式会社 吸着型ガスクロマトグラフィー充填剤及びその製造方法
US5240474A (en) * 1991-01-23 1993-08-31 Air Products And Chemicals, Inc. Air separation by pressure swing adsorption with a high capacity carbon molecular sieve
US5269834A (en) * 1992-10-13 1993-12-14 Olin Corporation Process for removal of inert gases from liquid chlorine and system therefor
US5312477A (en) * 1993-02-23 1994-05-17 M & W Industries Adsorption/regeneration process
IL105142A (en) * 1993-03-23 1997-01-10 Aga Ab Method of improving the selectivity of carbon membranes by chemical carbon vapor deposition
US5482915A (en) * 1993-09-20 1996-01-09 Air Products And Chemicals, Inc. Transition metal salt impregnated carbon
US5447557A (en) * 1994-03-23 1995-09-05 Air Products And Chemicals, Inc. Oxygen selective adsorbents
EP0847304A4 (en) * 1995-08-23 1999-10-27 Univ Syracuse MICROPOROUS CARBON COMPOSITE MATERIAL FOR THE STORAGE OF LIQUID GAS
US5614460A (en) * 1995-08-23 1997-03-25 Syracuse University Microporous carbons for fuel gas storage
US6656878B2 (en) 1998-03-09 2003-12-02 Honeywell International Inc. High capacity adsorbent for oxygen storage at cryogenic temperature
US6743747B1 (en) * 2000-02-24 2004-06-01 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Catalyst pretreatment in an oxgenate to olefins reaction system
US6503295B1 (en) * 2000-09-20 2003-01-07 Chevron U.S.A. Inc. Gas separations using mixed matrix membranes
DE10127768A1 (de) * 2001-06-07 2002-12-19 Carbo Tech Aktivkohlen Gmbh Verfahren zur Herstellung von Kohlenstoffmolekularsieben für die Gewinnung von Stickstoff aus Luft
CN1239253C (zh) 2001-08-29 2006-02-01 日本酸素株式会社 用于从氧气·氮气混合气体中分离氮气的吸附剂以及使用它的氮气制造方法
US6818962B2 (en) * 2002-10-25 2004-11-16 Omnivision International Holding Ltd Image sensor having integrated thin film infrared filter
KR100708642B1 (ko) * 2003-11-21 2007-04-18 삼성에스디아이 주식회사 중형다공성 탄소 분자체 및 이를 사용한 담지촉매
US7199277B2 (en) 2004-07-01 2007-04-03 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Pretreating a catalyst containing molecular sieve and active metal oxide
US7306647B2 (en) * 2004-11-19 2007-12-11 Chevron U.S.A. Inc. Mixed matrix membrane with mesoporous particles and methods for making and using the same
WO2007140073A2 (en) * 2006-05-01 2007-12-06 Crowfoot Development, Llc. Process for the manufacture of carbonaceous mercury sorbent from coal
CN114100574B (zh) * 2021-10-19 2024-04-02 碳和科技(北京)有限公司 一种用于回收烟道气中氮气的碳分子筛及其制备方法和应用

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2045200C3 (de) * 1970-09-12 1978-12-14 Bergwerksverband Gmbh, 4300 Essen Verfahren zur Trennung von binären Gasgemischen
GB1364674A (en) * 1971-04-23 1974-08-29 Bergwerksverband Gmbh Carbon-containing molecular sieves
JPS4937036A (ja) * 1972-08-18 1974-04-06
SU1022725A1 (ru) * 1980-07-03 1983-06-15 Ленинградский технологический институт холодильной промышленности Способ охлаждени неподвижного сло адсорбента
JPS5945914A (ja) * 1982-06-07 1984-03-15 Kuraray Chem Kk 炭素系分子篩の製法
US4594163A (en) * 1982-09-07 1986-06-10 Calgon Carbon Corporation Use of carbon molecular sieves for separating gas or liquid mixtures
US4528281A (en) * 1983-03-16 1985-07-09 Calgon Carbon Corporation Carbon molecular sieves and a process for their preparation and use
US4526887A (en) * 1983-03-16 1985-07-02 Calgon Carbon Corporation Carbon molecular sieves and a process for their preparation and use
JPS60227832A (ja) * 1984-04-26 1985-11-13 Nippon Soken Inc 窒素−酸素分離用分子篩
JPS62176908A (ja) * 1986-01-29 1987-08-03 Kuraray Chem Kk 炭素分子篩の製法
DE3618426C1 (de) * 1986-05-31 1987-07-02 Bergwerksverband Gmbh Verfahren zur Herstellung von Kohlenstoffmolekularsieben
JPH07108365B2 (ja) * 1986-10-18 1995-11-22 鐘紡株式会社 空気分離法およびその装置
US4933314A (en) * 1987-03-10 1990-06-12 Kanebo Ltd. Molecular sieving carbon
US4820681A (en) * 1987-12-24 1989-04-11 Allied-Signal Inc. Preparation of hydrophobic carbon molecular sieves
US4902312A (en) * 1989-01-30 1990-02-20 Allied-Signal Inc. Carbon molecular sieves for purification of chlorofluorocarbons
EP0380723B1 (en) * 1989-02-01 1994-04-06 Kuraray Chemical Co., Ltd. Process for separating nitrogen gas by pressure swing adsorption system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5972834A (en) * 1995-04-27 1999-10-26 Nippon Sanso Corporation Carbon adsorbent, manufacturing method therefor, gas separation method and device therefor
JP2995495B2 (ja) * 1995-04-27 1999-12-27 日本酸素株式会社 炭素吸着剤およびその製造方法とガス分離法およびその装置
US8063696B2 (en) 2008-10-08 2011-11-22 Panasonic Corporation Receiving circuit and receiving system
RU2467793C2 (ru) * 2011-02-03 2012-11-27 Открытое акционерное общество "Научно-исследовательский институт конструкционных материалов на основе графита "НИИграфит" Углеродное молекулярное сито

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0763621B2 (ja) 1995-07-12
MX174552B (es) 1994-05-25
BR9103942A (pt) 1992-05-26
DE69101156T2 (de) 1994-05-19
EP0481218A1 (en) 1992-04-22
EP0481218B1 (en) 1994-02-09
DE69101156D1 (de) 1994-03-24
CA2050701A1 (en) 1992-03-15
CA2050701C (en) 1996-11-12
US5071450A (en) 1991-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0531361A (ja) 炭素分子篩吸着剤の製法と、その製法による炭素分子 篩およびそれを使用する選択吸着による気体分離法
EP0474106B1 (en) Process for making modified carbon molecular sieves for gas separation
Cabrera et al. Preparation of carbon molecular sieves, I. Two-step hydrocarbon deposition with a single hydrocarbon
US4742040A (en) Process for manufacturing a carbon molecular sieve
KR100236785B1 (ko) 탄소흡착제 및 그 제조방법과 가스분리법 및 그 장치
US5240474A (en) Air separation by pressure swing adsorption with a high capacity carbon molecular sieve
KR950000880B1 (ko) 카본 분자체용 고용량 코코넛 껍질챠르
US3801513A (en) Carbon containing molecular sieves
US5482915A (en) Transition metal salt impregnated carbon
EP3356028B1 (en) Method of preparing carbon molecular sieve adsorbents from activated carbon and a polymer
EP0497003A2 (en) Use of helium and argon diluent gases in modification of carbon molecular sieves
WO1989004810A1 (en) Activated carbon and process for its production
US3960522A (en) Carbon-containing molecular sieves
US5447557A (en) Oxygen selective adsorbents
US5238888A (en) Carbon molecular sieve
US3960769A (en) Carbon-containing molecular sieves
US3979330A (en) Carbon containing molecular sieves
KR870002124B1 (ko) 탄소 분자체의 제조방법
JPH06114262A (ja) 炭素吸着床の火災を防止するための炭素質吸着剤
JP3310348B2 (ja) 分子ふるい炭素の製造方法
JPH05285379A (ja) 分子ふるい炭素の製造法
JP2995495B2 (ja) 炭素吸着剤およびその製造方法とガス分離法およびその装置
JP3280094B2 (ja) 分子ふるい炭素の製造方法
JPH0685871B2 (ja) 炭素修飾ゼオライト