JPH05313603A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH05313603A
JPH05313603A JP11626992A JP11626992A JPH05313603A JP H05313603 A JPH05313603 A JP H05313603A JP 11626992 A JP11626992 A JP 11626992A JP 11626992 A JP11626992 A JP 11626992A JP H05313603 A JPH05313603 A JP H05313603A
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JP
Japan
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liquid crystal
voltage
data
voltages
data line
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Withdrawn
Application number
JP11626992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Fujita
昌也 藤田
Susumu Okazaki
晋 岡崎
Yoshiya Kaneko
淑也 金子
Yuichi Miwa
裕一 三輪
Hiroyuki Isogai
博之 磯貝
Takahiro Nakano
貴浩 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2種類の基準電圧でデータラインを2段に充電
すると共に、その再充電時間を画像データに応じて規制
することにより、少ない基準電圧、かつ少ないアナログ
スイッチで多階調化を実現でき、製造コストを抑えるこ
とを目的とする。 【構成】表示データに応じた大きさの電圧を、データラ
インから液晶セルに書き込み、該液晶セルの透過率を変
化させて前記表示データに応じた階調を表示する液晶表
示装置において、少なくとも2種類の電圧を発生する電
圧発生手段と、該2種類の電圧のうち、一方の電圧で前
記データラインの容量分を充電した後、他方の電圧で同
データラインの容量分を再充電する充電手段と、前記表
示データに応じた時間を発生して該時間の経過後に前記
充電手段の再充電動作を停止させる停止手段と、を備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置、特に、
白レベルと黒レベルの間を多階調表示(64階調または
256階調若しくはそれ以上)できる例えばTFT(Th
in Film Transister)方式の液晶表示装置に関する。 [背景説明]プラズマディスプレイ、ELディスプレイ
または液晶表示装置などの固体化表示装置は、CRT型
に比べて奥行きが薄く設置性に優れており、しかも真空
管のようにヒータ電源を必要としないから、消費電力が
きわめて少ない。また、表示品質や表示速度の点でも、
特にTFT方式のアクティブマトリクス液晶ではCRT
型と比べても何等遜色のない性能が得られる。
【0002】しかし、TFT方式のアクティブマトリク
ス液晶は、表示画面を構成する画素の1つ1つにトラン
ジスタを作り込む必要があり、しかもこれを無欠陥で行
わなければならないから、メモリ等の大規模集積回路
(冗長構成により欠陥を容易に救済できる)に比べて歩
留りが悪いのが現状である。従って、コストがかかるた
めにCRT型よりも高価格にならざるを得ない。
【0003】そこで、上記のような数々の長所を有する
液晶表示装置の価格を引き下げることができ、その普及
を図ることのできる有用な技術が求められている。
【0004】
【従来の技術】図19は、従来の液晶表示装置の構成図
であり、TFT方式アクティブマトリクス型液晶表示装
置の例である。なお、以下では、説明の簡単化のため
に、表示画面を構成する画素数を4×4としている。ま
た、表示制御はいわゆるディジタル・ドライバ方式を採
用している。
【0005】図19において、1は外部から入力される
同期信号やクロック信号及び画像データを内部動作に必
要な信号に変換して出力する制御回路、2は画像データ
をシリアル/パラレル変換すると共に、画素ごとの表示
データに応じた階調電圧を選択して出力するデータドラ
イバ、3は多階調表示に必要な多種類の基準電圧を発生
する基準電圧源、4は1表示ラインごとにゲートライン
を順次に選択してその選択ゲートラインに所定の高電位
電圧(液晶をオンさせる電圧)を、また非選択ゲートラ
インに所定の低電位電圧(液晶をオフさせる電圧)を印
加するゲートドライバ、5は縦方向(X方向)の4本の
データラインX1 〜X4 と横方向(Y方向)の4本のゲ
ートラインY1 〜Y4 の各交差点に合計で4×4個の画
素Pyx(y及びxは1〜4)を接続する液晶パネルであ
る。なお、この図で使用する信号等の略号とその意味
は、次の通りである。
【0006】HS :水平同期信号、 VS :垂直同期信号、 D1 〜DN :外部からの画像デ−タ(1〜Nはビット番
号)、 CLK:画像デ−タに同期して与えられる外部クロック
信号、 T1 〜T3 :1表示ライン毎に発生するタイミング信
号、 T11〜T14:表示画素ごとに発生するタイミング信号、 CK1 、CK2 :内部クロック信号、 DT1 〜DTN :内部画像データ、 V1 〜VM :M種類の基準電圧、 制御回路1からの画像データDT1 〜DTN は、タイミ
ング信号T1 の一周期の間、1画素づつシフトしながら
発生するシフトレジスタSR1 からの各タイミング信号
11〜T14によって、前段メモリM11〜M14に順次書き
込まれる。前段メモリM11〜M14に格納された画素ごと
の表示データは、タイミング信号T2 に同期して一度に
後段メモリM21〜M24に移し換えられる。
【0007】DC1 〜DC4 は、後段メモリM21〜M24
に書き込まれた画素ごとの表示データ(2進数化コー
ド)をデコ−ドするデコーダであり、各デコーダからの
デコード信号は、ディジタル−アナログ変換回路DA1
〜DA4 に与えられる。ここで、図20は、ディジタル
−アナログ変換回路DA1 〜DA4 、基準電圧源3及び
液晶パネル5を含む詳細構成図である。この図におい
て、DA1 〜DA 4 の内部には各々4個のアナログスイ
ッチ(代表してDA1 にはS1 〜S4 )が備えられてお
り、各々4個のアナログスイッチはDC1 〜DC4 から
のデコード信号に従って1個だけがオンするようになっ
ている。
【0008】すなわち、デコード信号は表示データの階
調を示す信号であるから、4個のスイッチの択一的な選
択動作により、表示階調に応じた1つのアナログ電圧
(この例では4種類の基準電圧V1 〜V4 の1つ)が選
択され、データラインX1 〜X 4 を通して液晶パネル5
の画素に書き込まれる。表示可能な階調数は基準電圧の
種類によって決まる。例えば64階調を表示させるには
64種類、256階調を表示させるには256種類とす
ればよい。
【0009】なお、表示パネル5の破線で区切った升目
の1つ1つが画素であり、各画素内のQはスイッチング
トランジスタ、CLは液晶セル、Rfはデータラインの
抵抗分、Cfは同じくデータラインの容量分を表してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の液晶表示装置にあっては、階調数と同数の基準電
圧を発生し、その電圧の中から表示データに応じた1つ
の電圧をアナログスイッチによって選択する構成となっ
ていたため、基準電圧源やアナログスイッチの数が階調
数に比例して増え、回路規模が増大する欠点があり、製
造コストが嵩むといった問題点があった。 [目的]そこで、本発明は、2種類の基準電圧でデータ
ラインを2段に充電すると共に、その再充電時間を画像
データに応じて規制することにより、少ない基準電圧、
かつ少ないアナログスイッチで多階調化を実現でき、製
造コストを抑えることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためその原理図を図1に示すように、表示データ
に応じた大きさの電圧を、データラインから液晶セルに
書き込み、該液晶セルの透過率を変化させて前記表示デ
ータに応じた階調を表示する液晶表示装置において、少
なくとも2種類の電圧を発生する電圧発生手段と、該2
種類の電圧のうち、一方の電圧で前記データラインの容
量分を充電した後、他方の電圧で同データラインの容量
分を再充電する充電手段と、前記表示データに応じた時
間を発生して該時間の経過後に前記充電手段の再充電動
作を停止させる停止手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明では、データラインの「再充電期間」が
表示データの内容に応じてコントロールされ、これによ
り、データラインの電圧(すなわち液晶セルに書き込ま
れる電圧)の大きさが2種類の電圧の間で多段階に切り
換えられる。従って、少ない基準電圧数で(最低2種類
の電圧でよい)多階調化が図られる。しかも、基準電圧
数の削減に伴い、所要アナログスイッチ数も少なくて済
む。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図13は本発明に係る液晶表示装置の第1
実施例を示す図であり、従来例と同様に、4×4構成の
TFT方式アクティブマトリクス型液晶表示装置に適用
した例である。なお、以下の図面において従来例と共通
する回路要素や信号等には従来例と同一の符号を付し、
その説明の重複を避けるものとする。
【0014】まず、構成を説明する。図2において、制
御回路11に入力された画像データD1 〜DN は、波形
成形やタイミング調整等の処理を施された後、内部画像
データDT1 〜DTN としてデータドライバ12に転送
され、シフトレジスタSR1からのタイミング信号T11
〜T14に従って順次に前段メモリM11〜M14に格納され
る。ここで、タイミング信号T11〜T14は、タイミング
信号T1 の1周期内(1表示ラインの周期に相当)に、
表示クロックCK1 に同期して順次に発生する信号であ
り、シリアル列の画像データDT1 〜DTN を画素単位
に分けて前段メモリM11〜M14に格納する信号である。
【0015】前段メモリM11〜M14に格納された全ての
画像データDT1 〜DTN は、次の画像データの転送前
に発生するタイミング信号T2 に従って一度に後段メモ
リM 21〜M24に移し換えられる。すなわち、シフトレジ
スタSR1 、前段メモリM11〜M14及び後段メモリM21
〜M24は一体として、画像データDT1 〜DTN の並び
をシリアルからパラレルへと変換する機能を有してい
る。但し、後段メモリM 21〜M24のそれぞれに格納され
たデータは、各画素の階調情報を表すnビットのデータ
である。
【0016】詳細は後述するが、デコーダ回路DC21
DC24は、制御回路11からの「第1の時間信号TP
第2の時間信号TQ 」に従って、nビットの画像データ
を2度デコード(2進数→10進数変換)し、最初のデ
コード回で2n 本のデコード信号のm本目(mは画像デ
ータの内容に依存)を所定論理(例えばハイレベル)と
すると共に、次のデコード回で2n 本のデコード信号の
m+1本目を所定論理とするものである。また、ディジ
タル−アナログ変換回路DA21〜DA24は、各デコーダ
回路DC21〜DC24からのデコード信号(1つの画素デ
ータにつき2度出力される)に従って、基準電圧源13
からの基準電圧V1 〜VM を2度選択するものである。
なお、4はシフトレジスタSR2 と4個のバッファBF
1 〜BF 4 を含み、1表示ラインごとにゲートラインY
1 〜Y4 を順次に選択してその選択ゲートラインに所定
の高電位電圧(液晶をオンさせる電圧)を、また非選択
ゲートラインに所定の低電位電圧(液晶をオフさせる電
圧)を印加するゲートドライバ、5は縦方向(X方向)
の4本のデータラインX1 〜X4 と横方向(Y方向)の
4本のゲートラインY1 〜Y4 の各交差点に合計で4×
4個の画素Pyx(y及びxは1〜4)を接続する液晶パ
ネルである。上記の制御回路11及びデータドライバ1
2は、発明の要旨に記載の充電手段及び停止手段として
の機能を有している。
【0017】図3は、制御回路11の一部、後段メモリ
21〜M24、デコーダ回路DC21〜DC24、ディジタル
−アナログ変換回路DA21〜DA24、基準電圧源13及
び液晶パネル5を含む詳細構成図である。この図におい
て、DA21〜DA24の内部には、基準電圧V1 〜VM
同数の各々M個のアナログスイッチ(代表してDA21
はS1 〜SM )が備えられている。各々M個のアナログ
スイッチはDC21〜DC24からのデコード信号に従って
1個だけがオンするようになっており、例えばSi (i
は1〜M)がオンした場合には、M個の基準電圧のうち
のVi が選択され、このVi がデータラインに与えられ
るようになっている。
【0018】ここで、図4(a)はデータラインの等価
回路であり、ΣRはデータラインの等価抵抗値、ΣCは
データラインの等価容量値である。この等価回路を分布
定数線路で表すと同図(b)のようになり、画素ごとに
単一の時定数を持つRC回路(RfとCfで作られる回
路)で近似させることができる。なお、画像情報を記憶
させるために使用するデ−タライン上の分布容量の総合
値は、例えば10.4インチ、640×480画素の場
合で、100〜200pF程度が典型例であり、デ−タ
ラインと共通電極間の液晶を誘電体としたキャパシタお
よびデ−タラインとゲ−トラインの交差部の絶縁体を誘
電体としたキャパシタの総合値として根本的に生成され
るものである。
【0019】図5は、単一RC回路の充電特性図であ
り、等価データラインを2段階に充電したときの充電波
形を示す図である。すなわち、時点t0 から時点t1
での間、所定の電圧V1st を与えて等価データラインを
完全に充電した後、時点t1 でVist よりも大きい電圧
2nd を与えて再充電した場合の充電波形を示す図であ
る。時点t1 以降の過渡特性は、次式によって求める
ことができる。
【0020】 Vchg =V1st +(V1st −V2nd )EXP(−t/T) …… 但し、Vchg は等価デ−タラインの分布容量Cfの保持
電圧、TはΣR×ΣC(すなわち時定数)である。V
chg がV1st とV2nd のほぼ中間の値(イ){(V1st
+V2nd )/2}になるのに必要な時間(充電時間)
は、上式から、 Vchg =(V1st +V2nd )/2 =V2nd +(V1st −V2nd )EXP(−t/T) …… とおき、式中のtを求めればよい。式を解くと、t
=TLn2≒0.7Tとなる。
【0021】また、Vchg が1/2でなく、(ロ)
{(V1st +3V2nd )/4}または(ハ){(3V
1st +V2nd )/4}となるのに必要な充電時間は、上
記と同様に、各々、TLn4≒1.4TおよびTLn
(4/3)≒0.3Tとなる。従って、等価データライ
ンの再充電時間を、0.3T、0.7Tまたは1.4T
の何れかで規制することにより、等価データラインの電
圧(分布容量Cfの保持電圧)を、2種類の電圧(V
1st 、V2nd )とこれら2種類の電圧の間の3種類の電
圧(イ)(ロ)(ハ)の合計5種類の電圧の中から自在
に選択することができる。すなわち、2種類の基準電圧
(V1st 、V2nd )を4値に補完した電圧を生成するこ
とができ、少ない基準電圧数で多階調化を実現すること
ができる。なお、以上の説明はデ−タラインの分布定数
回路を単純な集中定数として等価させた場合の計算であ
り、実際にはもっと複雑な計算となる。勿論、計算によ
らず、液晶表示パネルの調整を試行錯誤的に繰り返して
最適解を見つけ出すようにしてもよい。
【0022】図6は、以上の基本原理を図3の回路に応
用した場合のデータライン上の波形例である。但し、基
準電圧をV1 〜V5 までの5個とし、DA21〜DA24
のアナログスイッチを同じくS1 〜S5 までの5個とし
た場合の例である。アナログスイッチS1 〜S5 を、次
表1に示す真理値表に従ってオン/オフさせると、基準
電圧の数(5種類)を上回る8種類の階調表示を実現で
きる。
【0023】
【0024】例えば、画素データが「001」のときに
は、まず、第1の時間信号TP によって規定される期間
TAの間、スイッチS1 がオンしてデータラインが基準
電圧V1 まで充電され、その後、第2の時間信号TQ
よって規定される期間TBが始まると、スイッチS2
オンしてデータラインが基準電圧V2 に向けて再充電さ
れる。そして、期間Bが終って期間Cに移ると、全ての
スイッチがオフになるため、データラインの電圧は、期
間Bの完了時点における再充電電圧に保持される。ここ
で、期間TBの長さ、すなわち第2の時間信号TQ のハ
イレベル期間を≒0.7Tとすると、データラインの保
持電圧は{(V1 +V2 )/2}となり、2つの電圧V
1 、V2 のほぼ中間電圧に相当する新たな電圧を生成す
ることができる。なお、第2の時間信号のハイレベル期
間を変化させれば、中間電圧以外の電圧も生成すること
ができる。従って、第1の時間信号TP は、データライ
ンの(初回の)充電完了タイミングを規制する信号であ
り、また、第2の時間信号TQ は、2回目の再充電完了
タイミングを初回の充電完了タイミングから所定時間
(上記例では≒0.7T)後に規制する信号である。
【0025】図7は、基準電圧をV1 からV9 までの9
種類とした場合の例である。この場合、デコーダ回路
(代表してDC21とDC22)は、D0 からD3 までの4
ビットの画素データと第1及び第2の時間信号TP 、T
Q に応じてE1 からE9 までのデコード信号を所定コー
ド列にセットして出力する。図8は、デコーダ回路の構
成例である。この図において、INV1 〜INV6は信
号の論理を反転するインバータゲート、NR1 〜NR11
は2入力の何れかの論理がハイレベルのときにローレベ
ルの信号を出力するノアゲート、NAND1〜NAND
23は2入力の論理が共にハイレベルのときにローレベル
の信号を出力するナンドゲートである。次表2は、図8
のデコーダ回路の真理値表である。
【0026】 デコード信号の各ビット(E1 〜E9 )は、DA21(ま
たはDA22)内のアナログスイッチS1 〜S9 の各々に
対応している。従って、上表2の真理値表から、例え
ば、画像データが「0 0 0 1」の場合には、図9に
示すように、TPのハイレベル期間でデータラインがV
1 に充電された後、TQ のハイレベル期間でV2 に向け
て再充電され、そして、TQ の立ち下がり時点における
再充電電圧{(V1 +V2 )/2}に保持される。従っ
て、9種類の基準電圧(V1 〜V9)から、新たに7種
類の中間電圧を生成することができ、16階調を表示す
ることができる。
【0027】このように、本実施例によれば、要する
に、最低2種類の基準電圧を準備するだけで、この2種
類の基準電圧の中間電圧を簡単に生成することができ
る。従って、少ない基準電圧数で多階調表示を実現する
ことができ、且つ、その基準電圧数に応じた少ないアナ
ログスイッチ数とすることができる。なお、図10は、
デコーダ回路の他の構成例であり、6個のインバータゲ
ートINV11〜INV16と、9個のノアゲートNR21
NR29と、25個のナンドゲートNAND11〜NAND
36と、1個のアンドゲートAND11とによって構成して
いる。次表3は、図10のデコーダ回路の真理値表であ
る。
【0028】 表2と表3の2つの真理値表を見比べてみると、TP
Q の組み合せが「10」のときのE1 〜E9 と、「0
1」のときのE1 〜E9 が、丁度、逆になっている。
【0029】従って、このような他の例によれば、図1
1に示すように、TP のハイレベル期間で例えばV2
充電したデータラインを、TQ のハイレベル期間におい
て、V2 よりも低いV1 に向けて再充電することがで
き、TQ の立ち下がり時点における再充電電圧に保持さ
せることができる。すなわち、この例でも、9種類の基
準電圧(V1 〜V9 )から、新たに7類の中間電圧を生
成することができ、16階調を表示することができる。
【0030】図12は、デコーダ回路DC31(DC32
DC33、……)、基準電圧源13及びディジタル−アナ
ログ変換回路DA31(DA32、DA33、……)を含むさ
らに他の構成例である。DC31は、7個のインバータゲ
ートINV31〜INV37、9個のノアゲートNR41〜N
49及び14個のナンドゲートNAND41〜NAND 55
からなり、その真理値表は次表4に示される。
【0031】 この例によれば、第1の時間信号TP と第2の時間信号
Q の他に、さらに第3の時間信号TR と第4の時間信
号TS を使用する。第1の時間信号TP は、データライ
ンの(初回の)充電完了タイミングを規制する信号であ
り、第2の時間信号TQ は、2回目の再充電完了タイミ
ングを初回の充電完了タイミングから例えば時間0.3
T後に規制する信号である。また、第3の時間信号TR
は、2回目の再充電完了タイミングを初回の充電完了タ
イミングから例えば時間≒0.7T後に規制する信号で
あり、第4の時間信号TS は、2回目の再充電完了タイ
ミングを初回の充電完了タイミングから例えば時間1.
4T後に規制する信号である。すなわち、再充電の完了
タイミングを、第2から第4までの時間信号(TQ、T
R 、TS )の選択的使用によって複数段階に切り替える
ことができる。
【0032】従って、かかる例によれば、図13に示す
ように、2つの基準電圧の間をより細分化することがで
き、少ない基準電圧数でより一層の多階調化を図ること
ができる。図14〜図18は本発明に係る液晶表示装置
の第2実施例を示す図である。なお、以下の図面におい
て第1実施例と共通する回路要素や信号等には第1実施
例と同一の符号を付し、その説明の重複を避けるものと
する。図14において、21は制御回路、22はデータ
ドライバ、23は基準電圧源であり、また、データドラ
イバ22内のDC41〜DC44はデコーダ回路、同じくD
41〜DA44はディジタル−アナログ変換回路である。
【0033】本実施例では、基準電圧の値を時間的に切
り換えることにより、2つの基準電圧の間の電圧を作成
してその間を補完演算するもので、これによれば、デコ
−ダ回路DC41〜DC44の構成を簡素化できるというメ
リットがある。すなわち、図14において、基準電圧源
23から出力される複数の基準電圧VA 〜VD は、その
各々の値が、制御回路21からの2つの切替信号TV
W に従って2段階に変化するようになっている。
【0034】図15は、本実施例の要部詳細図であり、
この図に従って基準電圧の2段階変化動作を説明する
と、基準電圧源23内部で発生するV1 〜V5 までの基
準電圧(以下、VA 〜VD と区別するために内部電圧と
呼ぶ)は、4個のスイッチSW 1 〜SW4 からなる第1
のスイッチ群と、同じく4個のスイッチSV1 〜SV4
からなる第2のスイッチ群とを介して外部に取り出され
るようになっている。ここで、第1のスイッチ群を構成
する各スイッチSW1 〜SW4 は第1の切替信号TW
ハイレベルのときにオンとなり、また、第2のスイッチ
群を構成する各スイッチSV1 〜SV4 は第2の切替信
号TV がハイレベルのときにオンとなる。
【0035】今、第1の切替信号TW をローレベルにす
ると共に、第2の切替信号TV をハイレベルにすると、
スイッチSW1 〜SW4 がオフ、スイッチSV1 〜SV
4 がオンするため、V1 →VA 、V2 →VB 、V3 →V
C 、V4 →VD となる。一方、これとは逆に、第1の切
替信号TW をハイレベルにすると共に、第2の切替信号
V をローレベルにすると、スイッチSW1 〜SW4
オン、スイッチSV1〜SV4 がオフするため、V2
A 、V3 →VB 、V4 →VC 、V5 →VD となる。す
なわち、図16に示すように、第1の切替信号TW と第
2の切替信号T V の論理を入れ替えることにより、それ
ぞれの基準電圧VA 〜VD の値を2段階に切り替えるこ
とができる。従って、DA41によって例えばVA が選択
されている場合には、データラインX1 の電圧をV1
らV2 へと2段階に変更することができる。
【0036】ここで、デコーダ回路DC41は、4ビット
の画像データD0 〜D3 をデコードし、DA41の4個の
スイッチを択一的にオンするためのデコード信号E1
4を出力するものであり、このデコード信号E1 〜E
4 は、前記第1実施例と同様な第1から第4までの時間
信号(TP 、TQ 、TR 、TS )に基づいてその出力期
間が制限されるようになっている。
【0037】従って、デコード信号E1 〜E4 の出力停
止と同時に、データラインX1 に印加される2回目の電
圧(上記例ではV2 )が切断されるから、データライン
1の電圧を当該切断時点における電圧(再充電途中の
電圧)に保持することができ、第1実施例と同様の効
果、すなわち、少ない数の基準電圧(内部電圧V1 、V
2 、……)で多階調化を図ることができると共に、第1
実施例よりもデコーダ回路を簡素化できるというメリッ
トがある。
【0038】なお、本実施例におけるデコーダ回路(代
表してDC41)は、図15に示すように、5のインバー
タゲートINV61〜INV65、9個のノアゲートNR61
〜NR69、4個のナンドゲートNAND61〜NAND64
及び4個のアンドゲートAND61〜AND64を備えて構
成するもので、その真理値表は次表5に示される。 図17、図18は、第2実施例の変形例を示す図であ
る。
【0039】この変形例では、ディジタル−アナログ変
換回路DA41〜DA44とデータラインX1 〜X4 の間に
スイッチSA 〜SD を介在させると共に、スイッチSA
〜S D をオンオフするための信号(ES )をデコーダ回
路DC41〜DC44で作り、スイッチSA 〜SD のオフタ
イミングをコントロールすることによって、データライ
ンの保持電圧を調節している。このようにすると、図1
8に示すように、デコーダ回路から4個のアンドゲート
(図15のAND61〜AND64参照)を取り除くことが
でき、デコーダ回路のより一層の簡素化を図ることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】発明によれば、2種類の基準電圧でデー
タラインを2段に充電すると共に、その再充電時間を画
像データに応じて規制するようにしたので、少ない基準
電圧、かつ少ないアナログスイッチで多階調化を実現で
き、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】第1実施例の全体ブロック図である。
【図3】第1実施例の要部ブロック図である。
【図4】データラインの等価回路及び分布定数線路図で
ある。
【図5】単一RC回路の充電特性図である。
【図6】図3のデータラインの波形図である。
【図7】基準電圧をV1 からV9 までの9種類とした場
合の構成図である。
【図8】デコーダ回路の構成図である。
【図9】図8のデコーダ回路を用いた場合のデータライ
ンの電圧波形図である。
【図10】デコーダ回路の他の構成図である。
【図11】図10のデコーダ回路を用いた場合のデータ
ラインの電圧波形図である。
【図12】デコーダ回路、基準電圧源及びディジタル−
アナログ変換回路を含むさらに他の構成例の図である。
【図13】図12の構成を用いた場合のデータラインの
電圧波形図である。
【図14】第2実施例の全体ブロック図である。
【図15】第2実施例の要部ブロック図である。
【図16】第2実施例のデータラインの電圧波形図であ
る。
【図17】第2実施例の変形例を示すその全体ブロック
図である。
【図18】第2実施例の変形例を示すその要部ブロック
図である。
【図19】従来の液晶表示装置の構成図である。
【図20】ディジタル−アナログ変換回路、基準電圧源
及び液晶パネルを含む従来の詳細構成図である。
【符号の説明】
1 〜X4 :データライン CL:液晶セル 13、23:基準電圧源(電圧発生手段) Cf:容量分 11、21:制御回路(充電手段、停止手段) 12、22:データドライバ(充電手段、停止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 裕一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 磯貝 博之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中野 貴浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示データに応じた大きさの電圧を、デー
    タラインから液晶セルに書き込み、該液晶セルの透過率
    を変化させて前記表示データに応じた階調を表示する液
    晶表示装置において、 少なくとも2種類の電圧を発生する電圧発生手段と、 該2種類の電圧のうち、一方の電圧で前記データライン
    の容量分を充電した後、他方の電圧で同データラインの
    容量分を再充電する充電手段と、 前記表示データに応じた時間を発生して該時間の経過後
    に前記充電手段の再充電動作を停止させる停止手段と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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