JP2005241932A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005241932A
JP2005241932A JP2004051224A JP2004051224A JP2005241932A JP 2005241932 A JP2005241932 A JP 2005241932A JP 2004051224 A JP2004051224 A JP 2004051224A JP 2004051224 A JP2004051224 A JP 2004051224A JP 2005241932 A JP2005241932 A JP 2005241932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
liquid crystal
applied voltage
display device
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004051224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4566579B2 (ja
Inventor
Arihiro Takeda
有広 武田
Takeshi Kamata
豪 鎌田
Takashi Sasabayashi
貴 笹林
Kazuya Ueda
一也 上田
Yuichi Inoue
雄一 井ノ上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
AU Optronics Corp
Original Assignee
Fujitsu Display Technologies Corp
AU Optronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Display Technologies Corp, AU Optronics Corp filed Critical Fujitsu Display Technologies Corp
Priority to JP2004051224A priority Critical patent/JP4566579B2/ja
Publication of JP2005241932A publication Critical patent/JP2005241932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566579B2 publication Critical patent/JP4566579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】画面を斜め方向から見たときに輝度の低い部分が白っぽくなる現象(白茶け)を抑制できて表示性能がより一層向上した液晶表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】液晶に印加する電圧を画素毎に制御して画像を表示する液晶表示装置の駆動方法において、1フレーム期間を第1及び第2の期間に分割し、第1及び第2の期間の印加電圧を個別に制御する。例えば、第1の期間の印加電圧hの範囲を電圧が低いほうから第1、第2及び第3の範囲に分割し、第1の期間の印加電圧hが第1の範囲のときには第2の期間hの印加電圧を0Vとし、第1の期間の印加電圧hが第3の範囲のときには第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧と同じとし、第1の期間の印加電圧hが第2の範囲のときには第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hに応じて変化させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、基板面に対する液晶分子の傾斜角度を画素毎に制御することにより所望の画像を表示する液晶表示装置の駆動方法に関する。
液晶表示装置は、薄くて軽量であるとともに低電圧で駆動できて消費電力が小さいという長所があり、各種電子機器に利用されている。特に、画素毎にTFT(Thin Film Transistor :薄膜トランジスタ)が設けられたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置は、表示品質の点でもCRT(Cathode-Ray Tube)に匹敵するほど優れているため、テレビやパーソナルコンピュ−タ等のディスプレイに広く使用されている。
従来の一般的なTN(Twisted Nematic )型液晶表示装置は、CRTに比べて視野角特性が悪く、画面を正面から見たときと斜め方向から見たときとでコントラストや色調が大きく変化してしまうという欠点があった。このため、視野角特性を改善する種々の技術が開発され、実用化されている。この種の技術を用いた液晶表示装置として、例えば特開平11−242225号公報(特許文献1)には、1画素内に液晶分子の配向方向が相互に異なる複数の領域(ドメイン)を有するMVA(Multi-domain Vertical Alignment )型液晶表示装置が記載されている。
図1(a),(b)はMVA型液晶表示装置の基本構造を示す模式断面図である。第1の基板10の上には画素電極11が形成されており、画素電極11の上にはドメイン規制用構造物として突起(土手)12が形成されている。これらの画素電極11及び突起12の表面は垂直配向膜13に覆われている。
また、第2の基板20の上(図1(a)では下側)にはカラーフィルタ21が形成されており、カラーフィルタ21の上には対向電極(コモン電極)22が形成されている。更に、対向電極22の上にはドメイン規制用構造物として突起23が形成されている。図1(a)に示すように、第2の基板20側の突起23は、第1の基板10側の突起12の間に配置されている。これらの突起23及び対向電極22の表面は、垂直配向膜24に覆われている。
第1の基板10及び第2の基板20は配向膜13,24が形成された面を対向させて配置され、それらの基板10,20間には垂直配向型液晶(誘電率異方性が負の液晶)からなる液晶層30が封入される。これらの第1の基板10、第2の基板20及び液晶層30により液晶パネル40が構成される。液晶層30の厚さ(セルギャップ)は、基板10,20間に配置されるスペーサ(図示せず)により一定に維持される。また、液晶パネル40の上及び下にはそれぞれ偏光板(図示せず)が吸収軸を直交させて配置される。
このように構成された液晶表示装置において、画素電極11と対向電極22との間に電圧を印加していない状態では、液晶分子30aは配向膜13,24の表面に対し垂直に配向する。従って、図1(a)に示すように、突起12,23の近傍の液晶分子30aは基板面に対し斜めに配向するが、殆どの液晶分子30aは基板面に対し垂直に配向する。この場合、基板10の下側から一方の偏光板を通って液晶層30に進入した光は、偏光方向が変化することなく液晶層30を通過し、基板20の上の偏光板により遮断される。すなわち、この場合は暗表示となる。
一方、画素電極11と対向電極22との間にある電圧(しきい値電圧)よりも高い電圧を印加すると、図1(b)に示すように、画素電極11と対向電極22との間の液晶分子30aが電界に対し斜め方向に配向する。この状態では、基板10の下側から偏光板を通って液晶層30に進入した光は液晶層30で偏光方向が変化し、基板20の上の偏光板を通過するようになる。すなわち、この場合は明表示となる。
画素電極11に印加する電圧を調整することにより、明、暗及び中間階調の表示が可能である。また、各画素毎に画素電極に印加する電圧を制御することにより、液晶表示装置に所望の画像が表示される。
上述したMVA型液晶表示装置では、電圧を印加したときに、突起12,23の近傍の液晶分子30aの初期配向の影響により、図1(b)に示すように、突起12,23を境界としてその両側で液晶分子30aの傾斜方向が相違する。このようにしてマルチドメインが達成されると、基板面に対し斜め方向への光の漏れが抑制されるので、視野角特性が著しく向上する。
なお、上記の例ではドメイン規制用構造物として突起12,23を用いた場合について説明したが、画素電極11及び対向電極22のうちの少なくとも一方の電極に設けたスリットや、基板表面(電極又はその上の絶縁膜)に設けた窪み(溝)をドメイン規制用構造物として使用することもある。
図2はドメイン規制用構造物として電極11,22にそれぞれスリット11a,22aを設けた例を示している。電圧が印加されていない状態では液晶分子30aは基板面に対し垂直方向に配向する。一方、画素電極11と対向電極22との間に電圧が印加されると、スリット11a,22aの縁部ではスリット11a,22aの中央に向けて斜め方向に電界が発生し、液晶分子30aの傾斜方向が決定される。従って、図2に示すようにスリット11a,22aの両側で液晶分子30aの傾斜方向が相違し、マルチドメインが達成される。
なお、上記の例では一対の基板10,20の両方にドメイン規制用構造物を設けた場合について説明したが、一方の基板のみにドメイン規制用構造物を設けてもよい。
特開平11−242225号公報
しかしながら、上述した従来のMVA型液晶表示装置では、画面を斜め方向から見たときに輝度の低い部分が白っぽくなる現象(以下、白茶け(discolor)という)が発生する。
以上から、本発明の目的は、画面を斜め方向から見たときに輝度の低い部分が白っぽくなる現象(白茶け)を抑制できて表示性能がより一層向上した液晶表示装置の駆動方法を提供することである。
本発明においては、液晶に印加する電圧を画素毎に制御して画像を表示する液晶表示装置の駆動方法において、1フレーム期間を第1及び第2の期間に分割し、第1及び第2の期間の印加電圧を個別に制御する。
例えば、第1の期間の印加電圧の範囲を電圧が低いほうから第1、第2及び第3の範囲に分割し、第1の期間の印加電圧が第1の範囲のときには第2の期間の印加電圧を0Vとし、第1の期間の印加電圧が第3の範囲のときには第2の期間の印加電圧を第1の期間の印加電圧と同じとし、第1の期間の印加電圧が第2の範囲のときには第2の期間の印加電圧を第1の期間の印加電圧に応じて変化させる。
第2の印加電圧を、画面を正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が最も少なくなるように設定することが好ましい。第1の期間と前記第2の期間との長さが同じであってもよく、第1の期間と前記第2の期間との長さが異なっていてもよい。
本発明を適用可能な液晶表示装置としては、例えばMVA(Multi-domain Vertical Alignment )型液晶表示装置、VA(Vertical Alignment)型液晶表示装置及びTN(Twisted Nematic )型液晶表示装置がある。
以下、本発明について、更に詳細に説明する。
本願発明者らは、白茶けが発生するメカニズムについて研究を行った。図3は、横軸に印加電圧をとり、縦軸に透過率をとって、従来のMVA型液晶表示装置の画面を正面(液晶パネルの法線方向)から見たときのT−V(透過率ー印加電圧)特性と、斜め方向(上60°方向)から見たときのT−V特性とをシミュレーションした結果を示す図である。この図3からわかるように、しきい値近傍の電圧(この例では、約1.8V〜3.0V)を印加したときには、斜め方向から見たときの透過率が正面から見たときの透過率よりも高くなり、それよりも高い電圧を印加したときは斜め方向から見たときの透過率が正面から見たときの透過率よりも低くなる。
印加電圧が低いときに斜め方向から見たときの透過率が高くなる現象は、色の変化として顕著に認識される。つまり、画像の赤(R)、緑(G)及び青(B)の3原色の階調ヒストグラムを調べると、斜め方向から画面を見たときには赤、緑及び青の輝度差が小さくなり、その結果画面が白っぽくなる。このようにして白茶けが発生する。
本願出願人は、白茶けを抑制するために、1画素内にT−V特性のしきい値が相互に異なる複数の領域を設けた液晶表示装置を提案している。このような液晶表示装置は、例えば画素電極を複数の副画素電極に分割し、各副画素電極間を容量結合することにより実現することができる。また、画素電極及び対向電極のうちの少なくとも一方の上に誘電体膜を部分的に形成することによっても実現することができる。
図4は、横軸に印加電圧をとり、縦軸に透過率をとって、上記のように形成された1画素内の2つの領域(第1の領域及び第2の領域)の正面から見たときのT−V特性と斜め方向から見たときのT−V特性とを示す図である。ここでは、T−V特性のしきい値が低いほうを第1の領域とし、しきい値電圧が高いほうを第2の領域としている。
図4において、実線は第1の領域及び第2の領域における正面から見たときのT−V特性を示し、破線は第1の領域及び第2の領域における斜め方向(上60°)から見たときのT−V特性を示している。1つの画素のT−V特性は、第1の領域及び第2の領域のT−V特性を合成した特性となる。図4中に第1及び第2の領域のT−V特性を合成した特性を一点鎖線で示す。
この一点鎖線で示したT−V特性と図3に示すT−V特性との比較から、印加電圧が低いときの正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が小さくなり、白茶けが抑制されることがわかる。以下、このようにT−V特性が異なる複数の領域により白茶けを防止する方法をHT(ハーフトーン・グレースケール)法と呼ぶ。
しかし、上述したHT法では、液晶表示装置の製造工程が増加して製造コストが上昇してしまう。加えて、容量結合によるHT法では駆動電圧が高くなるため高耐圧のドライバICが必要になるとともに、開口率が減少するという難点もある。
そこで、本発明においては、画素部の基本的な構造を変更することなく、駆動方法を工夫することにより白茶けを抑制する。
(第1の実施形態)
図5は本発明の駆動方法を適用する液晶表示装置の画素部を示す平面図、図6は同じくその画素部の模式断面図である。
この液晶表示装置は、図6に示すように、一対のガラス基板110,120と、それらのガラス基板110,120間に封入された垂直配向型液晶(誘電率異方性が負の液晶)からなる液晶層130とにより構成される液晶パネル140を有している。ガラス基板110とガラス基板120との間隔は、両者の間に配置されたスペーサ(図示せず)により一定に維持される。液晶パネル140の両側にはそれぞれ偏光板141a,141bが吸収軸を直交させて配置される。また、液晶パネル140の一方の側にはバックライト(図示せず)が配置される。
液晶層130を構成する液晶としては、例えばメルク社製のネガ型液晶を使用することができる。液晶層130の厚さ(セル厚)は、例えば4μmとする。
一方のガラス基板110の上には、図5に示すように、水平方向に延びる複数のゲートバスライン111と、垂直方向に延びる複数のデータバスライン113とがそれぞれ所定の間隔で形成されている。ゲートバスライン111は例えば300μmピッチで配置され、データバスライン113は例えば100μmのピッチで配置される。ゲートバスライン111とデータバスライン113との間は、第1の絶縁膜(図示せず)により電気的に分離されている。これらのゲートバスライン111及びデータバスライン113により区画された複数の矩形の領域がそれぞれ画素領域である。また、ガラス基板110の上には、各画素領域の中央を横断する補助容量バスライン112がゲートバスライン111と平行に形成されている。
各画素領域毎に、補助容量電極114と、TFT115と、ITO(Indium-Tin Oxide)等の透明導電体からなる画素電極116とが設けられている。補助容量電極114及びTFT115は第2の絶縁膜(図示せず)により覆われており、画素電極116は第2の絶縁膜の上に形成されている。
この図5,図6に示す液晶表示装置では、ゲートバスライン111の一部をTFT115のゲート電極としている。また、TFT115のドレイン電極はデータバスライン113に接続され、ソース電極は第2の絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して画素電極116に接続されている。更に、補助容量電極114は、補助容量バスライン112と画素電極116との間にそれぞれ第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜を介して形成されており、第2の絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して画素電極116と電気的に接続されている。
画素電極116には、ドメイン規制用構造物として複数のスリット116aが設けられている。これらのスリット116aは、データバスライン113に対し斜めに交差し、且つゲートバスライン111及び補助容量バスライン112との交差部で屈曲するジグザグな複数の線に沿って配置されている。スリット116aの幅は例えば10μmとする。画素電極116の表面は、例えばポリイミドからなる垂直配向膜118により覆われている。垂直配向膜118として、例えばJSR社製垂直配向膜を使用することができる。
他方のガラス基板120の上(図6では下側)には、カラーフィルタ121と、ITO等の透明導電体からなる対向電極(コモン電極)123と、ドメイン規制用突起(土手)124とが形成されている。突起124は、図5に示すように、水平方向に隣接するスリット列の間に配置されている。
これらの突起124は、例えばフォトレジストを使用して形成される。突起124の幅は例えば10μm、高さは例えば1.4μmとする。また、突起124とスリット116aとの間隔は例えば25μmとする。これらの対向電極123及び突起124の表面は例えばポリイミドからなる垂直配向膜128に覆われている。
以下、TFT115及び画素電極116等が形成された基板110をTFT基板と呼び、対向電極123等が形成されてTFT基板に対向して配置される基板120を対向基板と呼ぶ。
なお、図5,図6には図示していないが、TFT基板又は対向基板の少なくとも一方には、画素間の領域及びTFT形成領域を遮光するためのブラックマトリックスが形成されている。また、カラーフィルタ121はTFT基板側に設けられていてもよい。
図7は、第1の実施形態の液晶表示装置の駆動回路を示すブロック図である。この駆動回路は、コントローラ部100と、基準電源回路部101と、データドライバ102と、ゲートドライバ103と、複数の画素の集合からなる表示部104とにより構成される。
コントローラ部100は、コンピュータ等の装置から画像信号(例えば赤(R)信号、緑(G)信号及び青(B)信号)及び同期信号(例えば水平同期信号及び垂直同期信号)を入力し、各種タイミング信号を発生して基準電源回路部101、データドライバ102及びゲートドライバ103に出力する。
基準電源回路部101は、コントローラ部100からのタイミング信号に応じて、データドライバ102に基準電圧を出力する。データドライバ102は、コントローラ部100から画像信号及びタイミング信号を入力するとともに基準電源回路部101から基準電圧を入力し、所定のタイミングで表示部104のデータバスライン113にデータ信号を供給する。また、ゲートドライバ103は、コントローラ部100から入力したタイミング信号から走査信号を生成し、表示部104のゲートバスライン111に対し順番に走査信号を供給する。
TFT115は、ゲートバスライン111に走査信号が供給されるとオン状態になり、データバスライン113に供給されたデータ信号を画素電極116に伝達する。このようにして画素電極116に電圧が印加される。
なお、駆動回路の一部又は全部を表示部(液晶パネル)と一体的に形成してもよく、また駆動回路と表示部104とを個別に形成してフレキシブル基板等を介して電気的に接続してもよい。
図8(a)〜(c)は、画素電極116に印加される電圧(データ信号)を示す模式図である。本実施形態では、コントローラ100により、1フレーム期間を第1及び第2の期間に分割し、画素電極116に印加する電圧を第1及び第2の期間でそれぞれ独立に制御する。なお、1フレーム期間とは1秒当たりの画面書換え回数の逆比であり、一般的な液晶表示装置の場合は1フレーム期間を16.7ms(1秒/60フレーム)としている。
前述したように、白茶けは斜め方向から見たときの透過率が正面から見たときの透過率よりも高くなることにより発生し、この現象は印加電圧が低いときに発生する。一方、図8(a)〜(c)に示すように、第1の期間に第1の電圧hを印加し、第2の期間に第2の電圧hを印加すれば、そのフレームの実質的な輝度は第1の期間の輝度と第2の期間の輝度との中間になる。従って、第1の期間及び第2の期間の印加電圧を個別に制御することにより白茶けが発生する電圧範囲が狭くなって、前述したHT法と同様の効果を得ることができる。以下、このように1フレーム期間を複数の期間に分割し、各期間毎に印加電圧を個別に制御してHT法と同様の効果を得る方法を、時分割によるHT法という。
図8(a)〜(c)では画素電極に印加する電圧を正の電圧としているが、実際の液晶表示装置では焼付きを防止するために、例えば1フレーム毎に印加電圧の極性を反転させている。従って、本実施形態においても、図9(a)〜(c)に示すように、1フレーム毎に印加電圧(データ信号)の極性を反転させている。
図10は、第1の実施形態の液晶表示装置の駆動方法を示すフローチャートである。
コントローラ部100は、ステップS11において画像信号を入力するとステップS12に移行し、画像信号に応じて第1の期間の印加電圧hを決定する。基本的には、第1の期間の印加電圧hは、画像信号をデータドライバ102でD−A(デジタル−アナログ)変換したときの電圧とすればよい。次に、コントローラ部100は、第1の期間の印加電圧hの電圧値に応じてステップS13,S14,S15のいずれかに移行し、第2の期間の印加電圧hを決定する。
すなわち、第1の期間の印加電圧hが2.5V未満(h<2.5V)のときは、ステップS12からステップS13に移行して、第2の期間の印加電圧hを0V(h=0V)とする。第1の期間の印加電圧が2.5V未満のときに第2の期間の印加電圧hを0Vとするのは、この電圧範囲では白茶けが発生しないためである。
第1の期間の印加電圧hが2.5V以上且つ5V以下(2.5V≦h≦5V)のときは、ステップS12からステップS14に移行して、第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hに応じて決定する。このときの第1の期間の印加電圧hと第2の期間の印加電圧hとの関係は、以下に示す予備実験により求め、予めコントローラ部100に設定されている。
すなわち、予備実験では図11に示すように、液晶パネル140の正面及び斜め方向(この例では上60°方向)に受光素子(PMT)145a,145bを配置する。そして、液晶パネル140に対し第1の期間に第1の電圧hとして2.5Vから5Vまでの間のある一定の電圧を印加し、第2の期間に0Vから第1の電圧hまでの間の電圧を印加して、受光素子145a,145bにより測定される輝度の差が最も小さくなる電圧を求める。その後、第1の期間の印加電圧hを変化し、同様に受光素子145a,145bにより測定される輝度の差が最も小さくなる第2の期間の電圧を求める。このようにして、第1の期間の印加電圧h毎に受光素子145a,145bにより測定される輝度の差が最も小さくなる第2の印加電圧hを求め、第1の印加電圧hと第2の印加電圧hとの関係をコントローラ部100に設定しておく。
なお、第2の期間の印加電圧hの最適値は液晶パネルの構造(サイズ、セルギャップ、ドメイン規制用構造物、解像度及び液晶の種類等)により異なるため、パネル構造毎に予備実験を行い、その結果に応じてコントローラ100に第1の期間の印加電圧hと第2の期間の印加電圧hとの関係を設定することが必要である。
ステップS12において、第1の期間の印加電圧hが5Vを超える(h>5V)ときはステップS15に移行して、第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hと同じ(h=h)とする。第1の期間の印加電圧hが5Vを超える場合に第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hと同じにするのは、この電圧範囲では白茶けが発生することがないためであるのに加えて、より高い輝度を確保するためには第2の期間にも高い電圧を印加したほうがよいためである。
このようにして第1の期間の印加電圧h及び第2の期間の印加電圧hを決定した後、ステップS16に移行する。そして、コントローラ部100は、基準電源回路部101、データドライバ102及びゲートドライバ103を制御して、表示部104の各画素に対し、第1の期間に第1の印加電圧hを印加し、第2の期間に第2の印加電圧hを印加する。
図12は、横軸に第1の期間の印加電圧をとり、縦軸に透過率をとって、本実施形態の駆動方法によるT−V特性を示す図である。ここでは、第1の期間の印加電圧hと第2の期間の印加電圧hとが常に同一の場合(すなわち、従来例)のT−V特性を基準特性(Ref)として一点鎖線で示している。また、本実施形態の駆動方法(実施例)による正面から見たときのT−V特性を実線で示し、斜め方向(上60°)から見たときのT−V特性を破線で示している。
この図12に示すように、本実施形態では、印加電圧が低い(3.5V以下)ときにおける正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が小さく、白茶けが抑制されることがわかる。
ところで、図5,図6に示す構造のMVA型液晶表示装置では、画素電極116と対向電極123との間に電圧が印加されると、スリット116a又は突起124の近傍の領域の液晶分子が所定の方向に配向してからスリット116a又は突起124から離れた領域の液晶分子が所定の方向に配向するまで若干の時間差がある。一方、本実施形態では1フレームを第1及び第2の期間に分割してそれぞれの期間の印加電圧を個別に制御するので、従来の液晶表示装置に比べて2倍の速度で画素を駆動していることになる。このように駆動速度が速く、且つスリット116a又は突起124の近傍の領域の液晶分子とスリット116a又は突起124から離れている領域の液晶分子とで反応速度の差があると、1画素内にT−V特性のしきい値が異なる複数の領域を有しているとみなすことができる。従って、本実施形態による白茶けの低減効果には、前述したHT法による白茶け低減の効果も含まれていると考えられる。
なお、上述の第1の実施形態では第1の期間の長さと第2の期間の長さを同じとしているが、第1の期間の長さと第2の期間の長さとが異なるものとしてもよい。また、上述の第1の実施形態では第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hと同じか又はそれよりも低い電圧としているが、第2の期間に第1の印加電圧hを印加し、第1の期間に第1の印加電圧hと同じか又はそれよりも低い第2の印加電圧hを印加しても、同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、前述したように予備実験を行って第2の期間の印加電圧の最適値を液晶パネルの構造毎に決定することが必要である。第2の実施形態及び第3の実施形態では、予備実験を行うことなく、第2の期間の印加電圧を一定の基準で決定して、白茶けを抑制する効果を調べた。
図13(a)は、横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に第2の期間の印加電圧hをとって、第2の実施形態の第1の駆動方法を示す図である。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なる点は第2の期間の印加電圧hの決定方法が異なることにあり、液晶パネル及び駆動回路の基本構造は第1の実施形態と同様であるので、ここではそれらの説明を省略する。
図13(a)に示すように、第1の駆動方法(以下、実施例1という)では、第1の期間の印加電圧hが2.5V未満のときは、第2の期間の印加電圧hを0Vとしている。また、第1の期間の印加電圧hが2.5V以上且つ5.0V以下のときは、第2の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hに応じて0.1Vから5Vまで直線的に変化させる。更に、第1の期間の印加電圧hが5Vを超えるときは、第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hと同じとしている。
図13(b)は、横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に第2の期間の印加電圧hをとって、第2の実施形態の第2の駆動方法を示す図である。
図13(b)に示すように、第2の駆動方法(以下、実施例2という)では、第1の期間の印加電圧hが2.5V未満のときは、第2の期間の印加電圧hを0Vとしている。また、第1の期間の印加電圧hが2.5V以上且つ4.0V以下のときは、第2の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hに応じて1Vから4Vまで直線的に変化させる。更に、第1の期間の印加電圧hが4Vを超えるときは、第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hと同じとしている。
図14(a)は、実施例1による画面正面から見たときのT−V特性(実線)と斜め方向からのT−V特性(破線)とを示す図である。また、図14(b)は、実施例2による画面正面から見たときのT−V特性(実線)と斜め方向からのT−V特性(破線)とを示す図である。これらの図14(a),(b)において、第2の期間の印加電圧hを常に第1の期間の印加電圧hと同じとしたとき(Ref:従来例)のT−V特性を一点鎖線で示している。
図14(a),(b)から、第2の実施形態の駆動方法(実施例1及び実施例2)においても、印加電圧が低いときの正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が従来例に比べて小さく、第1の実施形態ほどではないものの、従来例に比べて白茶けが抑制されることがわかる。
また、図14(a),(b)の比較から、実施例2の駆動方法のほうが実施例1の駆動方法よりも白茶けを抑制する効果が大きいことがわかる。これは、実施例1の駆動方法では第2の期間の開始電圧が低く液晶が動作する電圧以下であったために、時分割によるHT法の効果が半減したものと考えられる。実施例2の駆動方法では、第2の期間の開始電圧をある程度高い電圧としているため、時分割によるHT法の効果が十分に発揮されたものと考えられる。
このように、第1の期間に対する第2の期間の電圧の変化のさせかたで白茶け改善の効果は大きく変わるが、本実施形態のようにある一定区間の第2の印加電圧を直線的に変化させた場合でも、従来に比べて白茶けを改善できることが確認できた。
(第3の実施形態)
第2の実施形態ではある一定区間の第2の印加電圧を直線的に変化させたときの白茶けを改善する効果について調べたが、第3の実施形態では、全範囲にわたって第2の印加電圧を直線的に変化させたときの白茶けを改善する効果について調べた。
図15は横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に第2の期間の印加電圧hをとって、第3の実施形態の液晶表示装置の駆動方法を示す図である。
ここでは、図15に示すように、第2の期間の印加電圧を常に0Vとした場合を比較例としている。また、第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hの0.5倍とした場合を実施例3とし、第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧hの0.7倍とした場合を実施例4として、これらの比較例、実施例3及び実施例4について、白茶けを抑制する効果を調べた。
図16は、横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に透過率をとって、実施例3により液晶パネルを駆動したとき(h=0.5h)の正面から見たときにT−V特性(実線)と斜め方向(上60°)からみたときのT−V特性(破線)とを示す図である。また、図17は、横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に透過率をとって、実施例4により液晶パネルを駆動したとき(h=0.7h)の正面から見たときにT−V特性(実線)と斜め方向(上60°)からみたときのT−V特性(破線)とを示す図である。更に、図18は、横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に透過率をとって、比較例により液晶パネルを駆動したとき(h=0)の正面から見たときにT−V特性(実線)と斜め方向(上60°)からみたときのT−V特性(破線)とを示す図である。なお、これらの図16,図17,図18において、第1の期間の印加電圧hと第2の期間の印加電圧hとが同じとき(従来例:Ref)の正面から見たときのT−V特性と斜め方向から見たときのT−V特性を一点鎖線で示している。
図16からわかるように、実施例3(h=0.5h)では、印加電圧が低いときの正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が小さく、白茶けを防止することができることが確認された。
また、図17からわかるように、実施例4(h=0.7h)では、従来例に比して白茶けを抑制する効果があるものの、実施例3に比べてその効果は小さい。
一方、図18に示すように、第2の期間の印加電圧hを常に0Vとした比較例においては、白茶けを防止する効果が殆ど認められない。
本実施形態においては、第1の期間の印加電圧hが高いときにも第2の期間の印加電圧hを第1の期間の印加電圧よりも低くしているので、第1及び第2の実施形態に比べて白表示時の輝度が低下するが、第1及び第2の実施形態に比べて回路構成が簡単になるという利点がある。
以上説明したように、本発明においては、1フレーム期間を第1及び第2の期間に分割し、第1の期間の印加電圧に応じて第2の期間の印加電圧を制御するので、画面を斜めからみたときに白っぽくなる現象(白茶け)を抑制することができる。本発明は、応答速度が速い液晶パネルと組み合わせたときにより大きな効果を得ることができる。本願発明者等は、MVA型液晶パネルを使用し、液晶の応答速度を早くするためにパネル温度を45℃に加熱して、第1〜第3の実施形態で示した方法により駆動を行い、白茶けの改善効果を調べた。その結果、いずれの場合においても、室温で駆動した場合に比べて白茶けを改善する効果がより一層大きいことが確認された。高輝度用バックライトを使用した液晶表示装置の場合は一般的にパネルの温度が高くなる傾向があるため、高輝度用バックライトを使用した液晶表示装置に本発明の駆動方法を適用することにより、白茶けを低減する効果がより一層大きくなり、表示性能が優れた高輝度液晶表示装置が実現できる。
なお、第1〜第3の実施形態ではいずれも本発明をMVA型液晶表示装置に適用した場合について説明したが、白茶けはMVA型液晶表示装置だけでなく、VA(Vertical Alignment)型液晶表示装置及びTN型液晶表示装置等でも発生する。本発明は、これらの液晶表示装置に適用することもできる。
また、第1〜第3の実施形態では本発明を透過型液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本発明を反射型液晶表示装置又は半透過型液晶表示装置に適用してもよい。
以下、本発明の諸態様を、付記としてまとめて記載する。
(付記1)液晶に印加する電圧を画素毎に制御して画像を表示する液晶表示装置の駆動方法において、1フレーム期間を第1及び第2の期間に分割し、前記第1及び第2の期間の印加電圧を個別に制御することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
(付記2)前記第1の期間の印加電圧を画像信号に応じて決定し、前記第2の期間の印加電圧を第1の期間の印加電圧に応じて決定することを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記3)前記第1の期間の印加電圧の範囲を電圧が低いほうから第1、第2及び第3の範囲に分割し、前記第1の期間の印加電圧が前記第1の範囲のときには前記第2の期間の印加電圧を0Vとし、前記第1の期間の印加電圧が前記第3の範囲のときには前記第2の期間の印加電圧を前記第1の期間の印加電圧と同じとし、前記第1の期間の印加電圧が前記第2の範囲のときには前記第2の期間の印加電圧を前記第1の期間の印加電圧に応じて変化させることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記4)前記第2の印加電圧を、画面を正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が最も少なくなるように設定することを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記5)前記第1の期間と前記第2の期間との長さが同じことを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記6)前記第1の期間と前記第2の期間との長さが異なることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記7)前記第2の期間の印加電圧を、前記第1の印加電圧のn倍(但し、0<n<1)とすることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記8)前記液晶の誘電率異方性が負であることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記9)前記液晶表示装置が、MVA(Multi-domain Vertical Alignment )型液晶表示装置、VA(Vertical Alignment)型液晶表示装置及びTN(Twisted Nematic )型液晶表示装置のいずれかであることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
図1(a),(b)はMVA型液晶表示装置の基本構造を示す模式断面図である。 図2はドメイン規制用構造物として電極にスリットを設けた液晶表示装置を示す模式断面図である。 図3は、従来のMVA型液晶表示装置の画面を正面から見たときのT−V特性と、斜め方向(上60°方向)から見たときのT−V特性とをシミュレーションした結果を示す図である。 図4は、1画素内の2つの領域(第1の領域及び第2の領域)の正面から見たときのT−V特性と斜め方向から見たときのT−V特性とを示す図である 図5は、本発明の駆動方法を適用する液晶表示装置の画素部を示す平面図である。 図6は、本発明の駆動方法を適用する液晶表示装置の画素部を示す模式断面図である。 図7は、本発明の第1の実施形態の液晶表示装置の駆動回路を示すブロック図である。 図8(a)〜(c)は、画素電極に印加される電圧(データ信号)を示す模式図(その1)である。 図9(a)〜(c)は、画素電極に印加される電圧(データ信号)を示す模式図(その2)である。 図10は、第1の実施形態の液晶表示装置の駆動方法を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態において、第1の期間の印加電圧hと第2の期間の印加電圧hとの関係を決める予備実験を示す模式図である。 図12は、第1の実施形態の駆動方法によるT−V特性を示す図である。 図13(a)は第2の実施形態の実施例1による駆動方法を示す図であり、図13(b)は第2の実施形態の実施例2による駆動方法を示す図である。 図14(a)は、第2の実施形態の実施例1による画面正面から見たときのT−V特性と斜め方向からのT−V特性とを示す図であり、図14(b)は、第2の実施形態の実施例2による画面正面から見たときのT−V特性と斜め方向からのT−V特性とを示す図である。 図15は、第3の実施形態の液晶表示装置の駆動方法を示す図である。 図16は、横軸に第1の期間の印加電圧hをとり、縦軸に透過率をとって、第3の実施形態の実施例3により液晶パネルを駆動したときの正面から見たときにT−V特性と斜め方向(上60°)からみたときのT−V特性を示す図である。 図17は、第3の実施形態の実施例4により液晶パネルを駆動したときの正面から見たときにT−V特性と斜め方向(上60°)からみたときのT−V特性を示す図である。 図18は、第3の実施形態の比較例により液晶パネルを駆動したときの正面から見たときにT−V特性と斜め方向(上60°)からみたときのT−V特性を示す図である。
符号の説明
10,20…基板、
11,116…画素電極、
11a,22a,116a…スリット、
12,23,124…突起、
13,24,118,128…配向膜、
22…対向電極、
30,130…液晶層、
30a…液晶分子、
40,140…液晶パネル、
100…コントローラ部、
101…基準電源回路部、
102…データドライバ、
103…ゲートドライバ、
104…表示部、
111…ゲートバスライン、
113…データバスライン、
115…TFT、
141a,141b…偏光板、
145a,145b…受光素子。

Claims (5)

  1. 液晶に印加する電圧を画素毎に制御して画像を表示する液晶表示装置の駆動方法において、
    1フレーム期間を第1及び第2の期間に分割し、
    前記第1及び第2の期間の印加電圧を個別に制御することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  2. 前記第1の期間の印加電圧を画像信号に応じて決定し、前記第2の期間の印加電圧を第1の期間の印加電圧に応じて決定することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  3. 前記第1の期間の印加電圧の範囲を電圧が低いほうから第1、第2及び第3の範囲に分割し、
    前記第1の期間の印加電圧が前記第1の範囲のときには前記第2の期間の印加電圧を0Vとし、
    前記第1の期間の印加電圧が前記第3の範囲のときには前記第2の期間の印加電圧を前記第1の期間の印加電圧と同じとし、
    前記第1の期間の印加電圧が前記第2の範囲のときには前記第2の期間の印加電圧を前記第1の期間の印加電圧に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  4. 前記第2の印加電圧を、画面を正面から見たときの透過率と斜め方向から見たときの透過率との差が最も少なくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  5. 前記液晶表示装置が、MVA(Multi-domain Vertical Alignment )型液晶表示装置、VA(Vertical Alignment)型液晶表示装置及びTN(Twisted Nematic )型液晶表示装置のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
JP2004051224A 2004-02-26 2004-02-26 液晶表示装置の駆動方法 Expired - Lifetime JP4566579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051224A JP4566579B2 (ja) 2004-02-26 2004-02-26 液晶表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051224A JP4566579B2 (ja) 2004-02-26 2004-02-26 液晶表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005241932A true JP2005241932A (ja) 2005-09-08
JP4566579B2 JP4566579B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=35023736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004051224A Expired - Lifetime JP4566579B2 (ja) 2004-02-26 2004-02-26 液晶表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4566579B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098148A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置,液晶モニター,液晶テレビジョン受像機および表示方法
WO2007034876A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
JP2007206620A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Sony Corp 画像表示装置および画像表示方法
JP2008076432A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2009541806A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 トムソン ライセンシング Am−oledにおける階調描画方法
WO2017175497A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 シャープ株式会社 液晶表示装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05313603A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JPH07294881A (ja) * 1994-04-20 1995-11-10 Kodo Eizo Gijutsu Kenkyusho:Kk 液晶表示装置
JP2003255305A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Fujitsu Display Technologies Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
US20030227429A1 (en) * 2002-06-06 2003-12-11 Fumikazu Shimoshikiryo Liquid crystal display
JP2005234552A (ja) * 2004-01-21 2005-09-02 Sharp Corp 表示装置,液晶モニター,液晶テレビジョン受像機および表示方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05313603A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JPH07294881A (ja) * 1994-04-20 1995-11-10 Kodo Eizo Gijutsu Kenkyusho:Kk 液晶表示装置
JP2003255305A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Fujitsu Display Technologies Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
US20030227429A1 (en) * 2002-06-06 2003-12-11 Fumikazu Shimoshikiryo Liquid crystal display
JP2005234552A (ja) * 2004-01-21 2005-09-02 Sharp Corp 表示装置,液晶モニター,液晶テレビジョン受像機および表示方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098148A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置,液晶モニター,液晶テレビジョン受像機および表示方法
US7936325B2 (en) 2005-03-15 2011-05-03 Sharp Kabushiki Kaisha Display device, liquid crystal monitor, liquid crystal television receiver, and display method
WO2007034876A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
US8159432B2 (en) 2005-09-22 2012-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
JP2007206620A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Sony Corp 画像表示装置および画像表示方法
JP2009541806A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 トムソン ライセンシング Am−oledにおける階調描画方法
US8462180B2 (en) 2006-06-30 2013-06-11 Thomson Licensing Method for grayscale rendition in an AM-OLED
JP2008076432A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Hitachi Displays Ltd 表示装置
WO2017175497A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 シャープ株式会社 液晶表示装置
US20190122619A1 (en) * 2016-04-05 2019-04-25 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
US10665184B2 (en) 2016-04-05 2020-05-26 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device reducing color shift

Also Published As

Publication number Publication date
JP4566579B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100864265B1 (ko) 액정표시장치
US8184221B2 (en) Liquid crystal display panel, liquid crystal display element, and liquid crystal display device
US7034789B2 (en) Liquid crystal display device
US8189154B2 (en) Liquid crystal display device wherein each pixel has first, second, third, and, fourth alignment azimuths that are different from each other
WO2010143348A1 (ja) 液晶表示装置
KR100846276B1 (ko) 액정 표시장치
US7800570B2 (en) LCD device capable of controlling a viewing angle and method for driving the same
JP2006184737A (ja) 液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその駆動方法
EP2525256A1 (en) Liquid crystal display device
US8300190B2 (en) Liquid crystal panel, liquid crystal display unit, and television receiver equipped with the same
US20110193769A1 (en) Liquid crystal display device
US8319918B2 (en) Multi-domain display using fringe fields
US8467019B2 (en) Low cost switching element point inversion driving scheme for liquid crystal displays
CN107045234B (zh) 液晶显示面板及显示控制方法
WO2011024966A1 (ja) 液晶表示装置
JP4566579B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP2003050388A (ja) 液晶表示装置
US20060109408A1 (en) Liquid crystal display apparatus
JP4870945B2 (ja) 液晶表示装置
JP2006139295A (ja) 液晶表示装置
KR100680510B1 (ko) 액정표시장치
WO2007108158A1 (ja) 画像表示方法、複合型表示装置、テレビジョン受信機、モニタ装置
KR20060114561A (ko) 횡전계형 액정 표시 장치
US9250485B1 (en) Liquid crystal display panel and array substrate thereof wherein a width of bar-shaped gaps in each of a plurality of pixel units increases gradually
JP2001075073A (ja) 液晶表示素子の広視野角駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061024

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061024

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4566579

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250