JP2007206620A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007206620A
JP2007206620A JP2006028459A JP2006028459A JP2007206620A JP 2007206620 A JP2007206620 A JP 2007206620A JP 2006028459 A JP2006028459 A JP 2006028459A JP 2006028459 A JP2006028459 A JP 2006028459A JP 2007206620 A JP2007206620 A JP 2007206620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
gradation
frame
liquid crystal
image display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2006028459A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Yano
友哉 谷野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006028459A priority Critical patent/JP2007206620A/ja
Publication of JP2007206620A publication Critical patent/JP2007206620A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】動画応答特性と視野角特性を改善することができる画像表示装置および画像表示方法を提供する。
【解決手段】液晶表示面を介して出力画像を表示するアクティブマトリクス型画像表示装置10において、データドライバ(ソースドライバ)14を通して、入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調の電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換える。そして、液晶材料は複数のフレームの入力映像データに対応する液晶印加電圧の実効値に応答する実効値応答に対応する。また、ノーマリーブラックモードでありそれ以下の電圧では黒レベルとみなせる閾値電圧を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば液晶表示装置のように入力映像信号に応じた階調表示が可能な画像表示装置および画像表示方法に関するものであり、特に、動画応答特性と視野角特性を改善するための駆動技術に関するものである。
液晶表示装置(液晶ディスプレイ)は、画素がマトリクス状に配列され、液晶表示面を介して出力画像を表示するアクティブマトリクス型の画像ディスプレイである。
液晶ディスプレイは、直視型のディプレイであり、通常、視野角依存性を有する。
液晶ディスプレイの視野角に関しては、黒表示で正面と斜め視野角とで液晶のリターデーション(画像複屈折位相差)の変化から起こる透過率の上昇の問題がある。
これについては光学補償板を偏光板と液晶層の間に付加することで改善される。
また、動画応答を改善する目的で映像信号をサンプルホールドした後、次の映像信号をサンプルホールドする間に黒表示電圧を書き込み、適当な時間サンプルホールドすることでインパルス応答に近づける駆動方法(黒挿入)が実用化されている。
上述したように、液晶ディスプレイの視野角に関して、液晶のリターデーションの変化から起こる透過率の上昇の問題は、光学補償板を偏光板と液晶層の間に付加することで改善される。
しかし、中間調視野角については十分ではない。
図1は、一般的な液晶ディスプレイの入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。
図1において、横軸が入力階調を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。図1中の曲線Aで示す特性が図の正面における入力階調に対する透過率(γ特性)を、図1中の曲線Bで示す特性が視野角60度におけるγ特性を示している。
一般的な液晶ディスプレイは、図1に示すように、視野角60度におけるγ特性は、曲線Bで示す実際の特性が曲線Aで示す理想曲線と異なる波形が得られる傾向にある。
また、前述した動画応答を改善する目的で実用化されている駆動方法(黒挿入)では、効果を大きくするためには黒サンプルホールド時間を長くする必要があるが透過率低下が大きくなるという不利益がある。
本発明は、動画応答特性と視野角特性を改善することができる画像表示装置および画像表示方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、表示面を介して出力画像を階調表示可能なアクティブマトリクス型画像表示装置であって、サンプルホールド電圧を選択的に書き込み可能な画素がマトリクス状に配列された表示部と、入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調のインパルス電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換える駆動制御部とを有する。
好適には、上記画素は液晶セルを含み、液晶材料は複数のフレームの入力映像データに対応する液晶印加電圧の実効値に応答する。
好適には、上記表示部はノーマリーブラックモードで駆動され、1フレームのうち所定期間ホールドされるインパルス電圧と、当該所定期間以外の期間ホールドされる入力信号黒レベル電圧で形成される1フレーム実効値が液晶の閾値を超えない。
好適には、上記インパルス電圧を印加する期間比率は、明るい階調から暗い階調に切り替わったフレームで所定の階調電圧より低いアンダードライブ電圧を印加可能な値に設定されている。
好適には、暗い階調に切り替わるフレームにおける1フレームのうち所定期間ホールドされるインパルス電圧とそれ以外の期間ホールドされるアンダードライブ信号電圧で形成される1フレーム実効値がアンダードライブ電圧として液晶の閾値以下の範囲で確保されるようにインパルス電圧とインパルス電圧ホールド期間比率が設定されている。
好適には、1フレームの期間においてインパルス電圧を印加するタイミングはフレームの後半である。
好適には、上記駆動制御部は、中間調からそれより明るい階調に切り替わるフレームに印加するオーバードライブ電圧として低い階調電圧を印加する。
好適には、上記画素は複数のサブピクセルを含み、上記駆動制御部は、複数のサブピクセルに異なる階調電圧を印加して1つの階調を再現する機能を有し、階調が変化する場合に印加するオーバードライブ電圧の組み合わせを調整して合成する。
好適には、一のサブピクセルにはアンダードライブ電圧を印加し、他のサブピクセルにはオーバードライブ電圧を印加する。
好適には、上記駆動制御部は、オーバードライブまたはアンダードライブ後の予測される階調レベルを用いて次のフレームに印加するオーバードライブまたはアンダードライブ量を決定する。
本発明の第2の観点は、表示面を介して出力画像を階調表示可能な画像表示方法であって、入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調のインパルス電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換えるステップ、を有し、ノーマリーブラックモードで駆動され、上記高い階調のインパルス電圧以下の電圧では黒レベルとみなせる閾値電圧を含む。
本発明によれば、動画応答特性と視野角特性を改善することができる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの構成例を示す図である。
本実施形態の液晶ディスプレイ10は、中間調視野角と動画応答を改善するための駆動方法を採用している。
この駆動方法は、後で詳述するが、実効値応答を前提として入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調の電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換えるインパルス的応答にすることに特徴がある。
いわゆる黒挿入技術との違いは、黒挿入技術が入力映像信号より低い階調(黒レベル電圧)でサンプルホールド電圧を書き換えるのに対して、本実施形態においては、入力信号より概ね高い階調(特に白レベル電圧)の電圧(以下、インパルス電圧)でサンプルホールド電圧を書き換えることに特徴がある。
以下、本実施形態に係る液晶ディプレイ10の構成および機能の概略を説明し、その後、本実施形態の特徴的な駆動方法について具体的に説明する。
図2の液晶ディスプレイ10は、表示部11、タイミングコントローラ12、垂直走査部13、およびデータドライバ(ソースドライバ)14を主構成要素として有している。
表示部11は、液晶セルを含む複数の画素がマトリクス状に配列されている。
そして、表示部11は、垂直走査部13、並びにデータドライバ14により駆動される垂直走査ラインおよびデータラインがマトリクス状に配線されている。
また、各画素はこれに供給される表示信号が増大するほど高い輝度を示す、ノーマリーブラックモードで動作する。
図3は、表示部11の具体的な構成の一例を示す図である。
ここでは、図面の簡略化のために、3行(m−1行〜m+1行)4列(n−2列〜n+1列)の画素配列の場合を例に採って示している。
図3において、表示部11には、垂直走査ライン…,111m−1,111m,111m+1,…と、データライン…,112n−2,112n−1,112n,112n+,…とがマトリクス状に配線され、それらの交点部分に単位画素113が配置されている。
図3に例示する単位画素113は、画素トランジスタである薄膜トランジスタTFT(Thin Film Transistor)、液晶セルLCおよび保持容量Csを有する。
ここで、液晶セルLCは、薄膜トランジスタTFTで形成される画素電極(一方の電極)とこれに対向して形成される対向電極(他方の電極)との間で発生する容量を意味する。
薄膜トランジスタTFTは、ゲート電極が垂直走査ライン…,111m−1,111m,111m+1,…に接続され、ソース電極がデータライン…,112n−2,112n−1,112n,112n+1,…に接続されている。
液晶セルLCは、画素電極が薄膜トランジスタTFTのドレイン電極に接続され、対向電極がたとえば共通ライン114に接続されている。保持容量Csは、薄膜トランジスタTFTのドレイン電極と共通ライン114との間に接続されている。
共通ライン114には、図示しない回路により所定の交流電圧がコモン電圧Vcomとして与えられる。
タイミングコントローラ12は、テレビジョン受像機、パーソナル・コンピュータ、DVDプレーヤ等、液晶賞ディスプレイ10の外部の映像信号源からこれに入力される映像データ(映像信号)を前段の図示しないγ処理部により所定の処理を受けた後に供給される表示データDT(γA、γB)、並びに、映像制御信号群VDOSGを受ける。
なお、図2においては、後で詳述するように、2つのサブピクセル構成の画像にも対応可能であることを示すために、サブピクセルA用とB用を考慮してデータが記載されているが、本実施形態はシングルピクセルに対応可能であり、サブピクセル構成に限定されるものではない。
映像制御信号群VDOSGは、映像データの伝送状態を制御する垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、ドットクロック信号DOTCLK、およびディスプレイタイミング信号DTMGを含む。
液晶ディスプレイ10に1画面の映像を生成させる映像データは、垂直同期信号VSYNCに同期してタイミングコントローラ12に入力される。
すなわち、映像データDTは、垂直同期信号VSYNCにより規定される周期(垂直走査期間、すなわちフレーム期間)毎に、映像信号源から液晶ディスプレイ10に逐次入力され、このフレーム期間毎に1画面の映像が順次に表示部11に表示される。
1フレーム期間における映像データは、これに含まれる複数のラインデータを水平同期信号HSYNCで規定される周期(水平走査期間とも呼ばれる)で分けて液晶ディスプレイ10に順次入力される。
換言すれば、フレーム期間毎に表示装置に入力される映像データの各々は複数のラインデータを含み、これにより生成される1画面の映像はラインデータ毎に拠る水平方向の映像を水平走査期間毎に垂直方向に順次並べて生成される。1画面の水平方向に並ぶ画素の各々に対応したデータは、上記ラインデータの各々を上記ドットクロック信号で規定される周期で識別される。
タイミングコントローラ12は、データドライバ14に表示データ(ドライバデータ)DTおよび表示データに応じた表示信号出力を制御するタイミング信号であるデータドライバ制御信号群DDCTLGを供給する。
また、タイミングコントローラ12は、垂直走査部13に複数設けられたゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−Iに垂直転送クロックVCK、垂直走査開始信号VSTを出力する。
また、タイミングコントローラ12は、ゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−Iの各々に出力イネーブル信号OE1,OE2,・・・,OEIを出力する。
これにより、各ゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−Iに接続された複数の垂直走査ラインに接続された複数行にわたる画素領域毎に順次走査されることになる。
垂直走査部13は、垂直走査ライン…,111m−1,111m,111m+1,…(図2においてはG1〜Gmで示している)の各一端が接続されている。
垂直走査部134は、たとえばシフトレジスタを含んで構成され、垂直転送クロックVCK(図示せず)に同期して順次垂直選択パルスを発生して垂直走査ラインG1〜Gm(…,111m−1,111m,111m+1,…)に与えることによって垂直走査を行う。
図2の垂直走査部13は、前述したように、複数のゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−Iを有し、各ゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−Iはタイミングコントローラ12から垂直転送クロックVCK、垂直走査開始信号VSTが供給され、かつ、ゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−I毎に個別の出力イネーブル信号OE1,OE2,・・・,OEIが供給され、垂直走査部13は、各ゲートドライバ13−1,13−2,・・・,13−Iに接続された複数の垂直走査ラインに接続された複数行にわたる画素領域毎に順次走査することになる。
なお、ゲートドライバの個数は限定されず、またこれらの機能を集約させた一つのゲートドライバに置き換えてもよい。
データドライバ14は、タイミングコントローラ12から供給されるデータドライバ制御信号群DDCTLGに基づいて、同じくタイミングコントローラ12から供給される表示データに応じた表示信号(階調電圧)データイラン…,112n−2,112n−1,112n,112n+1,…(図2においてはD1〜Dnで示している)。
以上の構成を有する本実施形態の液晶ディスプレイ10は、前述した、実効値応答を前提として入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調の電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換えるインパルス的応答にすることに特徴がある駆動方法を採用している。
この駆動方法は、液晶ディスプレイ10のタイミングコントローラ12、垂直走査部13、データドライバ14、または、および、後述するオーバードライブ部、γ処理部を含む処理装置が有機的結合関係をもって駆動制御部として機能することにより、本実施形態の駆動方法が実現される。
一実施形態においては、いわゆる黒挿入技術とは異なり、入力信号より概ね高い階調(特に白レベル電圧)のインパルス電圧でサンプルホールド電圧を書き換える。
このインパルス電圧でサンプルホールド電圧を書き換えることを実現する上でのポイントは、インパルス電圧で書き換えても黒レベルを表示特性上必要な透過率以上に上げない必要があることである。
そのため以下の制約事項がある。
1) 液晶材料は複数のフレームの入力映像データに対応する液晶印加電圧の実効値に応答する、いわゆる実効値応答に対応するもので、たとえばネマティック液晶がこれにあたる。
2) ノーマリーブラックモードでありそれ以下の電圧では黒レベルとみなせる閾値電圧があることが必要である。垂直配向モードがこれにあたる。また、液晶の配向方位を規定するための構造として、i)ラビング処理、光配向処理等のプレチルト付加、ii)突起を画素の一部に形成することで部分的にプレチルトを付加した構造、iii)電極パターンにより電界分布に方位依存性を持たせ電界を印加することで配向方位を規定する構造がある。一般的には、iii)、ii)、i)の順に閾値が明確となる。
3) 1フレームのうち所定期間ホールドされるインパルス電圧と、それ以外の期間ホールドされる入力信号黒レベル電圧で構成される1フレーム実効値が液晶の閾値Vthを超えないこと、である。
図4は、インパルス電圧VIのホールド期間比率と実効値電圧の関係を示す図である。液晶の閾値に対してこの実効値電圧が低くなるように時間比率を設定する。
インパルス電圧VIの電圧レベルとそのホールド期間HTの比率により、動画応答特性、視野角特性が異なる。
以下に、視野角特性、動画応答特性を改善する実施例(1〜3)について説明する。
<実施例1>
視野角特性を改善することを目的とする場合のインパルス電圧VIの設定(比率)について説明する。
図5は、液晶ディスプレイの印加電圧に対する透過率特性(VT特性)を示す図である。
図5において、横軸が印加電圧(V)を、縦軸が透過率(T)をそれぞれ表している。
図5から分かるように、液晶の閾値Vthは、略1.9V〜2V程度であり、閾値Vth以下が黒レベルに相当する。また、白レベルは4V、あるいはそれ以上の値(たとえば5V)である。
図6は、インパルス電圧の印加時間比率と黒レベル実効値との関係を示す図である。
図6において、横軸が実効値応答を前提として入力映像信号の1フレーム期間内でインパルス電圧VIを印加する時間比率を、縦軸が黒レベル実効値をそれぞれ表している。また、図6中、Aで示す曲線は白レベルが5Vのときのインパルス電圧の印加時間比率と黒レベル実効値との関係を示し、Bで示す曲線は白レベルが7Vのときの関係を示している。
図6に示すように、基本的に白レベルを5Vあるいはそれ以下(4V>)であるとすると、実効的な黒レベルを維持するためには、インパルス電圧VIの入力映像信号の1フレーム期間内で印加する時間比率は15%あるいはそれ以下であることが必要である。
図7は、実施例1に係る液晶ディスプレイのインパルス電圧の印加時間比率が15%の場合の入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。
図8は、実施例1に係る液晶ディスプレイのインパルス電圧の印加時間比率が5%の場合の入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。
図7および図8において、横軸が入力階調を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。図中の曲線Aで示す特性が図に正面における入力階調に対する透過率(γ特性)を、図中の曲線Bで示す特性が視野角60度におけるγ特性を示している。
本実施例1の液晶ディスプレイ10は、図1に示す一般的な液晶ディスプレイの視野角特性に比較して、視野角60度におけるγ特性は、曲線Bで示す実際の特性が曲線Aで示す理想曲線に近似した波形が得られる傾向にある。
この傾向は、インパルス電圧の印加時間比率が15%の方が、5%の場合より顕著である。
このように、実施例1において、垂直配向モードの中間調視野角を改善するためにインパルス電圧VIとして白レベルを15%の時間比率で挿入することが良好な視野角特性を得ることができる。15%という比率は黒レベルが閾値Vth(1.9Vあるいは2.0V)を超えない範囲で比較的長い時間に設定した場合である。
すなわち、実施例1においては、中間調視野角を改善するためにはインパルス電圧ホールド期間を比較的長くするほうがよい。
一般的な液晶ディスプレイでは、斜めから見た場合のγ特性は中間調が白側に膨らんだ特性となっている。1フレームの期間に白レベルのような明るい階調に相当する電圧を印加することにより既存技術と比べ同じ階調を得る電圧レベルは黒に近い電圧を印加することになる。
その組み合わせの実効値が同じであれば1フレーム期間同じ電圧を印加する場合と正面での平均透過率はおよそ同じになるものの、瞬間的な液晶の透過率特性はインパルス的となり、黒レベルもしくは白レベルに相対的に近い透過率特性となっている。
その結果、中間調の視野角が改善される。
<実施例2>
実施例2は、さらに視野角を改善するため2個のサブピクセル構成で実施例1同様、インパルス電圧VIとして白レベルを挿入する時間比率を15%とした場合である。
図9は、実施例2に係る液晶ディスプレイの画素が2個のサブピクセル構成とした例を概念的に示す図である。
2個のサブピクセルSUBP1(A)、SUBP2(B)の面積比率は1:2である。
図10は、実施例2に係る液晶ディスプレイのインパルス電圧の印加時間比率が15%の場合の入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。
図10において、横軸が入力階調を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。図中の曲線Aで示す特性が図の正面における入力階調に対する透過率(γ特性)を、図中の曲線Bで示す特性が視野角60度におけるγ特性を示している。
本実施例2の液晶ディスプレイ10は、図1に示す一般的な液晶ディスプレイの視野角特性に比較して、視野角60度におけるγ特性は、曲線Bで示す実際の特性が曲線Aで示す理想曲線に近似した波形が得られる傾向にある。
この傾向は、実施例1のインパルス電圧の印加時間比率が15%の場合より顕著である。
動画応答を改善する目的の場合にはさらに、次の制約が必要となる。なお、動画応答改善のためのオーバードライブ技術が搭載されていることを前提とする。
1) 1フレームの期間においてインパルス電圧VIを印加するタイミングはフレームの後半とする。
インパルス電圧VIを印加するタイミングがフレームの先頭の場合には、暗い階調から明るい階調に変化するときにオーバードライブ処理をしても透過率の立ち上がりにおよそ1フレームの遅れを生じる。
2) インパルス電圧VIを印加する期間比率は明るい階調から暗い階調に切り替わった後のフレームで黒レベルでのインパルス応答を抑えることが可能な範囲以下に設定する。
そのため、暗い階調に切り替わるフレームにおける1フレームのうち所定期間ホールドされるインパルス電圧とそれ以外の期間ホールドされるアンダードライブ信号電圧で構成される1フレーム実効値が、アンダードライブ電圧として液晶の閾値以下の範囲で確保されていることが必要である。
換言すれば、インパルス電圧VIを印加する時間(期間)比率は、明るい階調から暗い階調に切り替わった後のフレームで、アンダードライブ電圧を印加可能な値に設定される。
図11は、インパルス電圧の印加時間比率が15%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図12は、インパルス電圧の印加時間比率が15%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。ここで、MPRTとは動画像を追従視した場合における動画ボケ量を時間幅に置き換えたものである。
一方、図13は、インパルス電圧の印加時間比率が5%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図14は、インパルス電圧の印加時間比率が5%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
図11〜図14において、横軸が時間を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。
インパルス電圧VIを印加する期間が長い場合には、明るい階調から暗い階調(特に黒レベル)に切り替わった後、アンダードライブ処理をしても所定の透過率レベルに落ちずにインパルス的光学応答をし、ゴースト像が発生する。
図11および図12に示すように、インパルス電圧VIの印加時間比率が15%の場合において、暗い階調に切り替わった後にゴースト像が発生する。
これに対して、インパルス電圧VIの印加時間比率が5%の場合において、暗い階調に切り替わった後にゴースト像が発生するおそれが極めて少なくあるいは発生しない。
したがって、実施例2において、視野角特性と動画応答特性を改善するには、インパルス電圧VIの印加時間比率が5%の場合の方がより大きな効果を得ることができる。
3) 中間調からそれより明るい階調に切り替わるフレームに印加するオーバードライブ電圧として通常は切り替わった後の階調電圧より高い電圧を印加するが、低い電圧を印加すること(つまりアンダードライブ処理)で動画のエッジのボケが改善する場合がある。
これは切り替わる前後の階調の組み合わせの違いにより切り替わったフレームの液晶の応答特性が異なるため動画エッジの位置に違いが生じるためである。
図15は、インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図16は、インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
一方、図17は、インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合で、明るい階調に切り替わったフレームにアンダードライブ電圧を印加する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図18は、インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合で、明るい階調に切り替わったフレームにアンダードライブ電圧を印加する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
図15〜図18において、横軸が時間を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。
図15,図16に示すように、明るい階調に切り替わったフレームにアンダードライブ電圧を印加しない場合には、動画のエッジのボケが出やすい特性となっている。
これに対して、図17および図18に示すように、明るい階調に切り替わったフレームにアンダードライブ電圧を印加する場合、ボケが出にくい良好な特性を得られ、アンダードライブ処理で動画のエッジのボケを改善することが可能となる。
換言すれば、黒から中間調に切り替わる時、中間調がインパルス的応答になるため、MPRTが改善し、動画のエッジのボケを改善することが可能となる。
<実施例3>
図19は、本実施形態に係るオーバードライブ部およびγ処理部を含む処理装置の具体的な構成例を示す図である。
本処理装置20は、図2のタイミングコントローラ12の前段に配置される。また、処理装置20の前段には、必要に応じて補間部30が配置される。この補間部30は、たとえば入力信号の画像表示レートを通常の60Hzから120Hzに上げる補間処理を行う。
本処理装置20は、図19に示すように、オーバードライブ部21、およびγ処理部22を有する。
オーバードライブ部21は、サブピクセルA用ルックアップテーブル(LUT)211、サブピクセルB用LUT212、予測値用LUT213、予測値格納用フレームメモリ214、および処理回路ブロック215を有する。
また、γ処理部22は、サブピクセルA用LUT221、サブピクセルB用LUT222、および処理回路ブロック223を有する。
実施例3に係る液晶ディスプレイは、垂直配向モードを用い、インパルス電圧の印加時間比率が5%、インパルス電圧VIの値が5V、2サブピクセル構造である。
液晶セルの閾値Vthは約2Vである。黒レベル実効値が液晶セル2Vを超えないためには黒レベル入力信号電圧は1.1V以下である。アンダードライブ電圧最小値として0Vとした。したがって、アンダードライブ電圧の余裕は1.1Vとなる。
そして、実施例3に係る液晶ディスプレイは、オーバードライブ処理に特徴がある。
2個のサブピクセルで1つの階調を再現するが、先述したように階調の組み合わせにより動画エッジの位置に違いが生じるため個々のサブピクセルでオーバードライブを最適にしても合成された透過率の動画エッジは必ずしも最適にはならないおそれがある。
その結果、シングルピクセルと比べ動画エッジボケが劣化する場合がある。
逆に一方のサブピクセルにはアンダードライブを印加し、他方のサブピクセルにはオーバードライブ電圧を印加することにより合成透過率の動画エッジボケを改善することが可能となる。
図20は、実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%でサブピクセルAにアンダードライブ電圧を印加する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図21は、実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%でサブピクセルBにオーバードライブ電圧を印加する場合の液晶応答特性(光学応答特性)を示す図である。
また、図22は、実施例3において、サブピクセルAとBを合成した場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図23は、実施例3において、サブピクセルAとBを合成した場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
図20〜図23において、横軸が時間を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。
図20〜図23からもわかるように、サブピクセルAにはアンダードライブ電圧を印加し、他方のサブピクセルBにはオーバードライブ電圧を印加することにより、合成透過率の動画エッジボケを改善することが可能となる。
また、実施例3に係る液晶ディスプレイにおいては、オーバードライブ処理後の到達予測値を予測値用LUT213で参照し、予測値格納用フレームメモリ214に格納する。
次のフレームのタイミングでは入力映像信号データとフレームメモリ214に格納された予測値とを参照し、適切なオーバードライブデータを各サブピクセル用LUT211,212から参照する。
このように、予測値に置き換えることにより、1フレームでオーバドライブ(アンダードライブ)が完結しない場合に起こる次フレームにおけるオーバードライブ(アンダードライブ)処理のズレを補正することができる。
たとえば、映像データが白→黒(1フレーム)→中間調のように変化する場合に、白→黒の切り替えたフレームにおける液晶の分子のチルト角は定常状態のチルト角よりも傾いた状態(中間調)であり、予測値を用いない場合次の中間調に切り替わったフレームにおいてオーバードライブ処理が過補正となる。これに対して予測値を用いることにより適切なオーバードライブ処理が可能となる。
図24は、実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いない場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図25は、実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いない場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
また、図26は、実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いた場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図27は、実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いた場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
図24〜図27において、横軸が時間を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。
図24〜図27からもわかるように、予測値を用いたオーバードライブ処理により、映像データが白→黒(1フレーム)→中間調のように映像データが変化する場合に、中間調に切り替わったフレームにおいてオーバードライブ処理が過補正となることはなく、適切なオーバードライブ処理が可能となる。
また、図28は、実施例3において、予測値を用いたサブピクセルAとBを合成した場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図29は、実施例3において、予測値を用いたサブピクセルAとBを合成した場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
これに対して、図30は、一般的な液晶ディスプレイにおいてサブピクセルAとBを合成した場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。図31は、一般的な液晶ディスプレイにおいてサブピクセルAとBを合成した場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。
図28〜図31において、横軸が時間を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。
図28および図29に示すように、予測値を用いた実施例3に係る液晶ディスプレイは、図30および図31に示す一般的な液晶ディスプレイに比較して、光学的応答特性が大幅に改善されている。
具体的には、一般的な液晶ディスプレイの立ち上がりが10%から90%となるのに約8.1msかかるのに対して、本液晶ディスプレイは6.3msと大幅に短縮され、応答特性が大幅に改善されている。
図32は、本実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置(液晶ディスプレイ)の他の構成例を示す図である。
また、図33(A)〜(F)は、図32の液晶ディスプレイのタイミングチャートである。
図32の液晶ディスプレイ10Aが図2の液晶ディスプレイ10と異なる点は、タイミングコントローラ12から垂直走査部13の複数のゲートドライバ13−1〜13−I(たとえばI=3)に出力イネーブル信号OE1〜OE3を並列的に入力させ、出力イネーブル信号OE1のときは、ゲートラインG1,G4,G7、G10,G13,・・・を順次に駆動し、出力イネーブル信号OE2のときは、ゲートラインG2,G5,G8、G11,G14,・・・を順次に駆動し、出力イネーブル信号OE3のときは、ゲートラインG3,G6,G9、G12,G15,・・・を順次に駆動するようにしたことにある。
たとえばゲートライン(垂直ライン)数を1080、インパルス電圧の印加時間比率が5%、白(White)1ラインずつ選択する場合には、図33(A)〜(F)に示すように、白のスタートは1024行からとなる。
図32の液晶ディスプレイ10Aは、図2の液晶ディスプレイの効果を得られることはもとより、白書き込みを良好に行うことができる利点がある。
一般的な液晶表示装置の視野角特性を示す図である。 本発明の実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置(液晶ディスプレイ)の構成例を示す図である。 図2の表示部の具体的な構成の一例を示す図である。 インパルス電圧のホールド期間比率と実効値電圧の関係を示す図である。 液晶ディスプレイの印加電圧に対する透過率特性(VT特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率と黒レベル実効値との関係を示す図である。 実施例1に係る液晶ディスプレイのインパルス電圧の印加時間比率が15%の場合の入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。 実施例1に係る液晶ディスプレイのインパルス電圧の印加時間比率が5%の場合の入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。 実施例2に係る液晶ディスプレイの画素が2個のサブピクセル構成とした例を概念的に示す図である。 実施例2に係る液晶ディスプレイのインパルス電圧の印加時間比率が15%の場合の入力階調に対する透過率特性(視野角特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が15%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が15%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が5%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が5%で黒レベル→白レベル→黒レベルと遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合で、明るい階調に切り替わったフレームにアンダードライブ電圧を印加する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 インパルス電圧の印加時間比率が5%で中間調→白レベル→中間調と遷移する場合で、明るい階調に切り替わったフレームにアンダードライブ電圧を印加する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 本実施形態に係るオーバードライブ部およびγ処理部を含む処理装置の具体的な構成例を示す図である。 実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%でサブピクセルAにアンダードライブ電圧を印加する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%でサブピクセルBにオーバードライブ電圧を印加する場合の液晶応答特性(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、サブピクセルAとBを合成した場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、サブピクセルAとBを合成した場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いない場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いない場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いた場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、インパルス電圧の印加時間比率が5%で予測値を用いた場合の白レベル→黒レベル→中間調と遷移する場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、予測値を用いたサブピクセルAとBを合成した場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 実施例3において、予測値を用いたサブピクセルAとBを合成した場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 一般的な液晶ディスプレイにおいてサブピクセルAとBを合成した場合の液晶の時間応答特性(光学応答特性)を示す図である。 一般的な液晶ディスプレイにおいてサブピクセルAとBを合成した場合のMPRT(光学応答特性)を示す図である。 本実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置(液晶ディスプレイ)の他の構成例を示す図である。 図32の液晶ディスプレイのタイミングチャートである。
符号の説明
10,10A・・・液晶表示装置(液晶ディスプレイ)、11,11A・・・表示部、12,12A・・・タイミングコントローラ、13・・・垂直走査部、13−1〜13−I・・・ゲートドライバ、14・・・データドライバ(ソースドライバ)。

Claims (19)

  1. 表示面を介して出力画像を階調表示可能なアクティブマトリクス型画像表示装置であって、
    サンプルホールド電圧を選択的に書き込み可能な画素がマトリクス状に配列された表示部と、
    入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調のインパルス電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換える駆動制御部とを有する
    画像表示装置。
  2. 上記画素は液晶セルを含み、
    液晶材料は複数のフレームの入力映像データに対応する液晶印加電圧の実効値に応答する
    請求項1記載の画像表示装置。
  3. 上記表示部はノーマリーブラックモードで駆動され、1フレームのうち所定期間ホールドされるインパルス電圧と、当該所定期間以外の期間ホールドされる入力信号黒レベル電圧で形成される1フレーム実効値が液晶の閾値を超えない
    請求項1記載の画像表示装置。
  4. 上記インパルス電圧を印加する期間比率は、明るい階調から暗い階調に切り替わったフレームで所定の階調電圧より低いアンダードライブ電圧を印加可能な値に設定されている
    請求項1記載の画像表示装置。
  5. 暗い階調に切り替わるフレームにおける1フレームのうち所定期間ホールドされるインパルス電圧とそれ以外の期間ホールドされるアンダードライブ信号電圧で形成される1フレーム実効値がアンダードライブ電圧として液晶の閾値以下の範囲で確保されるようにインパルス電圧とインパルス電圧ホールド期間比率が設定されている
    請求項1記載の画像表示装置。
  6. 1フレームの期間においてインパルス電圧を印加するタイミングはフレームの後半である
    請求項1記載の画像表示装置。
  7. 1フレームの期間においてインパルス電圧を印加するタイミングはフレームの後半である
    請求項4記載の画像表示装置。
  8. 1フレームの期間においてインパルス電圧を印加するタイミングはフレームの後半である
    請求項5記載の画像表示装置。
  9. 上記駆動制御部は、中間調からそれより明るい階調に切り替わるフレームに印加するオーバードライブ電圧として低い階調電圧を印加する
    請求項1記載の画像表示装置。
  10. 上記駆動制御部は、中間調からそれより明るい階調に切り替わるフレームに印加するオーバードライブ電圧として低い階調電圧を印加する
    請求項4記載の画像表示装置。
  11. 上記駆動制御部は、中間調からそれより明るい階調に切り替わるフレームに印加するオーバードライブ電圧として低い階調電圧を印加する
    請求項5記載の画像表示装置。
  12. 上記画素は複数のサブピクセルを含み、
    上記駆動制御部は、複数のサブピクセルに異なる階調電圧を印加して1つの階調を再現する機能を有し、階調が変化する場合に印加するオーバードライブ電圧の組み合わせを調整して合成する
    請求項1記載の画像表示装置。
  13. 上記画素は複数のサブピクセルを含み、
    上記駆動制御部は、複数のサブピクセルに異なる階調電圧を印加して1つの階調を再現する機能を有し、階調が変化する場合に印加するオーバードライブ電圧の組み合わせを調整して合成する
    請求項4記載の画像表示装置。
  14. 上記画素は複数のサブピクセルを含み、
    上記駆動制御部は、複数のサブピクセルに異なる階調電圧を印加して1つの階調を再現する機能を有し、階調が変化する場合に印加するオーバードライブ電圧の組み合わせを調整して合成する
    請求項5記載の画像表示装置。
  15. 一のサブピクセルにはアンダードライブ電圧を印加し、他のサブピクセルにはオーバードライブ電圧を印加する
    請求項12記載の画像表示装置。
  16. 一のサブピクセルにはアンダードライブ電圧を印加し、他のサブピクセルにはオーバードライブ電圧を印加する
    請求項13記載の画像表示装置。
  17. 一のサブピクセルにはアンダードライブ電圧を印加し、他のサブピクセルにはオーバードライブ電圧を印加する
    請求項14記載の画像表示装置。
  18. 上記駆動制御部は、オーバードライブまたはアンダードライブ後の予測される階調レベルを用いて次のフレームに印加するオーバードライブまたはアンダードライブ量を決定する
    請求項15〜17のいずれかに記載の画像表示装置。
  19. 表示面を介して出力画像を階調表示可能な画像表示方法であって、
    入力映像信号の1フレーム期間内で入力信号とは異なる高い階調のインパルス電圧で各画素のサンプルホールド電圧を書き換えるステップ、を有し、
    ノーマリーブラックモードで駆動され、上記高い階調のインパルス電圧以下の電圧では黒レベルとみなせる閾値電圧を含む
    画像表示方法。
JP2006028459A 2006-02-06 2006-02-06 画像表示装置および画像表示方法 Ceased JP2007206620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028459A JP2007206620A (ja) 2006-02-06 2006-02-06 画像表示装置および画像表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028459A JP2007206620A (ja) 2006-02-06 2006-02-06 画像表示装置および画像表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007206620A true JP2007206620A (ja) 2007-08-16

Family

ID=38486113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006028459A Ceased JP2007206620A (ja) 2006-02-06 2006-02-06 画像表示装置および画像表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007206620A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0568221A (ja) * 1991-09-05 1993-03-19 Toshiba Corp 液晶表示装置の駆動方法
JPH11223807A (ja) * 1997-11-20 1999-08-17 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2001343956A (ja) * 2000-03-29 2001-12-14 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2004246312A (ja) * 2002-12-19 2004-09-02 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2004317785A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP2005024755A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JP2005037899A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Hitachi Displays Ltd 表示装置の駆動方法及び表示装置
JP2005055828A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Seiko Epson Corp 画像表示装置とその駆動方法ならびに投射型表示装置
JP2005241932A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Fujitsu Display Technologies Corp 液晶表示装置の駆動方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0568221A (ja) * 1991-09-05 1993-03-19 Toshiba Corp 液晶表示装置の駆動方法
JPH11223807A (ja) * 1997-11-20 1999-08-17 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2001343956A (ja) * 2000-03-29 2001-12-14 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2004246312A (ja) * 2002-12-19 2004-09-02 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2004317785A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP2005037899A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Hitachi Displays Ltd 表示装置の駆動方法及び表示装置
JP2005024755A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JP2005055828A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Seiko Epson Corp 画像表示装置とその駆動方法ならびに投射型表示装置
JP2005241932A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Fujitsu Display Technologies Corp 液晶表示装置の駆動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100748840B1 (ko) 액정표시장치와 그 구동방법
KR101310379B1 (ko) 액정표시장치와 그 구동방법
US8624936B2 (en) Display panel control device, liquid crystal display device, electronic appliance, display device driving method, and control program
US8736535B2 (en) Hold type image display system
KR101324361B1 (ko) 액정표시장치
JP4444334B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法、液晶表示装置の駆動装置、そのプログラムおよび記録媒体、並びに、液晶表示装置
JP4497067B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置用駆動回路および電気光学装置用駆動方法
KR101175760B1 (ko) 표시장치
JP5619119B2 (ja) 液晶表示装置とそのフレームレートコントロール方法
JP5049101B2 (ja) 液晶表示装置
JP2002328654A (ja) 液晶表示装置の駆動方法
KR20110101008A (ko) 표시 장치 및 그 구동 방법
US20070195040A1 (en) Display device and driving apparatus thereof
JP2006018138A (ja) 平面表示パネルの駆動方法及び平面表示装置
JP2008076433A (ja) 表示装置
US8564521B2 (en) Data processing device, method of driving the same and display device having the same
KR101386569B1 (ko) 액정표시장치의 응답속도 개선 장치 및 방법
KR101421439B1 (ko) 액정표시장치와 그 구동방법
JP2008268436A (ja) 液晶表示装置
JP2006048074A (ja) 液晶表示装置
KR20050063567A (ko) 액정표시소자의 구동방법 및 장치
EP1914710B1 (en) Display device
JP5369431B2 (ja) 駆動回路、駆動方法及び表示装置
JP2007206620A (ja) 画像表示装置および画像表示方法
KR20130018025A (ko) 신호 처리부 및 이를 포함하는 액정표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20130625