JP2006048074A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】「ゴースト」や「動きぼけ」の発生がなく、高画質な動画表示が可能なアクティブマトリックス型液晶表示装置を提供する。
【解決手段】入力された現フレーム画像信号から現フレームにて液晶に印加する電圧を決定し、液晶が1フレーム期間経過後に前記現フレーム画像信号の定める透過率となる電圧を、現フレームにて液晶に印加する。また、画像表示部を領域へと分割して照明することのできる光源を備え、各領域の走査終了後一定の遅延期間を経てから、この領域を照明する。さらに、液晶の温度を検出し、検出した温度にもとづいて、1フレーム後に目標の透過率を実現するために必要な電圧を決定し、印加する。また、インターレース方式の画像信号を表示する場合においては、各フィールドにおいて本来は非選択である走査線も走査し、この走査線に接続されている画素に消去信号を書き込む。
【選択図】図4
【解決手段】入力された現フレーム画像信号から現フレームにて液晶に印加する電圧を決定し、液晶が1フレーム期間経過後に前記現フレーム画像信号の定める透過率となる電圧を、現フレームにて液晶に印加する。また、画像表示部を領域へと分割して照明することのできる光源を備え、各領域の走査終了後一定の遅延期間を経てから、この領域を照明する。さらに、液晶の温度を検出し、検出した温度にもとづいて、1フレーム後に目標の透過率を実現するために必要な電圧を決定し、印加する。また、インターレース方式の画像信号を表示する場合においては、各フィールドにおいて本来は非選択である走査線も走査し、この走査線に接続されている画素に消去信号を書き込む。
【選択図】図4
Description
本発明は、液晶表示装置に関し、とくに各画素の液晶に電圧を印加するための駆動手段および照明光源とを有する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置(以下、LCDという)は、高精細な表示が得られ、かつ低消費電力、省スペースといった特徴を有しており、コンピュータモニタやテレビジョン表示装置などの様々な用途において全面的に陰極線管(以下、CRTという)に代替することが期待されている。しかし、LCDは、CRTに比べて動画表示における画質が十分でないことから、動画品質の向上が求められている。とくに、テレビジョン表示装置への応用に際しては、現行のテレビジョン信号に基づく動画を高画質に表示できることが必要となる。
LCDの動画表示における問題点は、主に以下の点にあるとされている。まず、図20(a)に示すように、黒い背景中を白い物体50が矢印の方向に移動する画面を表示する場合、LCDでは、図20(b)に示すように観視者に物体50の輪郭がぼけて知覚される「動きぼけ」が発生する。また、図20(c)に示すように移動前の物体50の残像51が知覚される「ゴースト」も発生する。
こうした動画表示上の問題は、一つには、信号に対する液晶の応答時間が長いことに起因する。現在一般に用いられているツイステッドネマチック型(以下、TN型という)やスーパ・ツイステッド・ネマチック型(以下、STN型という)のLCDにおいては、液晶に電界を印加してから液晶分子の配列が変化して所望の光透過率に達するまでの電気光学応答時間が、一般的な画像信号における一画面(以下、1フレームという)の表示周期である16.7msecよりも数倍長い。したがって、図21に示すように、黒表示を行なっていた液晶に白表示のための電圧を印加したとしても、液晶が完全に白表示の状態に到達するまでには比較的長い時間が必要となり、1フレーム期間内に動き部分の液晶の光学応答が完了しない。この液晶の光学応答の遅れが、「動きぼけ」や「ゴースト」として視認されてしまう。
また、LCDが、次のフレームの画像情報に書き換えられるまで発光を続けるホールド型であることも、動画に対する表示品質が低い原因であるとされている。LCDとして多く用いられている薄膜トランジスタ型(以下、TFT型という)LCDは、液晶に電界を印加することにより蓄えられた電荷が次に電界を印加するまで比較的高い割合で保持される。このため、図22(a)に示すように、LCDの各画素は次のフレームの画像情報に基づく電界印加により書き換えられるまで発光を続ける。一方、電子ビームを走査して蛍光体を発光させて表示を行うCRT表示装置においては、図22(b)に示すように、各画素の発光はおおむねインパルス状となる。したがって、LCDは、CRTに比べて画像表示光の時間周波数特性が低く、それにともない空間周波数特性も低下して観視画像のぼけを生じる。
LCDの動画表示における画質を向上するため、バックライトを分割して駆動する例が、例えば特開平11−202285号公報に開示されている。図23は、このような液晶表示装置の構成を示すブロック図である。液晶パネルの背面に配置されたバックライト54を、複数の発光領域54a〜54dに分割し、対応する領域の液晶パネルへの画像書き込み操作に対して、一定の時間遅延を持たせながら、各発光領域54a〜54dにあるランプ56を、点灯制御回路60によって順次発光させる。
図24は、このような液晶表示装置における、液晶の光学応答とバックライト発光タイミングの関係を示すタイミング図である。図24において、上段は液晶への書き込み電圧、中段は液晶の光学応答、下段はバックライトの発光タイミングを示す。
まず、前フレームにおいて、黒信号から白信号に書き換えられたn行目の画素の液晶光学応答64は、書き換え直後のフレーム期間中に輝度が大きく増加し、その後、数フレームをかけて完全な白表示となる。つづく次フレームにおいて、黒信号から白信号に書き換えられた(n+1)行目の画素の液晶光学応答65は、1フレーム期間(約16msec)遅れて、n行目の画素と同様の挙動を示す。
バックライトは、図24の下段に示すように、各フレーム期間において、画像信号の書き換えから一定の遅延時間が経過した後の所定期間にのみ点灯する。これにより、液晶光学応答の変化の途中経過が観視者にあまり見えず、また、各画素の発光がインパルス状に近くなるため、動画表示における画質が向上する。
しかし、以上説明した従来の液晶表示装置では、前述の動画表示における問題点のうち、「動きぼけ」は改善されるものの、「ゴースト」を十分に消すことができない。図20(c)に示すように、ゴーストが生じる原因は、黒画像から白画像に書き換えられる領域52と白画像から白画像に書き換えられる領域53との間に、液晶の応答時間の違いに基づくコントラスト差が生じることにある。しかし、一般的なTN型液晶の応答時間は1フレーム期間よりも数倍長いため、図24に示すように、黒画像から白画像に書き換えられる領域52に対応する液晶光学応答64と、白画像から白画像に書き換えられる領域53に対応する液晶光学応答66との間には、バックライトが点灯する期間においても輝度差が存在する。この輝度差が完全に解消するのは、書き換えを行ってから数フレーム後である。したがって、バックライトの点灯期間をいくら短く制限しても、「ゴースト」が残ってしまう。
また、すでに図21にて説明したように、液晶の応答は比較的遅く、応答がほぼ完了するまでには数フレームの時間を要している。にもかかわらず、従来の液晶表示装置では、充分な時間が経過し液晶の応答がほぼ完了した状態で所望の透過率が得られるような電圧を、液晶に印加していた。このため、現フレーム中には液晶の透過率は所望の透過率には達せず、これが動画表示品質の低下を引き起こしていた。
そこで本発明は、応答速度の遅いTN型液晶などを用いても「ゴースト」を除去することができ、また、液晶の応答の遅さを補い良好な品質の動画表示を得ることのできる液晶表示装置を提供する。さらに本発明は、液晶の応答が高速で動画の表示性能に優れた液晶表示装置を、メモリの必要量および回路規模を著しく増大させることなく提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の一態様における液晶表示装置は、液晶の温度を検出する温度検出回路と、現フレーム画像信号を記憶し一定時間の遅延ののちに前フレーム画像信号として出力するフレームメモリと、前フレーム画像信号の各値および現フレーム画像信号の各値に対応させて出力データを格納した複数の信号変換用テーブルと、前記温度検出回路からの信号にもとづいて前記信号変換用テーブルのいずれか1つを使用し、現フレーム画像信号および現フレーム画像信号から出力データを決定する演算器とを備えることを特徴とする。
また、本発明のほかの態様における液晶表示装置は、液晶の温度を検出する温度検出回路と、現フレーム画像信号のデータ量を削減するデータ変換手段と、
変換後の現フレーム画像信号を記憶し、一定時間の遅延ののちに前フレーム画像信号として出力するフレームメモリと、前フレーム画像信号の各値の一部、および現フレーム画像信号の各値の一部に対応させて出力データを格納した複数の信号変換用テーブルと、前フレーム画像信号の各値の一部、および現フレーム画像信号の各値の一部に対応させて補間用差分データを格納した信号変換用補間テーブルと、前記温度検出回路からの信号にもとづいて前記信号変換用テーブルのいずれか1つ、および前記信号変換用補間テーブルを使用して、現フレーム画像信号および前フレーム画像信号から出力データを決定する演算器とを備えることを特徴とする。
変換後の現フレーム画像信号を記憶し、一定時間の遅延ののちに前フレーム画像信号として出力するフレームメモリと、前フレーム画像信号の各値の一部、および現フレーム画像信号の各値の一部に対応させて出力データを格納した複数の信号変換用テーブルと、前フレーム画像信号の各値の一部、および現フレーム画像信号の各値の一部に対応させて補間用差分データを格納した信号変換用補間テーブルと、前記温度検出回路からの信号にもとづいて前記信号変換用テーブルのいずれか1つ、および前記信号変換用補間テーブルを使用して、現フレーム画像信号および前フレーム画像信号から出力データを決定する演算器とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、現フレームで印加する電圧を1フレーム期間後に液晶が所望の透過率となる電圧とし、さらに垂直走査方向に対して複数個に区分された発光領域を、液晶表示部の垂直同期信号に同期して一定の時間遅延を持たせながら、順次点灯および消灯させて画像表示部を照明することにより、液晶の光学応答が高速化されるととともに、監視者にとって発光時間の短いインパルス状の表示となるため、表示物体の残像や輪郭ボケがなく、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
また、本発明によれば、液晶の温度を検出し、検出した温度を考慮に入れて、現フレームにて液晶に印加する電圧を決定するため、周温やバックライトの発熱状態にかかわらず常に、1フレーム期間後に液晶が所望の透過率となる電圧を印加することが可能になる。さらに、垂直走査方向に対して複数個に区分された発光領域を、液晶表示部の垂直同期信号に同期して一定の時間遅延を持たせながら、順次点灯および消灯させて画像表示部を照明することにより、液晶の光学応答が高速化されるととともに、監視者にとって発光時間の短いインパルス状の表示となるため、表示物体の残像や輪郭ボケがなく、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
また、本発明によれば、前フレームの透過率および現フレームにおいて所望する透過率をそれぞれ行と列とし、行と列との交点に液晶に印加するべき電圧を配置した信号変換用テーブルを用いることにより、1フレーム期間後に液晶が所望の透過率となる電圧を印加することができ、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
また、本発明によれば、信号変換用テーブルを記憶するためのパラメータメモリおよび演算器とパラメータメモリとを接続するデータ線を削減することができ、回路規模が小さく安価であり、かつ動画の表示性能に優れた液晶表示装置を得ることができる。
さらに、本発明によれば、前フレーム画像信号を記憶するためのフレームメモリおよび演算器とフレームメモリとを接続するデータ線をも削減することができ、回路規模が小さく安価であり、かつ動画の表示性能に優れた液晶表示装置を得ることができる。
また、本発明によれば、信号変換用差分テーブルに格納した補間用差分データを使用し、現フレーム画像信号および前フレーム画像信号から出力データを決定するため、計算量を少なくして回路規模の小型化をはかりつつ、動画の表示性能に優れた液晶表示装置を得ることが可能である。
また、本発明によれば、前フレーム画像信号のビット長と前記信号変換用テーブルの前フレーム画像信号のビット長とを等しくすることにより、補間を行なうための計算量を減らすことができ、回路規模が小さく安価かつ動画の表示性能に優れた液晶表示装置の駆動回路を得ることが可能である。
また、本発明の液晶表示装置は、インターレース方式の画像信号の表示に際して、一方のフィールドにおいて画像信号の書き込みを行い、他方のフィールドにおいて画素の電位を一定電位にそろえる消去信号を書き込むため、各画素の光学応答時間を前フレームの表示画像によらず均一化し、「ゴースト」を除去することができる。
さらに、本来の画像信号レベルを消去信号のレベルからのレベル差が大きくなる方向に変換する機能を有し、この変換された信号を表示に用いるため、液晶の応答速度が加速され、液晶パネルの輝度が向上する。
また、一般的なプログレッシブ駆動を行いながら、消去信号とインターレース方式の画像信号とをライン毎に交互にソース信号線に出力することにより、従来のアクティブマトリックス型液晶表示装置の回路構成に大きな変更を加えることなく、消去信号の書き込みを行うことができる。
さらに、水平駆動回路を、画像信号供給源および消去信号供給源に切換え可能に接続し、画像信号供給源および消去信号供給線への接続を1ライン毎に交互に切換えて消去信号の書き込みを行うことにより、簡易な回路構成によって消去信号の書き込みを行うことができる。
また、消去信号を黒階調信号とすることにより、消去信号を書き込んだ時の液晶の状態を素早く安定させて、「ゴースト」の除去効果を一層高めることができる。
また、消去信号を中間調信号とすれば、消去中のラインの輝度を画面の平均輝度に相当する輝度として、消去信号を書き込むことによる画面輝度の低下を防止することができる。
さらに、画像表示部を行方向に複数の表示領域に分割して照明可能な光源を備え、分割された各表示領域の走査終了から遅延した所定期間だけ照明することにより、「ゴースト」を一層効果的に除去し、併せて「動きぼけ」も防止することができる。
表示領域毎に分割して点灯可能な複数のランプを有する光源を用いることにより、従来の液晶表示装置と同様の構成によって分割照明を行うことができる。
また、表示領域毎に分割して開閉可能なシャッタを備える光源を用いることにより、ランプを順次点灯するよりも光源の動作を高速化することができる。
実施の形態1
すでに述べたように、従来の液晶表示装置では、たとえば所望の透過率が55%である場合、すなわち透過率55%の表示を指示する画像信号が入力された場合には、一定時間が経過し液晶の応答がほぼ完了した状態で透過率が55%になるような電圧V55を液晶に印加していた。このため、図1に細線S0で示したように、1フレームの間では液晶の透過率は55%に達せず、これが動画表示品質の低下を引き起こしていた。
すでに述べたように、従来の液晶表示装置では、たとえば所望の透過率が55%である場合、すなわち透過率55%の表示を指示する画像信号が入力された場合には、一定時間が経過し液晶の応答がほぼ完了した状態で透過率が55%になるような電圧V55を液晶に印加していた。このため、図1に細線S0で示したように、1フレームの間では液晶の透過率は55%に達せず、これが動画表示品質の低下を引き起こしていた。
そこで本実施の形態では、1フレーム期間後に液晶が所望の透過率となる電圧を、現フレームにて液晶に印加する。たとえば、図1に太線S1で示すように、所望の透過率が55%である場合に、液晶の応答がほぼ完了した状態で透過率が90%となる電圧V90を印加する。電圧V55を印加する場合にくらべ液晶の応答がより高速になり、1フレーム期間経過後の液晶の透過率をほぼ55%にすることができる。
このように、本実施の形態では、現フレームにて印加する電圧を、1フレーム期間後に液晶が所望の透過率となる電圧とするため、物体の残像が知覚されたり、物体の輪郭がボケて表示されることがなく、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
実施の形態2
図2に、現フレームにおける印加電圧と液晶の透過率変化を示した。
図2に、現フレームにおける印加電圧と液晶の透過率変化を示した。
図2の細線S2から、前フレームの透過率が20%である場合、現フレームでは、液晶の応答がほぼ完了した状態で透過率が80%となるような電圧V80を印加することにより、1フレーム期間後に透過率55%の表示が得られることがわかる。同様に、曲線S1,S3,S4およびS5から明らかなように、前フレームの透過率が10%,50%,60%および70%の場合には、それぞれ電圧V90,V60,V50およびV40を印加することにより、1フレーム期間後に所望の透過率55%が得られることがわかる。
このように、1フレーム期間後に所望の透過率となる電圧は、前フレームの透過率から一意に定めることができる。したがって、前フレームの透過率および現フレームにおいて所望する透過率をそれぞれ行と列とし、行と列との交点に液晶に印加するべき電圧を配置した二次元の表(テーブル)を用いることにより、1フレーム期間後に液晶を所望の透過率とすることができ、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
図3に示すように、通常の液晶表示装置では、各画素の所望の透過率を指定する画像信号がソースドライバ8に入力され、ソースドライバ8が液晶に印加する電圧avを出力している。したがって、前記の二次元の表(テーブル)は、実際には、前フレームの画像信号および現フレームの画像信号を行および列とし、交点に修正後の画像信号を配置した信号変換用テーブルでよい。信号変換用テーブルにて修正した画像信号odをソースドライバ8に入力することにより、ソースドライバ8から修正後の電圧、すなわち1フレーム期間後に液晶が所望の透過率となる電圧が出力される。
このように、前フレームの画像信号および現フレームの画像信号をそれぞれ行および列とし、行と列との交点に修正後の画像信号を配置した二次元の表(テーブル)用い、修正後の画像信号にもとづいて液晶に印加する電圧を決定することにより、1フレーム期間後に液晶を所望の透過率とすることができ、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
実施の形態3
図4に本実施の形態の液晶表示装置の構成を示す。
図4に本実施の形態の液晶表示装置の構成を示す。
図4に示すように、本実施の形態における液晶表示装置2は、画像信号処理回路34、垂直駆動回路20、水平駆動回路30および表示パネル22からなる。表示パネル22内に画像表示部24が形成され、画像表示部24はバックライトによって背後から照明されている。画像表示部24には、画素がマトリックス状に配列され、各画素に薄膜トランジスタ(以下、TFTという)などのスイッチング素子が接続されている。なお、図において、画素およびTFTは省略している。垂直駆動回路20は、各ラインのTFTのゲート電極にゲート配線を介して接続したゲートドライバ10と、ゲートドライバ10にタイミング信号を送る制御回路12を備え、外部から供給される同期信号に基づいて、各TFTをラインごとに駆動しながら一画面の走査を行う。水平駆動回路30は、制御回路12からタイミング信号を受信して駆動するソースドライバ8を備え、垂直駆動回路20によって選択されたラインの画素に信号を書き込む。
本実施の形態の液晶表示装置において、画像信号処理回路34は、フレームメモリ4、演算器6およびパラメータメモリ32を備えている。パラメータメモリ32には、前記実施の形態2にて説明した二次元の表(信号変換用テーブル)が格納されている。図5に信号変換用テーブルの例を示す。信号変換用テーブル32aにおいては、行として前フレームの画像信号jdが、列として現フレームで表示する画像信号idが、それぞれ透過率を256段階の階調として表わしてある。さらに、行と列との交点には、出力データodとして現フレームでソースドライバ8に供給する画像信号が、やはり256階調のデータとして配置されている。
本実施の形態の液晶表示装置では、信号源からの現フレーム画像信号idが、演算器6およびフレームメモリ4へと供給される。フレームメモリ4は現フレーム画像信号idを記憶し、記憶した現フレーム画像信号は、1フレーム期間経過後に前フレーム画像信号jdとして読み出される。演算器6は読み出した前フレーム画像信号jdおよび現フレーム画像信号idを、パラメータメモリ32の信号変換用テーブル32aの行および列に適用し、交点にある出力データを画像信号odとして出力する。
信号変換用テーブル32aの各出力データは、前フレーム画像信号の透過率から現フレーム画像信号の透過率に1フレーム内で変化するのに必要な電圧に対応する階調データとして決定されている。たとえば、前フレーム画像信号の階調が“64”であり、現フレーム画像信号の階調が“128”である場合、両者のあいだの差を大きくするよう、階調“128”よりも大きい値、たとえば階調“144”を出力データとする。階調“144”に対応した電圧が液晶に印加され、液晶の応答が加速されるため、1フレーム期間経過後に所望の階調“128”の表示を得ることができる。
実施の形態4
前記実施の形態3では、信号源から供給される現フレーム画像信号の階調数にあわせた信号変換用テーブルを用い、画像信号の変換を行なっていた。すなわち、256階調ある前フレーム画像信号jdおよび現フレーム画像信号idをそれぞれ行、列とした“256×256”の信号変換用テーブルを用いていた。
前記実施の形態3では、信号源から供給される現フレーム画像信号の階調数にあわせた信号変換用テーブルを用い、画像信号の変換を行なっていた。すなわち、256階調ある前フレーム画像信号jdおよび現フレーム画像信号idをそれぞれ行、列とした“256×256”の信号変換用テーブルを用いていた。
一方、本実施の形態では、図6に示すように、信号変換用テーブル32aを、256階調ある前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調を行および列とする“8×8”のテーブルとし、行と列との交点に256階調の出力データを備えた。
したがって、64キロバイト必要であった信号変換用テーブルの大きさが、約1/1000の64バイトへと削減され、信号変換用テーブルを格納するためのパラメータメモリの容量を小さくすることができ、またパラメータメモリと演算器とを接続するデータ線の本数を、大幅に削減することができる。
このとき、前フレーム画像信号jdおよび現フレーム画像信号idが256階調であるのに対し、信号変換用テーブル32aは8階調の前フレーム画像信号c(jd)および現フレーム画像信号c(id)に対応した出力データしか備えていない。そこで本実施の形態では、演算器6にて二次元の線形補間を行なうことにより、この8階調の前フレーム画像信号および現フレーム画像信号に対応した出力データから、256階調の前フレーム画像信号および現フレーム画像信号に対応した出力データを算出する。
線形補間の手法を、図7を用いて説明する。フレームメモリ4から読みだした前フレーム画像信号jdの階調が“72”であり、8階調の階調“2”と階調“3”のあいだにあるとする。一方、信号源から供給された現フレーム画像信号idの階調が“148”であり、8階調の階調“4”と階調“5”のあいだにあるとする。この場合、画像信号(jd,id)=(72,148)の図6の信号変換用テーブル32a上における位置は、図7に示すとおりとなる。すなわち、画像信号(jd,id)=(72,148)は、[c(jd),c(id)]=(2,4),(2,5),(3,4),(3,5)の4点によって作られる矩形の内側にあり、さらに[c(jd),c(id)]=(2,4),(2,5),(3,5)の3点によって作られる三角形の内側にある。
そこで、演算器6は、これら3点と画像信号(jd,id)とのあいだの距離L1,L2,L3を算出するとともに、信号変換用テーブル32aから、これら3点の出力データod(2,4),od(2,5),od(3,5)を読み出す。そして、読みだした出力データod(2,4),od(2,5),od(3,5)との差が、距離L1,L2,L3に比例するように最終的な出力データodを決定する。
このように、本実施の形態では、信号変換用テーブル32aを、256階調ある前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調に対応して構成し、演算器における線形補間によって256階調の前フレーム画像信号および現フレーム画像信号に対応した出力データを出力するように構成した。したがって、信号変換用テーブルを格納するためのパラメータメモリの容量を小さくすることができ、またパラメータメモリと演算器とを接続するデータ線の本数を、大幅に削減することが可能である。
なお、本実施の形態では、信号変換用テーブル32aを、8階調の前フレーム画像信号および現フレーム画像信号に対応させて設けた例を示したが、16階調や32階調など他の階調数としてももちろんよい。また、信号変換用テーブル32aにおける前フレーム画像信号の階調数と現フレーム画像信号の階調数は、必ずしも同数である必要はない。
実施の形態5
前記実施の形態においては、信号源から供給された現フレームの画像信号をそのままフレームメモリ4に記憶し、1フレーム期間経過後に前フレーム画像信号jdとして読み出していた。すなわち、256階調の画像信号をフレームメモリ4に記憶していた。
前記実施の形態においては、信号源から供給された現フレームの画像信号をそのままフレームメモリ4に記憶し、1フレーム期間経過後に前フレーム画像信号jdとして読み出していた。すなわち、256階調の画像信号をフレームメモリ4に記憶していた。
一方、本実施の形態では、256階調の現フレーム画像信号idを8階調の現フレーム画像信号c(id)へと変換し、フレームメモリ4に記憶するようにした。階調数の変換は、画像信号の上位数ビットを抽出することにより容易に実現可能であり、256階調の現フレーム画像信号idを8階調の現フレーム画像信号c(id)へと変換する場合には、8ビット(すなわち256階調)の現フレーム画像信号idから、上位3ビットを抽出すればよい。
記憶した変換後の現フレーム画像信号c(id)は、1フレーム期間経過後に前フレーム画像信号c(jd)として読み出される。演算器6は読み出した前フレーム画像信号c(jd)および現フレーム画像信号idを、図6の信号変換用テーブル32aの行および列に適用し、交点にある出力データを画像信号odとして出力する。
このとき、現フレーム画像信号idが256階調であるのに対し、図6の信号変換用テーブル32aは、8階調の現フレーム画像信号に対応した出力データしか備えていない。したがって、1次元の線形補間をおこなって、8階調の現フレーム画像信号c(id)に対応した出力データから、256階調の現フレーム画像信号idに対応した出力データを算出する。すなわち、たとえば現フレーム画像信号idの階調が“144”であり、8階調の現フレーム画像信号c(id)の階調“4”と階調“5”の中間に相当する場合には、信号変換用テーブル32aの階調“4”および階調“5”に対応する2つの出力データの中間値を、階調“144”に対応する出力データとすればよい。
以上述べたように、本実施の形態では、ビット数変換後の現フレーム画像信号をフレームメモリに記憶するようにした。したがって、フレームメモリに必要なメモリ量およびフレームメモリと演算器とを接続するデータ線の本数を、大幅に削減することができ、画像信号処理回路の回路規模を小さくすることができる。る。
また、信号変換用テーブルを、256階調ある前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調に対応した8×8のテーブルとして構成した。したがって、信号変換用テーブルを格納するためのパラメータメモリの容量、およびパラメータメモリと演算器とを接続するデータ線の本数を大幅に削減することができ、画像信号処理回路の回路規模を小さくすることができる。
なお、信号変換用テーブルの行数と列数とが同一である必要はなく、たとえば、8階調の前フレーム画像信号と256階調の現フレーム画像信号とに対応して、8行256列の信号変換用テーブルとしてもよい。この場合、演算器6にて線形補間を行なう必要がなくなる。したがって、パラメータメモリのサイズはやや大きくなるものの、演算器の演算負荷を低減することが可能である。
また、フレームメモリに記憶する画像信号の階調数と、信号変換用テーブルにおける前フレーム画像信号の階調数とが異なっていてもよい。すなわち、信号変換用テーブル32aを8階調の前フレーム画像信号に対応して構成する一方、フレームメモリに記憶する画像信号を4ビット(すなわち16階調)などのより多い階調数としてもよい。ただし、この場合には、実施の形態4と同様の2次元の線形補間が必要になる。
実施の形態6
前記実施の形態5では、信号変換用テーブル32aを、256階調ある前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調に対応して構成し、演算器における線形補間によって256階調の前フレーム画像信号および現フレーム画像信号に対応した出力データを出力するように構成した。
前記実施の形態5では、信号変換用テーブル32aを、256階調ある前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調に対応して構成し、演算器における線形補間によって256階調の前フレーム画像信号および現フレーム画像信号に対応した出力データを出力するように構成した。
一方、本実施の形態では、256階調ある前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調に対応して信号変換用テーブル32aおよび信号変換用補間テーブル32bを設け、信号変換用テーブル32aの出力データodおよび信号変換用補間テーブル32bの補間用差分データΔodの両者から、256階調の現フレーム画像信号に対応した出力データを出力するように構成した。
8階調へと変換された現フレーム画像信号c(id)がフレームメモリ4に記憶され、1フレーム期間経過後に前フレーム画像信号c(jd)として読み出される。演算器6は読み出した前フレーム画像信号c(jd)および現フレーム画像信号idを、図6の信号変換用テーブル32aの行および列に適用し、交点にある出力データを画像信号odとして出力する。
しかし、このとき、現フレーム画像信号idが256階調であるのに対し、図6の信号変換用テーブル32aは、8階調の現フレーム画像信号に対応した出力データしか備えていない。したがって、図8に示す信号変換用補間テーブル32bを使用して、256階調の現フレーム画像信号idに対応した出力データを算出する。
たとえば、現フレーム画像信号idの階調が“144”であり、8階調の現フレーム画像信号c(id)の階調“4”と階調“5”の中間に相当する場合には、信号変換用テーブル32aおよび信号変換用補間テーブル32bから、階調“4”に対応する出力データodおよび補間用差分データΔodを読み出す。そして、256階調における階調“144”と8階調における階調“4”とのあいだの差を算出し、補間用差分データΔodに乗算する。乗算結果が出力データodに加算され、最終的な出力データとしてソースドライバ8へと供給される。
このように本実施の形態では、前フレーム画像信号および現フレーム画像信号のうちのそれぞれ8階調に対応して出力データ、補間用差分データをそれぞれ備えた信号変換用テーブルと信号変換用補間テーブルを設け、補間用差分データを使用して出力データの補間を行なうように構成した。したがって、信号変換用テーブルおよび信号変換用補間テーブルを格納するパラメータメモリのサイズを大幅に削減できるとともに、パラメータメモリと演算器とを接続するデータ線の本数を削減し回路規模を小さくすることが可能である。また、演算器における補間の計算が単純化され計算量が減少するため、さらに回路規模を縮小することが可能である。
また、画像信号のビット長を変換しデータ量を削減したうえでフレームメモリに記憶するため、フレームメモリのサイズを小さくすることが可能になり、また、フレームメモリと比較回路とを接続するデータ線の本数を削減して回路規模を小さくすることができる。
実施の形態7
液晶表示装置では、周温の変化や表示パネルの背面に配置されたバックライトの発熱により、液晶の応答特性、すなわち透過率の立ち上りや立ち下りの特性が変化する。そこで本実施の形態の液晶表示装置では、温度によって液晶への印加電圧を変えることを特徴とする。
液晶表示装置では、周温の変化や表示パネルの背面に配置されたバックライトの発熱により、液晶の応答特性、すなわち透過率の立ち上りや立ち下りの特性が変化する。そこで本実施の形態の液晶表示装置では、温度によって液晶への印加電圧を変えることを特徴とする。
図4に示すように、本実施の形態の液晶表示装置は、温度センサ26および温度検出回路28を備えている。また、パラメータメモリ32内には、温度条件に応じた複数の信号変換用テーブル32aを備えている。さらに、必要に応じ複数の信号変換用補間テーブル32bを備えている。
温度検出回路28は、温度センサ26からの信号によって液晶の温度を検出し、演算器6へと伝達する。演算器6はこの温度情報にもとづいて、複数の信号変換用テーブル32a(および信号変換用補間テーブル32b)のうち、いずれを使用するかを選択する。
一般に液晶は低温時には応答が遅く、高温時には応答が速くなる。したがって、たとえば通常時用の信号変換用テーブル32aのほかに、現フレーム画像信号と前フレーム画像信号とのあいだの差をより強調する低温時用の信号変換用テーブル32aと、現フレーム画像信号と前フレーム画像信号とのあいだの差をあまり強調していない高温時用の信号変換用テーブル32aとを用意しておき、温度検出回路からの情報にもとづいてこれらのいずれかを選択して使用するとよい。周温やバックライトの熱などに左右されることなく、常に、1フレーム期間後に液晶を所望の透過率とすることができ、動画表示品質の良好な液晶表示装置を得ることができる。
また、複数の信号変換用テーブル32aを設けるかわりに、標準温度における信号変換用テーブル32aおよびこの信号変換用テーブル32aの各出力データについての温度依存性を記憶しておき、この温度依存性および温度センサで検知した液晶の温度から、信号変換用テーブル32aの出力データを補正してもよい。
なお、温度センサ26としては、表示パネルの基板表面に熱電対を貼り付けておけばよい。また、液晶の抵抗や容量は温度によって変化する。したがって、表示パネルに表示に使用しないダミーの電極を設けておき、液晶の抵抗や容量を観測しておくことにより、温度センサ26として使用することもできる。
実施の形態8
本実施の形態においては、さらに「ゴースト」を抑制し、また「動きぼけ」をも併せて抑制するため、各フレームにおいて画像信号の書き込みから一定の遅延時間が経過した後にバックライトの点灯を行う。
本実施の形態においては、さらに「ゴースト」を抑制し、また「動きぼけ」をも併せて抑制するため、各フレームにおいて画像信号の書き込みから一定の遅延時間が経過した後にバックライトの点灯を行う。
図4に示すように、本実施の形態の液晶表示装置においては、表示パネル22の画像表示部24が、画素の行方向に8つの表示ブロックB1〜B8に分割されており、各表示ブロック毎にランプ38が配置されている。ランプ38は、制御回路12からのタイミング信号にしたがい、バックライト点灯回路42によって順次点灯される。また、図9の側面断面図に示すように、バックライト36の各ランプ38は、隣の表示ブロックに光が漏れないように、遮光壁40によって互いに隔てられている。なお、ランプ38を各表示ブロック毎に複数本設けて輝度アップを図ることができる。
図10は、バックライトの点灯タイミングを示すタイミング図である。画像表示部24の走査線が1行目から順に走査され、走査線に接続された画素の液晶へと電圧が印加される。図示の例では、画像表示部24は行方向に8つの表示ブロックB1〜B8に分けられており、1つの表示ブロックは1フレーム期間の1/8である約2msecの間に走査される。
表示ブロックB1に注目して説明する。表示ブロックB1を照明するランプ#1は、表示ブロックB1が走査期間t1中に走査された後、5ブロック分の走査期間に等しい遅延期間t2を経過後、2ブロック分の走査期間に等しい点灯期間t3の間点灯する。表示ブロックB2〜B8を照明するランプ#2〜#8は、それぞれ1ブロック分の走査期間ずつ遅れてランプ#1と同様の動作を行う。
このように、バックライトのランプ点灯期間が制限されている結果、表示パネル22がインパルス型の発光状態となり、「動きぼけ」のないシャープな画像が得られる。
また、画素に白黒を交互に表示させた場合の液晶の光学応答を図11に示したが、ここから明らかなように、遅延期間t2をおいてランプ#1を点灯させているため、液晶の光学応答の立ち上がり(および立ち下がり)期間にはランプが点灯していない。このため、液晶の透過率の遷移状態が観視者に観察されることがなく、充分に応答を完了し所望の透過率に達した状態のみが観視者に観察される。したがって、前フレームの液晶の状態が「ゴースト」として観察されることがなく、動画の表示品質がさらに向上する。
なお、実施例において、各表示ブロックのランプの点灯時間は約4msecであり、バックライトの点灯時間比率は約1/4である。バックライトの点灯時間比率は、前記遅延期間t2を変化させることによって調節することができ、動画表示と画面輝度のバランスを考慮して適宜設定すればよい。動画表示の観点からは、液晶の光学応答が安定してから発光するように、点灯時間比率を小さく(すなわちt2を長く、t3を短く)設定する方が好ましく、一方、画面輝度の観点からは点灯時間比率を大きく(すなわちt2を短く、t3を長く)設定する方が好ましい。
実施の形態9
前述のとおり、ランプの消灯期間(走査期間t1と遅延期間t2の和)と点灯期間t3との比率を変えることにより表示パネルの輝度を制御することが可能であるが、さらに、ランプに流す電流値を変えることによっても、表示パネルの輝度を制御することが可能である。
前述のとおり、ランプの消灯期間(走査期間t1と遅延期間t2の和)と点灯期間t3との比率を変えることにより表示パネルの輝度を制御することが可能であるが、さらに、ランプに流す電流値を変えることによっても、表示パネルの輝度を制御することが可能である。
また、図12に示すように、ランプの点灯期間t3をさらに時分割し、数百Hz好ましくは200〜300Hzで駆動されている蛍光ランプにおいて、点灯時間T3と消灯時間T2との比を制御することにより、バックライトすなわち表示パネルの輝度を制御することが可能である。したがって、ランプの点灯期間t3を変化させた場合でも、点灯時間T3と消灯時間T2の比を制御することにより、バックライトすなわち表示パネルの輝度を同一にすることが可能である。
さらに、各ランプのあいだに輝度のばらつきがある場合や、各表示ブロックのあいだに輝度のばらつきがある場合には、図13に示すように、各ランプの点灯期間t3を適宜調整することにより、輝度を均一に制御することができる。図13は、ランプ#1の点灯期間t3を短くした例を示す。
また、各ランプに流す電流値を適宜調整し、輝度の低い表示ブロックのランプに他の表示ブロックのランプよりも大きい電流を流すようにしても、表示パネルの輝度を均一とすることができる。
また、図12にて説明したランプの点灯期間t3をさらに時分割する例においても、点灯時間T3と消灯時間T2との比を各ランプごとに適宜設定することにより、表示パネルの輝度を均一に制御することができる。
実施の形態10
前述の実施の形態においては、各表示ブロックごとにランプ38を設け、これら各ランプによって各表示ブロックを分割して照明する例を説明したが、本実施の形態においては、バックライトの前方に分割して開閉可能なシャッタを設けることにより、各表示ブロックを分割して照明する。
前述の実施の形態においては、各表示ブロックごとにランプ38を設け、これら各ランプによって各表示ブロックを分割して照明する例を説明したが、本実施の形態においては、バックライトの前方に分割して開閉可能なシャッタを設けることにより、各表示ブロックを分割して照明する。
図14は、本実施の形態にかかる液晶表示装置を示す模式図である。表示パネル22とバックライト36の間にシャッタ44が設けられている。シャッタ44は、図4に示した液晶パネル22の各表示ブロックB1〜B8毎に分割して開閉でき、外部からの同期信号にしたがって、シャッタ制御回路46によって順次開閉される。ブロック毎の開閉タイミングについては、図10および実施の形態8におけるランプ38の点灯タイミングと同様である。
シャッタ44には、たとえば、階調表示には適さないが応答速度の速い強誘電液晶パネルなどを用いることができる。表示ブロック毎に分割して開閉をさせるには、強誘電液晶パネルの電極を表示ブロックごとに分割して形成すればよい。
なお、本実施の形態においては、液晶パネル22がバックライトの光を透過させて表示を行う透過型について説明したが、液晶パネル22が外光の反射により表示を行う反射型液晶パネルである場合には、液晶パネル22の手前(観視者側)にシャッタ44を設けて同様の動作をさせればよい。
実施の形態11
通常、テレビジョン放送やVTRなどの再生信号は、走査線を一本飛ばしに走査していくインターレースと呼ばれる信号方式である。すなわち、偶数番目のフレームにおいては偶数番目の走査線が順次選択され、奇数番目のフレームにおいては奇数番目の走査線が順次選択され、結果として各画素には2フレームに1回だけ画像信号が書き込まれることになる。このように、インターレース方式では2フレームで一枚の画像を表示していることになるため、各フレームをそれぞれフィールドと呼称し、2フィールドをまとめて1フレームと呼ぶ。
通常、テレビジョン放送やVTRなどの再生信号は、走査線を一本飛ばしに走査していくインターレースと呼ばれる信号方式である。すなわち、偶数番目のフレームにおいては偶数番目の走査線が順次選択され、奇数番目のフレームにおいては奇数番目の走査線が順次選択され、結果として各画素には2フレームに1回だけ画像信号が書き込まれることになる。このように、インターレース方式では2フレームで一枚の画像を表示していることになるため、各フレームをそれぞれフィールドと呼称し、2フィールドをまとめて1フレームと呼ぶ。
本実施の形態では、インターレース方式の画像信号を表示する液晶表示装置において、各画素に1フレーム(すなわち、2フィールド)に1回画像信号を書き込むとともに、1フレームに1回消去信号を書き込むことを特徴とする。つまり、偶数番目のフィールド(以下、偶数フィールドという)では、偶数ラインの画素に画像信号を書き込む一方、奇数ラインの画素に各画素の電位をそろえるための消去信号を書き込み、奇数番目のフィールド(以下、奇数フィールドという)では、奇数ラインの画素に画像信号を書き込む一方、偶数ラインの画素に消去信号を書き込む。
さらに、表示すべき階調に対応した本来の画像信号を、消去信号の階調との間の階調差が大きくなる方向に変換する機能を有し、この変換された画像信号をソースドライバへと供給する。
画像信号の書き込みを行う前に、すべての画素に同階調の消去信号を書きこんで、それ以前のフレームにおける表示の影響を消去するため、各画素の光学応答時間を前フレームの表示画像によらず均一化することができる。
図15は、本実施の形態にかかる液晶表示装置を示すブロック図である。本実施の形態の液晶表示装置2は、消去信号と画像信号処理回路34からの画像信号odとが入力され、これらのいずれかをソースドライバ8へと出力する信号切換回路18を備えている。消去信号は、たとえば、画像信号の最大電圧レベル以上の電圧レベルを有する黒表示信号とする。一般に、TN液晶の応答速度は、高い電圧を印加された場合に速いため、消去信号を電圧レベルの高い黒表示信号とすれば前画像の消去に有利であるからである。また、前の電圧印加の状態が黒レベルであれば、コントラストの低下も抑制されるという利点もある。
すでに述べたように、液晶表示装置2は、外部から供給されたインターレース方式の画像信号を表示するが、インターレース方式の画像信号では、1フレームが偶数フィールドと奇数フィールドの2フィールドによって構成され、偶数フィールドの信号には偶数ラインの画素に書き込む画像情報が含まれ、奇数フィールドの信号には奇数ラインの画素に書き込む画像情報が含まれている。したがって、一般的な液晶表示装置によってインターレース方式の画像信号を表示する場合には、偶数フィールドには偶数ラインのみを走査し、奇数フィールドには奇数ラインのみを走査する飛び越し走査を行う。
しかし、本実施の形態の液晶表示装置2は、偶数フィールドおよび奇数フィールドのいずれにおいても全てのラインを線順次に走査する順次走査を行い、1ライン毎に画像信号の書き込みと消去信号の書き込みを交互に行う。画像信号および消去信号の交互書き込みは、信号切換回路18が、1ライン毎に画像信号と消去信号とを、交互に切り換えることにより行うことができる。
図16は、液晶表示装置2の動作の概略を示すタイミング図である。図16の上段に示すように、偶数フィールドにおいては、偶数(=2n)ラインが選択された時は画像信号を書き込む一方、奇数(=2n+1)ラインが選択された時は消去信号を書き込む。また、奇数フィールドにおいては、奇数ラインが選択された時は画像信号を書き込む一方、偶数ラインが選択された時は消去信号を書き込む。
こうして画像信号および消去信号を書き込むことにより、液晶の光学応答は図16の中段に示すようになる。2n行目にある偶数ラインの液晶光学応答は、偶数フィールドにおいて書き込まれた画像信号に応じて階調が変化し、続く奇数フィールドにおいて書き込まれた画像信号が消去されて黒表示となり、この動作をフィールド毎に交互に繰り返す。一方、(2n+1)行目にある奇数ラインの液晶光学応答は、これとは逆に、偶数フィールドにおいて前の画像消去信号が消去されて黒表示となり、続く奇数フィールドにおいて書き込まれた画像信号に応じて階調が変化する。
このように、画像信号の書き込みを行う前に、画像情報を消去して均一な黒表示とするため、各画素の光学応答時間を前フレームの表示画像によらず均一化することができる。たとえば、前フレームで黒表示を行っていた画素と白表示を行っていた画素を、同時に別の階調に書き換えた場合であっても、いずれの画素も一旦黒表示となった後に、次の階調信号が書き込まれるため、液晶応答の相違による輝度差をほとんど生じない。したがって、「ゴースト」を除去することができる。
本実施の形態においては、信号切換回路18によって画像信号と消去信号をライン毎に切換えて消去信号の書き込みを行ったが、消去信号の書き込み方法はこれに限らない。たとえば、画像信号をソースドライバに供給する前に適当なプログラムによりデータ処理したり、フレーム数ずつメモリに蓄積するなどして、消去信号を合成した後にソースドライバに供給することにより、消去信号の書き込みを行ってもよい。
さらに「ゴースト」を抑制し、また「動きぼけ」をも併せて抑制するため、前記実施の形態8と同様に、各フィールドにおいて画像信号の書き込みから一定の遅延時間が経過した後にバックライトの点灯を行うようにするとよい。
図15に示すように、表示パネル22の画像表示部24を、画素の行方向にたとえば8つの表示ブロックB1〜B8に分割し、各表示ブロック毎にランプ38を配置する。ランプ38は、制御回路12からのタイミング信号にしたがい、バックライト点灯回路42によって順次点灯する。そして、各表示ブロックのランプは、その表示ブロックの走査終了後、所定の遅延期間が経過するのを待ってから点灯するようにされている。
したがって、バックライトの点灯タイミングは、図16の下段に示すとおりとなり、液晶が充分に光学応答を終えてから点灯するため、液晶の透過率の遷移状態が観視者に観察されることがない。また、バックライトのランプ点灯期間が短時間に制限されている結果、表示パネル22がインパルス型の発光状態となり、「動きぼけ」のないシャープな画像が得られる。
このように、消去信号の印加とバックライトの分割点灯とを行なうことにより、画像信号の書き込み前に全画素の電位が消去信号の電位にそろえられ、画像信号の書き込み後、液晶の応答がある程度安定した期間にのみバックライトが点灯するため、「ゴースト」が除去される。また、バックライトの点灯期間が制限されている結果、表示パネル22がインパルス型の発光状態となり、「動きぼけ」のないシャープな画像が得られる。
なお、消去信号は各画素の透過率をそろえることが目的であるから、白階調であっても、黒階調であっても、また中間調であってもかまわない。しかし、「ゴースト」除去の観点からは、消去信号は黒階調信号であることが好ましく、その電圧Vhはできるだけ高い方が好ましい。一般的なノーマリホワイト駆動のTN型液晶表示素子の場合、白階調から黒階調への変化の方が、その逆の変化に比べて液晶の応答速度が速く、また、液晶表示素子に印加される電圧が高い方が応答速度は速くなる。そして、液晶の応答が速い程、消去信号を書き込んだ時に液晶の状態が素早く安定する。したがって、消去信号は黒階調信号であることが好ましく、その電圧Vhはできるだけ高い方が好ましい。また、液晶中の不純物による焼き付き対策として、各画素に印加される消去信号の極性は表示領域毎に、あるいはフレーム毎に反転させることが好ましい。
さらに、消去信号として黒階調信号Vhを印加した後、画像信号を印加する場合、図17の曲線aに示すように、従来と同じように階調信号から印加電圧を決定すると、液晶の応答が遅れ、所望のパネル透過率に達しないため、画面輝度が低下してしまう。
液晶の応答特性は、図18に示すように、本来の画像信号に対応した印加電圧V1では、期待する透過率Y1に達するためには数フレーム分の時間が必要である。しかし、消去信号Vhとの差がより大きくなるように補正した補正電圧V2を印加すると、1フレーム分の時間16msec以内で、所望の透過率Y1に達する。したがって、黒階調信号の書き込みで全画面の消去を行ってゴーストを除去する場合には、静止画状態で透過率がY1に達する電圧V1ではなく、16msec後に液晶の透過率が黒状態から所望の透過率Y1に達する補正電圧V2を選定すれば、パネル輝度は改善される。
液晶の特性は、図18に示すように、より大きな電圧変化を加えた方が液晶の応答が速くなる特性があるため、たとえば図18の画像信号V1の代わりに、16msecで画像信号V1印加時の安定状態透過率Y1に達するような電圧V2とするように画像信号の変換を行う。この補正電圧V2を黒階調信号の書き込み後に印加することにより、図17の曲線cに示すように液晶の応答が加速され、画面輝度を向上することができる。
補正電圧V2を表示パネルに印加するためには、図3に示すように、信号変換用テーブルを用いて画像信号を補正し、ソースドライバ8へと入力するようにすればよい。図3において、入力された画像信号idから表示パネル22に印加する電圧avを決定する際に、まず信号変換用テーブルを用いて、液晶パネルに印加する電圧が図18の印加電圧V1から補正電圧V2になるように画像信号を補正し、補正後の画像信号odにもとづいてソースドライバ8が液晶パネル22に電圧を割り当てる。その結果、液晶表示装置2のソースドライバ8に内蔵される階調電圧発生回路の構成を変更することなく、入力画像信号に対応して液晶パネル22に印加する電圧を、図18のV1からV2に補正することが可能となる。また、このように画像信号を補正することにより、外部からの切り換え信号で、信号変換用テーブルの適用・非適用、すなわち信号変換の実施と非実施を切換えることができる。
信号変換用テーブルの例を図19に示しておく。本実施の形態においては、前フィールドの画像信号は常に黒、すなわち階調“0”であるから、信号変換用テーブル32aは、図5あるいは図6に示した信号変換用テーブルのうち、前フレーム画像信号の階調“0”に対応する一行だけを抽出し、使用すればよい。また、図15にはフレームメモリ4が図示されているが、消去信号の印加を行なう場合には前フィールドの画像信号は消去信号であって常に一定であるから、フレームメモリ4を省略することが可能である。
なお、インターレース方式の液晶表示装置において、本来は非選択となるラインの画素に消去信号を印加する本実施の形態の液晶表示装置は、従来のプログレッシブ駆動の液晶表示装置に、消去信号の信号源および消去信号と画像信号とを切り換える信号切換回路を付加することにより容易に実現可能である。また、逆に、インターレース駆動を行う液晶表示装置と同様の回路構成を用いて、垂直シフトレジスタに与えるスタートパルスの周期を半分として、偶数行走査と奇数行走査のスタートパルスのタイミングを1ライン分ずらすことにより擬似的にプログレッシブ駆動を行なうとともに、画像信号と消去信号とを交互に印加するようにしてもよい。また、バックライトの分割点灯を行なう液晶表示装置は、従来の液晶表示装置においてランプの本数を適当に設定し、これらを個別に点消灯させることのできるバックライト点灯回路を設けることにより、容易に実現が可能である。
2 液晶表示装置、4 フレームメモリ、6 演算器、8 ソースドライバ、10 ゲートドライバ、12 制御回路、18 信号切換回路、20 垂直駆動回路、22 表示パネル、24 画像表示部、26 温度センサ、28 温度検出回路、30 水平駆動回路、32 パラメータメモリ、32a 信号変換用テーブル、32b 信号変換用補間テーブル、34 画像信号処理回路、36 バックライト、38 ランプ、42 バックライト点灯回路、44 シャッタ、 46 シャッタ制御回路。
Claims (2)
- 液晶の温度を検出する温度検出回路と、
現フレーム画像信号を記憶し一定時間の遅延ののちに前フレーム画像信号として出力するフレームメモリと、
前フレーム画像信号の各値および現フレーム画像信号の各値に対応させて出力データを格納した複数の信号変換用テーブルと、
前記温度検出回路からの信号にもとづいて前記信号変換用テーブルのいずれか1つを使用し、現フレーム画像信号および現フレーム画像信号から出力データを決定する演算器と
を備える液晶表示装置。 - 液晶の温度を検出する温度検出回路と、
現フレーム画像信号のデータ量を削減するデータ変換手段と、
変換後の現フレーム画像信号を記憶し、一定時間の遅延ののちに前フレーム画像信号として出力するフレームメモリと、
前フレーム画像信号の各値の一部、および現フレーム画像信号の各値の一部に対応させて出力データを格納した複数の信号変換用テーブルと、
前フレーム画像信号の各値の一部、および現フレーム画像信号の各値の一部に対応させて補間用差分データを格納した信号変換用補間テーブルと、
前記温度検出回路からの信号にもとづいて前記信号変換用テーブルのいずれか1つ、および前記信号変換用補間テーブルを使用して、現フレーム画像信号および前フレーム画像信号から出力データを決定する演算器と
を備える液晶表示装置。
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2005
- 2005-09-02 JP JP2005255501A patent/JP2006048074A/ja active Pending
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