JPH05313503A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JPH05313503A
JPH05313503A JP11767392A JP11767392A JPH05313503A JP H05313503 A JPH05313503 A JP H05313503A JP 11767392 A JP11767392 A JP 11767392A JP 11767392 A JP11767392 A JP 11767392A JP H05313503 A JPH05313503 A JP H05313503A
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JP
Japan
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bottle
tube
developing
opening
lever
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JP11767392A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Yamada
尚寿 山田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボトルからのチューブの切り離しを容易に行う
ことができ、かつ液垂れよる作業者および装置内部の汚
染をも防止できる液体供給装置を提供する。 【構成】チューブ26をクリップ29により保持板30
に固定する。保持板30は、軸31およびレバー32の
移動に伴ってスライド自在とすることにより、軸31お
よびレバー32の移動に伴ってチューブ26を移動可能
とする。現像ボトル21の開口21aには蓋部材10を
設ける。蓋部材10はチューブ26が移動されるのに伴
って開閉し、チューブ26の先端を現像ボトル21の内
外に案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば静電プロッタや
静電プリンタなどにおいて静電記録紙に形成された潜像
を現像液中のトナーで現像して作画する装置などに適用
され、例えば現像液などの液体を現像器等の供給対象体
に供給する液体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電記録紙等の記録シート上に静電潜像
を形成し、これにトナーを含んだ現像液に接触させるこ
とにより現像するようにし、これによって記録シートに
画像を形成するようにした湿式現像装置は例えば、大版
の記録シートに像を記録するための記録装置等として利
用されている。図8はこの種の装置の従来の構成例を示
す図である。図中、1は基体1aの上面にスリット状の
窓1bを設けた箱型の現像器である。
【0003】2は現像液3を収容した現像ボトル、4は
ポンプ、5,6,7はチューブである。現像ボトル2に
は現像液3を吸い上げるためのチューブ5の一端が固定
されている。チューブ5の他端は、スリット状の窓1b
の一端に連接されている。スリット状の窓1bの他端に
は、チューブ6の一端が固定されている。チューブ6の
他端は、ポンプ4の吸い込み側に連接されている。ポン
プ4の吹き出し側には、チューブ7の一端が固定されて
いる。チューブ7は二股に分かれ、一方はそのまま現像
ボトル2へ連通し、他方は濃度測定器8を通って同じく
現像ボトル2へ連通している。
【0004】記録シートPは例えば静電記録紙のように
静電潜像を形成できるものであって、静電潜像が形成さ
れた後に現像器1上に搬送される。現像器1において、
そのスリット状の窓1bの形成されている面はフラット
で、鏡面に近いレベルまで粗さを除去した加工が施され
ており、記録シートPでその上を覆った状態でポンプ4
を動作させると、現像器1の上面の平面部に記録シート
Pが密着してスリットは気密状態になる。
【0005】かくして現像器1のスリット状の窓1b内
が負圧になり、この負圧によって現像ボトル2から現像
液3がチューブ5を介して吸上ってくる。現像液2は現
像器1を介してチューブ6に流れ込み、チューブ6を介
してポンプ4へ流れ、さらに現像ボトル2へと循環す
る。なおポンプ4から押し出された現像液3は,一部が
濃度測定器8を経て現像ボトル2へ戻り循環する。
【0006】そして、現像器1のスリット状の窓1b部
分を次々と静電潜像を保持した記録シートPが通過する
ことで、この窓1bを流れる現像液3が記録シートPに
付着し、現像液3中のトナーが静電潜像に吸着されるこ
とで現像作用を受ける。
【0007】ところでこのような装置では、現像液3中
のトナーが画像形成とともに消費されて現像液3のトナ
ー濃度が低下し、画像濃度が低くなってしまう。そこ
で、装置内に高濃度のトナー原液(以下、コンクトナー
と称する)9を貯留したコンクボトル10を内蔵し、コ
ンクトナー9を現像液3に補給して現像液3のトナー濃
度を調節する。コンクボトル10にはチューブ11の一
端が固定されている。チューブ11は電磁弁12を介し
てチューブ6に連通されている。コンクトナー9の補給
は、ポンプ4の作動中に電磁弁12を開くことにより、
コンクボトル10からコンクトナー9をポンプ4の吸い
上げ力で現像液2中に吸い出して行う。コンクトナー9
の補給量は、電磁弁12が開いている時間で制御され
る。かくして濃度測定器8の出力に応じて、電磁弁12
の開放を制御することにより、コンクトナー9を少量ず
つ現像液3に補給して、現像液3のトナー濃度を一定に
保つように工夫されている。なおコンクトナー9が補給
された現像液3はポンプ4の直後にある濃度測定器8を
通るので、コンクトナー9が補給されたことをすぐに検
出することができる。
【0008】ところで現像ボトル2は消耗品であり、ユ
ーザが交換する。現像ボトル2は、現像液3の溶媒であ
るアイソパーが少しずつ揮発し、現像ボトル2内の液量
が一定値以下になったことを使用者が目視で確認して交
換時期を知り、交換する。
【0009】現像ボトル2を交換するには、現像ボトル
2に固定されたチューブ5,6を現像ボトル2から取り
外す作業が必要である。なおチューブ5,6は現像ボト
ル2の開口に嵌合するキャップに固定されており、現像
ボトル2の開口にキャップをはめることにより現像ボト
ル2にチューブ5,6が固定されている。
【0010】従って、現像ボトル2を交換するに当たっ
ては、使用者は現像ボトル2からキャップを外すことに
よってチューブ5,6を外し、さらに現像ボトル2から
チューブ5,6を抜き出す。こののち、現像ボトル2を
装置外に取り出し、新品をセットする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ボトル内に
あったチューブを抜き出す場合、チューブには現像液が
付着しているために、これが作業者の体や衣服に付着し
てしまったり、または装置内部に垂れてしまったりす
る。
【0012】また、チューブはボトルに対する状態を安
定的にするために、ボトルに対してしっかりと固定され
る。このため、ボトルからチューブを容易に抜き取るこ
とができずその作業が煩雑になるとともに、作業者が作
業を行うのに十分な空間を確保しておく必要があるた
め、装置の大型化を招く。以下、ボトルとチューブとの
切り離しを簡易化するための二つの従来例を説明する。
【0013】まず第1例は、キャップにチューブを固定
するとともに、振り上げ動作が可能なアームを設け、こ
のアームでキャップを保持する方法である。この構成で
は、作業者が手でボトルキャップを緩め、アームを振り
上げる。これにより、キャップおよびチューブはで上方
へ抜き出される。
【0014】しかし、ボトルの開口部径とアームの振り
上げ範囲には周囲の機構による制限があるので、ボトル
から抜き出されたチューブは斜めになった姿勢で保持さ
れる。このため、チューブ内の残液がチューブ先端から
垂れ、作業者および装置内を汚染する。また作業者がボ
トルキャップを緩める作業を行うため、あるいはアーム
の振り上げ動作を行うための空間が必要であるので、装
置の大型化は免れない。
【0015】一方第2例は、予めボトル内にチューブの
一部を持たせておき、その部分はボトルから取り出さな
いようにする方法である。内蔵チューブは剛性があるプ
ラスチック等で作られ、ボトル口元まである。キャップ
側にもチューブが固定されており、ボトル内のチューブ
とキャップ側のチューブをパッキンを挟んで接合すべ
く、ボトル口元にキャップをねじって固定する。このよ
うな構成にすることで、ボトル内のチューブを抜き出す
スペースを省くことができる。
【0016】しかしこの構成では、現像直後にキャップ
をはずすと、キャップ側から液が垂れてきて、作業者お
よび装置内を汚染するおそれがある。また、ボトル内の
チューブとキャップ側チューブとの接合のための位置合
わせが難しい。
【0017】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、ボトルからの
チューブの切り離しを容易に行うことができ、かつ液垂
れよる作業者および装置内部の汚染をも防止できる液体
供給装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、例えばレ
バー、軸、保持板およびクリップよりなり、チューブを
移動させる移動手段と、この移動手段により前記チュー
ブが移動されるときに、前記チューブのボトル側の端部
がボトルの開口から前記ボトルに出入りする如く前記チ
ューブを案内する例えば蓋部材などの案内手段とを具備
した。
【0019】第2の発明は、上記第1の発明における案
内手段を、前記ボトルとは別体に設け、所定の第1の状
態から所定の第2の状態に遷移する際には、前記チュー
ブの前記ボトル側の端部を開口から前記ボトルの内部へ
と案内し、また前記第2の状態から前記第1の状態に遷
移する際には、前記チューブの前記端部を前記開口から
前記ボトルの外部へと案内するようにした。第3の発明
は、上記第2の発明における案内手段を、前記第2状態
にあっては前記ボトルの前記開口をほぼ塞ぐ形状とし
た。
【0020】第4の発明は、上記第1の発明に加えて、
前記チューブの前記ボトル側の端部が前記開口から前記
ボトルの外部に抜け出ている場合に、前記チューブの少
なくとも前記ボトル側の端部近傍をほぼ水平な姿勢に保
つ例えばガイドなどの保持手段を備えた。
【0021】
【作用】これらの手段を講じたことにより、移動手段に
よってチューブを移動させると、チューブのボトル側の
端部がボトルの開口からボトルに出入りする如く案内さ
れる。従って、移動手段を駆動してチューブを移動させ
ることにより、チューブがボトルから着脱される。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1乃至図4は本実施例に係る液体供給装
置を適用して構成された湿式現像装置の要部構成を示す
図であり、図1は一色の現像系の構成を示す図、図2は
現像ボトルの構成を示す斜視図、図3は現像ボトル近傍
の構造を一部破断して示す図、図4は現像ボトル近傍の
構造を示す正面図である。なお、図8と同一部分には同
一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0023】図中、21は現像ボトルであり、トナーが
溶媒であるアイソパーに溶けた4%濃度の現像液を収容
している。上方には開口部21aがあり、保管時や運搬
時にはキャップで塞がれている。現像ボトル21は各色
毎(シアン、マジェンタ、イエロー、ブラック)に分か
れており、装置内には合計4本の現像ボトル21が図4
に示すように装着可能である。現像ボトル21は、ボト
ル台22上の各色毎に決められた位置に並べて載置され
ている。ボトル台22は、両側部をスライドレール23
により、図3中の左右方向に関してスライド自在に保持
されており、装置内部に対して出し入れ可能である。
【0024】現像ボトル21には、開口21aに隣接し
てコンクボトル24を載置可能なポケット21bが設け
られている。また、現像ボトル21の上部には、この取
っ手21cが設けられている。
【0025】コンクボトル24は一般的なディスペンサ
ボトルと同様のポンプ機構を内蔵しており、頂部にノズ
ル24aと一体成型された被押圧部24bが位置してい
る。この被押圧部24bが下に押圧スライドされると、
前記ポンプ機構が働き、コンクボトル24内のコンクト
ナーをノズル24aから外へ噴出させる。ノズル24a
は、被押圧部24bからほぼ水平に伸びた管を、途中か
らその出口がほぼ真下に向かって伸びるよう折り曲げた
形状をしている。コンクボトル24を現像ボトル21の
ポケット21bに載置すると、前記ノズル24aが現像
ボトル21の開口21a部の真上に臨む位置にあり、ノ
ズル24aの先端は一部が開口21aから現像ボトル2
1内に入った状態になる。ノズル24aの水平状態の部
位は、開口21aの縁からある程度(例えば10〜20
mm)離れた位置にある。そのため、コンクボトル24は
ポケット21bに載置された状態では、ノズル24aが
開口21a内に入りノズル24aが回動して開口21a
から外れてしまうことのないように保持されるととも
に、被押圧部24bを例えば10〜20mmにわたって押
し下げることが可能である。
【0026】各色のコンクボトル24の被押圧部24b
の真上には、ソレノイド25が装置本体側に固定されて
設けられている。ソレノイド25のプランジャ25aは
付勢バネ25bによって上方へ付勢されており、ソレノ
イド25が駆動されるとプランジャ25aは付勢バネ2
5bに抗して下方へ移動し、コンクボトル24の被押圧
部24bを10〜20mmにわたって押し下げ可能な位置
にある。
【0027】26,27はチューブであり、容易に曲げ
ることが可能な軟質チューブであり、かつ容易には管の
断面が潰れないような適度な剛性を有している。チュー
ブ26の先端には径が大きい口金26aが固定されてい
る。チューブ26は、口金26aが固定された先端側が
開口21aから現像ボトル21内に入り込んでおり、口
金26aが固定された先端側が現像ボトル21内の現像
液中に位置している。チューブ26は現像ボトル21の
上方では、ほぼ水平な状態で設けられたガイド28内を
通っている。チューブ26のもう一方の先端は濃度測定
器8を介して現像器1のスリット状の窓の一端に接続さ
れている。チューブ27は一端側が開口21aから現像
ボトル21内に入り込んでいる。ただしチューブ27の
先端は、現像ボトル1内の現像液の液面には到達してい
ない。チューブ27のもう一方の端部は、ポンプ4の吹
き出し側に接続されている。
【0028】ガイド28は板金の組み合わせか、または
押し出し材料等で形成され、上部にチューブ26の外径
よりも狭い幅(例えば2mm位)の溝部が形成されてい
る。チューブ26は口金26aから例えば300mmの位
置をチューブ26の外径より小さな径を持つクリップ2
9で締め付けられている。クリップ29はチューブ26
の外径に巻き付いた状態で、一部がガイド28の溝部か
らガイド28の外に突出しており、保持板30に固定さ
れている。
【0029】保持板30には各色のチューブ26とにそ
れぞれ固定されたクリップ29(合計4個)がそれぞれ
固定されている。保持板30には軸31が左右2箇所ず
つクリップ29を分ける位置に、チューブ26やガイド
28と平行な状態で固定されている。軸31の端部には
レバー32が上下方向にのみ回動可能に接合ピン32a
で係合されている。軸31、レバー32はガイド28と
平行な状態に本体に固定されたパイプ33内にスライド
自在に保持されている。
【0030】パイプ33の一端はガイド28側へ開口を
持ち、他端側は、装置外側の操作面に面している。レバ
ー32の一部は、この装置外側の開口部から外へ一部が
出た状態にある。また接合ピン32aも、同じく装置外
側の開口部からパイプ33の外へ出た位置にあり、レバ
ー32は水平から真下まで約90度上下に揺動可能にな
っている。軸31は、その大部分がパイプ33内に収納
されている。レバー32を水平位置まで持ち上げてパイ
プ33内に挿入することで、軸31はパイプ33内から
押し出され、それにともなって保持板30が移動し、ク
リップ29を介してチューブ26がガイド28内をスラ
イド移動する位置関係にある。
【0031】現像ボトル21の開口21aと対向する位
置には、本体側に回動中心を持ち、開閉可能な蓋部材3
4が設けられている。蓋部材34は4個の現像ボトル2
1のそれぞれの開口21aの全てに対向するような幅を
有している。そして4個の現像ボトル21の開口21a
のそれぞれに対向する位置には、弾性部材34aがそれ
ぞれ設けられている。蓋部材34と弾性部材34aには
チューブ26が通過する穴が設けられている。この穴
は、チューブ26の外径よりも大きく、口金26aの外
径よりも小さな径を有している。チューブ27はその先
端が蓋部材34から現像ボトル21内へ約20mm突出し
た位置で蓋部材34に固定されている。また、蓋部材3
4と弾性部材34aは、コンクボトル24のノズル24
aとその回動範囲において干渉しないように切欠が設け
られている。蓋部材34は、図示しない付勢手段によっ
て常に現像ボトル21側へ押圧されている。
【0032】35はコンクトナー補給制御回路であり、
濃度測定器11からの出力に基づいてソレノイド25の
駆動を行い、コンクトナーの現像液への供給を制御す
る。なお濃度測定器11は現像液の透過光量を検出して
現像液のトナー濃度を検知している。
【0033】次に現像ボトル21を装置から取り出すと
きの各部の動作を説明する。現像ボトル21を取り出す
場合、作業者はレバー32を水平な状態になるまで振り
上げて、パイプ33内に押し込む。その結果、保持板3
0とともに、チューブ26はガイド28内をスライド移
動する。口金26aが蓋部材34と接触するまでは、蓋
部材34に対してチューブ26のみが現像ボトル21か
ら抜け出る方向へ移動する。そして口金26aが蓋部材
34と接触すると、蓋部材34は、その付勢力に抗して
チューブ26によって上方へ回動させられる。
【0034】レバー32が奥まで押し込まれると、蓋部
材34は図5に示すように、現像ボトル21の上方で起
立した状態となる。またチューブ26は同図に示すよう
に、現像ボトル21から完全に抜け出てほぼ水平位置に
なる。また蓋部材34は、現像ボトル21の移動に干渉
しない位置まで退避した位置にある。この状態では、4
個の現像ボトル21と、各現像ボトル21に保持された
コンクボトル24は、装置内のチューブ26,27や駆
動部材から完全に独立した状態にあるので、作業者がボ
トル台22を図6に示すように装置内から引き出すと、
ボトル台22はスライドレール23に案内されて装置外
へとスライドする。そして図6の如くボトル台22が装
置外に完全に引き出された状態にあっては、現像ボトル
21およびコンクボトル24は前述の如く装置内のチュ
ーブ26,27や駆動部材から完全に独立した状態にあ
るので、作業者は現像ボトル21およびコンクボトル2
4を容易に取り出すことができる。なお、チューブ2
6,27はともにほぼ水平な姿勢をとるので、チューブ
26,27に付着した残液は垂れることはない。また、
チューブ26についた現像液は、ガイド28内で乾いて
しまう。
【0035】ところで現像ボトル21とコンクボトル2
4との交換時期は必ずしも一致していない。コンクボト
ル24のみを交換する場合には、現像ボトル21はボト
ル台22上に乗せたままで、コンクボトル24をポケッ
ト21bから抜き取り、新品と交換すれば良い。現像ボ
トル21のみを交換する場合には、現像ボトル21ごと
コンクボトル24もボトル台22から外し、新品の現像
ボトル21にコンクボトル24を乗せ変えるだけで良
い。この場合も、コンクボトル24が現像ボトル21の
ポケット部1bに載置されているので、現像ボトル21
を持ち上げてもコンクボトル24が倒れてしまうことは
ない。
【0036】続いて現像ボトル21を装置内にセットす
るときの各部の動作を説明する。作業者は現像ボトル2
1をボトル台22に載置したのち、ボトル台22を装置
内へ押し込む。これによりボトル台22は、スライドレ
ール23に案内されて装置内にスライドする。次に、作
業者がレバー32を手前に引き抜くと、レバー32の移
動に伴って保持板30が移動し、さらに連動してチュー
ブ26がスライド移動する。チューブ26はガイド28
に緩く案内されているので屈座することはない。チュー
ブ26がスライド移動すると、付勢力により蓋部材34
が現像ボトル21の方へ回動を始める。従って、チュー
ブ26、チューブ27の先端は確実にボトル1の開口2
1aに導かれる。弾性部材34aが開口21aの縁に当
接した位置で蓋部材34の回動は停止し、チューブ27
も蓋部材34に固定されているので、動きが停止する。
チューブ26だけがレバー32の移動量(例えば280
mm)に連動して、現像ボトル21の底部に向かって移動
する。口金26aの自重とチューブ26の自重、柔軟性
でチューブ26はほぼ真下に垂れ下がる。
【0037】本実施例では保持板30の移動可能範囲
で、チューブ26の移動量が決まっている。レバー32
が最も引き出された位置で、軸31とレバー32の接合
ピン32aがパイプ33から外に抜け、レバー32は下
に垂れ下がることができる。
【0038】次にコンクトナー補給動作を説明する。前
述の如く、濃度測定器11の出力に基づいて、コンクト
ナー補給制御回路13によりソレノイド25が駆動され
る。ソレノイド25のプランジャ25aは例えば自重5
0gf程度であるから、付勢バネ25bは約100gf程度
に設定されている。この力量の差で、通常はプランジャ
25aは上方へ持ち上げられている。コンクボトル24
の被押圧部24bを押すのに必要な力量は、例えばスト
ローク10mm時に1.6kgf 、18mm時に2.0kgf に
設定されている。ソレノイドの力量は2〜3kgf に設定
されているので、十分にコンクボトル24を押圧できる
力量である。ちなみに、ストローク34mmの時の一回当
たりのコンクトナー平均噴出量は例えば1.77cc、1
8mmの時の平均噴出量は例えば3.24ccである。ソレ
ノイド25が駆動されると、図7に示す如くプランジャ
25aが被押圧部2bを押し、コンクトナーが現像ボト
ル21内へ供給される。
【0039】濃度測定器11で現像ボトル21内の現像
液濃度を検知するためには、現像液が循環している必要
があるので、現像液が循環しているときにコンクトナー
が補給される。チューブ27から現像ボトルへと還流し
た現像液が開口21a付近から勢い良くボトル内へ落下
することによって、現像ボトル21中に補給されたコン
クトナーは急速に攪拌される。
【0040】濃度測定器11は現像液の循環方向で、現
像ボトル21のすぐ下流側にあるので、現像ボトル21
内の現像液濃度を速やかに検知できる。また、現像器1
2の上流側にあるので実際に現像器に流れる直前の現像
液濃度を正確に検知可能である。
【0041】コンクボトル24のノズル24a部はボト
ル開口21aから一部が中に入っているので、確実にコ
ンクトナーを現像ボトル21内に噴出することができ
る。また、ノズル24a部はほぼ下方を向いているの
で、被押圧部24bがプランジャ25aに押圧されて移
動してもコンクトナーの噴出方向に変化がなく、コンク
トナーの確実な供給が可能である。なお、現像液中のト
ナー消費量が最も多いのは、記録紙にベタ画像を記録し
たときである。その時の単位長さ当たりのトナー消費量
は、例えば約3.6cc/mである。本実施例のコンクトナ
ー補給方法は現像系と独立しているので、現像中に補給
が可能である。例えば10mの記録紙に連続して画像形
成される場合にも、現像中にソレノイド25を複数回駆
動してやることにより、常に現像ボトル21内の現像液
濃度を一定に保つことが可能である。
【0042】ところで、現像ボトル21内のチューブ2
6が残っているときにボトル台22が引き出されたり、
ボトル台22が引き出された状態でレバー32を引いて
チューブ26が移動できると、装置が破損するおそれが
ある。このような装置の破損を防止するために、本実施
例ではフールプルーフ機構を設けている。すなわち、フ
ック36を装置本体に回動自在に固定して設けてある。
フック36は通常時にはボトル台22の係止部22aに
係合しており、ボトル台22を引き出すことはできな
い。レバー32が奥まで挿入されると保持板30の一部
がフック36を押圧回動させ、フック36が係止部22
aから外れる。その結果、ボトル台22を引き出すこと
が可能となる。同様の機構で、ボトル台22を引き出す
と、図示しない別のフックが保持板30に係合し、レバ
ー32を引き出すことができなくなる。ボトル台22を
奥まで挿入すると、フックが押圧回動して保持板30か
ら外れ、レバー32を引き出すことが可能になる。
【0043】以上のように本実施例によれば、レバー3
2を押し込むことにより、非常に容易に、かつチューブ
26,27に触れることなくチューブ26,27を現像
ボトル21から抜き出すことができる。また現像ボトル
21から抜き出されたチューブ26,27は、現像ボト
ル21を装置本体から引き出しても装置本体内に残留す
るので、作業者が現像ボトル21を取り出す際にチュー
ブ26,27に接触してしまうこともない。さらに現像
ボトル21から抜き出されたチューブ26,27は水平
な状態とされるので、残液が垂れることがなく、装置内
の汚染もない。
【0044】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記本実施例では、チューブ26先端
を現像ボトル21内に導く手段として回動可能な蓋部材
34を用いたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、要はフレキシブルなチューブ26の先端を現像ボト
ル21の開口21aへ確実に案内できるものであれば良
い。
【0045】また上記実施例では、チューブ26先端の
口金26aがチューブ26の移動とともに蓋部材34を
引っ張り、回動させる如く記したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、要はチューブ26の移動に連動
して蓋部材が移動する機構であれば良い。
【0046】また上記実施例では、チューブ26移動さ
せる手段として、レバー32をスライドさせる機構を提
案したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要
はチューブ26を現像ボトル21に対して移動できる機
構であれば良い。
【0047】さらに上記実施例では、チューブ26が現
像ボトル21から抜け出た時に、略水平の姿勢を保つと
記したが、チューブ26に付着した残液が垂れてこない
範囲であれば良く、例えば口金26aが高くなるように
保持されても良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形実施が可能である。
【0048】
【発明の効果】第1の発明は、例えばレバー、軸、保持
板およびクリップよりなり、チューブを移動させる移動
手段と、この移動手段により前記チューブが移動される
ときに、前記チューブのボトル側の端部がボトルの開口
から前記ボトルに出入りする如く前記チューブを案内す
る例えば蓋部材などの案内手段とを具備した。
【0049】第2の発明は、上記第1の発明における案
内手段を、前記ボトルとは別体に設け、所定の第1の状
態から所定の第2の状態に遷移する際には、前記チュー
ブの前記ボトル側の端部を開口から前記ボトルの内部へ
と案内し、また前記第2の状態から前記第1の状態に遷
移する際には、前記チューブの前記端部を前記開口から
前記ボトルの外部へと案内するようにした。第3の発明
は、上記第2の発明における案内手段を、前記第2状態
にあっては前記ボトルの前記開口をほぼ塞ぐ形状とし
た。
【0050】第4の発明は、上記第1の発明に加えて、
前記チューブの前記ボトル側の端部が前記開口から前記
ボトルの外部に抜け出ている場合に、前記チューブの少
なくとも前記ボトル側の端部近傍をほぼ水平な姿勢に保
つ例えばガイドなどの保持手段を備えた。これらによ
り、ボトルからのチューブの切り離しを容易に行うこと
ができ、かつ液垂れよる作業者および装置内部の汚染を
も防止できる液体供給装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る液体供給装置を適用
して構成された湿式現像装置の要部構成を示す図であ
り、一色の現像系の構成を示す図。
【図2】 本発明の一実施例に係る液体供給装置を適用
して構成された湿式現像装置の要部構成を示す図であ
り、現像ボトルの構成を示す斜視図。
【図3】 本発明の一実施例に係る液体供給装置を適用
して構成された湿式現像装置の要部構成を示す図であ
り、現像ボトル近傍の構造を一部破断して示す図。
【図4】 本発明の一実施例に係る液体供給装置を適用
して構成された湿式現像装置の要部構成を示す図であ
り、現像ボトル近傍の構造を示す正面図。
【図5】 レバーが押し込まれた状態を一部破断して示
す図。
【図6】 ボトル台22が装置本対外に引き出された状
態を一部破断して示す図。
【図7】 ソレノイドが駆動された状態を一部破断して
示す図。
【図8】 従来技術を説明する図。
【符号の説明】
21…現像ボトル、22…ボトル台、23…スライドレ
ール、24…コンクボトル、25…ソレノイド、26,
27…チューブ、28…ガイド、29…クリップ、30
…保持板、31…軸、32…レバー、33…パイプ、3
4…蓋部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトルに貯留された液体を、一端がこの
    ボトルに設けられた開口から前記ボトル内部に入り、他
    端が所定の供給対象体に接続されたチューブを介して前
    記供給対象体に供給する液体供給装置において、 前記チューブを移動させる移動手段と、 この移動手段により前記チューブが移動されるときに、
    前記チューブの前記ボトル側の端部が前記開口から前記
    ボトルに出入りする如く前記チューブを案内する案内手
    段とを具備した。
  2. 【請求項2】 案内手段は、ボトルとは別体に設けら
    れ、所定の第1の状態から所定の第2の状態に遷移する
    際には、チューブの前記ボトル側の端部を開口から前記
    ボトルの内部へと案内し、また前記第2の状態から前記
    第1の状態に遷移する際には、前記チューブの前記端部
    を前記開口から前記ボトルの外部へと案内することを特
    徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 【請求項3】 案内手段は、第2状態にあってはボトル
    の開口をほぼ塞ぐ形状をなしていることを特徴とする請
    求項2に記載の液体供給装置。
  4. 【請求項4】 チューブのボトル側の端部が開口から前
    記ボトルの外部に抜け出ている場合に、前記チューブの
    少なくとも前記ボトル側の端部近傍をほぼ水平な姿勢に
    保つ保持手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の液体供給装置。
JP11767392A 1992-05-11 1992-05-11 液体供給装置 Withdrawn JPH05313503A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016142994A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 富士ゼロックス株式会社 トナー調整機構、画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016142994A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 富士ゼロックス株式会社 トナー調整機構、画像形成装置

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