JPH05312794A - 液体分流方法 - Google Patents

液体分流方法

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JPH05312794A
JPH05312794A JP14323592A JP14323592A JPH05312794A JP H05312794 A JPH05312794 A JP H05312794A JP 14323592 A JP14323592 A JP 14323592A JP 14323592 A JP14323592 A JP 14323592A JP H05312794 A JPH05312794 A JP H05312794A
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JP
Japan
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liquid
tube
outlet end
ratio
branch
Prior art date
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Pending
Application number
JP14323592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ikeda
昌彦 池田
Hiroshi Uchihara
博 内原
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体クロマトグラフィの溶離液などのように
少流量の液体を任意の比率で分割採取することができる
流体分流方法を提供すること。 【構成】 1つの流路2を流れる液体を分岐点Cにおい
て2つの流路3,4に分流する方法において、2つの分
岐流路3,4のそれぞれの出口端S,Eの高さを相対的
に変化させることにより、2つの分岐流路3,4を流れ
る液体流量の比率が変わるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの流路を流れる液
体を分岐点において2つの流路に分流する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば液体クロマトグラフィにおいて用
いた溶離液などの液体を、他の分析装置(例えばFTI
Rを用いた分光分析装置や質量分析計など)に供給する
場合、従来は図5に示すように、溶離液用タンク11、送
液用ポンプ12、試料注入部13、分離カラム14、検出器15
などからなる液体クロマトグラフィ16の検出器15に連な
る流路17の末端に、分岐用T型ジョイント18を設け、こ
のジョイント18に適宜の内径を有するチューブ19,20を
接続し、一方のチューブ19は分析装置21に、他方のチュ
ーブ20は排出路(図外)にそれぞれ接続していた。な
お、22は試料注入用のシリンジ、23は記録計である。
【0003】そして、各チューブ19,20をそれぞれ流れ
る液体の流量を設定するのに、 チューブ19,20の内径を変える。 チューブ19,20の長さを変える。 分析装置21に連なるチューブ19にニードルバルブな
どの流量設定手段を設ける。 などの手段を用いていた。
【0004】しかしながら、上記によれば、各チュー
ブ19,20を流れる液体の流量比は、半径の二乗に等しく
なるが、流量比を連続的に変化させることはできない。
そして、によれば、連続的な流量比を得ることができ
るが、液体クロマトグラフィ16の検出器15から分析装置
21までの長さが変わり、液体の移動に要する時間が変動
すると共に、大きな比率にするには、長いチューブが必
要になる。また、によれば、連続的な流量比を得るこ
とができると共に、液体の移動に要する時間が変動する
ことはないが、例えば溶離液の場合、ニードルバルブに
よって溶離液の流れが乱されてクロマトに拡がりなどが
生じ、分解能の維持が困難になるなどと云った問題点が
あった。
【0005】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、液体クロマトグラフ
ィの溶離液などのように少流量の液体を任意の比率で分
割採取することができる液体分流方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、1つの流路を流れる液体を分岐
点において2つの流路に分流する方法において、前記2
つの分岐流路のそれぞれの出口端の高さを相対的に変化
させることにより、2つの分岐流路を流れる液体流量の
比率が変わるようにしている。
【0007】
【作用】例えば断面積の比が1対4であるチューブによ
って2つの分岐流路を形成した場合、両分岐流路の出口
端が共に水平であれば、各分岐流路には断面積比に対応
した液体が流れる。しかし、小径の分岐流路の出口端を
水平にしておき、大径の分岐流路の出口端を下げていく
と、それに応じて、大径の分岐流路側には本来の断面積
比以上の液体が流れる。逆に、大径の分岐流路の出口端
を水平にしておき、小径の分岐流路の出口端を下げてい
くと、それに応じて、小径の分岐流路側には本来の断面
積比以上の液体が流れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。先ず、図2は、本発明方法を適用した流体
分流装置の一例を示す図で、この図において、1は分岐
用T型ジョイントで、その下方に伸びた接続部1aには、
分流されるべき流体が下方から上方に流れる流路2(そ
の上流側は例えば液体クロマトグラフィの検出器に連な
る流路に接続されている)が接続され、接続部1aと直交
する左右の接続部1b, 1cには、分岐流路3,4がそれぞ
れ接続されている。この実施例においては、分岐流路
3,4は、フッ化樹脂(例えばデュポン社のテフロン)
よりなる可撓性のチューブが用いられている。
【0009】このように構成した流体分流装置において
は、既に説明したように、チューブよりなる分岐流路
3,4(以下、チューブ3,4と云う)の内径を変えた
り、チューブ3,4の長さを変えることにより、各チュ
ーブ3,4を流れる液体の流量(以下、液流量と云う)
を適宜設定できる。しかしながら、本発明においては、
各チューブ3,4の出口端の高さを相対的に変化させる
ことにより、各チューブ3,4における液流量を変化さ
せ、両チューブ3,4における液流量の比が変わるよう
にしている。
【0010】これをより具体的に説明するため、前記図
2の構成を図1に示すように表す。すなわち、この図1
において、Cは分岐点であり、S,Eはそれぞれチュー
ブ3,4の出口端である。そして、チューブ3(または
4)の出口端S(またはE)を分岐点Cと同じ高さ位
置、つまり、チューブ3(または4)を水平に保持した
状態で、他方のチューブ4(または3)の出口端E(ま
たはS)を仮想線で示す半円上を下方に移動させること
により、各チューブ3,4の出口端S,Eの高さを相対
的に変化させるのである。
【0011】今、出口端Eを符号E’で示すように下げ
たときの基準となる分岐点Cとの高さの差を+ΔHと
し、出口端Sを符号S’で示すように下げたときの分岐
点Cとの高さの差を−ΔHとする。そして、チューブ
3,4として、それらの外径が共に公称 1.5mm、内径
はチューブ3が公称0.25mm、チューブ4が公称 0.5m
mであり、それらの長さつまり、CS間の長さとCE間
の長さは互いに等しく、例えば 300mmであるものとす
る。
【0012】このようなチューブ3,4を上述のよう
に、それらの出口端S,Eの位置を変化(下げる)させ
たときにおける出口端SおよびE側にそれぞれ流れる液
流量は、下記表1,2のようであった。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】すなわち、前記表1は、図1において、出
口端Sを分岐点Cと同じ高さに保持し、出口端Eを20m
mずつ下げたときの出口端SおよびE側にそれぞれ流れ
る液流量の変化を示しており、また、表2は、図1にお
いて、出口端Eを分岐点Cと同じ高さに保持し、出口端
Sを20mmずつ下げたときの出口端SおよびE側にそれ
ぞれ流れる液流量の変化を示している。なお、このとき
の分岐点Cへの流入量は、1ml/minで20分積算し
ている。
【0016】そして、表1,2において、分流比S/E
とは、S側へ流れる液流量とE側へ流れる液流量との比
である。ΔH=0のときは、チューブ3,4が互いに同
じ高さになるように保持されているときであるから、出
口端S,Eの高さ位置に差が生じてなく、従って、分流
比S/Eは、チューブ3,4の断面積の比に対応した値
になるが、出口端S,Eの高度差ΔHによって(ΔH=
100付近まで)、次のような関数として表すことができ
る。
【0017】すなわち、 S/E=−K・(ΔH)+出口端Sの断面積/出口端Eの断面積 ……(1) ここに、Kは液体によって定まる定数である。
【0018】図3は、前記分流比S/Eの変化を示すグ
ラフで、この図において、実線で示す曲線Aは、液体ク
ロマトグラフィにおいて用いた溶離液(ノルマルヘキサ
ンとメタノールとからなる)を分流した場合の分流比S
/Eの変化を示すものであり、また、点線で示す曲線B
は、水を分流した場合の分流比S/Eの変化を示すもの
である。
【0019】前記図3から、ノルマルヘキサンとメタノ
ールとからなる溶離液の場合、分流比S/Eを、 0.178
を中心にして 0.044〜 0.359まで連続的に一桁近く変化
させ得ることが判る。なお、水の場合は、前記溶離液と
比較してその効果は小さかった。
【0020】図4は、内径が同じである2本のチューブ
(等長)を用いて、前記溶離液を、上述と同様にして分
流したときの分流比S/Eの変化を示すグラフである。
【0021】このように、上記実施例によれば、2つの
チューブ3,4のそれぞれの出口端の高さを相対的に変
化させるだけで、各チューブ3,4を流れる液流量の比
率を任意に連続的に変えることができる。そして、ニー
ドルバルブのような流量調整具を用いないので、溶離液
の流れが乱されてクロマトに拡がりなどが生じ、分解能
の維持が困難になるなどと云ったことは全くなくなる。
【0022】上記実施例においては、分岐点Cに向かっ
て下方から分割されるべき液体が流れるように構成され
ていたが、前記液体の分岐点Cへの流れの方向は任意で
ある。そして、分岐流路3,4は、上記テフロンチュー
ブ以外の他の素材よりなるパイプなどで構成してもよい
ことは勿論である。また、本発明に係る方法は、液体ク
ロマトグラフィにおいて用いた溶離液を質量分析計に導
入するような場合にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの流路を流れる液体を、分岐点において2つの流路
に分流する場合、2つの分岐流路のそれぞれの出口端の
高さを相対的に変化させるだけで、2つの分岐流路を流
れる液体流量の比率を任意に連続的に変えることがで
き、特に、液体クロマトグラフィの溶離液などのように
少流量の液体を任意の比率で分割採取することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するための図である。
【図2】本発明方法が適用される分岐用T型ジョイント
の一例を示す図である。
【図3】内径が互いに異なる2本のチューブに液体を分
流させたときの分流比の変化そ示すグラフである。
【図4】内径が互いに等しい2本のチューブに液体を分
流させたときの分流比の変化そ示すグラフである。
【図5】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
2…流路、3,4…分岐流路、C…分岐点、S,E…出
口端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの流路を流れる液体を分岐点におい
    て2つの流路に分流する方法において、前記2つの分岐
    流路のそれぞれの出口端の高さを相対的に変化させるこ
    とにより、2つの分岐流路を流れる液体流量の比率が変
    わるようにしたことを特徴とする液体分流方法。
JP14323592A 1991-10-05 1992-05-09 液体分流方法 Pending JPH05312794A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14323592A JPH05312794A (ja) 1992-05-09 1992-05-09 液体分流方法
US07/954,267 US5334837A (en) 1991-10-05 1992-09-30 Micro analytical method, sampling plate used in same, method of detecting organic compound by use of said micro analytical method, apparatus for same and method of dividing for micro-liquid flow
DE4233231A DE4233231C2 (de) 1991-10-05 1992-10-02 Mikroanalyseverfahren, Probeplatte für dasselbe, Verfahren zum Ermitteln einer organischen Verbindung unter Verwendung des Mikroanalyseverfahrens und Gerät zum Ausführen desselben

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JP14323592A JPH05312794A (ja) 1992-05-09 1992-05-09 液体分流方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208334A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Gl Sciences Inc 微小流量の流体制御方法及び抵抗体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208334A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Gl Sciences Inc 微小流量の流体制御方法及び抵抗体
JP4643290B2 (ja) * 2005-01-31 2011-03-02 ジーエルサイエンス株式会社 微小流量の流体制御方法及び装置

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