JPH05312590A - 磁気レゾルバ−のスキュ−方法 - Google Patents
磁気レゾルバ−のスキュ−方法Info
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- JPH05312590A JPH05312590A JP14502992A JP14502992A JPH05312590A JP H05312590 A JPH05312590 A JP H05312590A JP 14502992 A JP14502992 A JP 14502992A JP 14502992 A JP14502992 A JP 14502992A JP H05312590 A JPH05312590 A JP H05312590A
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Abstract
る高分解能センサ−としての磁気レゾルバ−において,
特にスキュ−効果の高いかつ組み立て容易なスキュ−方
法を提供すること。 【構成】 磁気レゾルバ−のロ−タコア3及びステ−タ
コア4が複数の薄い磁性板の積層体で構成される磁気レ
ゾルバ−のスキュ−方法において,該磁気レゾルバ−の
ロ−タコア3またはステ−タコア4の磁性板において,
複数のキ−溝が,数式 θ=(360°/K)±(S/
K)で表されるキ−溝角度θの間隔で各磁極に対応して
設けられており,前記各磁性板を積層する際に前記キ−
溝5をずらしながら積み重ねることにより所定のスキュ
−角度Sを得るように構成した。但し,Kはキ−溝数,
Sはスキュ−角度(S=P/N),Pは磁極ピッチ,N
は歪みの原因となる高調波次数に対応して設定される整
数である。
Description
の例えば回転制御に用いられる高分解能センサ−として
の磁気レゾルバ−のスキュ−方法に関し,特にスキュ−
効果の高い,かつ,組み立て容易なスキュ−方法に関す
る。
タコアとロ−タコアとのギャツプ間に磁束密度変化(パ
−ミアンス変化)が通常発生するので,磁気レゾルバ−
からの出力正弦波が歪み,それによって例えば回転制御
等が正確に出来なくなってしまう。そこで歪みの無い正
弦波に近づけるために所謂スキュ−方法が一般に用いら
れている。即ち,磁束密度変化に基づく高調波発生によ
る正弦波の歪みを防ぐために従来種々のスキュ−方法が
行なわれている。図4乃至図6に示すものは,従来のス
キュ−方法の1例を示すものであって,図4はロ−タコ
ア1の磁極ピッチPをステ−タコア2の磁極ピッチPS
よりも大きく(または小さく)設定することにより等価
的にスキュ−を行う等価ピッチスキュ−方法である。ま
た,図5はロ−タコア1及びステ−タコア2のそれぞれ
の磁極ピッチPは同じであるが,図6に示すようにステ
−タコア2をロ−タコア1に対して斜めに傾斜して構成
された斜めスキュ−方法である。
ピッチスキュ−方法では,磁極ピッチがステ−タコアと
ロ−タコアとで相違するので,その磁極数(歯数)が少
ない場合にはスキュ−効果が不十分となる不都合があっ
た。また,図5及び図6に示すような斜めスキュ−方法
では,キ−溝を斜めに加工することが困難であり,ま
た,治具を使用する必要があり,さらにキ−溝による磁
気抵抗のアンバランスを生じる等の不都合があった。
−のステ−タコア及びロ−タコアが複数の薄い磁性板の
積層体で構成される場合に,その積層体を構成する磁性
板のそれぞれ1枚1枚に複数のキ−溝を所定間隔θで設
け,その磁性板を1枚づつ積層する度にそのキ−溝をず
らしながら積み重ねるように構成した。
溝をずらして積層していくだけで所定のスキュ−角度S
を得ることができ,また,そのようなスキュ−溝を有し
たステ−タコアまたはロ−タコアの製作が容易に行うこ
とができる。
本発明を具体的に説明する。 第1の実施例:図1は本発明の第1の実施例を示もの
で,同実施例の磁気レゾルバ−において,ロ−タコア3
の内側にはステ−タコア4が配置されており,ステ−タ
コア4には例えば16個の磁極4A,4B,4C,・・
・4O,及び4Pのが設けられている。各磁極にはそれ
ぞれ磁極コイル(図示を省略)が設けられている。この
場合,各磁極はリニアパルスモ−タの構造と同様に順に
A,B,−A,−B,A,B,−A,・・・の等間隔極
配列となっている。各磁極には,磁極と反対側(内部
側)にそれぞれ1個のキ−溝5A,5B,5C・・・5
Pが合計16個設けられている。
れた16個のキ−溝の間隔,即ちキ−溝角度θは,一般
式で(1)式で表される。 θ=(360°/K)±(S/K)・・・・・・・・(1) ここで,Kはキ−溝の数,Sはスキュ−角度(S=P/
N),Pは磁極ピッチで,P=360°/Kとなり,ま
たNは歪みの原因となる高調波次数に対応して設定され
る整数である。この第1の実施例においては,K=1
6,P=360°/16=22.5,N=3に設定され
ているので,上記キ−溝角度θは,(2)式となる。 θ=22.5±0.47・・・・・・・・(2) ここで,キ−溝数Kは磁極数と同数である。また,整数
Nは通常3程度が望ましい。
ア4を構成する複数の磁性板の積み重ね方法を説明する
ための図で,同一のキ−溝が形成された同一形状の各磁
性板(合計16枚)を,キ−溝(5A,5B,5C・・
・5P)の幅だけずらしながら一枚づつ積み重ねて行く
と図2のように全体として斜めに積み重ねられたステ−
タコア4が形成され得る。この時,傾斜の度合がスキュ
−角度Sで表されるが,この実施例の場合N=3である
から,スキュ−角度Sは磁極ピッチPの1/3となる。
施例を示すもので,第1の実施例と相違するのはキ−溝
がロ−タコア3側に設けられている点であり,キ−溝角
度θが各キ−溝ごとにずれて構成されている点である。
この実施例の場合にはキ−溝を磁極に対応させて配置す
る必要がなく,従って磁極数よりも多くのキ−溝を設け
られる点に特長がある。このため,高調波の打ち消し度
合が滑らかとなりスキュ−効果が一層高いものとなる。
ロ−タコア側またはステ−タコア側に,磁極数と対応し
てキ−溝を多数個設けることが出来るので,極めて高い
スキュ−効果が得られるのみならず,このようなスキュ
−溝を備えたステ−タコアまたはロ−タコアの容易な組
み立てが達成できるという優れた効果を有する。とく
に,ロ−タコア側にキ−溝を設ける場合は,高調波の打
ち消し度合いがさらに円滑となる点で優れている。
設けられたキ−溝の配列構成を示す平面図である。
するための要部側面図である。
テ−タコアの平面図である。
を説明するための図である。
を説明するための図である。
を補足説明するための図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気レゾルバ−のステ−タコア及びロ−
タコアが複数の薄い磁性板の積層体で構成される磁気レ
ゾルバ−のスキュ−方法において,該磁気レゾルバ−の
ロ−タコアまたはステ−タコアの磁性板において,複数
のキ−溝が数式 θ=(360°/K)±(S/K)度
で表されるキ−溝角度θの間隔で設けられており,か
つ,前記各磁性板を積層する際に前記キ−溝をずらしな
がら積み重ねることによりスキュ−角度Sを得るように
したことを特徴とする磁気レゾルバ−のスキュ−方法。
但し,S=P/N,Pは磁極ピッチ,Nは整数,Kはキ
−溝数,Sはスキュ−角とする。 - 【請求項2】 請求項1のスキュ−方法において,前記
キ−溝が前記ステ−タコア側に設けられている磁気レゾ
ルバ−のスキュ−方法。 - 【請求項3】 請求項1のスキュ−方法において,前記
キ−溝が前記ロ−タコア側に設けられている磁気レゾル
バ−のスキュ−方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4145029A JP3013605B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 磁気レゾルバ−のスキュ−方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP4145029A JP3013605B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 磁気レゾルバ−のスキュ−方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05312590A true JPH05312590A (ja) | 1993-11-22 |
JP3013605B2 JP3013605B2 (ja) | 2000-02-28 |
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ID=15375770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4145029A Expired - Fee Related JP3013605B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 磁気レゾルバ−のスキュ−方法 |
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JP (1) | JP3013605B2 (ja) |
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- 1992-05-12 JP JP4145029A patent/JP3013605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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