JPH05312013A - 電磁駆動バルブ - Google Patents
電磁駆動バルブInfo
- Publication number
- JPH05312013A JPH05312013A JP4140120A JP14012092A JPH05312013A JP H05312013 A JPH05312013 A JP H05312013A JP 4140120 A JP4140120 A JP 4140120A JP 14012092 A JP14012092 A JP 14012092A JP H05312013 A JPH05312013 A JP H05312013A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- magnet
- driven
- solenoid valve
- saddle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機械的な整流機構のないブラシレス直流モータ
方式の駆動機構を用いて耐久性の良好な電磁駆動バルブ
を得る。 【構成】電磁バルブ1の上方に可動磁石2として、外周
壁に磁極を有する円筒状の磁石素子21を積重ねて取付
け、該磁石素子の半周分に対応して集中巻された鞍型コ
イル3a,3bを組合わせて複数組積重ね、界磁部3と
して空隙32を隔てて可動磁石2を取囲む。そして電磁
バルブ1の駆動に際しては鞍型コイルのそれぞれに所定
方向の電流を通じ、その電磁力と、磁石素子21の磁界
とにより可動磁石2の駆動を行い開閉弁させる。
方式の駆動機構を用いて耐久性の良好な電磁駆動バルブ
を得る。 【構成】電磁バルブ1の上方に可動磁石2として、外周
壁に磁極を有する円筒状の磁石素子21を積重ねて取付
け、該磁石素子の半周分に対応して集中巻された鞍型コ
イル3a,3bを組合わせて複数組積重ね、界磁部3と
して空隙32を隔てて可動磁石2を取囲む。そして電磁
バルブ1の駆動に際しては鞍型コイルのそれぞれに所定
方向の電流を通じ、その電磁力と、磁石素子21の磁界
とにより可動磁石2の駆動を行い開閉弁させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダの吸排気口に設
けられ、電磁力により開閉弁駆動される電磁駆動バルブ
に関する。
けられ、電磁力により開閉弁駆動される電磁駆動バルブ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からシリンダに配置された吸排気バ
ルブはクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどによって開閉弁されるが、そ
の開閉の自由度が小さいため、電磁力を利用して駆動
し、自由度を増大させた電磁バルブが開発されている。
ルブはクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどによって開閉弁されるが、そ
の開閉の自由度が小さいため、電磁力を利用して駆動
し、自由度を増大させた電磁バルブが開発されている。
【0003】そして、この種の電磁バルブとして本出願
人により、複数個の配列された磁極を有する可動子と該
可動子に対向配列された複数個の固定磁極を備えた電磁
力バルブ駆動装置が特開平3−105006号公報に示
されてる。
人により、複数個の配列された磁極を有する可動子と該
可動子に対向配列された複数個の固定磁極を備えた電磁
力バルブ駆動装置が特開平3−105006号公報に示
されてる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の公開公報に示さ
れた提案では、可動子として複数個の磁極を備えている
が磁化されていないため、磁化された磁極に比して駆動
力が弱い傾向があり、またこれとは別に直流モータ形式
の駆動方式では通電のための機械的整流機構が必要とな
って、電気的や機械的のノイズが大きく、耐久性、信頼
性が低いという問題がある。
れた提案では、可動子として複数個の磁極を備えている
が磁化されていないため、磁化された磁極に比して駆動
力が弱い傾向があり、またこれとは別に直流モータ形式
の駆動方式では通電のための機械的整流機構が必要とな
って、電気的や機械的のノイズが大きく、耐久性、信頼
性が低いという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は可動子となる磁極に永久磁石を
用いるとともに、整流機構を排したブラシレスを直流モ
ータ方式の採用により従来の欠点を解消しようとする電
磁駆動バルブを提供することにある。
ものであり、その目的は可動子となる磁極に永久磁石を
用いるとともに、整流機構を排したブラシレスを直流モ
ータ方式の採用により従来の欠点を解消しようとする電
磁駆動バルブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、吸排気口を開閉するバルブのステ
ム上方に取付けた永久磁石と、該永久磁石を包囲するコ
イルを有する界磁部との電磁力により駆動される電磁駆
動バルブにおいて、前記永久磁石は外周壁に磁極を有す
る円筒状の磁石素子を互いに異極が隣接する如く複数個
積重ねるとともに、該磁石素子の半周分に対応して鞍型
に集中巻されたコイル素子を全周分に組合わせ、これを
複数組積重ねて前記の界磁部を形成させた電磁駆動バル
ブが提供される。。
めに本発明によれば、吸排気口を開閉するバルブのステ
ム上方に取付けた永久磁石と、該永久磁石を包囲するコ
イルを有する界磁部との電磁力により駆動される電磁駆
動バルブにおいて、前記永久磁石は外周壁に磁極を有す
る円筒状の磁石素子を互いに異極が隣接する如く複数個
積重ねるとともに、該磁石素子の半周分に対応して鞍型
に集中巻されたコイル素子を全周分に組合わせ、これを
複数組積重ねて前記の界磁部を形成させた電磁駆動バル
ブが提供される。。
【0007】
【作用】バルブのステムに対して外周壁に磁極を有する
磁石素子の複数個を互いに隣接同志が異極となるように
積重ねて可動子として取付け、一方、磁石素子の半周分
に対応して鞍型に集中巻されたコイル素子を2個組合わ
せて全周分として、この組を複数個積重ねて可動子を取
囲んで配置したので、コイル素子のそれぞれに所定方向
の電流を通ずることにより生ずる磁界と、磁石素子の磁
力との作用によって可動子、すなわち電磁バルブが力強
く駆動される。
磁石素子の複数個を互いに隣接同志が異極となるように
積重ねて可動子として取付け、一方、磁石素子の半周分
に対応して鞍型に集中巻されたコイル素子を2個組合わ
せて全周分として、この組を複数個積重ねて可動子を取
囲んで配置したので、コイル素子のそれぞれに所定方向
の電流を通ずることにより生ずる磁界と、磁石素子の磁
力との作用によって可動子、すなわち電磁バルブが力強
く駆動される。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかる電磁駆動バルブの一
実施例の断面を示す説明図である。同図において、1は
電磁バルブで、そのステム11はバルブガイド12によ
り上下に往復自在に軸承され、閉弁時にはシリンダの吸
気口、または排気口に茸弁13が密接し、その流路を遮
断する。
実施例の断面を示す説明図である。同図において、1は
電磁バルブで、そのステム11はバルブガイド12によ
り上下に往復自在に軸承され、閉弁時にはシリンダの吸
気口、または排気口に茸弁13が密接し、その流路を遮
断する。
【0010】2は可動磁石であり、所定の高さを有する
円筒状の磁石素子21が複数個、縦方向に積重ねられ、
有底中空の可動ヨーク22の外壁部に固着されたもの
で、該可動ヨーク22の下端部はステム11の上方に連
結されたアッパーシート14の上に結合されている。そ
して、本実施例では4個の磁石素子を用い、その着磁は
上下に隣接する円筒外壁が異極となるように、例えば上
方よりN極、S極、N極、S極の順にそれぞれ強力に着
磁されている。なお、15はスプリングであり、その弾
性力によりアッパーシート14を上方に押上げ、電磁バ
ルブ1を閉弁方向にバイアスするものである。
円筒状の磁石素子21が複数個、縦方向に積重ねられ、
有底中空の可動ヨーク22の外壁部に固着されたもの
で、該可動ヨーク22の下端部はステム11の上方に連
結されたアッパーシート14の上に結合されている。そ
して、本実施例では4個の磁石素子を用い、その着磁は
上下に隣接する円筒外壁が異極となるように、例えば上
方よりN極、S極、N極、S極の順にそれぞれ強力に着
磁されている。なお、15はスプリングであり、その弾
性力によりアッパーシート14を上方に押上げ、電磁バ
ルブ1を閉弁方向にバイアスするものである。
【0011】3は界磁部で、縦方向に積重ねられた複数
の鞍型コイル3a,3bの組と外壁となる界磁ヨーク3
1とを有して前記の可動磁石2を中心に配置させ、鞍型
コイルの組への通電による電磁力によって可動磁石2を
縦方向に駆動するものであり、鞍型コイル3a,3bは
図2に示すように磁石素子21に対応する半周分、すな
わち180度ずつの弧状で、所定の高さ寸法に集中巻に
巻回され、2個を組合わせると可動磁石2の外周と所定
の空隙32を隔てるように形成されている。そして、例
えば図3の説明図に示すように鞍型コイル3Cに図示の
方向の電流を通ずると、発生する磁界と可動磁石2Cと
の間には矢印A方向の推力が生じ、この推力により可動
磁石2は下方に駆動されるように構成されている。な
お、推力Fは磁界強度Bと電流iaと導体の有効長lと
の積の反作用で表わされるものである。
の鞍型コイル3a,3bの組と外壁となる界磁ヨーク3
1とを有して前記の可動磁石2を中心に配置させ、鞍型
コイルの組への通電による電磁力によって可動磁石2を
縦方向に駆動するものであり、鞍型コイル3a,3bは
図2に示すように磁石素子21に対応する半周分、すな
わち180度ずつの弧状で、所定の高さ寸法に集中巻に
巻回され、2個を組合わせると可動磁石2の外周と所定
の空隙32を隔てるように形成されている。そして、例
えば図3の説明図に示すように鞍型コイル3Cに図示の
方向の電流を通ずると、発生する磁界と可動磁石2Cと
の間には矢印A方向の推力が生じ、この推力により可動
磁石2は下方に駆動されるように構成されている。な
お、推力Fは磁界強度Bと電流iaと導体の有効長lと
の積の反作用で表わされるものである。
【0012】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、界磁部3への通電がないときはスプリ
ング15の弾性力により電磁バルブ1は上方に押上げら
れて閉弁位置にあるが、図3に示すような所定方向の電
流を、それぞれの鞍型コイル3a,3bに通電すると、
該電流による磁界と磁石素子21との磁気力により、図
3のように可動磁石2が下方に駆動され、したがって電
磁バルブ1が下方に駆動されて開弁することになる。
動を説明すると、界磁部3への通電がないときはスプリ
ング15の弾性力により電磁バルブ1は上方に押上げら
れて閉弁位置にあるが、図3に示すような所定方向の電
流を、それぞれの鞍型コイル3a,3bに通電すると、
該電流による磁界と磁石素子21との磁気力により、図
3のように可動磁石2が下方に駆動され、したがって電
磁バルブ1が下方に駆動されて開弁することになる。
【0013】ついで、電磁バルブ1の閉弁に際しては上
述と逆方向の電流をそれぞれの鞍型コイル3a,3bに
通じることにより、今度は可動磁石2が上方向に駆動さ
れて、電磁バルブ1が閉弁位置に駆動されることにな
る。
述と逆方向の電流をそれぞれの鞍型コイル3a,3bに
通じることにより、今度は可動磁石2が上方向に駆動さ
れて、電磁バルブ1が閉弁位置に駆動されることにな
る。
【0014】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
可動子となる磁石素子の磁界とこれを取囲む鞍型コイル
への通電による磁界との磁気力によって電磁バルブを駆
動し、動弁機構には機械的な整流機構を用いずに作動さ
せるので、動弁機構による電気的や機械的なノイズの発
生がなく、また耐久性や信頼性も向上するという効果が
得られる。
可動子となる磁石素子の磁界とこれを取囲む鞍型コイル
への通電による磁界との磁気力によって電磁バルブを駆
動し、動弁機構には機械的な整流機構を用いずに作動さ
せるので、動弁機構による電気的や機械的なノイズの発
生がなく、また耐久性や信頼性も向上するという効果が
得られる。
【図1】本発明にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本実施例における磁石素子と鞍型コイルとの関
連を示す分解斜視図である。
連を示す分解斜視図である。
【図3】本実施例における電磁作用による推力の説明図
である。
である。
1…電磁バルブ 2…可動磁石 3…界磁部 11…ステム 21…磁石素子 3a,3b…鞍型コイル
Claims (1)
- 【請求項1】吸排気口を開閉するバルブのステム上方に
取付けた永久磁石と、該永久磁石を包囲するコイルを有
する界磁部との電磁力により駆動される電磁駆動バルブ
において、前記永久磁石は外周壁に磁極を有する円筒状
の磁石素子を互いに異極が隣接する如く複数個積重ねる
とともに、該磁石素子の半周分に対応して鞍型に集中巻
されたコイル素子を全周分に組合わせ、これを複数組積
重ねて前記の界磁部を形成させたことを特徴とする電磁
駆動バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140120A JPH05312013A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140120A JPH05312013A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電磁駆動バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05312013A true JPH05312013A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15261373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140120A Pending JPH05312013A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05312013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6039014A (en) * | 1998-06-01 | 2000-03-21 | Eaton Corporation | System and method for regenerative electromagnetic engine valve actuation |
US6755161B2 (en) | 2000-07-24 | 2004-06-29 | Compact Dynamics Gmbh | Gas exchange valve drive for a valve-controlled combustion engine |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4140120A patent/JPH05312013A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6039014A (en) * | 1998-06-01 | 2000-03-21 | Eaton Corporation | System and method for regenerative electromagnetic engine valve actuation |
US6755161B2 (en) | 2000-07-24 | 2004-06-29 | Compact Dynamics Gmbh | Gas exchange valve drive for a valve-controlled combustion engine |
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