JPH0119372Y2 - - Google Patents

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JPH0119372Y2
JPH0119372Y2 JP1982158710U JP15871082U JPH0119372Y2 JP H0119372 Y2 JPH0119372 Y2 JP H0119372Y2 JP 1982158710 U JP1982158710 U JP 1982158710U JP 15871082 U JP15871082 U JP 15871082U JP H0119372 Y2 JPH0119372 Y2 JP H0119372Y2
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movable iron
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main magnetic
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JP1982158710U
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は電磁アクチユエータ、例えば電磁弁
等に使用される電磁アクチユエータの改良に関す
る。 従来の電磁アクチユエータとしては第1図に示
すようなものが知られている(例えば特開昭55−
123069号公報参照)。同図において1は有底円筒
状のケースであり、このケース1内にはコイル2
が巻回されたコア3が固定されている。コア3と
ケース1の底壁面との間には該コア3に対して接
近、離隔移動可能なアマチユア(以下、可動鉄片
4)が配設されており、該可動鉄片4にはその先
端部がケース1より突出する作動ロツド5が固着
されている。詳しくは、円板状の可動鉄片4は作
動ロツド5のフランジ5aにねじ6結合されてお
り、その一端面4aはコア3の内端面3aと対向
して配置されている。作動ロツド5はその中間軸
部がコア3の軸孔7を遊貫し、その基端はケース
1の底壁に固定されたストツパ8に対向して配設
されている。9は作動ロツド5をストツパ8に向
かつて付勢するスプリングであり、このスプリン
グ9は作動ロツド5の先端部に固着されたフラン
ジ部材10と固定部材11との間に介装されてい
る。なお、12は電源とコイル2とを接続するリ
ード線である。 したがつて、この電磁アクチユエータは、通電
により生じたコイル2の起磁力によりコア3およ
び可動鉄片4を磁化し、可動鉄片4を主磁極(コ
ア3の内端面3a)に引付ける結果、作動ロツド
5を駆動(図中下動)することになる。また、コ
イル2への非通電時はスプリング9により作動ロ
ツド5はストツパ8に当接し、可動鉄片4はコア
3より離隔している。このとき、主磁極(コア3
の内端面3a)と作用極(可動鉄片4の一端面4
a)との間隙(ストローク)はシム13により調
節されている。 しかし、このような電磁アクチユエータにあつ
ては、コイルの起磁力を一定とすると、可動鉄片
を吸引する電磁力は、互いに対向配置された主磁
極面と作用極面の面積によつて決定される構成と
なつていたため、大きな電磁力を得たい場合には
上記両磁極面の面積を大きくする必要が生じ、電
磁アクチユエータ自体の外形が大きくなつてしま
うという問題点が生じていた。 かかる問題点を解決しようとするものとして
は、例えば特開昭56−49674号公報に記載のもの
がある。このものは、円周方向に突出しかつ軸方
向に間隔を置いて設けられた複数の磁極体と、こ
れらの磁極体のうち隣接する磁極体を電流が供給
されたとき互いに反対の極性に帯磁させる巻線と
を有するステータ機構と、環状をなし前記ステー
タ機構を囲みその内周面に前記ステータ機構の磁
極体と対応して補完的に磁極体が設けられたアマ
チユアとで構成された電磁装置において、前記ス
テータ機構は互いに面接触する中心部が設けられ
たステータ部の積み重ねと、磁極体を形成するリ
ム部とからなり、またアマチユアはそれぞれが一
つの磁極体を形成する環状部の積み重ねからな
り、前記ステータ機構とアマチユアとが順次交互
に組み立てられている。この場合、上記ステータ
機構上に上記アマチユアを被せる方法で組み立て
ることはできないから、上記アマチユアとステー
タ機構とを順次交互に組み立てることが必要にな
る。 しかしながら、このような従来の電磁アクチユ
エータにあつては、ステータ機構とアマチユア
は、各々ステータ部と環状部の積層構造となつて
おり、ステータ機構とアマチユアとを順次交互に
組み立てる構成となつていたため、組み立てに非
常に手間がかかることに加え、ステータ機構とア
マチユアのクリアランスを一定にでき難く精度向
上を図ることは困難であつた。 この考案はこのような従来の問題点に着目して
なされたもので、コイルが巻回されたコアと、コ
アに吸引される可動鉄片と、可動鉄片に連動する
作動ロツドと、を備えた電磁アクチユエータにお
いて、上記コアの主磁極と可動鉄片の作用極とを
中心軸方向に多段に対向配置し、かつ、これらの
両極を扇形に一体形成することにより、上記問題
点を解決することを目的としている。 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第2〜第6図はこの考案の一実施例を示すもの
である。まず、構成を説明する。第2図におい
て、21は有底円筒形のケースであり、このケー
ス21内にはコア22が配置、収納されている。
コア22は、ケース21の軸線と同一軸線を有す
る軸部23と、ケース21の開口端部に螺着され
る取付フランジ部24と、軸部23の両側に水平
に突出する複数の主磁極部25と、を有してい
る。これらの主磁極部25は、第4a図に示すよ
うに、軸部23の中心軸線(コア22の中心軸
線)と垂直な平面内で左右対称の(一対の)扇形
(扇形の中心角は略直角である)に形成され、か
つ、第4b図に示すように、該中心軸線方向に等
間隔に複数段設けられている。これらの各段の主
磁極部25間の軸部23にはそれぞれコイル26
が巻付けられており(軸部23には複数段のコイ
ル26が巻付けられている)、これらの複数段の
コイル26は各段交互に順逆方向に巻付けられて
いる。27は軸部23および取付フランジ部24
に形成された貫通孔であり、この貫通孔27は軸
部23の中心軸線方向に延在してその両端は軸部
23の上端面および取付フランジ部24の下端面
にそれぞれ開口している。また、第2図中、28
は電源とコイル26とを接続するリード線であ
る。このようにコア22により閉止されたケース
21内には、一体にねじ結合されたアマチユア
(以下、可動鉄片30)および作動ロツド31が
収納されており、この可動鉄片30および作動ロ
ツド31は一体となつて該ケース21内でその中
心軸線方向に(第2図中上下方向に)往復動可能
に設けられている。可動鉄片30は、第2,3図
に示すように、前記コア22を包み込むように大
略円筒状に形成されており、コア22の中心軸線
と同一の中心軸線を有する円筒部32と、この円
筒部32から内方に向かつて水平に突出する複数
の作用極部33と、を有している。これらの作用
極部33は、第5a図に示すように、円筒部32
からその中心軸線に対して垂直な平面内で左右対
称の(一対の)扇形(中心角は略直角)に形成さ
れ、かつ、第5b図に示すように、該中心軸線方
向に等間隔に複数段形成されている。すなわち、
これらの作用極部33は前記主磁極部25と同一
形状で、同一段数設けられ、これらの両極部2
5,33は所定間隔(ストローク)離れて対向す
るように配置されている。作動ロツド31の上部
フランジ34にはねじ35によつて可動鉄片30
の上端部が固着されており、また、その中間軸部
36はコア22の貫通孔27に遊貫されてその下
端はケース21より下方に突出している。また、
37はケース21の底壁部(第2図中上端部)に
シム38を介して固定されたストツパであり、こ
のストツパ37には作動ロツド31の上端が当接
可能になされている。なお、39は作動ロツド3
1の上端部が挿入されるストツパ孔であり、この
ストツパ孔39の側壁には、作動ロツド31の上
端部にその軸方向に沿つて形成された突起部40
に係合して作動ロツド31の軸回りの位置決めを
する溝41が形成されている。ケース21より突
出した作動ロツド31の下端部にはフランジ42
が固着されており、このフランジ42と固定部材
43との間にはスプリング44が介装されてい
る。すなわち、このスプリング44に付勢された
作動ロツド31がストツパ37に当接することに
より前記両磁極部25,33間の間隙(ストロー
ク)は所定値に保持されている。なお、このスト
ロークは前記シム38の厚さを変更することによ
り調節する。また、この電磁アクチユエータを電
磁弁に使用する場合は作動ロツド31の先端部を
弁体に連結する。 次に作用について説明する。 まず、コイル26の通電時について説明する。
コイル26への通電によりコイル26に起磁力が
生じ、可動鉄片30の作用極部33をコア22の
主磁極部25に引付ける方向の電磁力が生じる。
この結果、作動ロツド31はスプリング44に抗
して駆動(第2図中下動)される。このとき、第
6a図に示すように、コイル26が各段交互に順
逆方向に巻回されているため、隣合うコイル26
に流れる電流の方向は互いに逆になり磁束の流れ
は同図中二点鎖線で示す方向になる。なお、各コ
イル26間にはほとんど相互誘導は生じない。こ
こで、第6b図に示す従来の電磁アクチユエータ
とこの実施例での電磁アクチユエータ(第6a
図)とを比較する。その結果、次表に示すよう
に、コイルの全巻数N、作用面(working face)
の総面積nSおよび電磁力Fを両アクチユエータ
において同一とすると、この考案ではコイル26
への電流は従来よりもn倍流す必要があるが、時
定数から明らかなように応答性はn2倍向上し、さ
らに、ケース21の外径は大幅に小さくなる。
【表】 次に、コイル26の非通電時について説明する
と、コイル26に起磁力が生じないため、コア2
2に可動鉄片30を引付ける吸引力が生じず、作
動ロツド31がスプリング44に付勢されること
により可動鉄片30はコア22より離隔する。す
なわち、作動ロツド31は第2図中上方へ移動し
て、主磁極部25と作用極部33との間には所定
の間隙が形成される。 また、この電磁アクチユエータの組み立てにあ
つてコア22と可動鉄片30との組み付けは、可
動鉄片30内に、それぞれ扇形に形成された両磁
極部25,33が重ならないように、コア22を
挿入して、その後、コア22をその軸回りに回動
して両磁極部25,33が重なり合うように(対
向するように)配置する。すなわち、扇形するこ
とによりコア22と可動鉄片30との組み付けが
極めて容易となる。 なお、上述の実施例にあつては両磁極部25,
33を各段において左右対称に一対(二葉)形成
しているが、この考案にあつては各一対に限られ
ることなく、これらの両磁極部25,33を単葉
あるいは三葉以上で形成する場合もある。 さらに、この電磁アクチユエータの用途は前述
した電磁弁の他に往復動用アクチユエータその他
がある。 以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を、扇形に形成された複数段の主磁極を
一体形成したコアと、該コアの各段の主磁極間
に、その巻回方向が各段交互に順逆となるように
巻回されたコイルと、該コアの各主磁極と所定間
隔離隔して対向配置される複数の作用極を一体形
成した可動鉄片と、該可動鉄片に連結された作動
ロツドと、を備え、前記作用極にはコアの軸方向
からのコアの挿入を許容する開口部を設けた電磁
アクチユエータとしたため、所定の電磁力を得る
のに該アクチユエータの外径を大幅に小さくする
ことができる。また、その組み立てが容易であ
り、かつ、応答性が極めて良好な電磁アクチユエ
ータを得ることができる。 さらに、従来例のようにステータ機構とアマチ
ユア(それぞれ本実施例の主磁極25と作用極3
3に相当)とを順次交互に組み立てるのではな
く、主磁極25とコア22および作用極33と可
動鉄片30は各々別々に一体形成されているため
両者のクリアランスを一定にすることができ、精
度を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁アクチユエータを示すその
縦断面図、第2図はこの考案に係る電磁アクチユ
エータの一実施例を示すその縦断面図、第3図は
同アクチユエータの要部を示す一部破断斜視図、
第4図は同アクチユエータのコアを示すもので同
a図は平面図、同b図は縦断面図、第5図は同じ
くアクチユエータの可動鉄片を示す第4図と同様
の図、第6図は同実施例の作用を示すもので同a
図はこの考案に係るもの、同b図は従来に係るも
のである。 22……コア、25……主磁極、26……コイ
ル、30……可動鉄片、31……作動ロツド、3
3……作用極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扇型に形成された複数段の主磁極を一体形成し
    たコアと、該コアの各段の主磁極間に、その巻回
    方向が各段交互に順逆となるように巻回されたコ
    イルと、該コアの各主磁極と所定間隔離隔して対
    向配置される複数の作用極を一体形成した可動鉄
    片と、該可動鉄片に連結された作動ロツドと、を
    備え、前記作用極にはコアの軸方向からのコアの
    挿入を許容する開口部を設けたことを特徴とする
    電磁アクチユエータ。
JP15871082U 1982-10-19 1982-10-19 電磁アクチユエ−タ Granted JPS5963408U (ja)

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JP15871082U JPS5963408U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 電磁アクチユエ−タ

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JP15871082U JPS5963408U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 電磁アクチユエ−タ

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JPS5963408U JPS5963408U (ja) 1984-04-26
JPH0119372Y2 true JPH0119372Y2 (ja) 1989-06-05

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JP15871082U Granted JPS5963408U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 電磁アクチユエ−タ

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50116147A (ja) * 1974-02-25 1975-09-11
JPS5525152A (en) * 1978-08-14 1980-02-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Timer constitution of information processing unit
JPS5649674A (en) * 1979-09-08 1981-05-06 Lucas Industries Ltd Electromagnetic device

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JPS5963408U (ja) 1984-04-26

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