JPH05311988A - 卵形管埋設装置 - Google Patents

卵形管埋設装置

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JPH05311988A
JPH05311988A JP6088391A JP6088391A JPH05311988A JP H05311988 A JPH05311988 A JP H05311988A JP 6088391 A JP6088391 A JP 6088391A JP 6088391 A JP6088391 A JP 6088391A JP H05311988 A JPH05311988 A JP H05311988A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tip
tube
egg
oval
Prior art date
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Pending
Application number
JP6088391A
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English (en)
Inventor
Toshiyasu Akiba
葉 利 康 秋
Isamu Yamanoi
勇 山野井
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Sanwa Kizai Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kizai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanwa Kizai Co Ltd filed Critical Sanwa Kizai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面卵形等の管をその姿勢を乱すことなく地
中に自動的に埋設することを可能とする。 【構成】 埋設すべき卵形管aの先端に接続され卵形管
aと同じ逆卵形断面形状を有する先導管7と、この先導
管7の先端に首振り自在に接続され先導管7と同じ断面
形状を有する刃口管8と、この刃口管8の先端部に位置
し、卵形管aの断面を包含する円形孔を掘削する回転駆
動自在な掘削ヘッド24と、前記円形孔cと同径乃至は
若干小径の外径を有し前記刃口管8および先導管7の所
要範囲に外嵌される円形シエル15,16と逆卵形断面
部分の先導管7と前記円形孔cとの間隙に固結材を含む
泥漿材を噴出する通路26、噴出口27等からなる充填
手段とを備え、円形シエル15,16の内周面と刃口管
8、先導管7との間に掘削土砂に泥漿材が混合された土
砂を充填材として充填するようにし、この充填材の充填
されたあとに卵形管aを進入させて卵形管aを埋設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、卵形断面を有する埋設
管を地中に埋設するための卵形管埋設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設する埋設管として、図7に断
面形状を示すように、流量が減少しても所要の流速およ
び水嵩を確保し、土砂や泥の沈澱を防ぐようにした断面
卵形の管a(通称卵形管)がある。
【0003】このような卵形管aを地中に埋設するに
は、地表を開削して埋設するとき、前記の作用を有効に
なさしめるため尖った断面側a1 を下側(逆卵形)にし
て埋設することが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記卵形管a
を地中に埋設施工するとき逆卵形状態として置くことに
なるため、きわめて不安定な姿勢となり、作業中に転倒
したり、傾いたりして管の埋設に著しく手間どるという
難点がある。
【0005】また、従来の円形管埋設用のホリゾンタル
オーガを用いたのでは、管が卵形断面を有しているため
押入ができず、さりとて卵形管の長径を直径とするオー
ガで削孔したのでは埋設時に卵形管aの保持ができず、
埋設不能になり、これらのことから開削工法に頼らざる
を得ないものであった。
【0006】このような実情から、前述のように大きな
利点を有する卵形管の普及が妨げられる原因となってい
た。
【0007】本発明はこれに鑑み、卵形管をその姿勢を
乱さず、精度よく自動的に埋設することができる卵形管
埋設装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するため、本発明は、埋設すべき卵形管の
先端に接続され卵形管と同じ逆卵形断面形状を有する先
導管と、この先導管の先端に首振り自在に接続され先導
管と同じ断面形状を有する刃口管と、この刃口管の先端
部に位置し、卵形管の断面を包含する円形孔を掘削する
回転駆動自在な掘削ヘッドと、前記円形孔と同径乃至若
干小径の外径を有し前記刃口管および先導管に外嵌され
た円形シエルと、前記先導管後部に設けられこの先導管
と円形孔との間隙に固結材を含む泥漿材を噴出する充填
手段とを具備することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】掘削ヘッドを回転駆動して先端地盤を掘削する
と、この掘削ヘッドにより地中に円形孔が掘削され、刃
口管、先導管、および卵形管を押進させることにより掘
削された土砂は逆卵形断面を有する刃口管内に取込ま
れ、管内を通じ後方へ搬送排土される。一方、掘削と併
せて充填手段を通じ固結材を含む泥漿材が噴出され、土
砂と混練されて前記刃口管の外周面と円形シエルの内周
面との間隙に入り、この混練土砂は先導管の領域を超え
たとき卵形管と地中の円形孔との間を埋め、円形孔内で
卵形管を支える状態となって埋設される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0011】図1は本発明による卵形管埋設装置の要部
を断面とした全体構造の一例を示し、図2は同要部の拡
大断面を、図3〜図5は図2のA,B,C視の各断面を
示している。
【0012】図1において、地表から開削された立坑1
内の底部に敷設されるガイドレール2上に駆動部3が進
退移動可能に搭載され、この駆動部3は立坑1内の反力
受4との間に推進シリンダ5が介装されていてこの推進
シリンダ5を伸長駆動することにより駆動部3を前進
(図において左行)させるようになっている。
【0013】この駆動部3の前部には管受口6があっ
て、この管受口6に、埋設すべき卵形管aの後端が当接
しておかれるようになっている。
【0014】一方、卵形管aの先端側には先導管7が接
続され、この先導管7の先端には刃口管8が首振り可能
に接続されている。
【0015】この先導管7および刃口管8は、図3,図
4に示すように卵形管aと同じ逆卵形断面形状を有する
もので、刃口管8は先導管7に対しシール9を介して首
振り自在とされている。
【0016】この首振り機構自体は、公知のように先導
管7の内部に固設された支持板10に複数本(図では4
本。図4参照)の油圧ジャッキ11,11…が固着さ
れ、この油圧ジャッキ11,11…のロッド11a,1
1a…が刃口管8の後部に固設された固定板12に傾動
自在に連結されていて、これら油圧ジャッキ11,11
…の選択作動により刃口管8を先導管7に対し首を振ら
せ、進路を所望の方向へ修正するように形成されてい
る。図2中符号13,13…は、油圧ジャッキ11,1
1…への油圧の供給を制御するための配管に設けられた
ソレノイドバルブを示す。
【0017】前記刃口管8の進路の確認は、先導管7内
に設置されたターゲット14を立坑1側から管内を通じ
てトランシット監視、レーザ光によるチェック等により
行なわれる。
【0018】前記先導管7の先端からの所要範囲、およ
び刃口管8には、卵形管aの断面形状を包含する円形筒
状の円形シエル15,16が外嵌され、図3,図4に示
すように梁部材17,18により先導管7および刃口管
8に固定されており、これら円形シエル15,16の内
周面と先導管7および刃口管8の外側との間に間隙1
9,20が形成されている。またこの円形シエル15,
16は、刃口管8の首振り修正を確実にする機能を有し
ている。
【0019】前記先導管7の上下方向中央位置にはその
軸方向にケーシング21が内設され、その先端は刃口管
8の後部の隔壁22に開口されており、このケーシング
21内にはスクリューオーガ23が挿通されていてその
後端に駆動部3からの回転が伝達されて回転駆動される
ようになっている。このスクリューオーガ23の先端に
は、前記円形シエル15の外径と同一乃至はこれより若
干大きい回転半径を有する掘削ヘッド24が設けられて
おり、この掘削ヘッド24の背部から前記ケーシング2
1の先端にかけての刃口管8内には、掘削されて掘削ヘ
ッド24の背部側へ取込まれる土砂をケーシング21へ
導くための漏斗状の誘導壁25が設けられている。
【0020】前記スクリューオーガ23の軸部23aの
中心には、固結材を含む泥漿材を供給する通路26が設
けられ、この通路26の先端は前記掘削ヘッド24の前
面に開口する噴射口27に連通されていて図2に矢印b
で示すように泥漿材を噴射するようになされている。ま
た通路26の後端は図示しない泥漿材供給源に接続され
る。
【0021】前記先導管7の円形シエル16のない部分
の側面には泥漿材の補助噴射口28,28が開口され、
この噴射口28,28内に泥漿材供給管29が導かれて
噴射ヘッド30,30を通じ先導管7の側方に向け泥漿
材を噴射するようになされている。
【0022】なお上記泥漿材としては、ベントナイト等
の泥漿にセメント等の固結材を混合したものをいう。
【0023】図示の実施例では、先端抵抗が卵形管aに
加わらないようにするため、卵形管aと先導管7との接
合部付近においてケーシング21の外周と先導管7の内
周とに互いに当接する押圧部材31,32が設けられ、
ケーシング21を押す力が先導管7に直接作用するよう
に形成されている。
【0024】つぎに上記実施例の作用を説明する。
【0025】図1のように駆動部3を後退させておき、
その管受口6に卵形管aを尖端が下側(逆卵形)になる
ようセットし、先方の刃口管8を地中に向けてセットし
たのちスクリューオーガ23を回転駆動すると、掘削ヘ
ッド24により刃口管8の先端地盤が円形に掘削され、
これと共に通路23aを通じ泥漿材を供給して掘削地盤
の土砂中に噴射される。
【0026】土砂と泥漿材が混合されたものは刃口管8
を含む全体の前進により刃口管8と円形シエル15との
間隙20,20内に進入し、残余の土砂は刃口管8内か
らスクリューオーガ23に受渡され、ケーシング21内
を通って後方に搬送排土される。また補助的に先導管7
の側面に開口する補助噴射口28,28から泥漿材を噴
出させ、先導管7の側面と地中の円形孔との間に入った
土砂中に泥漿材を混入して固化を確実にする。
【0027】その後卵形管aが先導管7が通過したあと
に押入されるので、図6に示すように掘削された円形孔
cと卵形管aとの間には泥漿材が混入した土砂dで埋め
られた形となり、卵形管aはその尖端を下側に直立した
姿勢に安定して埋設される。
【0028】掘進途中で進路が変位した場合には油圧ジ
ャッキ11,11…を選択作動させて刃口管8を先導管
7に対し首を振らせ、進路の修正を行なう。この際、円
形シエル15,16が円形孔cの内面に密着して周辺地
盤の反力を受けているので修正作業が確実に行なわれ
る。
【0029】1本の卵形管aを押入し終ったときは、駆
動部3を再び後退させ、その管受口6と埋入済の卵形管
aとの間に新たな卵形管aを吊込み、この卵形管a、ス
クリューオーガ23、ケーシング21等の部品を継ぎ足
して前記と同様な掘削作業を行なうことにより卵形管a
を所定の距離にわたって埋設することができる。
【0030】図示の実施例では、先導管7より後方への
土砂の搬送をスクリューオーガ23によっているが、こ
れに換えて例えば先導管7の後部においてケーシング2
1の後端に排泥ホースを接続し、ポンプで後方へ排出す
るようにするなど、種々の手段を採用することができ
る。そして卵形管aの断面は完全な卵形でなく、長円
状、楕円状のものであっても本発明の技術思想を適用し
得ることはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、刃
口管および先導管の断面形状を卵形管と同じ逆卵形に形
成するとともに、刃口管および先導管の所要範囲に円形
シエルを外嵌し、刃口管の先端に位置する掘削ヘッドか
ら固結材を含む泥漿材を噴射するようにし、掘削ヘッド
により掘削される円形孔内に円形シエルを進行させ、こ
れにより掘削土砂と泥漿材との混練物が円形シエルと刃
口管との間の間隙から進入して、後続の卵形管の両側に
充填させるようにしたので、卵形管が傾くことなく押入
され、正しい姿勢に埋設することができるとともに卵形
管の押入抵抗が少なく、これらにより卵形管を開削工法
によらずに高能率に埋設施工することが可能となって卵
形管の普及に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部を断面とした側面
【図2】本発明の要部を示す拡大断面図
【図3】図2のA矢視図
【図4】図2のB矢視図
【図5】図2のC矢視図
【図6】卵形管埋設終了時の断面図
【図7】卵形管の形状を示す説明図
【符号の説明】
1 立坑 3 駆動部 5 推進シリンダ 6 管受口 7 先導管 8 刃口管 11 油圧ジャッキ 14 ターゲット 15 円形シエル 16 円形シエル 19 間隙 20 間隙 21 ケーシング 23 スクリューオーガ 24 掘削ヘッド 25 誘導壁 26 泥漿材の通路 27 噴射口 28 補助噴射口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設すべき卵形管の先端に接続され卵形管
    と同じ逆卵形断面形状を有する先導管と、この先導管の
    先端に首振り自在に接続され先導管と同じ断面形状を有
    する刃口管と、この刃口管の先端部に位置し、卵形管の
    断面を包含する円形孔を掘削する回転駆動自在な掘削ヘ
    ッドと、前記円形孔と同径乃至若干小径の外径を有し前
    記刃口管および先導管に外嵌された円形シエルと、前記
    先導管後部に設けられこの先導管と円形孔との間隙に固
    結材を含む泥漿材を噴出する充填手段とを具備すること
    を特徴とする卵形管埋設装置。
JP6088391A 1991-02-07 1991-02-07 卵形管埋設装置 Pending JPH05311988A (ja)

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JP6088391A JPH05311988A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 卵形管埋設装置

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JP6088391A JPH05311988A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 卵形管埋設装置

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