JPH05311633A - 水中旋回台 - Google Patents

水中旋回台

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JPH05311633A
JPH05311633A JP4144895A JP14489592A JPH05311633A JP H05311633 A JPH05311633 A JP H05311633A JP 4144895 A JP4144895 A JP 4144895A JP 14489592 A JP14489592 A JP 14489592A JP H05311633 A JPH05311633 A JP H05311633A
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seal
frame
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ring
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Katsuo Nagao
活雄 長尾
Hiroshi Inoue
浩 井上
Masahide Murase
雅英 村瀬
Satoru Takeda
悟 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回機能を有する作業機械の旋回台に関する
もので、特にその軸受部の密封機構を改良して水中作業
機械に適用できるようにする。 【構成】 水底に据付けられるベースフレーム(走行フ
レーム)11と、同ベースフレーム11上に旋回可能に設け
られる旋回フレーム10と、これらのベースフレーム11と
旋回フレーム10との間に介装された旋回軸受6とをそな
え、旋回軸受6を覆うように旋回フレーム10に固着され
た外部リング2,3と、外部リングの内周部に対向する
ようにベースフレーム11に固着された内部リング(シー
ル摺動リング)5とが設けられて、これらの外部リング
2,3と内部リング5との間を水密に封鎖しながら両リ
ングの相対摺動を許容する複数段のシール4a,4b,4c
が設けられている。これにより、旋回台が水中にある場
合にも軸受部を完全に密封して、水中作業機械に適用で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋回機能を有する作業
機械の旋回台に関し、特にその軸受部の密封機構を改良
して水中作業機械に適用できるようにした水中旋回台に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の旋回機能を有する作業機械として
は、図6,7に示すような油圧ショベルがある。油圧シ
ョベルでは、旋回軸受51が上部旋回体52の土台となる旋
回フレーム54と下部の走行体53上のベースフレーム56と
の間に介装されている。そして旋回軸受51における内輪
と外輪との間の空間部に外部からのダスト,雨水および
河川からの飛散水が浸入すること、あるいは旋回軸受51
内部のグリース等の潤滑材が外部へ漏洩することを防止
するために、ダストシール58が旋回軸受51の転動体であ
る鋼球の外側を覆うように取付けられている。また上記
油圧ショベルでは、ロータリジョイント部においてもロ
ータリジョイント57下部の外輪と旋回フレーム52との間
に設けられた溝にラバー製のシール59をはめ込み式に取
付けて簡単な密封構造が構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な従来の旋回台では、旋回軸受部の軸シールおよびロー
タリジョイント部の外輪取付部のシールには、密封能力
の低いラバー製のダストシールが採用されているため、
上記旋回台を水中作業機械などに適用した場合、上記の
旋回軸受部およびロータリジョイント部に水圧による大
荷重が作用した際には、軸変位に対してシールが追従せ
ず、シール部にすき間が発生し密封性が著しく損なわれ
るという問題点がある。
【0004】また、本来、ラバー製のダストシールのみ
の構成では、シールの密封能力が低いため、上述したよ
うなシール部のすき間が発生しなくても、河川や海岸部
での半水没作業時や集中豪雨時には、旋回軸受およびロ
ータリジョイントのシール部に水圧が作用して内部に浸
水する可能性が大きくなる。
【0005】本発明は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、旋回軸受部には、旋回軸受を覆うよ
うに上部の旋回フレームに固着された外部リングと、同
外部リングの内周部に対抗するように下部のベースフレ
ームに固着された内部リングとの間を水密に封鎖しなが
ら両リングの相対摺動を許容する複数段のシールを設け
るとともに、ロータリジョイント部にはシール部にある
すき間を設けて軸変位を許容しながら、軸変位に追従し
得るようなシール部材を用いて、旋回軸受部およびロー
タリジョイント部の密封性を改善し水中作業機械に適用
できるようにした水中旋回台を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の水中旋回台は、水底に据付けられるベース
フレームと、同ベースフレーム上に旋回可能に設けられ
る旋回フレームと、これらのベースフレームと旋回フレ
ームとの間に介装された旋回軸受とをそなえ、同旋回軸
受を覆うように上記旋回フレームに固着された外部リン
グと、同外部リングの内周部に対向するように上記ベー
スフレームに固着された内部リングとが設けられて、こ
れらの外部リングと内部リングとの間を水密に封鎖しな
がら両リングの相対摺動を許容する複数段のシールが設
けられたことを特徴としている。また、本発明の水中旋
回台は、上記シールが上記の外部リングおよび内部リン
グのいずれか一方に形成されたシール保持溝内に設けら
れるとともに、同シールの撓曲を制限して外水圧に対す
る耐圧性を付加するための剛性保持部材が上記シール保
持溝の上壁と上記シールとの間に介装されたことを特徴
としている。
【0007】さらに、本発明の水中旋回台は、上記のベ
ースフレームと旋回フレームとの間において、同旋回フ
レームの旋回中心線に沿い、両フレームを相対回転可能
に結合するロータリジョイントが設けられて、同ロータ
リジョイントの軸部が上記ベースフレームに固定され、
かつ同ロータリジョイントのハウジング部が上記旋回フ
レームの円孔にすき間を明けて嵌挿されるとともに、同
ハウジング部を上記旋回フレームに緩やかに拘束する屈
曲棒状連結部材が設けられ、上記すき間に外水の浸入を
防止するシールが設けられたことを特徴としている。
【0008】
【作用】前述の本発明の水中旋回台では、旋回軸受を覆
うように旋回フレームに固着された外部リングと、同外
部リングの内周部に対向するようにベースフレームに固
着された内部リングとが設けられて、これらの外部リン
グと内部リングとの間に複数段のシールが取付けられて
いるため、両リングの相対摺動を許容しながら両リング
間を水密に封鎖する作用が行なわれる。
【0009】また、複数段のシールのうちの一つのシー
ルは、同シールを保持する保持溝の上壁と上記シールと
の間に介装された剛性保持部材をそなえているため、高
圧水に対しても密封性を保ちシール内部への浸水を防ぐ
作用が行なわれる。さらに、ロータリジョイントのハウ
ジング部と旋回フレームに対して緩やかに拘束されると
ともに、上記ハウジング部と旋回フレームの円孔との間
のすき間をロータリジョイントの軸変位に追従しながら
シールして浸水を防止する作用が行なわれる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
水中旋回台について説明すると、図1はその全体概要
図、図2はその旋回軸受部の断面図、図3はそのロータ
リジョイント部の断面図、図4は図1の要部Aの拡大
図、図5は図4のB矢視図である。
【0011】図1に示すように、本実施例の水中旋回台
において密封機能を有する個所は2ケ所存在し、一つは
水底23に据付けられる下部のベースフレームとしての走
行フレーム11と、同走行フレーム11上に旋回可能に設け
られた旋回減速機8を有する旋回フレーム10との間にそ
なえられた旋回軸受6の軸受シール部1であり、もう一
つは旋回フレーム10の旋回中心線に沿って設けられたロ
ータリージョイント9と旋回フレーム10との間をシール
するロータリジョイントシール部7である。
【0012】まず、本実施例の水中旋回台における旋回
軸受6の軸受シール部1について説明する。図2に示す
ように、走行フレーム11と旋回フレーム10との間に介装
された旋回軸受6は、ボルト6dでスペーサ6eを介して
走行フレーム11に締結された内輪6bと、ボルト6cで旋
回フレーム10に締結された外輪6aとをそなえている。
なお、ボルト6dと走行フレーム11との間にはシール4g
が設けられている。
【0013】そして、旋回フレーム10には、外輪6aの
外側を覆うようにして、外部リングが設けられており、
同外部リングは、ボルト2aにより旋回フレーム10に取
付けられた第1のシール取付リング2と、同シール取付
リング2にボルト3aにより取付けられた第2のシール
取付リング3とで構成されている。第1のシール取付リ
ング2は、旋回フレーム10との接触面にはシール4dが
組み込まれる溝をそなえるとともに、内壁面にはシール
4aを組み込むためのシール保持溝4iが形成され、さら
に底面には第2のシール取付リング3が取付けられるこ
とにより、シール保持器4hとシール4bとを組み込むた
めのシール保持溝4jが形成されるようになっている。
また、第2のシール取付リング3は、第1のシール取付
リング2との接触面にはシール6eが組み込まれる溝を
そなえるとともに、内壁面にはシール4cを組み込むた
めのシール保持溝4kが形成されている。
【0014】一方、走行フレーム11には、上記の第1の
シール取付リング2と第2のシール取付リング3とから
構成された外部リングの内周部に対向するように内部リ
ングとしてのシール摺動リング5がボルト5aにより固
着されている。ここで、上記外部リングの内周部とシー
ル摺動リング5との間にはシールのための適切なすき間
15が確保されている。なお、シール摺動リング5には走
行フレーム11との接触面にシール4fが組み込まれるよ
うになっている。
【0015】このようにして、上記外部リングの内周部
とシール摺動リング5との間には3段のシールが形成さ
れることになる。すなわち、まず下段には許容できる摺
動幅が大きくダストシール的な機能を果たすシール4c
が組み込まれ、次の中段には耐圧性および密封性が大で
あるシール4bが組み込まれる。さらに、上段には中段
シールのバックアップ機能およびシール部の潤滑材を内
封する機能を果たすシール4aが組み込まれる。
【0016】ところで、中段のシール4bのシール保持
溝4jには、シール4bの撓曲を制限して外水圧に対する
耐水圧を付加するための剛性保持部材であるシール保持
器4hが、シール保持溝4jの上壁とシール4bとの間に
介装されている。なお、各接触面にその密封化を目的と
して設けられた固定シールであるシール4d,4e,4
f,4gにはOリングが使用される。以上のような構成に
より、本実施例の水中旋回台の旋回軸受6の軸受シール
部1では次のような作用・効果が得られる。
【0017】つまり、図1のように水底23に本旋回台を
有する機械が接地され、はるか上面に水面22があるよう
な場合、水中にある上記機械には、その水深(Hw)によ
り水圧が働き、この場合には第1,第2のシール取付リ
ング2,3とシール摺動リング5間のすき間15には上記
の水圧が作用するとともに、水中の泥,砂,異物等が付
着することになる。この時、軸受シール部1の内部や空
間部16の圧力は大気圧となっており、軸受シール部1の
外部の水中とは圧力差を生じるが、シール4a,4b,4
cには適度な緊迫力が作用するとともに、次のような耐
水圧処置が施されているので軸受シール部1内部への浸
水が防止される。
【0018】すなわち、最下段のシール4cは、シール
緊迫力は小であるが摺動幅が大であり、シール摺動面材
料として耐焼付防止材を含有した材料が用いられるてい
るので、耐水圧性はないが、泥,砂,異物等の浸入を防
止するダストシール機能を有している。次に中段のシー
ル4bは、そのリップ部後背面部に金属性のシール保持
器4hを設置し、耐圧性を強化しているので、シール4c
を通過してきた高圧水を完全に密封化できる。
【0019】さらに上段シール4aを設置し、同シール
4aを中段シール4b損傷時の密封化対策として予備の耐
水圧シールとして機能させると同時に、シール4a,4b
間に、グリース等潤滑材を内封し、各々のシールの摺動
面の潤滑を行なうためにシール4aは組み込まれる。以
上のように複数個のシールを多段に積層し、それぞれに
異なる機能を持たせているので、水中内での高圧水およ
び異物が軸受シール部1内部へ入り込むのを防止できる
のである。
【0020】次に、本実施例の水中旋回台におけるロー
タリジョイントシール部7について説明する。ロータリ
ジョイント9は、走行フレーム11と旋回フレーム10との
間において同旋回フレーム10の旋回中心線に沿い、両フ
レーム10,11の相対回転可能に結合するものであり、図
3に示すようにロータリジョイント9の軸9bが走行フ
レーム11にボルト11aにより固定されている。そして図
3〜5に示すように、ロータリジョイント9のハウジン
グ部9aは旋回フレーム10の円孔にすき間を明けて嵌挿
されている。すなわち、ハウジング部9aには外輪9dが
形成されており、この外輪9dには外側にシール面が形
成されるように内部リングとしてのシール接合面14がボ
ルト9cにより固定されている。そして、シール接合面1
4の外周部と対向するように、外部リングとしてのシー
ル取付リング12が、シール接合面14との間にすき間δを
有しながら、旋回フレーム10にボルト12aにより固定さ
れているのである。
【0021】また、ハウジング部9aは旋回フレーム10
に屈曲棒状連結部材であるサポート19により緩やかに拘
束されるように取付けられている。つまり、ハウジング
部9aにサポート19との連結のために取付けられるボル
ト20と、サポート19の先端部との間にあるすき間21が設
けられており、このためハウジング部9aはロータリジ
ョイント9の上下方向、円周方向にガタを有して取付け
られていることになるのである。
【0022】さらに、シール取付リング12の内周壁に
は、2段のシールを形成するための2つのシール保持溝
12c,12dが設けられており、シール接合面14との間でシ
ール13a,13bを組み込むことが可能となっている。通常
シール13a,13bはOリングが利用される。なお、前述の
旋回軸受シール部1と同様に、旋回フレーム10とシール
取付リング12との接触面にはシール13dが、外輪9dとシ
ール接合面14との接触面にはシール13cが、そして走行
フレーム11と軸9bとの接触面にもシール13eが、それぞ
れ設けられており、これらのシールはOリング等の固定
シールである。
【0023】以上のような構成により、本実施例の水中
旋回台のロータリジョイントシール部7では次のような
作用・効果が得られる。まず、ロータリジョイントシー
ル部7においても水没状態では、前述の軸受シール部1
と同様、内部の空間部18は大気圧で、その外側すなわち
水中とでは、圧力差が発生することになる。また、ロー
タリジョイント9取付側フレーム10と走行フレーム11
は、ラジアル、スラスト方向にガタを有する旋回軸受6
を介して取付けられているため、ロータリジョイントシ
ール部7では、それぞれに取付けられたハウジング部9
aが軸9bに対し揺動しながら回転する。しかし、本実施
例ではハウジング部9aと旋回フレーム10は、その間に
ハウジング部9aに対し適度なすき間17を有しながら、
同心に内周面にシール13a,13bを組み込んだシール取付
リング12を取付けているので、走行フレーム11に対する
旋回フレーム10の揺動はすき間17で吸収され、高圧水の
密封は複数個の多段シール13a,13bで行なわれることに
なる。
【0024】さらに、ロータリジョイント9と旋回フレ
ーム10との間の力の伝達について、図4,5で詳細に説
明する。ロータリジョイント9は、流体回転継手であ
り、円筒形のハウジング部9aの内面に軸9bが挿入され
ている。軸9bを走行フレーム11へ、ハウジング部9aを
旋回フレーム10へ直付けすると、旋回フレーム10が走行
フレーム11に対し上下方向に揺動しながら旋回するとき
軸9bとハウジング部9aとの間で焼付きまたはシール不
良による油洩れが発生する。そこで旋回フレーム10の揺
動の影響を与えないため、図で示すように旋回フレーム
10に取付けのサポート19とハウジング部9aとの間には
適度のすき間21を設けてボルト20で回転力を伝達するの
である。このようにして、水中,水没時旋回台の旋回軸
受部1およびロータリジョイントシール部7への外部か
らの浸水が防止され密封化が図られる。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の水中旋
回台によれば、次のような効果が得られる。 (1) 旋回軸受を覆うように上記旋回フレームに固着され
た外部リングと、同外部リングの内周部に対向するよう
に上記ベースフレームに固着された内部リングとが設け
られて、これらの外部リングと内部リングとの間を水密
に封鎖しながら両リングの相対摺動を許容する複数段の
シールが設けられているので、水中作業時にも内部の旋
回軸受に浸水せず、腐食,損傷の問題が生じない。 (2) 複数段のシールのうちの一つのシールが、上記の外
部リングおよび内部リングのいずれか一方に形成された
シール保持溝内に設けられるとともに、同シールの撓曲
を制限して外水圧に対する耐圧性を付加するための剛性
保持部材が上記シール保持溝の上壁と上記シールとの間
に介装されているので、高水圧に対しても密封状態を保
つことができる。 (3) ロータリジョイントの軸部がベースフレームに固定
され、かつ同ロータリジョイントのハウジング部が旋回
フレームの円孔にすき間を開けて嵌挿されるとともに、
同ハウジング部を上記旋回フレームに緩やかに拘束する
屈曲棒状連結部材が設けられているので、ロータリジョ
イントの軸変位に追従して密封状態を保持できる。 (4) 旋回軸受の周囲を外部リングおよび内部リングで囲
み密封化するので旋回軸受は、従来の陸上機械用のもの
が防水用に仕様変更することなく使用でき、コストの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての水中旋回台を示す全
体概要図である。
【図2】図1の旋回軸受部の断面図である。
【図3】図1のロータリジョイント部の断面図である。
【図4】図1の要部Aの拡大図である。
【図5】図4のB矢視図である。
【図6】従来の水中旋回台の全体図である。
【図7】図6の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 軸受シール部 2 第1のシール取付リング 2a ボルト 3 第2のシール取付リング 3a ボルト 4a〜4g シール 4h シール保持器 4i〜4k シール保持溝 5 シール摺動リング 6 旋回軸受 6a 外輪 6b 内輪 6c,6d ボルト 6e スペーサ 7 ロータリジョイントシール部 8 旋回減速機 9 ロータリジョイント 9a ハウジング部 9b 軸 9c ボルト 9d 外輪 10 旋回フレーム 11 走行フレーム 12 シール取付リング 12a ボルト 12c,12d シール保持溝 13a〜13e シール 14 シール接合面 15 すき間 16,18 空間部 19 サポート 20 ボルト 21 すき間 δ すき間
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 そして、旋回フレーム10には、外輪6
aの外側を覆うようにして、外部リングが設けられてお
り、同外部リングは、ボルト2aにより旋回フレーム1
0に取付けられた第1のシール取付リング2と、同シー
ル取付リング2にボルト3aにより取付けられた第2の
シール取付リング3とで構成されている。第1のシール
取付リング2は、旋回フレーム10との接触面にはシー
ル4dが組み込まれる溝をそなえるとともに、内壁面に
はシール4aを組み込むためのシール保持溝4iが形成
され、さらに底面には第2のシール取付リング3が取付
けられることにより、シール保持器4hとシール4bと
を組み込むためのシール保持溝4jが形成されるように
なっている。また、第2のシール取付リング3は、第1
のシール取付リング2との接触面にはシール4eが組み
込まれる溝をそなえるとともに、内壁面にはシール4c
を組み込むためのシール保持溝4kが形成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 つまり、図1のように水底23に本旋回
台を有する機械が設置され、はるか上面に水面22があ
るような場合、水中にある上記機械には、その水深(H
w)により水圧が働き、この場合には第1,第2のシー
ル取付リング2,3とシール摺動リング5間のすき間1
5には上記の水圧が作用するとともに、水中の泥,砂,
異物等が付着することになる。この時、軸受シール部1
の内部や空間部16の圧力は大気圧となっており、軸受
シール部1の外部の水中とは圧力差を生じるが、シール
4a,4b,4cには適度な緊迫力が作用するととも
に、次のような耐水圧処置が施されているので軸受シー
ル部1内部への浸水が防止される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 悟 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底に据付けられるベースフレームと、
    同ベースフレーム上に旋回可能に設けられる旋回フレー
    ムと、これらのベースフレームと旋回フレームとの間に
    介装された旋回軸受とをそなえ、同旋回軸受を覆うよう
    に上記旋回フレームに固着された外部リングと、同外部
    リングの内周部に対向するように上記ベースフレームに
    固着された内部リングとが設けられて、これらの外部リ
    ングと内部リングとの間を水密に封鎖しながら両リング
    の相対摺動を許容する複数段のシールが設けられたこと
    を特徴とする、水中旋回台。
  2. 【請求項2】 上記シールが上記の外部リングおよび内
    部リングのいずれか一方に形成されたシール保持溝内に
    設けられるとともに、同シールの撓曲を制限して外水圧
    に対する耐圧性を付加するための剛性保持部材が上記シ
    ール保持溝の上壁と上記シールとの間に介装されたこと
    を特徴とする、請求項1に記載の水中旋回台。
  3. 【請求項3】 上記のベースフレームと旋回フレームと
    の間において、同旋回フレームの旋回中心線に沿い、両
    フレームを相対回転可能に結合するロータリジョイント
    が設けられて、同ロータリジョイントの軸部が上記ベー
    スフレームに固定され、かつ同ロータリジョイントのハ
    ウジング部が上記旋回フレームの円孔にすき間を明けて
    嵌挿されるとともに、同ハウジング部を上記旋回フレー
    ムに緩やかに拘束する屈曲棒状連結部材が設けられ、上
    記すき間に外水の浸入を防止するシールが設けられたこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載の水中旋回
    台。
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