JPH0531124B2 - - Google Patents

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JPH0531124B2
JPH0531124B2 JP59131866A JP13186684A JPH0531124B2 JP H0531124 B2 JPH0531124 B2 JP H0531124B2 JP 59131866 A JP59131866 A JP 59131866A JP 13186684 A JP13186684 A JP 13186684A JP H0531124 B2 JPH0531124 B2 JP H0531124B2
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waveguide
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etching
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
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    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
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    • G02B6/24Coupling light guides
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、ハイブリツド形光集積回路を構成す
る上で重要な、発光素子とチヤネル光導波路との
簡便で高効率結合を可能とする端面レンズ付チヤ
ネル光導波路およびその製造方法に関するもので
ある。
〔従来技術〕 光集積回路の形態としては、同種の材料(主
に、GaAs系、InP系の半導体材料)のみで構成
されるモノリシツク形と異種材料の組み合せから
なるハイブリツド形とがある。ハイブリツド形
は、光回路部分に光の吸収損失の少ない材料を用
いることができる点で有利である。また、多モー
ド用光部品は、モノリシツク形での製造は困難で
あり、ハイブリツド形の適用分野である。
ハイブリツド集積回路を実現するためには、同
一基板上で発光素子と光回路とを結合することが
必要である。従来、発光素子からの光を光導波路
へ結合するにあたつては、(i)発光素子の発光面と
光導波路端面とを直接つき合わせる直接結合、(ii)
両者をレンズを介して結合する方法、(iii)プリズム
結合および(iv)グレーテイング結合が行なわれてい
る。このうち、(iii)、(iv)は実験室に適した方法であ
り、実用性は乏しい。(i)の方法によれば、同一基
板上での発光素子と光回路との結合が可能であ
り、小型化、一体化に向いている。しかし、半導
体レーザ(LD)、発光ダイオード(LED)等の
発光素子と光導波路との光のスポツトサイズが大
きく異なるために、結合効率は低く、高々10%程
度である。(ii)の方法では、レンズにより発光素子
のスポツトサイズを変換することにより高い結合
効率が得られるが、同一基板上への一体化は困難
である。
したがつて、同一基板上で発光素子と光回路と
の高効率結合を実現するためには、発光素子と光
フアイバとの結合で用いられているように、端面
レンズを使用してスポツトサイズを変換すること
が必要である。しかしながら、従来は、チヤネル
光導波路端面への簡便で良質なレンズの形成法が
なかつたので、上述したように同一基板上で発光
素子と光回路とを結合したハイブリツド光集積回
路はこれまで実現されていない。
〔目的〕
そこで、本発明の目的は、同一基板上で発光素
子と光導波路とをきわめて高い結合効率で結合す
ることのできるハイブリツド形光集積回路を実現
するために、導波路端面に球面レンズを有する端
面レンズ付チヤネル光導波路を適切かつ簡便に形
成する製造方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
かかる目的を達成するために、本発明の端面レ
ンズ付チヤネル光導波路の製造方法は、シリコン
基板上にシリコンのエツチング液に耐性を有し、
かつ融点がシリコンより低い材料からなるチヤネ
ル光導波路を形成する工程と、前記シリコン基板
のうち、前記チヤネル光導波路直下を含む端部付
近のシリコン基板をエツチングにより除去し前記
チヤネル光導波路端部を基板から浮かせる工程
と、前記チヤネル光導波路の端部を加熱溶融して
前記チヤネル光導波路の端面に球面レンズを形成
する工程とからなる。すなわち、本発明ではエツ
チングの速度差を利用して、導波路端部直下を含
む端部付近のシリコン基板を除去することによ
り、所望の長さの光導波路端部をシリコン基板か
ら浮かせた後、この光導波路端部を加熱溶融する
ことにより効率良く、簡便に光導波路端面に球面
レンズを形成する。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の1実施例の方法により作製し
た端面レンズ付チヤネル光導波路の構造を示す外
観図であり、第2図A〜Cは、本発明の1実施例
の端面レンズ付チヤネル光導波路の製造方法の工
程を示すものである。ここで、1はシリコン基
板、2はシリコン基板1上に配置したチヤネル光
導波路、3は導波路2の端部に形成された端面レ
ンズ、4はシリコン基板1のうち、エツチングな
どで除去された導波路端部付近のくぼみ、4aは
くぼみのうち導波路直下に当たる部分、5はシリ
コン基板1のうち導波路2の端部に対応して除去
されずに残つている部分である。なお、本実施例
では光導波路として石英系光導波路を用いた。
第2図Aは、シリコン基板1上に、石英系チヤ
ネル光導波路2を形成する工程である。第2図B
は、石英系チヤネル光導波路2の端部直下および
近傍のシリコン基板1をエツチングにより除去
し、端部付近のチヤネル光導波路2をシリコン基
板1から離して浮かせた状態にする工程である。
第2図Cは、シリコン基板1から離れた導波路端
部を加熱溶融することにより、端面レンズ3を形
成する工程である。
次に、これら各工程を詳しく説明する。まず、
シリコン基板1上にチヤネル光導波路を形成する
には、例えば、以下の方法を用いればよい。はじ
めに、SiCl4、TiCl4、GeCl4、BCl3、PCl3等を原
料とする火炎加水分解反応を利用してシリコン基
板1上に光導波膜を一様に形成する。この際に、
TiおよびGeのドープ量を制御することにより、
光導波膜の屈折率を制御できる。ついで、この光
導波膜上にアモルフアスシリコン膜を形成し、フ
オトレジストAZ1350Jを塗布する。通常のフオト
リソグラフイの手法により、AZ1350Jを所望の形
状にパタン化する。続いて、パタン化した
AZ1350Jをマスクとし、CBrF3をエツチヤントす
る反応性イオンエツチング法により、アモルフア
スシリコンをエツチングしてパタン化する。最後
に、このアモルフアスシリコンをマスクとし、
C2F6およびC2H4の混合ガスをエツチヤントとし
た反応性イオンエツチングを行なうことにより、
英系光導波膜を所望の形状にパタン化して、シリ
コン基板1上に石英系チヤネル光導波路2を形成
する。
次に、チヤネル光導波路2の端部付近および直
下のシリコン基板1を除去する方法について詳し
く述べる。第3図AおよびBは、この一方法であ
るシリコン基板の異方性エツチングを示す。第3
図Aは断面図、第3図Bは上面図である。図中の
1aはシリコンの(100)面、1bは(111)面、
1cは(110)面、1dはそれ以外のエツチング
面、2aは石英系光導波路のクラツド層、2bは
コア層、2cはバツフア層である。
この方法を用いる場合、シリコン基板1は
(100)面を用い、チヤネル光導波路2は(110)
方向と平行に形成する。この条件で、シリコン基
板1をKOH水溶液、ピロカテコール・エチレ
ン・ジアミンなどのアルカリエツチ液に浸すと、
石英チヤネル光導波路2がマスクとなり、シリコ
ンの異方性エツチングが行なわれる。例えば、ピ
ロカテコール・エチレン・ジアミンの場合、シリ
コン結晶面とエツチング速度の関係は(100):
(110):(111)=50:30:3μm/hとなる。した
がつて、(111)面が現われると、エツチングはほ
とんど行なわれなくなる。このため、シリコン基
板1は第3図AおよびBのようにエツチングされ
る。
上記のエツチング速度の関係から、第3図Aの
ようにシリコン基板1は、導波路2を上底とした
台形状にエツチングされ、導波路2の下部へのエ
ツチングの食い込みはほとんど起こらない。導波
路端部では第3図Bのように(100)面のエツチ
ングが速いために、第3図Bに示すように、面1
dが現われる。しかし、これは(111)面ではな
いので、エツチングは進行し、石英系チヤネル光
導波路2の下部のシリコンへのエツチングの食い
込みが起こり、導波路端部はシリコンから離れて
浮いた状態になる。なお、上記エツチングに際し
ては、石英系光導波路が荒れないことが必要であ
る。そのためには、エツチング液としては、
KOHよりも有機アルカリであるピロカテコー
ル・エチレン・ジアミンの方が望ましい。
上記の異方性エツチングの他に、シリコンの等
方性エツチングを用いてもよい。この場合の工程
を第4図AおよびBに示す。第4図Aは、エツチ
ングのためのマスク形成工程を示す。プラズマ
CVD法などを用いて、シリコンをエツチングす
る導波路端部付近以外に、SiO2膜6をつける。
次いで、これを、フツ硝酸(HF及びHNO3の混
合液)エツチング液につけると、シリコン基板が
エツチングされ第4図Bに示すように、導波路端
部付近のシリコン基板が除去される。フツ硝酸は
SiO2を若干エツチングするので、チヤネル光導
波路保護のため、マスクとしてのSiO2膜6が必
要となる。上述のシリコンの異方性エツチングと
比較すると、等方性エツチングの場合には、基板
とするシリコン基板の結晶面およびチヤネル光導
波路を形成する方向に制限はない点は有利である
が、SiO2マスク6を形成する工程が入るので、
その分だけめんどうである。
なお、チヤネル光導波路端部付近のシリコン基
板をエツチングするのは、次のような理由からで
ある。まず、第1に、端面レンズは加熱溶融によ
つて行なうが、この際、導波路2の端部がシリコ
ン基板1に接していると、きれいな球状にならな
い。したがつて、球面レンズとするためには、導
波路端部2がシリコン基板1から離れていなけれ
ばならない。第2に、シリコン基板1は熱伝導度
が良く、石英系導波路2の端部がシリコン基板に
接していると、熱が逃げて、加熱溶融しにくい。
次に、第2図Cに示した加熱溶融によるレンズ
形成工程を詳しく説明する。加熱の方法として
は、マイクロ・トーチ等による火炎を用いてもよ
いが、本実施例では、CO2レーザを照射して加熱
溶融した。この方法を用いた方が、加工条件を制
御しやすい。例えば、CO2レーザビームをゲルマ
ニウムのレンズにより、スポツト径約200μmに
集光する。
ここで、CO2レーザ光を導波路2の上面から垂
直に照射した場合、CO2レーザ光パワーが3.5W
以下では石英系光導波路2は溶融しない。光パワ
ーを4.0W〜5.0Wに設定し、約10秒間照射した場
合、照射部分の石英系光導波路2は溶融し、導波
路端面に球面レンズ3が形成される。しかし、パ
ワーが5.5W以上になると、溶融部分がきれいな
半球状にならず、先端の溶融部分がシリコン基板
1側に垂れ下がつてしまう。これらのことより、
レンズ形状は導波路溶融部分に働く表面張力と重
力とのバランスで決まり、表面張力が重力より大
きい場合に、形状の良い半球面レンズが形成でき
る。
逆に、溶融温度が高すぎると、石英ガラスの粘
性が減少し、表面張力が小さくなるためにレンズ
形状がくずれると考えられる。
CO2レーザを照射する方向は第3図Aの正面か
ら、または第3図Bの上側からが可能であるが、
この時照射される面を水平に保つような構成にし
ておけば、溶融部が垂れ下がることはない。
一方、形成された半球状レンズのレンズ半径
は、溶融する導波路部分の長さに依存する。溶融
部分の長さは導波路下部へのシリコン基板エツチ
ングの食い込みの深さで決定される。すなわち、
シリコン基板に接した石英系光導波路部分では、
上述の条件でCO2レーザ光を照射しても熱がシリ
コン基板に逃げるので溶融しない。したがつて、
下にシリコン基板のない浮いた状態の導波路部分
のみが溶融する。
厚さ55μm(クラツド層5μm、コア層45μm、
バツフア層5μm)、幅45μmの石英系光導波路に
ついて、シリコン基板のエツチング食い込み量x
と形成されたレンズ半径rとの関係を調べた結果
を第5図に示す。
上述のプロセスで形成した、レンズ半径r≒
20μm端面レンズの効果を調べるために半導体レ
ーザ(LD)との結合効率を調べた。ここで使用
したLDは20μm×0.7μmの発光領域をもつGaAs
レーザで、発振波長は875nmであつた。導波路
端面レンズのレンズ面とLDの発光面との距離が
80μmのときに最も結合効率が高く、約50%の効
率が得られた。一方、比較のために、端面レンズ
を形成していない導波路について、同様の結合効
率を測定したところ、約8%であり、端面レンズ
を形成したことにより効率が5倍程度改善されて
おり、レンズの効果を確認することができた。
また、別の発光領域をもつLDについても結合
効率を検討した。ここで使用したLDは、発振波
長0.85μmのGaAsレーザであり、活性層は3μm×
0.2μmであつた。上述のプロセスで形成したレン
ズ半径r≒30μmの端面レンズ付導波路と上述LD
との結合は、両者の距離が35μmのときに最大と
なり、そのときの結合効率は50%であつた。比較
のために、端面レンズを形成していない導波路に
ついて、同様の測定を行なつた結果、結合効率は
約22%であつた。このことにより、端面レンズに
より、約2倍の結合効率の改善を達成でき、以て
レンズ効果を確認することができた。
なお、上述の実施例は、石英系光導波路を用い
た場合であるが、これ以外の材料の場合でも本発
明は適用できる。ただし、本発明を実施するにあ
たつて好適な材料は、シリコンのエツチング液に
エツチングされにくく、かつ融点がシリコン基板
より低いものである。
〔効果〕
以上説明したように、本発明によれば、シリコ
ン基板上に形成したチヤネル光導波路に対して、
シリコン基板のうち当該光導波路の端面付近の部
分をエツチングなどで除去し、そのチヤネル光導
波路端面部分に熱溶融を施してレンズを形成する
ので、かかるチヤネル光導波路端面に容易に良質
のレンズを形成できる。シリコン基板は、熱伝導
度に優れているので、シリコンに接した光導波路
部分は温度が上がらず、シリコンに接していない
部分の温度のみが上昇するから、このようにして
形成されるレンズのレンズ半径を、導波路の溶融
部分の長さにより決定することができ、さらに、
この溶融部分の長さは、導波路端面下へのエツチ
ング食い込み量により決定することができる。し
たがつて、本発明の方法によれば、シリコンのエ
ツチング時間を決めることによつて、形成できる
レンズの半径を決めることができるので、再現性
良くレンズを形成できるという利点がある。さら
に加えて、本発明光導波路によれば、例えば第6
図に示すように、LD等の発光素子7と光導波路
2とを同一基板1上で結合することが可能とな
る。なお、7aはLD7の活性層を示す。この場
合、シリコン基板1はLD7のヒートシンクの役
割をも果たす利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の製造方法により作
製した端面レンズ付チヤネル光導波路の構造を示
す外観図、第2図A〜Cは端面レンズ付チヤネル
光導波路の製造方法を示す斜視図、第3図Aおよ
びBはシリコン基板の異方性エツチングの態様を
示す、それぞれ、断面図および上面図、第4図A
およびBはシリコン基板の等方的エツチングの工
程を説明するための斜視図、第5図はエツチング
の食い込み量とレンズ半径との関係を示す特性曲
線図、第6図は本発明の適用例の1つとして同一
基板上での半導体レーザと導波路との一体構成例
を示す正面図である。 1……シリコン基板、1a……(100)面、1
b……(111)面、1c……(110)面、1d……
それ以外のエツチング面、2……チヤネル光導波
路、2a……クラツド層、2b……コア層、2c
……バツフア層、3……端面レンズ、4……シリ
コン基板に形成されたくぼみ、5……シリコン基
板のうち導波路端面付近の部分、6……SiO2
スク層、7……半導体レーザ、7a……活性層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリコン基板上にシリコンのエツチング液に
    耐性を有し、かつ融点がシリコンより低い材料か
    らなるチヤネル光導波路を形成する工程と、前記
    シリコン基板のうち、前記チヤネル光導波路直下
    を含む端部付近のシリコン基板をエツチングによ
    り除去し前記チヤネル光導波路端部を基板から浮
    かせる工程と、前記チヤネル光導波路の端部を加
    熱溶融して前記チヤネル光導波路の端面に球面レ
    ンズを形成する工程とを具えたことを特徴とする
    端面レンズ付チヤネル光導波路の製造方法。
JP13186684A 1984-06-28 1984-06-28 端面レンズ付チヤネル光導波路およびその製造方法 Granted JPS6111708A (ja)

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