JPH05311108A - 顔料調製物 - Google Patents

顔料調製物

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JPH05311108A
JPH05311108A JP4338574A JP33857492A JPH05311108A JP H05311108 A JPH05311108 A JP H05311108A JP 4338574 A JP4338574 A JP 4338574A JP 33857492 A JP33857492 A JP 33857492A JP H05311108 A JPH05311108 A JP H05311108A
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leather
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water
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JP4338574A
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Horst Belde
ベルデ ホルスト
Manfred Hellmann
ヘルマン マンフレート
Franz Leppmeier
レップマイヤー フランツ
Dietrich Lach
ラッハ ディートリッヒ
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Original Assignee
BASF SE
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/006Preparation of organic pigments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D17/00Pigment pastes, e.g. for mixing in paints
    • C09D17/001Pigment pastes, e.g. for mixing in paints in aqueous medium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶媒を有しない、すぐれた仕上げ特性を
有する皮革用の顔料調製物を提供する。 【構成】 顔料又はつや消し剤、結合剤、水及び他の分
散剤等を含有する顔料調製物において、結合剤はA)次
式 【化1】 で表わされる芳香族ビニル化合物40〜80重量%、
B)アクリル酸又はメタアクリル酸20〜60重量%及
びC)他のモノマーを0〜10重量%から成る塩の形の
共重合体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本質的に、顔料又はつ
や消し剤(delusterant)又はそれらの混合物、結合
剤、水及び、所望により、他の慣用の分散剤及び助剤か
ら成る顔料調製物及び皮革及び皮革代用物を着色又はつ
や消し仕上げするためのその使用に関する。本発明は、
さらにこれらの仕上げ剤による処理により皮革及び皮革
代用物を調製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】仕上げ加工された皮革及び皮革代用物の
特性は、特に使用仕上げ剤に依存する。すなわち、それ
らは水性系用の顔料調製物中への混合により大いに影響
される。顔料自体は、例えば、光及びミグレーション堅
牢性(migration fastness)及びさらに隠蔽力に影響
する。他方顔料を分散させるため及び顔料調製物を安定
化させるために使用される物質は、湿潤及び乾燥でのク
ロック(crock)堅牢特性、湿潤接着性、プレートビリ
ティ(platability)、耐水性皮革の防水性及び特に外
観ならびに手ざわり等の感覚特性に影響を与え得る。
【0003】かかる顔料調製物用のフィルム形成結合剤
として、その主要な機能は、分散効果及び保護コロイド
特性であると考えられねばならないが、それらとして特
にカゼイン、スチレンとマレイン酸の共重合体及びさら
にビニルピロリドン含有ポリマー中で使用することが知
られている。例えば、ヨーロッパ特許第86345号特
許明細書(1)は、顔料調製物用の結合剤として、アク
リル酸エステル、メタアクリル酸エステル、N−ビニル
ピロリドン、アクリル酸及びビニルエステルのポリマー
を記述しており;これらのポリマーは水中混和性の有機
溶媒中での重合により製造される。
【0004】しかしながら、かかる結合剤は、多くの場
合、幾つかの欠点を有する。例えば、顔料の安定な濃縮
物を調製することはしばしば不可能である。それという
のも、安定な顔料調製物は、一般に高レベルの結合剤を
必要とし、そして、もし高い含量で使用すると、上述の
結合剤はしばしば粘性の問題を生ずるからである。
【0005】加えて、結合剤はしばしば処理した皮革の
仕上げ層をかたくするという作用を有する。皮革の堅牢
特性に悪影響を与えることも起こりうる。皮革の外観及
び手ざわりがしばしば損われる。(1)に記述したポリ
マーのように、結合剤が有機溶媒中で調製され、仕上げ
剤中にこれらの溶媒が配合されると、仕上げ加工された
皮革は、通常長い期間の間に柔軟でありすぎ、乏しい湿
潤クロック堅牢性及び膨張抵抗性を示すこととなる。さ
らに、有機溶媒の使用は環境適合性の観点からも望まし
くない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、皮革
仕上げ目的用の顔料調製物、特に有機溶媒を含有しない
調製物用の改良された結合剤を提供することにより先行
技術の欠点を取り除くことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的
は、本質的に、顔料又はつや消し剤又はそれらの混合
物、結合剤、水及び、所望により、他の慣用の分散剤及
び助剤からなる顔料調製物により達成されることが判明
し、ここで上記結合剤は、塩の形で A) 次の一般式I
【0008】
【化2】
【0009】 [式中、R1,R2及びR3はそれぞれ水素、メチル又はエチルであり、nは1又 は2である]で表わされる少くとも一種の芳香族ビニル化合物 40〜80重量% B) アクリル酸又はメタアクリル酸又はそれらの混合物 20〜60重量% 及び C) 他の共重合可能なモノマー 0〜10重量% の共重合体より成る。
【0010】これらの顔料調製物は、皮革及び皮革代用
物に対する着色又はつや消し仕上げに対して極めて良好
な結果をもって使用することができる。
【0011】R1は好適には水素又はメチルであり、R2
及びR3はそれぞれ好適には水素であり、nは好適には
1である。nが1であり、R3がメチル又はエチルの場
合の組み合わせは、フェニル環上のオルト、メタ又は好
適にはパラ位において生ずる。nが2であり、R3がメ
チル又はエチルである場合、フェニル核における置換パ
ターンは、好適には2、4上である。
【0012】成分Aとして使用するために好適な芳香族
ビニル化合物Iは、特に、スチレン又はα−メチルスチ
レン又はそれらの混合物である。
【0013】成分Bは、好適にはアクリル酸である。
【0014】好適には、成分Aは55〜65重量%の量
で使用され、そして、成分Bは35〜45重量%の量で
使用される。極めて特別な好例は、成分A約60重量%
及び成分B約40重量%から構成される共重合体に与え
られる。
【0015】さらに共重合可能なモノマーCとして、A
及びBの共重合体は、僅かな変性のために、10重量
%、好適には5重量%までの、特に2重量%までの、例
えば、アルコール残基に12個までの炭素原子を有する
アクリル酸又はメタアクリル酸エステル、アクリロニト
リル、メタアクリロニトリル、アクリルアミド、メタア
クリルアミド、N−ビニルピロリドン、酢酸ビニル、ビ
ニルプロピオネート、ビニルクロリド又はビニリデンク
ロリドを有してもよい。
【0016】共重合体A、B及びCは、好適にはアンモ
ニウム塩の形で使用されるが、例えばアルカリ金属塩、
例えばナトリウムあるいはカリウム塩を使用することも
可能である。使用される共重合体塩は、記載した目的の
ために十分に水溶性でなければならないという必要があ
る。共重合体のカルボキシル基は部分的に中和された形
で存在することもできるが、かかる場合には、カルボキ
シル基の少くとも30%、好適には50%はアンモニウ
ム又はアルカリ金属塩の形であるべきである。
【0017】共重合体A、B及びCの平均分子量Mn
は、一般には400から4000の範囲内にある。
【0018】かかる共重合体は、原則的に、ヨーロッパ
特許第100444号明細書(2)から既知であり、そ
こでは、共重合体は200〜400℃でフリーラジカル
重合開始剤及び調節剤の不存在下で、 A′) アクリル酸又はメタアクリル酸のような、α,β−オレフィン性不飽和 モノカルボン酸 25〜50重量% B′) スチレン、ビニルトルエン又はα−メチルスチレンのような芳香族ビニ ル化合物 50〜75重量% 及び C′) 共重合可能なアクリル系不飽和のモノマー 0〜10重量% のモノマー混合物の連続的塊重合により製造されること
が記載されている。これらの共重合体は、印刷用紙、プ
ラスチックフィルム及びシートならびに金属箔に対する
水性印刷インクの結合剤として用いられる。
【0019】本発明で使用される顔料調製物中の結合剤
は、通常溶液として顔料調製物に配合される。結合剤の
この溶液は好適には、純粋な水溶液である。しかしなが
ら、本発明により使用される結合剤は、溶液が付加的に
水混和性有機溶媒、例えば、エチレングリコール又はメ
トキシプロパノール又はそれらの混合物を含有する場合
には、水の含量に対して30重量%、特に10重量%の
量で使用することもできる。顔料調製物を製造する際に
混合される結合剤溶液は、通例、10〜50重量%まで
の固体含量を有する。
【0020】本発明により使用される顔料調製物中に存
在する顔料及びつや消し剤は有機又は無機物であってよ
い。好適な有機顔料は、例えば、アゾ、アントラキノ
ン、アゾホスフィン、チオインジゴ、ジオキサジン、ナ
フタレンテトラカルボン酸及びペリレンテトラカルボン
酸系、銅不含又は銅含有フタロシアニン及びスルホ−又
はカルボキシル−含有染料のカルシウム、マグネシウム
あるいはアルミニウムレーキの如きレーキ染料である。
好適な無機顔料及びつや消し剤は、例えば、二酸化チタ
ン、酸化鉄、カーボンブラック、ニッケル−クロム化合
物、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、ウルトラマリン
及びスピネルである。
【0021】皮革仕上げ剤に対する顔料またはつや消し
剤の選択は、所望の着色又はつや消し効果に従がってな
される。例えば、高い隠蔽作用が望まれる場合には、無
機顔料が使用され、透明性が高い光沢及び着色力と組み
合わせられなければならない場合には、有機顔料が使用
される。これら2つのクラスの顔料の混合物も使用でき
る。
【0022】さらに、湿潤剤、消泡剤、濃稠化剤、水保
持助剤、殺生物剤及びpH調節剤のような他の慣用の助
剤及び分散剤は、例えば、アルコキシ化された脂肪族ア
ルコール及びオキソ法アルコール、アルキルフェノー
ル、脂肪族アミン、大豆レシチン、ポリサッカライド、
ベントナイト及びポリホスフェートである。これらは、
当該分野で慣用の量で添加される。
【0023】好適な態様において、本発明の顔料調製物
は、付加的に助剤としてポリアクリル酸のアンモニウム
塩又はアルカリ金属塩を含有する。ポリアクリル酸のア
ンモニウム塩が好ましい。これらのポリアクリレート
(主に湿潤及び/又は濃化のための剤として作用する)
は、30〜100、好適には50〜90のフィッケンチ
ャーK値を有するポリアクリル酸である(テトラヒドロ
フラン中で1重量%溶液にて測定して)。ポリアクリレ
ートは、通常溶液の形状で顔料調製物に混合される。こ
の溶液は好適には純粋の水溶液である;水と混合し得る
有機溶媒を混入させることに関しては、結合剤溶液に関
してなされた言及を適用する。本発明により使用される
顔料調製物の製造に際して混合されるかかるポリアクリ
レート溶液は、通常5〜25重量%の固体含量を有す
る。
【0024】他の好適な1態様においては、本発明によ
る顔料調製物は、付加的に、エチレンジアミンとエチレ
ンオキシドとの反応生成物又はエチレンジアミンとプロ
ピレンオキシドおよびその後のエチレンオキシドとの反
応生成物を助剤として含有する。これらのうち、好適な
ものは後記のエチレンジアミン−プロピレンオキシド−
エチレンオキシド反応生成物である。これらの反応生成
物は、主に湿潤媒介物として使用される。これらの平均
分子量Mnは、一般的に200〜20000、好適には
5000〜15000の範囲にある。
【0025】本発明により使用される水性顔料調製物
は、調製物の全量に対して以下のものを含む: −顔料又はつや消し剤又はそれらの混合物5〜70重量
%の、好適には8〜50重量% −共重合体A、B及びC0.1〜10重量%好適には
0.5〜5重量% −ポリアクリル酸のアンモニウム又はアルカリ金属塩
0.1〜10重量%の、好適には0.1〜2重量% −エチレンジアミンとエチレンオキシドの反応生成物又
はエチレンジアミンとプロピレンオキシド及び次いでエ
チレンオキシドとの反応生成物0.1〜10重量%の、
好適には0.5〜3重量%及び −当該分野で慣用の量の他の慣用の分散剤及び助剤、 上記の「%」は、いずれも使用固体に対する。
【0026】本発明による顔料調製物は、ボールミル、
撹拌ボールミル又は回転ステーターミルのような湿潤粉
砕装置中で成分を分散させる単純な方法で製造されう
る。この分散の後に、顔料又はつや消し剤は、0.1〜
2μm、特に0.1〜1μmの平均粒径を有する。
【0027】本発明は、また、本発明により製造された
混合顔料調製物を含有する仕上げ剤により処理して、皮
革及び皮革代用物を調製する方法を提供する。
【0028】本発明は、さらに、本発明によって製造さ
れた混合顔料調製物を含む皮革及び皮革代用物用の仕上
げ剤を提供する。
【0029】本分野の当業者ならば、皮革及び皮革代用
物用の仕上げ剤の調製及び可能な使用について理解する
であろうから、ここでは詳細には記載しない。
【0030】本発明による水性顔料調製物中において結
合剤として使用される成分A、B及びCの共重合体は、
顔料及びつや消し剤の安定な濃縮物の製造を可能とす
る。皮革上の仕上げ剤は、柔軟かつフレキシブルであ
り、銀面は隠蔽されず、皮革はそれゆえ被覆されておら
ず、微細に銀面を出して見える。それは、また、極めて
外観がエレガントであり、気持ちよい手ざわりを有す
る。仕上げ加工された皮革は、また、高い湿潤堅牢特
性、例えば湿潤クロック堅牢性、湿潤屈曲堅牢性(flex
fastness)及び湿潤接着堅牢性を有するが、乾燥クロッ
ク堅牢性もすぐれている。本発明の皮革仕上げ加工方法
は、防水性皮革の場合に特に有利に使用できる。それと
いうのも、仕上げ加工は皮革の防水性を損なわないから
である。特別の利点は、本発明で使用される顔料調製物
には有機溶媒が存在しないことである。
【0031】
【実施例】
顔料調製物の製造実施例 実施例1〜10の製造の一般的方法 顔料又は2種の顔料の混合物、スチレン60重量%及び
アンモニウム塩の形のアクリル酸60重量%の共重合体
35重量%水溶液(a)、約75のフィッケンチャーK
値(テトラヒドロフランの1重量%溶液で測定して)を
有するポリアクリル酸のアンモニウム塩の水溶液10重
量%(b)、約7500の平均分子量Mnを有する、エ
チレンジアミン1重量部とプロピレンオキシド74.5
重量部及び次いでエチレンオキシド49.5重量部との
反応生成物(c1)又は約12500の平均分子量Mn
を有する、エチレンジアミン1重量部とプロピレンオキ
シド124.5重量部及び次いでエチレンオキシド83
重量部との反応生成物(c2)及び他の慣用の分散剤及
び助剤(d)を、水(e)中に懸濁させた。この懸濁液
を撹拌ボールミルを用いて分散させた。この分散の後
に、顔料の平均粒径は、各々の場合に0.1〜0.5μ
mの範囲内にあった。
【0032】以下の表に、得られた顔料調製物の詳細を
示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】皮革仕上げのための使用例 実施例11:靴用のもみ皮化(buffed)白色成牛皮革 使用ボトミング(bottoming)混合物は、実施例3の顔
料調製物150g、ヨーロッパ特許第100,493号
の実施例4による今日慣用の共重合体分散物300g、
ヨーロッパ特許第100,493号の実施例1a4によ
る今日慣用の共重合体分散物100g、モンタンろうの
水性エマルジョン50g(固体含量は約30重量%)及
び水400gの混合物であった。皮革をこのボトミング
混合物で1回プラッシュ・パッドし(plush−padde
d)、70℃で乾燥させ、70℃でプレート(plated)
し、70℃で中間乾燥させつつ再度プラッシュ・パッド
し各場合にエアーガンからボトミング混合物を2回スプ
レーした。ボトミング混合物添加は、皮革表面積m2
たり約80gの固体であった。
【0037】ボトミングされた皮革は、次いで、ヨーロ
ッパ特許第100,493号の実施例7による今日慣用
の共重合体分散物465g、シリコンをベースとするろ
うエマルジョン15g、実施例3の顔料調製物20g及
び水500gの混合物でシーズニング(season)した。
このシーズニング用混合物はエアーガンで1回スプレー
を行ない、付加物は皮革表面m2当たり約15gの固体で
あった。皮革は次いで70℃で乾燥させ、80℃でプレ
ートした。
【0038】こうして得られた純粋に水性で仕上げ加工
された皮革は、靴上部に対して望まれるすべての特性を
有していた。湿潤クロック堅牢性は、DIN53 33
9(IUF450)により測定すると、70クロックサ
イクル(crock cycles)であった。 比較実施例11A〜11C 本発明による実施例3の顔料調製物の代わりに、結合剤
として、カゼイン(実施例11A)、スチレンとマレイ
ン酸との慣用の共重合体(実施例11B)又は(1)に
よるアクリレート−メタアクリレート−ビニルピロリド
ン−アクリル酸−酢酸ビニルポリマー(実施例11C)
を含む相応する顔料調製物を使用して、実施例11を繰
り返した。
【0039】こうして得られた皮革の湿潤クロック堅牢
性は、DIN53 339(IUF450)に従がって
測定したとき、3つの場合すべてにおいて、本発明によ
り製造された仕上げ剤の場合に比べて低く、即ち、実施
例11Aの場合は40クロックサイクル、実施例11B
の場合は、30クロックサイクル、実施例11Cの場合
も30クロックサイクルであった。湿潤クロック堅牢特
性における改善は、シーズニング混合物を1回付加的に
被覆スプレーすることだけで得られる。しかしながら、
このシーズニングのより厚い被覆は、仕上げ加工から優
雅さを奪い:その皮革は天然の外観及び感触が乏しい。
【0040】実施例12:車シート用の黒色ナッパ成牛
皮革 使用ボトミング用混合物は、実施例10の顔料調製物1
00g、ヨーロッパ特許第100493号の実施例1a
1のような慣用の共重合体分散物約300g、水性モン
タンろうエマルジョン(約30重量%の固体含量を有す
る)50g、水性シリカ分散物(約13重量%の固体含
量を有する)50g、脂肪族ポリエステルウレタンの水
性分散物(フィルム硬度ショアA−45、約40重量%
の固体含量)100g及び水400gの混合物であっ
た。このボトミング用混合物を、圧搾空気スプレーガン
から黒皮革に4被覆で適用した。皮革を各被覆の後70
℃で乾燥させ、第2番目の被覆の後で、80℃でプレー
トした。添加したボトミング混合物は、皮革表面積m2
当たり約65gの固体であった。
【0041】次いで、ボトミングされた皮革を、メチル
メタ−アクリレート、エチルアクリレート及びアクリル
酸をベースとするシリカ−つや消し剤ポリマー分散液
(約20重量%の固体含量)350g、脂肪族ポリエス
テルウレタン(フィルムの硬度ショアA−95、約30
重量%の固体含量)の水性分散液100g、慣用の水性
ポリウレタン濃稠化剤(約25重量%の固体含量の)15
g、水性エマルジョン中の三量化されたヘキサメチレン
ジイソシアネートをベースとする慣用のイソシアネート
架橋剤(約50重量%の固体含量、NCo含量9%)35
g、実施例10の顔料調製物20g及び水400gから
成る混合物でシーズニングした。このシーズニング混合
物は、スプレーガンを用いて2被覆法で、各場合に70
℃で中間及び最終乾燥を行ない、添加量は皮革表面積m
2当たり固体約15gであった。
【0042】こうして得られた純粋に水性系で仕上げ加
工された皮革は、DIN53 339(IUF450)
て測定したとき、600クロックサイクルの湿潤クロッ
ク堅牢性を有していた。この試験は仕上げ加工した皮革
を1週間保持した後に実施した。それというのも、仕上
げ剤は架橋タイプのものであるからである。
【0043】比較実施例12A〜12C 本発明により製造された実施例10の顔料調製物の代わ
りに、結合剤としてカゼイン(実施例12A)、スチレ
ン及びマレイン酸の慣用の共重合体(実施例12B)又
は(1)のとおりのアクリレート−メタアクリレート−
ビニルピロリドン−アクリル酸−酢酸ビニルポリマー
(実施例12C)を含む相応する顔料調製物を使用し
て、実施例12を繰り返した。
【0044】こうして得られた皮革の湿潤クロック堅牢
特性は、DIN53 339(IUF450)で測定し
た時、3つのすべての場合において、本発明により製造
された仕上げ剤の場合よりも明らかに低く、即ち、実施
例12Aの場合は250クロックサイクルで、実施例1
2Bの場合は350クロックサイクルで、また実施例1
2Cの場合は200クロックサイクルであった。
【0045】実施例13:靴用の防水性黒色成牛皮革 長鎖オレフィン及びマレイン酸をベースとする慣用の水
性ポリマー分散液で防水性にされた、成牛皮革を、独国
特許第4003422号の実施例1、調製Z3のような
慣用のポリウレタン分散液170g及び水830gから
成る接着性ボトミングの単一被覆をスプレーガンでスプ
レーし、添加物は皮革表面m2当たり約6gであり、8
0℃で乾燥させた。
【0046】次いで、実施例8の顔料調製物100g、
独国特許第2645779号の実施例1のとおりの慣用
のポリウレタン分散液150g、慣用のポリ(ブチルア
クリレート)分散液(固体含量約50重量%)30g、
ヨーロッパ特許第100493号の実施例1a4のとお
りの慣用の共重合体分散液50g及び水700gから成
る仕上げ剤基礎調製物を、スプレーガンを用いて2回被
覆し、皮革を70℃で乾燥させ、70℃及び50バール
で液体プレスにてプレートし、次いで仕上げ剤基礎調製
物でさらに2回スプレーし、70℃で乾燥させた。全添
加量は、皮革表面積m2当たり固体約50gであった。
【0047】次いで、皮革を、スプレーガンを用いて、
ニトロセルロースラッカーエマルジョン(固体含量13
重量%)100gと水50gとから成る慣用の混合物
で、70℃での中間乾燥を行って2回被覆させつつシー
ズニングし、添加量は皮革表面積m2当たり固体約9g
であり、70℃で乾燥させた。
【0048】こうして得られた仕上げ加工された防水性
皮革は、550クロックサイクルの湿潤クロック堅牢性
を有していた。DIN53 338で定義されている防
水性(15%圧力の針入度計で測定して)は、仕上げ加
工の後で同様に十分であった:6時間後でさえ、水は全
く浸透しなかった。
【0049】比較実施例13A〜13C 本発明により製造された実施例8の顔料調製物に代え
て、結合剤としてカゼイン(実施例13A)、スチレン
とマレイン酸の慣用の共重合体(実施例13B)又は
(1)によるアクリレート−メタアクリレート−ビニル
ピロリドン−アクリル酸−酢酸ビニルポリマー(実施例
13C)を含有する相応する顔料調製物を使用して実施
例13を繰り返した。
【0050】こうして得られた皮革の湿潤クロック堅牢
特性はこれら3つの場合において実施例13の場合より
も明らかに低く、即ち、実施例13Aでは300クロッ
クサイクル、実施例13Bでは120クロックサイク
ル、実施例13Cでは140クロックサイクルであっ
た。同様に、実施例13A〜13Cにおける防水性は、
実施例13における場合よりも悪く、水の浸透は有意に
早く起こり、即ち実施例13Aの場合には4.5時間後
に、実施例13Bの場合には2時間後に、実施例13C
の場合には、2.5時間で生じた。
【0051】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランツ レップマイヤー ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ルシコンシュトラーセ 47 (72)発明者 ディートリッヒ ラッハ ドイツ連邦共和国 フリーデルスハイム ガルテンヴェーク 16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に、顔料又はつや消し剤又はそれ
    らの混合物、結合剤、水及び所望により、他の慣用の分
    散剤及び助剤からなる顔料調製物において、上記結合剤
    は、塩の形の、 A) 次の一般式I 【化1】 [式中、R1,R2及びR3はそれぞれ水素、メチル又はエチルであり、nは1又 は2である]で表わされる少くとも一種の芳香族ビニル化合物 40〜80重量% B) アクリル酸又はメタアクリル酸又はそれらの混合物 20〜60重量% 及び C) 他の共重合可能なモノマー 0〜10重量% の共重合体から成ることを特徴とする、顔料調製物。
JP4338574A 1991-12-20 1992-12-18 顔料調製物 Withdrawn JPH05311108A (ja)

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