JPH05310866A - ヒートシール可能のプラスチックフィルム、プラスチック複合体、およびふたを有する容器 - Google Patents

ヒートシール可能のプラスチックフィルム、プラスチック複合体、およびふたを有する容器

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JPH05310866A
JPH05310866A JP34017692A JP34017692A JPH05310866A JP H05310866 A JPH05310866 A JP H05310866A JP 34017692 A JP34017692 A JP 34017692A JP 34017692 A JP34017692 A JP 34017692A JP H05310866 A JPH05310866 A JP H05310866A
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polymer
weight
plastic film
heat
sealable
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JP34017692A
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Werner Siol
ジオール ヴェルナー
Ulrich Terbrack
テルブラック ウルリッヒ
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Original Assignee
Roehm GmbH Darmstadt
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック容器を密閉するのに適した、ヒ
ートシール可能なプラスチックフィルムを提供する。 【構成】 該フィルムは、少なくとも2相構造を有し、
50000より多い分子量および10℃未満のガラス温
度を有する、高分子のまたは架橋したポリマーPと、該
ポリマーと少なくとも2重量%まで共有結合した、メチ
ルメタクリレート0〜85重量%、エチルメタクリレー
ト0〜100重量%、シクロヘキシル−および/または
シクロペンチルメタクリレート0〜100重量%、およ
びこれらのモノマーと共重合可能の、これらとは異なる
モノマー0〜20重量%からなり、20℃より高いガラ
ス温度を有する、ポリスチレンに付着するポリマーHP
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、たとえばポリス
チレンからなるプラスチック容器を密閉するのに適し
た、400μmまでの厚さ範囲の、少なくとも2相構造
を有するヒートシール可能のプラスチックフィルムに関
する。該プラスチックフィルムは、特にたとえばヨーグ
ルトカップのような、食品を保存する容器を密閉するの
に適している。
【0002】
【従来の技術】木材または無機材料、たとえば金属、ガ
ラス、セラミックからなるカップおよび容器の代わり
に、多種のプラスチック製品が存在する。食品を収容ま
たは保存するためにカップまたは容器を用いる場合に、
それぞれの場合における要求は特に高い。食品保存の重
要な見地からは、脱水、凍結または殺菌により、微生物
の成長の完全な阻止が望まれる。更に、容器を気密に閉
鎖する多方面の要請が生じる。更にプラスチック容器に
おいては、機械的安定性、水含量の制御、および大気お
よび光の作用が考慮されるべきである(Ullmann's Ency
clopedia of Industrial Chemistry 5th.Ed.Vol.A11,52
3〜560;583〜618 VCH 1988を参照、該刊行物には一般的
な規格が記載されている)。
【0003】プラスチック容器を閉鎖するために、特に
乳製品、たとえばヨーグルトカップの場合の食品技術に
おいては、シールラッカーを塗布したアルミニウムのふ
たが広く使用されている。
【0004】そのようなアルミニウムのふたは多くは、
外側の層がしばしば(二軸配向性の)ポリエチレンテレ
フタレート(O−PET)、二軸配向性のポリプロピレ
ン(OPP)またはポリアミド(O−PA)またはセル
ロースからなる3つの層のラミネートである。これに対
して、ヒートシール可能の内側の層は、一般にポリエチ
レン、エチレンコポリマーまたはポリプロピレンからな
る(米国特許第4753708号明細書;G.Stehle,Neu
e Verpackung 9/91,S.94〜101)。たとえば食品を包装
するためのアルミニウムの使用に対しては、経済的およ
び生態的理由から、特にアルミニウムを製造する場合の
高いエネルギコストがますます論議されている。
【0005】従って、アルミニウムの代わりに、シール
可能のラッカーを施したプラスチックフィルムを使用す
る。その際、シールラッカーは使用されるプラスチック
に合わせる。良好な機械的強度および良好な遮断特性を
有する、シール可能のフィルムのための比較的廉価な材
料として硬質PVCが重要な役割を荷っており、その
際、シールラッカー層としては一般に、付着強度および
融点を添加物により有利に変更することができるアクリ
ル樹脂が用いられる。
【0006】ポリ塩化ビニル(PVC)の使用は、若干
の疑念に直面している(Ullmann'sEncyclopedia loc.ci
t.pg.593参照)。従って、廃棄パックのためのPVCを
他の熱可塑性材料により代用する傾向が支配的である。
【0007】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3531
036号明細書においては、耐衝撃性のポリスチレン、
ブロックコポリマーおよび滑剤からなるシール可能な層
から構成される、同時押出しにより製造可能のプラスチ
ックフィルムが記載されている。
【0008】しかしながら、欧州特許公開第04066
81号明細書において、正当にもアルミニウムフィルム
の代わりにヒートシール可能のプラスチックフィルムを
使用する際の問題点が指摘された。通常は著しく狭い加
工幅が認められる。主として、問題のない製品およびシ
ールされたパックの申し分のない使用を保証するため
に、ほぼ一定に維持する必要がある、10〜20℃のき
わめて狭い加工範囲が生じる。同時にカップを充填する
ために多くのかさを有する充填構造の場合は、この前提
は必ずしも満足されない。
【0009】欧州特許公開第0406681号明細書に
おいて、ドイツ連邦共和国特許出願公開第353103
6号明細書による同時押出し法により製造可能なポリス
チレンをベースとしたフィルムを、特に加工幅および加
工安全性を拡大するように改良するという課題が提起さ
れた。更に、多くの充填かさを有する充填構造において
も申し分のない製造が保証されるべきである。実際には
このことは、プラスチックフィルムの品質に関する相当
する要求とともにより高いシール温度の使用という結果
を生じる。
【0010】欧州特許公開第0406681号明細書に
より、これらの要求は、同時押出し法によりまたは貼り
あわせにより製造された、2つの層AおよびC、および
場合により層B、および場合によりそれぞれの、層A、
場合によりBおよびCのそれぞれ2つを結合するための
付着媒介剤Dの1つの層からなるシール可能のプラスチ
ックフィルムにより満足され、該プラスチックフィルム
は、ヒートシール可能の耐衝撃性のポリスチレンAから
なる層1〜50%、支持層B95%までおよび高溶融の
プラスチック層C1〜99%からなり、Aおよび場合に
よりBおよびCの濃度または重量の合計はそれぞれ10
0である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】包装材料としてのポリ
スチレンは製造経費および成形条件(110〜160
℃)から好ましく評価されるが、ガスおよび蒸気に対す
る比較的高い透過性は問題を生じうる。耐衝撃性のポリ
スチレンをベースとしたシールフィルムの層構造によ
り、シール背面の付着から生じる困難に直面することが
あるが、このことは製造する際の高い経費および場合に
より廃棄物処理の問題を伴う。従って、ヒートシール可
能のフィルム材料の需要が依然として存在する。特に、
できるだけ均一の層の形の、かつポリスチレンをベース
とした容器を気密に閉鎖するための付加的な表面処理を
実施しないフィルムが適当である。
【0012】特に、フィルム材料は環境に適合すべきで
あり、すなわち、複数の層からなる構造においてはフィ
ルム材料は再利用可能であるべきである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による、ヒートシ
ール可能のプラスチックフィルムKFは、他のポリマー
種類に属するにもかかわらず、機械的安定性、化学反
応、遮断特性、熱的特性、加工可能性(Ullmann’s Enc
yclopedia Vol.A11,loc.cit.参照)および再利用可能性
に関する従来技術の要求をきわめて広範に満足すること
が判明した。
【0014】従って、本発明は、特にポリスチレンから
なるプラスチック容器を密閉するのに適した、400μ
mまでの厚さ範囲の、少なくとも2相構造を有するヒー
トシール可能のプラスチックフィルムKFに関し、その
際、該プラスチックフィルムKFは、 a)50000より多い、有利には100000より多
い分子量Mwおよび10℃未満、有利には0℃未満のガ
ラス温度Tgを有する、高分子のまたは架橋したポリマ
ーPと、該ポリマーと有利には少なくとも2重量%まで
共有結合した、 b) α)メチルメタクリレート0〜85重量%、 β)エチルメタクリレート0〜100重量%、 γ)シクロヘキシル−および/またはシクロペンチルメ
タクリレート0〜100重量%、 δ)α)〜γ)によるモノマーと共重合可能の、該モノ
マーα)〜γ)とは異なるモノマー0〜20重量%、有
利には0〜10重量%からなり、ただし、b)中の成分
α)〜δ)の合計が100重量%であり、20℃より高
いガラス温度Tgを有する、ポリスチレンに付着するポ
リマーHPとから構成される。
【0015】ポリマーPの記載された定義には、自体公
知のエラストマー(Roempp ChemieLexikon,9.Auflage,B
d.2,S.1105〜1107参照、Georg Thieme Verlag)が含ま
れる。
【0016】有利には、ポリマーPは、ポリオレフィ
ン、ポリジエン、ポリアクリレート、エチル−酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリビニルエステル、ポリシロキサンか
らなる群から選択される(米国特許第4906699号
明細書、Ullmanns Enzyklopaedie der Techn. Chemie,
4.Auflage,Bd.13,595〜635,Verlag Chemie1977参照)。
【0017】ポリマーがグラフト重合により得られる、
ヒートシール可能のプラスチックフィルムKFの構成が
特に有利である。ポリマーPをコア材料に加えるべきで
あるコア−シェルポリマーの形の構成を特に挙げるべき
である。
【0018】高分子のまたは架橋したポリマーPは、定
義により、50000より多い、有利には100000
より多い分子量Mw、特に200000より多く、かつ
架橋しない限りは約5000000までの範囲のそのよ
うな量を有し、かつ0℃未満のガラス温度Tgを有す
る。分子量の測定は、有効である限りはゲル透過クロマ
トグラフィーにより行う(H.F.Mark et al.Encyclopedi
a of Polymer Science and Engineering,2nd.Ed.Vol.1
0,pg.1〜19、J.Wiley 1987;Ullmanns Encyclopaedie de
r Techn.Chemie,4.Auflage,Bd.15,207〜209,Verlag Ch
emie 1978参照)。ガラス温度の値、もしくは該値の測
定に関しては、Polymer Handbook,Ed.J.Brandrup,E.H.I
mmergut,3rd.Ed.VI,209 John Wiley 1989またはH.F.Mar
k et al.Encyclopedia of Polymer Science and Engine
ering 2nd.Ed.Vol.7,pg.531〜43,J.Wiley 1989を引用す
ることができる。
【0019】定義により、10℃未満、有利には0℃未
満、特に−10℃未満のガラス温度Tgを有するポリマ
ーPを使用し、該ポリマーには、一般的に“エラストマ
ー”または“ゴム”の名称のもとに包括されるポリマー
が該当する。場合によりポリマーは架橋されている。有
利にはポリマーPは、ポリオレフィン、ポリジエン、ポ
リアクリレート、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリ
シロキサンからなる群から選択される。
【0020】ポリオレフィンには、有利にはエチレン、
プロピレン、イソブチレンのホモポリマーまたはコポリ
マーが該当する(Ullmanns Encyclopaedie der Techn.Ch
emie,4.Auflage,Bd.19,S.167〜226,Verlag Chemie 198
0参照)。ポリオレフィンの分子量Mwは、一般に500
00〜1000000の範囲内である(ゲル透過クロマ
トグラフィーによる測定)。
【0021】ポリジエンには、該当する公知のゴムの
類、たとえばポリブタジエン、ポリ−2−クロロブタジ
エン、ポリイソプレンが該当する(Ullmann loc.cit.,
4.Auflage Bd.13,S.595〜635参照)。分子量は、一般に
50000〜1000000の範囲内である。エチレン
−酢酸ビニルコポリマーは、その組成に関して一定の範
囲内で変化することができる。酢酸ビニル含量は、一般
に40〜75%、有利には40〜50%の範囲内であ
る。分子量は、一般に100000〜400000の範
囲内である。その製造は、有利には平均エチレン圧20
0〜400barで、特に溶剤としてt−ブタノール中
での溶液重合により行う。一般に、これらのゴムの類の
分子量表示は、たとえばb)によるグラフトの際に(従
ってグラフトの前に)使用するポリマーの分子量に関係
する。しかしながら、有利な構成においては、これらの
エラストマーはb)とのグラフト後に架橋する。この場
合に、エラストマーが粒子の形で存在するのが有利であ
り、同時にこれらのゴム粒子の直径は一般に0.05〜
10μmの範囲内であり、特に0.2〜5μmの範囲内
の粒子が有利である。硬質相に封入されているそのよう
なゴム粒子が特に有利である(Ullmann loc.cit.Bd.13,
S.623参照)。
【0022】更に、ポリマーPとしてエチレン−プロピ
レン−ジエンポリマー(EPDM,Ullmann loc.cit.,B
d.13,S.619〜621;Kirk−Othmer,Encyclopedia of Indus
trial Chemistry 3rd.Ed.Vol.8,pg.492〜500,Vol.7,pg.
687,693,J.Wiley参照;製造するためにはS.Cesca J.Poly
m.Sci.Macromol,Rev.10,1(1975)参照)が特に有利であ
る。その際、ジエン成分としては、ジシクロペンタジエ
ン、エチリデンノルボルネンおよびトランス−ヘキサジ
エン−1,4が特に好ましい。
【0023】(大量生産により製造される)EPDMポ
リマーの分子量
【0024】
【数1】
【0025】は、一般に200000〜500000の
範囲内である。動的凍結温度は−45℃〜−30℃(シ
ークエンスタイプ)で示される。45〜60重量%のエ
チレン含量においては、ターポリマーは完全に無定形で
ある。70〜80重量%のエチレン含量を有する製品に
おいては、平均して5〜10個の連続するエチレン単位
(=いわゆるシークエンスタイプ)を有する部分結晶の
エチレンシークエンスで算定する。
【0026】EPDMポリマーのほかにEPTMポリマ
ー(エチレン−プロピレン−トリエン)を使用すること
もできる。更に、ポリマーPとしては、ポリシロキサン
(MQ,MPQ,MPVQ,ISO1629による、第
1版、1976年)が挙げられる。慣用のシリコーンゴ
ムは、一般的に特殊な置換基により変性されたポリジメ
チルシロキサン鎖を有する(Ullmann loc.cit.Bd.13,62
8〜663参照)。
【0027】室温で架橋するタイプは、末端に官能基を
有する、分子量104〜105のポリシロキサンである。
たいていはポリジメチルシロキサン(MQ)をベースと
した熱加硫性タイプは、急激に分解するジアリールペル
オキシドと、高温で、たとえば150℃で架橋すること
ができる。本発明によるプラスチック材料KMの利点と
しては、特に、成分B)中にそれぞれ、常用の、特に市
販のポリマーPを使用できることが挙げられる。
【0028】本発明により使用すべきポリアクリレート
は、特に、モノマー成分が、10℃未満の、有利には−
10℃未満の、特に有利には−30℃未満の、生じるホ
モポリマーまたはコポリマーのガラス温度Tgを保証す
るものと解されるべきである。ホモポリマーまたは混合
ポリマーのガラス温度Tgは、公知であるかまたは公知
方法で予め測定できる(R.Vieweg,F.Esser Kunststoff-
Handbuch Bd.IX,S.333〜339,Carl Hanser Verlag 1975;
J.Brandrup,E.H.Immergut,Polymer Handbook,III-144〜
III-148,John Wiley 1975,Kirk-Othmer,Encyclopedia o
f Chemical Technology 3rd.Ed.Vol.1,388 J.Wiley 197
8参照)。ポリアクリレートは、水性エマルジョン中
で、部分的には懸濁液中での重合により製造するのが有
利である。特に、ポリマーPとしてポリアクリレートを
使用する場合は、乳化重合による、プラスチックフィル
ムKFのためのポリマー材料の製造が有利である(H.Ra
uch-Puntigam,Th.Voelker,Acryl-und Methacrylverbind
ungen loc.cit.S.217〜230参照)。それというのも、こ
の方法で、限定された粒子構造を有する特に簡単なプラ
スチック材料を製造することができるからである。従っ
て、ポリマーHPからなる外側のシェルを有し、内側に
架橋したポリアクリレートPからなるゴムを含有するラ
テックス粒子を形成するのが特に有利である。その際、
少なくとも3段の構造を有するラテックス粒子、従っ
て、ポリアクリレートP中になお硬質のポリマーコアを
有する粒子が特に有利である。これらの(埋め込まれた
硬質のコアを有する)ポリアクリレート粒子Pは全部が
直径0.1〜3μm(有利には0.2〜1μm)を有す
る。そのようなラテックス粒子の構造およびポリマー固
形物の単離は、原則的に、ドイツ連邦共和国特許第33
00256号明細書または米国特許第4513118号
明細書および米国特許第4997883号明細書に記載
されている。
【0029】乳化重合においては、中性または弱酸性の
pH範囲で行うのが有利であり、その際、乳化剤として
長鎖アルキルスルフェートまたはアルキルスルホネート
の使用が有利である。
【0030】開始剤としては、該当する公知のアゾ化合
物および有機または無機の過酸化物、たとえば過硫酸カ
リウムまたはレドックス系、たとえばペルスルフェート
/ビスルフィットを使用するのが有利である。開始剤の
含量は、一般にモノマーに対して0.001〜1重量%
の範囲内である。懸濁重合のために、実質的に非イオン
性の、水溶性の分散安定化剤、および開始剤としてモノ
マー中で可溶性の有機過酸化物またはアゾ化合物を使用
する(H.Rauch-Puntigam,Th.Voelker,Acryl-und Methac
rylverbindungen,Springer Verlag,Heidelberg,1967参
照)。一般に、このアクリレートエラストマーは、なお
架橋するモノマー(たとえばアリルメタクリレート)を
0.1〜5重量%の割合で含有する。
【0031】コア−シェル−ポリマーは、コア材料とし
てのポリアクリレートのほかに、たとえば(架橋した)
ポリブタジエンまたは(架橋した)ポリビニルエステル
を用いた、前記の2段の乳化重合法により得られる。
“硬質”のコアを有する前記の3段の構造は、PMMA
またはポリスチレンから出発して乳化重合により実施す
ることができ、その際、中間帯域は有利にはエラストマ
ー、たとえば、ポリアクリレート(架橋した)、ポリビ
ニルエステル(架橋した)、ポリブタジエンから、およ
びシェルはポリマー材料HPからなる。
【0032】ポリマーHPのモノマーα),β),γ)
およびδ)の割合は、それぞれ合わせて100重量%に
なる。その際、0〜20重量%の割合で、有利には0〜
10重量%の範囲で、特に有利には0.5〜5重量%の
範囲で共重合可能の、α),β)およびγ)と区別でき
るモノマーδ)は、α),β)およびγ)と共重合可能
のビニルモノマーである。モノマーδ)としては、
α),β)およびγ)と区別できる、メタクリル酸のエ
ステルおよびアミドまたはメタクリル酸自体、しかしな
がら特に誘導体およびここで、特に再びアクリル酸のエ
ステル、またはスチレンおよび場合により置換されたス
チレンが挙げられる。従って、少量のアクリル酸エステ
ルの共重合が特に有利である。それというのも、それに
より耐熱性、従って加工安定性を改良することができる
からであり、このことは、たとえば押出しによる加工の
ためには重要である。
【0033】一般に、モノマーα)、たとえばMMAを
シクロペンチルメタクリレートまたは有利にはシクロヘ
キシルメタクリレートと組み合わせる。有利には、ポリ
マーHPは、たとえば α)メチルメタクリレート、10〜85重量%、 γ)シクロヘキシル−および/またはシクロペンチルメ
タクリレート、90〜15重量%、および δ)α),β)およびγ)と異なるモノマー、0〜20
重量%(有利には0〜10重量%)からなる。
【0034】特に有利な付着ポリマーHPは、MMA4
0〜80重量%(特に有利には55〜75重量%)およ
びシクロヘキシルメタクリレート60〜20重量%(特
に有利には45〜25重量%)、および0〜10重量%
の割合のモノマーδ)を含有する。
【0035】ポリマー成分HPが、 β)エチルメタクリレート0〜100重量%(特に有利
には50〜90重量%、きわめて有利には65〜85重
量%)まで、および γ)シクロヘキシルメタクリレート、0〜100重量%
(特に有利には10〜50重量%、きわめて有利には3
5〜15重量%)から、および δ)α),β)およびγ)と区別でき、β)およびγ)
と共重合可能のモノマー、0〜20重量%(有利には0
〜10重量%) からなる、ヒートシール可能のプラスチックフィルムも
有利である。
【0036】特に、前記の有利な構成は、このヒートシ
ール可能のプラスチックフィルムKFでシールする、一
般的に耐衝撃性のポリスチレンとともに、ポリスチレン
へのすぐれた付着およびシールフィルムくずの問題のな
い再使用を保証する。
【0037】まさに、ポリスチレンとの有利な相容性
に、該フィルムのポリスチレンへの良好なシール可能性
およびシールフィルムと基体との問題のない共通の再使
用の理由を見出すことができる。概略的には、モノマー
γ)の増加する含量、特にポリマーにおけるシクロヘキ
シルメタクリレートの増加する含量とともに、ポリマー
HPおよびそれとともに全ポリマーP−HPのポリスチ
レンとの相容性が高められることから出発することがで
きる。
【0038】特に良好な使用可能の系は、一般に、前記
の、MMA/シクロヘキシルメタクリレートまたはエチ
ルメタクリレート/シクロヘキシルメタクリレートの組
合せを用いて達成される。他のモノマー、たとえばC3
〜C18−アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレ
ートは、一般に、流動特性を制御し、それによりシール
工程を容易にするために用いられる。
【0039】低いガラス温度を有するポリマーPがブロ
ックコポリマーの形で、たとえば3つのブロックコポリ
マーHP−P−HPの形で、ポリマーHPと結合してい
ない限り、一般にポリマーHPの100%がポリマーP
に共有結合していない。一般に、ポリマーPに共有結合
しているポリマーHPの重量割合は、(それぞれポリマ
ーHPに対して)少なくとも2重量%、有利には少なく
とも5重量%、特に有利には少なくとも10重量%であ
る。この少なくとも部分的な、ポリマーPへのポリマー
HPの結合は、HP中のポリマーPの良好な分布のため
に重要であり、特にこの良好な結合により全系の必要な
粘性が達成される。
【0040】一般には、ポリマーPに結合しないポリマ
ーHPの分子量は制限される。従って、ポリマーHPの
分子量は、一般に2000〜500000ドルトン
【0041】
【数2】
【0042】の範囲内であり、有利には5000〜20
0000ドルトンの範囲内であり、特に有利には100
00〜200000ドルトンの範囲内である。
【0043】全系の加工可能性、粘性、シール可能性、
熱成形可能性およびブロック強度は以下のパラメータに
よりほぼ任意に調整することができる:PとHPとの重
量比(一般にプラスチックフィルムはP5〜95重量
%、有利には10〜80重量%、特に有利には20〜6
0重量%およびHP95〜5重量%、有利には90〜2
0重量%、特に有利には80〜40重量%を含有す
る)、PとHPとの結合、一般的に架橋したポリマーP
の粒度、ポリマーHPの分子量、ポリマーHPのガラス
温度。
【0044】従って、特に易流動性の材料は、重合調整
剤としてメルカプタン0.1〜2重量%を用いてポリマ
ーHPの分子量を調整することにより得られる。
【0045】そのような調整された材料は簡単には流動
せず、比較的低い温度(150〜200℃)で、相当す
る基体(一般には耐衝撃性のポリスチレン)にシールす
ることができる。
【0046】HP−Pグラフトポリマーを製造するため
の特にすぐれた方法は(たとえば前記の)多段式乳化重
合であり、該方法においては、第1工程で硬質のコア、
たとえば架橋したPMMAまたはポリスチレンを、第2
工程でブタジエンまたはアクリル酸エステル、たとえば
ブチルアクリレートを、そのままでまたは架橋剤を添加
して重合させ、最後に、ポリマーHPからなる外側のシ
ェルを、前記のように、ポリマーHPの一部はポリマー
Pにグラフトさせ、かつポリマーHPの一部はメルカプ
タン、たとえばドデシルメルカプタン0.1〜2重量%
を添加することにより分子量を制限する。一般に、その
ような乳化重合剤粒子は、直径40〜1000nmを有
し、3相の系を使用する限り、この場合に記載のよう
に、粒度(直径)は一般に200〜1000nmの範囲
内である。
【0047】本発明によるヒートシール可能のプラスチ
ックフィルムKFは、常法で、たとえばポリマー材料の
押出しにより製造することができる(H.F.Mark et al.E
ncyclopedia of Polymer Science and Technology 2nd.
Ed.Vol.11,pg.269〜271,J.Wiley 1988;ibidem Vol.4,81
6;Ullmann's Encyclopedia of Industrial ChemistryVo
l.A11,pg.85〜111,VCH 1988,F.Hensen et al.Handbuch
der Kunststoff Extrusionstechnik,Bd.II,Extrusionsa
nlagen C.Hanser Verlag 1986参照)。フィルム厚さ
は、定義により、400μmまでの範囲内、有利には6
0〜300μmの範囲内、特に有利には80〜250μ
mの範囲内である。
【0048】本発明により得られるプラスチックフィル
ムKFは、冒頭に記載の課題の範囲内できわめて良好に
使用可能である。該フィルムは、特に、ある程度まで問
題なくヒートシールすることができ(G.Stehle,Neue Ve
rpackung loc.cit.参照)、その際、加工幅および加工
安全性は際立っている。該フィルムKFは、深絞り可能
であり、打ち抜き可能であり、かつ捺染可能であること
が強調されるべきである。更に、該フィルムは、ガス、
たとえばO2,CO2等に対する少ない透過性により優れ
ている。該フィルムは、プラスチックを着色する一般的
な方法で良好に着色可能である(Becker-Braun,Kunstst
off-Handbuch Bd.1,539〜540,Hanser 1990参照)。フィ
ルムKFは、再利用可能であるという限りで、現代の生
態的要求を満足する。
【0049】本発明の課題の範囲では、プラスチック容
器、特にポリスチレンと耐衝撃性の変性されたスチレン
からなる容器をシールするために特に有利であるプラス
チックフィルムKFを使用する。本発明によるプラスチ
ックフィルムKFから製造される、シールされたプラス
チック容器のふたは、すぐれた方法で、機械的および化
学的安定性、熱的挙動および加工可能性による冒頭に記
載の要求に相応する。単層の材料からのみ構成されるに
もかかわらず、たとえばポリスチレンおよび変性された
ポリスチレンへの付着は、シール背面の付着により重量
に属する障害を生じることなく、際立っている。たとえ
ば、本発明によるフィルムKFと、全部または一部がポ
リスチレンからなる容器、たとえばヨーグルトカップと
の複合体が言及されるべきである。更に、たとえばプラ
スチックフィルムKF自体と同じ組成を有する容器との
複合体も問題なく製造することができる。
【0050】少なくとも2層構造を有する本発明による
プラスチックフィルムKF(図1を参照)は、カップお
よびシャーレをシールするのに好適である。図1におい
て、参照符号Tは、粘性の、比較的流動しにくい材料P
−HPからなる支持材料からなる層を表し、参照符号S
は、きわめて流動しやすい材料P−HPからまたはポリ
マーHPのみからなるシール層を表す。層Tは、一般に
50〜398μmの範囲内の、特に60〜250μmの
範囲内の厚さを有し、シール層Sの厚さは一般に2〜6
0μm、特に5〜30μmである。
【0051】そのような複合フィルムは、比較的多い分
子量と高いP割合を有する支持材料P−HP上の、たと
えば著しく調整されたHP分子量またはきわめてわずか
のP含量を有する、きわめて流動しやすい調整体P−H
Pの同時押出しにより製造可能である。
【0052】同様に、シール層Sをラッカー塗布により
支持材料Tに被覆することができる。それぞれの場合
に、フィルムKFのこの2層構造が、ヒートシール背面
のフィルムの付着を危惧することなく、シール条件(た
とえばシールラッカーの温度または圧力)を別の範囲に
変化させることができるという利点を提供する。
【0053】この2層フィルムは、打ち抜きくずまたは
ほかのフィルムの残りを全体として新たな支持フィルム
Tを製造するために使用できるように調整することがで
き、その際、TおよびSは任意に混合可能であるため
に、シール層Sのための新たな材料だけを使用すればよ
い。
【0054】本発明によるプラスチックフィルムKF
(またはこのフィルムを基礎とする成形材料)は、特
に、たとえばポリスチレンカップを密閉する例で指摘す
べきであるような、以下の利点を提供する:該フィルム
は、直接ポリスチレンにシール可能である。
【0055】該フィルムは、一般的な、ヒートシールの
ために使用される構造にシールすることができる(たと
えば、シール圧:2bar未満、所要時間:0.1〜2
秒、シール温度:約180〜220℃)。
【0056】該フィルムは、ヒートシールヘッドに付着
しない。このことは、特に、ポリスチレンへの該フィル
ムのきわめて良好な付着に起因すべきである。このこと
は、特に、2層のプラスチックフィルムKFの場合に生
じる。
【0057】該フィルムは、良好に打ち抜き可能であ
る。
【0058】打ち抜きの際に生じるくずを新たなフィル
ムに加工することができる。
【0059】該フィルムは、捺染可能である。
【0060】該フィルムは、きわめて粘着性に調整する
ことができ、従って、包装が丈夫であり、良好に積載可
能である。
【0061】該フィルムは、使用する場合に応じて、清
澄(充填物を良好に認識するために)でまたは光非透過
性で使用することができる。光遮断は、たとえば脂肪を
含有する製品の場合に重要である。
【0062】この特性においてポリメタクリレートとし
て理解されるフィルム(ポリメタクリレートは、ポリス
チレンと比較して、約100分の1の酸素およびCO2
の透過係数を示す)の良好な遮断作用は、一方では薄い
フィルム厚を可能にし、他方では包装される物品の良好
な保護を可能にする。
【0063】ふたのフィルムのポリメタクリレートと容
器のポリスチレンは完全に相容性であり、従って、容器
とふたの共通の再利用が可能である。このことは、単層
および多層のプラスチックフィルムKFに該当する。
【0064】
【実施例】
例1 a)分散液の製造 コア50%、シェル50%、固体含量40%を有する2
段のエマルジョンポリマー。
【0065】コア:ブチルアクリレート198g、アリ
ルメタクリレート2g、50〜80℃でのバッチ重合 シェル:エチルメタクリレート140g、シクロヘキシ
ルメタクリレート60g、80℃で1時間の流入重合、
ドデシルメルカプタン1%で調整した、第2の半分のシ
ェル。
【0066】b)フィルムの製造 80℃で分散液の乾燥、 選択的に:凍結凝固により得られた固形物の圧縮または
押出し。
【0067】c)ポリスチレンカップのシール 清澄な2相のポリメタクリレートフィルム(b)で製造
した)からフィルムのふたを打ち抜いた。フィルムのふ
たをヒートシール圧で、配置されたポリスチレンカップ
上にシールした: 温度:185℃ 圧力:0.8bar 時間:0.6秒 清澄な、良好な付着性のポリメタクリレートのふたを有
する良好に密閉したポリスチレンカップが得られた。フ
ィルム材料はヒートシールヘッドに付着を示さなかっ
た。
【0068】d)再利用 フィルム材料(ふた)および耐衝撃性のポリスチレン
(カップ)を計量混練器(Haake Rheodrive 5000)で一
緒に混練した。良好な流動性の均一な溶融物が得られ、
該溶融物から新たなカップが射出成形可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、耐衝撃性の支持層Tと易流動性
のシール層Sとからなる、2層のヒートシール可能のプ
ラスチックフィルムKFの構造を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 279/02 MQP 7142−4J C09J 133/00 JDB 7921−4J

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック容器を密閉するのに適し
    た、400μmまでの厚さ範囲の、少なくとも2相構造
    を有するヒートシール可能のプラスチックフィルムにお
    いて、該プラスチックフィルムFKが、 a)50000より多い分子量Mwおよび10℃未満の
    ガラス温度Tgを有する、高分子のまたは架橋したポリ
    マーPと、該ポリマーと少なくとも2重量%まで共有結
    合した、 b) α)メチルメタクリレート0〜85重量%、 β)エチルメタクリレート0〜100重量%、 γ)シクロヘキシル−および/またはシクロペンチルメ
    タクリレート0〜100重量%、 δ)α)〜γ)によるモノマーと共重合可能の、該モノ
    マーとは異なるモノマー0〜20重量%からなり、ただ
    し、成分α)〜δ)の合計が100重量%であり、20℃
    より高いガラス温度Tgを有する、ポリスチレンに付着
    するポリマーHPとからなることを特徴とする、ヒート
    シール可能のプラスチックフィルム。
  2. 【請求項2】 ポリマーHPが、 α)メチルメタクリレート10〜85重量%および γ)シクロヘキシル−および/またはシクロペンチルメ
    タクリレート90〜15重量%、 δ)α)およびγ)によるモノマーとは異なるが、該モ
    ノマーと共重合可能のモノマー0〜20重量%、 からなる、請求項1記載のヒートシール可能のプラスチ
    ックフィルム。
  3. 【請求項3】 ポリマーHPが、 β)エチルメタクリレート0〜100重量%および γ)シクロヘキシル−および/またはシクロペンチルメ
    タクリレート0〜100重量%、 δ)β)およびγ)によるモノマーとは異なるが、該モ
    ノマーと共重合可能のモノマー0〜20重量%、 からなる、請求項1記載のヒートシール可能のプラスチ
    ックフィルム。
  4. 【請求項4】 プラスチックフィルムKFが、少なくと
    も2工程の乳化重合により製造されたコア−シェル−エ
    マルジョンポリマーからなり、該ポリマーが、架橋され
    ていてもよいポリブタジエン、ポリアクリレートまたは
    ポリビニルエステルからなるコアを有し、かつポリマー
    HPからなるシェルを有する、請求項1から3までのい
    ずれか1項記載のヒートシール可能のプラスチックフィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 プラスチックフィルムKFが、 1)30℃より高いTgを有するポリビニルポリマーか
    らなる、一般的に架橋された内側のコア、 2)−10℃未満のTgを有する、ポリブタジエン、ポ
    リビニルエステル、ポリアクリレートの群からなる一般
    的に架橋されたビニルポリマーからなる第1のシェルお
    よび 3)ポリマーHPからなる外側のシェル を有する、少なくとも3工程の乳化重合により製造され
    た、少なくとも3段のエマルジョンポリマーからなる、
    請求項1から3までのいずれか1項記載のヒートシール
    可能のプラスチックフィルム。
  6. 【請求項6】 プラスチック容器を密閉するのに適し
    た、400μmまでの厚さ範囲の、少なくとも2相構造
    を有するヒートシール可能のプラスチックフィルムFK
    において、該プラスチックフィルムが、少なくとも2つ
    の互いに付着する層からなり、その際、50〜398μ
    mの厚さの層Tが、 a′)50000より多い分子量Mwおよび10℃未満
    のガラス温度Tgを有する、高分子のまたは架橋したポ
    リマーPと、該ポリマーと少なくとも2重量%まで共有
    結合した、 b′) α)メチルメタクリレート0〜85重量%、 β)エチルメタクリレート0〜100重量%、 γ)シクロヘキシル−および/またはシクロペンチルメ
    タクリレート0〜100重量%、 δ)α)〜γ)によるモノマーと共重合可能の、α)〜
    γ)によるモノマーとは異なるモノマー0〜10重量%
    からなり、20℃より高いガラス温度Tgを有する、ポ
    リスチレンに付着するポリマーHPとからなり、かつ第
    1の層Tに付着する2〜60μmの厚さの第2の層Sが、
    少なくとも10%の易流動性の材料P−HPからなること
    を特徴とする、ヒートシール可能のプラスチックフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項記載
    のヒートシール可能のプラスチックフィルムKFからな
    るプラスチック複合体。
  8. 【請求項8】 請求項1から6までのいずれか1項記載
    のヒートシール可能のプラスチックフィルムKFと、該
    プラスチックフィルムと化学的に区別できる、別のプラ
    スチックとからなるプラスチック複合体。
  9. 【請求項9】 請求項1から6までのいずれか1項記載
    のヒートシール可能のプラスチックフィルムKFと、
    (耐衝撃性の)ポリスチレンからなるフィルムとから構
    成されるプラスチック複合体。
  10. 【請求項10】 請求項1から6までのいずれか1項記
    載のヒートシール可能のプラスチックフィルムKFから
    なるふたおよび(耐衝撃性の)ポリスチレンからなるシ
    ャーレまたはカップを有する容器。
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