JPH0530992U - 炎感知器 - Google Patents
炎感知器Info
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- JPH0530992U JPH0530992U JP7648791U JP7648791U JPH0530992U JP H0530992 U JPH0530992 U JP H0530992U JP 7648791 U JP7648791 U JP 7648791U JP 7648791 U JP7648791 U JP 7648791U JP H0530992 U JPH0530992 U JP H0530992U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリーニングが容易で、保守管理が便利な炎
感知器を実現することを目的とする。 【構成】 UV管のガラス管が露出する感知窓の集光分
側に凹欠部を設けた炎感知器を構成したものである。 【効果】 クリーニングがやり易く、検出感度も低下し
ない。
感知器を実現することを目的とする。 【構成】 UV管のガラス管が露出する感知窓の集光分
側に凹欠部を設けた炎感知器を構成したものである。 【効果】 クリーニングがやり易く、検出感度も低下し
ない。
Description
【0001】
本考案は炎感知器に係わり、更に詳しくは紫外線検出管(Ultra Vioiet Detec tive Tube …以下、UV管と略す)を用いて炎から発する紫外線を検出して火災 を感知する炎感知器に関するものである。
【0002】
図9は従来の炎感知器の構成説明図、図10は図9の要部の断面図である。 図9と図10において、2は本体、3はカバー、4はベース、6はプリント基 板である。20は本体2の仕切壁、21と22はそれぞれ複数の固定ネジと端子 片、32はカバー3の中央部に設けられた感知窓である。7はUV管、70はU V管7におけるガラス管、71,72はリード脚、8は緩衝材である。
【0003】 上記のような従来の炎感知器はUV管7から導出されたリード脚71,72が 導出端の付近で直角に折り曲げられ、プリント基板6のスルーホールに挿入され て先端がハンダ付けされる。UV管7は折曲げられたリード脚71,72によっ てプリント基板6に平行にして支えられ、ガラス管70の途中が緩衝材8に接触 している。UV管7は取付状態において、受光面F−Fが基準面A−Aに対して 角θ傾斜している。UV管7を取り付けたプリント基板6は本体2の仕切壁20 にネジ21で固定され、カバー3が固定された本体2が外部端子としての受け刃 42に接続される。天井に取り付けられた炎検出器のUV管7の電極には、作動 状態において高電圧が印加されている。万一、火災が発生すると炎から紫外線が 投射され、感知窓32を通してUV管7に紫外線が照射される。紫外線がUV管 7に入射すると、光電効果によって放電現象が起り、この放電電流を電子回路で 取り出して火災警報機の警報等が発せられる。
【0004】
上記のように従来の炎感知器においては、作動状態においてUV管7の電極に 高電圧が印加されている。したがって、UV管7のガラス管70の表面は静電気 を帯びており、チリやホコリが付着し易い。ガラス管70の表面にチリやホコリ が付着すると、紫外線の透過が妨げられてUV管の検出感度が低下する。このた め、定期的にアルコールを染み込ませた布等を用いて、ガラス管の表面のクリー ニングが行われる。クリーニングは天井に届く脚立を床に立ててもしくは天井か ら取り外して実施するので、炎感知器の設置数の多いビル等の場合は膨大な作業 になる。また、ガラス管70に付着したチリやホコリが水分を吸収すると、付着 部分が結露することもある。結露に因ってUV管7のリード脚71,72の端子 間の絶縁が低下すると、絶縁不良となって一層感度が低下するばかりか、短絡事 故を引き起こす恐れがある等の問題点があった。
【0005】 本考案は、上記のような従来装置の問題点を解消するためになされたもので、 UV管のガラス管のクリーニングが容易で、チリやホコリの付着に伴う検出感度 を低下させることのない炎感知器を実現するようにしたものである。
【0006】
本考案は、本体と、本体に係止され感知窓を貫設されたカバーとでケースが構 成され、ケース内に電子部品を実装したプリント基板と、プリント基板に接続さ れカバーの感知窓からガラス管を覗かせたUV管とを備えた炎感知器において、 カバーの凹部側に設けられ感知窓に連続した凹欠部を形成した炎感知器を構成し たものである。
【0007】
カバーを嵌めた本体がベースに結合されると、感知窓からUV管のガラス管を 床面に向けて露出させた炎感知器が天井等に取り付けられる。天井等に取り付け られた炎感知器のUV管の電極には、作動状態において高電圧が印加されている 。万一、火災が発生すると炎から紫外線が投射され、感知窓を通してUV管に紫 外線が照射される。紫外線がUV管に入射すると光電効果によって放電現象が起 り、この放電電流を電子回路で取り出して火災警報機の警報等が発せられる。定 期点検時には作動試験等と共に、ガラス管のクリーニングが行われる。UV管の ガラス管が露出した感知窓の両側には、凹部側に設けられた凹欠部が形成されて いる。したがって、布等で擦ればガラス管の表面に付着したチリやホコリが簡単 に拭き取られ、常にガラス管の表面の清浄化が保たれて検出感度が低下するのを 防ぐことができる。
【0008】
図1は本考案実施例の上面図、図2は図1の側面図、図3は図1の底面図、図 4は図3のX−X拡大断面図、図5は図4のY−Y拡大断面図である。本考案の 図面において、従来装置と同機能の部分に同一符号が付されており説明が重複す るところもあるが、ここでやや詳しく説明する。
【0009】 図1乃至図5において、1は炎感知器のケースである。ケース1には、樹脂成 型されたものが用いられている。2はケースの本体、3はカバーである。本体2 は上部寄りに上下を区画する仕切壁20を設けた薄い円筒状に形成され、カバー 3は浅いお椀形に作られている。21は本体2に挿入された4本の固定ネジ、2 2は各固定ネジ21に螺合して本体2の上面に固定された端子片、23は固定ネ ジ21が挿入される取付用のスタッドである。固定ネジ21と端子片22は、入 出力端子を構成している。
【0010】 31はカバー3の中央部で内側に凹む円錐状の凹部、32は凹部31の中心に 貫設された長方形の感知窓である。33は感知窓32の凹部31側の凹欠部34 で形成された平面部、35は保持爪である。平面部33は、感知窓32の長辺の 両側に設けられ、保持爪35は感知窓32の長辺の内側に突出して互いに対称的 に設けられた3対の爪で構成されている。感知窓32の長辺の距離は、後述する UV管7における円筒部70bの長さLとほぼ等しく作られている。また、36 と37は感知窓32の短辺に沿ってカバー3の内面側に形成された升形の受け台 、38はカバー3に貫通して設けられた円形の表示窓、39は補強用のフィンで ある。
【0011】 4はベース、5はリード線、6はプリント基板、7はUV管、81,82は緩 衝材である。41はベース4に設けられた電線挿通孔、42は端子片22に対応 する受け刃である。ベース4は図示されていない取付ねじ等の取付金具により例 えば室内の天井に取り付けられ、受け刃42が端子片22を挟着して本体2をベ ース4に電気的に接続して機械的に固定する。また、リード線5にはやや長い撚 線を用いた2本のリード線51,52が使われ、一端がUV管7のリード脚71 と72にハンダ付けされている。リード線51と52における他端の撚線の端面 はハンダにより固められて、プリント基板6に設けられたスルーホールのソケッ ト61に着脱可能に接続される。62はプリント基板6に設けられたLED、6 3はインダクタンス素子、64は抵抗素子である。LED62は、カバー3の表 示窓38に対応する位置に設けられている。また、緩衝材は大形81と小形82 に分けられ、共にクッション機能を持つ例えばスポンジで作られている。大形緩 衝材81と小形緩衝材82は、それぞれカバー3の受け台36と37に例えば接 着剤で接着されている。
【0012】 70はUV管7のガラス管、71,72は途中を同一平面上で折曲げたリード 脚、73と74は放電電極を構成するカソードとアノードである。ガラス管70 は図7と図8にも示されたように、中実状の偏平部70aと中空状の円筒部70 b及び尖頭部70cとから構成されている。また、カソード73は長方形で光電 面が広く構成され、アノード74は導線をほぼ“の”の字状に形成して作られて いる。そして、対向するカソード73とアノード74で形成する面で受光面が形 成され、この受光面FーFが偏平部70aに平行な面AーAに対して角θ(θは 約20°)傾斜して、特殊ガスと共に円筒部70b内に封入されている。Wは天 井である。
【0013】 上記のような構成の本考案の炎感知器は、例えば次のように組付けられる。 プリント基板6上の所定の位置に、LED62、インダクタンス素子63、抵 抗素子64等の電子部品をハンダ付けして実装する。電子部品類を実装したプリ ント基板6を本体2内に装入し、固定ネジ21をスタッド23に挿入して出口側 に当てがった端子片22に捩じ込んで固定する。同様の操作で、4本の固定ネジ 21を用いて、プリント基板6を本体2内の仕切壁20にしっかりと固定する。 続いて、既に2本のリード線51,52を接続したUV管7を取出し、カバー3 の内側から保持爪35を幾分押し開きながら間にガラス管70を挿入すると、保 持爪35の弾性力が働いて偏平部70aと尖頭部70cが大形緩衝材81と小形 緩衝材82を介して受け台36と37上に圧接される。この結果、UV管7の円 筒部70bが、感知窓32から凹部31側に露出してカバー3に取外し自在に装 着される。UV管7の露出状態が、図4乃至図6に示されている。この場合、保 持爪35に弾性的に保持されたUV管7を軸を中心に回転して、UV管7の受光 面の凹部31に対する角度が調節できるようになっている。この角度調節により 、受光面が水平な床面に向かって正確にセットされる。
【0014】 UV管7の装着後、2本のリード線51,52の先端をプリント基板6のスル ーホールを介してソケット61に差し込むと、UV管7がプリント基板6に接続 される。その後、図示されていない係合機構により、カバー3が下から本体2に 一体に嵌め合わされる。カバー3と一体にされた本体2は、天井Wに固定され電 線兼信号線に接続されたベース4に押し付けられてから僅かに回転して取り付け られる。このようにしてカバー3を嵌め合せた本体2をベース4に結合した炎感 知器が、UV管7の受光面を床面に向けて天井W等に取付けられ、炎感知器が動 作可能な状態にセットされるようになっている。
【0015】 ここで、火災が発生すると炎から紫外線が投射され、天井Wに取付けられた炎 感知器の感知窓32を通してUV管7に紫外線が照射される。一方、UV管7内 に封入されて紫外線のみに感度を持つカソード73とアノード74との間には、 常時或いは断続的に350V程度の高電圧が印加されている。そして、カソード 73の極面に紫外線が入射すると、光電効果によって光電子が放出されてカソー ド73とアノード74との両極間に放電現象が発生する。このカソード73とア ノード74間に生じた放電電流を電子回路で取り出して、火災の発生が感知され て火災警報機の警報が発せられるようになっている。
【0016】 一般に、建物の室内の空気は対流により、塵を含んで循環する気流が常時室内 に生じている。このため、上記のようにUV管7には高電圧が使われているので 、ガラス管70に静電気が帯電して塵埃が付着する。付着した塵は紫外線の透過 を妨害するので、定期的な保守点検時の感度調整と共にクリーニングが実施され るようになっている。張付いた塵埃が水分を含むと、結露を誘発して絶縁不良の 原因にもなる。
【0017】 上記実施例においては、円錐状の凹部31の中心に貫設され凹欠部34として 形成された平面部33で挟まれた長方形の感知窓32を設けて、この感知窓32 からUV管7のガラス管70が露出されている。しかも、このガラス管70は、 複数の対称的な爪でできた保持爪35に弾性的に保持されている。したがって、 定期的に行われるガラス管70のクリーニングが容易で隅まで行き届くばかりか 、クリーニング操作で傾きを変えたり、電気的な接続に支障を来すようなことが 発生しない。また、必要があればカバー3を本体2から外して、リード線51, 52をソケット61より引き抜いてUV管7をカバー3から取り出して拭くこと もできる。
【0018】 なお、上述の本考案の実施例では円錐状の凹部31側の凹欠部34で形成され た平面部33で長方形の感知窓32の長辺を挟んだ場合を例示して説明したが、 短辺側にも凹欠部を設けてもよく、感知窓32の形状も必ずしも長方形に貫設す る必要もない。また、凹欠部は、例えば綿棒等の清掃具の先端が入る傾斜面や円 弧面に形成してもよい。更に、凹部は球面状や平面状に形成してもよい。
【0019】
本考案は、本体と、本体に係止され感知窓を貫設されたカバーとでケースが構 成され、ケース内に電子部品を実装したプリント基板と、プリント基板に接続さ れカバーの感知窓からガラス管を覗かせたUV管とを備えた炎感知器において、 カバーの凹部側に設けられ感知窓に連続した凹欠部を形成した炎感知器を構成し た。 この結果、UV管のガラス管を凹部に貫設した感知窓から露出させているにも 拘らず拭き易く、クリーニング操作が楽でしかも確実になる。したがって、拭き 残し等もなくなり、ガラス管の表面を清浄に保つことができ感度の低下を防止す ることができる。
【0020】 よって、本考案によれば、クリーニングが徹底して常にガラス管を清浄に保つ ことができて紫外線の検出感度を低下させることのなく、保守管理が容易な炎感 知器を提供することができる。
【図1】本考案実施例の上面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】図3のX−X拡大断面図である。
【図5】図4のY−Y拡大側面図である。
【図6】本考案実施例の要部の断面図である。
【図7】UV管の上面図である。
【図8】UV管の底面図である。
【図9】従来の炎感知器の構成説明図である。
【図10】従来の炎感知器の要部の断面図である。
【符号の説明】 2 本体 3 カバー 5 リード線 6 プリント基板 7 UV管 31 凹部 32 感知窓 33 平面部 34 凹欠部 35 保持爪(保持機構) 36,37 受け台 51,52 リード線 61 ソケット 70 ガラス管 70a 偏平部 71,72 リード脚 73 カソード 74 アノード 8,81,82 緩衝材(当接部材) W 天井
Claims (1)
- 【請求項1】 本体と、該本体に係止され感知窓を貫設
されたカバーとでケースが構成され、該ケース内に電子
部品を実装したプリント基板と、該プリント基板に接続
され前記カバーの感知窓からガラス管を覗かせたUV管
とを備えた炎感知器において、 前記カバーの凹部側に設けられ前記感知窓に連続した凹
欠部を形成したことを特徴とする炎感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991076487U JP2562895Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 炎感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991076487U JP2562895Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 炎感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530992U true JPH0530992U (ja) | 1993-04-23 |
JP2562895Y2 JP2562895Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13606575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991076487U Expired - Lifetime JP2562895Y2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 炎感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562895Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55160338A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-13 | Philips Nv | Optically readable information disk* method and apparatus for fabricating same |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP1991076487U patent/JP2562895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55160338A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-13 | Philips Nv | Optically readable information disk* method and apparatus for fabricating same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562895Y2 (ja) | 1998-02-16 |
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