JPH0530853Y2 - - Google Patents

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JPH0530853Y2
JPH0530853Y2 JP20232985U JP20232985U JPH0530853Y2 JP H0530853 Y2 JPH0530853 Y2 JP H0530853Y2 JP 20232985 U JP20232985 U JP 20232985U JP 20232985 U JP20232985 U JP 20232985U JP H0530853 Y2 JPH0530853 Y2 JP H0530853Y2
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welding
polarity
signal
switch
output
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、溶接の開始をスムーズにし、また溶
接開始部分および終了部分における溶接不良を少
なくすることができるアーク溶接機を提案したも
のである。
従来の技術 アーク溶接においては溶接の開始時にアークの
スタートを良好にするためにアークスタート前は
電極側を正とする逆極性の電力を供給し、アーク
スタートを検出した後は電極側を負とする正極性
または交流に切替える方式のものが提案されてい
る。(特公昭40−25241号、特公昭52−46900号各
公報など)また溶接停止時に逆極性の成分を増加
し、逆極性アークの特徴を利用したものも提案さ
れている(特開昭55−120479号公報)。これらの
装置はアークスタート時において電極側の加熱が
大きくアークのスタート性が改善され、かつまた
アークスタート直後においては被溶接物を比較的
広く加熱することが必要なために被溶接物に対し
てアークの集中性の悪い逆極性が望ましいことか
ら、特に非消耗電極を用いるTIG溶接に適するも
のとされてきた。また溶接停止時においてもアー
ク圧力による大きなクレータの発生を防止するた
めに溶接電流、電圧を低い値にする、いわゆるク
レータ処理が行なわれるが、このときに同時に極
性を逆極性とするとアークの集中が悪くなつてク
レータの防止に役立つものである。
本考案が解決しようとする問題点 上記のように、従来の装置は優れた効果を有す
るものであるが、いずれも極性の切替が専用の回
路によつて自動的に行なわれるものであり、一般
の極性の切替が可能な溶接電源を用いる溶接機に
対してこれらの機能を持たせるためには全面的な
改造が必要であつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、溶接の開始および停止を指令するス
イツチの閉路中のみ極性を逆極性とすること、即
ちスイツチの閉路中は溶接中の極性切替信号にか
えて溶接電源の出力の極性を逆極性とする極性切
替信号を供給する構成として、一般の溶接機から
でも容易に改造して本考案のアーク溶接機に改造
することができるようにしたものである。
実施例 第1図は、本考案のアーク溶接機の実施例を示
す接続図であり、第2図は第1図の実施例の動作
を説明するための各部の信号を模式的に示した線
図である。第1図および第2図において1は溶接
電源であり、直流電源101、トランジスタ10
2ないし105からなり、溶接電極2および被溶
接物3に出力を供給する。4はシーケンス制御回
路であり溶接電源1に対して出力開始、停止およ
び出力値の各信号を基準信号erとして所定の順序
で供給する。5は出力電流検出器、6は比較器で
あり、基準信号erとして所定の順序で供給する。
5は出力電流検出器、6は比較器であり、基準信
号erと電流検出信号epとを比較し差信号Δeを得
る。7は比較器6の出力Δeをトランジスタ10
2と103または104と105に切替えて供給
するためのアナログスイツチであり、切替信号s
によつて動作する。8は極性切替信号発生回路で
あり、図示を省略した設定器によつて第2図cま
たはeのように直流正極性、交流の設定および交
流設定時における正極性、逆極性の各継続時間が
設定される。9は直流電源であり、溶接電源1を
強制的に逆極性とするための信号sをアナログス
イツチ7に供給するためのものである。10は溶
接の開始時および停止時にそれぞれ所定の期間閉
路されるスイツチであり、直流電源11およびリ
レーコイル12と直列接続されている。12a1
12a2はリレー12の常開接点、12b1はリレー
12の常閉接点であり、スイツチ10に連動して
動作する。
図においてシーケンス制御回路4は入力接点1
2a1の第1回目の閉路により第2図bのように出
力設定信号er1を出力し、接点12a1の開放によ
つて所定の勾配でer2まで増加させる。溶接中は
この状態を保持し、溶接の終了に際して接点12
a1の次の閉路により出力信号をer2からer3まで所
定の勾配で減少させ、さらに接点12a1の開放に
より出力を停止するように構成されている。また
アナログスイツチ7は制御信号sがHigh(1)のと
きb側に、Low(0)のときa側に入力信号Δeを
切替えて伝達するものである。ここでリレー12
の接点12a2,12b1および直流電源9は、スイ
ツチ10が閉じられている間のみ極性切替信号発
生回路8の出力信号を遮断し、かわりに溶接電源
1の出力を逆極性とする信号を出力する信号切換
回路13を構成している。
第2図においてaはスイツチ10の閉路期間を
示し、bはシーケンス制御回路4の出力信号er
例を示し、cはアナログスイツチ7の制御信号
s、即ち極性切替信号の変化の例、dは上記bお
よびcの信号が用いられるときの出力溶接電流の
変化を示す。また同図eはアナログスイツチ7の
制御信号sの別の例を示す波形図で、fはbおよ
びeの信号が用いられるときの出力溶接電流の変
化を示す線図である。
いま時刻t1においてスイツチ10を閉じるとリ
レー12が励磁されて接点12a1,12a2が閉じ
接点12b1が開く、この結果、極性切替信号発生
回路の出力信号が接点12b1によつて遮断され、
これに代つて直流電源9のLow信号出力が制御
信号sとしてアナログスイツチ7に供給され、ア
ナログスイツチ7は入力信号Δeをa端子に伝達
し、この信号Δeによつてトランジスタ102お
よび103が導通し、電極2側を正とする逆極性
の電流が流れ、この電流は出力電流検出器5によ
つて検出されてフイードバツク信号epとなつて比
較器6にて基準信号erと比較される。次に時刻t2
においてスイツチ10を開放すると接点12a1
12a2が開き接点12b1が閉じる。このときシー
ケンス制御回路4は起動状態を保持するとともに
予め設定された勾配によつて出力信号を起動時の
er1からer2に漸増させる。一方接点12b1の閉路
によつて第2図cのように制御信号sは反転して
High信号となりアナログスイツチ7は入力信号
Δeをb端子に伝達し、この信号Δeによつてトラ
ンジスタ104および105が導通し被溶接物3
側を正とする正極性電流が第2図dに示すように
流れ始める。この電流の値はフイードバツク制御
されるために基準信号erの変化に追従して変化す
ることになる。溶接の終了に際して時刻t3におい
て再度スイツチ10を閉路するとシーケンス制御
回路4は基準信号erを所定の勾配でer3まで漸減
させるとともにスイツチ10が時刻t4において開
放されるまで基準信号er3を継続して出力する。
このとき接点12b1が開き接点12a2が閉じるの
で信号sはLowに戻りアナログスイツチ7は再
びa端子に信号Δeを伝達するように切りかわり、
トランジスタ104,105に代つてトランジス
タ102,103が導通して逆極性の出力電流が
第2図dのように出力される。
なお溶接中においてアナログスイツチ7に供給
する信号sとしては、第2図cに示すように直流
とするときは、得られる溶接電流もまた同図dに
示すように正極性直流となるが、同図eに示すよ
うに周期的に正・負(またはHigh・Low,1・
0)となる信号を極性切替信号発生回路8にて供
給すれば出力電流は同図fに示すように正、逆両
極性の期間が制御信号sの正・負の期間に一致し
た交番電流を得ることができる。さらに溶接の終
了に際して溶接終了のための指令スイツチを押す
と直ちに逆極性に切りかわると、溶接中の大電流
のまま逆極性となつて電極2側が過熱損傷する可
能性がある。そこで溶接終了指令スイツチを押し
たときは、直ちに逆極性とせず、溶接終了指令か
ら一定の時間は溶接電流の極性は溶接中のままと
し溶接電流値のみを漸減させ、その後にアナログ
スイツチ7を切りかえて溶接電流を逆極性とする
ように接点12b1と接点12a2とがスイツチ10
よりも遅れて動作するように信号切替回路13を
構成するとより効果的である。
また回路をすべてアナログ信号にて動作させる
図示の実施例の他にトランジスタ102ないし1
05をスイツチングトランジスタまたは他のスイ
ツチング素子とし、スイツチング動作により出力
制御を行うものにも本考案は適用でき、この場合
は比較器6とスイツチング素子102ないし10
5との間に公知の電圧/周波数変換回路またはパ
ルス幅制御回路を押入することによつて実現でき
る。
さらにまた溶接開始指令および溶接停止指令は
図示の実施例のように共通のスイツチを押しなお
すことによつて行うものの他に、別個の指令スイ
ツチを用意してもよいのはもちろんである。
考案の効果 以上のように本考案においては、溶接開始、溶
接停止各指令に連動して出力電流を逆極性として
ので、極性の切替が可能な溶接電源であれば極く
簡単な回路を追加するだけで溶接開始時に安定な
アークが得られ、また溶接終了時に完全なクレー
タ処理が可能な溶接機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す接続図、第2図
aないしfは第1図の実施例の動作を説明するた
めの各部の波形を示す線図である。 1……溶接電源、2……溶接電極、3……被溶
接物、4……シーケンス制御回路、7……アナロ
グスイツチ、8……極性切替信号発生回路、9…
…直流電源、10……溶接開始および停止指令ス
イツチ、13……信号切替回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 出力極性の切替が可能な溶接電源と、溶接の
    開始および停止を指令するためのスイツチの始
    めの閉路によつて溶接を開始し溶接電流が流れ
    始めた後は前記スイツチを開路しても起動状態
    を保持し前記スイツチの再度の閉路によつて所
    定の溶接終了処理の後に溶接を終了する一連の
    制御を行うシーケンス制御回路と、前記溶接電
    源の出力極性を切替えるための極性切替信号発
    生回路とを具備したアーク溶接機において、前
    記スイツチに直列接続されたリレーと、前記リ
    レーの接点によつて前記極性切換信号発生回路
    の出力にかえて前記溶接電源の出力を強制的に
    逆極性とする信号を出力する信号切替回路とを
    具備したアーク溶接機。 2 前記信号切替回路は、前記スイツチの2回目
    の閉路から所定の時間遅れの後に前記溶接電源
    の出力を逆極性とする信号を出力する回路であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載のアー
    ク溶接機。
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JPS62109866U JPS62109866U (ja) 1987-07-13
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