JPH05308459A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記憶部に蓄積された受信画像データをカ
ラーディスプレイに表示するとき、相手局に対応した表
示色を選択することによって相手局の識別、画像の検索
を容易にする手段を提供する。 【構成】 公衆回線からの着信に対して回線捕捉部１に
よって回線の捕捉を行い、モデム部２によって相手局の
電話番号を含むバイナリーコード信号と画像信号の受信
を行い、相手局記憶部３に相手局の電話番号を記憶し、
画像記憶部４に画像データを蓄積し、その後で画像記憶
部の画像データをカラーディスプレイ部６に表示すると
き、画像データの送信相手局を相手局記憶部３から呼び
出し、表示色選択部５によって相手局ごとに表示する色
を選択するように制御する制御部７を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、その受信内容をカラーディスプレイ部に表示し得る
ものに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来よりファクシミリ装置には画像の相
手局を識別する手段として、複数の相手局の画像データ
を蓄積した画像記憶部の画像データを表示させたときの
内容や通信履暦に記憶された相手局の電話番号から判断
する機能があることは公知である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のファクシミリ装置は、複数の相手局から送信さ
れた画像データをディスプレイに表示させたとき、どの
画像がそれぞれどこから送信された画像であるか見分け
ることが困難であるという問題点を有していた。

【０００４】本発明は上記課題を解決するもので、複数
の相手局の画像から目的とする相手局の画像を検索した
り、相手局ごとの画像の区切りをわかりやすくすること
を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、回線の捕捉を行う回線捕捉部と、バイナリ
コード信号と画像信号の受信を行うモデム部と、前記バ
イナリコード信号の中で相手局の電話番号を記憶する相
手局記憶部と、画像データを蓄積する画像記憶部と、前
記画像データを表示するカラーディスプレイ部と、前記
カラーディスプレイ部に表示する色を選択する表示色選
択部と、前記各部の動作を制御し、かつ前記画像記憶部
の画像データを前記カラーディスプレイ部に表示すると
き、前記画像データを送信した相手局と色情報とを前記
相手局記憶部から取り出し、前記表示色選択部によって
前記相手局ごとに表示する色を選択するように制御する
制御部とを設けた構成となっている。

【０００６】

【作用】本発明は上記した構成において、複数の受信相
手局の画像データの中から目的とする相手局の画像をカ
ラーディスプレイに表示するとき、相手局記憶部から取
り出した電話番号に対応する表示色を、表示色選択部か
ら取り出し、その色で画像を表示するように作用するこ
ととなる。

【０００７】

【実施例】以下本発明の一実施例のファクシミリ装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。

【０００８】図１は本発明の一実施例におけるファクシ
ミリ装置の主要部の構成図である。図１において、１は
回線の捕捉を行う回線捕捉部、２はバイナリコード信号
と画像信号の送受信を行うモデム部、３は相手局の電話
番号の記憶を行う相手局記憶部、４は画像データの記憶
を行う画像記憶部、５は表示する色の選択を行う表示色
選択部、６は画像データの表示を行うカラーディスプレ
イ部、７は前記各部、すなわち、回線捕捉部１，モデム
部２，相手局記憶部３，画像記憶部４，表示色選択手段
５およびカラーディスプレイ部６を制御する制御部であ
る。以上のような構成要素よりなるファクシミリ装置に
ついて、以下図２の本発明の動作を示すフローチャート
を併用してその構成要素相互の関連と動作を説明する。

【０００９】まず、公衆回線から着信があったとき（ス
テップ１）、回線捕捉部１によって回線の捕捉を行い
（ステップ２）、モデム部２によって相手局からＴＳＩ
のバイナリコード信号を受信したとき（ステップ３）、
その中から相手局の電話番号を取り出して相手局記憶部
３に記憶し（ステップ４）、モデム部２によって画像信
号を受信したとき、相手局記憶部３に記憶した電話番号
に対応させて画像記憶部４に画像データを蓄積する（ス
テップ５）。以上のように幾つかの相手局から電話番号
と画像データを受信したとき、それぞれの記憶部に記憶
する。

【００１０】そして、画像記憶部４に蓄積された画像デ
ータをカラーディスプレイ部６に表示するとき（ステッ
プ６）、相手局記憶部３から相手局の電話番号を取り出
し、表示色選択部５によって、相手ごとに設定された色
にしたがい、カラーディスプレイ部６に表示する色を選
択する（ステップ７）。以上のように各部を制御部７に
より制御することによって画像ごとに相手局の識別を容
易にすることが可能である。

【００１１】なお、ここで相手局電話番号と表示色の対
応について詳しく述べる。相手局が特定できるときは、
あらかじめ相手局記憶部３に相手局電話番号と、対応す
る表示色を登録しておく。画像記憶部４の画像をカラー
ディスプレイ部６で表示するとき、制御部７は相手局記
憶部３を参照し、登録されている相手であれば、その登
録された色を表示色選択部５で選択する。登録されてい
ない相手であれば特定の色（たとえば白黒）で表示す
る。

【００１２】また、あらかじめ登録をしない場合は、制
御部７は受信した順に相手局記憶部３に相手局電話番号
と共に対応色を割当てて色情報を記憶させる。以後受信
した場合は相手局記憶部３を参照し、以前に受信した局
であれば同じ表示色を割当てる。異なった局であれば、
新たな表示色を割当てて記憶させる。相手が多くて、割
当てる色がなくなったときは、特定の色（たとえば白
黒）で表示させる。

【００１３】さらに、表示色を増やす手段としては、あ
る色と、その反転色（バックの色と画像の色を逆にす
る）を用いたり、画像部分と、その外側の枠の部分を異
なった色にする等の工夫をすればよい。

【００１４】さらに、表示色は、特定の局ごとに色を変
えることのほかに、市外局番ごとに色を変えるようにし
てもよい。これにより、地域別に検索するとか、色々便
利な使い方が考えられる。

【００１５】

【発明の効果】以上のように本発明は、複数の相手局の
画像データの中から目的とする相手局の画像を検索した
り画像ごとに相手局を識別したりすることを容易にでき
るようにしたものであり実用上その効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のファクシミリ装置の主要部
の構成を示すブロック図

【図２】同じくその動作フローチャート

【符号の説明】

１ 回線捕捉部 ２ モデム部 ３ 相手局記憶部 ４ 画像記憶部 ５ 表示色選択部 ６ カラーディスプレイ部 ７ 制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 公衆回線からの着信に対して回線の捕捉
   を行う回線捕捉部と、バイナリコード信号と画像信号の
   受信を行うモデム部と、前記バイナリコード信号の中の
   相手局電話番号の記憶を行う相手局記憶部と、画像デー
   タの蓄積を行う画像記憶部と、前記画像データの表示を
   行うカラーディスプレイ部と、前記カラーディスプレイ
   部に表示する色の選択を行う表示色選択部と、前記画像
   記憶部の画像データを前記カラーディスプレイ部に表示
   するとき、前記各部の動作を制御し、かつ前記相手局記
   憶部から前記画像データを送信した相手局を取り出し、
   前記表示色選択部によって前記相手局ごとに表示する色
   を選択するように制御を行う制御部とを有してなるファ
   クシミリ装置。