JPH05308253A - 周波数ステップ制御方式 - Google Patents
周波数ステップ制御方式Info
- Publication number
- JPH05308253A JPH05308253A JP10942792A JP10942792A JPH05308253A JP H05308253 A JPH05308253 A JP H05308253A JP 10942792 A JP10942792 A JP 10942792A JP 10942792 A JP10942792 A JP 10942792A JP H05308253 A JPH05308253 A JP H05308253A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- frequency step
- signal
- output
- oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続信号を伝送する無線通信に於いて、受信
機が受信信号に同期するまでにかかる時間をできる限り
短縮する。 【構成】 C/N判定器3と周波数ステップ制御器4と
を有し、受信IF信号の受信状態をC/N判定器3で判
定し、そのC/N値に基づいてスイープ時の周波数ステ
ップを変化させる。これにより、C/Nが大きいときに
は周波数ステップを大きくしてより短い時間で受信信号
に同期できるようにし、C/Nが小さいときには周波数
ステップを小さくして同期信号検出ミスをしないように
する。
機が受信信号に同期するまでにかかる時間をできる限り
短縮する。 【構成】 C/N判定器3と周波数ステップ制御器4と
を有し、受信IF信号の受信状態をC/N判定器3で判
定し、そのC/N値に基づいてスイープ時の周波数ステ
ップを変化させる。これにより、C/Nが大きいときに
は周波数ステップを大きくしてより短い時間で受信信号
に同期できるようにし、C/Nが小さいときには周波数
ステップを小さくして同期信号検出ミスをしないように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数ステップ制御方
式に関し、特に、C/N判定器を持っている連続信号受
信機のスイープ時における周波数ステップ制御に関す
る。
式に関し、特に、C/N判定器を持っている連続信号受
信機のスイープ時における周波数ステップ制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、C/Nの違いという受信状態に
よらずスイープ時の周波数ステップはある固定値であっ
た。
よらずスイープ時の周波数ステップはある固定値であっ
た。
【0003】図2は従来技術によるこの種の周波数ステ
ップ制御方式を示すブロック図である。
ップ制御方式を示すブロック図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、復調器内のル
ープフィルタのゲインが受信IF信号のC/Nの大小で
変化するために、復調器が復調できる受信IF信号のキ
ャリア周波数と周波数可変発振器の発振周波数との周波
数差の範囲は、受信IF信号のC/Nに依存し、C/N
が大きいときには許容周波数差も大きく、C/Nが小さ
いときには小さくなる。
ープフィルタのゲインが受信IF信号のC/Nの大小で
変化するために、復調器が復調できる受信IF信号のキ
ャリア周波数と周波数可変発振器の発振周波数との周波
数差の範囲は、受信IF信号のC/Nに依存し、C/N
が大きいときには許容周波数差も大きく、C/Nが小さ
いときには小さくなる。
【0005】上述した従来の周波数ステップ固定方式で
は、C/Nの低いときでも受信同期が取れるようにスイ
ープ時の周波数ステップを設計した場合、C/Nの高い
ときには周波数ステップを広げられるのに小さい値のま
まのために、周波数可変発振器の発振周波数が受信IF
信号の周波数からの許容周波数差に入るまでに経るステ
ップ数が多くなり、スイープ時には周波数可変発振器の
発振周波数を変更する度に、復調器が受信IF信号に同
期が取れたかどうか確認するために、一定時間待たなけ
ればならないので、ステップ数が多いほどスイープ時間
が長くなる。
は、C/Nの低いときでも受信同期が取れるようにスイ
ープ時の周波数ステップを設計した場合、C/Nの高い
ときには周波数ステップを広げられるのに小さい値のま
まのために、周波数可変発振器の発振周波数が受信IF
信号の周波数からの許容周波数差に入るまでに経るステ
ップ数が多くなり、スイープ時には周波数可変発振器の
発振周波数を変更する度に、復調器が受信IF信号に同
期が取れたかどうか確認するために、一定時間待たなけ
ればならないので、ステップ数が多いほどスイープ時間
が長くなる。
【0006】また、C/Nの高いときに最適となるよう
に周波数ステップを固定すると、C/Nの低いときにそ
の周波数ステップでは値が大きすぎるために、復調器が
復調できる周波数差の範囲よりも、常に受信IF信号の
キャリア周波数と周波数可変発振器の発振周波数との周
波数差が大きくなり、復調できなくなる虞れがある。
に周波数ステップを固定すると、C/Nの低いときにそ
の周波数ステップでは値が大きすぎるために、復調器が
復調できる周波数差の範囲よりも、常に受信IF信号の
キャリア周波数と周波数可変発振器の発振周波数との周
波数差が大きくなり、復調できなくなる虞れがある。
【0007】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記課題を解決することを可能とした新規な周波数
ステップ制御方式を提供することにある。
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記課題を解決することを可能とした新規な周波数
ステップ制御方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る周波数ステップ制御方式は、連続信号
を伝送する無線通信に於いて受信IF信号を復調できる
ようになるまでのスイープ時に周波数可変発振器の周波
数変化ステップを大きくしたり小さくしたり制御する方
式であって、周波数可変発振器と、この周波数可変発振
器の出力により受信IF信号を復調する復調器と、受信
IF信号のC/Nを判定するC/N判定器と、このC/
N判定器の出力により周波数ステップを制御する周波数
ステップ制御器と、この周波数ステップ制御器の出力と
前記復調器の出力に基づいて前記周波数可変発振器を制
御する周波数制御器と、を備えて構成され、以下に説明
する方式により機能する。
に、本発明に係る周波数ステップ制御方式は、連続信号
を伝送する無線通信に於いて受信IF信号を復調できる
ようになるまでのスイープ時に周波数可変発振器の周波
数変化ステップを大きくしたり小さくしたり制御する方
式であって、周波数可変発振器と、この周波数可変発振
器の出力により受信IF信号を復調する復調器と、受信
IF信号のC/Nを判定するC/N判定器と、このC/
N判定器の出力により周波数ステップを制御する周波数
ステップ制御器と、この周波数ステップ制御器の出力と
前記復調器の出力に基づいて前記周波数可変発振器を制
御する周波数制御器と、を備えて構成され、以下に説明
する方式により機能する。
【0009】前記C/N判定器は受信IF信号のC/N
の大小を判定し、出力する。前記周波数ステップ制御器
はこの出力値に基づいて、スイープ時に前記周波数可変
発振器の発振周波数を制御する周波数ステップは大きく
て良いか、小さくなければならないかなどという情報を
前記周波数制御器に渡す。この周波数ステップ制御器か
らの情報、及び前記復調器が受信IF信号を復調できて
いるかどうかというこの復調器から出力される情報に基
づいて前記周波数制御器は前記周波数可変発振器を制御
する。
の大小を判定し、出力する。前記周波数ステップ制御器
はこの出力値に基づいて、スイープ時に前記周波数可変
発振器の発振周波数を制御する周波数ステップは大きく
て良いか、小さくなければならないかなどという情報を
前記周波数制御器に渡す。この周波数ステップ制御器か
らの情報、及び前記復調器が受信IF信号を復調できて
いるかどうかというこの復調器から出力される情報に基
づいて前記周波数制御器は前記周波数可変発振器を制御
する。
【0010】
【実施例】以下、本発明をその好ましい一実施例につい
て図面を参照して具体的に説明する。
て図面を参照して具体的に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に関する周波数ス
テップ制御の系を示すブロック図である。
テップ制御の系を示すブロック図である。
【0012】図1を参照するに、この周波数ステップ制
御の系は、周波数可変発振器1と、周波数可変発振器1
の出力により受信IF信号を復調する復調器2と、受信
IF信号のC/Nを判定するC/N判定器3と、C/N
判定器3の出力により周波数ステップを制御する周波数
ステップ制御器4と、周波数ステップ制御器4の出力と
復調器2の出力に基づいて周波数可変発振器1を制御す
る周波数制御器5と、から構成されている。
御の系は、周波数可変発振器1と、周波数可変発振器1
の出力により受信IF信号を復調する復調器2と、受信
IF信号のC/Nを判定するC/N判定器3と、C/N
判定器3の出力により周波数ステップを制御する周波数
ステップ制御器4と、周波数ステップ制御器4の出力と
復調器2の出力に基づいて周波数可変発振器1を制御す
る周波数制御器5と、から構成されている。
【0013】周波数可変発振器1は、VCO(電圧制御
発振器)など外部から発振周波数を制御できる発振器で
あり、復調器2は、受信IF信号と周波数可変発振器1
の出力とをかけ算し、ベースバンド信号を得て、同期/
非同期の状態を情報として出力する。C/N判定回路3
は、受信IF信号を含む帯域で(C+N)の電力レベル
を計測し、受信IF信号を含まないノイズだけの帯域で
Nの電力レベルを測定することによりC/N判定をし、
出力する。スイープ帯域内での受信電力レベルの最大値
を(C+N)、最小値をNとしてC/N判定をしてもよ
い。周波数ステップ制御器4は、C/N判定器3の出力
値に基づいて、周波数可変発振器1のスイープ時の周波
数ステップの最適値を出力する。この最適値はC/Nが
大きいときは大きく、小さいときは小さくなる。周波数
制御器5は、周波数ステップ制御器4の出力する値と復
調器2が出力する情報に基づいて、復調器2が非同期状
態の時には周波数ステップ制御器4の出力値を周波数ス
テップとしてスイープし、復調器2が同期状態の時には
AFC(自動周波数制御)をするように周波数可変発振
器1を制御する。
発振器)など外部から発振周波数を制御できる発振器で
あり、復調器2は、受信IF信号と周波数可変発振器1
の出力とをかけ算し、ベースバンド信号を得て、同期/
非同期の状態を情報として出力する。C/N判定回路3
は、受信IF信号を含む帯域で(C+N)の電力レベル
を計測し、受信IF信号を含まないノイズだけの帯域で
Nの電力レベルを測定することによりC/N判定をし、
出力する。スイープ帯域内での受信電力レベルの最大値
を(C+N)、最小値をNとしてC/N判定をしてもよ
い。周波数ステップ制御器4は、C/N判定器3の出力
値に基づいて、周波数可変発振器1のスイープ時の周波
数ステップの最適値を出力する。この最適値はC/Nが
大きいときは大きく、小さいときは小さくなる。周波数
制御器5は、周波数ステップ制御器4の出力する値と復
調器2が出力する情報に基づいて、復調器2が非同期状
態の時には周波数ステップ制御器4の出力値を周波数ス
テップとしてスイープし、復調器2が同期状態の時には
AFC(自動周波数制御)をするように周波数可変発振
器1を制御する。
【0014】このように、周波数可変発振器1の発振周
波数のスイープ時の周波数ステップを変化させることに
より、その時の受信状態(C/N)に応じた最適な周波
数ステップにより、スイープが行われ、C/Nが高いと
きに短時間で復調器2が受信IF信号に同期がとれ、C
/Nが低いときでも同期信号検出をミスしないようにす
ることができる。
波数のスイープ時の周波数ステップを変化させることに
より、その時の受信状態(C/N)に応じた最適な周波
数ステップにより、スイープが行われ、C/Nが高いと
きに短時間で復調器2が受信IF信号に同期がとれ、C
/Nが低いときでも同期信号検出をミスしないようにす
ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の周波数ス
テップ制御方式では、スイープ時の周波数可変発振器の
発振周波数変更時の周波数ステップを受信IF信号のC
/Nに基づいて変化させることにより、受信IF信号の
C/Nが高いときには周波数ステップを大きくしてより
短時間で復調器の同期を確立し、C/Nが低いときには
周波数ステップを小さくして受信IF信号を復調器が復
調できないという最悪事態を避けることができるという
効果が得られる。
テップ制御方式では、スイープ時の周波数可変発振器の
発振周波数変更時の周波数ステップを受信IF信号のC
/Nに基づいて変化させることにより、受信IF信号の
C/Nが高いときには周波数ステップを大きくしてより
短時間で復調器の同期を確立し、C/Nが低いときには
周波数ステップを小さくして受信IF信号を復調器が復
調できないという最悪事態を避けることができるという
効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
る。
【図2】従来技術の例を示すブロック図である。
1…周波数可変発振器 2…復調器 3…C/N判定器 4…周波数ステップ制御器 5…周波数制御器
Claims (1)
- 【請求項1】 連続信号を伝送する無線通信に於いて受
信連続信号に同期をとる為にスイープする際の周波数ス
テップを制御する方式であって、 周波数可変発振器と、 前記周波数可変発振器出力により受信IF信号を復調す
る復調器と、 受信IF信号のC/Nを判定するC/N判定器と、 前記C/N判定器の出力により周波数ステップを制御す
る周波数ステップ制御器と、 前記周波数ステップ制御器の出力と前記復調器出力に基
づいて前記周波数可変発振器を制御する周波数制御器
と、 を備えて構成され、前記周波数可変発振器の発振周波数
を前記周波数制御器が変更する際の周波数ステップに関
する制御情報を、前記C/N判定器出力に基づき前記周
波数ステップ制御器が出力し、スイープ時の周波数ステ
ップを受信IF信号のC/Nの状態に応じて変化させる
ことを特徴とする周波数ステップ制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10942792A JPH05308253A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 周波数ステップ制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10942792A JPH05308253A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 周波数ステップ制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308253A true JPH05308253A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14509974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10942792A Pending JPH05308253A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 周波数ステップ制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05308253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998056148A1 (fr) * | 1997-06-06 | 1998-12-10 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Circuit de reproduction de porteuse |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP10942792A patent/JPH05308253A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998056148A1 (fr) * | 1997-06-06 | 1998-12-10 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Circuit de reproduction de porteuse |
US6693978B1 (en) | 1997-06-06 | 2004-02-17 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Carrier reproducing circuit |
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