JPH0530775Y2 - - Google Patents

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JPH0530775Y2
JPH0530775Y2 JP1988116190U JP11619088U JPH0530775Y2 JP H0530775 Y2 JPH0530775 Y2 JP H0530775Y2 JP 1988116190 U JP1988116190 U JP 1988116190U JP 11619088 U JP11619088 U JP 11619088U JP H0530775 Y2 JPH0530775 Y2 JP H0530775Y2
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tube
tube container
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small diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、軟膏等の薬剤を直接患部に塗布で
きる塗布機能付チユーブに関する。
従来の技術 従来、軟膏等の薬剤を患部に、容器を用いて直
接塗布する場合、まず薬剤を適量だけ指先又は掌
に移し、その後改めて患部に塗布する方法が取ら
れていた。この方法によれば、指先、掌が清潔で
なければならず、不潔な指先、掌であれば薬剤の
塗布により患部が汚染されるという問題がある。
したがつて、塗布前に指先、掌を十分に洗浄、消
毒しなければならない手間があつた。
そこで、このような手間を省くため、第4図に
示すような塗布機能付チユーブが開発された。こ
のような塗布機能付チユーブはガスバリア層を含
む多層樹脂層の胴部開口52に、天面に塗布機能
を持つ頭部55を溶着したものである。すなわ
ち、チユーブ容器50の胴部51はガスバリア層
を含む多層樹脂層で構成しており、この胴部開口
52には、球面状の塗布面53及びチユーブ容器
50の内部と連通する連通孔54を有する頭部5
5のスカート部56が溶着されている。すなわ
ち、従来の合成樹脂製の塗布機能付チユーブは、
単層のポリエチレン等で造られ、塗布機能を有す
る頭部55と、ガスバリア機能を有する多層樹脂
層で造られたチユーブ容器の胴部とが溶着によ
り、継ぎ合わされて造られていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の塗布機能付チ
ユーブにあつては、チユーブ容器50の胴部51
のみが、ガスバリア層を含む多層樹脂層で形成さ
れており、胴部開口52に溶着される頭部55は
単層のポリエチレン等の樹脂材料で造られ、ガス
バリア層を有しないため、チユーブ容器50内に
収納された医薬品等が、頭部55から透過して飛
散したり、頭部55を透過する外部からのガスに
よつて医薬品が変質する虞れがあつた。
この考案は、このような従来の課題に着目して
なされたもので、チユーブ容器内に収納した内容
物の変質を防止すべく、チユーブ容器全体にわた
つて、ガスの透過を遮断したガスバリア性の高い
塗布機能付チユーブを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 この課題を解決するため、この考案は天面に塗
布面1を有し、かつチユーブ容器2の開口部3に
連通する塗布孔4を有する上壁部5と、該上壁部
5の外周から垂下する嵌合筒6と、該嵌合筒6内
面に設けられる膨出部12とからなる単層合成樹
脂成型体である有底筒状の中栓体7と、頭部8、
該頭部の下方に連続する小径部、該小径部に連続
する頸部9及び胴部10の全体を、ガスバリア層
を含む多層樹脂層で一体に形成した可撓性のチユ
ーブ容器2とからなり、前記中栓体7の天面の裏
面をチユーブ容器2の開口部3の近辺に密接さ
せ、嵌合筒6の内周面を頭部8の外周面と重なる
ように密に嵌合嵌合筒6内面の膨出部12を頭部
8の下縁に弾力的に係合したことを特徴とするも
のである。
作用 以上のような構成をもつた、この考案の作用に
ついて説明する。この考案は、チユーブ容器2全
体をガスバリア層を含む多層樹脂層で一体成形し
て構成し、その頭部8及び頸部9の外周に塗布機
能付中栓体7を嵌着したから、外部のガスが塗布
機能付中栓体7を透過した場合でも、ガスはチユ
ーブ容器2の頭部8及び頸部9のガスバリア層で
有効に遮断される。したがつて、チユーブ容器2
内へのガスの侵入を防止でき、医薬品等の内容物
の変質を防止できるので、内容物を有効に保護す
ることができる。
実施例 次に、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図〜第3図は、この考案に係る塗布機能付チユ
ーブの実施例を示す図面である。第1図及び第2
図は、この考案に係る塗布機能付チユーブの第1
実施例を示す図面である。第1図及び第2図中、
7は軟膏等の薬剤を皮膚等の患部に直接塗布でき
る塗布面1と、チユーブ容器2の開口部3に連通
する塗布孔4とを上部壁5に有する塗布機能付中
栓体である。そして、この塗布機能付中栓7は、
上壁部5から垂下される嵌合筒6及び嵌合筒6に
連続するスカート部15を有し、単層のポリエチ
レン等の材質で造られている。さらに、この塗布
機能付中栓体7は、チユーブ容器2の頭部8の天
面に突起11を当接させると共に、嵌合筒6の内
周を頭部8の外周に嵌着させ、かつ膨出部12を
頭部8の下縁に嵌合させることにより、頭部8及
び頸部9に堅固に固定されている。又、嵌合筒6
の下方に延びたスカート部15は、チユーブ容器
2の肩部13に上方から覆うように当接してい
る。なお、塗布機能付中栓体7の外周には、キヤ
ツプ14が被せられ保護されている。次に、この
考案の特徴であるチユーブ容器2の構成について
説明する。この考案の特徴は、チユーブ容器2の
頭部8、頸部9及び胴部10の全体がガスバリア
層を含む多層樹脂層で一体に構成されている点で
ある。多層樹脂層としては、例えばポリオレフイ
ン層/接着層/ガスバリア層/接着層/ポリオレ
フイン層の3種5層構造が考えられる。そして、
ポリオレフイン層に用いられる樹脂としては低密
度ポリエチレン、接着層に用いられる樹脂として
は接着性ポリエチレン、ガスバリア層に用いられ
る樹脂としてはエチレン酢酸ビニル共重合体ケン
化物、メタキシリレンジアミン6、ナイロン6、
アクリロニトリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等が
適する。なお、多層樹脂層の構成は、上記3種5
層以外の層構成であつてもよく、ブロー成形法或
は同時多層射出成形法等により頭部8、頸部9及
び胴部10が一体成形で造られる。
第3図は、この考案に係る塗布機能付チユーブ
の第2実施例を示す図面である。第2実施例の特
徴として、塗布機能付中栓体7の塗布孔4下側
に、突出部16が形成されていること及びこの突
出部16がチユーブ容器2の開口部3に嵌入され
ている点である。そして、塗布機能付中栓体7は
第1実施例と同様に嵌合筒6の内周を頭部8の外
周に嵌着させ、かつ膨出部12を頭部8の下縁に
嵌合させることによりチユーブ容器2の頭部8及
び頸部9に堅固に固定されている。なお頸部9の
下側に、雄ネジ18が螺設され、この雄ネジ18
に保護キヤツプ17が螺合されている。第2実施
例において、チユーブ容器2の多層樹脂層の構成
は、第1実施例と同様の層構成であり、ガスバリ
ア層を含む多層樹脂層で構成されているので、ガ
スバリア性の向上が図れる。
効果 以上説明してきたように、この考案によれば塗
布機能付中栓体が嵌着されるチユーブ容器の頭部
及び頸部を胴部と同様にガスバリア層を含む多層
樹脂層で一体成形して構成したから、従来の塗布
機能付チユーブのように頭部からガス透過が生じ
る現象を防止でき、さらには頭部先端から胴部末
端に至るまで同じ多層樹脂構成で構成し、かつ一
体成形で造られるので、頭部と胴部とを溶着する
工程を省くことができ、工数が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、この考案に係る塗布機能
付チユーブの実施例を示す図面であり、第1図及
び第2図はこの考案の第1実施例を示す図面、第
3図はこの考案の第2実施例を示す図面、第4図
は従来の塗布機能付チユーブを示す図面である。 1……塗布面、2……チユーブ容器、3……開
口部、4……塗布孔、5……上壁部、6……嵌合
筒、7……塗布機能付中栓体、8……頭部、9…
…頸部、10……胴部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 天面に塗布面を有し、かつチユーブ容器の開口
    部に連通する塗布孔を有する上壁部と、該上壁部
    の外周から垂下する嵌合筒と、該嵌合筒内面に設
    けられる膨出部とから成る単層合成樹脂成型体で
    ある有底筒状の中栓体と、 頭部、該頭部の下方に連続する小径部、該小径
    部に連続する頚部及び胴部の全体を、ガスバリア
    層を含む多層樹脂層で一体に構成した可撓性のチ
    ユーブ容器とからなり、 前記中栓体の天面の裏面をチユーブ容器の開口
    部の近辺に密接させ、嵌合筒の内周面を頭部の外
    周面と重なるように密に嵌合し、かつ嵌合筒内面
    の膨出部を頭部の下縁に弾力的に係合して成る塗
    布機能付チユーブ。
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543896B2 (ja) * 1976-12-13 1979-02-28

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JPS56128867U (ja) * 1980-02-28 1981-09-30
JPS59155980U (ja) * 1983-04-02 1984-10-19 株式会社 カナエ 粉末散布用容器

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