JPH05307360A - 地図データ表示装置 - Google Patents

地図データ表示装置

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JPH05307360A
JPH05307360A JP13777792A JP13777792A JPH05307360A JP H05307360 A JPH05307360 A JP H05307360A JP 13777792 A JP13777792 A JP 13777792A JP 13777792 A JP13777792 A JP 13777792A JP H05307360 A JPH05307360 A JP H05307360A
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Michitoshi Hanyu
道俊 埴生
Tadanaka Ogaki
忠央 大垣
Atsushi Kuribayashi
淳 栗林
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 地図データ表示装置は、地図表示に邪魔にな
らない一定の距離目盛表示領域20を画面上に設けて地
図の表示はユーザが指定した領域を任意に拡大または縮
小表示させながら、スケール・バー20aの変化を所定
の範囲内に収め、距離を表示するスケール値を複数の簡
単な数値、例えば「250m」と暗算し易い数値を距離
目盛表示領域20内に表示させる。 【効果】 表示している地図のサイズの認識が直感的に
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の縮尺率に対応し
た地図データが記録された記録媒体から選択に応じて地
図データを読み出して表示する地図データ表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子地図システムは、例えば記録媒体で
あるCD−ROMに記録された地図データを読み出して
地図を表示するシステムである。この電子地図システム
を車載して現在の位置を地図上に表示させることでナビ
ゲーションシステムを構築している。上記現在の位置検
出の方法は、例えば車速及び進行方向等の位置情報を車
載したハードウェア機器を介して検出し、これらの情報
を合成して表示装置に表示させている。上記ハードウェ
ア機器を用いて現在の位置に関する情報を得る方法も各
種検討され、実施されている。
【0003】このナビゲーションシステムようなハード
ウェアを通して見る電子地図システムは、ハードウェア
に依存する表示分解能しか持っていない。従って、一画
面内で同時に見ることが可能な範囲とこの範囲内に表現
可能な対象物等との関係はかなり限定されてしまう。
【0004】一方、ユーザは地図の用途に応じた地図の
分解能を要求する。この要求に答えるため単に縮尺を可
変させて表示することは、例えば始めから詳細な地図デ
ータを記録媒体に記録しておきハードウェア側を工夫し
て表示させるだけで可能である。しかしながら、ユーザ
のさらに高い要求に答えるため、ソフトウェア側の対応
が必要である。ソフトウェアの必要性を加味してハード
ウェアを通して見る地図は、一画面に表示される範囲の
広さに対応した同じ地域を記述した地図データを複数組
持つようにしている。このように複数組の地図データを
持つことを地図の階層化と呼んでいる。この地図の階層
化に対応して地図の縮尺も複数の種類が存在する。
【0005】ここで、同じ階層レベルにある地図は原則
として同縮尺の原図からデータが取られる。この同縮尺
の原図から作られる地図の中にさらに階層性を持ち込ん
で表示することができる。これが、一般的に“ビューセ
ット”と呼ばれる原図と表示装置の表示分解能を埋める
ための機能である。
【0006】このビューセットは、複数の種類のビュー
セットを備えて例えば、順次表示される地図の記述を詳
しく表示するように設定している。このときの地図表示
範囲がそれぞれのビューセット毎に設けられたウィンド
ウである。
【0007】このように記録媒体が有する階層(縮尺レ
ベル)に依存して表示させるだけでなく、表示範囲を可
変してユーザが所望の地図データを画面に表示してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、予め地図デ
ータに合わせて表示する距離目盛のサイズ、距離目盛の
サイズに対応する距離の数値とも固定して用いているこ
とから、電子地図表示機器の特長である任意の拡大・縮
小表示が十分に活かしきれていなかった。ここで、電子
地図表示機器の特長を活かすように表示機器で任意に縮
尺スケールを可変して上記ビューセットによる表示を行
う場合、地図表示画面は、図5に示す地図表示領域の図
の右下の領域に設けられた縮尺スケールの表示領域に距
離目盛サイズ及びこの距離目盛サイズの数値を示す。
【0009】ところで、この縮尺スケール表示領域内に
表示する距離目盛サイズは、一定のそのままにこの距離
目盛サイズが示す距離の数値だけを可変して表示する
と、例えば、図5(A)に示す距離の数値「2km」か
ら7倍に拡大表示した図5(B)では上記距離の数値が
割り切りの良い数値で表されず、例えば「285m」の
数値を表示する。この場合、地図上に表示する距離目盛
サイズが一定に表示していることから、ユーザは、この
縮尺スケールの距離目盛サイズを基に例えば2点間の距
離を直感的に距離目盛サイズの倍数でとらえ易い。しか
しながら、上記距離の数値が割り切りの良い数値になっ
ていないことが多く、ユーザが地図から実際の距離を求
める換算は、煩雑で直感的に得ることが難しい。
【0010】このように縮尺スケールの距離目盛サイズ
を一定にして地図の縮尺可変に応じて距離の数値を変化
させると、実際の距離と地図の距離の間を対応付ける認
識、すなわち地図のイメージがし難くなってしまう。
【0011】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、拡大・縮小を行って地図データ
を画面に表示する場合、地図の縮尺スケール表示の距離
目盛サイズを地図の表示を邪魔しない範囲に可変させて
最適な距離の数値を表示することができる地図データ表
示装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る地図データ
表示装置は、複数の縮尺率に対応した地図データが記録
された記録媒体から地図データを読み出して表示する地
図データ表示装置において、読み出した地図データの所
望の領域を選択し、この選択した領域を任意の大きさで
表示画面に表示する拡大縮小表示機能部を有し、上記拡
大縮小表示機能部は、表示画面に距離目盛を表示する距
離目盛表示領域に予め設定された複数の単位距離の中か
ら選択した単位距離を用いて距離目盛を表示することに
より、上述の課題を解決する。
【0013】上記拡大縮小表示機能部は、任意に拡大ま
たは縮小して地図を表示画面に表示すると共に、上記距
離目盛表示領域に、予め設定した複数の上記単位距離の
中から選択した単位距離を示す数値と上記任意の拡大ま
たは縮小の比率に応じて距離目盛の表示長さを表示する
ことにより、上述の課題を解決する。
【0014】ここで、上記表示画面に表示する地図は、
例えばある一つの縮尺レベルの地図の一部に対してウィ
ンドウ指定した地図領域を示している。
【0015】地図データ表示装置は、上記距離目盛表示
領域に表示する距離目盛の単位距離を示す数値を示すた
めに、簡単な整数値で表された複数の距離目盛の単位距
離が記憶された記憶手段を上記拡大縮小表示機能部に設
け、この記憶手段から上記距離目盛表示領域に選択した
上記単位距離を用いて距離目盛を表示することにより、
上述の課題を解決する。
【0016】ここで、上記簡単な整数値は予め設定した
例えば“1”,“2”,“4”,“5”,“10”を指
数とする10の巾乗や上記指数に上記“1/2 ”,“1/4
”,“1/5 ”を乗算した指数とする10の巾乗で表し
て実際に表示された地図上で距離の目測等を容易にさせ
ている。この数値は、割り切りの良い暗算し易い整数値
の一例として例えば「70km」,「15km」,「4
km」,「2km」,「1km」,「250m」をテー
ブルに記憶させている。
【0017】上記距離目盛表示領域に表示する距離目盛
を表す単位距離の長さは、縮尺率の任意の可変に対応し
ながら、上記距離目盛表示領域内の所定の範囲内に収ま
るように表示することにより、上述の課題を解決する。
【0018】ここで、上記所定の範囲は、少なくとも上
記距離目盛表示領域の範囲を越えない範囲に規定されて
いる。
【0019】地図データ表示装置は、記録媒体が有する
各縮尺レベルに対応した複数の距離目盛を予め設定して
上記距離目盛表示領域に上記距離目盛の単位距離を示す
数値と距離目盛の表示長さを表示することにより、上述
の課題を解決する。
【0020】ここで、記録媒体はすべて同じ縮尺レベ
ル、いわゆる階層で示されるものでなく、例えば縮尺が
全国版を有する記録媒体や各地方毎しか地図データを持
っていない記録媒体がある。この地図データ表示装置
は、これらの記録媒体が有する階層に応じて予め設定さ
れた数値の中から距離目盛表示を行うものである。
【0021】
【作用】本発明の地図データ表示装置は、複数の縮尺率
に対応した地図データが記録された記録媒体から地図デ
ータを読み出して表示する地図データ表示装置におい
て、読み出した地図データの所望の領域を選択し、この
選択した領域を任意の大きさで表示画面に表示する拡大
縮小表示機能部を有し、上記拡大縮小表示機能部は、表
示画面に距離目盛を表示する距離目盛表示領域に予め設
定された複数の単位距離の中から選択した単位距離を用
いて距離目盛を表示することにより、距離目盛表示領域
内に表示する距離目盛の単位距離を示す数値を限定した
個数、かつ簡単な整数値で表し、距離目盛の表示長さで
あるシンボル長を任意の拡大・縮小に対応して設定した
可変範囲内に収まるように表示する。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る地図データ表示装置の一
実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】本発明に係る地図データ表示装置につい
て、図1に示す概略的な機能ブロック構成を参照しなが
ら説明する。ここで、地図データは大量のディジタルデ
ータとして有することのできる光ディスク、例えばCD
−ROM10に書き込まれている。
【0024】地図データ表示装置は、記録媒体に記録し
ている情報を読み出すデータ読出手段であるデータ読出
部11と、該データ読出部11からの情報を基にして処
理を施すと共に、読み出した地図データの所望の領域を
任意の大きさで表示画面に表示する拡大縮小表示機能部
であるデータ処理部12と、該データ処理部12からの
表示データを制御する表示制御手段であるグラフィック
制御部13と、該グラフィク制御部13からの出力信号
を表示する表示手段である表示装置14とで構成してい
る。
【0025】この回路構成に基づく動作は、以下に説明
する通りである。図1に示すCD−ROM11に記録さ
れているディジタルデータは、データ読出部11を介し
てデータ処理部12に供給している。上記データ読出部
11は、概略的に説明すると光ピックアップ11a及び
信号処理回路11bで構成している。
【0026】この光ピックアップ11aは、後述するC
PU(中央処理ユニット:以下CPUと略す)12aか
らの制御信号に応じて駆動されて目標位置に移動する。
この目標位置でレーザ光を照射し、CD−ROM10で
反射する戻り光を電気信号に変換し信号処理回路11b
に供給する。このようにして読み出された情報は信号処
理回路11bからデータ処理部12内のCPU12aに
送る。
【0027】上記データ処理部12は、地図データ表示
装置を制御するCPU12aと、読み出された情報を一
時的に格納しておくRAM12bと、画像データを作成
するデータ処理手順及び縮尺スケール表示のテーブル等
が書き込まれた記憶手段であるROM12cとで構成し
ている。
【0028】このCPU12aは、入力情報をRAM1
2bに供給して書き込むように制御している。また、R
AM12bは、CPU12bからの読出信号に応じて再
び読み出される。このROM12cは例えばこの地図デ
ータ表示装置の表示動作の制御処理プログラムや距離目
盛表示領域に表示するデータを格納するテーブルを有し
ている。CPU12bは、ROM12cに制御信号を供
給する。ROM12cは、供給される制御信号と書き込
まれている処理プログラム手順に従って装置の動作を行
う。また、ROM12c内に予め設定されたテーブルの
データは、後述する図2のフローチャートが示すように
CPU12bの制御に応じて距離目盛表示領域内に表示
するデータを予め作成しておく。
【0029】このようにROM12cに記憶してある情
報を基に動作させることにより、任意の拡大または縮小
に対応する地図表示とこの地図上の距離目盛表示領域内
への表示するため単にそれぞれの拡大または縮小の対応
をとることにより、高速に距離目盛表示を行うことがで
きる。
【0030】この距離目盛表示領域に表示する数値は、
簡単な整数値として予め設定した例えば“1”,
“2”,“4”,“5”,“10”を指数とする10の
巾乗や上記指数に上記“1/2 ”,“1/4 ”,“1/5 ”を
乗算した指数とする10の巾乗で表して実際に表示され
た地図上で距離の目測等を容易にさせている。この数値
の一例としては、スケール値とスケール・バーの長さを
一組として7種類のスケール値の設定が可能である。こ
のスケール値の設定は、70km,15km,4km,
未設定,2km,1km,250mといずれも倍数演算
が容易な整数、換言すれば割り切りの良い整数値になっ
ている。実際に図2に示す距離目盛表示領域20内に予
め設定する縮尺スケール表示に用いるスケール・バー長
20a及びスケール値20bは、ROM12c内のテー
ブルを参照して表示データの作成を行っている。
【0031】このROM12cのプログラム及びCPU
12aの制御に応じてCD−ROM10から読み出して
地図の表示を行う上で必要なデータ処理が施された地図
データは、グラフィック制御部13に送る。このグラフ
ィック制御部13は、GDC(グラフィック表示コント
ローラ:以下GDCと略す)13a及びV−RAM(ビ
デオRAM :以下V−RAMと略す)13bで構成してい
る。
【0032】グラフィック制御部13に供給された地図
データは、GDC13aの制御に応じてV−RAM13
bに送られて一時的にこの地図データが格納される。こ
のようにV−RAM13bに地図データを格納すること
により表示装置18への表示がより容易に行うことがで
きるようになる。
【0033】読み出した画像データ等の情報は、図示し
ない操作部の操作に応じて表示装置18の2次元的表示
画面上に表示される(図2を参照)。
【0034】このように構成して予め設定した縮尺スケ
ールに関するデータをテーブルに格納しておくことによ
り、他の縮尺スケールを有する記録媒体に交換したり、
他の地図領域を記録した記憶媒体を用いてもサイズ指定
した領域を例えばウィンドウの許容可変範囲内で地図デ
ータを変換しながら、縮尺スケールの表示も邪魔になら
ない領域に割り切りの良いスケール値及びスケール・バ
ーの表示を行うことができる。
【0035】ここで、実際に表示する地図の縮尺率と距
離目盛を表示するために予め設定された複数の単位距離
との関係及び実際に表示する地図の縮尺率と距離目盛の
表示(シンボル)の長さとの関係について図3の(A)
及び(B)を参照しながら説明する。図3(A)に示す
実際に表示する地図の縮尺率と距離目盛の単位距離の関
係を両対数グラフで表してしている。例えばこの図3
(A)は略々縮尺率を一定にする区間を同じになるよう
に範囲を設定している。換言すれば、距離目盛の単位距
離は、複数の限定された個数しか表示しないように設定
していることになる。
【0036】この図3(A)に対応して距離目盛表示領
域に表示するシンボル(長さ)は、例えば図3(B)に
示す1cmを基準に±0.6cmの範囲Rに収まるよう
に設定している。ここで、図3(A)の破線Aが示す縮
尺率の範囲を距離一定として扱うと、図3(B)に示す
可変範囲を越えた領域B1 ,B2 が生じてしまう。
【0037】そこで、シンボルの長さを可変させながら
設定した範囲を越えないように表示させるため、先ず、
距離目盛表示領域は地図表示の邪魔にならない大きさで
規定する。この規定した範囲内で可変表示されるシンボ
ルの長さが越えない設定にする条件を満足して任意に可
変可能な縮尺範囲内で基準の1cmになる縮尺率の設定
個数が決まる。
【0038】このようにスケール・バーの長さを設定す
ることにより、スケール・バーの長さを例えば上記設定
の場合、略々1cm程度の長さで表すことができ、ユー
ザの直感的なスケールの把握を支援している。また、こ
のスケール値を前述した簡単な整数値で表していること
から、実際の距離を暗算して求めることも容易に行うこ
とができるようになる。
【0039】上述した地図上に表示する縮尺スケールの
設定及び表示の手順について図4に示すフローチャート
を参照しながら説明する。また必要に応じて図1を参照
する。 この縮尺レベルを表示は、地図データ表示する
ルーチンの一部のである。地図データ表示装置を起動し
てCD−ROM10をセットする。
【0040】ステップS10では、ルーチンを簡略化す
るため図1に示したROM12c内に記憶させておく縮
尺スケール表示の表示パラメータであるスケール・バー
長(表示長さである距離目盛サイズ)及びスケール値
(単位距離を示す数値)をテーブルにして記憶されてい
る。このROM12cへの上記データを格納する作業
は、予め製造時に行っている。従って、このようにRO
M12cに格納したテーブルの値を用いる場合、テーブ
ルの作成作業をジャンプしてステップS11に進む。
【0041】ステップS11では、この地図データ表示
装置の操作に応じて表示する縮尺レベルのサイズを指定
する。この縮尺レベルのサイズ指定は、ユーザが任意に
指定することができる。この縮尺レベル指定後、ステッ
プS12に進む。
【0042】ステップS12では、テーブルに記憶する
縮尺スケールの長さや数字の表示データをステップS1
1でサイズ指定した地図の表示画面上の大きさに変換す
る。この変換処理は、図1に示したCPU12aで行
う。この変換処理した結果はRAM12bに格納してお
く。この変換処理の次にステップS13に進む。
【0043】ステップS13では、ステップS12で変
換処理したデータがスケール・バーの可変範囲に適当か
どうかの判断を行っている。ここで、この地図表示にお
いて単位距離の長さの可変範囲は、規定されている。こ
のスケール・バーの可変範囲に変換したデータが不適当
と判断したならば、ステップS12に戻って次のテーブ
ル内のスケール値をサイズ指定した表示画面上の大きさ
に変換している。このルーチンによって縮尺スケールの
変換処理は順番にテーブル内のスケール値に対応する表
示画面上の大きさへの変換が行われる。
【0044】このステップS13で、テーブル内のデー
タが表示画面上のスケール・バーの可変範囲に収まって
適当と判断したならば、ステップS14に進む。このよ
うに指定されたサイズの地図上で表示可能な縮尺スケー
ルかどうかの判断を装置に行わせることにより、ユーザ
側が判断することなく表示可能な縮尺スケールだけの表
示を行うことができる。
【0045】ステップS14では、CD−ROM10か
ら読み出した地図データを表示した画面上に縮尺スケー
ルのデータ、すなわちスケール・バー及びスケール値を
重畳して表示する。
【0046】このとき表示されるスケール値は、割り切
りの良い数値が表示されることになる。例えば、図5
(A)に示した縮尺スケールのスケール値「2km」を
7倍に拡大表示させる場合、図5(B)では「285
m」と倍数演算し難いスケール値をそのまま表示してい
た。しかしながら、本発明の地図データ表示装置は、図
3に示すようにサイズ指定した中でスケール・バーの可
変範囲内にあるスケール値「250m」をテーブル中か
ら表示可能、すなわち適当と判断して表示している。
【0047】また、記録媒体はすべて同じ縮尺レベル、
いわゆる階層で示されるものでなく、例えば縮尺が全国
版を有する記録媒体や各地方毎しか地図データを持って
いない記録媒体がある。この地図データ表示装置は、こ
れらの記録媒体が有する階層に応じて予め設定した数値
の中から距離目盛表示を行うようROM12cに記憶さ
せておくと、別の階層で構成する記録媒体に対しても距
離目盛表示領域に距離情報(スケール値、スケール・バ
ー)の表示を前述と同様に表示させることができる。ま
た、図3に示したように縮尺レベルの区切りを示す1/
1000,2/1000,・・・,1/10000等を
含んだある一定の範囲を単位距離表示させるだけでな
く、例えば上記階層の区切りを示す縮尺レベルの区間、
スケール値を一定で表し拡大または縮小に応じてスケー
ル・バーの表示長さを変化させながら表示させることも
できる。
【0048】このように地図データ表示装置は、ユーザ
の所望な地図領域を指定し、この地図を縮尺可変表示す
る中で許容される可変範囲内に該当するスケール値をテ
ーブルから選択して地図上に表示させることにより、倍
数の演算が暗算で容易に行うことができる。このため、
地図データ表示装置は、正確な距離の値と距離目盛サイ
ズの表示に基づく目測等が容易になり、地図サイズの認
識が直感的にできるようになる。このことにより、地図
データ表示装置を車載し、実際に自動車等の移動体を運
転しながらといった同時に並行して他の処理等を行って
いる状況で使用する場合、地図サイズの認識が違和感な
く有効に行うことができる。
【0049】また、前述したように予め設定した縮尺ス
ケールに関するデータをテーブルに格納しておくことに
より、他の縮尺スケールを有する記録媒体に交換した
り、他の地図領域を記録した記憶媒体を用いても指定し
た領域を例えばウィンドウの許容可変範囲内で地図デー
タを変換しながら、縮尺スケールの表示も邪魔にならな
い領域に割り切りの良いスケール値及びスケール・バー
の表示を行うことができる。
【0050】地図データ表示装置の動作手順において、
指定されたサイズの地図上で表示可能な縮尺スケールか
どうかの判断を装置に行わせることにより、ユーザ側が
判断することなく表示可能な縮尺スケールだけの表示を
行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の地図データ表示装置によれば、複数の縮尺率に対応
した地図データが記録された記録媒体から地図データを
読み出して表示する地図データ表示装置において、読み
出した地図データの所望の領域を選択し、この選択した
領域を任意の大きさで表示画面に表示する拡大縮小表示
機能部を有し、上記拡大縮小表示機能部は、表示画面に
距離目盛を表示する距離目盛表示領域に予め設定された
複数の単位距離の中から選択した単位距離を用いて距離
目盛を表示することにより、正確な距離の値と距離目盛
の単位距離の表示に基づく地図サイズの認識が直感的に
でき、特に、地図データ表示装置を車載し、実際に自動
車等の移動体を運転しながらといった同時に並行して他
の処理等を行っている状況で使用する場合、地図サイズ
の認識が違和感なく有効に行うことができる。
【0052】上記拡大縮小表示機能部は、任意に拡大ま
たは縮小して地図を表示画面に表示すると共に、上記距
離目盛表示領域に、予め設定した複数の上記単位距離の
中から選択した単位距離を示す数値と上記任意の拡大ま
たは縮小の比率に応じて距離目盛の表示長さを表示する
ことにより、電子地図システムで問題であった距離の数
値の表示を邪魔にならない領域内に表示して距離の感覚
がより地図のイメージを直感的に把握できる。
【0053】また、地図データ表示装置は、上記距離目
盛表示領域に表示する距離目盛の単位距離を示す数値を
示すために、簡単な整数値で表された複数の距離目盛の
単位距離が記憶された記憶手段を上記拡大縮小表示機能
部に設け、この記憶手段から上記距離目盛表示領域に選
択した上記単位距離を用いて距離目盛を表示することに
より、他の記憶媒体を交換しても許容する可変範囲内で
上記記憶しているテーブルの値を例えば暗算で実際の距
離の目測等が容易な数値の倍数演算で距離を表して距離
の認識やイメージを把握し易くできる。
【0054】地図データ表示装置の上記距離目盛表示領
域に表示する距離目盛を表す単位距離の長さは、縮尺率
の任意の可変に対応しながら、上記距離目盛表示領域内
の所定の範囲内に収まるように表示することにより、指
定されたサイズの地図上で表示可能な縮尺スケールかど
うかをユーザ側が判断することなく表示可能な縮尺スケ
ールだけの表示を行うことができる。
【0055】地図データ表示装置は、記録媒体が有する
各縮尺レベルに対応した複数の距離目盛を予め設定して
上記距離目盛表示領域に上記距離目盛の単位距離を示す
数値と距離目盛の表示長さを表示することにより、記憶
媒体に依存することなく、適合する縮尺スケールを表示
して距離の感覚をより直感的に把握できる電子地図シス
テムの実現を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地図データ表示装置における一実
施例の概略的なブロック構成を示す図である。
【図2】サイズ指定した地図内に縮尺スケール表示を表
示させた表示画面の一例を示す図である。
【図3】実際に表示する地図の縮尺率と距離目盛を表示
するために予め設定された複数の単位距離との関係及び
実際に表示する地図の縮尺率と距離目盛の表示(シンボ
ル)の長さとの関係を示す模式図である。
【図4】図1に示した概略的なブロック構成を用いて図
3に示す関係を保ちながら距離目盛表示領域内に表示す
る距離情報を表示する手順を説明するフローチャートで
ある。
【図5】従来の縮尺スケール表示の距離目盛サイズを一
定の長さで表示したとき割り切りの良くない距離の数値
の表示を示すす模式図である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・・・・CD−ROM 11・・・・・・・・・・・・データ読出部 12・・・・・・・・・・・・データ処理部 13・・・・・・・・・・・・グラフィック制御部 14・・・・・・・・・・・・表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縮尺率に対応した地図データが記
    録された記録媒体から地図データを読み出して表示する
    地図データ表示装置において、 読み出した地図データの所望の領域を選択し、この選択
    した領域を任意の大きさで表示画面に表示する拡大縮小
    表示機能部を有し、 上記拡大縮小表示機能部は、表示画面に距離目盛を表示
    する距離目盛表示領域に予め設定された複数の単位距離
    の中から選択した単位距離を用いて距離目盛を表示する
    ことを特徴とする地図データ表示装置。
  2. 【請求項2】 上記拡大縮小表示機能部は、任意に拡大
    または縮小して地図を表示画面に表示すると共に、上記
    距離目盛表示領域に、予め設定した複数の上記単位距離
    の中から選択した単位距離を示す数値と上記任意の拡大
    または縮小の比率に応じて距離目盛の表示長さを表示す
    ることを特徴とする請求項1記載の地図データ表示装
    置。
  3. 【請求項3】 簡単な整数値で表された複数の距離目盛
    の単位距離が記憶された記憶手段を上記拡大縮小表示機
    能部に設け、この記憶手段から上記距離目盛表示領域に
    選択した上記単位距離を用いて距離目盛を表示すること
    を特徴とする請求項1記載の地図データ表示装置。
  4. 【請求項4】 上記距離目盛表示領域に表示する距離目
    盛の表示長さは、縮尺率の任意の可変に対応しながら、
    上記距離目盛表示領域内の所定の範囲内に収まるように
    表示することを特徴とする請求項1記載の地図データ表
    示装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体が有する各縮尺レベルに対応し
    た複数の距離目盛を予め設定して上記距離目盛表示領域
    に上記距離目盛の単位距離を示す数値と距離目盛の表示
    長さを表示することを特徴とする請求項1記載の地図デ
    ータ表示装置。
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