JPH05307348A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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JPH05307348A
JPH05307348A JP13784592A JP13784592A JPH05307348A JP H05307348 A JPH05307348 A JP H05307348A JP 13784592 A JP13784592 A JP 13784592A JP 13784592 A JP13784592 A JP 13784592A JP H05307348 A JPH05307348 A JP H05307348A
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recording
sentence
voice
audio data
key
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Application number
JP13784592A
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English (en)
Inventor
Norio Okada
紀郎 岡田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 システムコントローラ5を作動させるソフト
ウェアに、ハードディスク上の1単位の再生領域に記録
されたテキストの音声データを複数の部分再生領域に分
割することにより形成されたセンテンスの音声データの
再生と、ユーザによる音声データの記録と、このユーザ
により記録された音声データの再生との実行順序を異な
らせて形成した複数の学習モードをプログラムする。そ
して、キーパネル9に設けられているモード選択キー3
8で所望の学習モードが選択されたときに、システムコ
ントローラ5が、この選択された学習モードに応じてデ
ィスクレコーダ2の記録再生を制御する。 【効果】 個人に適した学習モードを選択でき、学習効
果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば外国語の学習用
等に用いて好適な、ディスクを用いて音声データを間欠
的に記録再生するような音声記録再生装置に関し、特
に、ディスク上に一単位の再生領域の音声データとして
記録されたテキストの音声データを複数の部分再生領域
に分割することにより形成されたセンテンスの音声デー
タの再生と、ユーザによる音声データの記録と、このユ
ーザにより記録された音声データの再生との実行順序を
異ならせた複数の記録再生モードの中から所望の記録再
生モードの選択を可能として、個人に適した学習が行え
るようにした音声記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声記録再生装置としては、例え
ば外国語の学習を行う、いわゆるLL(Language Labo
ratory)学習機が知られている。このLL学習機には、
教材として、例えば磁気テープであるマスターテープが
用いられる。
【0003】ここで、発音練習用のマスターテープを作
成する場合、教師は、上記LL学習機を記録状態とし、
始めの単語を発音し所定の時間をおいてから次の単語を
発音し、上記発音した単語と単語との間に所定の空き時
間が生ずるように音声の記録を行いマスターテープを完
成する。なお、上記LL学習機は、上記教師の音声を上
記マスターテープの例えば左チャンネルの記録領域に記
録する。
【0004】一方、生徒は、発音練習を行う際に、上記
LL学習機を再生状態とし、上記教師により作成された
マスターテープを再生する。このマスターテープは、上
述のように単語と単語との間に所定の空き時間が生ずる
ように音声の記録がなされており、上記LL学習機によ
り再生される音声は、1つの単語が発音されてから次の
単語が発音されるまでの間に上記所定の空き時間が生ず
る。このため、生徒は、上記1つの単語が発音される
と、これに習って上記所定の空き時間内に発音練習を行
う等のように、上記所定の空き時間内に教師による発音
になるべく近い発音が行えるように発音練習を行う。ま
た、上記LL学習機は、生徒により発音された音声も記
録できるようになっており、生徒は、例えば一通りの発
音練習を終えると、自分で発音した音声を記録する。こ
の生徒が記録する音声は、上記マスターテープの右チャ
ンネルに記録されるようになっており、上記左チャンネ
ルに記録されている教師の音声は消去されないようにな
っている。生徒は、上記自分の発音した音声の記録が終
了すると、これを再生し、自分の発音した音声と教師の
発音した音声とを聞き比べる。これにより、自分の発音
が正しくなされているか否かを確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のLL学
習機である従来の音声記録再生装置は、上述のように発
音した単語と単語との間に所定の空き時間が生ずるよう
に音声の記録を行ったマスターテープが用いられるた
め、生徒は、1つの単語が発音されると、これに習って
上記所定の空き時間内に発音練習を行う、1つのパター
ンの学習しか行うことができなかった。学習には個人に
適した学習方法があり、上記1つのパターンの学習方法
が必ずしも適しているとは限らない。
【0006】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、様々な記録再生モードを設けることに
より、個人に適した発音練習等を行うことができるよう
な音声記録再生装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声記録再
生装置は、音声データの記録再生を操作する操作部から
の音声データを、記憶手段を介してディスクレコーダに
供給してディスクに記録し、また、上記ディスクレコー
ダにより上記ディスクから再生された音声データを上記
記憶手段を介して上記操作部に供給して発音するような
音声記録再生装置であって、上記ディスク上に一単位の
再生領域の音声データとして記録されたテキストの音声
データを複数の部分再生領域に分割することにより形成
されたセンテンスの音声データの再生と、ユーザによる
音声データの記録と、このユーザにより記録された音声
データの再生との実行順序を異ならせた複数の記録再生
モードの中から所望の記録再生モードを選択するための
記録再生モード選択手段と、上記記録再生モード選択手
段により記録再生モードが選択されると、その選択され
た記録再生モードに応じて音声データの記録再生が行わ
れるように上記ディスクレコーダを制御する制御手段と
を有することを特徴とする構成として上述の課題を解決
する。
【0008】
【作用】本発明に係る音声記録再生装置は、音声データ
の記録再生を操作する操作部からの音声データを、記憶
手段を介してディスクレコーダに供給してディスクに記
録し、また、上記ディスクレコーダにより上記ディスク
から再生された音声データを上記記憶手段を介して上記
操作部に供給して発音するような音声記録再生装置であ
って、記録再生モード選択手段により、上記ディスク上
に一単位の再生領域の音声データとして記録されたテキ
ストの音声データを複数の部分再生領域に分割すること
により形成されたセンテンスの音声データの再生と、ユ
ーザによる音声データの記録と、このユーザにより記録
された音声データの再生との実行順序を異ならせて形成
された複数の記録再生モードの中から所望の記録再生モ
ードを選択すると、その選択された記録再生モードに応
じて記録再生を行うように制御手段がディスクレコーダ
を制御することにより、所望の記録再生モードの選択及
び実行を可能とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る音声記録再生装置の実施
例について図面を参照しながら説明する。本実施例に係
る音声記録再生装置は、例えば図1に示すように音声デ
ータの記録再生を操作する操作部1と、音声データをデ
ィスクであるハードディスクに記録し又該ハードディス
クから音声データを再生するディスクレコーダ2と、上
記操作部1から供給される音声データ及び上記ディスク
レコーダ2から供給される音声データを一時記憶する記
憶手段である記録用バッファメモリ3及び再生用バッフ
ァメモリ4と、当該音声記録再生装置全体の動作を制御
する制御手段であるシステムコントローラ5とを有して
いる。
【0010】上記操作部1は、音声データの記録再生に
関するを複数のキーが設けられているキーパネル9と、
例えば教師が音声を入力するためのマイクロホン6と、
例えば生徒が音声を入力するためのヘッドセット11
と、上記マイクロホン6又はヘッドセット11からアナ
ログ信号として供給される音声信号を切り換えて出力す
る音声信号選択回路12と、上記音声信号選択回路12
からの音声信号をデジタル化して音声データを形成し、
この音声データを上記記録用バッファメモリ3に供給す
るとともに、上記ディスクレコーダ2から上記再生用バ
ッファメモリ4を介して供給される音声データをアナロ
グ化し音声信号を形成するコーデック7と、上記コーデ
ック7からの音声信号に応じて発音するスピーカ装置8
とで構成されている。
【0011】上記キーパネル9には、例えば図2に示す
ように上記ハードディスクに記録された音声データのう
ち、一単位の再生領域の音声データ(テキスト)の番号
を表示するテキスト番号表示部20と、上記テキストの
音声データを複数に分割することにより形成された部分
再生領域の音声データ(センテンス)の番号及び該セン
テンスの終了を示す記号を表示するセンテンスの番号/
センテンス終了表示部21と、上記システムコントロー
ラ5を作動させるソフトウェアにプログラムされている
複数の記録再生モードを選択するための記録再生モード
選択手段であるモード選択キー38と、上記モード選択
キー38により選択された記録再生モードの番号を表示
するためのモード表示部39と、記録時又は再生時にお
ける経過時間等を表示するカウンタ22と、上記テキス
トを削除するためのテキスト削除キー23と、上記セン
テンスを削除するためのセンテンス削除キー24と、そ
のセンテンスの最後の所定時間分の音声データを再生を
するためのセンテンス末再生キー25と、上記センテン
スを2つに分割し、該センテンスの終了位置(分割点)
を微調整するためのセンテンス分割/微調キー26と、
2つのセンテンスを連結させるためのセンテンス連結キ
ー27とが設けられている。
【0012】また、上記キーパネル9には、早戻しを行
うための早戻しキー28と、早送りを行うための早送り
キー29と、現在のテキストより前のテキストを再生す
るためのテキスト後退キー30と、現在のテキストより
後のテキストを再生するためのテキスト前進キー31
と、現在のセンテンスより前のセンテンスを再生するた
めのセンテンス後退キー32と、現在のセンテンスより
後のセンテンスを再生するためのセンテンス前進キー3
3と、再生の停止を指定するための停止キー34と、再
生を指定するための再生キー35と、通常の記録を行う
ための記録キー36と、後に説明する音声応答記録を行
うための音声応答記録キー37と、変速再生を指定する
ための変速再生キー40とが設けられている。
【0013】上記記録用バッファメモリ3及び上記再生
用バッファメモリ4は、例えばRAM等の半導体メモリ
となっており、それぞれ第1,第2の記憶領域3a,3
b及び第1,第2の記憶領域4a,4bを有している。
上記記録用バッファメモリ3の第1,第2の記憶領域3
a,3b及び上記再生用バッファメモリ4の第1,第2
の記憶領域4a,4bは、それぞれ例えば4096バイ
ト(計8192バイト)の容量となっている。このた
め、例えば上記マイクロホン6から供給される音声信号
を64Kbps(8Kバイト/秒)でA/D変換して出
力する上記コーデック7を設けたとすると、上記記録用
バッファメモリ3の第1,第2の記憶領域3a,3b
は、それぞれ0.512秒分の音声データが記憶される
こととなる。
【0014】この記録用バッファメモリ3及び再生用バ
ッファメモリ4は、データ転送速度が例えば64Kbp
sと比較的遅い上記コーデック7と、該コーデック7の
数十倍の転送速度を有する上記ディスクレコーダ2との
間でデータを送受する際に、一時的に一定量のデータを
保存し、転送速度変換のためのバッファの役割を果たし
ている。
【0015】上記ディスクレコーダ2に設けられている
ハードディスクは、例えば両面に記録再生が可能となっ
ており、データ転送レートが64Kbps(=8Kバイ
ト/秒)の上記コーデック7を用いるとすると、記憶容
量は約1時間28分程度(42.1Mバイト/秒)=5
262.5秒≒1時間28分)となっている。なお、上
記1時間28分の記録領域は、教師の音声を記録する教
師用記録領域,生徒の音声を記録する生徒用記録領域、
及び、上記教師用記録領域,生徒用記録領域にそれぞれ
記録された音声データの記録開始アドレス及び記録終了
アドレス等である,いわゆるTOC(Table of Content
s )データを記録する編集データ記録領域に分割されて
いる。
【0016】これに対応して上記ディスクレコーダ2
は、上記両面の記録再生が可能なハードディスクの記録
再生を行うようなディスクレコーダであり、例えば2枚
の上記ハードディスクの記録再生を行えるようになって
いる。このため、上記ディスクレコーダ2には、一方の
上記ハードディスクの上面側及び下面側にそれぞれ設け
られた記録再生を行うための2つの記録再生系と、他方
の上記ハードディスクの上面側及び下面側にそれぞれ設
けられた記録再生を行うための2つの記録再生系との計
4つの記録再生系を有している。
【0017】なお、本発明の実施例に係る音声記録再生
装置は、上記システムコントローラ5を作動させるソフ
トウェアにプログラムされている、上記センテンスの音
声データの再生と、ユーザによる音声データの記録と、
このユーザにより記録された音声データの再生との実行
順序を異ならせて形成された複数の記録再生モードの中
から所望の記録再生モードを上記モード選択キー38で
選択することにより、上記システムコントローラ5が、
上記選択された記録再生モードに応じて上記ディスクレ
コーダ2を制御することにより、所望のモード(学習パ
ターン)を実行できることが特徴となっている。
【0018】このような構成を有する本実施例に係る音
声記録再生装置は、例えば外国語の学習用のLL(Lang
uage Laboratory)学習機として用いることができる
が、このLL学習機として用いるためには、まず、教師
による発音等の音声データを記録した手本となるマスタ
ーディスクを作成しなければならない。この教師の音声
を記録してマスターディスクを作成するには、教師が、
上記図2に示すキーパネル9に設けられている再生キー
35及び記録キー36を同時にオン操作した後、上記マ
イクロホン6により音声の入力を行う。このとき、上記
システムコントローラ5は、上記マイクロホン6からの
音声入力を選択するように上記図1に示す音声信号選択
回路12を制御する。
【0019】上記マイクロホン6は上記教師の音声を集
音し、この集音した音声からアナログ信号である音声信
号を形成し、これを上記コーデック7に供給する。上記
コーデック7は、上記システムコントローラ5からの例
えば8KHzのタイミング信号に同期して125μse
c毎に上記マイクロホン6からの音声信号をA/D変換
し、例えば8ビット単位の音声データを形成して出力す
る。この音声データは、バスライン10を介して記録用
バッファメモリ3に供給される。
【0020】上記システムコントローラ5は、上記8K
Hzのタイミング信号によるインタラプト要求に応じ
て、上記コーデック7から出力される上記音声データを
第1の記憶領域3a又は第2の記憶領域3bに記憶する
ように上記記録用バッファメモリ3を制御する。
【0021】上述のように、上記第1,第2の記憶領域
3a,3bは、それぞれ0.512秒分(4096バイ
ト)のデータ領域を有しており、上記システムコントロ
ーラ5は、該第1の記憶領域3a又は第2の記憶領域3
bのいずれかに該0.512秒分の音声データが蓄積さ
れると、この蓄積された音声データを上記ディスクレコ
ーダ2に例えば最高10Mbpsの転送速度で高速転送
する。
【0022】なお、この間にも上記125μsec毎に
上記コーデック7から出力される音声データは、もう一
方の記憶領域に書き込まれ続ける。上記システムコント
ローラ5は、このように音声データの記録時には、上記
第1の記憶領域3a及び第2の記録領域3bを時分割で
使用するように上記記録用バッファメモリ3を制御す
る。
【0023】上記記録用バッファメモリ3の第1の記憶
領域3a又は第2の記憶領域3bから間欠的に上記10
Mbpsの速度で読み出された音声データは、上記ディ
スクレコーダ2に供給されるが、この際、上記システム
コントローラ5は、上記音声データに絶対時間コードを
付加するとともに、上記音声データ及び絶対時間コード
が上記ハードディスクの上記教師用記録再生領域に記録
されるように上記ディスクレコーダ2を制御する。これ
により、上記ディスクレコーダ2は、上記音声データ及
びその音声データの絶対時間を、上記ハードディスクの
教師用記録領域に記録する。
【0024】この音声データの記録は、上記図2に示す
記録停止キー34がオン操作され記録の停止が指定され
るまで行われる。
【0025】上記システムコントローラ5は、上記記録
停止キー34がオン操作され記録の停止が指定される
と、上記記録を行った一連の音声データを1つのテキス
トとして、該テキストの記録開始点及び記録終了点のア
ドレス、テキストの番号を示すテキスト番号等をTOC
データとして、上記ハードディスクの編集データ記録領
域に記録するように上記ディスクレコーダ2を制御す
る。
【0026】上記一連の音声データであるテキストの音
声データは、このままでも良いが、いくつかに分割した
方が所望の音声データの検索が行いやすい。このため、
教師は、上記テキストをいくつかに分割することにより
複数のセンテンスを形成するような編集を行う。
【0027】上記テキストを複数のセンテンスに分割す
るには、上記図2に示すセンテンス分割/微調キー26
を用いる。上記センテンス分割/微調キー26は、例え
ば1つのキーとして設けられているが、内部には3つの
キーが設けられており、中央部は分割キー,右側部分は
分割点を例えば64msec前進させる前進微調整用キ
ー、左側部分は分割点を例えば64msec後退させる
後退微調整用キーとなっている。
【0028】教師は、上記記録したテキストの音声デー
タの再生を行い、例えば発音した単語と単語との間等の
所望の箇所でセンテンス分割/微調キー26の中央部に
設けられている分割キーをオン操作する。これにより、
上記システムコントローラ5は、上記分割キーがオン操
作された箇所で上記テキストを2分割(全体的に見ると
全体のセンテンス数が1つ増える。)して2つのセンテ
ンスを形成するとともに、該2つのセンテンスの記録開
始点,記録終了点を示すアドレス、各センテンスのセン
テンス番号等を上記編集データ記録領域に記録するよう
に上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0029】なお、テキスト内の音声データを2分割し
た点(分割点)の微調整を行いたい場合は、上記前進微
調整用キー又は上記後退微調整用キーをオン操作する。
これにより、上記システムコントローラ5が、上記分割
点を例えば64msec分前進又は64msec分後退
させるとともに、上記分割点の微調整を行うことにより
形成された各センテンスの新たな記録開始点,記録終了
点を示すアドレス、各センテンスのセンテンス番号等を
上記編集データ記録領域に記録するように上記ディスク
レコーダ2を制御する。
【0030】また、上記分割を行うことにより形成され
た2つのセンテンスを連結したい場合、現在のセンテン
スの最後の位置で停止中にセンテンス連結キー27をオ
ン操作する。これにより、上記システムコントローラ5
は、上記現在のセンテンスと次のセンテンスとを連結す
る(全体的に見ると全体のセンテンス数が1つ削減され
る。)とともに、上記連結により形成されたセンテンス
の記録開始点,記録終了点を示すアドレス及びセンテン
ス番号等を新たに上記編集データ記録領域に記録するよ
うに上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0031】このように、上記テキスト及びセンテンス
を形成すると、上述のように上記ハードディスクの編集
データ記録領域にテキスト番号,センテンス番号及び記
録アドレス等が記録される。このため、不要なテキスト
を削除したい場合は、テキスト後退キー30又はテキス
ト前進キー31により削除したいテキストを選択する。
すなわち、上記システムコントローラ5は、上記テキス
ト後退キー30又はテキスト前進キー31がオン操作さ
れる毎に、表示するテキスト番号をカウントダウン又は
カウントアップするようにテキスト番号表示部20を制
御する。教師は、このテキスト番号表示部20に表示さ
れるテキスト番号に基づいて、上記削除したいテキスト
を選択し、テキスト削除キー23をオン操作する。これ
により、上記システムコントローラ5が、上記選択され
たテキストの音声データを削除するとともに、上記編集
データ記録領域に記録されていた上記削除したテキスト
の記録開始点及び記録終了点を示すアドレスを削除する
ように上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0032】また、不要なセンテンスを削除したい場合
は、センテンス後退キー32又はセンテンス前進キー3
3により削除したいセンテンスを選択する。すなわち、
上記システムコントローラ5は、上記センテンス後退キ
ー32又はセンテンス前進キー33がオン操作される毎
に、表示するセンテンス番号をカウントダウン又はカウ
ントアップするようにセンテンス番号/センテンス終了
表示部21を制御する。教師は、このセンテンス番号/
センテンス終了表示部21に表示されるセンテンス番号
に基づいて上記削除したいセンテンスを選択し、センテ
ンス削除キー24をオン操作する。これにより、上記シ
ステムコントローラ5が、上記選択されたセンテンスの
音声データを削除するとともに、上記編集データ記録領
域に記録されていた上記削除したセンテンスの記録開始
点及び記録終了点を示すアドレスを削除するように上記
ディスクレコーダ2を制御する。
【0033】なお、誤操作による事故を防止するため
に、上記システムコントローラ5は、上記テキスト削除
キー23及びセンテンス削除キー24が1秒間オン操作
し続けられてはじめて上記選択されたテキスト又はセン
テンスを削除する上述の制御を行うようになっている。
【0034】ここで、このような編集作業は、上記セン
テンス分割/微調キー26及びセンテンス連結キー27
等を用いて手動で行ってもよいが、当該音声記録再生装
置は、以下に説明する音声応答記録を指定することによ
り、音声が入力されたときのみ記録を行うとともに、自
動的にテキスト及びセンテンスへの分割を行うようにな
っている。
【0035】上記音声応答記録を指定するには、上記キ
ーパネル9に設けられているテキスト後退キー30又は
テキスト前進キー31をオン操作し、テキスト番号表示
部20に表示されるテキスト番号を見て音声データを記
録するテキストを選択するとともに、再生キー35及び
自動記録キー37を同時にオン操作し、上記マイクロホ
ン6を介して音声の入力を行う。
【0036】上記システムコントローラ5は、上記再生
キー35及び自動記録キー37を同時にオン操作された
時点から上述のように上記コーデック7で形成された音
声データを125μsec 毎に上記記録用バッファメモリ
3に書き込むように制御するが、このとき、上記システ
ムコントローラ5は、128サンプル(16msec )の
音声データのうち、少なくとも1サンプルの音声データ
が最大振幅の1/10を越えるか否かを判別するととも
に、上記最大振幅の1/10を越える音声データが、例
えば13回(16×13=208msec )以上連続する
か否かを判別する。そして、上記最大振幅の1/10を
越える音声データが例えば13回以上連続した場合に音
声が供給されていると判断し、上記記録用バッファメモ
リ3に書き込まれた音声データのうち、上記判断をした
ときから遡って512msec 前の音声データから読み出
しを行うように該記録用バッファメモリ3を制御する。
上記記録用バッファメモリ3から読み出された音声デー
タは、上述のように上記ディスクレコーダ2に供給され
ハードディスクの教師用記録領域に記録されるが、この
とき、上記システムコントローラ5は、上記ハードディ
スクに記録された音声データの記録開始アドレスを、テ
キスト及びセンテンスの記録開始アドレスとして上記デ
ィスクレコーダ2に供給する。上記システムコントロー
ラ5は、上記テキスト及びセンテンスの記録開始アドレ
スを上記ハードディスクの編集データ記録領域に記録す
るように上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0037】次に、上記システムコントローラ5は、上
記記録用バッファメモリ3から上記音声データの読み出
しを開始すると、上記音声データが連続4096サンプ
ル(512msec )にわたって最大振幅の1/10を越
えないか否かを判別する。そして、上記音声データが連
続4096サンプルにわたって最大振幅の1/10を越
えなかった場合は音声が供給されていないと判断し、こ
の判断がなされたときから320msec 遡った点をセン
テンスの終了点として該センテンスの記録終了アドレス
を上記ディスクレコーダ2に供給する。上記システムコ
ントローラ5は、上記センテンスの記録終了アドレスを
上記ハードディスクの上記編集データ記録領域に記録す
るように制御する。
【0038】上記システムコントローラ5は、このよう
な音声応答記録時において、所望のテキスト内における
1つのセンテンスの記録が終了すると、上記記録用バッ
ファメモリ3からディスクレコーダ2へのデータ転送を
中断し、次の音声入力の判断待ちの状態となる。そし
て、再度音声が入力されると、上記前のセンテンスの記
録終了アドレスから次の音声データの記録を開始するよ
うに上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0039】なお、この音声応答記録は、上記停止キー
34がオン操作されると、上記システムコントローラ5
がこれを検出し終了となる。この終了の際、上記システ
ムコントローラ5は、最後に形成したセンテンスの記録
終了点をテキストの記録終了アドレスとし、このテキス
トの記録終了アドレスを上記ディスクレコーダ2に供給
する。上記システムコントローラ5は、上記テキストの
記録終了アドレスを上記ハードディスクの編集データ記
録領域に記録するように制御する。
【0040】このように、上記ハードディスクに記録し
た音声データを手動又は自動でテキスト及びセンテンス
に分割するような編集を行いマスターディスクが形成さ
れるが、このマスターディスクが正確に編集されている
か否かを調べたい場合がある。特に、センテンスとセン
テンスとの分割点は微妙なものであり、この分割点の設
定が再生の際に重要となってくる。上記分割点は、上記
キーパネル9に設けられているセンテンス末再生キー2
5をオン操作することにより確認することができる。
【0041】すなわち、上記センテンス後退キー32又
はセンテンス前進キー33を用いて所望のセンテンスが
選択され、センテンス末再生キー25がオン操作される
と、上記システムコントローラ5は、上記選択されたセ
ンテンスの音声データのうち、最後の所定時間(例え
ば、1〜2秒)分の音声データを再生するように上記デ
ィスクレコーダ2を制御する。このため、センテンスと
センテンスの分割点を素早く且つ簡単に確認することが
でき、マスターディスクの正確な編集を短時間で行うこ
とができる。
【0042】このようにして、教師によりマスターディ
スクが完成されると、生徒の学習が可能となる。生徒
は、上記マスターディスク(ハードディスク)に記録さ
れた音声データの再生を行い、発音練習等を行う。すな
わち、生徒は、上記ハードディスクに記録されたテキス
ト及びセンテンスのうち、最初のテキストの最初のセン
テンスから再生を行いたい場合は、再生キー35をオン
操作する。上述のように、上記マスターディスクに記録
された音声データの記録開始アドレス及び記録終了アド
レス等のTOCデータは、上記編集データ記録領域に記
録されいてる。このため、上記システムコントローラ5
は、再生が指定される前に予め上記編集データ記録領域
に記録された上記TOCデータを再生して、各テキスト
及び各センテンスの音声データの記録位置を認識する。
そして、上記再生キー35がオン操作されると、上記ハ
ードディスクに記録されている音声データのうち、テキ
スト番号1内のセンテンス番号1の音声データから再生
を開始するように上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0043】なお、この再生される音声データの中に
は、上記教師の発音した音声データの他、その音声デー
タの絶対時間を示す絶対時間コードが含まれている。
【0044】上記システムコントローラ5は、上記ハー
ドディスクから読み取られた音声データを、上記再生用
バッファメモリ4の第1の記憶領域4a又は第2の記憶
領域4bの記憶容量に相当する0.512秒分(409
6バイト)を一単位とし、これを高速転送し書き込むよ
うに上記第1の記憶領域4a又は第2の記憶領域4bを
制御する。同時に、上記システムコントローラ5は、上
記8KHzのタイミング信号をインタラプト要求信号と
し、これを上記第1の記憶領域4a又は第2の記憶領域
4bに供給する。これにより、上記第1の記憶領域4a
又は第2の記憶領域4bに書き込まれた音声データは、
例えば8ビットの音声データとして125μsec毎に
順次読み出され、上記バスライン10を介して上記コー
デック7に供給される。
【0045】上記システムコントローラ5は、上記各記
憶領域4a,4bのうち何れか一方が空の状態となる
と、次のデータを上記ハードディスクから読み出すよう
に上記ディスクレコーダ2を制御する。なお、この間に
も125μsec毎にもう一方の記憶領域より上記コー
デック7に音声データが転送され続ける。上記システム
コントローラ5は、このように音声データの再生時に
は、上記第1の記憶領域4a及び第2の記録領域4bを
時分割で使用するように上記再生用バッファメモリ4を
制御する。
【0046】上記コーデック7は、上記各記憶領域4
a,4bから供給された上記音声データをD/A変換し
てアナログ信号である音声信号を形成し、これを上記ス
ピーカ装置8に供給する。これにより、上記スピーカ装
置8から教師の音声等が発音される。生徒は、このスピ
ーカ装置8から発音される教師の音声に従って発音練習
等を行う。
【0047】なお、上記システムコントローラ5は、再
生中の音声データのテキスト番号及びセンテンス番号を
示すデータを上記TOCデータから再生し、これらをそ
れぞれ上記コーデック7に供給する。上記コーデック7
は、上記テキスト番号及びセンテンス番号を示すデータ
をそれぞれ上記テキスト番号表示部20及びセンテンス
番号/センテンス終了表示部21に供給する。これによ
り、上記テキスト番号表示部20及びセンテンス番号/
センテンス終了表示部21に、上記再生中の音声データ
のテキスト番号及びセンテンス番号がそれぞれ表示され
る。
【0048】また、上記音声データとともに再生され
る、その音声データの絶対時間コードは、上記コーデッ
ク7を介して上記カウンタ22に供給される。これによ
り、現在再生中の音声データの絶対時間コード(再生に
おける経過時間)が上記カウンタ22に表示される。
【0049】このような音声データの再生は、上記シス
テムコントローラ5が、上記図2に示す停止キー34が
オン操作されたのを検出するか、又は、上記ハードディ
スクに記録されている全音声データの再生が終了したの
を検出するまで続けられる。
【0050】以上の説明は、上記最初のテキストの最初
のセンテンスから再生を行いたい場合についての説明で
あったが、所望のテキスト又はセンテンスの再生を行う
場合には、この所望のテキスト又はセンテンスを指定し
て再生を行う、いわゆる検索を行うことができる。
【0051】すなわち、生徒が、上記テキスト後退キー
30及びテキスト前進キー31をオン操作すると上記シ
ステムコントローラ5がこれを検出し、上記各キー3
0,31がオン操作される毎に、表示するテキスト番号
を1づつカンウトダウン又はカウントアップするように
上記テキスト番号表示部20を制御する。また、生徒
が、上記センテンス後退キー32及びセンテンス前進キ
ー33をオン操作すると上記システムコントローラ5が
これを検出し、上記各キー32,33がオン操作される
毎に、表示するセンテンス番号を1づつカンウトダウン
又はカウントアップするように上記センテンス番号/セ
ンテンス終了表示部21を制御する。
【0052】生徒は、上記テキスト番号表示部20及び
上記センテンス番号/センテンス終了表示部21に表示
されるテキスト番号及びセンテンス番号に基づいて所望
のテキスト又はセンテンスを選択する。そして、上記所
望のテキスト又はセンテンスの選択を行った後に、上記
再生キー35をオン操作する。上記システムコントロー
ラ5は、上記再生キー35がオン操作されると、上記選
択されたテキスト又はセンテンスの音声データの再生を
行うように上記ディスクレコーダ2を制御する。これに
より、上記選択されたテキスト又はセンテンスの音声デ
ータが再生され、上記スピーカ装置8から発音がなされ
る。
【0053】また、もう少し細かい検索を行いたい場合
は、生徒は、上述のように所望のテキスト及びセンテン
スを選択して再生し、この再生中に、早戻しキー28又
は早送りキー29をオン操作する。上記システムコント
ローラ5は、再生中に、上記早戻しキー28又は早送り
キー29をオン操作されたことを検出すると、上記各キ
ー28,29がオン操作されている間だけ、例えば2〜
3秒毎の飛び越し再生を行うように上記ディスクレコー
ダ2を制御するとともに、上記絶対時間コードを上記2
〜3秒毎に高速に進め又は戻すように上記カウンタ22
を制御する。
【0054】これにより、例えばセンテンス内の所望の
箇所等のような細かな音声データの検索も高速且つ簡単
に行うことができる。
【0055】ここで、例えば発音練習を行う場合、教師
の発音が速すぎて単語が聞き取り難い場合がある。本実
施例に係る音声記録再生装置には、キーパネル9に変速
再生キー40が設けられており、上記システムコントロ
ーラ5は、上記変速再生キー40がオン操作される毎
に、再生速度を例えば標準速,3/4速及び1/2速に
可変制御するようになっている。
【0056】すなわち、上記再生が開始されると、この
再生された音声データが上記再生用バッファメモリ4に
記憶され、このバッファメモリ4に記憶された音声デー
タが125μsec毎に順次読み出され発音されるが、
この再生中に上記変速再生キー40がオン操作される
と、上記システムコントローラ5は、例えば32mse
cを1単位とし、n単位につきm単位を2回づつ繰り返
して音声データを読み出すように上記再生用バッファメ
モリ4を制御する。これにより、n/(n+m)の速度
で音程(ピッチ)が不変の低速再生を行うことができ
る。
【0057】具体的には、上記再生中に、上記変速再生
キー40が1回オン操作されると、上記システムコント
ローラ5は、それまで図3(a)に示すようにA,B,
C,D,E,F,G・・・の順で読み出していた音声デ
ータを、図3(b)に示すように32msecを1単位
とし、A,B,C,C,D,E,F,F,G・・・のよ
うに、3単位目の音声データを2回繰り返して読み出す
ように上記バッファメモリ4を制御する。これにより、
再生速度は3/4であるが、ピッチは変わらない音声を
上記スピーカ装置8から発音することができる。このた
め、細かい発音まで聞き取ることができ、より教師の発
音に近い発音を行うことができる。
【0058】なお、上記再生用バッファメモリ4に記憶
された音声データを、n単位につきm単位を省略して読
み出すように該再生用バッファメモリ4を制御すること
により、n/(n−m)の再生速度でピッチ不変の高速
再生を行うことができる。当該音声記録再生装置は、上
記変速再生キー40をオン操作することにより、ピッチ
不変の低速再生のみが行えるようにしたが、上述のよう
なピッチ不変の高速再生機能を設けてもよい。
【0059】次に、外国語を習得するには、様々な学習
方法がある。このため、当該音声記録再生装置には、自
分に合った所望の学習方法が選択できるように、上記シ
ステムコントローラ5を作動するソフトウェアに、モー
ド番号0〜6の6つの学習方法がプログラムされてい
る。上記各モードは、図2に示すモード選択キー38で
選択することができる。すなわち、上記システムコント
ローラ5は、上記モード選択キー38がオン操作される
毎に、モード表示部39に表示するモード番号を0から
1つづつカウントアップし、6までカウントアップした
後、再び0に戻り、再度上記カウントアップするように
上記モード表示部39を制御する。
【0060】具体的には、上記モード番号0は、上記テ
キスト及びセンテンスの音声データの通常の再生のみが
行えるモードであり、この番号のモードが選択されたと
きは、上記システムコントローラ5は上述のように選択
されたセンテンスの音声データを再生するように上記デ
ィスクレコーダ2を制御する。
【0061】次に、上記モード番号1は、主として発音
練習に用いられるモードであり、このモードが選択され
ると上記システムコントローラ5は、まず、現在のセン
テンスの音声データを再生するように上記ディスクレコ
ーダ2を制御する。これにより、上記スピーカ装置8か
ら上記センテンスの音声データに応じた発音がなされ
る。次に、上記システムコントローラ5は、上記ヘッド
セット11からの音声入力が得られるように上記音声信
号選択回路12を制御する。上記スピーカ装置8から発
音される音声は、例えば教師が発音した単語であり、生
徒はこの教師の発音に習って自分でその単語の発音を行
う。この生徒の音声は、ヘッドセット11により集音さ
れ、音声信号として上記音声信号選択回路12を介して
上記コーデック7に供給される。上記コーデック7に供
給された上記音声信号は、上述のようにデジタルデータ
である音声データに変換され、上記記録用バッファメモ
リ3を介して上記ディスクレコーダ2に供給される。上
記システムコントローラ5は、この音声データを上記ハ
ードディスクの生徒用記録領域に記録するように上記デ
ィスクレコーダ2を制御する。次に、上記システムコン
トローラ5は、上記現在のセンテンスの次のセンテンス
の音声データを再生するように上記ディスクレコーダ2
を制御する。また、上記次のセンテンスの音声データの
再生を行った後は、上記ヘッドセット11からの音声信
号の入力が得られるように上記音声信号選択回路12を
制御し、上記生徒が発音した音声の記録を行うように上
記ディスクレコーダ2を制御する。
【0062】このように、上記モード番号1が選択され
たときには、上記システムコントローラ5は、上記教師
により記録されたセンテンスの音声データの再生及び生
徒により発音された音声の記録を交互に行うように上述
の制御を行う。これにより、生徒は、一通りの発音練習
が終了した後に、上記記録した自分の音声を再生して聞
き返すことができ、自分の発音の欠点等を認識すること
ができる。
【0063】次に、上記モード番号2は、上記モード番
号1と同様に主として発音練習に用いられるモードであ
り、このモードが選択されると上記システムコントロー
ラ5は、まず、現在のセンテンスの音声データを再生す
るように上記ディスクレコーダ2を制御する。これによ
り、上記スピーカ装置8から上記センテンスの音声デー
タに応じた音声が発音される。次に、上記システムコン
トローラ5は、上記ヘッドセット11からの音声入力が
得られるように上記音声信号選択回路12を制御する。
上記スピーカ装置8から発音される音声は、例えば教師
が発音した単語であり、生徒はこの教師の発音に習って
自分でその単語の発音を行う。上記ヘッドセット11に
より集音された上記生徒の音声は、上述のようにディス
クレコーダ2に供給される。上記システムコントローラ
5は、この生徒の音声を上記生徒用記録領域に記録する
ように上記ディスクレコーダ2を制御する。次に、上記
システムコントローラ5は、上記生徒用記録領域に先程
記録した生徒の音声を再生するように上記ディスクレコ
ーダ2を制御する。これにより、上記スピーカ装置8か
ら先程自分で発音した音声が発音される。次に上記シス
テムコントローラ5は、上記現在のセンテンスの次のセ
ンテンスの音声データを再生するように上記ディスクレ
コーダ2を制御する。また、上記次のセンテンスの音声
データの再生を行った後は、上記生徒の音声を記録し再
生するように上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0064】このように、上記モード番号2が選択され
たときには、上記システムコントローラ5は、上記教師
により記録されたセンテンスの音声データを再生し、次
に生徒により発音された音声の記録及び再生するような
動作が繰り返し行われるように上述の制御を行う。これ
により、生徒は自分の行った発音をすぐに確かめること
ができ、より効率よく発音練習を行うことができる。
【0065】次に、上記モード番号3は、主として対話
練習に用いられるモードである。上記ハードディスクに
は、このモード番号3用として、例えば2人の教師によ
る一連の会話が記録されており、この会話を構成する1
つ1つの文章がセンテンスに分割されている。このモー
ドが選択されると上記システムコントローラ5は、ま
ず、現在のセンテンスの音声データを再生するように上
記ディスクレコーダ2を制御する。これにより、上記ス
ピーカ装置8から一方の教師が発音した音声が発音され
る。次に、上記システムコントローラ5は、上記ヘッド
セット11からの音声入力が得られるように上記音声信
号選択回路12を制御する。生徒はこの一方の教師の言
葉に受け答えするように、すなわち、他方の教師が発音
した言葉と同じ言葉を発音する。上記システムコントロ
ーラ5は、ヘッドセット11により集音された上記生徒
の音声を、上述のように上記ハードディスクの生徒用記
録領域に記録するように上記ディスクレコーダ2を制御
する。次に、上記システムコントローラ5は、ひとつ飛
んで次のセンテンスを再生するように上記ディスクレコ
ーダ2を制御する。これにより、上記生徒の言葉に答え
る上記一方の教師の音声が上記スピーカ装置8から発音
される。次に上記システムコントローラ5は、上述のよ
うに上記ヘッドセット11から入力される、上記一方の
教師の言葉に答える生徒の言葉を、上記生徒用記録領域
に記録するように上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0066】すなわち、上記システムコントローラ5
は、このモード番号3が選択されたときには、上記ハー
ドディスクに記録されている2人の教師の会話のうち、
一方の教師が発音した言葉のみを再生するとともに、生
徒により発音される他方の教師と同じ言葉を記録するよ
うに上記ディスクレコーダ2を制御する。これにより、
自分を上記他方の教師に見立てた会話練習を行うことが
できる。
【0067】なお、この場合、上記システムコントロー
ラ5は、現在のセンテンスを再生し、次にひとつ飛んで
次のセンテンスを再生するように上記ディスクレコーダ
2を制御するため、上記現在のセンテンスが上記一方の
教師の音声が記録されている場合、該一方の教師の音声
のみ再生が行われるが、上記現在のセンテンスを、上記
センテンス後退キー32又はセンテンス前進キー33を
用いて他方の教師の音声が記録されているセンテンスと
することにより、該他方の教師の音声のみを再生するこ
とができる。これにより、自分を上記一方の教師に見立
てた会話練習も行うことができる。
【0068】次に、上記モード番号4は、上記モード番
号1及びモード番号2と同様に主として発音練習に用い
られるモードである。このモードが選択されると上記シ
ステムコントローラ5は、まず、現在のセンテンスの音
声データを再生するように上記ディスクレコーダ2を制
御する。これにより、上記スピーカ装置8から、例えば
教師の発音した単語の音声が発音される。生徒はこの教
師の発音に習って自分でその単語の発音を行う。このと
き、上記システムコントローラ5は、上記ヘッドセット
11からの音声入力が得られるように上記音声信号選択
回路12を制御する。これにより、上記ヘッドセット1
1により上記生徒の音声が集音され、上述のようにディ
スクレコーダ2に供給される。上記システムコントロー
ラ5は、この生徒の音声を上記生徒用記録領域に記録す
るように上記ディスクレコーダ2を制御する。次に、上
記システムコントローラ5は、上記生徒用記録領域に先
程記録した生徒の音声を再生するように上記ディスクレ
コーダ2を制御する。これにより、上記スピーカ装置8
から先程自分で発音した音声が発音される。次に上記シ
ステムコントローラ5は、上記現在のセンテンスの音声
データを再度再生するように上記ディスクレコーダ2を
制御する。また、上記現在のセンテンスの音声データを
再度再生した後は、上記生徒の音声を再度記録し再生す
るように上記ディスクレコーダ2を制御する。
【0069】このように、上記モード番号4が選択され
たときには、上記システムコントローラ5は、上記教師
により記録されたセンテンスの音声データを再生し、次
に生徒により発音された音声の記録及び再生し、次に再
度同じセンテンスの音声データの再生するように上述の
制御を行う。これにより、生徒は、同じ単語の発音練習
を納得するまで行うことができる。
【0070】次に、上記モード番号5は、上記モード番
号1,モード番号2及びモード番号4と同様に主として
発音練習に用いられるモードである。すなわち、例えば
自分の発する音声が自分では分かりにくい場合にこのモ
ードを選択する。このモードが選択されると上記システ
ムコントローラ5は、まず、上記ヘッドセット11から
の音声入力が得られるように上記音声信号選択回路12
を制御する。生徒は、上記ヘッドセット11を用いて所
望の単語等を発音する。この生徒により発音された単語
の音声は、上記ヘッドセット11により集音され、上述
のようにディスクレコーダ2に供給される。上記システ
ムコントローラ5は、上記生徒により発音された単語の
音声を、上記ハードディスクの上記生徒用記録領域に記
録するように上記ディスクレコーダ2を制御する。次
に、上記システムコントローラ5は、上記生徒用記録領
域に先程記録した生徒の音声を再生するように上記ディ
スクレコーダ2を制御する。これにより、上記スピーカ
装置8から先程自分で発音した音声が発音される。次に
上記システムコントローラ5は、再度、上記ヘッドセッ
ト11からの音声入力が得られるように上記音声信号選
択回路12を制御して生徒により発音された音声を上記
生徒用記録領域に記録するとともに、この記録した生徒
による音声を再生するように上記ディスクレコーダ2を
制御する。
【0071】このように、上記モード番号5が選択され
たときには、上記システムコントローラ5は、上記生徒
により発音されて音声の記録及び再生を繰り返すように
上記ディスクレコーダ2を制御する。これにより、生徒
は、自分の発音を確かめることができ、該自分の発音の
欠点等を認識することができる。
【0072】なお、上記モード番号0〜5の各モードを
実行する際に、上述の音声応答記録を選択することによ
り、上記ハードディスクの生徒用記録領域に無音記録を
することなく有音記録のみを行うことができる。
【0073】以上の説明から明らかなように、本実施例
に係る音声記録再生装置は、複数の学習モード(上記モ
ード番号0〜5)を設け、生徒が自由に所望のモードを
選択可能とすることにより、個人に適した学習を行うこ
とができる。このため、学習効果を高めることができ
る。
【0074】なお、上述の実施例の説明では、例えば上
記コーデック7は供給される音声信号を125μsec
毎にA/D変換し、また、上記記録用バッファメモリ3
には、それぞれ0.512秒分の第1,第2の記憶領域
3a,3bが設けられていることとする等のように、よ
り詳しく説明するために具体的な数値を用いたが、これ
は、上述の数値には一切限定されることはなく、任意で
良いことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】本発明に係る音声記録再生装置は、音声
データの記録再生を操作する操作部からの音声データ
を、記憶手段を介してディスクレコーダに供給してディ
スクに記録し、また、上記ディスクレコーダにより上記
ディスクから再生された音声データを上記記憶手段を介
して上記操作部に供給して発音するような音声記録再生
装置であって、記録再生モード選択手段により、上記デ
ィスク上に一単位の再生領域の音声データとして記録さ
れたテキストの音声データを複数の部分再生領域に分割
することにより形成されたセンテンスの音声データの再
生と、ユーザによる音声データの記録と、このユーザに
より記録された音声データの再生との実行順序を異なら
せて形成された複数の記録再生モードの中から所望の記
録再生モードを選択すると、その選択された記録再生モ
ードに応じて記録再生を行うように制御手段がディスク
レコーダを制御する。このため、自分に適した記録再生
モードを実行することができる。
【0076】従って、本発明に係る音声記録再生装置で
発音練習を行った場合、自分に適した学習を行うことが
でき、学習効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の音声記録再生装置のブロ
ック図である。
【図2】上記実施例の音声記録再生装置の操作部内に設
けられているキーパネルを示す概略図である。
【図3】上記実施例の音声記録再生装置のピッチ不変の
変速再生の仕方を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・操作部 2・・・・・・・・・・ディスクレコーダ 3・・・・・・・・・・記録用バッファメモリ 3a・・・・・・・・・記録用バッファメモリの第1の
記憶領域 3b・・・・・・・・・記録用バッファメモリの第2の
記憶領域 4・・・・・・・・・・再生用バッファメモリ 4a・・・・・・・・・再生用バッファメモリの第1の
記憶領域 4b・・・・・・・・・再生用バッファメモリの第2の
記憶領域 5・・・・・・・・・・システムコントローラ 6・・・・・・・・・・マイクロホン 7・・・・・・・・・・コーデック 8・・・・・・・・・・スピーカ装置 9・・・・・・・・・・キーパネル 10・・・・・・・・・バスライン 11・・・・・・・・・ヘッドセット 12・・・・・・・・・音声信号選択回路 20・・・・・・・・・テキスト番号表示部 21・・・・・・・・・センテンス番号/センテンス終
了表示部 22・・・・・・・・・カウンタ 23・・・・・・・・・テキスト削除キー 24・・・・・・・・・センテンス削除キー 25・・・・・・・・・センテンス末再生キー 26・・・・・・・・・センテンス分割/微調キー 27・・・・・・・・・センテンス連結キー 28・・・・・・・・・早戻しキー 29・・・・・・・・・早送りキー 30・・・・・・・・・テキスト後退キー 31・・・・・・・・・テキスト前進キー 32・・・・・・・・・センテンス後退キー 33・・・・・・・・・センテンス前進キー 34・・・・・・・・・停止キー 35・・・・・・・・・再生キー 36・・・・・・・・・記録キー 37・・・・・・・・・音声応答記録キー 38・・・・・・・・・モード選択キー 39・・・・・・・・・モード表示部 40・・・・・・・・・変速再生キー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データの記録再生を操作する操作部
    からの音声データを、記憶手段を介してディスクレコー
    ダに供給してディスクに記録し、また、上記ディスクレ
    コーダにより上記ディスクから再生された音声データを
    上記記憶手段を介して上記操作部に供給して発音するよ
    うな音声記録再生装置であって、 上記ディスク上に一単位の再生領域の音声データとして
    記録されたテキストの音声データを複数の部分再生領域
    に分割することにより形成されたセンテンスの音声デー
    タの再生と、ユーザによる音声データの記録と、このユ
    ーザにより記録された音声データの再生との実行順序を
    異ならせた複数の記録再生モードの中から所望の記録再
    生モードを選択するための記録再生モード選択手段と、 上記記録再生モード選択手段により記録再生モードが選
    択されると、その選択された記録再生モードに応じて音
    声データの記録再生が行われるように上記ディスクレコ
    ーダを制御する制御手段とを有することを特徴とする音
    声記録再生装置。
JP13784592A 1992-04-22 1992-04-30 音声記録再生装置 Pending JPH05307348A (ja)

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US08/048,503 US5810600A (en) 1992-04-22 1993-04-20 Voice recording/reproducing apparatus
KR1019930006767A KR940006078A (ko) 1992-04-24 1993-04-22 음성 기록 재생 장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282528A (ja) * 2009-06-12 2009-12-03 Sun Corp 録音再生装置、録音再生方法、およびプログラム

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