JPH05307334A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH05307334A
JPH05307334A JP4284571A JP28457192A JPH05307334A JP H05307334 A JPH05307334 A JP H05307334A JP 4284571 A JP4284571 A JP 4284571A JP 28457192 A JP28457192 A JP 28457192A JP H05307334 A JPH05307334 A JP H05307334A
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toner
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泰夫 浪
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Jiro Ishizuka
二郎 石塚
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一夫 岸野
Hideo Kawamoto
英雄 川元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像乱れを生じることなくフルカラーの両面
画像を定着する。 【構成】 定着ローラ対の表面に反撥弾性率を夫々50
%以下、特には30〜50%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ等の画
像形成装置に用いられる定着装置、特にはフルカラー画
像を記録材の両面に形成することが可能な画像形成装置
に用いられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定着装置としては、少なくとも一方が加
熱された回転体対で未定着画像を支持した記録材を挟持
搬送して定着を行なう熱ローラ方式が普及している。
【0003】この熱ローラ方式ではニップ幅を得るため
に一方の回転体にシリコンゴム等のゴム層を用いてい
る。
【0004】このゴムとしては、反発弾性率の高いもの
の方が搬送性に優れ定着装置の回転体用として好ましい
とされており、多くの白黒型の画像形成装置に用いられ
ている。
【0005】また、フルカラー画像形成装置では、トナ
ーが多層で層厚が厚いため定着ローラ対の両方にゴム層
を用いることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしフルカラーの両
面画像を形成する場合、反撥弾性率の高いゴムを用いる
と次のような問題点がある。
【0007】フルカラーの未定着トナー像は各色のトナ
ーによって多層に形成されており、定着後の画像の層厚
も白黒に比べて厚くなっている。したがって、第二面目
の定着のために記録材が上記ニップ部に進入すると、既
に定着された第一面の画像の凹凸により微量の進入角の
変化、進入速度の変化、記録材の振動等が発生して、第
二面の画像が乱されてしまうという問題点があった。次
に、フルカラーの画像は上述したように多層であるた
め、白黒画像よりも加熱量を多くする必要がある。ま
た、混色性を良くするためにカラートナーには溶融性の
高いものが用いられており、上記回転体へのオフセット
の防止のための離型剤の塗布量も白黒用の装置よりは多
くなっている。したがって、フルカラーの画像形成装置
の定着装置においては、長期の加熱、離型剤等の影響に
より回転体表面が変形する場合があり、上記の画像の乱
れが著しくなるという問題点があった。つまり、初期に
おいては画像が良好であっても長期の使用には耐えられ
ないものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、記録材の一面に積層された複数色のトナー像を定
着回転体対で混色定着した後、他面に積層された複数色
のトナー像を定着回転体対で混色定着して記録材の両面
にフルカラー画像を形成することが可能な定着装置にお
いて、上記定着回転体対は夫々、反撥弾性率が50%以
下の弾性体表層を有することを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】図4は本発明の実施例の定着装置を用いた記
録材の両面にフルカラー画像を形成できる画像形成装置
の断面図である。
【0010】装置本体1の右側(図4右側)から装置本
体の略中央部に亘って設けられている転写材搬送系I
と、装置本体1の略中央部に、上記転写材搬送系Iを構
成している転写ドラム115に近接して設けられている
潜像形成部IIと、上記潜像形成部IIと近接して配設
されている現像手段、すなわち回転式現像装置IIIと
に大別される。
【0011】上記転写材搬送系Iは、以下のような構成
となっている。先ず、上記装置本体1の右壁(図4右
側)に開口部が形成されており、該開口部に着脱自在な
転写材供給用トレイ102,103が一部機外に突出し
て配設されている。該トレイ102,103の略直上部
には給紙用ローラ104,105が配設され、これら給
紙用ローラ104,105と左方に配された矢印A方向
に回転自在な転写手段たる転写ドラム115とを連絡す
るように、給紙ローラ6及び給紙ガイド107,108
が設けられている。上記転写ドラム115の外周面近傍
には回転方向上流側から下流側に向って当接用ローラ1
09、グリッパ110、転写材分離用帯電器111、分
離爪112が順次配設されている。また、上記転写ドラ
ム115の内周側には転写帯電器113、転写材分離用
帯電器114が配設されている。転写ドラム115の転
写材が巻き付く部分にはポリ弗化ビニリデン等により成
る転写シート(図示せず)が貼り付けられており、転写
材は該転写シート上に静電的に密着貼り付けされてい
る。上記転写ドラム115の右側上部には上記分離爪1
12と近接して搬送ベルト手段116が、そして該搬送
ベルト手段116の転写材搬送方向終(右)端には定着
装置118が配設されている。該定着装置118よりも
さらに搬送方向後流には装置本体101外へと延在し、
装置本体101に対して着脱自在な排出用トレイ117
が配設されている。
【0012】次に、上記潜像形成部IIの構成を説明す
る。先ず、図1矢印B方向に回転自在な潜像担持体たる
感光ドラム119が、外周面を上記転写ドラム115の
外周面と当接して配設されている。上記感光ドラム11
9の上方でその外周面近傍には、該感光ドラム119の
回転方向上流側から下流側に向って除電用帯電器12
0、クリーニング手段121及び一次帯電器123が順
次配設され、さらに上記感光ドラム119の外周面上に
静電潜像を形成するためのレーザービームスキャナのご
とき像露光手段124、及びミラーのごとき像露光反射
手段125が配設されている。
【0013】最後に上記回転式現像装置IIIの構成は
以下のごとくである。上記感光ドラム119の外周面と
対向する位置に、回転自在な筐体(以下「回転体」とい
う)126が配設され、該回転体126中には四種類の
現像装置が周方向の四位置に搭載され、上記感光ドラム
119の外周面上に形成された静電潜像を可視化(すな
わち現像化)するようになっている。上記四種類の現像
装置は、それぞれイエロー現像装置127Y、マゼンタ
現像装置127M、シアン現像装置127C及びブラッ
ク現像装置127BKとなっている。
【0014】上述したごとき構成の画像形成装置全体の
シーケンスについて、まず、フルカラーモードの場合を
例として簡単に説明する。上述した感光ドラム119が
図1矢印B方向に回転すると、該感光ドラム119上の
感光体は一次帯電器123によって均等に帯電される。
なお、図4装置においては、各部動作速度(以下、プロ
セススピードとする)は160mm/secである。一
次帯電器123による感光体に対する均等な帯電が行な
われると、原稿128のイエロー画像信号にて変調され
たレーザ光Eにより画像露光が行われ、感光ドラム11
9上に静電潜像が形成され、回転体126の回転により
あらかじめ現像位置に定置されたイエロー現像装置12
7Yによって上記静電潜像の現像が行われる。
【0015】一方、給紙ガイド107、給紙ローラ10
6、給紙ガイド108を経由して搬送されてきた転写材
は、所定のタイミングにてグリッパ110により保持さ
れ、当接用ローラ109と該当接用ローラ109と対向
している電極とによって静電的に転写ドラム115に巻
き付けられる。転写ドラム115は、感光ドラム119
と同期して図4矢印A方向に回転しており、イエロー現
像装置127Yで現像された顕画像は、上記感光ドラム
119の外周面と上記転写ドラム115の外周面とが当
接している部位にて転写帯電器113によって転写され
る。転写ドラム115はそのまま、回転を継続し、次の
色(図4においてはマゼンタ)の転写に備える。
【0016】一方、感光ドラム119は上記除電用帯電
器120により除電され、従来公知のブレード法による
クリーニング手段121によってクリーニングされた
後、再び一次帯電器123によって帯電され、次のマゼ
ンタ画像信号により上記のような像露光を受ける。上記
回転式現像装置は、感光ドラム119上に上記像露光に
よってマゼンタ画像信号による静電潜像が形成される間
に回転して、マゼンタ現像装置127Mを上述した所定
の現像位置に定置せしめ所定のマゼンタ現像を行う。引
き続いて、上述したごときプロセスをそれぞれシアン色
及びブラック色に対しても実施し、四色分の転写が終了
すると、転写材上に形成された四色顕画像は各帯電器1
20,114により除電され、上記グリッパ110によ
る転写材の把持が解除されると共に、該転写材は、分離
爪112によって転写ドラム115より分離され、搬送
ベルト116で定着装置118に送られ、熱と圧力によ
り定着され一連のフルカラープリントシーケンスが終了
し、排紙コロ152により排出され所要のフルカラープ
リント画像が形成されることとなる。
【0017】次に、この画像形成装置に用いられるトナ
ーについて説明する。
【0018】このフルカラートナーには、熱を印加した
際の溶融性、混色性が良いことが要求されるため、軟化
点が低く、かつ溶融粘度に低いシャープメルト性のトナ
ーが使用される。こうしたシャープメルトトナーを使用
することにより、複写物の色再現範囲を広め、原稿の多
色またはフルカラー像に忠実なカラーコピーを得ること
ができるからである。
【0019】このようなシャープメルトトナーは、例え
ばポリエステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル
樹脂のごとき結着樹脂、着色剤(染料、昇華性染料)、
荷電制御剤等のトナー形成用材料を溶融混練、粉砕、分
級することにより製造される。必要とあらば、トナーに
各種外添剤(例えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加
する外添工程を付加してもよい。このようなカラートナ
ーとしては定着性、シャープメルト性を考慮すると結着
樹脂としてポリエステル樹脂を使用したものが特に好ま
しい。シャープメルト性ポリエステル樹脂としてはジオ
ール化合物とジカルボン酸とから合成される分子の主鎖
にエステル結合を有する高分子化合物が例示される。
【0020】特に、次式
【0021】
【外1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,y
はそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上
のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエ
ステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸等)とを少なくとも共
縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有
するのでより好ましい。
【0022】ポリエステル樹脂の軟化点は、75〜15
0℃、好ましくは80〜120℃が良い。
【0023】このポリエステル樹脂を結着樹脂として含
有するシャープメルトトナーの軟化特性の例を図5に示
す。測定条件は以下の通りである。
【0024】フローテスターCFT−500A型(島津
製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2m
m、厚み1.0mmとして20Kgの押出荷重を加え初
期設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分
の速度で等速昇温したとき描かれるトナーのプランジャ
ー降下量−温度曲線(以下軟化S字曲線という)を求め
た。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用
い、プランジャー断面積は1.0cm2とする。軟化S
字曲線は図9のようなカープとなる。等速昇温するに従
い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プラン
ジャー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状態となっ
たトナーは大きく流出し(B→C→D)プランジャー降
下が停止し終了する(D→E)。
【0025】S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/
2のC点に対応する温度T0はトナーの軟化点を示す。
【0026】トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を
有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融
粘度を測定することにより判定できる。
【0027】このようなシャープメルト性を有するトナ
ーまたは結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が103ポイ
ズを示すときの温度をT1、5×102ポイズを示すと
きの温度をT2としたとき、 T1=90〜150℃ |ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0028】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は加熱されることにより極めてシャー
プに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘
度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混
合を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急激に
増加させ、良好な減色混合を起こすものである。
【0029】次に両面コピー時の動作について説明す
る。
【0030】尚、150は再給紙ローラ、151は再給
紙のための搬送通路である。
【0031】現像装置IIIにおいて現像され、未定着
トナー像を表面に担持した転写材は搬送ベルト手段16
により搬送され定着ローラ129及び加圧ローラ130
により定着された後、排紙ローラ152によって排紙ト
レイ117にもたらされる。
【0032】この排紙された転写材を手差し口から手差
しすることにより再給紙ローラ50により再び給紙され
て搬送通路51を通り、再び潜像形成部IIへ搬送され
て表面と同様にして裏面にカラー画像を形成する。こう
して、表面にすでに定着されたカラー画像をもち、裏面
に転写された未定着カラートナー像を担持した転写材は
搬送ベルト手段16により定着ローラ29及び加圧ロー
ラ30まで運ばれて定着が行なわれ、最終的に排紙トレ
イ17へ運ばれて両面カラーコピーが終了する。
【0033】次に本実施例の定着装置について説明す
る。
【0034】図1において1は定着ローラである。該定
着ローラ1はアルミニウム製の芯金5の外層に本発明に
係る付加型シリコーンゴム6を2mmの厚さに被覆して
形成されている。該定着ローラ1の下側には加圧ローラ
2が設けられており、該加圧ローラ2はアルミニウム製
の芯金7の外層に本発明に係る付加型シリコーンゴム9
を被覆して1mmの層を形成している。これら二つのロ
ーラは互いに圧接するように配設されており、駆動手段
(図示せず)により図1の矢印bの方向に回転駆動され
るようになっている。また、上記定着ローラ1内には加
熱源であるハロゲンヒータ10が配設されており、制御
手段(図示せず)は定着ローラ1に当接させたサーミス
タ16により温度を検知しながら該ハロゲンヒータ10
への通電を断続的に制御している。このようにして、定
着ローラ1の温度は記録材14上の未定着トナー像13
を該記録材14上に定着させるのに適切な所定温度(1
70℃)に保たれるようになっている。さらに、定着ロ
ーラ1の上方には該定着ローラ1の表面上にオフセット
したトナーをクリーニングするためのクリーニング装置
4が設けられており、押圧ローラ18により不織布19
を上記定着ローラ1の表面に接触させる構成となってい
る。
【0035】以上のような本実施例装置において、未定
着トナー像13を担持した記録材14は図1中の矢印a
の方向へ搬送手段(図示せず)により搬送されると、駆
動手段(図示せず)により図1中矢印b方向に回転駆動
される定着ローラ1と加圧ローラ2との圧接部(以下、
ニップ部とする)間に通され、ハロゲンヒータ10から
定着ローラ1を介して供給される所定の温度に制御され
た熱により記録材14上に担持された未定着トナー像1
3が記録材14上に定着される。
【0036】本実施例で用いたトナーの構成は以下の通
りである。 1.マゼンタトナー ポリエステル系のメインバインダー100重量部に対し
て、 顔料C.I.ソルベントレッド49 4重量部 染料C.I.ピグメントレッド122 0.7重量部 荷電制御剤 4重量部 外添剤 2.シアントナー ポリエステル系のメインバインダー100重量部に対し
て、 フタロシアニン顔料 5重量部 荷電制御剤 4重量部 外添剤 3.イエロートナー ポリエステル系のメインバインダー100重量部に対し
て、 C.I.ピグメントイエロー17 5重量部 荷電制御剤 4重量部 外添剤 4.ブラックトナー ポリエステル系のメインバインダー100重量部に対し
て、 カーボンブラック 5重量部
【0037】本実施例では、以上のようなトナーを混色
することによりフルカラー画像を形成している。したが
って、記録材上のトナー層厚が厚いため、定着ローラ1
及び加圧ローラ2の表層の反発弾性率が高過ぎると画像
乱れを生じる。
【0038】本実施例では定着ローラ及び加圧ローラ共
に、粘度100000ポイズの末端ビニル封鎖の直鎖状
ジメチルポリシロキサン40重量部とラダーポリマーで
あるレジン状オルガノポリシロキサン60重量部からな
り、反発弾性率40%の付加型シリコーンゴムを用い
た。
【0039】以下、本実施例によるローラと反発弾性率
を変えたローラとの比較実験について説明する。比較の
対象としたローラは、定着ローラ及び加圧ローラの両方
が反発弾性率70%のローラ対と、両方が60%のロ
ーラ対と、定着ローラが70%で加圧ローラが40%
のローラ対と、定着ローラが60%で加圧ローラが4
0%のローラ対であり、フルカラー画像を両面に形成
する耐久実験においてそれぞれ比較した。尚、ローラ表
面の変形はすべてのローラで同一であった。また、定着
ローラと加圧ローラの回転速度は90mm/secとし
た。
【0040】〔実験結果〕 ローラ対(両方の反発弾性率が70%のもの) 初期より画像乱れ ローラ対(両方の反発弾性率が60%のもの) 5000枚で画像乱れ発生 ローラ対(70%と40%の組み合わせ) 10000枚で画像乱れ発生 ローラ対(60%と40%の組み合わせ) 20000枚で画像乱れ発生 本実施例のローラ対(両方の反発弾性率が40%) 50000枚でも画像乱れ無し
【0041】このように、本実施例によれば画像乱れが
無く、良好な画像を形成することができた。なお、他に
も反発弾性率を種々変更して同様な条件で実験を行った
結果、定着ローラ及び加圧ローラの両方の反発弾性率が
50%以下であれば、画像乱れの発生を長期に亘って防
ぎ得ることが分かった。
【0042】但し、反撥弾性率が低すぎると短時間で大
きく変形し、画像にローラー表面の変形による光沢ムラ
が発生したり、記録材の搬送が不安定となる。
【0043】次に両方が29%のローラ対の実験結果
を示す。 ローラ対(両方の反発弾性率が29%) 50000枚でも画像乱れ無いが初期のローラ変形によ
る光沢ムラ発生 このため両方の反撥弾性率を30%以上とすることが更
に好ましい。
【0044】図2に本発明の別の実施例の定着装置を示
す。
【0045】なお、第一実施例との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0046】本実施例の定着ローラ1には、定着ローラ
表面に対するトナーの離型性を向上させるため、定着装
置の所定箇所に離型剤塗布装置3が設けられている。こ
の離型剤塗布装置3は、オイルタンク内のシリコーンオ
イル12を汲み上げローラ21及び22を介して離型剤
塗布ローラ11に汲み上げ、ブレード20により塗布量
を制御して定着ローラ1に塗布するように構成されてい
る。さらに、この離型塗布装置3は定着ローラ1に対し
て接離可能となっており、本実施例では記録材14がニ
ップへ進入する1cm手前から離型剤塗布を開始し、記
録材14の後端がニップより1cm離れるまで離型剤を
塗布する構成となっている。他の構成は第一実施例と同
様である。また、定着ローラと加圧ローラの回転速度も
90mm/secと同様である。
【0047】本実施例においても第一実施例と同様の実
験を行ったが、比較したローラはシリコーンオイルの使
用により第一実施例よりも変形の程度が大きくそれぞれ
第一実施例よりも悪い結果となった。なお、この実験内
における各ローラの変形は本実施例のものを含めて同程
度であった。 ローラ対(両方の反発弾性率が29%) 50000枚でも画像乱れ無いが初期のローラ変形によ
る光沢ムラ発生 このように、各ローラ対〜はそれぞれ第一実施例よ
りも悪い結果となったにも拘らず、本実施例のローラ対
によれば第一実施例と同様に画像乱れの無い結果が得ら
れた。
【0048】また、両方が29%のローラ対の実験結
果は次の通りである。 ローラ対(両方の反発弾性率が29%) 50000枚でも画像乱れ無いが初期のローラ変形によ
る光沢ムラ発生
【0049】本発明の更に別の実施例の定着装置を図3
に示す。
【0050】本実施例は加圧ローラ2にもヒータ24を
備え、サーミスタ16を該加圧ローラ2に当接させたと
ころと、定着ローラと加圧ローラの回転速度を120m
m/secとしたところが第二実施例と異なる。本実施
例においても第二実施例と同様の実験を行った。
【0051】本実施例では、反撥弾性率の差による影響
を確認するため加圧ローラに、粘度100000ポイズ
の末端ビニル封鎖の直鎖状ジメチルポリシロキサン20
重量部とラダーポリマーであるレジン状オルガノポリシ
ロキサン80重量部からなり、反発弾性率46%の付加
型シリコーンゴムを用いて比較をした。
【0052】以下、本実施例によるローラと反発弾性率
を変えたローラとの比較実験について説明する。比較の
対象としたローラは、定着ローラ及び加圧ローラの両方
が反発弾性率70%のローラ対と、両方が60%のロ
ーラ対と、定着ローラが70%で加圧ローラが40%
のローラ対と、定着ローラが60%で加圧ローラが4
0%のローラ対であり、フルカラー画像を両面に形成
する耐久実験においてそれぞれ比較した。なお、ローラ
表面の変形はすべてのローラで同一であった。また、定
着ローラと加圧ローラの回転速度は90mm/secと
した。
【0053】〔実験結果〕 ローラ対(両方の反発弾性率が70%のもの) 初期より画像乱れ ローラ対(両方の反発弾性率が60%のもの) 4000枚で画像乱れ発生 ローラ対(70%と40%の組み合わせ) 8000枚で画像乱れ発生 ローラ対(60%と40%の組み合わせ) 14000枚で画像乱れ発生 本実施例のローラ対(両方の反発弾性率が40%) 50000枚でも画像乱れ無し 本実施例のローラ対(両方の反発弾性率が29%) 50000枚でも画像乱れ無いが初期のローラ変形によ
る光沢ムラ発生 本実施例のローラ対(40%と60%の組み合わせ) 50000枚でも画像乱れ無く、良好な画像が得られる
がニップからの排出方向が不安定 このように両方のローラの表面の弾性体層の反撥弾性率
を50%以下とすることで画像乱れを防止できるが、反
撥弾性率の差が大きいと記録材のニップからの排出方向
が不安定となりジャムが発生し易くなる。
【0054】このため表面弾性層間の反撥弾性率の差は
5%以下、特には3%以下が好ましい。
【0055】尚、これ迄の実施例では芯金上に表面弾性
層を設けたローラで説明したが、本発明は複数層構成の
ローラにも適用できる。
【0056】即ち、画像乱れに影響するのは表面層であ
り、複数層構成の場合も表面層の反撥弾性率を夫々50
%以下とすれば良い。
【0057】尚、反撥弾性率の測定はJIS K 63
01に準ずる。
【0058】
【発明の効果】以上本発明によれば、画像乱れを発生さ
せること無くフルカラーの両面画像の定着が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の第二実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図3】本発明の第三実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図4】本発明の実施例の定着装置を用いた画像形成装
置の断面図である。
【図5】本発明の実施例に用いられるトナーの物性を説
明する図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(定着用回転体) 2 加圧ローラ(定着用回転体) 6,9 付加型シリコーンゴム(表層) 13 未定着トナー像 14 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸野 一夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 川元 英雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材の一面に積層された複数色のトナ
    ー像を定着回転体対で混色定着した後、他面に積層され
    た複数色のトナー像を定着回転体対で混色定着して記録
    材の両面にフルカラー画像を形成することが可能な定着
    装置において、 上記定着回転体対は夫々、反撥弾性率が50%以下の弾
    性体表層を有することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 上記弾性体表層の反撥弾性率は夫々30
    %以上であることを特徴とする請求項1の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記定着回転体対の弾性体表層の反撥弾
    性率の差は5%以内であることを特徴とする請求項1も
    しくは2の定着装置。
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