JP3182004B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3182004B2
JP3182004B2 JP30500992A JP30500992A JP3182004B2 JP 3182004 B2 JP3182004 B2 JP 3182004B2 JP 30500992 A JP30500992 A JP 30500992A JP 30500992 A JP30500992 A JP 30500992A JP 3182004 B2 JP3182004 B2 JP 3182004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
image
transfer
toner
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30500992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06130834A (ja
Inventor
雅博 井上
泰夫 浪
貴裕 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30500992A priority Critical patent/JP3182004B2/ja
Publication of JPH06130834A publication Critical patent/JPH06130834A/ja
Priority to US08/709,628 priority patent/US5640658A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3182004B2 publication Critical patent/JP3182004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、記録材上
にトナー像を定着する際に離型剤を使用する定着装置を
備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、帯電、露光、現像等のプロセスを経
て感光ドラム(像担持体)上に形成されたトナー像は、
転写装置によって紙等の記録材上に転写され、その後、
定着装置の定着ローラ、加圧ローラ等によって加熱加圧
され、永久像として記録材上に固着される。
【0003】ところで、多色の画像形成装置、例えば4
色フルカラーの画像形成装置では、それぞれ色の異なっ
た4色のトナーが使用されるが、これら4色のトナー
は、転写ドラム(転写装置)のベース部材に張設された
フィルム状の記録材担持シートに巻き付けられた記録材
上に重ねるようにして順次転写される。記録材へのトナ
ー像の転写は、帯電トナーを感光ドラムから記録材に向
けて移動させる向きの転写電界を、転写装置の電界付与
手段によって形成することにより行う。その後、記録材
上のトナー像は定着装置によって加熱加圧されることに
より記録材上に定着される。したがってカラー用のトナ
ーの特性としては、定着装置で加熱したときの、溶融
性、混色性がよいことが要求される。溶融、混色が不良
であると、トナー粒子間にエアギャップが多くなり、空
気との界面での光の散乱によって、トナー色素本来の色
調が失われたり、トナーの重なった部分では下層のトナ
ーが上層のトナーに隠蔽されて色の再現性が低下したり
するからである。これら溶融性、混色性を満たすものと
して、軟化点が低く、しかも溶融粘度が低い、いわゆる
シャープメルト性のトナーが使用される。このようなト
ナーを使用することにより、色の再現性を高めて原稿に
忠実なカラーコピーを得ることができる。
【0004】しかし、一方シャープメルト性のトナー
は、親和力が大ききため、定着ローラにオフセットしや
すいという欠点がある。4色のトナー像が積層された記
録材は、定着装置において、加熱されるのに加えて加圧
も行われる。したがって親和力の大きいトナーは、この
加熱加圧によって、定着ローラに転移し付着しがちとな
る。定着ローラにトナーが転移すると、このトナーは、
次の記録材に転写されてしまったり、あるいは定着ロー
ラ上で固まったりし、いずれも画像不良の原因となる。
【0005】そこで、これらの不良を防止するために離
型剤を使用する。定着装置での記録材上のトナー像の定
着に先立ち、定着ローラ上にオイル等の液体の離型剤を
塗布するのである。これによって、トナー像を加熱加圧
する際、定着ローラは、記録材上のトナー像に対して直
接接触することなく、離型剤を介して接触することにな
り、トナーが定着ローラ側に転移して付着するのを有効
に防止している。
【0006】なお、トナー像の定着後に、定着ローラ上
に残った離型剤は、例えば不織布を備えたクリーニング
装置によって拭い取るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術によると、離型剤を使用することによってトナーが定
着ローラに転移することは防げるものの、記録材の両面
にコピーを行うと、今度は、離型剤が記録材から転写ド
ラムに、さらには転写ドラムから感光ドラムに転移し
て、画像不良を引き起こすという新たな問題が発生す
る。
【0008】すなわち、両面コピーの際に、記録材のは
じめにコピーを取る面を1面、次にコピーを取る面を2
面とすると、はじめのコピーによって記録材の1面には
離型剤が転移する。この離型剤の転移は、2面にコピー
を行わない場合には、何ら支障をきたさない。ところ
が、2面にコピーを取る場合に、トナー像の記録材への
転写に備えて、記録材が転写ドラムの記録材担持シート
表面に巻き付くと、記録材の1面、つまりはじめのコピ
ーで離型剤が転移した面が記録材担持シート表面に接触
することになり、これによって、離型剤が記録材担持シ
ート表面に転移してしまう。その後、定着に向けて、記
録材が転写ドラムから離れると、記録材担持シート上の
離型剤が、今度は記録材担持シートに当接している感光
ドラムの表面に転移し付着する。
【0009】このようにして、離型剤が感光ドラムに転
移付着すると、この離型剤は、もともと感光ドラム上の
残留トナーを除去するのが目的の感光ドラムのクリーニ
ング装置では、十分に拭い去ることができない。このた
め、感光ドラム上の残留トナーがオイル等の離型剤上に
載ってしまうために、残留トナーの感光ドラムからの剥
離性が悪くなって、クリーニング装置による残留トナー
の除去が十分に行えない。さらに、感光ドラム上に離型
剤が付着していると、残留トナー以外にも、現像時のト
ナーが画像形成領域外の部分にも付着しやすくなる(特
に、ジャンピング現像のように、トナーを飛翔させるも
のでは、余分なトナーの付着が多くなる)。このよう
に、感光ドラム上の離型剤によって、残留トナーや現像
時のトナーが、感光ドラム上の本来トナーが付着してい
てはいけない部分に付着してしまい、これらのトナーが
以後のコピーに転写されて、汚れた画像が形成されてし
まう。
【0010】そこで、本発明は、記録材へのトナー像の
転写が終了した後は、電界付与手段による転写電界の形
成を停止することにより、転写電界によって記録材担持
シートが変形して像担持体に直接接触するのを回避し、
像担持体に離型剤が転移付着するのを防いで、画像不良
の発生を防止するようにした画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、トナー像を担持する像担持
体と、記録材を支持する記録材支持体と、前記像担持体
上のトナー像を前記記録材支持体に支持された記録材に
転写するために電界を形成する電界形成手段と、トナー
像を記録材に定着する定着手段と、を有し、離型剤が塗
布された前記定着手段により記録材の第1の面にトナー
像を定着した後、前記像担持体上のトナー像を前記記録
材支持体に支持された記録材の前記第1の面とは反対側
の第2の面に転写可能な画像形成装置において、前記記
録材支持体は、前記電界形成手段による電界形成が行わ
れるときは前記像担持体に引き付けられて接触し、前記
電界形成が行われないときは前記像担持体とは非接触に
なるように構成され、記録材の前記第2の面へのトナー
像転写終了に伴って、前記電界形成手段による電界形成
を停止する、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、トナー像の記録材への転写
が終了すると、記録材が記録材支持体から離れるが、こ
のとき電界付与手段による電界が作用していると、例え
ば記録材支持体の記録材担持シートが像担持体に引きつ
けられてこれに接触し、これにより記録材から記録材支
持体に転移した離型剤が、記録材支持体から像担持体に
転移付着してしまう。そこで、トナー像の記録材への転
写が終了したときは、電界が作用しないようにすること
によって、記録材担持シートが像担持体に直接接触する
のを防止している。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉本発明に係る画像形成装置の一例として、
図1に4色フルカラーのレーザビームプリンタ1の概要
を図示する。
【0014】レーザビームプリンタ1は、装置本体2の
ほぼ中央に、像担持体としての感光ドラム3を備えてい
る。感光ドラム3は、その表面に感光層が形成されてお
り、装置本体2によって回転自在に支持され、駆動装置
(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動されるよう
になっている。
【0015】感光ドラム3の周囲には、その回転方向に
沿って、順に、感光ドラム3表面を均一に帯電する1次
帯電器(帯電装置)5、感光ドラム3表面を光照射して
静電潜像を形成するレーザビーム露光装置(露光手段)
6、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
現像装置7を備えている。
【0016】図1に示す現像装置7は、回転式のもので
あり、装置本体2に支持された回転体7aと、この回転
体7aに搭載された4個の現像器、すなわち、マゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの各色のトナー(現像
剤)をそれぞれ収納した現像器7M、7C、7Y、7B
Kとによって構成されている。各現像器7M、7C、7
Y、7BKは、回転体7aの回転によって、感光ドラム
3に対向する現像位置に順次移動し、それぞれの色に対
応する静電潜像にトナーを付着させて各色のトナー像を
形成する。4色フルカラーのコピーを行うには、それぞ
れが1回ずつ感光ドラム3上の静電潜像を現像すること
になる。現像装置7の上方には、各現像器7M、7C、
7Y、7BKにトナーを補給するための4個のホッパ7
bが配置されている。
【0017】感光ドラム3の回転方向に沿った、現像装
置7の下流には、転写ドラム(記録材支持体)9が配設
されている。全体として円筒状に形成された転写ドラム
9は、装置本体2によって回動自在に支持されており、
矢印R2方向に回転するようになっている。
【0018】図2に転写ドラム9の詳細を図示する。転
写ドラム9は、金属等の導電部材からなるベース部材1
0と、これに張設された記録材担持シート11とによっ
て構成されている。ベース部材10は、左右一対の環状
のシリンダ部10a、10bと、これらシリンダ部10
a、10bの一部を連結する連結部10c、そして連結
部10cに沿って取り付けられた記録材グリッパ10d
によって一体的に構成されている。記録材グリッパ10
dは、長手方向の1辺が連結部10cから少し浮いて、
この隙間に、記録材Pの先端縁を把持することができる
ようになっている。記録材担持シート11は、通常は、
ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)フィルム等の厚
さが25〜2000μmで、体積抵抗率が1015Ω・c
m程度のフィルム状で誘電率の大きい誘電体シートが使
用される。記録材担持シート11は、左右のシリンダ部
10a、10bの間の、連結部10c以外の部分をほぼ
円筒状に覆うようにして張設されている。記録材担持シ
ート11は、その先端部を連結部10c上に固定し、左
右のシリンダ部10a、10bに沿ってグルリとほぼ1
周して、その後端部を先端部付近において先端部と同様
に連結部10c上に固定している。したがって、転写ド
ラム9の外周面は、その大部分が記録材担持シート11
によって占められることになる。
【0019】転写ドラム9の内側の、感光ドラム3と対
向する位置には、図1に示すように電界付与手段として
の転写用放電器12が配設されている。電界付与手段
は、不図示の電源等と相俟って、感光ドラム3上のトナ
ー像(このトナーは帯電しているものとする)を記録材
担持シート11に担持された記録材P上に引きつける向
きの転写電界を発生する。そして、この下流側の隣に内
側除電用放電器13、これに対向して外側に2個の外側
除電用放電器15、16が配設されている。
【0020】上述したような構成の画像形成装置(レー
ザビームプリンタ)1による4色フルカラー画像の形成
工程を図3のシーケンス図を参照しながら簡単に説明す
ると、以下のようである。図3は、転写ドラム9上の記
録材Pのサイズが、例えばA4サイズの紙を1枚、画像
形成する場合のタイミングチャートの一例である。
【0021】1色目のマゼンタ(M)像を形成するため
に、1次帯電器5によりコロナ放電を行って感光ドラム
3表面を一様に帯電する。そして画像情報に応じてレー
ザ光が照射され、M像の潜像が感光ドラム3上に形成さ
れる。
【0022】現像位置には、前もって、マゼンタ現像器
7Mが移動を完了して待機しており、M像の潜像がやっ
て来ると、現像駆動を開始し、M像を顕像化する。
【0023】転写位置では、転写ドラム9上に保持され
た記録材Pの移動タイミング及び転写ドラム9の連結部
10cの移動に合わせて、転写用放電器(転写帯電器)
12が作動し、転写帯電を行う。この状態で、転写ドラ
ム9がほぼ1回転して、M像が記録材Pに転写される。
また、転写帯電器12が作動しはじめる前の転写ドラム
9の回転中は、記録材担持シート11の除電用放電器1
3、15が動作させられ、記録材担持シート11の除電
が行われる。
【0024】M像の転写が終了すると、マゼンタ現像器
7Mが移動をはじめ、次のシアン(C)像の現像のため
シアン現像器7Cが現像位置に移動してきて待機状態を
取る。つづいて前回と同様、C像の潜像を感光ドラム3
上に形成し、現像位置に待機していたシアン現像器7C
により現像し、C像を顕像化する。そして、C像を記録
材Pに転写する。以上の工程をイエロー(Y)像、ブラ
ック(BK)像についても同様に行うことによって、4
色の転写画像が得られる。
【0025】記録材担持シート11の除電は、4色目、
すなわちBK像の転写が開始されると同時に動作が開始
され、記録材担持シート11並びに記録材担持シート1
1上の記録材Pが同時に除電される。
【0026】一方、転写帯電については、BK像の転写
が終了した後、次なる転写ドラム9の回転時に、図3に
おける転写ドラム9の6回転目に、転写ドラム9のほぼ
1回転分の間転写帯電を再度行う。そして、転写ドラム
9の第6回転目の転写が終了するのとほぼ同時に除電用
放電器(除電帯電器)13、15の動作も停止し、シー
ト除電を終了する。記録材Pは、4色目のBK像の転写
が終了し、除電帯電器13、15により除電を受けた部
分から順に、分離爪25及び除電用放電器16による除
電作用を受けつつ、転写ドラム9から剥離され搬送ベル
ト26により、定着装置30に搬送される。定着装置3
0にて熱による定着を受けた後、装置本体2外部の排紙
トレイ27上に排出される。
【0027】他方、感光ドラム3は、表面の残留トナー
をクリーニング装置19のクリーニングブレード19a
で清掃された後、再度画像形成プロセスに供される。
【0028】また、転写ドラム9の記録材担持シート1
1表面も同様にファーブラシ18aなどからなるクリー
ニング装置18及びクリーニング補助装置18bの作用
により清掃された後、再度、画像形成プロセスに供され
る。
【0029】ところで、4色目の転写帯電終了後に再び
転写帯電を転写ドラム9のほぼ1回転分行ったのは、次
に述べる理由による。ここで示したように、転写ドラム
9上に転写ドラム9の周長より短い記録材P、例えばA
4サイズを担持して転写を行う場合、感光ドラム3上に
転写帯電メモリーを発生させない等の理由により、転写
帯電は、記録材Pの存在する領域のみ行うのが普通であ
る。
【0030】また、連続して画像形成を行う場合、でき
るだけ画像形成時間を短縮するために、ある記録材Pの
4色目の転写帯電が終了すると、次の転写ドラム9の回
転時には、次なる記録材Pの1色目の転写帯電を行うと
いう手法がよく取られている。すなわち、図3におい
て、転写ドラム9の5回転目のBK像の転写が終了した
後、6回転目ですぐM像の転写を行う。ところが、この
ようにすると、大量に連続して画像形成装置を行うと、
記録材担持シート11上の記録材Pのある部分のみ、転
写帯電を行うことのなるので、記録材担持シート11に
徐々に帯電メモリーが生じ、連続コピー枚数300枚を
超えたあたりから、この帯電メモリーは、転写終了時の
1回のシート除電のみでは消えきらなくなる。これを消
すには、記録材担持シート11全体に再度、転写帯電を
与えるのが有効で、こういった理由により、連続画像形
成時における最後の記録材Pの4色目の転写帯電終了後
に、再び転写帯電を転写ドラム9のほぼ1回転分行って
いる。
【0031】また、定着装置30での定着動作速度は、
装置本体2のプロセススピード160mm/秒より遅い
90mm/秒で行われる。これは、後述するようにトナ
ーが2層から4層積層された未定着画像を溶融混色させ
る場合、十分な加熱量をトナーに与えなければならない
ためで、装置本体2より遅い速度で定着を行うことによ
り、トナーに対する加熱量を多くしているのである。
【0032】つづいて、記録材Pの搬送系について説明
する。記録材Pの搬送路Ruは、全体としては、記録材
Pが装置本体2の右側面2Rの下部から給紙され、転写
ドラム9に向けて搬送され、転写ドラム9等によってト
ナー像が転写された後、転写ドラム9から遠ざかるよう
にして右側面2Rの上部に排出されるように構成されて
いる。
【0033】搬送路Ruの最上流側には、異なるサイズ
の記録材Pを積載収納した給紙カセット20、20が、
装置本体2の右側面2Rに対して着脱自在に装着されて
いる。各給紙カセット20の先端側上方には、給紙カセ
ット20から搬送路Ruに向けて記録材Pを供給する給
紙ローラ21が、そしてその下流側には搬送ローラ2
2、レジストローラ23が配置されている。前述の転写
ドラム9の記録材グリッパ10dは、レジストローラ2
3から転写ドラム9に供給された記録材Pの先端縁を把
持する。記録材Pは、先端縁が記録材グリッパ10dに
把持された状態で転写ドラム9が回転すると、全体が転
写ドラム9の記録材担持シート11に巻き付くようにな
っている。転写ドラム9の右側上方には、先端部を転写
ドラム9表面に近接させて、トナー像転写後の記録材P
を転写ドラム9から剥離する分離爪25が配置され、そ
の下流側には、分離爪25で剥離された記録材Pを定着
装置30(後に詳述)に向けて搬送する搬送ベルト2
6、トナー像定着後の記録材Pが排出される排紙トレイ
27が配置されている。
【0034】上述の4色フルカラーのレーザビームプリ
ンタ1をはじめとして、一般に多色のトナー像を形成す
る画像形成装置においては、トナーは、単色のものに使
用されるものとは異なり、4層積層されることから、軟
化点が低く、しかも溶融粘度が低い、いわゆるシャープ
メルト性のものが使用される。シャープメルト性のトナ
ーは、熱を加えたときの溶融性、混色性がよく、この特
性により、複写物の色再現範囲を拡大して、原稿の色に
忠実なカラーコピーを得ることができる。
【0035】以下に4色フルカラーのレーザビームプリ
ンタ(画像形成装置)1の第1の特徴であるトナー、す
なわちシャープメルト性のトナーについて詳述する。シ
ャープメルト性のトナーは、例えばポリエステル樹脂ま
たはスチレン−アクリルエステル樹脂等の結着樹脂、着
色剤(染料、昇華性染料)、荷電制御剤等からなるトナ
ー形成用材料を溶融混練、粉砕、分級することにより製
造される。また、必要に応じ、トナーに各種外添剤(例
えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加する外添工程を
付加してもよい。このようなカラー用のトナーとして
は、定着性、シャープメルト性を考慮すると結着樹脂と
してポリエステル樹脂を使用したものが特に好ましい。
シャープメルト性ポリエステル樹脂としては、ジオール
化合物とジカルボン酸とから合成される分子の主鎖にエ
ステル結合を有する高分子化合物が例示される。
【0036】特に、次式
【0037】
【化1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
は、それぞれ1以上の正の整数であり、かつ(x+y)
の平均値が2〜10である。)で代表されるビスフェノ
ール誘導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2
価以上のカルボン酸またはその酸無水物またはその低級
アルキルエステルとからなるカルボン酸成分(例えば、
フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テ
レフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等)とを
少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂がシャープな
溶融特性を有するのでより一層好ましい。このポリエス
テル樹脂の軟化点は、75〜150℃、好ましくは80
〜120℃がよい。
【0038】このようなポリエステル樹脂を結着樹脂と
して含有するシャープメルト性のトナーの軟化特性の例
を図4に示す。測定条件は次のとおりである。
【0039】フローテスターCFT−500A型(島津
製作所)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm、
厚み1.0mmとして20kgの押出荷重を加え、初期
設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分の
速度で等速昇温したとき描かれるトナーのプランジャー
降下量−温度曲線(以下「軟化S字曲線」という)を求
めた。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用
い、プランジャー断面積は1.0cm2 とする。軟化S
字次曲線は図4のようなカーブとなる。等速昇温するに
従い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プラ
ンジャー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状態とな
ったトナーは大きく流出し(B→C→D)プランジャー
降下が停止し終了する(D→E)。軟化S字曲線の高さ
Hは、全流出量を示し、H/2のC点に対応する温度T
0がトナーの軟化点を示す。
【0040】トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を
有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見かけの溶融
粘度を測定することにより判定できる。このシャープメ
ルト性を有するトナーまたは結着樹脂とは、見かけの溶
融粘度が103 ポイズを示すときの温度をT1、同じく
5×102 ポイズを示すときの温度をT2としたとき、 T1=90〜150℃ |ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0041】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は、加熱されることによって極めてシ
ャープに粘度低下を起こすことが特徴であり、この粘度
低下が、トナーを積層したときの最上層のトナーと最下
層のトナーとの適度な混合を生じさせ、さらにトナー層
自体の透明性を急激に増加させて、良好な減色混合を起
こすものである。
【0042】一方、このようなシャープメルト性のカラ
ートナーは、親和力が大きく、定着ローラにオフセット
しやすいという欠点をもっている。
【0043】したがって、以上のようなカラートナーを
用いる画像形成装置の定着装置30においては、定着ロ
ーラが長時間にわたって高い離型性を示すことが必要と
なる。以下に、4色フルカラーのレーザビームプリンタ
(画像形成装置)1の第2の特徴である定着装置30に
ついて詳説する。
【0044】定着装置30は、図5に図示するように、
定着ローラ31、加圧ローラ32を備えている。定着ロ
ーラ31は、アルミニウム製の芯金31aを有し、芯金
31aの外側にはHTV(高温加硫型)シリコーンゴム
層31bが、さらにその外側にはRTV(室温加硫型)
シリコーンゴム層31cが形成されており、両シリコー
ンゴム層31b、31cの厚さの合計は3mm、定着ロ
ーラ31全体としての直径は40mmに形成されてい
る。一方、加圧ローラ32は、アルミニウム製の芯金3
2aの上に1mm厚のHTVシリコーンゴム層32b
と、さらにその表面にRTVシリコーンゴム層32cと
を設け、全体として直径40mmに形成されている。
【0045】上述の定着ローラ31には、芯金31a内
に発熱手段であるハロゲンヒータ33が配設され、ま
た、加圧ローラ32には、同じく芯金32a内にハロゲ
ンヒータ35が配設され、両ハロゲンヒータ33、35
によって、記録材Pに対し、表裏両面からの加熱を行っ
ている。温度制御については、加圧ローラ32に当接さ
せたサーミスタ36により、加圧ローラ32の温度が検
知され、この検知温度に基づいて制御装置37により、
両ハロゲンヒータ33、35の温度を制御して、定着ロ
ーラ31及び加圧ローラ32の温度をともに約170℃
の一定温度に維持するようにしている。なお、これら定
着ローラ31と加圧ローラ32とは、加圧機構(不図
示)によって総圧約40kgで加圧されて相互に当接し
ている。
【0046】また、図5において、定着ローラ31の、
記録材P搬送方向上流側には離型剤塗布手段としてのオ
イル塗布装置39が、また定着ローラ31の上方にはク
リーニング装置40がそれぞれ配設され、さらに加圧ロ
ーラ32の下方には、加圧ローラ32のオイル汚れを除
去するクリーニングブレード41が配置されている。オ
イル塗布装置39は、オイルパン42内のジメチルシリ
コーンオイル43(離型剤、信越化学性KF96 30
0cs、以下単に「オイル」という))をオイル汲み上
げローラ45で汲み上げてオイル塗布ローラ46に塗布
し、さらにオイル塗布ローラ46上のオイル塗布量をオ
イル塗布量調整ブレード47によって規制した後、適量
のオイル43を定着ローラ31上に塗布する。図5に示
すオイル塗布装置39では、オイル塗布量として後述す
る測定方法により、A4サイズの記録材Pに対して0.
08g/A4のオイル43を塗布している。
【0047】上述のオイル塗布装置39によるオイル塗
布量は、次のようにして求める。まず、A4サイズの白
紙50枚の重量をA1(g)とし、この白紙への画像の
転写及び定着ローラ31へのオイル43の塗布を行わな
いで、定着ローラ31と加圧ローラ32との間を通紙し
た白紙50枚の重量をB(g)とする。次に、同様に別
のA4サイズの白紙50枚の重量をA2(g)とし、こ
の白紙への画像の転写はしないが、定着ローラ31への
オイル43の塗布は行って、定着ローラ31と加圧ロー
ラ32との間を通紙した白紙50枚の重量をC(g)と
する。以上のA1、B、A2、Cを用いるとA4サイズ
の白紙1枚あたりのオイルの塗布量X(g)は、次式の
ようにして求められる。
【0048】X=(C+A1−B−A2)/50 一方、クリーニング装置40は、ノーメックス(商品
名)よりなる不織布ウェブ49を押圧ローラ50によっ
て定着ローラ31に押し当ててクリーニングしている。
また、この不織布ウェブ49は、巻き取り装置(不図
示)によって適宜巻き取られ、当接部にトナー等が堆積
しないようにしてある。
【0049】以上に説明した4色フルカラーのレーザビ
ームプリンタ(画像形成装置)1は、記録材Pの片面の
みにトナー像による画像を形成するものであるが、この
画像を記録材Pの表面及び裏面の双方に形成できる方
法、装置がすでに提案され、また実用化されている。
【0050】これは、一度、記録材Pの表面側にトナー
像を転写し、定着装置30によって、そのトナー像を定
着した後、再度、同一の記録材Pを装置本体に給送し、
今度は前回とは反対の裏面側に画像形成するものであ
る。このように、記録材Pの両面に画像形成を行う場合
には、記録材Pのはじめにコピーを取る面を1面、次に
コピーを取る面を2面とすると、はじめのコピーによっ
て記録材Pの1面には離型剤43が付着する。この離型
剤43の付着は、2面にコピーを行わない場合には、何
ら支障をきたさない。ところが、2面にコピーを取る場
合に、トナー像の記録材Pへの転写に備えて、記録材P
が転写ドラム9の表面に巻き付くと、記録材Pの1面、
つまりはじめのコピーで離型剤43が付着された面が転
写ドラム9表面に接触することになり、これによって、
離型剤43が転写ドラム9表面に付着してしまう。その
後、記録材Pが転写ドラム9から離れると、転写ドラム
9上の離型剤43が、転写ドラム9に当接している感光
ドラム3の表面に付着する。そして、感光ドラム3に付
着した離型剤43に不要なトナーが付着して、このトナ
ーが後続の記録材P上に付着してしまい、画像汚れ等の
画像不良を発生する。
【0051】図6に、離型剤43が感光ドラム3に付着
するのを防止するようにした場合の画像形成装置(レー
ザビームプリンタ)1のタイミングチャートを示す。な
お、画像形成対象となる記録材Pとしては、A4サイズ
のものを使用した例を示している。また、記録材P上に
4色のトナー像を形成するまでの工程は、図3のタイミ
ングチャートに示したものと同様である。これと異なる
点は、4色目のBK像の転写が開始されると同時に、除
電帯電器13、15が動作されてシート除電が行われ、
4色目のBK像の転写を行った転写ドラム9の5回転目
の次の6回転目の回転が終了すると同時に、シート除電
を停止する。このとき、転写帯電は、4色目のBK像を
転写するために、転写帯電器12を動作させた後、再び
動作させないような構成とした。つまり転写電界が発生
しないようにした。
【0052】さらに本実施例においては、連続画像形成
可能設定枚数を99枚とした。
【0053】このような構成にて、両面コピーを行った
ところ、トナー像の転写が終了した転写ドラム9の回転
中、いわゆる後多回転中に、記録材担持シート11が転
写帯電を受けて、感光ドラム3に静電的に吸着されるこ
とがなくなり、この結果、記録材担持シート11上に記
録材Pより転着していた離型剤(オイル)43が、感光
ドラム3に再転着することが防止でき、画像不良の発生
を防止できるようになった。
【0054】また、本実施例においては、連続画像形成
可能設定枚数を上限で99枚にしたので、記録材担持シ
ート11に帯電メモリーが強く生じて、このメモリーが
除電のみで消えきらなくなるということもなくなり、記
録材担持シート11全体に再度転写帯電を行わないため
に発生する弊害も防止可能となった。 〈実施例2〉本実施例においては、前述の実施例1にて
示した画像形成装置1に、さらに、12転写効率を上げ
て鮮明な転写像を得るために、図7に示すような、押圧
部材17を設けた。以下、押圧部材17及びこれを接離
動作させるための駆動手段について具体的に説明する。
【0055】本実施例によると、感光ドラム3と転写ド
ラム9とが接近する転写位置において、転写用放電器
(転写帯電器)12の放電幅内に、ポリフッ化ビニリデ
ン樹脂(PVdF)等からなる記録材担持シート11の
導入側から、その移動方向下流側に向けて延びる弾性を
有した押圧部材17が設けられている。この押圧部材1
7は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィル
ムで構成した押圧シートとされ、転写部の全域にわたっ
て配設されている。これら樹脂フィルムの体積抵抗率は
1014Ω・cm以上である。本実施例においては、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂を用いた。
【0056】また、前記押圧部材17は、それ自身のも
つ弾性力により、記録材担持シート11を押圧し、その
記録材担持シート側の先端部は、記録材Pが感光ドラム
3に接触し終えた位置、もしくは接触を開始する位置、
または極力このような位置に近接した位置に位置決めさ
れる。
【0057】記録材担持シート11を単に押圧するだけ
ならば、上述記録材担持シート11の導入側とは反対側
から移動方向上流側に向けて、バックアップ部材を設け
てもよいが、このような構成では、感光ドラム3と記録
材Pとが接触する前に転写が開始されることにより生ず
る画像飛び散りを抑制する効果が得られないため、押圧
部材17は、本実施例で示すように、記録材担持シート
11の導入側から、その移動方向下流側に向けて設ける
ことが好ましい。
【0058】本実施例に従えば、さらに、押圧部材17
を接離動作させるための駆動手段が設けられている。
【0059】駆動手段は、押圧部材17を支持する3個
のリンク部材171、172、173と、リンク部材1
73を軸173aの回りに移動させるカム175と、カ
ム175を回転駆動するモータ176と、ブラケット2
4とリンク部材171との間に張設された押圧部材17
を記録材担持シート11から離反する方向に弾性力を働
かせる弾性手段である引っ張りスプリング174とによ
って構成されている。モータ176は、本体コントロー
ラ部(不図示)からの信号により、転写ドラム9の回転
とは非同期にて駆動される。
【0060】このような構成において、画像形成を行う
際の上述転写ドラム9の回転を基準とした1次帯電、画
像露光、現像ユニット移動、現像駆動、転写帯電、記録
材担持シート除電(シート除電)、押圧部材の接離の各
動作について、図8を参照しながら説明する。
【0061】図8は、転写ドラム9上の記録材Pのサイ
ズが、例えばA4サイズの紙を1枚だけ画像形成する場
合のタイミングチャート図である。
【0062】本実施例においても、基本的な画像形成動
作は、前述の実施例と同様であるが、図8を参照すると
わかるように、押圧部材17を、転写帯電に先立ってあ
るいはほぼ同時に記録材担持シート11に対して圧接す
るよう構成した。また、押圧部材17の記録材担持シー
ト11からの離間は、4色目のBK像の転写帯電が終了
すると同時に離間するよう構成した。さらに本実施例に
おいても、転写帯電は、4色目のBK像を転写するため
に転写帯電器12を動作させた後、再び動作させないよ
うな構成とした。
【0063】このような構成にて、両面画像形成を行っ
たところ、前述実施例に比して、鮮明な転写像が得られ
るようになったとともに、いわゆる転写ドラム9の後多
回転中に、記録材担持シート11が感光ドラム3に静電
的に吸着されることもなく、さらに、押圧部材17も離
間されるようにしたので、記録材担持シート11が感光
ドラム3に接触することがなくなり、感光ドラム3に離
型剤(オイル)43が再転着することなく、したがって
画像不良の発生を防止できるようになった。また、押圧
部材17を担持シート11から離間させて感光ドラムと
担持シート11を離間させる代りに、例えば転写ドラム
の軸を揺動可能に支持するなどして、感光ドラムと転写
ドラム全体を離間させるようにしてもよい。 〈実施例3〉本実施例においては、前述実施例1あるい
は実施例2にて示した画像形成装置1において、記録材
担持シート11として、例えばポリフッ化ビニリデン樹
脂や、ポリカーボネイト樹脂にカーボン等の導電性微粒
子を混ぜ、体積抵抗率が、1×1013〜1×1014Ω・
cmであるような樹脂フィルムを用いる構成とした。そ
の他の構成及び作像シーケンスは、前述実施例と同様と
した。
【0064】さらに、本実施例においては、連続画像形
成設定枚数の上限を999枚とした。
【0065】このような構成とすることで、前述実施例
1、2と同様、両面コピーを行っても画像不良を発生す
ることなく、画像形成ができるようになったばかりでな
く、記録材担持シート11の体積抵抗率を1×1013
1×1014Ω・cmと、若干低目に設定したことによ
り、記録材担持シート11に、転写帯電により、帯電メ
モリーが発生することを防止することができる。したが
って、連続可能枚数を多く設定できるようになったの
で、利便性も向上させることができるようになった。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材の第2の面へのトナー像転写終了に伴って、像担
持体と記録材担持体とが接触しないように電界形成手段
による電界形成を停止する構成とされるので、記録材支
持体に付着した離型剤が像担持体に転着するのを防止す
ることができる。
【0067】これにより、像担持体に転着した離型剤に
トナーが付着して、これらのトナーが後続の記録材を汚
すような画像不良の発生を有効に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略を示す断面図。
【図2】転写ドラムの一部を破断した斜視図。
【図3】画像形成装置の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図4】シャープメルト性のトナーの軟化特性を示す
図。
【図5】定着装置を示す拡大断面図。
【図6】画像形成装置の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図7】実施例2の押圧部材を示す断面図。
【図8】実施例2の画像形成装置の動作を示すタイミン
グチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置(レーザビームプリンタ) 3 像担持体(感光ドラム) 9 記録材支持体(転写ドラム) 10 ベース部材 11 記録材担持シート 12 電界付与手段(転写用放電器、転写帯電
器) 30 定着装置 31 定着部材(定着ローラ) 43 離型剤(シリコーンオイル) P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−297738(JP,A) 特開 昭57−138669(JP,A) 特開 平2−111975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 106

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、記録材
    を支持する記録材支持体と、前記像担持体上のトナー像
    を前記記録材支持体に支持された記録材に転写するため
    に電界を形成する電界形成手段と、トナー像を記録材に
    定着する定着手段と、を有し、離型剤が塗布された前記
    定着手段により記録材の第1の面にトナー像を定着した
    後、前記像担持体上のトナー像を前記記録材支持体に支
    持された記録材の前記第1の面とは反対側の第2の面に
    転写可能な画像形成装置において、前記記録材支持体は、前記電界形成手段による電界形成
    が行われるときは前記像担持体に引き付けられて接触
    し、前記電界形成が行われないときは前記像担持体とは
    非接触になるように構成され、 記録材の前記第2の面へのトナー像転写終了に伴って、
    前記電界形成手段による電界形成を停止する、 ことを特徴とする画像形成装置。
JP30500992A 1992-09-30 1992-10-16 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3182004B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30500992A JP3182004B2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 画像形成装置
US08/709,628 US5640658A (en) 1992-09-30 1996-09-09 Image forming apparatus capable of forming image on both surfaces of recording material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30500992A JP3182004B2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06130834A JPH06130834A (ja) 1994-05-13
JP3182004B2 true JP3182004B2 (ja) 2001-07-03

Family

ID=17939991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30500992A Expired - Fee Related JP3182004B2 (ja) 1992-09-30 1992-10-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3182004B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06130834A (ja) 1994-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2651248B2 (ja) 画像形成装置
JP2915510B2 (ja) 画像形成装置
JP3109698B2 (ja) 画像形成装置
JP2851216B2 (ja) 画像形成装置
JP3182004B2 (ja) 画像形成装置
JP3093412B2 (ja) 混色定着装置
EP0811889B1 (en) An image forming apparatus
JP2847005B2 (ja) 画像形成装置
JP2851215B2 (ja) 画像形成装置
JP2899186B2 (ja) 画像形成装置
US5640658A (en) Image forming apparatus capable of forming image on both surfaces of recording material
JP3049677B2 (ja) 定着装置
JPH0619352A (ja) 画像形成装置
JPH10301405A (ja) 画像形成装置
JPH07271134A (ja) 画像形成装置
JPH03282579A (ja) 定着装置
JPH11174891A (ja) 画像形成装置
JP3098122B2 (ja) カラー用両面複写機
JP2000275988A (ja) カラー画像形成装置
JPH056119A (ja) 画像形成方法及びその装置
JPH081536B2 (ja) 画像形成装置
JPH07219378A (ja) 定着装置
JP2001083833A (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
JPH1184920A (ja) 画像形成装置
JPH06214483A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees