JPH0530727A - 光サイリスタの電圧検出装置 - Google Patents

光サイリスタの電圧検出装置

Info

Publication number
JPH0530727A
JPH0530727A JP17797291A JP17797291A JPH0530727A JP H0530727 A JPH0530727 A JP H0530727A JP 17797291 A JP17797291 A JP 17797291A JP 17797291 A JP17797291 A JP 17797291A JP H0530727 A JPH0530727 A JP H0530727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
optical thyristor
thyristor
resistor
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17797291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2709208B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Tada
一彦 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP17797291A priority Critical patent/JP2709208B2/ja
Publication of JPH0530727A publication Critical patent/JPH0530727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2709208B2 publication Critical patent/JP2709208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光サイリスタに印加された順電圧および逆電
圧に加えて、所定値以上の順方向電圧上昇率の電圧又は
順方向過電圧を安価に検出する。 【構成】 光サイリスタ1の順電圧、逆電圧はそれぞれ
LED7,11により大地側で検出し、各光サイリスタ
1の順方向電圧上昇率が所定値以上になったり、印加順
電圧が過電圧となれば、スイッチ要素12を閉路し、逆
電圧検出用LED11も通電させ、光サイリスタの電圧
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光サイリスタの電圧
検出装置、特に光サイリスタに順電圧、逆電圧、所定値
以上の順方向電圧上昇率の電圧又は順方向過電圧が印加
されたことを検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば「アイイーイーイー・トラ
ンザクション・オン・パワー・デリバリイ(IEEE、
Transaction on Power Deli
very)」の第3巻,第3号(1988年7月号)第
980頁に掲載された従来のサイリスタ電圧検出装置を
一部ブロック図で示す回路図である。図において、31
は電気点孤サイリスタ(以下ETTという)、2と3は
このETT31の陽極Aと陰極Kの間でETT31と並
列にかつ互いに直列に接続された、均等分圧のためのス
ナバー・コンデンサとスナバー抵抗である。大地側から
のサイリスタ点孤光信号はライトガイド(LG)を通し
て光電変換器32に入力され、ここで点孤電気指令に変
換された後に点孤制御ユニット33に与えられる。点孤
制御ユニット33は、条件が整えばゲートアンプ34を
駆動し、もってゲート入力をETT31に与えることに
よりETT31を点孤させる。なお、図3には1個のE
TT31しか示さなかったが、ETT31を複数個直列
接続することでサイリスタバルブが構成される。また、
これら構成要素の動作に必要な補助電源も示していない
が、ETT31の陽極(A)と陰極(K)の間より供給
されるのが通常である。
【0003】次に動作について説明する。ETT31の
陽極と点孤制御ユニット33の間に接続された抵抗35
はETT31の印加電圧の分圧器となっており、ETT
31毎に設けられる点孤制御ユニット33内にて順電圧
および逆電圧が検出されている。ETT31が転流した
直後に逆電圧が印加されると、ETT31はターンオフ
する。印加電圧が逆電圧から順電圧に変わり、順電圧印
加中にサージやサイリスタバルブ端子部に地絡が発生す
ると、ETT31に大きい順電圧上昇率(以下dv/d
tという)の電圧が加わるので、ETT31はターンオ
フできずに再点孤し、順方向阻止能力を回復できなくな
る。これがETT31によってバラツクと、順方向阻止
能力を回復できた素子とできない素子が出現し、回復し
た素子に過電圧が加わり、ETT31が破損することに
なる。
【0004】また、ETT31が順方向阻止能力を回復
できず、ゲート入力がないのに自己点孤すると、ETT
31を破損させる。このため、ETT31の陽極Aと点
孤制御ユニット33の間で直列に接続された抵抗36と
コンデンサ37によって構成されたdv/dt分圧器が
dv/dtを検出し、所定値以上のdv/dtが印加さ
れると、点孤制御ユニット33内でdv/dtの検出を
判定し、ゲートアンプ34を動作させ、ゲート入力を印
加することによりETT31を点孤させてその破損を保
護している。
【0005】この他、ETT31に過電圧が印加される
とETT31の電位レベルで過電圧を検出し、ゲート入
力を印加し、ETT31を点孤させて保護する方式もあ
る。ETT31の過電圧は、抵抗35や過電圧付近の電
圧レベルで導通するブレークオーバダイオード(図示し
ない)を用いて検出する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光サイリスタは、大地
側からの光点孤信号によって直接点孤されるので、光サ
イリスタ電位での点孤制御ユニットを用いることができ
ず、光サイリスタの電圧検出信号をその目的に応じて大
地側に送信することが必要であるなどの問題点があっ
た。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、光サイリスタに印加される電圧
を検出できる安価な電圧検出装置を得ることを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光サイリ
スタの電圧検出装置は、光サイリスタと並列にその大地
側に接続され、前記光サイリスタに印加された順電圧を
検出して動作する第1の手段と、前記光サイリスタと逆
並列にその大地側に接続され、前記光サイリスタに印加
された逆電圧を検出して動作する第2の手段と、前記光
サイリスタと並列に接続され、前記光サイリスタに印加
された順電圧の電圧上昇率が所定値を超えたことを検出
し或は前記順電圧が過電圧になったことを検出して前記
第2の手段を動作させる第3の手段とを設けたものであ
る。
【0009】
【作用】この発明における電圧検出装置では、光サイリ
スタに順電圧が印加されると一方のLEDが発光し、逆
電圧が印加されると他方のLEDが発光し、所定値以上
のdv/dtの電圧または過電圧が印加されると両方の
LEDが発光する。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、1は光トリガサイリス
タ(以下、LTTという)であり、このLTT1の陽極
Aと陰極Kとの間には、上述したスナバー・コンデンサ
2とスナバー抵抗3に加えて、抵抗4とゼナーダイオー
ド5が直列に接続され、このゼナーダイオード5と並列
に抵抗6と第1の手段例えばLED7の直列接続体が接
続されている。なお、ゼナーダイオード5はLED7の
電流が所定値より大きくならないようにする。さらに、
LTT1と並列に抵抗8とゼナーダイオード9の直列接
続体が接続され、このゼナーダイオード9と並列に抵抗
10と第2の手段例えばLED11の直列接続体が接続
されている。LTT1の陽極A、陰極K間には、更に、
抵抗13とダイオード14とコンデンサ15の直列接続
体、コンデンサ16と抵抗17の直列接続体、および抵
抗20と21の直列接続体も接続されている。抵抗8と
ゼナーダイオード9の接続点とダイオード14とコンデ
ンサ15の接続点との間にはトランジスタ12が接続さ
れ、コンデンサ16と抵抗17の接続点はゼナーダイオ
ード18および抵抗19を介してトランジスタ12のベ
ースに接続され、また抵抗20と21の接続点はゼナー
ダイオード22および抵抗23を介してトランジスタ1
2のベースに接続されている。なお、これら要素12〜
23は第3の手段を構成する。LED7、11の光出力
はライトガイド(LG)を介して大地側のそれぞれ順電
圧検出器24、逆電圧検出器25に送られて光電変換さ
れる。順電圧検出器24、逆電圧検出器25の電気出力
はAND回路26から成る点孤制御装置27に入り、A
ND回路26の出力は光点孤装置28に入り、その光出
力はライトガイド(LG)を介して各LTT1に送られ
てLTT1を点孤させる。
【0011】次に、上述した実施例の動作を図2の波形
図について説明する。時点t1 にてLTT1の転流が完
了し、逆電圧が印加され始め、LED11、抵抗10,
8に電流が流れ、LED11が動作する、すなわち光を
出力する。この光出力は逆電圧検出器25によって図2
の電気出力25に変換される。時点t2 にて印加電圧V
A-K が逆電圧から順電圧に変わり、電気出力25は停止
される。順電圧の印加により抵抗4,6、LED7に電
流が流れ、LED7が光を出力する。これは順電圧検出
器24によって図2の電気出力24に変換される。時点
3 にて、例えば、サージが印加され、大きなdv/d
tの電圧が加ったとする。コンデンサ15は逆電圧印加
中に図の極性で充電されている。大きなdv/dt電圧
印加に伴い、抵抗17の両端間の電圧が上昇し、所定値
を超えるとゼナーダイオード18、抵抗19、トランジ
スタ12のベース・ミッター間、コンデンサ15を通っ
てトランジスタ12のベース電流が流れる。トランジス
タ12が導通し、コンデンサ15からLED11、抵抗
10、トランジスタ12のコレクタ・エミッタ間に電流
が流れ、LED11が光出力して逆電圧検出器25の電
気出力が図2の25のようにあたかも逆電圧が検出され
たかのように現われる。
【0012】図2において、時点t2 より順電圧が印加
開始されており、時点t3 では電気出力25も発生さ
れ、点孤制御装置27内のAND回路26の出力は、図
2の26となって光点孤装置34に点孤指令が出され、
光点孤装置34からの点孤光出力がライトガイド(L
G)を介して各LTT1に送られ、各LTT1は導通す
る。時点t1 から時点t2 までの逆電圧によってLTT
1がターンオフし、時点t3における大きなdv/dt
電圧によって順方向阻止能力を回復できなかった素子が
現われても、全てのLTT1に光入力を印加し、点孤さ
せることによって、自己点孤による破損や過電圧からL
TT1を確実に保護することができる。
【0013】また、図1においてLTT1に順方向過電
圧が加わり、抵抗20と21で分圧された、抵抗21の
印加電圧が大きくなり、ゼナーダイオード22、抵抗2
3、トランジスタ12のベース・エミッタ間、コンデン
サ15に電流が流れ、トランジスタ12が導通して、L
ED11が発光し、逆電圧検出器25の電気出力が発生
され、順電圧印加中に上述した逆電圧検出されることに
よって、順方向過電圧がLTT1に印加されたことを同
様に検出することができる。この場合にも各LTT1に
点孤用光入力を印加し、全てのLTT1を導通させて保
護することができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明は、光サイリス
タと並列にその大地側に接続され、前記光サイリスタに
印加された順電圧を検出して動作する第1の手段と、前
記光サイリスタと逆並列にその大地側に接続され、前記
光サイリスタに印加された逆電圧を検出して動作する第
2の手段と、前記光サイリスタと並列に接続され、前記
光サイリスタに印加された順電圧の電圧上昇率が所定値
を超えたことを検出し或は前記順電圧が過電圧になった
ことを検出して前記第2の手段を動作させる第3の手段
とを備えているので、光サイリスタの順電圧および逆電
圧に加えて、大きなdv/dt電圧や順方向過電圧を安
価に検出できる装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を一部ブロック図で示す回
路図である。
【図2】この発明の一実施例の動作を説明する動作波形
図である。
【図3】従来のサイリスタ電圧検出装置を一部ブロック
図で示す回路図である。
【符号の説明】
1 光サイリスタ(LTT) 7,11 LED 12 トランジスタ 13,17,19,20,21,23 抵抗 14 ダイオード 15,16 コンデンサ 18,22 ゼナーダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光サイリスタの電圧検出装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光サイリスタの電圧
検出装置、特に光サイリスタに順電圧、逆電圧、所定値
以上の順方向電圧上昇率の電圧又は順方向過電圧が印加
されたことを検出する電圧検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば「アイイーイーイー・トラ
ンザクション・オン・パワー・デリバリイ(IEEE、
Transaction on Power Deli
very)」の第3巻,第3号(1988年7月号)
第980頁に掲載された従来のサイリスタ電圧検出装置
を一部ブロック図で示す回路図である。図において、3
1は電気点サイリスタ(以下ETTという)、2と3
はこのETT31の陽極Aと陰極Kの間でETT31と
並列にかつ互いに直列に接続された、均等分圧のための
スナバー・コンデンサとスナバー抵抗である。大地側か
らのサイリスタ点光信号はライトガイド(LG)を通
して光電変換器32に入力され、ここで点電気指令に
変換された後に点制御ユニット33に与えられる。点
制御ユニット33は、条件が整えばゲートアンプ34
を駆動し、もってゲート入力をETT31に与えること
によりETT31を点させる。なお、図3には1個の
ETT31しか示さなかったが、ETT31を複数個直
列接続することでサイリスタバルブが構成される。ま
た、これら構成要素の動作に必要な補助電源も図示しな
かったが、ETT31の陽極と陰極の間より供給さ
れるのが通常である。
【0003】次に動作について説明する。ETT31の
陽極と点制御ユニット33の間に接続された抵抗35
はETT31の印加電圧の分圧器となっており、ETT
31毎に設けられる点制御ユニット33内にて順電圧
および逆電圧が検出されている。ETT31が転流した
直後に逆電圧が印加されると、ETT31はターンオフ
する。印加電圧が逆電圧から順電圧に変わり、順電圧印
加中にサージやサイリスタバルブ端子部に地絡が発生す
ると、ETT31に大きい順電圧上昇率(以下dv/d
tという)の電圧が加わるので、ETT31はターンオ
フできずに再点し、順方向阻止能力を回復できなくな
る。これがETT31によってバラツクと、順方向阻止
能力を回復できた素子とできない素子が出現し、回復し
た素子に過電圧が加わり、ETT31が破損することに
なる。
【0004】また、ETT31が順方向阻止能力を回復
できず、ゲート入力がないのに自己点すると、ETT
31を破損させる。このため、ETT31の陽極Aと点
制御ユニット33の間で直列に接続された抵抗36と
コンデンサ37によって構成されたdv/dt分圧器が
dv/dtを検出し、所定値以上のdv/dtが印加さ
れると、点制御ユニット33内でdv/dtの検出を
判定し、ゲートアンプ34を動作させ、ゲート入力を印
加することによりETT31を点させてその破損を保
護している。
【0005】この他、ETT31に過電圧が印加される
とETT31の電位レベルで過電圧を検出し、ゲート入
力を印加し、ETT31を点孤させて保護する方式もあ
る。ETT31の過電圧は、抵抗35や過電圧付近の電
圧レベルで導通するブレークオーバダイオード(図示し
ない)を用いて検出する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光サイリスタは、大地
側からの光点信号によって直接点されるので、光サ
イリスタ電位での点制御ユニットを用いることができ
ず、光サイリスタの電圧検出信号をその目的に応じて大
地側に送信することが必要であるなどの問題点があっ
た。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、光サイリスタに印加される電圧
を検出できる安価な電圧検出装置を得ることを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光サイリ
スタの電圧検出装置は、光サイリスタ大地側に前記光
サイリスタと同極性に接続され、前記光サイリスタに印
加された順電圧を検出して動作する第1の手段と、前記
光サイリスタ大地側に前記光サイリスタと逆極性に
続され、前記光サイリスタに印加された逆電圧を検出し
て動作する第2の手段と、前記光サイリスタと並列に接
続され、前記光サイリスタに印加された順電圧の電圧上
昇率が所定値を超えたことを検出し或は前記順電圧が過
電圧になったことを検出して前記第2の手段を動作させ
る第3の手段とを設けたものである。
【0009】
【作用】この発明における電圧検出装置では、光サイリ
スタに順電圧が印加されると一方のLEDが発光し、逆
電圧が印加されると他方のLEDが発光し、所定値以上
のdv/dtの電圧または過電圧が印加されると両方の
LEDが発光する。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、1は光サイリスタとし
ての光トリガサイリスタ(以下、LTTという)であ
り、このLTT1の陽極Aと陰極Kとの間には、上述し
たスナバー・コンデンサ2とスナバー抵抗3に加えて、
抵抗4とゼナーダイオード5が直列に接続され、このゼ
ナーダイオード5と並列に抵抗6と第1の手段例えばL
ED7の直列接続体が接続されている。なお、ゼナーダ
イオード5はLED7の電流が所定値より大きくならな
いようにする。さらに、LTT1と並列に抵抗8とゼナ
ーダイオード9の直列接続体が接続され、このゼナーダ
イオード9と並列に抵抗10と第2の手段例えばLED
11の直列接続体が接続されている。LTT1の陽極
A、陰極K間には、更に、抵抗13とダイオード14と
コンデンサ15の直列接続体、コンデンサ16と抵抗1
7の直列接続体、および抵抗20と21の直列接続体も
接続されている。抵抗8とゼナーダイオード9の接続点
とダイオード14とコンデンサ15の接続点との間には
トランジスタ12が接続され、コンデンサ16と抵抗1
7の接続点はゼナーダイオード18および抵抗19を介
してトランジスタ12のベースに接続され、また抵抗2
0と21の接続点はゼナーダイオード22および抵抗2
3を介してトランジスタ12のベースに接続されてい
る。なお、これら要素12〜23は第3の手段を構成す
る。LED7、11の光出力はライトガイド(LG)を
介して大地側のそれぞれ順電圧検出器24、逆電圧検出
器25に送られて光電変換される。順電圧検出器24、
逆電圧検出器25の電気出力はAND回路26から成る
制御装置27に入り、AND回路26の出力は光点
装置28に入り、その光出力はライトガイド(LG)
を介して各LTT1に送られてLTT1を点させる。
【0011】次に、上述した実施例の動作を図2の波形
図について説明する。時点t1 にてLTT1の転流が完
了し、逆電圧が印加され始め、LED11、抵抗10,
8に電流が流れ、LED11が動作する、すなわち光を
出力する。この光出力は逆電圧検出器25によって図2
の電気出力25に変換される。時点t2 にて印加電圧V
A-K が逆電圧から順電圧に変わり、電気出力25は停止
される。順電圧の印加により抵抗4,6、LED7に電
流が流れ、LED7が光を出力する。これは順電圧検出
器24によって図2の電気出力24に変換される。時点
3 にて、例えば、サージが印加され、大きなdv/d
tの電圧が加ったとする。コンデンサ15は逆電圧印加
中に図の極性で充電されている。大きなdv/dt電圧
印加に伴い、抵抗17の両端間の電圧が上昇し、所定値
を超えるとゼナーダイオード18、抵抗19、トランジ
スタ12のベース・エミッタ間、コンデンサ15を通っ
てトランジスタ12のベース電流が流れる。トランジス
タ12が導通し、コンデンサ15からLED11、抵抗
10、トランジスタ12のコレクタ・エミッタ間に電流
が流れ、LED11が光出力して逆電圧検出器25の
電気出力が図2の25のようにあたかも逆電圧が検出さ
れたかのように現われる。
【0012】図2において、時点t2 より順電圧が印加
され始めており、時点t3 では電気出力25も発生さ
れ、点制御装置27内のAND回路26の出力は、図
2の26となって光点装置28に点指令が出され、
光点装置28からの点光出力がライトガイド(L
G)を介して各LTT1に送られ、各LTT1は導通す
る。時点t1 から時点t2 までの逆電圧によってLTT
1がターンオフし、時点t3における大きなdv/dt
電圧によって順方向阻止能力を回復できなかった素子が
現われても、全てのLTT1に光入力を印加し、点
せることによって、自己点による破損や過電圧からL
TT1を確実に保護することができる。
【0013】また、図1においてLTT1に順方向過電
圧が加わり、抵抗20と21で分圧された、抵抗21の
印加電圧が大きくなり、ゼナーダイオード22、抵抗2
3、トランジスタ12のベース・エミッタ間、コンデン
サ15に電流が流れ、トランジスタ12が導通して、L
ED11が発光し、逆電圧検出器25の電気出力が発生
され、順電圧印加中に上述した逆電圧検出されることに
よって、順方向過電圧がLTT1に印加されたことを同
様に検出することができる。この場合にも各LTT1に
用光入力を印加し、全てのLTT1を導通させて保
護することができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明は、光サイリス
大地側に前記光サイリスタと同極性に接続され、前
記光サイリスタに印加された順電圧を検出して動作する
第1の手段と、前記光サイリスタ大地側に前記光サイ
リスタと逆極性に接続され、前記光サイリスタに印加さ
れた逆電圧を検出して動作する第2の手段と、前記光サ
イリスタと並列に接続され、前記光サイリスタに印加さ
れた順電圧の電圧上昇率が所定値を超えたことを検出し
或は前記順電圧が過電圧になったことを検出して前記第
2の手段を動作させる第3の手段とを備えているので、
光サイリスタの順電圧および逆電圧に加えて、大きなd
v/dt電圧や順方向過電圧を安価に検出できる装置が
得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を一部ブロック図で示す回
路図である。
【図2】この発明の一実施例の動作を説明する動作波形
図である。
【図3】従来のサイリスタ電圧検出装置を一部ブロック
図で示す回路図である。
【符号の説明】 1 光サイリスタ(LTT) 7,11 LED 12 トランジスタ 13,17,19,20,21,23 抵抗 14 ダイオード 15,16 コンデンサ 18,22 ゼナーダイオード

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光サイリスタと並列にその大地側に接続
    され、前記光サイリスタに印加された順電圧を検出して
    動作する第1の手段と、 前記光サイリスタと逆並列にその大地側に接続され、前
    記光サイリスタに印加された逆電圧を検出して動作する
    第2の手段と、 前記光サイリスタと並列に接続され、前記光サイリスタ
    に印加された順電圧の電圧上昇率が所定値を超えたこと
    を検出し或は前記順電圧が過電圧になったことを検出し
    て前記第2の手段を動作させる第3の手段とを備えたこ
    とを特徴とする光サイリスタの電圧検出装置
JP17797291A 1991-07-18 1991-07-18 光サイリスタの電圧検出装置 Expired - Fee Related JP2709208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17797291A JP2709208B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 光サイリスタの電圧検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17797291A JP2709208B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 光サイリスタの電圧検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530727A true JPH0530727A (ja) 1993-02-05
JP2709208B2 JP2709208B2 (ja) 1998-02-04

Family

ID=16040302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17797291A Expired - Fee Related JP2709208B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 光サイリスタの電圧検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2709208B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009056868A1 (de) 2009-02-23 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp. Halbleitervorrichtung
KR101956589B1 (ko) * 2017-09-28 2019-03-11 엘에스산전 주식회사 전압 검출 장치
KR102322324B1 (ko) * 2020-06-04 2021-11-05 박종후 다기능 무 감전 보호시스템 및 보호방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009056868A1 (de) 2009-02-23 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp. Halbleitervorrichtung
JP2010200411A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
DE102009056868B4 (de) * 2009-02-23 2012-04-12 Mitsubishi Electric Corp. Halbleitervorrichtung
KR101956589B1 (ko) * 2017-09-28 2019-03-11 엘에스산전 주식회사 전압 검출 장치
KR102322324B1 (ko) * 2020-06-04 2021-11-05 박종후 다기능 무 감전 보호시스템 및 보호방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2709208B2 (ja) 1998-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5200878A (en) Drive circuit for current sense igbt
US4536816A (en) Thyristor apparatus employing light-triggered thyristors
CA1122663A (en) Protection circuit for transistorized switch
US4039863A (en) Light activated semiconductor switch device
GB2078040A (en) Dual-monitoring protection circuit for switching transistor
JPH0530727A (ja) 光サイリスタの電圧検出装置
JPS644376B2 (ja)
US4600917A (en) Gate-turn-off thyristor failure detecting circuit
JPH0328150B2 (ja)
JPH0759256A (ja) サイリスタバルブの保護装置
US8085519B2 (en) Circuit arrangement for providing a DC operating voltage
JPS6412176B2 (ja)
US3230459A (en) High speed overload protection circuit
KR890004975B1 (ko) Gto 사이리스터의 스너버회로
EP0789445B1 (en) Electric power converter
JP2667025B2 (ja) サイリスタ変換装置
JP2875081B2 (ja) パルスレーザ用パルス発生装置
JPH0576264B2 (ja)
JPS593113B2 (ja) 自己消弧形半導体素子の保護回路
JPS6337576B2 (ja)
JPS5839264A (ja) 光サイリスタ過電圧保護方式
SU966812A1 (ru) Полупроводниковое реле посто нного тока с защитой от перенапр жений
JP3102558B2 (ja) サイリスタバルブ
JP2911118B2 (ja) サイリスタバルブ
JPS5839225A (ja) 直流高電圧負荷の保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees