JPH05305892A - 二輪車のフロントブレーキシステム - Google Patents

二輪車のフロントブレーキシステム

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JPH05305892A
JPH05305892A JP11167092A JP11167092A JPH05305892A JP H05305892 A JPH05305892 A JP H05305892A JP 11167092 A JP11167092 A JP 11167092A JP 11167092 A JP11167092 A JP 11167092A JP H05305892 A JPH05305892 A JP H05305892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
joint
front fork
master cylinder
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP11167092A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Iwase
啓二 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH05305892A publication Critical patent/JPH05305892A/ja
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレーキ配管の配設を容易にかつ簡素化すると
ともに、ブレーキ配管に設けられるジョイントの取付を
容易かつ共用化させて部品点数を減少させ、経済性を向
上させた二輪車のフロントブレーキシステムを提供する
ことにある。 【構成】二輪車のフロントブレーキシステムは、車体フ
レーム10の前部にフロントホイール30を支持するフ
ロントフォーク26を設ける一方、上記フロントホイー
ル30を制動させるダブルブレーキ装置32を設け、上
記ダブルブレーキ装置32にマスタシリンダ44からの
流体圧をブレーキ配管48を介して作用させた二輪車に
おいて、前記フロントフォーク26のバネ下側で、ブレ
ーキ配管48にジョイント51を設け、このジョイント
51で二又に分岐された配管52,54をダブルブレー
キ装置の左右のブレーキキャリパ35にそれぞれ接続さ
せる一方、前記ジョイント51を取り付ける取付ブラケ
ット57をブレーキキャリパ35あるいはフロントフェ
ンダ40の取付部と共締めしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二輪車のフロントブレー
キシステムに係り、特に油圧式ダブルブレーキ装置を採
用した二輪車のフロントブレーキシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の二輪車の中には、フロ
ントホイールを支持するフロントフォークに倒立型フロ
ントフォークを採用し、フロントホイールの制動に油圧
式ダブルブレーキ装置を設けたフロントブレーキシステ
ムがある。
【0003】この二輪車のフロントブレーキシステムに
おいては、マスタシリンダから2本のブレーキホースを
延設し、各ブレーキホースを油圧式ダブルブレーキ装置
の左右のブレーキキャリパにそれぞれ接続したものや、
フロントフォークアンダブラケットにジョイントを設
け、このジョイントでマスタシリンダから延設された1
本のブレーキホースを左右2本のブレーキホースに分岐
させ、分岐された左右2本のブレーキホースを油圧式ダ
ブルブレーキ装置の左右のブレーキキャリパにそれぞれ
接続したものが知られている(特開昭62−15295
9号公報や特開昭62−149549号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の二輪車のフロン
トブレーキシステムは、フロントフォークのバネ部(伸
縮部)に沿って左右2本のブレーキホースが配設され、
各ブレーキホースはバネの伸縮を許容するように配索さ
れるが、左右2本のブレーキホースがフロントフェンダ
等の他の構成部品と干渉したり、損傷を受けないように
配索することが困難であったり、この困難性のために、
他の構成部品のレイアウトを拘束し、部品レイアウトの
自由度を損ねるおそれがあった。
【0005】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、ブレーキ配管の配設を容易にかつ簡素化する
とともに、ブレーキ配管に設けられるジョイントの取付
を容易かつ共用化させて部品点数を減少させ、経済性を
向上させた二輪車のフロントブレーキシステムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る二輪車のフ
ロントブレーキシステムは、上述した課題を解決するた
めに、車体フレームの前部にフロントホイールを支持す
るフロントフォークを設ける一方、上記フロントホイー
ルを制動させるダブルブレーキ装置を設け、上記ダブル
ブレーキ装置にマスタシリンダからの流体圧をブレーキ
配管を介して作用させた二輪車において、前記フロント
フォークのバネ下側で、ブレーキ配管にジョイントを設
け、このジョイントで二又に分岐された配管をダブルブ
レーキ装置の左右のブレーキキャリパにそれぞれ接続さ
せる一方、前記ジョイントを取り付ける取付ブラケット
をブレーキキャリパあるいはフロントフェンダの取付部
と共締めしたものである。
【0007】
【作用】この二輪車のフロントブレーキシステムは、マ
スタシリンダから延設されるブレーキ配管にジョイント
をフロントフォークのバネ下側で設け、このジョイント
で二又に分岐された配管をダブルブレーキ装置の左右の
ブレーキキャリパに接続させたから、左右のブレーキキ
ャリパに接続される2本の配管は相対的な動きのない部
分配索用として安定的に配設される一方、フロントフォ
ークの伸縮部には、1本のブレーキ配管の配索でよいか
ら、ブレーキ配管の配設を簡素化し、配管配索に大きな
自由度を持たせて行なうことができる。
【0008】また、ブレーキ配管のジョイントを取り付
ける取付ブラケットは、ブレーキキャリパやフロントフ
ェンダの取付部と共締めされるので、取付ブラケットを
固定するために独立した固定手段が不要となり、その
分、部品点数を減少させ、コストダウンを図ることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る二輪車のフロントブレー
キシステムの一実施例について添付図面を参照して説明
する。
【0010】図1および図2は本発明のフロントブレー
キシステムを備えた二輪車の一例を示す全体側面図およ
び正面図を示す。この二輪車は、車体フレーム10のメ
インフレーム11とダウンフレーム12との間にエンジ
ン13が搭載される一方、メインフレーム11の上方に
燃料タンク14が跨設される。燃料タンク14の後方に
はシート15が設けられ、このシート15は図3に示す
ように、メインフレーム11から後上方に延びるシート
レール16に支持される、シートレール16はサポート
フレーム17により補強される。
【0011】一方、車体フレーム10の中央下部にはス
イングアーム18が支点廻りに揺動自在に支持され、こ
のスイングアーム18の自由端側にリアホイール19が
支持される。スイングアーム18の揺動はクッションユ
ニット20により緩衝せしめられる。
【0012】また、車体フレーム10の前端部はフェア
リング(カウリング)21で覆われる一方、車体フレー
ム10の前端部にはヘッドパイプ22が設けられ、この
ヘッドパイプ22にフロントフォークアッセンブリ25
が装着される。フロントフォークアッセンブリ25は、
倒立型フロントフォーク(正立型フロントフォークでも
よい。)26とこのフロントフォーク26を取り付ける
アッパブラケット27とアンダブラケット28とから主
に構成され、上記アッパブラケット27にハンドル29
が取り付けられる。
【0013】フロントフォークアッセンブリ25のフロ
ントフォーク26の下端部にはフロントホイール30が
支持される一方、このフロントホイール30の左右両側
に油圧式ダブルブレーキ装置32が位置される。
【0014】油圧式ダブルブレーキ装置32は、フロン
トホイール26の左右両側にホイールアクスル33と共
通軸を有するようにそれぞれ固定されるブレーキディス
ク34と、左右のブレーキディスク34,34をそれぞ
れ制動させるブレーキキャリパ35,35とを有し、左
右のブレーキキャリパ35,35は油圧にて制動作用を
行なうブレーキパッド(図示せず)をキャリパハウジン
グ36内に収容している。
【0015】ブレーキキャリパ35は、倒立型フロント
フォーク26のインナチューブ26aに固定された取付
ブラケット38に固定される一方、上記インナチューブ
36aにはフロントホイール30を覆うフロントフェン
ダ40用の取付ブラケット41も一体あるいは一体的に
設けられ、この取付ブラケット41にフロントフェンダ
40が取り付けられる。
【0016】また、ブレーキキャリパ35に油圧を供給
するマスタシリンダ44はハンドル29に取り付けら
れ、このマスタシリンダ44はブレーキレバー45の操
作により作動せしめられる。ブレーキレハー45とハン
ドルグリップ29aの間隔はアジャスタ46により調節
される。
【0017】一方、マスタシリンダ44からブレーキ配
管としての1本の可撓性のブレーキホースまたはチュー
ブ48が延設される。このブレーキホース48は、フロ
ントフォークアッセンブリ25に沿って下方に導かれ
る。フロントフォークアンダブラケット28には、フロ
ントフォーク26のバネ上用クランプ50が取り付けら
れ、このバネ上用クランプ50にブレーキホース48が
保持される一方、ブレーキホース48はその先端が例え
ば右側のジョイント51に接続される。
【0018】図4に示す右側のジョイント51はブレー
キ配管内に形成されるマスタシリンダ44からの油路を
2つに分岐させており、分岐された一方を配管としての
ブレーキホースあるいはチューブ52を介して例えば右
側のブレーキキャリパ35に接続され、その他方は連結
ホースまたはパイプ54を介して左側のジョイント55
に接続される。このジョイント55もブレーキホースあ
るいはチューブ56を介して左側のブレーキキャリパ3
5に接続される。その際、ジョイント55は必ずしも必
要ではなく、連結パイプあるいはホース54を左側ブレ
ーキキャリパ35に直接接続してもよい。
【0019】左右のジョイント51,55は取付ブラケ
ット57,58に取り付けられて固定される。この取付
ブラケット57,58は、ブレーキキャリパ35にアク
スルホルダ60を介してボルトナット等の締着手段61
でそれぞれ共締めされる。このため、左右のジョイント
51,55を固定させるのに、ブレーキキャリパ35取
付用の締着手段を利用でき、ジョイント取付用に独立し
た締着手段が不要となる。
【0020】なお、図4に示す実施例では、左右のジョ
イント51,55を保持する取付ブラケット57,58
をブレーキキャリパ35と共締めした例を示したが、こ
の取付ブラケット57,58はフロントフェンダ取付部
と共締めしてもよい。
【0021】しかして、左右のジョイント57,58を
フロントフォーク伸縮部下方のバネ下部に取り付けるこ
とができ、マスタシリンダ44からジョイント51ま
で、ブレーキ配管としてのブレーキホース48を1本と
することができる。マスタシリンダ44からのブレーキ
ホース48は、フロントフォーク26のバネ上(伸縮部
上方)ではアンダブラケット28にクランプ50で保持
され、このクランプ50から左右のいずれかのジョイン
ト51,55までは1本のブレーキホース48でよい。
【0022】そして、フロントフォーク26のバネ下に
設置されるジョイント51,55は取付ブラケット5
7,58に固定されるが、この取付ブラケット51,5
5は、倒立型フロントフォーク26に固定されるブレー
キキャリパ35あるいはフロントフェンダ40の取付部
に共締めされる。ジョイント51,55からのブレーキ
配管はそのまま一方のブレーキキャリパ35に接続さ
れ、分岐されたブレーキ配管の反対側のブレーキキャリ
パ35に接続される。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る二輪車の
フロントブレーキシステムは、マスタシリンダからのブ
レーキ配管にジョイントをフロントフォークのバネ下側
で設け、このジョイントで二又に分岐された配管をダブ
ルブレーキ装置の左右のブレーキキャリパにそれぞれ接
続させたから、左右のブレーキキャリパに接続される2
本の配管は相対的な動きのない部分の配索用として安定
的に配設される一方、フロントフォークの伸縮部には1
本のブレーキ配管の配索でよいから、ブレーキ配管の配
設を簡素化し、配管配索に大きな自由度を持たせること
ができる。
【0024】また、ブレーキ配管に接続されるジョイン
トの取付ブラケットは、ブレーキキャリパやフロントフ
ォークの取付部と共締めされるので、取付ブラケットを
固定するために独立した固定手段が不要となり、その分
部品点数を減少させ、経済性を良好にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントブレーキシステムを備え
た二輪車の一例を示す全体側面図。
【図2】図1に示す二輪車の正面図。
【図3】本発明に係る二輪車のフロントブレーキシステ
ムの一実施例を説明する二輪車のシャーシ図。
【図4】本発明に係る二輪車のフロントブレーキシステ
ムを示す図。
【符号の説明】
10 車体フレーム 11 メインフレーム 13 エンジン 22 ヘッドパイプ 25 フロントフォークアッセンブリ 26 フロントフォーク 27 アッパブラケット 28 アンダブラケット 29 ハンドル 30 フロントホイール 32 ダブルブレーキ装置 35 ブレーキキャリパ 36 キャリパハウジング 387,41,57,58 取付ブラケット 40 フロントフェンダ 44 マスタシリンダ 45 ブレーキレバー 48 ブレーキホース(ブレーキ配管) 50 クランプ 51,55 ジョイント 54 連結パイプ(配管) 52,56 ブレーキホースまたはチューブ(配管)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの前部にフロントホイール
    を支持するフロントフォークを設ける一方、上記フロン
    トホイールを制動させるダブルブレーキ装置を設け、上
    記ダブルブレーキ装置にマスタシリンダからの流体圧を
    ブレーキ配管を介して作用させた二輪車において、前記
    フロントフォークのバネ下側で、ブレーキ配管にジョイ
    ントを設け、このジョイントで二又に分岐された配管を
    ダブルブレーキ装置の左右のブレーキキャリパにそれぞ
    れ接続させる一方、前記ジョイントを取り付ける取付ブ
    ラケットをブレーキキャリパあるいはフロントフェンダ
    の取付部と共締めしたことを特徴とする二輪車のフロン
    トブレーキシステム。
JP11167092A 1992-04-30 1992-04-30 二輪車のフロントブレーキシステム Pending JPH05305892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11167092A JPH05305892A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 二輪車のフロントブレーキシステム

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JP11167092A JPH05305892A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 二輪車のフロントブレーキシステム

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JPH05305892A true JPH05305892A (ja) 1993-11-19

Family

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JP (1) JPH05305892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7621566B2 (en) 2003-09-09 2009-11-24 Honda Motor Co., Ltd. Brake hose support structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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