JPH05305781A - 被熱転写記録紙 - Google Patents

被熱転写記録紙

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JPH05305781A
JPH05305781A JP4165078A JP16507892A JPH05305781A JP H05305781 A JPH05305781 A JP H05305781A JP 4165078 A JP4165078 A JP 4165078A JP 16507892 A JP16507892 A JP 16507892A JP H05305781 A JPH05305781 A JP H05305781A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰返し使用しても高印字濃度で、かつ印字濃
度低下の少ない高解像度の画像を形成できる被熱転写記
録紙を提供するものである。 【構成】 試薬第1級流動パラフィンを用いたブリスト
ー法により0.1MPaの圧力下で測定される吸収係数
(Ka)と、三次元表面粗さ解析により求められる面の
負荷曲線の直線部分の傾斜(図2)(fc)との積が
2.0〜6.0の範囲にある記録面あるいはKaと粗さ
指数(Vr)より求められる100msec間の転移量
(V)が2.3〜11.5ml/m2の範囲内にある記
録面を有する被熱転写記録紙である。 【効果】 多数回熱転写印字において、くり返し印字の
濃度低下が少なく、高画像濃度および高解像度の画像を
形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被熱転写記録紙に関し、
特に多数回印字できる熱転写記録媒体を繰り返し使用し
て高印字濃度で、かつ印字濃度低下の少ない画像を形成
できる被熱転写記録紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりプリンター、ファクシミリ等の
記録装置において、熱転写を利用したものは装置の小型
化、低価格化、保守費の低減が図れるものとして広く普
及している。熱転写記録装置に用いられる熱転写記録媒
体は基材上に熱転写性インク層が単に設けられているも
のであり、1回の使用でインク層の加熱部分が全て転写
して繰返し使用ができないために、ランニングコストの
点で問題があった。そこで繰返し使用可能な熱転写記録
媒体が求められ、現在まで各種の方法が提案されてき
た。
【0003】従来公知の例として、特開昭54−682
53、特開昭55−105579公報に開示されている
ような基材上に微細多孔質インク層を設け、少しずつ熱
溶融性インクが浸み出るようにしたもの、特開昭58−
212993公報に開示されるような基材上のインク層
の上に多孔質膜を設け、インク流出量を制御したもの、
更に特開昭60−127191、特開昭60−1271
92号に開示されるような接着層を介してインク層を設
け、少しずつインクを剥がして転写させるもの等が提案
されている。
【0004】しかしながらこれらの熱転写記録媒体で汎
用の被転写紙を用いて繰返し熱転写印字を行った場合、
画像濃度低下、印字の画像濃度変化が大きいという欠点
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するため鋭意研究してきた結果、熱転写記録媒体
上の転写インクが溶融時に示す物性値に近い試薬1級流
動パラフィンの被熱転写記録紙の吸収特性及び、被熱転
写記録紙の表面形状特性が特定の範囲にある転写インク
受容体が、多数回記録用の被熱転写記録紙として有効で
あることの知見を得て本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は試薬1級流動パラフィ
ンを用いたブリストー法(J.TAPPI.No.51−
87)により0.1MPa圧力下で測定される吸収係数
(Ka)と、三次元表面粗さ解析により求められる、面
の負荷曲線の直線部分の傾き(fc)との積が2.0〜
6.0の範囲にある記録面、又は試薬第1級流動パラフ
ィンを用いたブリストー法(J.TAPPI No.51
−87)により、0.1M Pa圧力下で測定される吸
収係数(Ka)と粗さ指数(Vr)より求められる10
0msec間の転移量(V)が2.3〜11.5ml/
2の範囲にある記録面を持つことを特徴とする被熱転
写記録紙である。
【0007】この記録面を有する被熱転写記録紙におい
て、更に上記吸収係数(Ka)が0.05〜0.80m
l/m2・msec1/2、または面の負荷曲線の直線部の
傾き(fc)が7.0以上、あるいは粗さ指数(Vr)
が1.80〜11.00の範囲にあることが好ましい。
【0008】更に上記記録面を有する被熱転写記録紙
が、三次元表面粗さ解析により求められる径50μm以
上、深さ20μm以上の孔が面積1.00mm2当り6
0個以下の記録面を有することがより好ましい。
【0009】本発明におけるブリストー法よる吸収係数
(ka)の測定は、J.TAPP紙パルプ試験法No.5
1−87に従い、吸収時間の平方根に対する流動パラフ
ィンの試験紙への転移量(ml/m2)を測定し、得ら
れた吸収曲線の直線部分の傾きを算出するものである。
【0010】本発明における被転写紙記録面の負荷曲線
の直線部分の傾き(fc)とは、まず、図1に示すよう
に、三次元触針式表面粗さ解析より求められる最大の高
さ(SRmax)を記録面の深さ方向に10等分したとき
の各等分切断面の測定面全体に対する面積率(%)を求
め、次に図2に示すようにSRmax値よりの深さを横
軸に、各等分切断面の面積率を縦軸にとったときの曲線
(負荷曲線)1の直線部分2よりその傾を算出するもの
である。
【0011】三次元表面粗さ測定は小坂研究所製SE−
30Kで行い、その値を下記条件で三次元粗さ解析装置
(小坂研究所製SPA−11)を用いて解析し、前記の
方法で記録面の負荷曲線の直線部分の傾きを得るもので
ある。
【0012】<条件>触針先端半径R2μm、測定力
0.7mN、極性切替えノーマル、X測定長さ2.0m
m、Y送りピッチ5μm、Y記録リミット210mm、
X送り速さ0.2mm/S、Y記録ピッチ2mm、縦倍
率(Z)500、横倍率(X)100、位相特性補償、
低域カットオフR+W、高域カットオフ0.08、GA
IN1倍、Xピッチ5μm、測定本数100本、サンプ
リングモードPOINT、P.MODE8また、本発明
における転移量(V)とは、吸収係数(Ka)と粗さ指
数(Vr)により、吸収時間(T)内に吸収された量
(ml/m2)であり、下記の式により求められる。
【0013】V=Vr+KaT1/2 ここで、吸収係数(Ka)は上記のようにJ.TAPP
I紙パルプ試験法No.51−87に従い、吸収時間の平
方根に対する流動パラフィンの試験紙への吸収量(ml
/m2)を測定し、得られた吸収曲線の直線部分の傾き
を算出するものであり、また粗さ指数(Vr)は同様に
して得られた吸収曲線の切片を算出することにより得ら
れるものである。
【0014】吸収時間(T)は熱転写記録媒体における
熱溶融性インクを溶融状態で被熱転写記録紙が吸収可能
な時間とし、100msecで算出する。
【0015】また、径50μm以上、深さ20μm以上
の孔の個数の測定は三次元表面粗さ解析により求められ
る径50μm以上、深さ20μm以上の凹部の数をカウ
ントするものである。
【0016】本発明者らの研究結果によると多数回熱転
写記録における初回印字の際の熱溶融性インク転移量
(g/m2)、特に記録媒体として基材上にインク層を
具備し、インクが該インク層より溶融滲出により被熱転
写記録紙に記録されるものを使用する場合、次の関係が
成立することを見出した。
【0017】 (初回インク転移量)=a・ (吸収係数)・(面の負荷曲線の直線部分の傾き)…(1) Ka fc ここで、aは比例定数であり多数回熱転写印字の際の印
字条件(印加エネルギーヘッド押圧、記録速度等)によ
り異なるものである。
【0018】(1)式の関係が成立する理由は厳密には
明らかではないが、吸収係数は記録面そのもののインク
受理性を示し、面の負荷曲線の直線部分の傾きは、印字
の際の被熱転写記録紙の記録面と熱転写記録媒体のイン
ク滲出部分との接触性を示し、両者の積が実質的なイン
ク転移量を決定するものと考えられる。
【0019】本発明において、試薬1級流動パラフィン
を用いたブリストー法による吸収係数(Ka)と、三次
元表面粗さ解析より求められる面の負荷曲線の直線部分
の傾き(fc)の積は2.0〜6.0の範囲にある記録
面を有する被熱転写記録紙が多数回熱転写記録を好まし
いことを見出したものである。上記積が2.0以下であ
ると、インク受容性が劣り、多数回印字に於て濃度低下
は少ないものの高印字濃度が得られない。また6.0以
上であると初回印字におけるインク転移量が大きくなり
過ぎ、熱転写記録媒体より多量のインクが滲出転写する
ために、2回目以降の濃度低下が大きくなり実用的では
ない。
【0020】また、上記範囲においてKaが0.05〜
0.80ml/m2・msec1/2、又はfcが7.0以
上の被熱転写記録紙においては多数回印字の濃度変化だ
けでなく、細線画像の再現性も優れたものとなり好まし
い結果を与える。
【0021】また、本発明において、試薬1級流動パラ
フィンを用いたブリストー法による吸収係数(Ka)
と、粗さ指数(Vr)より求められる吸収時間(T)1
00msec間の転移量(V)が2.3〜11.5ml
/m2の範囲にある記録面を有する被熱転写記録紙も多
数回熱転写記録に優れた性能を示すものであり、2.3
ml/m2以下であるとインク受容性が劣り、多数回印
字において濃度低下は少ないものの高印字濃度が得られ
ない。また、11.5ml/m2を越えると初回印字に
おけるインク転移量が大きくなりすぎ、熱転写記録媒体
より多量のインクが滲出転写するために2回目以降の濃
度低下が大きく実用的でない。
【0022】また、上記範囲においてVrが1.80〜
11.00ml/m2の範囲にある被熱転写記録紙にお
いては多数回印字の濃度変化だけでなく、細線画像の再
現性も優れたものとなり好ましい結果を与える。
【0023】また、上記の各被熱転写記録紙において、
前記の三次元表面粗さ解析により求められる径50μm
以上、深さ20μm以上の孔が1.00mm2面積あた
り60個以下であれば、転写画像の解像度が向上しより
好ましい。すなわちドット再現性や細線再現性にはこの
孔の大きさ及び個数が影響し、これが多いとドット抜け
による解像度低下の傾向を示す。
【0024】本発明において、Kaとfcの積が上記の
範囲に保持され、またはVが上記の範囲に保持されてい
るものであれば、被熱転写記録紙としての素材加工はい
かなる方法がとられていても差し支えはなく、製造工程
において、叩解度、添加薬品、樹脂、ドライヤー方法、
サイズ剤、キャレンダーを調整することによって得るこ
とができる。また、合成紙においても発泡度、受容層の
添加物の調整等にて得ることができる。
【0025】熱転写記録媒体としては、従来公知の基材
上に微細多孔質インク層を設け、少しづつ熱溶融性イン
クが浸み出るようにしたもの、基材上にインク層を設
け、その上に多孔質膜を設け、インク流出量を制御した
もの、支持体上に接着層を介してインク層を設け、少し
づつインクを剥がして転写されるもの等を用いることが
できるが、特に多孔質インク層を設けたものや、多孔質
膜を設けた熱転写記録媒体のようにインクが溶融滲出に
より多数回転写できる熱転写記録媒体を用いるのが好ま
しい。
【0026】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。なお、実施例に記載の各成分の量(部)は重量部
である。
【0027】実施例1 塗工液 焼成クレー 100 スチレンブタジエン重合体 20 ポリアクリル酸ソーダ 20 上質紙にワイヤーバーにより塗工量30g/m2の割合
で塗工し、カレンダー掛けを60kgf/cm行なっ
て、Ka0.51、fc7.20、径50μm以上、深
さ20μm以上の孔が1.00mm2当り5個の被転写
紙を得た。
【0028】実施例2 塗工液 シリカ 100 水溶性ポリエステル樹脂 40 カゼイン10%水溶液 100 ステアリン酸カルシウム 2 水 63 上質紙にワイヤーバーにより塗工量10g/m2の割合
で塗工し、カレンダー掛けを行なってKa0.35、f
c9.80、径50μm以上、深さ20μm以上の孔が
1.00mm2当り20個の被転写紙を得た。
【0029】実施例3 C.S.F濾水度350mlのLBKP 80 C.S.F濾水度350mlのNBKP 20 炭酸カルシウム 8 水 7 カチオン化澱粉 0.02 抄紙し、手抄きシートを得た。
【0030】クラレPVA217の5%水溶液 耐水化剤ポリフィックス203 70℃に保ち、手抄シートを5分間浸漬させ、放置後プ
レス器に掛け、60℃で乾燥を行なって、Ka0.2
6、Fc:11.10、径50μm以上、深さ20μm
以上の孔が1.00mm2当り10個の被転写紙を得
た。
【0031】実施例4 Ka=0.25、Vr=3.35ml/m2であり、径
50μm以上、深さ20μm以上の孔が0の市販の合成
紙を被転写紙とした。
【0032】実施例5 実施例2においてシリカを70重量部、水溶性ポリエス
テル樹脂を70重量部とした以外は実施例2と同様の条
件で被転写紙を得た。Ka:0.15、Vr=2.90
ml/m2、径50μm以上、深さ20μm以上の孔は
0であった。
【0033】実施例6 実施例1においてカレンダー掛けの強さを20kgf/
cmとした以外は実施例1同様の条件で被転写紙を得
た。Ka=0.46、fc=6.00、径50μm以
上、深さ20μm以上、深さ20μm以上の孔が1.0
0mm2当り30個であった。
【0034】実施例7 Ka=0.23、Vr=3.93ml/m2、fc=1
2.50、径50μm以上、深さ20μm以上の孔が
1.00mm2あたり85個の市販のコート紙を被転写
紙とした。
【0035】比較例1 現在市販されている十条製紙のTRW−1を被転写紙と
した。Ka=1.01、fc=7.15、Vr=3.9
3、径50μm以上、深さ20μm以上の孔が1.00
mm2当り75個であった。
【0036】比較例2 径50μm以上、深さ20μm以上の孔が面積1.00
mm2当り0個、Ka=0.03、fc=6.80の市
販のアート紙を被転写紙とした。
【0037】比較例3 径50μm以上、深さ20μm以上の孔が面積1.00
mm2当り10個、Ka=0.05、fc=15.00
の市販の合成紙を被転写紙とした。
【0038】比較例4 Ka=0.78、Vr=4.34ml/m2、径50μ
m以上、深さ20μm以上の孔が面積1.00mm2
り55個の市販のコート紙を被転写紙とした。次に下記
のように熱転写記録媒体を作製し、印字試験を行った。
【0039】 <熱転写記録媒体> カーボンブラック 15部 キャンデリラワックス 60部 酸化ポリエチレンワックス 23部 テルペン樹脂(分散剤) 2部 上記成分をサンドミルペッセルに充填後、110℃下で
分散を行ない均一インクとした。その後系を65℃と
し、低融点油溶性染料ベンゾールブラック10部及びメ
チルエチルケトン/トルエン(2/1比)675部を添
加し、32℃において再分散を行なった。分散後室温で
放冷することによって熱溶融性ゲル化インクを得た。こ
のインクを用い、下記それぞれのインク層塗液を調製
し、各インク層を作製した。
【0040】 <第1インク層の作製> 熱溶融性ゲル化インク 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の メチルエチルケトン/トルエン(2/1比)の20%溶液 3部 アゾビスイソブチロニトリル 0.1部 上記成分を混合後、厚さ4.5μmのPETフィルムの
片面に耐熱処理を施した基材上に膜厚8μmになるよう
に塗布し75℃で乾燥させて第1インク層を作製した。
【0041】 <第2インク層の作製> 熱溶融性ゲル化インク 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のメチルエチル ケトン/トルエン(2/1)の20%溶液 3部 上記成分を混合後、第1インク層上に膜厚2μmになる
ように第2インク層を塗布し110℃において乾燥発泡
させて、熱転写記録媒体を得た。
【0042】<印字試験>上記のようにして得られた熱
転写記録媒体をラインプリンターに装置し、表1に示し
た上記実施例及び比較例の被熱転写記録紙上に全ベタ
部、及びCODE39バーコードより構成される印字パ
ターンを用い熱転写記録媒体の同じ位置を4回繰り返
し、印字し、各回の画像濃度を反射濃度計で(マクベス
社製RD−914)で、バーコード読取率をバーコード
レーザ、チェッカー(Symbol Technolo
gy社LC2811)を用いて測定した。その結果を表
2に示す。
【0043】
【表1】
【0044】ボイド数=記録面の面積1.00mm2
りの径50μm以上、深さ20μm以上の孔(凹部)の
【0045】
【表2】
【0046】<印字条件> サーマルヘッド:ライン薄膜ヘッドタイプ(8dots
/mm) プラテン圧:280gf/cm 転写記録媒体の剥離角:45°(被転写紙に対して) 印加エネルギー:17mJ/mm2 印字速度:4インチ/sec 表1及び表2から明らかなようにKa×fcの値が2.
0〜6.0の範囲の記録面を有する被熱転写記録紙、ま
たはVが2.3〜11.5ml/m2の範囲にある記録
面を有する被熱転写記録紙は、これらの範囲外の値の記
録面を有する被熱転写記録紙に比較して、画像濃度が高
く、かつ、くり返し印字においても画像濃度低下を生じ
ないものである。またKa×fc又はVの値が上記の範
囲内の記録面を有し、かつfcの値が7以上、あるいは
径50μm以上、深さ20μm以上の孔が1mm2当り
60個以下のものはドット再現性や細線再現性にすぐれ
画像の解像度が向上するため、すぐれた読取率を示して
いる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば多数回熱転写印字におい
て、くり返し印字の画像濃度低下が少なく、かつ高画像
濃度及び高解像度の印字画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被転写紙記録面の負荷曲線を求める基礎となる
表面粗さ解析グラフである。
【図2】被転写紙記録面の負荷曲線の直線部分の傾きを
示すグラフである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試薬第1級流動パラフィンを用いたブリ
    ストー法(J.TAPPI No.51−87)により、
    0.1M Pa圧力下で測定される吸収係数(Ka)
    と、三次元表面粗さ解析により求められる、面の負荷曲
    線の直線部分の傾き(fc)との積が2.0〜6.0の
    範囲にある記録面を有することを特徴とする被熱転写記
    録紙。
  2. 【請求項2】 試薬第1級流動パラフィンを用いたブリ
    ストー法(J.TAPPI No.51−87)により、
    0.1M Pa圧力下で測定される吸収係数(Ka)が
    0.05〜0.80ml/m2・msec1/2の範囲にあ
    る記録面を有することを特徴とする請求項1記載の被熱
    転写記録紙。
  3. 【請求項3】 三次元表面粗さ解析により求められる面
    の負荷曲線の直線部分の傾き(fc)が7.0以上の記
    録面を有することを特徴とする請求項1記載の被熱転写
    記録紙。
  4. 【請求項4】 三次元表面粗さ解析により求められる径
    50μm以上、深さ20μm以上の孔が面積1.00m
    2当り60個以下の記録面を有することを特徴とする
    請求項1,2または3項記載の被熱転写記録紙。
  5. 【請求項5】 試薬第1級流動パラフィンを用いたブリ
    ストー法(J.TAPPI No.51−87)により、
    0.1M Pa圧力下で測定される吸収係数(Ka)と
    粗さ指数(Vr)より求められる100msec間の転
    移量(V)が2.3〜11.5ml/m2の範囲にある
    記録面を有することを特徴とする被熱転写記録紙。
  6. 【請求項6】 試薬第1級流動パラフィンを用いたブリ
    ストー法(J.TAPPI No.51−87)により、
    0.1M Pa圧力下で測定される粗さ指数(Vr)が
    1.80〜11.00の範囲にある記録面を有すること
    を特徴とする請求項5記載の被熱転写記録紙。
  7. 【請求項7】 三次元表面粗さ解析により求められる径
    50μm以上、深さ20μm以上の孔が面積1.00m
    2当り60個以下の記録面を有することを特徴とする
    請求項5又は6項記載の被熱転写記録紙。
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