JPH05305282A - 浮遊物掻寄せ装置 - Google Patents

浮遊物掻寄せ装置

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JPH05305282A
JPH05305282A JP4135760A JP13576092A JPH05305282A JP H05305282 A JPH05305282 A JP H05305282A JP 4135760 A JP4135760 A JP 4135760A JP 13576092 A JP13576092 A JP 13576092A JP H05305282 A JPH05305282 A JP H05305282A
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liquid
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博幸 関
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダーティタンクに収容されたダーティクーラン
ト液の液面に浮遊する浮遊物がフィルター装置のろ材に
付着するのを効果的に防止して、フィルター装置のろ過
能力の低下を防止することである。 【構成】浮遊物掻寄せ装置Aは、所定の間隔をおいて一
体に連結された一対のフロート11の間にスクレーパコ
ンベアSを装着した構成である。この浮遊物掻寄せ装置
AをダーティタンクT内に浮かせて配設し、この状態で
前記スクレーパコンベアSを周回走行させて、ダーティ
クーラント液C1 の液面Wに浮遊している浮遊物20を
スクレーパ板22によりろ過ドラム装置Dと反対の側に
掻き寄せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械などにおい
て、被加工物や工具の冷却に使用することにより切粉類
が含まれているダーティクーラント液をフィルター装置
によってろ過して、再使用可能なクリーンクーラント液
にするためのクーラント液ろ過装置に使用される浮遊物
掻寄せ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クーラント液ろ過装置の基本構成は、切
粉類が含まれている使用済のダーティクーラント液を収
容するためのダーティタンク内にフィルター装置が配設
され、このフィルター装置を介して、ダーティタンクと
クリーンタンクとが接続されている。そして、両タンク
に所定の液面差が生ずると、ダーティタンク内のダーテ
ィクーラント液は前記フィルター装置の側に流れて、こ
のフィルター装置を通過する間にろ過されて微細な切粉
類が除去され、これにより得られたクリーンクーラント
液は、クーラントタンクに流入して貯留される。また、
ダーティタンクの底部には、切粉排出コンベア装置が周
回可能に配設されていて、ダーティクーラント液に含ま
れている切粉類のうち比較的大きくて重いものは、自重
によってタンクの底部に沈降して堆積し、前記切粉排出
コンベア装置によってタンク外に排出されるようになっ
ている。このように、ダーティクーラント液に含まれて
いる切粉類のうち比較的大きくて重いものは、自然沈降
によってタンク外に排出されると共に、自然沈降せずに
液中に存在している微細なものは、フィルター装置によ
ってろ過されるように構成されている。
【0003】ところが、使用済のダーティクーラント液
には、上記したような液中に存在している切粉類のみな
らず、沈降せずに液面に浮遊している浮遊切粉を主体に
した浮遊物が含まれていることが多い。ダーティクーラ
ント液の液面に浮遊している浮遊物は、ダーティタンク
とクリーンタンクとの液面差によって生ずるフィルター
装置の側に向かうダーティクーラント液の流れによっ
て、フィルター装置の周辺に自然に集められ、その一部
は、フィルター装置を構成しているろ材に付着してしま
う。このようになると、フィルター装置のろ材に対して
ダーティクーラント液が流入しにくくなって、フィルタ
ー装置のろ過能力が低下させられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダーティク
ーラント液の液面に浮遊する浮遊物がフィルター装置の
ろ材に付着するのを効果的に防止して、フィルター装置
のろ過能力の低下を防止することを課題としてなされた
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、フロートにスクレーパコン
ベアを装着した浮遊物掻寄せ装置を液面に浮かせた状態
にしてダーティタンク内に配設し、前記スクレーパコン
ベアを周回走行させて、そのスクレーパ板によりダーテ
ィクーラント液の液面に浮遊している浮遊物をダーティ
タンク内に配設されたフィルター装置と反対の側に掻き
寄せるように構成したことである。
【0006】
【発明の作用】本発明に係る浮遊物掻寄せ装置は、フロ
ートにスクレーパコンベアを装着した構成であるので、
ダーティクーラント液の液面が変化した場合には、その
液面に追随してダーティタンクに対して上下動して、常
にダーティクーラント液の液面に浮いている。このた
め、スクレーパコンベアを極めて低速度で、又は間欠的
に周回走行させると、ダーティクーラント液の液面に浮
遊している浮遊物は、そのスクレーパ板によってフィル
ター装置と反対の側に掻き寄せられて、フィルター装置
の側に浮遊物が流れなくなる。この結果、フィルター装
置のろ材に浮遊物が付着しなくなって、そのろ過能力の
低下を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。図1は、本発明に係る浮遊物掻寄せ装置が配設
されたクーラント液ろ過装置の縦断面図である。この図
1において、ダーティタンクTには、これに収容された
ダーティクーラント液C1をろ過するためのろ過ドラム
装置Dと、ダーティタンクTの底部に沈降して堆積した
比較的大きな切粉を外部へ排出するための切粉排出コン
ベア装置Kとが配置されている。このダーティタンクT
の一方の側板10における長さ方向のほぼ中央部であっ
て、かつ上部に近い部分に、ダーティクーラント液C1
の投入口1が設けられている。また、ダーティタンクT
の他方の側板10に接続して、切粉類を除去された再使
用可能なクリーンクーラント液C2 を収容するためのク
リーンタンク(図示せず)が設けられている。ダーティ
タンクTには、その長さ方向に沿ってコンベアフレーム
2が設けられ、このコンベアフレーム2とダーティタン
クTの底部との間に切粉排出コンベア装置Kが配設され
ている。ダーティタンクTの底板3に沈降した比較的大
きな切粉類5は、切粉排出コンベア装置Kのスクレーパ
板4により掻き集められて、コンベアフレーム2の底板
2aに沿って上方に搬送され、その上端の排出口2bか
ら排出されて、切粉箱6内に落下するようになってい
る。
【0008】前記ろ過ドラム装置Dは、ダーティタンク
Tの高さ方向の中央部より上方の部分で、しかも後板7
に近い部分に配設されている。このろ過ドラム装置D
は、多孔板を円筒状に形成したドラム8の外周面にろ材
(図示せず)を取付けた構成であって、そのドラム軸9
によりダーティタンクTの両側板10に回転可能に支承
されている。このドラム8の一方の側面は開口して連通
口となっており、この連通口を通過したクリーンクーラ
ント液は、ダーティタンクTに接続して設けられたクリ
ーンタンクに流入するようになっている。ろ過ドラム装
置Dのドラム8は、駆動装置により低速回転させられる
ようになっており、ダーティタンクTと、これに接続さ
れたクリーンタンクとの間に所定の液面差が形成される
と、ダーティタンクTの液面に近い部分のダーティクー
ラント液C1 が、低速回転しているドラム8のろ材を通
過して該ドラム8内に流入する。ダーティクーラント液
1がろ材を通過する間に、これに含まれている微細な
切粉がろ材に付着して除去されるので、ドラム8内に流
入したクーラント液は、再使用可能なクリーンクーラン
ト液C2 となり、前述のドラム8の連通口を通ってクリ
ーンタンク内に流入するようになっている。
【0009】図1に示されるように、ダーティタンクT
の長さ方向のほぼ中央部に浮遊物掻寄せ装置Aが液面に
浮いた状態となって配設されている。この浮遊物掻寄せ
装置Aは、図2及び図3に詳細に示されるように、両端
が閉塞されて角筒状をしていて、所定の間隔をおいて一
体に連結された一対のフロート11と、この一対のフロ
ート11の間に装着されたスクレーパコンベアSとから
成る。一対のフロート11は、その両端部であって、し
かも下方の部分をそれぞれ連結パイプ12により一体に
連結されている。この位置において一対のフロート11
を連結することにより、上記スクレーパコンベアSを支
障なく走行させられる。このようにして連結された一対
のフロート11は、図2に示されるように、ダーティタ
ンクTの両側板10の内側面に沿って配置される。一対
のフロート11の長手方向の一端部であって、しかもそ
の上面に近い部分の内側面には、一対の軸受13がそれ
ぞれ固定され、この一対の軸受13によりスクレーパコ
ンベアSの駆動軸14が水平に軸支されており、この駆
動軸14の両端部に一対の鎖歯車15が取付けられてい
る。そして、この駆動軸14の一方の鎖歯車15と軸受
13との間には、別の鎖歯車16が前記鎖歯車15に当
接する形で取付けられている(図4参照)。また、一対
のフロート11の他端部の内側面に軸受17がそれぞれ
固定され、この一対の軸受17に前記駆動軸14と平行
に被動軸18が軸支されて、この被動軸18の両端部に
一対の鎖歯車19がそれぞれ取付けられている。駆動軸
14の各鎖歯車15と被動軸18の各鎖歯車19との間
には、それぞれ無端鎖21が掛装されている。ここで、
図3に示されるように、駆動軸14及び被動軸18は、
フロート11の上面に近い部分に取付けられているの
で、無端鎖21の下列は、フロート11の高さの中心付
近に位置している。そして、一対のフロート11に取付
けられた一対の無端鎖21の間には、所定の間隔をおい
てスクレーパ板22が複数枚(実施例では4枚)取付け
られて、スクレーパコンベアSを構成している。図4な
いし図6に示されるように、このスクレーパ板22は、
支持軸23と、上端部がこの支持軸23に取付けられた
板部24とで構成されて、支持軸23の両端に取付けら
れた一対のアングル状の吊り部材25が、無端鎖21の
ピンリンク板26の上端中央部で、ピンリンク板26か
ら内側に向けて直角に突出して設けられたアタッチメン
ト27に取付けられている。このように、両側の無端鎖
21により支持されたスクレーパ板22の板部24は、
両端が両側の吊り部材25の近傍に位置している。この
スクレーパ板22は、その支持軸23の両端部がそれぞ
れ吊り部材25に回動自在に支持されているので、その
板部24は常時垂直を維持して走行するようになってい
る。
【0010】駆動軸14と連結パイプ12との間には、
連結部材28が該駆動軸14と平行に配置されて、その
両端部が各フロート11の上面に固定されている。この
連結部材28の一方の端部の上面には、エアーモータ2
9が取付けられており、その軸に取付けられた鎖歯車3
1と、駆動軸14に取付けられた前記鎖歯車16との間
に無端鎖32が掛装されている。各フロート11の内側
面には、それぞれ上下方向に所定の間隔をおいてチェー
ンガイド33が二列取付けられて、前記無端鎖21の往
復列の下面を支持している。ウエイト取付けピン34
は、フロート11にバランスウエイト35を載置する
際、その位置を決めるためのもので、被動軸18側では
その軸線の延長上で各フロート11の上面に設けられて
おり、駆動軸14側では連結パイプ12をフロート11
に取付けた位置の上面側に設けられている。
【0011】上記のように、所定の間隔をおいて一体に
連結された一対のフロート11と、この一対のフロート
11の間に装着されたスクレーパコンベアSとから構成
された浮遊物掻寄せ装置Aは、その駆動軸14をダーテ
ィタンクTのコンベアフレーム2側に向けて、ダーティ
タンクT内に配設される。この浮遊物掻寄せ装置Aが配
設された部分にダーティクーラント液C1 の投入口1が
設けられる。この浮遊物掻寄せ装置Aは、一対のフロー
ト11の作用により、ダーティクーラント液C1 の液面
に浮いた状態で支持されるが、駆動軸14の側が被動軸
18の側より重く、かつ駆動軸14の側でもエアーモー
タ29が配置されている側が重いので、それぞれ重い側
の沈み量が多くなって、ダーティクーラント液C1 の液
面に対して傾斜する。従って、各フロート11の各ウエ
イト取付けピン34に所定量のバランスウエイト35を
載置して、各フロート11を水平にすると共に、図3に
おいて、下列側の無端鎖21に取付けられたスクレーパ
板22の板部24がダーティクーラント液C1 の液面W
から入り込む量(この実施例では約30cm程度)を設定
する。一方、ダーティタンクTの両側板10の内側面に
は、浮遊物掻寄せ装置Aの両フロート11の長手方向の
両端部近傍にガイドバー36がそれぞれ垂直に固定され
ており、このガイドバー36の突片36aはフロート1
1の端面11aと対向している。このため、浮遊物掻寄
せ装置Aは、図3で実線と二点鎖線でそれぞれ示される
ように、ダーティタンクT内のダーティクーラント液C
1 の量の変化に応じてダーティタンクTに対して上下動
する際に、各フロート11は、4本のガイドバー36に
ガイドされて上下動するので、ダーティタンクT内の設
定位置から移動しない。
【0012】ダーティタンクTの投入口1から内部に投
入されたダーティクーラント液C1に含まれている切粉
類のうち、比較的大きくて重いものは、ろ過ドラム装置
Dに達するまでに自然沈降して、タンクTの底板3上に
堆積し、周回走行している切粉排出コンベア装置Kによ
ってタンクTの外部に排出されると共に、自然沈降せず
に液中に含まれたままの状態の微細な切粉は、ろ過ドラ
ム装置Dの部分においてろ過される。ダーティクーラン
ト液C1 に含まれている切粉類には、上記以外に液面に
浮遊したまま液中に沈まない浮遊切粉を主体にした浮遊
物があって、この浮遊物は、上記した浮遊物掻寄せ装置
Aによりろ過ドラム装置Dと反対の側に掻き寄せられ
る。即ち、浮遊物掻寄せ装置Aのエアーモータ29を作
動させて、その鎖歯車31により無端鎖32を介して鎖
歯車16を、図3において時計方向へ回転させて、駆動
軸14を同方向へ回転させると、駆動軸14の両鎖歯車
15と被動軸18の両鎖歯車19とにそれぞれ掛装され
た両無端鎖21は、図3に示されるように、下列側が被
動軸18から駆動軸14の方向へ向かって進む。従っ
て、被動軸18の下方でダーティクーラント液C1 内に
進入したスクレーパ板22は、駆動軸14の方向へ向か
って低速度で進み、その間にダーティクーラント液C1
の液面Wに浮遊する浮遊物20をダーティタンクTのコ
ンベアフレーム2方向に掻き寄せて移動させる。本実施
例では、浮遊物掻寄せ装置Aが配置されている部分にダ
ーティクーラント液C1 の投入口1が設けられているた
めに、ダーティクーラント液C1 に含まれている浮遊物
20の殆どは、ろ過ドラム装置Dと反対側に掻き寄せら
れて、ダーティタンクTにおける前記掻寄せ装置Aに対
してろ過ドラム装置Dと反対の集合部30に集められ
る。このため、投入口1から投入されて液面Wに浮遊す
る浮遊物20がろ過ドラム装置Dの方向へ流れるのを防
止できて、この浮遊物20がろ過ドラム装置Dのドラム
8のろ材に付着するのを防止できる。また、スクレーパ
板22がダーティクーラント液C1 内を進行する際に、
その支持軸23が無端鎖21の吊り部材25に回動可能
な状態で支持されているので、ダーティクーラント液C
1 の抵抗を受けて多少後方に傾いた状態となるが、浮遊
物20の掻寄せには支障はない。更に、進行中のスクレ
ーパ板22がダーティクーラント液C1 から受ける反力
により、各フロート11はスクレーパ板22の進行方向
と逆方向へ移動させられるが、その動きは、ろ過ドラム
装置Dに近い側のガイドバー36により阻止される。な
お、この浮遊物掻寄せ装置Aを構成するスクレーパコン
ベアSは、間欠的に作動させることもある。
【0013】上記実施例の浮遊物掻寄せ装置は、一体に
連結した一対のフロートの間にスクレーパコンベアを装
着してあるために、スクレーパコンベアの走行方向と直
交する方向の重量バランスに優れる利点があるが、本発
明を構成する浮遊物掻寄せ装置は、これに限定されるも
のではない。
【0014】図7及び図8に、一つのフロートを使用し
た別の浮遊物掻寄せ装置A′が示されている。このフロ
ートを符号11′で示すと、フロート11′の両端部の
上面には、他方のダーティタンクTの側板10の方向へ
突出する一対のアーム37,37′が設けられている。
各アーム37,37′の先端部には、それぞれ箱形の支
持部材38,38′が取付けられている。両支持部材3
8,38′は連結パイプ39により連結されている。支
持部材38に固定した軸受13とフロート11′の一端
部内側面に固定した軸受13とにより駆動軸14を軸支
しており、また支持部材38′に固定した軸受17とフ
ロート11′の他端部内側面に固定した軸受17とによ
り被動軸18を軸支している。アーム37におけるフロ
ート11′の側の上面には、エアーモータ29が取付け
られており、このエアーモータ29の鎖歯車31と駆動
軸14の鎖歯車16とには無端鎖32が掛装されてい
る。駆動軸14及び被動軸18の両端部には、それぞれ
鎖歯車15,19が取付けられている。駆動軸14及び
被動軸18の両側の鎖歯車15と鎖歯車19とには、無
端鎖21がそれぞれ掛装されており、両無端鎖21、2
1にはスクレーパ板22が適数取付けられている。浮遊
物掻寄せ装置A′は、図8に示すように、一つのフロー
ト11′でスクレーパコンベアS′を支持しているの
で、フロート11′に乗せるバランスウエイト(図示せ
ず)を調整することにより、フロート11′を水平にす
ると共に、スクレーパ板22のダーティクーラント液C
1 の液面Wから内部に進入する量を決定する。この浮遊
物掻寄せ装置A′の基本的作用は、上記のものと同一で
ある。
【0015】また、上記実施例は、ダーティクーラント
液のフィルター装置としてろ過ドラム装置を使用してい
るが、ダーティタンクの側板に板状のろ過板を取付けた
フィルター装置を有するクーラント液ろ過装置に、本発
明を実施することも可能である。更に、上記各実施例で
は、スクレーパコンベアを構成するコンベア板は、所定
の間隔をおいた一対の無端鎖に対して回動可能に取付け
てあるが、一体に固定して回動不能に取付けてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、フロートにスクレーパコンベ
アを装着した浮遊物掻寄せ装置を液面に浮かせた状態に
してダーティタンク内に配設し、前記スクレーパコンベ
アを周回走行させて、そのスクレーパ板によりダーティ
クーラント液の液面に浮遊している浮遊物をダーティタ
ンク内に配設されたフィルター装置と反対の側に掻き寄
せるように構成してあるので、フィルター装置の側に浮
遊物が流れるのを防止できる。このため、フィルター装
置のろ材に浮遊物が付着しなくなって、そのろ過能力の
低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浮遊物掻寄せ装置が配設されたク
ーラント液ろ過装置の縦断面図である。
【図2】浮遊物掻寄せ装置Aの拡大平面図である。
【図3】同じく拡大側面図である。
【図4】浮遊物掻寄せ装置Aの駆動軸14の部分の断面
図である。
【図5】スクレーパ板22の取付け部の拡大平面図であ
る。
【図6】同じく拡大側面図である。
【図7】別の実施例の浮遊物掻寄せ装置A′の拡大平面
図である。
【図8】同装置A′を駆動軸の側から見た図である。
【符号の説明】
A,A′:浮遊物掻寄せ装置 C1 :ダーティクーラント液 D:ろ過ドラム装置(フィルター装置) S,S′:スクレーパコンベア T:ダーティタンク W:ダーティクーラント液の液面 11,11′:フロート 22:スクレーパコンベアのスクレーパ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダーティタンクに収容されたダーティク
    ーラント液の液面に浮遊している浮遊物を掻き寄せるた
    めの装置であって、フロートにスクレーパコンベアが装
    着されて、前記ダーティクーラント液の液面に浮いた状
    態となってダーティタンク内に配設され、前記スクレー
    パコンベアを周回走行させて、そのスクレーパ板により
    液面に浮遊している浮遊物をダーティタンク内に配設さ
    れたフィルター装置と反対の側に掻き寄せるように構成
    したことを特徴とする浮遊物掻寄せ装置。
  2. 【請求項2】 所定の間隔をおいて一体に連結された一
    対のフロートの間にスクレーパコンベアが装着されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の浮遊物掻寄せ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6773585B1 (en) * 1999-01-08 2004-08-10 Meri Entsorgungstenchnik Fur Die Papierindustrie Gmbh Device for separating fluids
JP2010012398A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Separeetaa Syst Kogyo Kk 汚水処理装置
CN116874057A (zh) * 2023-09-07 2023-10-13 山东龙华生物股份有限公司 一种农药乳化剂生产的废水处理装置

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