JPH0530496Y2 - - Google Patents

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JPH0530496Y2
JPH0530496Y2 JP1987149230U JP14923087U JPH0530496Y2 JP H0530496 Y2 JPH0530496 Y2 JP H0530496Y2 JP 1987149230 U JP1987149230 U JP 1987149230U JP 14923087 U JP14923087 U JP 14923087U JP H0530496 Y2 JPH0530496 Y2 JP H0530496Y2
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JP
Japan
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drive unit
vehicle body
vehicle
width direction
vehicle width
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JP1987149230U
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JPS6455122U (ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、エンジンや変速機を含む一体的な
構造体である駆動ユニツトを車体前部に取付ける
自動車における駆動ユニツトの取付構造に関し、
特に、自動車が正面から衝突したときの安全対策
に関する。
《従来の技術》 多くの自動車では駆動ユニツトが車体の前部に
搭載されている。具体的には、車体にエンジンの
振動などを伝えないようにするために、ゴムなど
を用いた複数のマウントによつて車体前部の剛体
部材(フレーム)にバランスよく駆動ユニツトを
取付けている。後輪駆動あるいは4輪駆動の自動
車では、駆動ユニツトから後方にプロペラ軸が延
びている。
自動車が前から衝突した場合、車体前部のエン
ジンルームが適当に変形し、それによつて衝撃力
が緩和されることは、乗員の被害を最小限にくい
とめるのに有益なことである(例えば特開昭58−
116267号公報参照)。衝突時にエンジンルームが
効果的につぶれるには、エンジンルーム内の駆動
ユニツト(エンジン、変速機、トランスフアなど
を含む一体的な構造体)が衝撃力を受けて適当に
後方へ変位する必要がある。
《考案が解決しようとする問題点》 従来の駆動ユニツトの取付構造では、車体フレ
ームに駆動ユニツトをバランスよく均等に支持さ
せるように工夫してあるため、自動車が正面衝突
して駆動ユニツトを後方に押しやる大きな衝撃力
が加わつたとき、駆動ユニツトはほとんど真後ろ
に変位する。その際駆動ユニツトの後方に配置さ
れる補器類に当接するのを防止する必要がある
為、補器類を駆動ユニツトから十分に離して設置
しなければならない。このことは自動車を設計す
るうえでレイアウトの自由度を奪う大きな要因に
なつていた。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、自動車が正面衝突した
ときに駆動ユニツトを真後ろへ押しやるのではな
く、駆動ユニツトを後方寄りに回動変位させるこ
とで衝撃緩和効果を生み出すようにし、駆動ユニ
ツトの後退量が小さくても相当の衝撃緩和効果を
得ることができるようようにした自動車における
駆動ユニツトの取付構造を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、駆動ユニツトを複数のマ
ウントを介して車体前部の剛体部材に取付けると
ともに、駆動ユニツト後部の車幅方向一側とその
車幅方向外方の車体剛体部材とを連結して、駆動
ユニツトの後方移動時に駆動ユニツト後部を水平
回動させる連結部材を設けた。
《作用》 正面からの衝突力によつて上記駆動ユニツトが
後方へ押しやられるが、駆動ユニツト後部の車幅
方向一側とその車幅方向外方の車体剛体部材とが
連結部材で連結されているため、駆動ユニツト
は、上記車体剛体部材の連結点を中心として、駆
動ユニツト後部が回動運動しながら後退し、駆動
ユニツトが真後ろへ後退するのではなくて、車幅
方向の一方に片寄つて後退する。したがつて車幅
方向の他方側後部に補器類がある場合、これにダ
メージを与えなくてすむ。
また、上記回動運動は水平回動するので、駆動
ユニツトは脱落することがない。
《実施例》 図は本考案の一実施例による車体前部構造を示
すもので、図示しない車体床面の下部に配設され
る左右のサイドフレーム1および2と、サイドフ
レーム1と2の間にかけ渡された第1クロスフレ
ーム3・第2クロスフレーム4・第3クロスフレ
ーム5によつて車体前部の剛体部材の主要部が成
りたつている。この車体フレーム1〜5に駆動ユ
ニツト6が複数のマウント13を介して取付けら
れている。駆動ユニツト6はエンジン部6aとト
ランスミツシヨン部6bとトランスフア部6cな
どを含んだ一体的な構造体である。この実施例は
4輪駆動車のもので、トランスフア部6cからは
フロントプロペラ軸7とリアプロペラ軸8が連接
されている。フロントプロペラ軸7は前輪10を
駆動するフロントデイフアレンシヤル9に繋がつ
ており、リアプロペラ軸8は車体の中央下部に前
後方向に配設され、後輪を駆動するデイフアレン
シヤル(図示省略)に繋がつている。
駆動ユニツト6は、前部から後部に向けてエン
ジン部6c・トランスミツシヨン部6b・トラン
スフア部6cからなつている。この実施例におい
ては、駆動ユニツト6の最後部のトランスフア部
6cの後方でリアプロペラ軸8の右側に燃料タン
ク11が配設されている。そして次に述べる本考
案の構成により、自動車が正面から衝突したとき
に、その衝撃力で駆動ユニツト6が後方へ押しや
られても、トランスフア部6cが燃料タンク11
と緩衝しにくくなるようにしている。
つまり、駆動ユニツト6の後部のトランスフア
部6cの所定個所Aと、第3クロスフレーム5に
おける車幅中心位置より左側に大きく片寄つた個
所Bとを、リンク12でもつて連結している。こ
れが本考案の特徴点である。リンク12の両端部
はA点およびB点の堅牢ブラケツトにゴムブツシ
ユなどを介してボルトで強固に固定されている。
以上の構成において、この自動車が正面衝突
し、車体前部がつぶれて駆動ユニツト6を後方へ
押しやる大きな力が働いたりとする。このとき駆
動ユニツト6は真後ろに後退するのではなく、ト
ランスフア部6cのA点部分がリンク12を介し
て第3クロスフレーム5のB点部分で強く支えら
れるために、A点部分がB点を中心とした水平回
動軌跡を描くような形で駆動ユニツト6が捩れて
後退する。すなわち、駆動ユニツト6の後部のト
ランスフア部6cは車幅の中心位置より左より捩
れながら水平に後退する。そのため、駆動ユニツ
ト6が真後ろに後退することなく捩れて後退し、
トランスフア部6cが燃料タンク11に緩衝する
ことがなくなるとともに駆動ユニツト6が脱落す
ることがない。
なお、上記リンク12は充分な強度をもつワイ
ヤに置き換えてもよい。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る駆
動ユニツト取付け構造によれば、自動車が正面衝
突して車体前部がつぶれる場合に、駆動ユニツト
が真後ろに後退するのではなくて、予め決めてあ
る車幅方向の一方寄りに片寄つた方向に駆動ユニ
ツトが捩れながら後退する。したがつて、後方に
設置された燃料タンクなどの補器類に与えるダメ
ージがなくなり、駆動ユニツトの後退による干渉
を受けないような補器類の配設スペースを確保す
ることができ、自動車設計における各構成要素の
レイアウトの自由度を増すことができる。
また、上述した駆動ユニツトの後退時には、駆
動ユニツト後部が水平に回動運動するので、駆動
ユニツトが脱落することを防止でき、以て、駆動
ユニツト脱落時の部品散乱による二次災害を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した車体前部構造の一
実施例を示す構成図、第2図は第1図の−線
断面図である。 1,2……サイドフレーム、3……第1クロス
フレーム、4……第2クロスフレーム、5……第
3クロスフレーム、6……駆動ユニツト、6a…
…エンジン部、6b……トランスミツシヨン部、
6c……トランスフア部、7……フロントプロペ
ラ軸、8……リアプロペラ軸、9……フロントデ
イフアレンシヤル、10……前輪、11……燃料
タンク、12……リンク、13……マウント、
A,B……連結点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一体的な構造体である駆動ユニツトを複数のマ
    ウントを介して車体前部の剛体部材に取付ける構
    造において、 該駆動ユニツト後部の車幅方向一側とその車幅
    方向外方の車体剛体部材とを連結して、該駆動ユ
    ニツトの後方移動時に該駆動ユニツト後部を水平
    回動させる連結部材を設けた ことを特徴とする自動車における駆動ユニツトの
    取付構造。
JP1987149230U 1987-10-01 1987-10-01 Expired - Lifetime JPH0530496Y2 (ja)

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JPS6455122U JPS6455122U (ja) 1989-04-05
JPH0530496Y2 true JPH0530496Y2 (ja) 1993-08-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515140U (ja) * 1974-06-28 1976-01-14

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133323U (ja) * 1973-03-17 1974-11-15
JPS5815220Y2 (ja) * 1977-10-17 1983-03-28 富士重工業株式会社 車両用エンジンの支持装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515140U (ja) * 1974-06-28 1976-01-14

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JPS6455122U (ja) 1989-04-05

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