JPH05304167A - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

Info

Publication number
JPH05304167A
JPH05304167A JP11005492A JP11005492A JPH05304167A JP H05304167 A JPH05304167 A JP H05304167A JP 11005492 A JP11005492 A JP 11005492A JP 11005492 A JP11005492 A JP 11005492A JP H05304167 A JPH05304167 A JP H05304167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
oxide film
polysilicon
temperature oxide
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11005492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Uotani
重雄 魚谷
Ichiro Arimoto
一郎 有本
Hidekazu Ishikawa
英一 石川
Mari Murao
真理 村尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11005492A priority Critical patent/JPH05304167A/ja
Publication of JPH05304167A publication Critical patent/JPH05304167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度良くレジストパターンを形成する。 【構成】 ポリシリコン3と高温酸化膜4との間にシリ
コンナイトライド膜8を形成した後、写真製版処理によ
り高温酸化膜4上に形成されたレジスト5をパターニン
グする。このとき、ポリシリコン3,高温酸化膜4,レ
ジスト5の膜厚変動に伴うレジスト5内の定在波の振幅
変動が少なくなる。 【効果】 そのため、ポリシリコン3,高温酸化膜4,
レジスト5の膜厚変動に伴うレジスト5の光吸収率の変
化が少なくなり、精度良くレジストパターンを形成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、精度良くレジストパ
ターンを形成できレジストパターン形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4を用いてMOSトランジスタのゲー
ト構造の従来の形成方法ついて説明する。まず、拡散前
処理、過水ライトエッチ等の処理を施した半導体基板1
を準備し(図4(a))、半導体基板1の表面を200
オングストローム酸化して酸化膜2を形成する(図4
(b))。このようにして形成された酸化膜2上にポリ
シリコン3を2500オングストローム堆積させる(図
4(c))。
【0003】次に、ポリシリコン3の表面から異物を除
去し、拡散前処理,ライトエッチ等の処理を施した後、
ポリシリコン3上に高温酸化膜4を2500オングスト
ローム堆積する(図4(d))。
【0004】次に、高温酸化膜4の表面から異物を除去
し、塗布前ベーク等の塗布前処理を行った後、スピンナ
ー法等でポジ型のレジスト5を塗布する(図4
(e))。
【0005】次に、所定パターンが形成されたフォトマ
スク6に紫外線(g線)7を照射してレジスト5にパタ
ーンを転写する(図4(f))。そして、現像処理を施
して露光された部分のレジスト5を除去することにより
レジストパターンを形成する(図4(g))。その後、
該レジストパターンをマスクとしてエッチングを施しゲ
ート構造を得る。
【0006】MOSトランジスタのゲート構造は上記の
ように、酸化膜2、ポリシリコン3、高温酸化膜4の積
層構造に写真製版処理を施してパターニングすることに
より形成している。この際、レジスト5の下地層である
ポリシリコン3,高温酸化膜4の膜厚の変動およびレジ
スト5自身の膜厚変動によりレジスト5の光吸収率が変
化し、露光不足や露光過多が起こり、レジストパターン
の寸法が規格よりも太くなったり細くなったりする。
【0007】膜厚の変動によりレジスト5の光吸収率が
変化するのは、光吸収率がレジスト5への入射光とレジ
スト5の下地層からの反射光との干渉によりレジスト5
中に生じる定在波の振幅に依存しており、この定在波の
振幅が高温酸化膜4やポリシリコン3あるいはレジスト
5の膜厚変動により変化するためである。
【0008】ポリシリコン3,高温酸化膜4あるいレジ
スト5の膜厚の変化に伴うレジスト5の光吸収率の変化
のシミュレーション結果を図5,図6に示す。
【0009】図5はポリシリコン3の膜厚をパラメータ
ーとして高温酸化膜4の膜厚を変化させた場合のレジス
ト5の光吸収率の変化のシミュレーション結果を示す図
である。高温酸化膜4およびポリシリコン3の膜厚の中
心値を各々2500オングストロームとし、高温酸化膜
4およびポリシリコン3の膜厚を中心値から約±10%
変化させた場合の光吸収率の最大と最小との差は約2
3.8%になる。
【0010】図6は高温酸化膜4の膜厚を2500オン
グストロームに固定し、レジスト5の膜厚を変化させた
場合のレジスト5の光吸収率の変化を示す図である。レ
ジスト5の膜厚の中心値を12000オングストローム
にし、レジスト5の膜厚を中心値から±1%の範囲で変
化させた場合の光吸収率の最大と最小の差は約9.7%
になる。
【0011】ここで、レジストの光吸収率とポジ型のレ
ジストパターンの寸法について説明する。ライン等のレ
ジストを残すパターンについては光吸収率が大きい程そ
のパターンは細かく形成でき、光吸収率が小さい程大ま
かになる。一方、スペース等のレジストを除去するパタ
ーンについては、パターンの形成は上記の場合と逆とな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法によりレジ
ストパターンを形成した場合、ポリシリコン3や高温酸
化膜4の膜厚変動あるいはレジスト5の膜厚変動に伴っ
てレジスト5の光吸収率が大きく変化するので精度良く
レジストパターンを形成することができないという問題
点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、精度良くレジストパターンを形
成することができるレジストパターン形成方法を得るこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレジスト
パターン形成方法は、第1の層を準備する工程と、前記
第1の層上にシリコンナイトライド層を形成する工程
と、前記シリコンナイトライド層上に第2の層を形成す
る工程と、前記第2の層上にレジストを形成し、写真製
版処理により前記レジストをパターニングする工程を備
えている。
【0015】
【作用】この発明においては、シリコンナイトライド層
を第1の層と第2の層との間に形成し、第2の層上に形
成したレジストを写真製版処理によりパターニングする
ようにしたので、第1の層および第2の層からの反射光
はシリコンナイトライド層からの反射光との干渉により
その振幅が制限される。また、レジストへの入射光はシ
リコンナイトライド層からの反射光との干渉によりその
振幅が制限される。そのため、第1,第2の層およびレ
ジストの膜厚変化に伴うレジスト内の定在波の振幅変動
が少なくなり、第1,第2の層およびレジストの膜厚変
動によるレジストの光吸収率の変化が少なくなる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明に係るレジストパターン形成
方法一実施例を示す工程図である。図4に示した従来の
製造方法との相違点は、ポリシリコン3と高温酸化膜4
との間にシリコンナイトライド(Si3 4 )膜8を形
成するようにしたことである。
【0017】まず、従来同様、種々の処理を施した半導
体基板1を準備し(図1(a))、半導体基板1の表面
に酸化膜2を形成する(図1(b))。
【0018】次に酸化膜2上にポリシリコン3を115
0オングストローム堆積させ(図1(c))、さらにそ
の上にSi3 4 膜8を300オングストローム堆積さ
せる(図1(d))。さらに、その上に高温酸化膜4を
2500オングストローム堆積させる(図1(e))。
その後、高温酸化膜4上に従来と同様にポジ型のレジス
ト5を形成する(図1(f))。
【0019】その後、図1(g),図1(h)に示すよ
うに従来と同様の工程によりレジストパターンを形成す
る。このパターンをマスクとしてエッチングを施しゲー
ト構造を得る。なお、図1(g)において照射する紫外
線7はi線としている。
【0020】上記の構造において、ポリシリコン3,高
温酸化膜4の膜厚あるいはレジスト5の膜厚の変化に伴
うレジスト5の光吸収率の変化を図2,図3を用いて説
明する。
【0021】図2はポリシリコン3の膜厚をパラメータ
ーとして高温酸化膜4の膜厚変化に伴うレジスト5の光
吸収率の変化のシミュレーション結果を示す図である。
高温酸化膜4の膜厚の中心値を2500オングストロー
ム、ポリシリコン3の膜厚の中心値を1150オングス
トロームとし、各々の中心値から約±10%膜厚を変化
させた場合、レジスト5の光吸収率の最大と最小の差は
約8.5%になり、従来(図5)よりポリシリコン3お
よび高温酸化膜4の膜厚の変化に伴う光吸収率の変動量
が少なくなる。これは、ポリシリコン3,高温酸化膜4
からの反射光がSi3 4 膜8からの反射光との干渉に
よりその振幅が制限され、その結果、レジスト5内に生
じる定在波の振幅変動が制限されるからである。
【0022】図3は高温酸化膜4の膜厚を2500オン
グストロームに固定し、レジスト5の膜厚を変化させた
場合の光吸収率の変化のシミュレーション結果を示す図
である。図3において、レジスト5の膜厚の変化に伴う
光吸収率の変化は従来(図6)に比べて非常に小さくな
っている。これは、レジスト5への入射光がSi3 4
膜8からの反射光との干渉によりその振幅が制限され、
その結果、レジスト5内に生じる定在波の振幅変動が制
限されるからである。
【0023】このように各膜厚の変化に伴うレジスト5
の光吸収率の変動が少ないので、各膜厚が変動しても精
度良くレジストパターンを形成することができる。
【0024】なお、上記実施例ではポリシリコン3と高
温酸化膜4との間にSi3 4 膜8を形成する場合につ
いて説明したが、任意の2つの層がレジスト5の下地層
として存在する場合すべてに適応でき、必ずしもポリシ
リコン3と高温酸化膜4である必要はない。
【0025】また、上記実施例ではi線を用いてレジス
ト5をパターニングしたが、従来とg線を用いてもよ
く、さらに写真製版処理によりレジストをパターニング
する場合すべてにこの発明は適用できる。
【0026】また、上記実施例ではポリシリコン3の膜
厚変化の中心値が従来(2500オングストローム)よ
り小さい場合について説明したが、従来と同じにしても
同様の効果が得られることを確認している。ただし、ポ
リシリコン3の膜厚が薄い方が顕著な効果が得られた。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、シリコ
ンナイトライド層を第1の層と第2の層との間に形成
し、第2の層上に形成したレジストを写真製版処理によ
りパターニングするようにしたので、第1,第2の層か
らの反射光はシリコンナイトライド層からの反射光との
干渉によりその振幅が制限される。また、レジストへの
入射光はシリコンナイトライド層からの反射光との干渉
によりその振幅が制限される。そのため、第1,第2の
層およびレジストの膜厚変化に伴うレジスト内の定在波
の振幅変動が少なくなり、第1,第2の層およびレジス
トの膜厚変動によるレジストの光吸収率の変化が少なく
なる。その結果、精度良くレジストパターンを形成する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレジストパターン形成方法の一
実施例を示す工程図である。
【図2】図1に示した方法によりレジストパターンを形
成する場合のポリシリコン,高温酸化膜の膜厚の変化に
伴うレジストの光吸収率の変化のシミュレーション結果
を示す図である。
【図3】図1に示した方法よりレジストパターンを形成
する場合のレジストの膜厚の変化に伴うレジストの光吸
収率の変化のシミュレーション結果を示す図である。
【図4】ゲート構造を得るための従来のレジストパター
ン形成方法を示す工程図である。
【図5】図4に示した方法によりレジストパターンを形
成する場合のポリシリコン,高温酸化膜の膜厚の変化に
伴うレジストの光吸収率の変化のシミュレーション結果
を示す図である。
【図6】図4に示した方法によりとレジストパターンを
形成する場合のレジストの膜厚の変化に伴うレジストの
光吸収率の変化のシミュレーション結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 ポリシリコン 4 高温酸化膜 5 レジスト 8 Si3 4
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村尾 真理 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社北伊丹製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の層を準備する工程と、 前記第1の層上にシリコンナイトライド層を形成する工
    程と、 前記シリコンナイトライド層上に第2の層を形成する工
    程と、 前記第2の層上にレジストを形成し、写真製版処理によ
    り前記レジストをパターニングする工程を備えたレジス
    トパターン形成方法。
JP11005492A 1992-04-28 1992-04-28 レジストパターン形成方法 Pending JPH05304167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11005492A JPH05304167A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 レジストパターン形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11005492A JPH05304167A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 レジストパターン形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05304167A true JPH05304167A (ja) 1993-11-16

Family

ID=14525926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11005492A Pending JPH05304167A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 レジストパターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05304167A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6417083B1 (en) 1998-11-13 2002-07-09 Seiko Epson Corporation Methods for manufacturing semiconductor devices
US6537906B1 (en) 1998-11-13 2003-03-25 Seiko Epson Corporation Methods for fabricating semiconductor devices

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6417083B1 (en) 1998-11-13 2002-07-09 Seiko Epson Corporation Methods for manufacturing semiconductor devices
US6537906B1 (en) 1998-11-13 2003-03-25 Seiko Epson Corporation Methods for fabricating semiconductor devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6177235B1 (en) Antireflection treatment of reflective surfaces
US5922516A (en) Bi-layer silylation process
JPH05304167A (ja) レジストパターン形成方法
JPH0468352A (ja) 位相シフト層を有するフォトマスク及びその製造方法
JPH0458167B2 (ja)
JPH07287387A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク及びその製造方法
JP2560773B2 (ja) パターン形成方法
JPH05304168A (ja) レジストパターン形成方法
US5294506A (en) Photomask
US6689682B1 (en) Multilayer anti-reflective coating for semiconductor lithography
JP2775251B2 (ja) 半導体製造用位相反転マスク及びその製造方法
JP2802611B2 (ja) 位相反転マスク
JP4075024B2 (ja) パターンの形成方法
JPS63202025A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100399889B1 (ko) 반도체소자의감광층패턴형성방법
KR960000181B1 (ko) 반도체 소자의 패턴 형성 방법
JPS61290721A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH03190217A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS599659A (ja) フオトマスクの製造方法
KR960000185B1 (ko) 자동 배치형 위상반전마스크 제조 방법
JPS61213846A (ja) パタ−ン形成方法
JPH07273010A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60106132A (ja) パタ−ン形成方法
JPS5968744A (ja) フオトマスクの製造方法
JPH0281048A (ja) パターン形成方法及びその材料