JPH07273010A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07273010A
JPH07273010A JP6337694A JP6337694A JPH07273010A JP H07273010 A JPH07273010 A JP H07273010A JP 6337694 A JP6337694 A JP 6337694A JP 6337694 A JP6337694 A JP 6337694A JP H07273010 A JPH07273010 A JP H07273010A
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JP
Japan
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film
resist
resist film
layer
interference
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Application number
JP6337694A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Takao
幸弘 高尾
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置の製造方法に関し、更に詳しく言え
ば、微細化が進んだレジストパターンの形成方法の改善
に関する。 【構成】基体10上にポリシリコン層11,タングステ
ンシリサイド層12を順次形成したのちに、屈折率の高
い干渉緩和膜13を形成し、酸化膜14を形成する工程
と、前記酸化膜14上にレジスト膜15を形成したのち
に露光、現像してパターニングし、レジストパターン1
5Aを形成する工程とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、更に詳しく言えば、高微細化が進んだレジストパ
ターンの形成方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で、従来例に係る半導体装置の製造
方法について図5,図6を参照しながら説明する。ま
ず、図5に示すように、Si基板(20A)上に素子分離
用の選択酸化膜(20B)およびゲ−ト酸化膜(不図
示)を形成したのちに、配線層又はゲ−ト電極となるポ
リシリコン層(21),WSiX 層(22)を順次形成
し、その上に層間絶縁膜となるSiO2膜(23)を形成す
る。
【0003】次に、全面にレジストを塗布してレジスト
膜(24)を形成し、フォトマスク(25)をマスクに
して、レジスト膜(24)を露光する。次いで、レジス
ト膜(24)を現像し、その露光領域を除去して、図6
に示すようにレジストパターン(24A)を形成する。
その後、レジストパターン(24A)をマスクにしてSi
O2膜(23)をエッチング・除去するなどしてSiO2膜
(23)をパターニングし、レジストパターン(24
A)を除去した後に、SiO2膜(23)をマスクとしてW
SiX 層(22)、ポリシリコン層(21)をエッチング
してタングステン・ポリサイドから成るゲ−ト電極を形
成するなどしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によると、以下に示すような問題が生じる。す
なわち、レジスト膜(24)の下地膜は、ポリシリコン
層(21),WSiX層(22),SiO2膜(23)の3層
構造となっており、レジスト膜(24)の内部でレジス
ト膜(24)に入射される入射光と、下地膜であるポリ
シリコン層(21),WSiX 層(22),SiO2膜(2
3)からの反射光とが互いに複雑な多重干渉をし、レジ
スト膜(24)の内部で不均一な定在波を生じる。
【0005】このため、レジスト膜(24)の露光工程
で、レジスト膜(24)の底面からの深さによって、定
在波の節の部分で極小になり、腹の部分で極大になるよ
うにレジスト膜(24)内での露光強度が変動する。こ
の変動は、高集積化が進むにつれて無視できないほどに
なる。
【0006】これにより、レジスト膜(24)の膜厚深
さによって露光強度が異なってしまうので、図6に示す
ように、レジストパターン(24A)の側面形状が不均
一になってしまい、良好な加工形状が得られないという
問題が生じる。また、レジスト膜(24)の膜厚は場所
によって異なるが、上述のように膜厚によってその露光
強度が異なることにより、パターニングされたレジスト
パターン(24A)の加工寸法の精度がばらつき、ひい
てはゲ−ト電極の形状の不均一や寸法ばらつきに反映さ
れるなどといった問題が生じていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図1〜図3に示すように、基体
(10)上にポリシリコン層(11),タングステンシ
リサイド層(12)を順次形成したのちに、屈折率の大
きい干渉緩和膜(13)を形成し、酸化膜(14)を形
成する工程と、前記酸化膜(14)上にレジスト膜(1
5)を形成したのちに露光・現像してパターニングし、
レジストパターン(15A)を形成する工程とを有する
ことにより、レジスト膜及び下地膜における多重干渉に
よる定在波が原因で生じるレジストパターンの側面形状
の不均一や、形成箇所によるレジストパターンの寸法バ
ラツキなどを極力抑止することが可能となる半導体装置
の製造方法を提供するものである。
【0008】
【作 用】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、図1〜図3に示すように、基体(10)上にポリシ
リコン層(11),タングステンシリサイド層(12)
を形成したのちに、例えば窒化膜などのように屈折率が
大きい干渉緩和膜(13)を形成し、酸化膜(14)を
形成し、酸化膜(14)上にレジスト膜(15)を形成
したのちに露光、現像してパターニングし、レジストパ
ターン(15A)を形成している。
【0009】このため、レジスト膜(15)の下地膜で
あって、反射率が比較的高い中反射膜であるタングステ
ンシリサイド層(12)の上に、屈折率が比較的高い干
渉緩和膜(13)を形成しているので、適当な膜厚を選
択することにより、レジスト膜(15)の下地膜におけ
る反射率を大幅に低減することができる。これにより、
レジスト膜(15)の下地膜からの反射光が原因となっ
て生じる、レジスト膜(15)内の多重干渉によるレジ
スト膜(15)内での定在波の発生を極力抑止すること
ができる。
【0010】従って、定在波の発生によってレジスト膜
(15)内の露光強度が不均一になることを抑止できる
ので、露光・現像の結果により得られるレジストパター
ン(15A)の側面の加工形状を良好にすることが可能
になる。また、定在波の影響によってレジスト膜(1
5)の膜厚による露光強度の不均一が抑止されるので、
レジスト膜の形成箇所によってレジストパターンの寸法
がばらつくということを極力抑止することが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例に係る半導体装置の製
造方法を図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、
本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す断面
図である。本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法
によれば、まず、図1に示すように、シリコン基板(1
0A)上に、ゲ−ト酸化膜(不図示)と、素子分離用の
選択酸化膜(10B)をLOCOS(Local Oxidation
of Silicon)法によって形成し、それらの上に配線層を
構成する膜厚1500Åのポリシリコン層(11)、膜
厚1000ÅのWSiX 層(12)を順次形成し、さらに
干渉緩和膜の一例である膜厚240ÅのSiN 膜(13)
を形成し、膜厚1500ÅのSiO2膜(14)を形成す
る。
【0012】次に、全面に1μm程度フォトレジストを
塗布して、レジスト膜(15)を形成し、図2に示すよ
うに、フォトマスク(16)をマスクにして、レジスト
膜(15)の所望の領域を波長λ=356nmのi線を
用いて露光する。この露光工程において、本実施例で
は、WSiX 層(12)の上に屈折率がn=2と比較的大
きいSiN 膜(13)を膜厚240Åだけ形成しているの
で、レジスト膜(15)の下地膜での反射率を10%以
下に低下することが可能になる。
【0013】図4に、このことの根拠となる、レジスト
膜(15)の下地膜での反射率とSiN 膜(13)の膜厚
との関係を示すコンピュータ・シミュレーション結果の
例を示した。ここでは、SiO2膜の膜厚は1500Åと
し、入射光はi線(λ=356nm),g線(λ=43
5nm)をそれぞれ用いている。図4に示すように、i
線を用いた露光では、SiN 膜がない(膜厚=0)場合に
は、30%程度であった反射率が、SiN 膜の膜厚を24
0Å程度にすることにより、10%以下〔約6%〕に低
減することができ、反射率の低減ができることがわか
る。
【0014】また、g線を用いた露光では、SiN 膜がな
い(膜厚=0)場合には、50%程度と、かなり高かっ
た反射率が、SiN 膜の膜厚を400Å程度にすることに
より、10%以下〔約2%〕にまで低減することがで
き、反射率の大幅な低減ができることがわかる。これ
は、下地膜からの反射光とSiN 膜(13)からの反射光
とが逆の位相関係となって打ち消し合うためであると考
えられる。
【0015】以上のシミュレーション結果により、レジ
スト膜(15)の下地膜となるSiO2膜(14)、WSiX
層(12)などの膜厚に応じて、適当な膜厚を有したSi
N 膜(13)を設けて露光を行うことにより、反射率を
大幅に減らすことが可能となることが示された。このた
め、レジスト膜(15)の下地膜であって、反射率が比
較的高い中反射膜であるWSiX 層(12)の上に、屈折
率が比較的高いSiN 膜(13)を形成しているので、適
当な膜厚を選択することにより、レジスト膜(15)の
下地膜での反射率を大幅に低減することができる。
【0016】これにより、レジスト膜(15)の下地膜
からの反射光が原因となる、レジスト膜(15)内の多
重干渉によるレジスト膜(15)内での定在波の発生を
極力抑止することができる。その後、上記の露光工程を
経たレジスト膜(15)を現像して、露光領域を除去
し、図3に示すようなレジストパターン(15A)を形
成する。
【0017】このとき、上述のように露光工程で定在波
の発生によってレジスト膜(15)内の露光強度が不均
一になることが抑止されているので、露光・現像の結果
により得られるレジストパターン(15A)の側面の加
工形状を、図3に示すように良好にすることが可能にな
る。また、定在波の影響によってレジスト膜(15)の
膜厚による露光強度の不均一が抑止されるので、レジス
ト膜(15)の形成箇所によってレジストパターン(1
5A)の寸法がばらつくということを極力抑止すること
が可能となる。
【0018】なお、上述のコンピュータ・シミュレーシ
ョンの方法について簡単に説明しておく。この方法では
SiO2膜(14)、SiN 膜(13)、WSiX 層(12)の
屈折率、吸収係数及び膜厚が考慮されており、以下に掲
げる文献に詳しく記載されたシミュレーション・モデル
に基づいている。P.H.Berning 著:“Theory and calcu
lation of Optical Thin Films”,Physics of Thin Fil
ms, Vol-1,George Hass ed.,New York;Academic Press
(1963) pp.69 〜121 :また、本実施例では干渉緩和膜
の一例としてSiN 膜(13)を用いているが、本発明は
これに限らず、屈折率が大きい膜であれば、SiN 膜を用
いずとも同様の効果を奏する。
【0019】なお、本実施例ではレジスト膜(15)は
通常用いられるポジレジストを用いているが、非常に微
量の染料を包含する染料包含レジストを用いれば、ほと
んど定在波の影響を皆無にすることが可能になり、さら
に有効である。さらに、本実施例では露光光にi線を用
いているが、本発明はこれに限らず、例えばg線を用い
て露光してもよい。このときには、SiN 膜(13)の膜
厚を400Å程度にすれば、図4のシミュレーション結
果に示すように、下地膜での反射率を2%程度に抑止す
ることができる。
【0020】図3に示すようなレジストパターン(15
A)を形成した後は、レジストパターン(15A)をマ
スクとしてSiO2膜(14)をパタ−ニングし、レジスト
パターン(15A)を除去した後に、そのSiO2膜(1
4)をマスクとしてSiN 膜(13)、WSiX 層(1
2)、ポリシリコン層(11)を順次エッチングし、タ
ングステン・ポリサイドより成るゲ−ト電極を形成す
る。このようにして形成されたゲ−ト電極は、レジスト
パターン(15A)の加工形状が反映される結果、その
加工形状の不均一および寸法ばらつきを極力抑止でき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置の製造方法によれば、基体(10)上にポリシリ
コン層(11),タングステンシリサイド層(12)を
形成したのちに、屈折率の大きい干渉緩和膜(13)を
形成し、酸化膜(14)を形成し、酸化膜(14)上に
レジスト膜(15)を形成したのちに露光、現像してパ
ターニングし、レジストパターン(15A)を形成して
いるので、レジスト膜(15)の下地膜における多重干
渉が原因で生じる定在波の発生を極力抑止することがで
きる。
【0022】これにより、定在波の発生によってレジス
ト膜(15)内の露光強度が不均一になることを抑止で
きるので、露光・現像の結果により得られるレジストパ
ターン(15A)の側面の加工形状を良好にすることが
可能になり、かつレジスト膜の形成箇所によってレジス
トパターンの寸法がばらつくということを極力抑止する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第1の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第2の断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第3の断面図である。
【図4】本発明の作用効果を説明するコンピュータ・シ
ミュレーションの結果を示すグラフである。
【図5】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第1の断面図である。
【図6】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第2の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体(10)上にポリシリコン層(1
    1),タングステンシリサイド層(12)を順次形成し
    たのちに、屈折率の大きい干渉緩和膜(13)を形成
    し、酸化膜(14)を形成する工程と、 前記酸化膜(14)上にレジスト膜(15)を形成した
    のちに露光・現像してパターニングし、レジストパター
    ン(15A)を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基体(10)上にポリシリコン層(1
    1),タングステンシリサイド層(12)を順次形成し
    たのちに、屈折率の大きい干渉緩和膜(13)を形成
    し、酸化膜(14)を形成する工程と、 前記酸化膜(14)上にレジスト膜(15)を形成した
    のちに露光・現像してパターニングし、レジストパター
    ン(15A)を形成する工程とを有し、 かつ前記干渉緩和膜(13)は窒化膜であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
JP6337694A 1994-03-31 1994-03-31 半導体装置の製造方法 Pending JPH07273010A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6060363A (en) * 1996-03-22 2000-05-09 Sony Corporation Method of manufacturing semiconductor device
US6586163B1 (en) 1999-06-02 2003-07-01 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc. Method of forming fine pattern

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US6060363A (en) * 1996-03-22 2000-05-09 Sony Corporation Method of manufacturing semiconductor device
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