JPH05303810A - テープローディング機構 - Google Patents

テープローディング機構

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Publication number
JPH05303810A
JPH05303810A JP4132037A JP13203792A JPH05303810A JP H05303810 A JPH05303810 A JP H05303810A JP 4132037 A JP4132037 A JP 4132037A JP 13203792 A JP13203792 A JP 13203792A JP H05303810 A JPH05303810 A JP H05303810A
Authority
JP
Japan
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post
tape
cylinder
tilt
loading
Prior art date
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Pending
Application number
JP4132037A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Miyanaga
明 宮永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4132037A priority Critical patent/JPH05303810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、装置を小型化できるとともに、
高精度に傾斜ポストの傾斜角度を制御できるようにした
テープローディング装置を提供することを目的とする。 【構成】 カセットカートリッジ3から磁気記録テープ
4を引き出して、傾斜軸心回りに回転可能に設けられた
シリンダ2に螺旋状に巻装させる傾斜ポスト9の傾斜角
をその移動の間に可変制御する傾斜角制御手段が設けら
れるテープローディング装置において、傾斜角制御手段
が傾斜ポスト9及び垂直ポスト11の移動経路よりもシ
リンダ2側に設けられ、傾斜ポスト9・10の傾斜角を
変更させるカム15a・15bをシリンダベース15に
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置のロ
ーディング機構に係り、特に装置を小型化できるととも
に、高精度に傾斜ポストの傾斜角度を制御できるように
したローディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばビデオテープレコーダ等の
磁気記録再生装置では、図3の平面図に示すように、基
準面のシャーシ1にシリンダベース15を介して回転シ
リンダ2がシャーシ1に対して所定角度傾斜して回転可
能に支持される。
【0003】この回転シリンダ2には図示しない磁気ヘ
ッドが設けられ、また、回転シリンダ2に対して所定の
位置に装填されたカセットカートリッジ3から磁気記録
テープ4を引出し、回転シリンダ2に螺旋上に巻装し、
また、回転シリンダ2に巻装されたテープ4を弛ませず
に回転シリンダ2から離脱し、カセットカートリッジ3
に収めるために、テープローディング装置が設けられ
る。
【0004】このテープローディング装置は、カセット
カートリッジ3内の所定の位置から回転シリンダ3の近
傍の所定の位置までの間をシャーシ1に形成された案内
溝5・6に案内されて自由に往復するガイドベース7・
8と、各ガイドベース7・8に支持された傾斜ポスト9
・10及び垂直ポスト11・12と、これらを往復駆動
する駆動装置とを備える。
【0005】なお、各ガイドベース7・8の裏面には、
図示しないボスが設けられており、このボスを案内溝5
・6に挿入することにより、各ガイドベース7・8がシ
ャーシ1上を案内溝5・6に案内されて自由に往復でき
るようになっている。
【0006】駆動装置は、アーム16・17、リンク1
8・19、ピン20・21、回転中心軸22・23及び
ギヤ24・25とで構成され、各アーム16・17の一
端は回転自在に連結されているリンク18・19を介し
てガイドベース7・8に設けられたピン20・21に連
結され、また、各アーム16・17の他端はお互いに噛
み合い回転中心軸22・23に支持されたギア24・2
5に連結される。
【0007】この従来のローディング装置では、図3の
ローディング前の状態においては、ガイドベース7・8
がカセット3内にあり、ローディング動作が開始される
と、図示しないモータ等の駆動源から図示しない伝達手
段を介してギア24が図上、時計方向へ、ギア25が反
時計方向へ回転する。このギア24・25の回転に応じ
てガイドベース7・8がアーム16・17及びリンク1
8・19を介して案内溝5・6に沿って移動し、傾斜ポ
スト9・10及び垂直ポスト11・12がカセット3か
らテープ4を引き出すことになる。
【0008】テープローディング過程においては、ガイ
ドベース7・8、傾斜ポスト9・10及び垂直ポスト1
1・12は図4に示すA、B、Cの順に移動し、テープ
4を回転シリンダ2に巻装していく。
【0009】図4において、4aは回転シリンダ2と傾
斜ポスト9・10の間に架張されたテープ4の部分、4
bは傾斜ポスト9・10と垂直ポスト11・12の間に
架張されたテープ4の部分を示している。
【0010】最終的にガイドベース7・8がキャッチャ
ーベース13・14に達して固定されることによりロー
ディングが完了し、図5の平面図に示すように、回転シ
リンダ2、傾斜ポスト9・10、垂直ポスト11・12
及びその他の図示しないポスト群により、テープ4に無
理な応力が加わることのない所定のテープ走行系が形成
する。
【0011】なお、図3ないし図5では、回転シリンダ
2、傾斜ポスト9・10及び垂直ポスト11・12以外
に所定のテープ走行系を形成するために設けられるキャ
プスタン、ピンチローラなどのポスト群、固定ヘッドな
どは省略している。
【0012】このように、従来のテープローディング機
構においては、ローディング完了位置においては、テー
プ4に無理な応力の生じない所定のテープ走行系を形成
すべく、傾斜ポスト9・10の傾斜角及び傾斜方向角を
設定し、固定されるようになっている。
【0013】しかし、ローディング途中における傾斜ポ
スト9・10の傾斜方向角は、案内溝5・6の経路によ
り決定されることになるので、ローディング途中におけ
るテープ走行系はテープ4に無理な応力が加わらないテ
ープ走行系を形成しているとは言えない。
【0014】すなわち、図4においてローディング途中
のA・Bの状態では、回転シリンダ2と傾斜ポスト9・
10の間に架張されたテープ4の部分4aでテープ4が
ねじれて、テープの幅方向に応力分布が異なり、片伸び
を発生させる恐れがある。また、傾斜ポスト9・10と
垂直ポスト11・12の間に架張されたテープ4の部分
4bの部分においては、傾斜ポスト9・10の傾斜方向
角が案内溝5・6により所定の角度と異なるため、垂直
ポスト11・12へのテープ4の進入角度及び進入テー
プ高さも所定の値と異なり、このことから垂直ポスト1
1・12の上下に設けられたフランジにテープ4が無理
に押しつけられてテープエッジを損傷する恐れがある。
【0015】図6は従来のローディング動作における回
転シリンダ2へのテープ4の巻付角度と、テープ4の4
a部のねじれ量との関係を示したものであり、この図か
ら、ローディング完了状態(シリンダ巻付角=190
°)では、ねじれ量は0であるが、ローディング途中に
おいてはテープ4はねじられ、無理な応力を発生させて
いることがわかる。
【0016】このように、従来のテープローディング機
構では、テープローディング動作途中において、テープ
にねじれ等無理な応力を加えてしまい、テープに損傷を
与えるおそれが大であった。
【0017】上記のような問題を解決するために、例え
ば特開平3−93064号公報に開示されているよう
に、ローディング途中において、傾斜ポストの傾斜角を
傾斜ポストの位置に応じてテープがねじれないような傾
斜角の逐次変化させるような制御手段を備えたローディ
ング機構が提案されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】この提案においては、
ローディング過程に傾斜ポストの傾斜角を制御する手段
が案内溝のほぼ外側、すなわち、反シリンダ側に設けら
れているため、テープ走行系を形成するポスト群の配置
がおのずと広くなってしまい、ローディング機構及びテ
ープ走行系が大きくなってしまい、装置の小型化を図る
上で不利になる。また、シャーシに制御手段を配置して
いるため、取付精度が損なわれ易く、傾斜ポストの傾斜
角の制御精度が低下し易いという問題もある。
【0019】本発明の目的は、装置を小型化できるとと
もに、高精度に傾斜ポストの傾斜角度を制御できるよう
にしたローディング装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】基準面シャーシにシリン
ダーベースを介して傾斜軸心回りに回転可能に支持され
るシリンダに、所定の経路上を往復する傾斜ポスト及び
垂直ポストでカセットカートリッジから磁気記録テープ
を引き出して螺旋上に巻装させ、上記傾斜ポストの傾斜
角をその移動の間に可変制御する傾斜角制御手段を備え
るテープローディング機構において、上記の目的を達成
するため、上記傾斜角変更手段が、傾斜ボスト及び垂直
ポストの移動経路よりもシリンダ側に設けられるととも
に、傾斜ポストの傾斜角を変更させるカムがシリンダベ
ースに形成されることを特徴としている。
【0021】
【作用】この発明によれば、傾斜角変更手段が、傾斜ボ
スト及び垂直ポストの移動経路よりもシリンダ側、すな
わち、内側に設けられるので、ローディング機構が小型
になる。また、傾斜ポストの傾斜角を変更させるカムが
シリンダベースに形成されるので、回転シリンダ及び傾
斜ボストの位置に対する傾斜角制御が取付け精度によっ
て損なわれ難くなり、傾斜ポストの傾斜角度を高精度に
制御できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例にかかるローディン
グ装置を図1及び図2に基づいて具体的に説明する。
【0023】図1の斜視図に示すように、本発明の一実
施例に係るローディング装置では、ガイドベース7
(8)に傾斜ポスト9(10)が垂直ポスト11(1
2)との接線方向へ傾斜角を変更できるように支持され
る。
【0024】すなわち、ガイドベース7(8)に傾斜ポ
スト9(10)と垂直ポスト11(12)とを含む平面
に平行な支持板28を連結し、この支持板28に直角に
回転中心ピン27を立設し、この回転中心ピン27に回
転自在に外嵌される傾斜ポスト回転ベース26に傾斜ポ
スト9(10)が保持される。
【0025】ここで、図3ないし図5に示すように、傾
斜ポスト9(10)は垂直ポスト11(12)よりもシ
リンダ2側に位置しているので、上記支持板28、回転
中心ピン27及び傾斜ポスト回転ベース26はガイドベ
ース7(8)よりもシリンダ2側に配置されることにな
る。
【0026】また、傾斜ポスト回転ベース26は、回転
中心ピン27に系合された図示しないバネにより矢印a
の方向、すなわち、傾斜角ζが小さくなる方向へ付勢さ
れている。
【0027】図2の平面図に示すように、シリンダベー
ス15の側面には、傾斜ポスト9(10)の傾斜角ζを
制御するためのカム面15a・15bが形成され、これ
らのカム面15a・15bに傾斜ポスト回転ベース26
から延出された腕部25aをバネが面接触させることに
より、傾斜ポスト9(10)の傾斜角ζが傾斜ポスト9
(10)のローディング過程の位置に対応して制御され
る。
【0028】ここで、ローディング途中における回転シ
リンダ2と傾斜ポスト9・10、垂直ポスト11・12
のそれぞれの間に架張されたテープの部分4a・4bに
ついて以下の平行条件、高さ条件及びねじれない条件の
3条件が満たされるような傾斜ポスト9・10の傾斜角
・傾斜方向角を設定できるような制御手段を構成れば、
テープに無理な応力が発生せず、テープダメージを防止
することができる。
【0029】 (a)平行条件 :傾斜ポスト垂直ポストに架張さ
れたテープの中心線方方向が基準面と平行である。 (b)高さ条件 :傾斜ポストと垂直ポストに架張
されたテープの中心高さがカセット内テープ中心高さと
一致する。 (c)ねじれない条件:いずれの部分でもテープにねじ
れを生じない。
【0030】以上のように、傾斜ポスト9(10)の傾
斜角ζをローディング過程で制御する手段を構成する支
持板28、回転中心ピン27、傾斜ポスト回転ベース2
6及びカム面15A・15bはガイドベース7(8)よ
りもシリンダ2側に配置されるので、ローディング装置
を小型化できるとともに、コンパクトにできる。
【0031】また、ローディング動作途中において上記
条件を満たすような傾斜角ζに傾斜ポスト9(10)の
傾斜を逐次変化させるので、ローディング過程において
もテープに無理な応力が生じくなり、テープが損傷する
ことを防止できる。
【0032】更に、カム面15a・15bを従来から高
精度で回転を行う回転シリンダを取りつけるため高精度
に加工され、高精度にシャーシ1に取付けることが要求
されているシリンダベース15の側面に形成したため、
傾斜ポスト傾斜角の制御も高い精度に行える。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、傾斜ポス
トの傾斜角を制御する手段を案内溝の内側に配置するの
で、テープローディング装置を小型化することができ、
また、その傾斜角を制御するためのカムを加工精度及び
取付精度が高いシリンダーベースに形成するので、高精
度の制御が行える。
【0034】もちろん、平行条件、高さ条件、ねじれな
い条件の3条件を満たすように傾斜ピンの傾斜角を制御
することにより、ローディング過程でもテープに無理な
応力が加わることを防止でき、テープダメージの発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜ポスト取付け部の斜視図である。
【図2】本発明のシリンダーベースの平面図である。
【図3】一般的なローディング装置のローディング前の
平面図である。
【図4】一般的なローディング装置のローディング過程
の傾斜ポスト及び垂直ポストの動作の説明図である。
【図5】一般的なローディング装置のローディング後の
平面図である。
【図6】従来のローディング装置のローディング過程に
おけるシリンダ巻付角とテープのねじれ量との関係を示
す特性図である。
【符号の説明】
1 基準面シャーシ 2 シリンダ 5 案内溝 6 案内溝 7 ガイドベース 8 ガイドベース 9 傾斜ポスト 10 傾斜ポスト 11 垂直ポスト 12 垂直ポスト 15 シリンダーベース 15a カム面 15b カム面 26 傾斜ポスト回転ベース 27 回転中心ピン 28 支持板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準面シャーシにシリンダーベースを介
    して傾斜軸心回りに回転可能に支持されるシリンダに、
    所定の経路上を往復する傾斜ポスト及び垂直ポストでカ
    セットカートリッジから磁気記録テープを引き出して螺
    旋上に巻装させ、上記傾斜ポストの傾斜角をその移動の
    間に可変制御する傾斜角制御手段を備えるテープローデ
    ィング機構において、 上記傾斜角制御手段が、傾斜ポスト及び垂直ポストの移
    動経路よりもシリンダ側に設けられるとともに、傾斜ポ
    ストの傾斜角を変更させるカムをシリンダベースに形成
    したことを特徴とするテープローディング機構。
JP4132037A 1992-04-24 1992-04-24 テープローディング機構 Pending JPH05303810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132037A JPH05303810A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 テープローディング機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132037A JPH05303810A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 テープローディング機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05303810A true JPH05303810A (ja) 1993-11-16

Family

ID=15072032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4132037A Pending JPH05303810A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 テープローディング機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH05303810A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485812B1 (ko) * 2002-11-18 2005-04-28 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 테이프 주행시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485812B1 (ko) * 2002-11-18 2005-04-28 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 테이프 주행시스템

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