JPH0530344B2 - - Google Patents
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- JPH0530344B2 JPH0530344B2 JP9029483A JP9029483A JPH0530344B2 JP H0530344 B2 JPH0530344 B2 JP H0530344B2 JP 9029483 A JP9029483 A JP 9029483A JP 9029483 A JP9029483 A JP 9029483A JP H0530344 B2 JPH0530344 B2 JP H0530344B2
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/64—Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
- H04M1/65—Recording arrangements for recording a message from the calling party
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
この発明は、通信自動応対装置に係り、特に2
以上の通信回線に対して同時に自動応対し得るよ
うにしたものに関する。 〔発明の技術的背景〕 周知のように、例えば建設工事現場、複数のダ
ムとそれらの集中監視所、複数地域に渡る交通情
報の集中監視所等においては、それらの内部間で
通信を行なうための専用の通信回線が設けられて
いる。そして、このような専用の通信回線を用い
て通信される内容は、非常に重大なことや緊急を
要することが多いものである。このため、このよ
うな専用の通信回線には、受信側が無人であつて
もよいように、自動応対装置が付設されている。 すなわち、この種の装置の応対動作は、まず発
信者から呼出信号が到来したこと(着信があつた
こと)を検出し、予め応答メツセージの録音され
たテープを再生駆動して該応答メツセージを発信
者に送出する。そして、応答メツセージの送出終
了後、録音用テープを駆動させて発信者からの伝
言を該テープに所定時間録音させ、この録音動作
が終了すると通信回線を自動的に元の待機状態に
復帰させるようにしたものである。 〔背景技術の問題点〕 ところで、上記のような従来の通信自動応対装
置にあつては、1人の発信者からの呼出しつまり
1つの通信回線からの着信に対しては問題はない
が、例えば第1の通信回線からの着信に対して自
動応対中に、第2の通信回線から着信があつた場
合等には、この第2の通信回線には応対すること
ができず、実用的に十分でないという問題を有し
ている。 〔発明の目的〕 この発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、第1の通信回線からの着信に対して自動応対
中に、第2の通信回線から着信があつてもこれに
応対することができ実用的に十分な機能を有する
極めて良好な通信自動応対装置を提供することを
目的とする。 〔発明の概要〕 すなわち、この発明は、第1及び第2の通信回
線のいずれか一方の着信状態で該着信状態にある
通信回線に応答メツセージを送出する応答メツセ
ージ送出手段と、この応答メツセージ送出手段に
よる応答メツセージの送出終了状態で上記着信状
態にある通信回線の発信者からの伝言を例えばテ
ープ等の記録媒体に記録する記録手段とを備えた
通信自動応対装置において、上記第1及び第2の
通信回線のいずれか一方の着信状態で送出される
応答メツセージをデジタル符号化してメモリに記
録するデジタル記録手段と、上記第1及び第2の
通信回線のいずれか一方の着信状態で他方の通信
回線にも着信があることを検出して上記メモリに
記録された応答メツセージを復号化して他方の通
信回線に送出する第1のデジタル再生手段と、こ
の第1のデジタル再生手段による応答メツセージ
の送出終了状態で上記他方の通信回線の発信者か
らの伝言を上記デジタル記録手段に導いて上記メ
モリに記録させる信号切換手段と、この信号切換
手段によつて上記メモリに記録された伝言を復号
化して上記記録媒体に記録する第2のデジタル再
生手段とを具備してなることを特徴とするもので
ある。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。第1図において、11は第
1の発信者の通信機で、この通信機11から交換
機12を介して導出される通信回線13,14
は、通信自動応対装置の端子15,16にそれぞ
れ接続されるようになされている。ここで、上記
端子15,16のうち端子15は、リレースイツ
チRL1A−1の可動接点17aに接続されてい
る。このリレースイツチRL1A−1の第1の固
定接点17bは、コンデンサC1を介して呼出信
号検出回路18の一方の入力端に接続されてい
る。また、上記リレースイツチRL1A−1の第
2の固定接点17cは、ライントランス19の一
次側巻線19aの一端に接続されている。 一方、上記端子16は、コンデンサC2を介し
て上記呼出信号検出回路18の他方の入力端に接
続されるとともに、上記ライントランス19の一
次側巻線19aの他端に接続されている。そし
て、上記呼出信号検出回路18は、その制御端が
タイマー回路20に接続され、その出力端がリレ
ーRL1Aを介して接地されている。ここで、上
記ライントランス19の二次側巻線19bは、そ
の一端がリレースイツチRL3A−1の可動接点
21aに接続され、その他端が接地されている。 次に、第1図中22は、第2の発信者の通信機
22で、この通信機22から交換機23を介して
導出される通信回線24,25は、通信自動応対
装置の端子26,27にそれぞれ接続されるよう
になされている。ここで、上記端子26,27の
うち端子26は、リレースイツチRL1B−1の
可動接点28aに接続されている。このリレース
イツチRL1B−1の第1の固定接点28bは、
コンデンサC3を介して呼出信号検出回路29の
一方の入力端に接続されている。また、上記リレ
ースイツチRL1B−1の第2の固定接点28c
は、ライントランス30の一次側巻線30aの一
端に接続されている。 一方、上記端子27は、コンデンサC4を介し
て上記呼出信号検出回路29の他方の入力端に接
続されるとともに、上記ライントランス30の一
次側巻線30aの他端に接続されている。そし
て、上記呼出信号検出回路29は、その制御端が
タイマー回路31に接続され、その出力端がリレ
ーRL1Bを介して接地されている。ここで、上
記ライントランス30の二次側巻線30bは、そ
の一端がリレースイツチRL3B−1の可動接点
32aに接続され、その他端が接地されている。 ここにおいて、上記リレースイツチRL3A−
1,RL3B−1の各第1の固定接点21b,3
2bは共に接続され、その接続点は、リレースイ
ツチRL2A−1の可動接点33aに接続されて
いる。また、上記リレースイツチRL3A−1,
RL3B−1の各第2の固定接点21c,32c
は共に接続され、その接続点は、後述するソリツ
ドステート回路34の入出力端(I/O)に接続
されるとともに、制御信号検出回路35を介して
上記ソリツドステート回路34の第1の記録制御
端IR1に接続されている。 そして、上記リレースイツチRL2A−1の第
1の固定接点33bは、再生増幅器36の出力端
に接続されている。この再生増幅器36の入力端
は、再生ヘツド37を介して接地されている。こ
こで、上記再生ヘツド37は、発信者に対する応
答メツセージの録音されたエンドレステープ38
の再生を行なうものである。このエンドレステー
プ38の一部には、導電箔39が貼着されてお
り、該エンドレステープ38が一周走行した状態
で、該導電箔39が一対の電極40を短絡するよ
うになされている。ここで、上記一対の電極40
のうち一方は、接地されるとともに、リレースイ
ツチRL2A−2を介して他方側に接続され、そ
の接続点は並列接続されたリレースイツチRL3
A−2,RL3B−2と、リレーRL2Aとを直列
に介して、直流電圧+B1の印加された電源端子
41に接続されている。 また、上記リレースイツチRL2A−1の第1
の固定接点33bは、制御信号発振回路42及び
リレースイツチRL2A−3を直列に介して接地
されるとともに、上記ソリツドステート回路34
の入力端Iに接続されている。 さらに、上記リレースイツチRL2A−1の第
2の固定接点33cは、上記ソリードステート回
路34の出力端Oに接続されるとともに、録音再
生切換スイツチ(以下録再スイツチという)43
の再生側接点P及び前置増幅器44の入力端にそ
れぞれ接続されている。この前置増幅器44の出
力端は、主増幅器45を介してスピーカ46に接
続されるとともに、他の録再スイツチ47の録音
側接点Rに接続されている。 ここで、上記録再スイツチ43の録音側接点R
は接地され、該録音側接点R及び再生側接点Pに
選択的に接続される可動接片43aが常時接状態
となされる共通接点43bは、録音再生ヘツド
(以下録再ヘツドという)48及びコンデンサC5
を直列に介した後、消去ヘツド49を介して接地
されるとともに、バイアス発振回路50の出力端
及び上記録再スイツチ47の録音側接点R及び再
生側接点Pに選択的に接続される可動接片47a
が常時接状態となされる共通接点47bにそれぞ
れ接続されている。また、この録再スイツチ47
の再生側接点Pは接地されている。そして、上記
バイアス発振回路50の入力端は、録再スイツチ
51の録音側接点R及び再生側接点Pに選択的に
接続される可動接片51aが常時接状態となされ
る共通接点51bに接続されている。また、上記
録再スイツチ51は、その録音側接点Rが接地さ
れ、その再生側接点Pが開放されている。 そして、上記録再スイツチ43,47,51
は、互いに連動して同時に切換接続されるもので
ある。また、上記録再ヘツド48及び消去ヘツド
49は、発信者からの伝言をテープ52に録音
し、かつ再生するために供せられるものである。 ここにおいて、第1図中53,54は、上記エ
ンドレステープ38及びテープ52を走行駆動さ
せるためのモータである。このモータ53,54
のうちモータ53の一端は、リレースイツチRL
2A−4の可動接点55aに接続されるととも
に、並列接続されたリレースイツチRL3A−3,
RL3B−3を介して直流電圧+B2が印加された
電源端子56に接続されている。また、上記モー
タ53の他端は、直流電圧−B3が印加された電
源端子57に接続されるとともに、プランジヤー
コイルPL1を介して上記リレースイツチRL2A
−4の第1の固定接点55bに接続されている。
そして、上記リレースイツチRL2A−4の第2
の固定接点55cは、上記モータ54及びプラン
ジヤーコイルPL2を並列に介して上記電源端子5
7に接続されている。 ここで、上記プランジヤーコイルPL1は、通電
されたとき、図示しないソレノイドプランジヤを
駆動させ、上記再生ヘツド37をエンドレステー
プ38に接触させるようにするものである。ま
た、上記プランジヤーコイルPL2は、通電された
とき、図示しないソレノイドプランジヤを駆動さ
せ、上記録再ヘツド48及び消去ヘツド49をテ
ープ52に接触させるようにするものである。 また、第1図中58は、直流電圧+B4の印加
された電源端子である。この電源端子58は、リ
レースイツチRL1A−2及び抵抗R1を直列に介
して接地されるとともに、リレースイツチRL1
B−2及び抵抗R2を直列に介して接地されてい
る。そして、上記リレースイツチRL1A−2と
抵抗R1との接続点は、オア回路O1、アンド回路
A1及びノア回路NO1の各一方の入力端に接続さ
れるとともに、アンド回路A2の第2の入力端に
接続されている。また、上記リレースイツチRL
1B−2と抵抗R2との接続点は、上記オア回路
O1、アンド回路A1及びノア回路NO1の各他方の
入力端に接続されるとともに、上記アンド回路
A2の第1の入力端に接続されている。 そして、上記アンド回路A1及びノア回路NO1
の各出力端は、オア回路O2の両入力端にそれぞ
れ接地されており、このオア回路O2の出力端は、
上記アンド回路A2の第3の入力端に接続されて
いる。ここで、上記オア回路O1の出力端は、上
記ソリツドステート回路34の第2の記録制御端
IR2に接続されている。また、上記アンド回路A2
の出力端は、上記ソリツドステート回路34の第
1の再生制御端IO1に接続されている。そして、
上記オア回路O1,O2、アンド回路A1,A2及びノ
ア回路NO1よりなる回路が、後述する応答メツ
セージ制御回路59を構成するものである。 ここで、上記リレースイツチRL1A−2と抵
抗R1との接続点は、第1のリレー制御回路60
及び第2のリレー制御回路61の各一方の入力端
にそれぞれ接続されている。また、上記リレース
イツチRL1B−2と抵抗R2との接続点は、第1
及び第2のリレー制御回路60,61の各他方の
入力端にそれぞれ接続されている。そして、上記
第1及び第2のリレー制御回路60,61の各出
力端は、それぞれリレーRL3A,RL3Bを介し
て直流電圧+B5の印加された電源端子62に接
続されている。 ここにおいて、上記第1のリレー制御回路60
は、詳細を後述するが、上記リレースイツチRL
1A−2がオン状態となつたときに、リレーRL
3Aを通電駆動させるように動作するものであ
る。また、上記第2のリレー制御回路61は、上
記リレースイツチRL1B−2がオン状態となつ
たときに、リレーRL3Bを通電駆動させるよう
に動作するものである。ここで、上記第1及び第
2のリレー制御回路60,61は、互いに関連し
ており、例えばリレースイツチRL1A−2がオ
ン状態で第1のリレー制御回路60によりリレー
RL3Aが通電駆動されている状態では、リレー
スイツチRL1B−2がオン状態となつても第2
のリレー制御回路61はリレーRL3Bを通電駆
動させないようになるものである。また、先にリ
レースイツチRL1B−2がオン状態となつて、
後からリレースイツチRL1A−2がオン状態と
なされたときにも、同様にリレーRL3Aは通電
駆動されないようになされる。 ここで、上記第1及び第2のリレー制御回路6
0,61は、リレーRA3A,RA3Bを通電駆
動させている状態でかつ上記ソリツドステート回
路34の後述する記録再生状態で、リレースイツ
チRL1A−2,RL1B−2がオフ状態となされ
たことを、検出回路63で検出される。そして、
この検出回路63からの検出信号がソリツドステ
ート回路34の第2の再生制御端IO2に供給され
るものである。 以上において、上記リレースイツチRL1A−
1,RL1A−2は、共にリレーRL1Aに連動さ
れ、リレースイツチRL1B−1,RL1B−2は
共にリレーRL1Bに連動され、リレースイツチ
RL2A−1,RL2A−2,RL2A−3,RL2
A−4は共にリレーRL2Aに連動され、リレー
スイツチRL3A−1,RL3A−2,RL3A−
3は共にリレーRL3Aに連動され、リレースイ
ツチRL3B−1,RL3B−2,RL3B−3は
共にリレーRL3Bに連動されるもので、各リレ
ーRL1A,RL1B,RL2A,RL3A,RL3
Bが非通電状態にあるときには、それぞれ図示の
如き切換状態及びオンオフ状態となされている。 上記のような構成において、以下その動作を説
明する。なお、上記録再スイツチ43,47,5
1の各可動接片43a,47a,51aは、共に
録音側接点Rに予め切換接続されているものとす
る。まず、一方の通信回線13,14にのみ単独
で着信があつた場合について説明する。すなわ
ち、前記第1の発信者の通信機11から交換機1
2を介して呼出信号が到来すると、呼出信号検出
回路18がそれを検知して、タイマー回路20を
駆動させるとともに、リレーRL1Aに通電を開
始する。このリレーRL1Aの通電状態は、上記
タイマー回路20のタイマー動作が終了するまで
の所定時間保持されるようになされている。そし
て、上記リレーRL1Aが通電状態になされたこ
とにより、リレースイツチRL1A−1はその可
動接点17aが第2の固定接点17c側に切換接
続されるとともに、リレースイツチRL1A−2
はオン状態となる。 このため、第1のリレー制御回路60によつて
リレーRL3Aが通電駆動され、リレースイツチ
RL3A−1はその可動接点21aが第1の固定
接点21b側に切換接続されるとともに、リレー
スイツチRL3A−2,RL3A−3は共にオン状
態となる。よつて、モータ53及びプランジヤー
コイルPL1が通電駆動され、エンドレステープ3
8に録音された応答メツセージが、再生ヘツド3
7、再生増幅器36、リレースイツチRL2A−
1,RL3A−1、ライントランス19、リレー
スイツチRL1A−1、端子15,16、通信回
線13,14、交換機12及び通信機11を介し
て、第1の発信者に送出される。 そして、エンドレステープ38が一周走行して
その導電箔39が一対の電極40を短絡すると、
リレーRL2Aが通電状態になされる。このリレ
ーRL2Aの通電状態は、該リレーRL2Aの通電
によりリレースイツチRL2A−2がオン状態と
なることにより、導電箔39が一対の電極40か
ら離間しても自己保持されるようになるものであ
る。そして、上記リレーRL2Aが通電状態とな
ることによつて、リレースイツチRL2A−1は
その可動接点33aが第2の固定接点33cに切
換接続されるとともに、リレースイツチRL2A
−4はその可動接点55aが第2の固定接点55
cに切換接続される。 このため、モータ54及びプランジヤーコイル
PL2が通電駆動され、テープ52が走行されると
ともに、録再ヘツド48、消去ヘツド49がテー
プ52に接触される。ここで、上記録再スイツチ
51の可動接片51aが録音側接点Rに接続され
ていることにより、バイアス発振回路50が駆動
され交流バイアス信号が消去ヘツド49に供給さ
れている。このため、第1の発信者からの伝言
は、通信機11、交換機12、通信回路13,1
4、端子15,16、リレースイツチRL1A−
1、ライントランス19、リレースイツチRL3
A−1,RL2A−1、前置増幅器44及び録再
スイツチ47を介して上記交流バイアス信号と重
畳された後、コンデンサC5及び録再ヘツド48
を介してテープ52に録音されるようになる。 そして、上記タイマー回路20のタイマー動作
が予め規定された所定時間経過後に終了すると、
リレーRL1Aは非通電状態となり、これによつ
てリレースイツチRL1A−2がオフ状態となる
ことによりリレーRL3Aも非通電状態となる。
このため、リレースイツチRL3A−3がオフ状
態となるので、モータ54及びプランジヤーコイ
ルPL2が非通電状態となり、テープ52の走行が
停止されるとともに録再ヘツド48及び消去ヘツ
ド49がテープ52から離間される。同時に、リ
レースイツチRL3A−2がオフ状態となるので、
リレーRL2Aが非通電状態となり、該リレーRL
2Aの自己保持状態も解除されて、ここに自動応
対動作が終了するものである。 また、他方の通信回線24,25にのみ単独で
着信があつた場合の自動応対動作も、上述した説
明と略同様に行なわれるものである。ただし、こ
の場合には、リレーRL1A,RL3Aに代わつて
リレーRL1B,RL3Bが通電状態となること
は、上述の説明から容易に窮い知れるところであ
る。 以上に、2つの通信回線のうちいずれか一方に
のみ単独で着信があつた場合の自動応対動作につ
いて説明したが、次に、一方の通信回線に着信の
あつた後、他方の通信回線に着信があつた場合の
動作について説明するに先立ち、前記ソリツドス
テート回路34について説明する。すなわち、こ
のソリツドステート回路34は、近時普及してい
るPCM(パルスコードモジユレーシヨン)技術を
利用したデジタル記録再生を行なうものである。
具体的に言えば、既に周知のように、入力端Iま
たは入出力端I/Oに供給された例えばオーデイ
オ信号等のアナログ的な情報信号(この場合は応
答メツセージや伝言)をA/D変換器を用いて符
号化することによりデジタル化データに変換して
メモリに記録するとともに、このメモリに記録さ
れたデジタル化データをD/A変換器を用いて復
号化することにより元のアナログ的な情報信号に
変換して出力端Oまたは入出力端I/Oから出力
するようにしたものである。 この場合、上記ソリツドステート回路34は、
その第1の記録制御端IR1がハイレベル(以下H
レベルという)のときに、入出力端I/Oに供給
された信号をデジタル記録し、第2の記録制御端
IR2がHレベルのときに、入力端Iに供給された
信号をデジタル記録するものである。また、上記
ソリツドステート回路34は、その第1の再生制
御端IO1がHレベルのときメモリに記録されたデ
ジタル化データを復号化して入出力端I/Oから
出力し、第2の再生制御端IO2がローレベル(以
下Lレベルという)のときメモリに記録されたデ
ジタル化データを復号化して出力端Oから出力す
るようになされている。 ここで、一方の通信回線13,14に着信があ
つた後、他方の通信回線24,25に着信があつ
た場合の応対動作について説明する。まず、第1
の発信者の通信機11から交換機12を介して呼
出信号が到来すると、先に述べたようにリレー
RL1A,RL3Aが通電駆動され、エンドレステ
ープ38が再生されて応答メツセージが第1の発
信者に送出される。このとき、リレースイツチ
RL1A−2がオン状態であるため、前記応答メ
ツセージ制御回路59のオア回路O1の出力端は
Hレベルになつている。このため、ソリツドステ
ート回路34は、その入力端Iに供給される信
号、つまり再生増幅器36から出力される応答メ
ツセージをデジタル化データに変換して内部のメ
モリに記録するようになる。 そして、エンドレステープ38が一周走行し
て、つまり応答メツセージが終了してリレーRL
2Aが通電駆動されると、リレースイツチRL2
A−3がオン状態となり、制御信号発振回路42
が駆動される。この制御信号発振回路42は、例
えばワンシヨツトマルチバイブレータ回路等でな
るもので、リレースイツチRL2A−3がオン状
態となつたとき、所定時間Hレベルの制御信号を
出力するものである。そして、この制御信号がソ
リツドステート回路34に応答メツセージの終了
を示す信号として記録される。 このように、応答メツセージが第1の発信者に
送出され、かつソリツドステート回路34に記録
された後、第1の発信者からの伝言が前述したよ
うにテープ52に録音されることになる。そし
て、この第1の発信者の伝言がテープ52に録音
されている最中に、第2の発信者の通信機22か
ら交換機23を介して呼出信号が到来したとす
る。すると、リレーRL1Bが通電駆動され、リ
レースイツチRL1B−2がオン状態となされる。
ところで、このときには前述したように、先に第
1のリレー制御回路60がリレーRL3Aを通電
駆動させているので、第2のリレー制御回路61
はリレーRL3Bを通電駆動させず、リレースイ
ツチRL3B−1,RL3B−2,RL3B−3は
第1図に示す状態となつたままである。 ここで、上記応答メツセージ制御回路59の2
つの入力端を第1図に示すようにそれぞれA,B
とし、アンド回路A2の出力端をCとすると、こ
の応答メツセージ制御回路59の入出力関係は、
次表のようになる。
以上の通信回線に対して同時に自動応対し得るよ
うにしたものに関する。 〔発明の技術的背景〕 周知のように、例えば建設工事現場、複数のダ
ムとそれらの集中監視所、複数地域に渡る交通情
報の集中監視所等においては、それらの内部間で
通信を行なうための専用の通信回線が設けられて
いる。そして、このような専用の通信回線を用い
て通信される内容は、非常に重大なことや緊急を
要することが多いものである。このため、このよ
うな専用の通信回線には、受信側が無人であつて
もよいように、自動応対装置が付設されている。 すなわち、この種の装置の応対動作は、まず発
信者から呼出信号が到来したこと(着信があつた
こと)を検出し、予め応答メツセージの録音され
たテープを再生駆動して該応答メツセージを発信
者に送出する。そして、応答メツセージの送出終
了後、録音用テープを駆動させて発信者からの伝
言を該テープに所定時間録音させ、この録音動作
が終了すると通信回線を自動的に元の待機状態に
復帰させるようにしたものである。 〔背景技術の問題点〕 ところで、上記のような従来の通信自動応対装
置にあつては、1人の発信者からの呼出しつまり
1つの通信回線からの着信に対しては問題はない
が、例えば第1の通信回線からの着信に対して自
動応対中に、第2の通信回線から着信があつた場
合等には、この第2の通信回線には応対すること
ができず、実用的に十分でないという問題を有し
ている。 〔発明の目的〕 この発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、第1の通信回線からの着信に対して自動応対
中に、第2の通信回線から着信があつてもこれに
応対することができ実用的に十分な機能を有する
極めて良好な通信自動応対装置を提供することを
目的とする。 〔発明の概要〕 すなわち、この発明は、第1及び第2の通信回
線のいずれか一方の着信状態で該着信状態にある
通信回線に応答メツセージを送出する応答メツセ
ージ送出手段と、この応答メツセージ送出手段に
よる応答メツセージの送出終了状態で上記着信状
態にある通信回線の発信者からの伝言を例えばテ
ープ等の記録媒体に記録する記録手段とを備えた
通信自動応対装置において、上記第1及び第2の
通信回線のいずれか一方の着信状態で送出される
応答メツセージをデジタル符号化してメモリに記
録するデジタル記録手段と、上記第1及び第2の
通信回線のいずれか一方の着信状態で他方の通信
回線にも着信があることを検出して上記メモリに
記録された応答メツセージを復号化して他方の通
信回線に送出する第1のデジタル再生手段と、こ
の第1のデジタル再生手段による応答メツセージ
の送出終了状態で上記他方の通信回線の発信者か
らの伝言を上記デジタル記録手段に導いて上記メ
モリに記録させる信号切換手段と、この信号切換
手段によつて上記メモリに記録された伝言を復号
化して上記記録媒体に記録する第2のデジタル再
生手段とを具備してなることを特徴とするもので
ある。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。第1図において、11は第
1の発信者の通信機で、この通信機11から交換
機12を介して導出される通信回線13,14
は、通信自動応対装置の端子15,16にそれぞ
れ接続されるようになされている。ここで、上記
端子15,16のうち端子15は、リレースイツ
チRL1A−1の可動接点17aに接続されてい
る。このリレースイツチRL1A−1の第1の固
定接点17bは、コンデンサC1を介して呼出信
号検出回路18の一方の入力端に接続されてい
る。また、上記リレースイツチRL1A−1の第
2の固定接点17cは、ライントランス19の一
次側巻線19aの一端に接続されている。 一方、上記端子16は、コンデンサC2を介し
て上記呼出信号検出回路18の他方の入力端に接
続されるとともに、上記ライントランス19の一
次側巻線19aの他端に接続されている。そし
て、上記呼出信号検出回路18は、その制御端が
タイマー回路20に接続され、その出力端がリレ
ーRL1Aを介して接地されている。ここで、上
記ライントランス19の二次側巻線19bは、そ
の一端がリレースイツチRL3A−1の可動接点
21aに接続され、その他端が接地されている。 次に、第1図中22は、第2の発信者の通信機
22で、この通信機22から交換機23を介して
導出される通信回線24,25は、通信自動応対
装置の端子26,27にそれぞれ接続されるよう
になされている。ここで、上記端子26,27の
うち端子26は、リレースイツチRL1B−1の
可動接点28aに接続されている。このリレース
イツチRL1B−1の第1の固定接点28bは、
コンデンサC3を介して呼出信号検出回路29の
一方の入力端に接続されている。また、上記リレ
ースイツチRL1B−1の第2の固定接点28c
は、ライントランス30の一次側巻線30aの一
端に接続されている。 一方、上記端子27は、コンデンサC4を介し
て上記呼出信号検出回路29の他方の入力端に接
続されるとともに、上記ライントランス30の一
次側巻線30aの他端に接続されている。そし
て、上記呼出信号検出回路29は、その制御端が
タイマー回路31に接続され、その出力端がリレ
ーRL1Bを介して接地されている。ここで、上
記ライントランス30の二次側巻線30bは、そ
の一端がリレースイツチRL3B−1の可動接点
32aに接続され、その他端が接地されている。 ここにおいて、上記リレースイツチRL3A−
1,RL3B−1の各第1の固定接点21b,3
2bは共に接続され、その接続点は、リレースイ
ツチRL2A−1の可動接点33aに接続されて
いる。また、上記リレースイツチRL3A−1,
RL3B−1の各第2の固定接点21c,32c
は共に接続され、その接続点は、後述するソリツ
ドステート回路34の入出力端(I/O)に接続
されるとともに、制御信号検出回路35を介して
上記ソリツドステート回路34の第1の記録制御
端IR1に接続されている。 そして、上記リレースイツチRL2A−1の第
1の固定接点33bは、再生増幅器36の出力端
に接続されている。この再生増幅器36の入力端
は、再生ヘツド37を介して接地されている。こ
こで、上記再生ヘツド37は、発信者に対する応
答メツセージの録音されたエンドレステープ38
の再生を行なうものである。このエンドレステー
プ38の一部には、導電箔39が貼着されてお
り、該エンドレステープ38が一周走行した状態
で、該導電箔39が一対の電極40を短絡するよ
うになされている。ここで、上記一対の電極40
のうち一方は、接地されるとともに、リレースイ
ツチRL2A−2を介して他方側に接続され、そ
の接続点は並列接続されたリレースイツチRL3
A−2,RL3B−2と、リレーRL2Aとを直列
に介して、直流電圧+B1の印加された電源端子
41に接続されている。 また、上記リレースイツチRL2A−1の第1
の固定接点33bは、制御信号発振回路42及び
リレースイツチRL2A−3を直列に介して接地
されるとともに、上記ソリツドステート回路34
の入力端Iに接続されている。 さらに、上記リレースイツチRL2A−1の第
2の固定接点33cは、上記ソリードステート回
路34の出力端Oに接続されるとともに、録音再
生切換スイツチ(以下録再スイツチという)43
の再生側接点P及び前置増幅器44の入力端にそ
れぞれ接続されている。この前置増幅器44の出
力端は、主増幅器45を介してスピーカ46に接
続されるとともに、他の録再スイツチ47の録音
側接点Rに接続されている。 ここで、上記録再スイツチ43の録音側接点R
は接地され、該録音側接点R及び再生側接点Pに
選択的に接続される可動接片43aが常時接状態
となされる共通接点43bは、録音再生ヘツド
(以下録再ヘツドという)48及びコンデンサC5
を直列に介した後、消去ヘツド49を介して接地
されるとともに、バイアス発振回路50の出力端
及び上記録再スイツチ47の録音側接点R及び再
生側接点Pに選択的に接続される可動接片47a
が常時接状態となされる共通接点47bにそれぞ
れ接続されている。また、この録再スイツチ47
の再生側接点Pは接地されている。そして、上記
バイアス発振回路50の入力端は、録再スイツチ
51の録音側接点R及び再生側接点Pに選択的に
接続される可動接片51aが常時接状態となされ
る共通接点51bに接続されている。また、上記
録再スイツチ51は、その録音側接点Rが接地さ
れ、その再生側接点Pが開放されている。 そして、上記録再スイツチ43,47,51
は、互いに連動して同時に切換接続されるもので
ある。また、上記録再ヘツド48及び消去ヘツド
49は、発信者からの伝言をテープ52に録音
し、かつ再生するために供せられるものである。 ここにおいて、第1図中53,54は、上記エ
ンドレステープ38及びテープ52を走行駆動さ
せるためのモータである。このモータ53,54
のうちモータ53の一端は、リレースイツチRL
2A−4の可動接点55aに接続されるととも
に、並列接続されたリレースイツチRL3A−3,
RL3B−3を介して直流電圧+B2が印加された
電源端子56に接続されている。また、上記モー
タ53の他端は、直流電圧−B3が印加された電
源端子57に接続されるとともに、プランジヤー
コイルPL1を介して上記リレースイツチRL2A
−4の第1の固定接点55bに接続されている。
そして、上記リレースイツチRL2A−4の第2
の固定接点55cは、上記モータ54及びプラン
ジヤーコイルPL2を並列に介して上記電源端子5
7に接続されている。 ここで、上記プランジヤーコイルPL1は、通電
されたとき、図示しないソレノイドプランジヤを
駆動させ、上記再生ヘツド37をエンドレステー
プ38に接触させるようにするものである。ま
た、上記プランジヤーコイルPL2は、通電された
とき、図示しないソレノイドプランジヤを駆動さ
せ、上記録再ヘツド48及び消去ヘツド49をテ
ープ52に接触させるようにするものである。 また、第1図中58は、直流電圧+B4の印加
された電源端子である。この電源端子58は、リ
レースイツチRL1A−2及び抵抗R1を直列に介
して接地されるとともに、リレースイツチRL1
B−2及び抵抗R2を直列に介して接地されてい
る。そして、上記リレースイツチRL1A−2と
抵抗R1との接続点は、オア回路O1、アンド回路
A1及びノア回路NO1の各一方の入力端に接続さ
れるとともに、アンド回路A2の第2の入力端に
接続されている。また、上記リレースイツチRL
1B−2と抵抗R2との接続点は、上記オア回路
O1、アンド回路A1及びノア回路NO1の各他方の
入力端に接続されるとともに、上記アンド回路
A2の第1の入力端に接続されている。 そして、上記アンド回路A1及びノア回路NO1
の各出力端は、オア回路O2の両入力端にそれぞ
れ接地されており、このオア回路O2の出力端は、
上記アンド回路A2の第3の入力端に接続されて
いる。ここで、上記オア回路O1の出力端は、上
記ソリツドステート回路34の第2の記録制御端
IR2に接続されている。また、上記アンド回路A2
の出力端は、上記ソリツドステート回路34の第
1の再生制御端IO1に接続されている。そして、
上記オア回路O1,O2、アンド回路A1,A2及びノ
ア回路NO1よりなる回路が、後述する応答メツ
セージ制御回路59を構成するものである。 ここで、上記リレースイツチRL1A−2と抵
抗R1との接続点は、第1のリレー制御回路60
及び第2のリレー制御回路61の各一方の入力端
にそれぞれ接続されている。また、上記リレース
イツチRL1B−2と抵抗R2との接続点は、第1
及び第2のリレー制御回路60,61の各他方の
入力端にそれぞれ接続されている。そして、上記
第1及び第2のリレー制御回路60,61の各出
力端は、それぞれリレーRL3A,RL3Bを介し
て直流電圧+B5の印加された電源端子62に接
続されている。 ここにおいて、上記第1のリレー制御回路60
は、詳細を後述するが、上記リレースイツチRL
1A−2がオン状態となつたときに、リレーRL
3Aを通電駆動させるように動作するものであ
る。また、上記第2のリレー制御回路61は、上
記リレースイツチRL1B−2がオン状態となつ
たときに、リレーRL3Bを通電駆動させるよう
に動作するものである。ここで、上記第1及び第
2のリレー制御回路60,61は、互いに関連し
ており、例えばリレースイツチRL1A−2がオ
ン状態で第1のリレー制御回路60によりリレー
RL3Aが通電駆動されている状態では、リレー
スイツチRL1B−2がオン状態となつても第2
のリレー制御回路61はリレーRL3Bを通電駆
動させないようになるものである。また、先にリ
レースイツチRL1B−2がオン状態となつて、
後からリレースイツチRL1A−2がオン状態と
なされたときにも、同様にリレーRL3Aは通電
駆動されないようになされる。 ここで、上記第1及び第2のリレー制御回路6
0,61は、リレーRA3A,RA3Bを通電駆
動させている状態でかつ上記ソリツドステート回
路34の後述する記録再生状態で、リレースイツ
チRL1A−2,RL1B−2がオフ状態となされ
たことを、検出回路63で検出される。そして、
この検出回路63からの検出信号がソリツドステ
ート回路34の第2の再生制御端IO2に供給され
るものである。 以上において、上記リレースイツチRL1A−
1,RL1A−2は、共にリレーRL1Aに連動さ
れ、リレースイツチRL1B−1,RL1B−2は
共にリレーRL1Bに連動され、リレースイツチ
RL2A−1,RL2A−2,RL2A−3,RL2
A−4は共にリレーRL2Aに連動され、リレー
スイツチRL3A−1,RL3A−2,RL3A−
3は共にリレーRL3Aに連動され、リレースイ
ツチRL3B−1,RL3B−2,RL3B−3は
共にリレーRL3Bに連動されるもので、各リレ
ーRL1A,RL1B,RL2A,RL3A,RL3
Bが非通電状態にあるときには、それぞれ図示の
如き切換状態及びオンオフ状態となされている。 上記のような構成において、以下その動作を説
明する。なお、上記録再スイツチ43,47,5
1の各可動接片43a,47a,51aは、共に
録音側接点Rに予め切換接続されているものとす
る。まず、一方の通信回線13,14にのみ単独
で着信があつた場合について説明する。すなわ
ち、前記第1の発信者の通信機11から交換機1
2を介して呼出信号が到来すると、呼出信号検出
回路18がそれを検知して、タイマー回路20を
駆動させるとともに、リレーRL1Aに通電を開
始する。このリレーRL1Aの通電状態は、上記
タイマー回路20のタイマー動作が終了するまで
の所定時間保持されるようになされている。そし
て、上記リレーRL1Aが通電状態になされたこ
とにより、リレースイツチRL1A−1はその可
動接点17aが第2の固定接点17c側に切換接
続されるとともに、リレースイツチRL1A−2
はオン状態となる。 このため、第1のリレー制御回路60によつて
リレーRL3Aが通電駆動され、リレースイツチ
RL3A−1はその可動接点21aが第1の固定
接点21b側に切換接続されるとともに、リレー
スイツチRL3A−2,RL3A−3は共にオン状
態となる。よつて、モータ53及びプランジヤー
コイルPL1が通電駆動され、エンドレステープ3
8に録音された応答メツセージが、再生ヘツド3
7、再生増幅器36、リレースイツチRL2A−
1,RL3A−1、ライントランス19、リレー
スイツチRL1A−1、端子15,16、通信回
線13,14、交換機12及び通信機11を介し
て、第1の発信者に送出される。 そして、エンドレステープ38が一周走行して
その導電箔39が一対の電極40を短絡すると、
リレーRL2Aが通電状態になされる。このリレ
ーRL2Aの通電状態は、該リレーRL2Aの通電
によりリレースイツチRL2A−2がオン状態と
なることにより、導電箔39が一対の電極40か
ら離間しても自己保持されるようになるものであ
る。そして、上記リレーRL2Aが通電状態とな
ることによつて、リレースイツチRL2A−1は
その可動接点33aが第2の固定接点33cに切
換接続されるとともに、リレースイツチRL2A
−4はその可動接点55aが第2の固定接点55
cに切換接続される。 このため、モータ54及びプランジヤーコイル
PL2が通電駆動され、テープ52が走行されると
ともに、録再ヘツド48、消去ヘツド49がテー
プ52に接触される。ここで、上記録再スイツチ
51の可動接片51aが録音側接点Rに接続され
ていることにより、バイアス発振回路50が駆動
され交流バイアス信号が消去ヘツド49に供給さ
れている。このため、第1の発信者からの伝言
は、通信機11、交換機12、通信回路13,1
4、端子15,16、リレースイツチRL1A−
1、ライントランス19、リレースイツチRL3
A−1,RL2A−1、前置増幅器44及び録再
スイツチ47を介して上記交流バイアス信号と重
畳された後、コンデンサC5及び録再ヘツド48
を介してテープ52に録音されるようになる。 そして、上記タイマー回路20のタイマー動作
が予め規定された所定時間経過後に終了すると、
リレーRL1Aは非通電状態となり、これによつ
てリレースイツチRL1A−2がオフ状態となる
ことによりリレーRL3Aも非通電状態となる。
このため、リレースイツチRL3A−3がオフ状
態となるので、モータ54及びプランジヤーコイ
ルPL2が非通電状態となり、テープ52の走行が
停止されるとともに録再ヘツド48及び消去ヘツ
ド49がテープ52から離間される。同時に、リ
レースイツチRL3A−2がオフ状態となるので、
リレーRL2Aが非通電状態となり、該リレーRL
2Aの自己保持状態も解除されて、ここに自動応
対動作が終了するものである。 また、他方の通信回線24,25にのみ単独で
着信があつた場合の自動応対動作も、上述した説
明と略同様に行なわれるものである。ただし、こ
の場合には、リレーRL1A,RL3Aに代わつて
リレーRL1B,RL3Bが通電状態となること
は、上述の説明から容易に窮い知れるところであ
る。 以上に、2つの通信回線のうちいずれか一方に
のみ単独で着信があつた場合の自動応対動作につ
いて説明したが、次に、一方の通信回線に着信の
あつた後、他方の通信回線に着信があつた場合の
動作について説明するに先立ち、前記ソリツドス
テート回路34について説明する。すなわち、こ
のソリツドステート回路34は、近時普及してい
るPCM(パルスコードモジユレーシヨン)技術を
利用したデジタル記録再生を行なうものである。
具体的に言えば、既に周知のように、入力端Iま
たは入出力端I/Oに供給された例えばオーデイ
オ信号等のアナログ的な情報信号(この場合は応
答メツセージや伝言)をA/D変換器を用いて符
号化することによりデジタル化データに変換して
メモリに記録するとともに、このメモリに記録さ
れたデジタル化データをD/A変換器を用いて復
号化することにより元のアナログ的な情報信号に
変換して出力端Oまたは入出力端I/Oから出力
するようにしたものである。 この場合、上記ソリツドステート回路34は、
その第1の記録制御端IR1がハイレベル(以下H
レベルという)のときに、入出力端I/Oに供給
された信号をデジタル記録し、第2の記録制御端
IR2がHレベルのときに、入力端Iに供給された
信号をデジタル記録するものである。また、上記
ソリツドステート回路34は、その第1の再生制
御端IO1がHレベルのときメモリに記録されたデ
ジタル化データを復号化して入出力端I/Oから
出力し、第2の再生制御端IO2がローレベル(以
下Lレベルという)のときメモリに記録されたデ
ジタル化データを復号化して出力端Oから出力す
るようになされている。 ここで、一方の通信回線13,14に着信があ
つた後、他方の通信回線24,25に着信があつ
た場合の応対動作について説明する。まず、第1
の発信者の通信機11から交換機12を介して呼
出信号が到来すると、先に述べたようにリレー
RL1A,RL3Aが通電駆動され、エンドレステ
ープ38が再生されて応答メツセージが第1の発
信者に送出される。このとき、リレースイツチ
RL1A−2がオン状態であるため、前記応答メ
ツセージ制御回路59のオア回路O1の出力端は
Hレベルになつている。このため、ソリツドステ
ート回路34は、その入力端Iに供給される信
号、つまり再生増幅器36から出力される応答メ
ツセージをデジタル化データに変換して内部のメ
モリに記録するようになる。 そして、エンドレステープ38が一周走行し
て、つまり応答メツセージが終了してリレーRL
2Aが通電駆動されると、リレースイツチRL2
A−3がオン状態となり、制御信号発振回路42
が駆動される。この制御信号発振回路42は、例
えばワンシヨツトマルチバイブレータ回路等でな
るもので、リレースイツチRL2A−3がオン状
態となつたとき、所定時間Hレベルの制御信号を
出力するものである。そして、この制御信号がソ
リツドステート回路34に応答メツセージの終了
を示す信号として記録される。 このように、応答メツセージが第1の発信者に
送出され、かつソリツドステート回路34に記録
された後、第1の発信者からの伝言が前述したよ
うにテープ52に録音されることになる。そし
て、この第1の発信者の伝言がテープ52に録音
されている最中に、第2の発信者の通信機22か
ら交換機23を介して呼出信号が到来したとす
る。すると、リレーRL1Bが通電駆動され、リ
レースイツチRL1B−2がオン状態となされる。
ところで、このときには前述したように、先に第
1のリレー制御回路60がリレーRL3Aを通電
駆動させているので、第2のリレー制御回路61
はリレーRL3Bを通電駆動させず、リレースイ
ツチRL3B−1,RL3B−2,RL3B−3は
第1図に示す状態となつたままである。 ここで、上記応答メツセージ制御回路59の2
つの入力端を第1図に示すようにそれぞれA,B
とし、アンド回路A2の出力端をCとすると、こ
の応答メツセージ制御回路59の入出力関係は、
次表のようになる。
したがつて、以上詳述したようにこの発明によ
れば、第1の通信回線からの着信に対して自動応
対中に、第2の通信回線から着信があつてもこれ
に応対することができ実用的に十分な機能を有す
る極めて良好な通信自動応対装置を提供すること
ができる。
れば、第1の通信回線からの着信に対して自動応
対中に、第2の通信回線から着信があつてもこれ
に応対することができ実用的に十分な機能を有す
る極めて良好な通信自動応対装置を提供すること
ができる。
第1図はこの発明に係る通信自動応対装置の一
実施例を示すブロツク回路構成図、第2図は同実
施例の第1及び第2のリレー制御回路の詳細を示
すブロツク回路構成図、第3図は同第1及び第2
のリレー制御回路の各部のタイミング図、第4図
は同実施例の検出回路の詳細を示すブロツク回路
構成図である。 11…通信機、12…交換機、13,14…通
信回線、15,16…端子、18…呼出信号検出
回路、19…ライントランス、20…タイマー回
路、22…通信機、23…交換機、24,25…
通信回線、26,27…端子、29…呼出信号検
出回路、30…ライントランス、31…タイマー
回路、34…ソリツドステート回路、35…制御
信号検出回路、36…再生増幅器、37…再生ヘ
ツド、38…エンドレステープ、39…導電箔、
40…電極、41…電源端子、42…制御信号発
振回路、43…録再スイツチ、44…前置増幅
器、45…主増幅器、46…スピーカ、47…録
再スイツチ、48…録再ヘツド、49…消去ヘツ
ド、50…バイアス発振回路、51…録再スイツ
チ、52…テープ、53,54…モータ、56乃
至58…電源端子、59…応答メツセージ制御回
路、60…第1のリレー制御回路、61…第2の
リレー制御回路、62…電源端子、63…検出回
路、68…入力端子、70…出力端子。
実施例を示すブロツク回路構成図、第2図は同実
施例の第1及び第2のリレー制御回路の詳細を示
すブロツク回路構成図、第3図は同第1及び第2
のリレー制御回路の各部のタイミング図、第4図
は同実施例の検出回路の詳細を示すブロツク回路
構成図である。 11…通信機、12…交換機、13,14…通
信回線、15,16…端子、18…呼出信号検出
回路、19…ライントランス、20…タイマー回
路、22…通信機、23…交換機、24,25…
通信回線、26,27…端子、29…呼出信号検
出回路、30…ライントランス、31…タイマー
回路、34…ソリツドステート回路、35…制御
信号検出回路、36…再生増幅器、37…再生ヘ
ツド、38…エンドレステープ、39…導電箔、
40…電極、41…電源端子、42…制御信号発
振回路、43…録再スイツチ、44…前置増幅
器、45…主増幅器、46…スピーカ、47…録
再スイツチ、48…録再ヘツド、49…消去ヘツ
ド、50…バイアス発振回路、51…録再スイツ
チ、52…テープ、53,54…モータ、56乃
至58…電源端子、59…応答メツセージ制御回
路、60…第1のリレー制御回路、61…第2の
リレー制御回路、62…電源端子、63…検出回
路、68…入力端子、70…出力端子。
Claims (1)
- 1 第1及び第2の通信回線のいずれか一方の着
信状態で該着信状態にある通信回線に応答メツセ
ージを送出する応答メツセージ送出手段と、この
応答メツセージ送出手段による前記応答メツセー
ジの送出終了状態で前記着信状態にある通信回線
の発信者からの伝言を記録媒体に記録する記録手
段とを備えた通信自動応対装置において、前記第
1及び第2の通信回線のいずれか一方の着信状態
で送出される前記応答メツセージをデジタル符号
化してメモリに記録するデジタル記録手段と、前
記第1及び第2の通信回線のいずれか一方の着信
状態で他方の通信回線にも着信があることを検出
して前記メモリに記録された応答メツセージを復
号化して前記他方の通信回線に送出する第1のデ
ジタル再生手段と、この第1のデジタル再生手段
による応答メツセージの送出終了状態で前記他方
の通信回線の発信者からの伝言を前記デジタル記
録手段に導いて前記メモリに記録させる信号切換
手段と、この信号切換手段によつて前記メモリに
記録された伝言を復号化して前記記録媒体に記録
する第2のデジタル再生手段とを具備してなるこ
とを特徴とする通信自動応対装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9029483A JPS59215165A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 通信自動応対装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9029483A JPS59215165A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 通信自動応対装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59215165A JPS59215165A (ja) | 1984-12-05 |
JPH0530344B2 true JPH0530344B2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=13994509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9029483A Granted JPS59215165A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 通信自動応対装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59215165A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2822505B2 (ja) * | 1989-11-16 | 1998-11-11 | 松下電器産業株式会社 | 音声蓄積装置 |
JP2767663B2 (ja) * | 1992-03-17 | 1998-06-18 | 株式会社田村電機製作所 | 留守番電話装置 |
-
1983
- 1983-05-23 JP JP9029483A patent/JPS59215165A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59215165A (ja) | 1984-12-05 |
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