JPH05302852A - 球形光束計効率測定方法 - Google Patents
球形光束計効率測定方法Info
- Publication number
- JPH05302852A JPH05302852A JP10713692A JP10713692A JPH05302852A JP H05302852 A JPH05302852 A JP H05302852A JP 10713692 A JP10713692 A JP 10713692A JP 10713692 A JP10713692 A JP 10713692A JP H05302852 A JPH05302852 A JP H05302852A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- light
- integrating sphere
- measured
- spherical
- Prior art date
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- Pending
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】球形光束計の測定精度を向上する。
【構成】被測定光源1を積分球2内の本来の位置に装着
する。光吸収シート4を置かない状態で、積分球2内の
被測定光源1が装着された位置以外の位置に配置された
内部光源5を点灯して、受光器出力I0 を測定する。次
に、光吸収シート4を積分球2の内壁に置き、内部光源
5を点灯して、受光器出力I1 を測定する。積分球2の
球内壁の面積をAとし、光吸収シート4の面積をs、反
射率をρ1とすれば、特定の式より球形光束計の効率を
求めることができ、被測定光源を含めた球形光束計の効
率を測定できるので、球形光束計の測定精度を向上でき
る。
する。光吸収シート4を置かない状態で、積分球2内の
被測定光源1が装着された位置以外の位置に配置された
内部光源5を点灯して、受光器出力I0 を測定する。次
に、光吸収シート4を積分球2の内壁に置き、内部光源
5を点灯して、受光器出力I1 を測定する。積分球2の
球内壁の面積をAとし、光吸収シート4の面積をs、反
射率をρ1とすれば、特定の式より球形光束計の効率を
求めることができ、被測定光源を含めた球形光束計の効
率を測定できるので、球形光束計の測定精度を向上でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光放射測定の分野で広
く使用されている球形光束計に関するものである。
く使用されている球形光束計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】球形光束計は、光源の全光束を測定する
装置として、光放射測定の分野で広く使用されている。
これらの用途において、球形光束計の(分光)効率は装
置出力の補正係数を決める重要な特性であり、球形光束
計の測定精度に大きく影響するものである。球形光束計
の効率fを求める方法としては、光吸収シートを用いた
積分球内壁面反射率測定方法(特開平3-233338号公報)
によって、球形光束計に用いている積分球内に光吸収シ
ートを入れたときと、入れないときの比較測定を行うこ
とにより、積分球の内壁面反射率ρまたは分光反射率ρ
(λ)を求め、球形光束計の効率fまたは分光効率f
(λ)を下記の式から求めていた。
装置として、光放射測定の分野で広く使用されている。
これらの用途において、球形光束計の(分光)効率は装
置出力の補正係数を決める重要な特性であり、球形光束
計の測定精度に大きく影響するものである。球形光束計
の効率fを求める方法としては、光吸収シートを用いた
積分球内壁面反射率測定方法(特開平3-233338号公報)
によって、球形光束計に用いている積分球内に光吸収シ
ートを入れたときと、入れないときの比較測定を行うこ
とにより、積分球の内壁面反射率ρまたは分光反射率ρ
(λ)を求め、球形光束計の効率fまたは分光効率f
(λ)を下記の式から求めていた。
【0003】f=ρ/(1−ρ) またはf(λ)=ρ(λ)/(1−ρ(λ))
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の光吸収
シートを用いた積分球内壁面反射率測定方法は、被測定
光源を設置すべき球形光束計内の本来の装置に、内部光
源を置いて測定するので、被測定光源も含めた球形光束
計効率を求めることができず、球形光束計の測定精度に
影響を与えていた。
シートを用いた積分球内壁面反射率測定方法は、被測定
光源を設置すべき球形光束計内の本来の装置に、内部光
源を置いて測定するので、被測定光源も含めた球形光束
計効率を求めることができず、球形光束計の測定精度に
影響を与えていた。
【0005】本発明は、上記問題を解決するもので、球
形光束計内の本来の位置に被測定光源を装着したまま、
球形光束計の効率を測定する方法を提供することを目的
とするものである。
形光束計内の本来の位置に被測定光源を装着したまま、
球形光束計の効率を測定する方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の球形光束計効率測定方法は、被測定光源を
積分球内の本来の位置に装着し、これ以外に配置した内
部光源を点灯したときの受光器の出力をI0 、面積がs
で反射率がρ1 なる光吸収シートを遮光板によって前記
内部光源からの直射光が遮蔽される積分球壁面上に置い
て前記内部光源を点灯した場合の前記受光器出力をI1
としたとき、下記の(1) 式より球形光束計の効率fを求
めるものである。
に、本発明の球形光束計効率測定方法は、被測定光源を
積分球内の本来の位置に装着し、これ以外に配置した内
部光源を点灯したときの受光器の出力をI0 、面積がs
で反射率がρ1 なる光吸収シートを遮光板によって前記
内部光源からの直射光が遮蔽される積分球壁面上に置い
て前記内部光源を点灯した場合の前記受光器出力をI1
としたとき、下記の(1) 式より球形光束計の効率fを求
めるものである。
【0007】
【数1】
【0008】ただし、a=I1 /I0 、 c=s/A、 Aは前記積分球の球内壁の面積。
【0009】さらに、本発明の球形光束計効率測定方法
は、受光器を分光測定器に置き換え、I0 ,I1 を各波
長において測定した値をI0 (λ),I1 (λ)とした
とき、下記の(2) 式により球形光束計の効率f(λ)を
求めるものである。
は、受光器を分光測定器に置き換え、I0 ,I1 を各波
長において測定した値をI0 (λ),I1 (λ)とした
とき、下記の(2) 式により球形光束計の効率f(λ)を
求めるものである。
【0010】
【数2】
【0011】ただし、a(λ)=I1 (λ)/I
0 (λ)、 c=s/A、 Aは前記積分球の球内壁の面積 ρ1 (λ)は光吸収シートの分光反射率。
0 (λ)、 c=s/A、 Aは前記積分球の球内壁の面積 ρ1 (λ)は光吸収シートの分光反射率。
【0012】
【作用】上記構成により、球形光束計内の本来の位置に
被測定光源を装着し、球形光束計内のこれ以外の位置に
配置した内部光源を点灯し、球壁面に面積と反射率が既
知である光吸収シートを置かないときと置いたときの球
形光束計出力比を求め、この出力比と、光吸収シート面
積と球形光束計内面積比と、光吸収シート反射率とか
ら、特定の式により球形光束計効率を求める。これによ
り、被測定光源を含めた球形光束計の効率を求めること
ができ、測定精度を向上させることができる。
被測定光源を装着し、球形光束計内のこれ以外の位置に
配置した内部光源を点灯し、球壁面に面積と反射率が既
知である光吸収シートを置かないときと置いたときの球
形光束計出力比を求め、この出力比と、光吸収シート面
積と球形光束計内面積比と、光吸収シート反射率とか
ら、特定の式により球形光束計効率を求める。これによ
り、被測定光源を含めた球形光束計の効率を求めること
ができ、測定精度を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例の球形光束計効率測
定方法を説明するための概要構成図である。図1におい
て、1は被測定光源、2は積分球、3は受光器、4は光
吸収シート、5は内部光源、6は遮光板である。まず、
被測定光源1を積分球2内の本来の位置に装着する。そ
して、光吸収シート4を置かない状態で、積分球2内の
被測定光源1が装着された位置以外の位置に配置された
内部光源5を点灯して、受光器出力I0 を測定する。次
に、光吸収シート4を積分球2の内壁に置き、内部光源
5を点灯して、受光器出力I1 を測定する。積分球2の
球内壁の面積をAとし、光吸収シート4の面積をs、反
射率をρ1 とすれば、積分球2の内壁面反射率ρは、特
開平3-233338号公報に示されているように、次の(3) 式
から求めることができる。
する。図1は本発明の第1の実施例の球形光束計効率測
定方法を説明するための概要構成図である。図1におい
て、1は被測定光源、2は積分球、3は受光器、4は光
吸収シート、5は内部光源、6は遮光板である。まず、
被測定光源1を積分球2内の本来の位置に装着する。そ
して、光吸収シート4を置かない状態で、積分球2内の
被測定光源1が装着された位置以外の位置に配置された
内部光源5を点灯して、受光器出力I0 を測定する。次
に、光吸収シート4を積分球2の内壁に置き、内部光源
5を点灯して、受光器出力I1 を測定する。積分球2の
球内壁の面積をAとし、光吸収シート4の面積をs、反
射率をρ1 とすれば、積分球2の内壁面反射率ρは、特
開平3-233338号公報に示されているように、次の(3) 式
から求めることができる。
【0014】
【数3】
【0015】ただし、a=I1 /I0 c=S/A この(3) 式をf=ρ/(1−ρ)の式に代入することに
より、(1) 式に示する球形光束形の効率fを求めること
ができる。なお、遮光板6は内部光源5からの直射光が
受光器3に当たらないようにする位置に置かれ、さらに
光吸収シート4は遮光板6によって内部光源5の直射光
が遮光される位置に置かれる。
より、(1) 式に示する球形光束形の効率fを求めること
ができる。なお、遮光板6は内部光源5からの直射光が
受光器3に当たらないようにする位置に置かれ、さらに
光吸収シート4は遮光板6によって内部光源5の直射光
が遮光される位置に置かれる。
【0016】図2は本発明の第2の実施例の球形光束計
分光効率測定方法を説明するための概要構成図である。
図2において、1は被測定光源、2は積分球、4は光吸
収シート、5は内部光源、6は遮光板、7は分光測定装
置である。図2は図1における受光器3を分光測定装置
7に置き換えたものであり、本発明の第1の実施例で示
した方法と同様の手法にて各波長の出力I0 (λ)およ
びI1 (λ)を測定し、(2) 式を用いることにより、球
形光束計の分光効率f(λ)を求めることができる。
分光効率測定方法を説明するための概要構成図である。
図2において、1は被測定光源、2は積分球、4は光吸
収シート、5は内部光源、6は遮光板、7は分光測定装
置である。図2は図1における受光器3を分光測定装置
7に置き換えたものであり、本発明の第1の実施例で示
した方法と同様の手法にて各波長の出力I0 (λ)およ
びI1 (λ)を測定し、(2) 式を用いることにより、球
形光束計の分光効率f(λ)を求めることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被測定
光源を積分球内の本来の位置に装着し、それ以外の位置
に配置した内部光源を点灯して測定することにより、被
測定光源を含めた球形光束計の効率を求めることがで
き、全光束値や分光分布などの測定精度を向上させるこ
とができる。
光源を積分球内の本来の位置に装着し、それ以外の位置
に配置した内部光源を点灯して測定することにより、被
測定光源を含めた球形光束計の効率を求めることがで
き、全光束値や分光分布などの測定精度を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施例の球形光束計効率測定方
法を説明するための概略構成図である。
法を説明するための概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例の球形光束計分光効率測
定方法を説明するための概要構成図である。
定方法を説明するための概要構成図である。
1 被測定光源 2 積分球 3 受光器 4 光吸収シート 5 内部光源 6 遮光板 7 分光測定装置
Claims (2)
- 【請求項1】 受光器と、積分球と、前記積分球内にお
いて一定の光束を与える内部光源と、前記光源から前記
受光器への直射光を遮光する遮光板から構成される球形
光束計において、被測定光源を前記積分球内の本来の位
置に装着し、それ以外の位置に配置した内部光源を点灯
したときの前記受光器の出力をI0 、面積がsで反射率
がρ1 なる光吸収シートを前記遮光板によって前記内部
光源からの直射光が遮蔽される前記積分球壁面上に置い
て前記内部光源を点灯した場合の前記受光器出力をI1
としたとき、 ただし、a=I1 /I0 、 c=s/A、 Aは前記積分球の球内壁の面積 なる関係により、前記球形光束計の効率fを求めること
を特徴とする球形光束計効率測定方法。 - 【請求項2】 分光測定器と、積分球と、前記積分球内
において一定の光束を与える内部光源と、前記光源から
前記分光測定器への直射光を遮光する遮光板から構成さ
れる球形光束計において、被測定光源を前記積分球内の
本来の位置に装着し、それ以外の位置に配置した内部光
源を点灯したときの前記分光測定器の各波長において測
定した出力をI0 (λ)、面積がsで分光反射率がρ1
(λ)なる光吸収シートを前記遮光板によって前記内部
光源からの直射光が遮蔽される前記積分球壁面上に置い
て前記内部光源を点灯した場合の前記分光測定器出力を
I1 (λ)としたとき、 ただし、a(λ)=I1 (λ)/I0 (λ)、 c=s/A、 Aは前記積分球の球内壁の面積 なる関係により、前記球形光束計の分光効率f(λ)を
求めることを特徴とする球形光束計効率測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10713692A JPH05302852A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 球形光束計効率測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10713692A JPH05302852A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 球形光束計効率測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05302852A true JPH05302852A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14451424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10713692A Pending JPH05302852A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 球形光束計効率測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05302852A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011068281A1 (en) * | 2009-12-01 | 2011-06-09 | Korea Research Institute Of Standards And Science | Integrating sphere photometer and measuring method of the same |
JP2013532839A (ja) * | 2010-08-02 | 2013-08-19 | コリア リサーチ インスティテュート オブ スタンダーズ アンド サイエンス | 積分球光度計及びその測定方法 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10713692A patent/JPH05302852A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011068281A1 (en) * | 2009-12-01 | 2011-06-09 | Korea Research Institute Of Standards And Science | Integrating sphere photometer and measuring method of the same |
CN102667425A (zh) * | 2009-12-01 | 2012-09-12 | 韩国标准科学研究院 | 积分球光度计及其测量方法 |
JP2013512451A (ja) * | 2009-12-01 | 2013-04-11 | コリア リサーチ インスティテュート オブ スタンダーズ アンド サイエンス | 積分球光度計およびその測定方法 |
AU2010327508B2 (en) * | 2009-12-01 | 2013-07-25 | Korea Research Institute Of Standards And Science | Integrating sphere photometer and measuring method of the same |
US8625088B2 (en) | 2009-12-01 | 2014-01-07 | Korean Research Institute Of Standards And Science | Integrating sphere photometer and measuring method of the same |
JP2013532839A (ja) * | 2010-08-02 | 2013-08-19 | コリア リサーチ インスティテュート オブ スタンダーズ アンド サイエンス | 積分球光度計及びその測定方法 |
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